Microsoft Dynamics CRM Online Office 365 連携設定編 Created by
本書はクラウド型 Dynamics CRM Online に基づいておりますが 設置型の Dynamics CRM 2013 についてもほぼすべての内容が適用できます 本書は 2013 年 10 月執筆時点での Dynamics CRM Online 製品リリース版に基づ いており 機能強化などにより 実際のご利用バージョンでは内容が異なる場合があり ますのでご注意ください 著作権 このドキュメントに記載されている情報 (URL 等のインターネット Web サイトに関する情報を含む ) は 将来予告なしに変更することがあります 別途記載されていない場合 このソフトウェアおよび関連するドキュメントで使用している会社 組織 製品 ドメイン名 電子メールアドレス ロゴ 人物 場所 出来事などの名称は架空のものです 実在する名称とは一切関係ありません お客様ご自身の責任において 適用されるすべての著作権関連法規に従ったご使用を願います マイクロソフトは このドキュメントに記載されている内容に関し 特許 特許申請 商標 著作権 またはその他の無体財産権を有する場合があります 別途マイクロソフトのライセンス契約上に明示の規定のない限り このドキュメントはこれらの特許 商標 著作権 またはその他の無体財産権に関する権利をお客様に許諾するものではありません 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved. Microsoft Microsoft Dynamics Microsoft Dynamics のロゴ Active Directory Internet Explorer MSDN Microsoft Office Outlook Windows Live および Windows Server は マイクロソフトグループの 商標です その他のすべての商標は それぞれの所有者に帰属します
目次 はじめに... 1 機能 1. Office365 連携環境準備... 2 機能 2. Outlook 連携... 7 機能 3. SharePoint 連携... 16 機能 4. Lync 連携... 24 Tips... 28 まとめ... 29
はじめに はじめに Microsoft Dynamics CRM Online ( 以下 Dynamics CRM ) はお客様の最初のコンタクトから営業活動 購入後のアフターサービスに至るまでの顧客の全体像を把握できる統合型 CRM ソリューションです Dynamics CRM には 営業 サービスおよびマーケティング向けのモジュールがあり 各ビジネスプロセスを強化します この機能紹介では Dynamics CRM が標準機能で連携可能な Outlook Share Point 連携 Lync 連携について設定手順含めて紹介します Dynamics CRM の導入評価 または機能調 査などの手助けになれれば幸いです 1
機能 1. Office365 連携環境準備 機能 1. Office365 連携環境準備 概要 Dynamics CRM では Outlook や Office365 と連携して様々な追加機能が実現可能となります 本紹介資料では その導入手順 簡単な使い方を説明致します 尚 Dynamics CRM と Office 365 を連携させる場合 同じ環境上 ( 同じログイン ID の環境 ) でなければなりません 設定 / 確認手順 1. Dynamics CRM online の申込完了後の段階から Office 365 の試用版申込を紹介しま す [ サービスを購入する ] をクリックします 2
機能 1. Office365 連携環境準備 2. [ Office 365 Enterprise E3 ] の [ 試用版 ] をクリックします 3. [ 無料トライアル ] をクリックします 3
機能 1. Office365 連携環境準備 4. [ 続行 ] をクリックします 5. [ 現在の正常性 ] の項目で 全てが 問題はありません となるまで待ち その後 [ ユーザー とグループ ] をクリックします 4
機能 1. Office365 連携環境準備 6. Office365 連携行うユーザーを選択します 7. [ Microsoft Office 365 プラン E3 ] にチェックを付けて [ 保存 ] をクリックします 5
機能 1. Office365 連携環境準備 8. 設定直後はまだ Office365 へアクセス出来ないため 少し時間を置いて F5 キーなど でリロードします 全てが 問題はありません となった段階で 準備完了となります 6
機能 2. Outlook 連携 機能 2. Outlook 連携 概要クライアント PC に Outlook を導入し Dynamics CRM 用 Outlook クライアントツールをインストールすることで Outlook 内から直接 Dynamics CRM へのアクセスや CRM データとメールデータの紐付けデータの登録が容易に行えるようになります 設定 / 確認手順 1. 下記 URL から Microsoft Office Outlook (Outlook クライアント ) 用 Microsoft Dynamics CRM 2013 をダウンロードし 実行します タイトル URL Microsoft Office Outlook (Outlook クライアント ) 用 Microsoft Dynamics CRM 2013 http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40344 クライアント PC の OS が 64bit 環境の場合は [CRM2013-Client-JPN-amd64.exe ] 32bit 環境の場合は [CRM2013-Client-JPN-i386.exe ] をダウンロードします 2. 解凍場所を任意のフォルダに指定します 3. [ 使用許諾契約書に同意する ] にチェックを付け [ 次へ ] をクリックします 7
機能 2. Outlook 連携 4. [ インストール ] をクリックします 5. [ 今すぐ再起動 ] にチェックを付けた状態で [ 閉じる ] をクリックし OS を再起動します 8
機能 2. Outlook 連携 6. Windows のプログラム一覧より [Microsoft Dynamics CRM 2013] [ 構成ウィザード ] をクリックし 構成ウィザードを起動します [ 追加 ] ボタンをクリックします 7. [ サーバー URL ] をプルダウンより CRM Online を選択し [ 接続テスト ] ボタンをクリックします ログイン ID パスワードの入力を求められるので Dynamics CRM の ID パスワードを入力します 正常にログインが完了すると [ 組織 ] に組織名が設定されるため [ OK ] をクリックします 9
機能 2. Outlook 連携 8. Dynamics CRM とデータの同期が行われ 完了後に [ 閉じる ] をクリックします 9. Outlook を起動するとデータの同期が行われ 取引先担当者の情報がアドレス帳に自動 的に設定されます また 左のメニューより Dynamics CRM へ直接アクセスすることが可 能となります 10
11 機能 2. Outlook 連携
機能 2. Outlook 連携 10. Outlook メール作成画面を起動し [ 宛先 ] をクリックします 11. Dynamics CRM で登録済みの取引先担当者の情報を直接メールの宛先として 指定す ることが可能となります 12
機能 2. Outlook 連携 12. 宛先選択後 [ 追跡 ] ボタンをクリックします 13. メール作成画面の下部に [ 関連 : なし ] リンクが表示されるため クリックします 13
機能 2. Outlook 連携 14. メールと紐付けて管理したいデータを 1 つ選択します ここでは [ 営業案件 ] 内のデータを 選択し [ 追加 ] をクリックします 15. この状態でメールを送信することで Dynamics CRM に対しても自動的にメール活動とし てデータが登録されます また 設定により このメールの返信も自動的に Dynamics CRM のメール活動として登録することも可能です 14
機能 2. Outlook 連携 16. 次に Outlook のカレンダー画面を表示します カレンダーでは メールと同様に Dynamics CRM の [ 予定 ] [ タスク ] を登録 同期させることが可能です 15
機能 3. Share Point 連携 機能 3. SharePoint 連携 概要クライアント PC に Outlook を導入し Dynamics CRM 用 Outlook クライアントツールをインストールすることで Outlook 内から直接 Dynamics CRM へのアクセスや CRM データとメールデータの紐付けデータの登録が容易に行えるようになります 設定 / 確認手順 1. Dynamics CRM へログインし [ 設定 ] [ ドキュメント管理 ] [ リストコンポーネント のインストール ] の順にクリックします 2. リンク先より SharePoint のバージョンにより 2010 用 2013 用のいずれかをダウンロードします 尚 Share Point のバージョンは Office 365 管理ポータルから [ サイト ] をクリックして 下記のように青を基調としたページが表示されれば 2013 となります ダウンロードしたファイルを実行して ファイルの解凍を行います 16
機能 3. Share Point 連携 3. Office 365 管理ポータルより [ サイト ] [ チームサイト ] の順でクリックします [ チー ムサイト ] 画面で右上の [ 歯車アイコン ] をクリックし [ サイトの設定 ] を選択します 4. [ Web デザイナーギャラリー ] 内の [ ソリューション ] をクリックします 17
機能 3. Share Point 連携 5. [ ソリューションのアップロード ] をクリックします 6. 上記手順で解凍した SharePoint リストコンポーネントファイル ( 拡張子 :.wsp ) を 選択し [ OK ] をクリックします 18
機能 3. Share Point 連携 7. アップロード完了後 [ アクティブ化 ] をクリックします 8. 一覧で アップロードしたソリューションファイルの状態が アクティブ となって いることを確認します 19
機能 3. Share Point 連携 9. Dynamics CRM の画面に戻り [ ドキュメント管理設定 ] をクリックします 10. [ エンティティの選択 ] で Dynamics CRM のデータとドキュメントを管理対象とするエンティティを選択し [ URL ] に SharePoint の URL(https://xxxxxx.sharepoint.com xxxxxx は Dynamics CRM と同じサイト名 ) を入力します 入力後 [ 次へ ] をクリックします 20
機能 3. Share Point 連携 11. [ エンティティに基づく ] にチェックを付けることで 階層的にドキュメントを管理することが可能となります 例えば 取引先企業 を選択した場合 取引先企業 A に紐づく営業案件 X やサポート案件 Y のデータが取引先企業 A フォルダの下層フォルダに作成されます 選択後 [ 次へ ] をクリックします 12. [ OK ] をクリックします 21
機能 3. Share Point 連携 13. 初期フォルダ階層の作成完了後 [ 完了 ] をクリックします 14. ドキュメント管理対象としたエンティティの任意のデータを開きます ここでは [ 営 業案件 ] のデータを開き 関連データより [ ドキュメント ] をクリックします 15. 選択したデータから初めて [ ドキュメント ] を選択した場合 フォルダ作成の確認が表 示されるため [ OK ] をクリックします 22
機能 3. Share Point 連携 尚 この時にエラー画面 このコンテンツはフレーム内で表示できません が表示される場合 下記の対応を行って下さい Internet Explorer の [ ツール ] [ インターネットオプション ] [ セキュリティ ] タブ [ 信頼済みサイト ] を選択 [ サイト ] ボタンをクリックし 下記の URL を [ この Web サイトをゾーンに追加する ] に入力して [ 追加 ] ボタンをクリックします https://*.live.com https://*.crm5.dynamics.com https://*.accesscontrol.windows.net https://*.microsoftonline.com https://*.sharepoint.com Internet Explorer の [ ツール ] [ インターネットオプション ] [ セキュリティ ] タブ [ 信頼済みサイト ] を選択 [ レベルのカスタマイズ ] ボタンをクリックし [ サイズや位置の制限なしにスクリプトでウィンドウを開くことを許可する ] を 有効にする にチェックを付け [ OK ] をクリックします 16. SharePoint 画面が表示されることを確認します この画面で ドキュメントの追加 削除 検索を行うことができます 23
機能 4. Lync 連携 機能 4. Lync 連携 概要 クライアント PC に Lync をインストールすることで Dynamics CRM 画面でユーザーのプレゼ ンス ( 現在状況 ) や Lync によるメッセージなどのアクションが容易に行えるようになります 設定 / 確認手順 1. Office 365 管理センターの右側にある [ ソフトウェアをダウンロードする ] をクリック します 24
機能 4. Lync 連携 2. [ Office ] のページで [ インストール ] をクリックすると Office のインストールが開始 されます その中で Lync も自動的にインストールされます 3. Office のインストール完了後 Lync を起動して Dynamics CRM の ID でログインを 行います 25
機能 4. Lync 連携 4. Dynamics CRM にアクセスし [ 設定 ] [ 管理 ] [ システムの設定 ] [ 全般 ] タブの順でク リックします [ IM プレゼンス情報のオプションの設定 ] で はい と選択し [ OK ] を クリックします 5. ユーザーが表示されるビューにアクセスすると ユーザー名の隣にプレゼンスを表す 色が表示されるようになります 26
機能 4. Lync 連携 6. 色のついた箇所にカーソルを当てることで ユーザーの詳細状況を確認することがで きます 27
機能 4. Lync 連携 Tips 詳細情報 本紹介資料では Office 365 連携の概要を紹介しています 詳細は 英語となります が以下の URL からダウンロード可能な実装ガイドなどをご参照ください タイトル Microsoft Dynamics CRM 2013 実装ガイド ( 英語の可能性あり ) URL http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=40322 28
まとめ まとめ この紹介資料では Dynamics CRM で実現可能な Office 365 との連携機能を紹介しました Office 365 連携機能以外の基本機能の概要は自習書でご確認をお願いします 29