日本版スチュワードシップ コード についての第一生命の取組み 当社は 責任ある機関投資家 の諸原則 ( 日本版スチュワードシップ コード ) の趣旨に深く賛同し 受け入れることを表明し ます 当コードの原則 1 から 7 について 以下のような方針で取り組んでいきます 原則 1 機関投資家は スチュ

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(資料4)運用機関とのコミュニケーションの取り方や情報開示の方法等(案).pdf

Stewardship2017

議決権行使に係る事務取扱手続

預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

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平成27年5月20日

スチュワードシップ コード改訂に当たって 平成 29 年 5 月 29 日 スチュワードシップ コードに関する有識者検討会 1. 平成 26 年 2 月 26 日 日本版スチュワードシップ コードに関する有識者検討会 によりスチュワードシップ コードが策定されてから約 3 年が経過した この間 スチ

以下が 対話の方針全文です 平成 26 年 6 月 23 日制定 平成 27 年 12 月 21 日改正 投資先企業との建設的な対話の方針 大和証券投資信託委託株式会社当社は 投資先企業の状況の的確な把握と認識の共有に努めます 特に以下の観点について 重点的に対話を深めてまいります 経営方針 財務戦

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野村資本市場研究所|公表された厚生年金基金連合会の株主議決権行使基準 (PDF)

ガイドライン

企業年金におけるスチュワードシップ・コード の受入れ促進に向けて

第 Ⅰ 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本ガイドラインは 群栄化学工業株式会社 ( 以下 当社 という ) が 次に定める 社是 理念 実現のため ステークホルダーと協働して企業価値を向上させ 持続的に発展できるよう より良い経営を実現することを目的とする 2. 当社は GCIグループ基本理念 を制

止するとともに 取締役等に付与済みのストックオプションとしての新株予約権で未行使の ものにつきましては 本制度に基づく応分のポイントを付与することを条件として 当 該取締役等において権利放棄することといたします 2. 本制度の概要 (1) 本制度の概要本制度は 当行が拠出する金銭を原資として当行株式

< 目次 > 第 1 章責任投資についての基本的な考え方... 3 第 2 章責任ある投資家としての組織体制... 4 第 3 章 スチュワードシップ活動への取組み 1. 投資先企業の望ましい経営のあり方 (1) 社会的責任への適切な取組み... 5 (2) 資本の効率的な活用による価値創造...

( 別紙 1) BIP 信託の概要 株式市場 残余財産の給付4 本件株式 4 代金の支払い 1 株主総会決議 委託者 5配当 受託者( 共同受託 ) ( 予定 ) 三菱 UFJ 信託銀行 日本マスタートラスト信託銀行 本 BIP 信託株式 金銭 6 議決権不行使の指図93信託設定7 株式交付 8 残

< 本制度の仕組みの概要 > 5 ポイント付与 委託者 当社 3 自己株式の処分 1 役員株式交付規程の 制定 2 信託 < 他益信託 > を設定 ( 金銭を信託 ) 3 払込 受託者 ( 予定 ) 三井住友信託銀行 ( 再信託受託者 : 日本トラスティ サービス信託銀行 当社株式 株式交付信託 信

議決権行使に関するガイドライン (日本株式)

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(3) 分割の日程 ( 予定 ) 1 基準日設定公告 2013 年 9 月 13 日 ( 金 ) 2 基準日 2013 年 9 月 30 日 ( 月 ) 3 効力発生日 2013 年 10 月 1 日 ( 火 ) (4) 新株予約権の目的である株式の数の調整今回の株式の分割に伴い 当社発行の第 1

また 代表取締役社長直属の内部監査部門を設置し 法令遵守 内部統制の有効性と効率性 財務内容の適正開示 リスクマネジメントの検証等について 各部門 工場 グループ会社などの監査を定期的に実施し チェック 指導するとともに 監査役との情報共有等の連携を図っております 1-4( 中長期的な経営戦略等 )

2. BIP 信託の仕組み 1 本株主総会決議 株式市場 9 残余財産の給付 8 残余株式の無償譲渡 消却 4 当社株式 5 配当 委託者 当社 受託者 ( 共同受託 ) ( 予定 ) 三菱 UFJ 信託銀行 ( 株 ) 日本マスタートラスト信託銀行 ( 株 ) 本信託 3 信託設定 7 当社株式等

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2. 本制度の仕組み 株式市場 残余財産の給付残余株式の無償譲渡 消却94 当社株式 4 代金の支払 1 本株主総会決議 54配代当金の支6 委託者 議決権不行使の指図8当社 受託者( 共同受託 ) ( 予定 ) 三菱 UFJ 信託銀行 日本マスタートラスト信託銀行 BIP 信託 当社株式 金銭 4

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ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

コーポレートガバナンス基本方針

はじめに 当社の 議決権行使精査要領 は 中長期的な企業価値向上や 株主への利益還元姿勢 コーポレートガバナンス等の観点から 客観基準に基づくスクリーニングにより 論点のある議案を効率的かつ包括的に抽出することを目的に 1998 年度に策定したものです 策定以降 日本企業の置かれた状況や法令等の改正

2 政策保有株式に係る議決権行使の基準政策保有株式の議決権行使に当たっては 投資先企業の中長期的な企業価値向上が株主利益への向上にも繋がるものであることを前提とし 株主への還元方針 コーポレートガバナンスや企業の社会的責任への取組み等総合的観点から議決権を行使する (4) 買収防衛策は 経営陣 取締

コーポレート ガバナンスに関する報告書の主な開示項目 コーポレート ガバナンスに関する報告書 記載項目 ( 内訳 ) 記載上の注意 基本的な考え方 ( 記載例 : コーポレート ガバナンスについての取組みに関する基本的な方針 目的 ) Ⅰ コーポレート ガバナンスに関する基本的な考え方及び資本構成

平成 26 年 5 月 13 日 各 位 会社名カルビー株式会社代表者名代表取締役社長兼 COO 伊藤秀二 ( コード番号 :2229 東証第一部 ) 問合せ先上級執行役員財務経理本部長菊地耕一 (TEL: ) 業績連動型株式報酬制度の導入に関するお知らせ 当社は 平成 26

業績連動型株式報酬制度の導入に関するお知らせ

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「Ⅰ 資本市場」 

【PDF】コーポレートガバナンス・ガイドライン

ストックオプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ

平成13年11月8日

(6) 経営会議規程 (7) 取締役会議長 CEO COO および CFO 職務分掌規程 ( その他取締役または執行役の職務または権限を定める規程 ) (8) 取締役 執行役等の定年 任期 処遇等の基準 準則等について当会社としての内規を定める場合は 当該内規 (9) 取締役 執行役等のトレーニング

1 制定の目的 方針 当社におけるコーポレートガバナンスを向上させるための枠組みである パーク 24 コーポレートガバナンスガイドライン を制定し コーポレートガバナンスの強化 充実に努めることで 当社の中長期的な価値向上と持続的成長を実現する コーポレートガバナンスに対する基本的な考え方公正で透明

「株式報酬型ストックオプション制度」の廃止および「株式報酬制度」の導入に関するお知らせ

定款の一部変更に関するお知らせ

コーポレートガバナンス・ガイドライン

コーポレートガバナンス・ガイドライン

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2 名以上の独立社外取締役の選任状況 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社の比率は 市場第一部では 9 割を超え 91.3% に JPX 日経 400では 97.7% に 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社 ( 市場第一部 ) の比率推移 ( 参考 ) 100% 88.0% 91.

コーポレート・ガバナンス基本方針

定いたします なお 配当の回数は原則として中間配当と期末配当の年 2 回といたします 3 自己株式 当社は 経営環境の変化に機動的に対応し 株主価値の向上に資する財務政策等の経営の諸施策を実行することを可能とするため 市場環境や資本効率等を勘案しながら適宜自己株式を取得いたします (3) 政策保有株

マエザワ CG 基本方針 ( 平成 27 年 12 月 11 日施行 ) 前澤工業株式会社

Institutional Shareholder Services Sumitomo Fudosan Kanda Building 16F 7 Kanda Mitoshirocho Chiyoda-ku, Tokyo T: 各位 2017 年 10

新株予約権発行に関する取締役会決議公告

基本原則

< 別紙 > 本制度の概要 株式市場 9 残余財産の給付 8 残余株式の無償譲渡 消却 4 当社株式 4 代金の支払い 1 本株主総会決議 5 配当 委託者 当社 受託者 ( 共同受託 ) ( 予定 ) 三菱 UFJ 信託銀行 ( 株 ) 日本マスタートラスト信託銀行 ( 株 ) 本信託 当社株式

平成 28 年 3 月 22 日 各 位 東京都千代田区麹町三丁目 2 番 4 号会社名株式会社スリー ディー マトリックス代表者名代表取締役社長岡田淳 ( コード番号 :7777) 問合せ先取締役新井友行電話番号 03 (3511)3440 ストック オプション ( 新株予約権 ) の取得及び消却

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平成30年度 スチュワードシップ活動報告

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株主各位 平成 29 年 8 月 2 日東京都港区虎ノ門三丁目 1 番 1 号 ITbook 株式会社代表取締役会長兼 CEO 恩田饒 ストック オプション ( 新株予約権 ) の発行に関する取締役会決議公告 当社は 平成 29 年 7 月 19 日開催の取締役会において 当社取締役 執行役員および

業活動を行う上で関わる顧客をはじめとするすべてのステークホルダーとの良好なネットワークおよび関係を構築 維持することが大切であると考えます そのために 以下のコーポレートガバナンス コードにおける基本的な考え方に則って コーポレート ガバナンスの充実に取り組みます (1) 株主の権利を尊重し 平等性

平成 年 月 日

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8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

2019 年 6 月 26 日 各 位 会社名 代表者名 問合せ先 株式会社スターフライヤー代表取締役社長執行役員松石禎己 ( コード番号 :9206 東証第二部 ) 取締役常務執行役員柴田隆 (TEL ) コーポレートガバナンス方針 の改定について 当社は 2019 年 6

(2) 変更の内容 定款変更の内容は別紙のとおりであります (3) 日程 定款変更のための株主総会開催日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 定款変更の効力発生日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 以上 - 2 -


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PYT & Associates Attorney at law

各 位 平成 29 年 3 月 31 日 会社名株式会社システムソフト代表者名代表取締役社長岡部正寛 ( 東証一部 コード 7527) 問合せ先執行役員管理本部長森玲子 TEL 募集新株予約権 ( 有償ストック オプション ) の発行に関するお知らせ 当社は 平成 29 年

大和コーポレートガバナンス ガイドライン正式

取締役会規定

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剰余金の配当に関するお知らせ

< 本制度の仕組みの概要 > 5 ポイント 付与 委託者 当社 3 自己株式の処分 2 信託 < 他益信託 > を設定 ( 金銭を信託 ) 3 払込 1 株式交付規程の制定 受託者 ( 予定 ) 三井住友信託銀行 ( 再信託受託者 : 日本トラスティ サービス信託銀行 ) 当社株式 株式交付信託 金

株主間契約書 投資事業有限責任組合 ( 以下 A という ) 投資事業有限責任組合 ( 以下 B という ) 投資事業有限責任組合 ( 以下 C といいい A B C を総称し 投資者 といい 個別に 各投資者 という ) と 以下 D という ) と ( 以下 D という ) ( 以下 E といい

2. 本制度の一部改定について本制度の継続にあたり 本株主総会において承認を得ることを条件として 以下のとおり既に設定している信託の信託期間を延長するとともに 従前の制度から以下の点を一部改定します (1) BIP 信託の延長及び延長時における残存株式等の承継 2018 年 8 月 31 日に信託期

コーポレートガバナンスに係る方針 基準等 2018 年 12 月 東急建設株式会社

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(3) 当社グループの基本的な理念 当社グループは 以下の基本的な理念のもと 持続的な成長と企業価値の継続的な向上の実現を目的としてグループ全体でビジネスを実践し 株主を始めとしたさまざまなステークホルダーからの信頼に応え 生活者の豊かな未来の創造 経済の伸長 社会の発展に貢献していきます グループ

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平成 27 年 2 月 20 日 各 位 会社名 株式会社セゾン情報システムズ 代表者名 代表取締役社長 宮野隆 (JASDAQ コード:9640) 問合せ先 取締役経営企画室室長赤木修 電話番号 ECM マスターファンド SPV 1 による当社株式に対する公開買付けに関す

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別紙 東亞合成グループコーポレートガバナンス基本方針制定 2016 年 2 月 4 日改正 2017 年 3 月 30 日改正 2018 年 12 月 19 日 第 1 章総則 第 1 条 ( コーポレートガバナンスの基本的な考え方 ) 1 当社グループは 素材と機能の可能性を追求し 化学の力で新し

PowerPoint プレゼンテーション

コーポレートガバナンス CORPORATE GOVERNANCE 当社のコーポレート ガバナンスの状況は以下のとおりです Nagase Brothers Inc. 最終更新日 :2018 年 7 月 5 日 株式会社ナガセ 代表取締役社長永瀬昭幸問合せ先 : 問合せ先 : 総務本部 0422(45)

(2) 併合の内容 1 併合する株式の種類普通株式 2 併合の割合平成 30 年 10 月 1 日をもって 同年 9 月 30 日 ( 実質上 9 月 28 日 ) の最終の株主名簿に記載された株主さまの所有株式 5 株につき 1 株の割合で併合いたします 3 併合により減少する株式数併合前の発行済

( 第 8 条から移動 ) 第 10 条 ( 単元未満株式の売渡請求 ) 当会社の単元未満株式を有する株主 ( 実質株主を含む 以下同じ ) は株式取扱規則の定めるところに従い その有する当会社の単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の当会社の株式を売渡すよう当会社に請求することができる 第 1


コーポレートガバナンス コードについて 本コードにおいて コーポレートガバナンス とは 会社が 株主をはじめ顧客 従業員 地域社会等の立場を踏まえた上で 透明 公正かつ迅速 果断な意思決定を行うための仕組みを意味する 本コードは 実効的なコーポレートガバナンスの実現に資する主要な原則を取りまとめたも

2006年5月10日

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単元株式数の変更、株式の併合及び定款の一部変更に関するお知らせ

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2 主総会第号 議案 取締役 6 名選任の件 当社では 取締役の経営責任を重視し 株主のみなさまに各年毎に取締役の信任をお諮りするため 定款により取締役の任期を1 年と定めています また 取締役会の少人数化のため 定款により取締役の人数を12 名以内と定めています つきましては 取締役 7 名が本総

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Transcription:

2014 年 8 月 26 日 責任ある機関投資家 の諸原則 ( 日本版スチュワードシップ コード ) の方針公表 第一生命保険株式会社 ( 社長 : 渡邉光一郎 ) は 責任ある機関投資家 の諸原則 ( 日本版スチュワードシ ップ コード ) の方針を公表いたします 日本再興戦略 (2013 年 6 月閣議決定 ) を踏まえ 2014 年 2 月に策定 公表された 責任ある機関投資家 の諸原則 ( 日本版スチュワードシップ コード ) について 当社は 2014 年 5 月に受入を表明いたしました 当コードは 機関投資家が投資先企業との建設的な 目的を持った対話 などを通じて 当該企業の企業価値向上や持続的成長を促し 顧客 受益者の中長期的な投資リターンの拡大を図るものと認識しており 当社は 責任ある機関投資家として 当コードの趣旨に深く賛同しております 今回 コードの7つの原則についての方針等の公表にあたり 当社は新たに スチュワードシップ活動方針 を策定いたしました 当社は 中長期的な観点から株式投資を行っているという当社の投資目的を踏まえ スチュワードシップ活動の中で特に建設的な 目的を持った対話 を重視してまいります また 議決権行使にあたっては 短期的な企業業績や株価等に基づいた外形的 画一的な判断ではなく 投資先企業の非財務面や対話の内容も踏まえて判断いたします ただし コーポレートガバナンスの枠組みに関する重要な議案については コーポレートガバナンスの強化を促していく観点から外形的な基準にもとづき一律に議決権を行使します なお 合わせて 2014 年 4 月 ~6 月の議決権の行使結果を別紙のとおり公表いたします 当社は今後も責任 ある機関投資家としてスチュワードシップ責任を果たすことで 本邦企業の成長を後押しし また株式市場 の活性化に貢献するよう努めてまいります URL:http://www.dai-ichi-life.co.jp/dsr/investment/ssc.html 1

日本版スチュワードシップ コード についての第一生命の取組み 当社は 責任ある機関投資家 の諸原則 ( 日本版スチュワードシップ コード ) の趣旨に深く賛同し 受け入れることを表明し ます 当コードの原則 1 から 7 について 以下のような方針で取り組んでいきます 原則 1 機関投資家は スチュワードシップ責任を果たすための明確な方針を策定し これを公表すべきである 第一生命は 日本版スチュワードシップ コード の趣旨に深く賛同し スチュワードシップ活動方針 ( 別紙 1) を制 定し それに従うことによって機関投資家としての責任を果たします 原則 2 機関投資家は スチュワードシップ責任を果たす上で管理すべき利益相反について 明確な方針を策定し これを公表すべきである 議決権行使等 スチュワードシップ活動を行うにあたって 当社株主や保険契約者等の利益が不当に損なわれることがないよう 以下の方針を定めます 議決権行使にあたっては 社内規程に則り 投資執行所管のみが投資先企業の株式価値維持向上 ガバナンス向上の観点から議案への賛否判断を行う ( ) 当該社内規程の制定 改定は 投資執行所管のみが行う 子会社 関連会社 特定投資株式 ( 戦略的提携先 ) 等を除く 原則 3 機関投資家は 投資先企業の持続的成長に向けてスチュワードシップ責任を適切に果たすため 当該企業の状況を的確に把握すべきである 投資先企業の状況を的確に把握し 課題の共有を行うため 投資先企業の経営状況について定期的な確認を行い 日常的な対話を行うよう努めます 経営状況の定期的な確認と日常的な対話では 短期的な企業業績のみならず 当該企業の事業戦略 中期経営計画 株主還元策等 非財務面についても幅広く調査 把握し 中長期的な利益成長性の評価を行います 原則 4 機関投資家は 投資先企業との建設的な 目的を持った対話 を通じて 投資先企業と認識の共有を図るとともに 問題の改善に努めるべきである 中長期的な視点から投資先企業の株式価値向上を促すため 事業戦略 財務戦略 株主還元方針等について 投資先企業と建設的な 目的を持った対話 を行うよう努めます 当社は このような建設的な 目的を持った対話 を特に重視しており 継続的に対話を行うことによって 投資先企業と認識を共有し 問題の改善に努めます なお 当該対話は未公表の重要事実を受領することを目的とするものではありません 万一 受領した場合には 社内規程に基づく適切な管理を行います 原則 5 機関投資家は 議決権の行使と行使結果の公表について明確な方針を持つとともに 議決権行使の方針については 単に形式的な判断基準にとどまるのではなく 投資先企業の持続的成長に資するものとなるよう工夫すべきである 社内規程に基づき議決権を行使 ( 別紙 2) し その結果を集計表形式で公表 ( 別紙 3) します 参考 : 投資先企業の議決権に係る権利確定日をまたぐ貸株取引は原則として行っていません 2

原則 6 機関投資家は 議決権の行使も含め スチュワードシップ責任をどのように果たしているのかについて 原則として 顧客 受益者に対して定期的に報告を行うべきである 当社ホームページを通じ スチュワードシップ活動方針 議決権行使基準の概要 議決権行使結果 を定期的に報告します 原則 7 機関投資家は 投資先企業の持続的成長に資するよう 投資先企業やその事業環境等に関する深い理解に基づき 当該企業との対話やスチュワードシップ活動に伴う判断を適切に行うための実力を備えるべきである 投資先企業やその事業環境等に関する深い理解に基づいたスチュワードシップ活動を行うため 専門性の高い人財の育成に努めます また 常に高いレベルのスチュワードシップ活動を目指すため 社会の動向等を踏まえ スチュワードシップ活動方針の定期的な見直しを行っていきます 3

別紙 1 スチュワードシップ活動方針 1. スチュワードシップ活動の目的 第一生命保険株式会社 ( 以下 当社といいます ) は 投資先企業 ( 国内上場株式 ) の持続的成長を促 し 中長期的な株式投資リターン拡大を図ることを目的とし 建設的な 目的を持った対話 を行い 議決権を行使します 2. スチュワードシップ活動の基本的な考え方 当社は 中長期的な観点から利益成長や配当等による株主還元が期待できる企業を対象として株式投 資を行っており ( ) このような株式の投資目的を踏まえ スチュワードシップ活動の中で 特に投資 先企業との建設的な 目的を持った対話 を重視します (1) 当社は 投資先企業の状況を的確に把握し 課題の共有を行うため 投資先企業の経営状況について定期的な確認を行い 日常的な対話を行うよう努めます また 中長期的な視点から投資先企業の株式価値向上を促すため 事業戦略 財務戦略 株主還元方針等について 投資先企業と建設的な 目的を持った対話 を継続的に行うよう努めます (2) 当社は 議決権行使にあたり 個別企業 議案毎に株式価値の維持 向上の観点から懸念がないかを確認し 短期的な企業業績や株価等に基づいた外形的 画一的な判断ではなく 投資先企業の非財務面や対話の内容も踏まえた上で判断するよう努めます ただし 別途定めるコーポレートガバナンスの枠組み等に関する重要な議案については 外形的な基準に基づき一律に議決権を行使します (3) 当社は 議決権を行使した後に 議決権行使に関する当社の考え方を伝えることが重要と認識 しており 特に議案に反対した場合には その理由を投資先企業にフィードバックするよう努めます 特別勘定における株式運用については DIAM アセットマネジメント株式会社の投資助言に基づき 投資を行っています 3. スチュワードシップ活動の改善に向けた取組 当社は 投資先企業やその事業環境等に関する深い理解に基づいたスチュワードシップ活動を行うた め 専門性の高い人財の育成に努めます また 常に高いレベルのスチュワードシップ活動を目指すた め 社会の動向等も踏まえ スチュワードシップ活動方針の定期的な見直しを行っていきます

別紙 2 第一生命の議決権行使について 当社では 以下のように国内上場株式の議決権行使に取り組んでおります なお 2014 年度は 当社の議決権行使に係る基本的な考え方にもとづき 以下の議案の議決権行使基準を変更することといたしました 〇監査役の選任〇監査役に対する退職慰労金贈呈〇買収防衛策の導入 改定 更新 1. 議決権行使に係る基本的な考え方当社では 国内株式運用の中長期的なリターン向上に寄与すべく 株主議決権行使における判断基準を定めております 議決権の行使にあたっては 株式価値の維持 向上の視点にて賛否の判断を行うことにより 保険会社として負うべき合理的な注意及び配慮をもって業務を遂行するという責務を果たし あわせて機関投資家として社会的責任 (CSR) の観点を重視し 株式を保有する企業のガバナンスの向上を図ってまいります 2. 議決権行使に係る意思決定プロセス当社では 日常的に投資先企業の経営状況について定期的に確認するとともに 必要に応じて企業と対話を行い 株主として課題認識の共有やその改善に向けた意見交換などを行っており 投資先企業への議決権行使はその結果も踏まえた上で実施しております こうした対話プロセスを重視する方法は 投資先企業の中長期的かつ持続的な成長や株式価値向上に資するものであり ひいては当社の株式運用収益向上につながるものと考えております なお 各議案の賛否については 投資執行所管の担当執行役員が定める 議決権行使規程 に則り 投資執行所管にて賛否を決定しております

議決権行使のイメージ (2014 年度より ) 議案の種類 (1) 監査役に対するストックオプション 退職慰労金 ( 1) 長期在任監査役選任 反対 対象企業 基準抵触企業の買収防衛策 1 精査対象の抽出スクリーニング基準 該当 2 個別議案精査 (2) 上記以外の議案 株価 財務内容不祥事 ( 2) 必要に応じて企業との対話を実施 賛成 重要議案 非該当 議決権行使基準にもとづき実施 1 死亡退職金 制度廃止に伴う打切り支給を除く 2 個別議案精査時以外においても必要に応じて企業との対話を行い 当該対話結果や対話以後の企業の取組状況などを踏まえ 賛否を判断 3. 議決権行使における賛否判断基準 (1) 個別議案の精査を経ずに反対する議案 個別議案精査を経ずに 反対 を行う議案として 以下の議案があります 〇 監査役に対するストックオプション( 新株予約権 ) の付与 監査役に対する退職慰労金 ( ただし 死亡退職金および制度廃止に伴う打切り支給を除く ) の贈呈 監査役が取締役への監査機能を弱めるおそれを防止する観点から 反対いたします 〇 在任期間が長期に亘る監査役の選任 社外監査役については中立性の形骸化 社内監査役については長期在任による取締役への監査機能の弱体化 を防止し 更なる企業のガバナンス向上を促進する観点から在任期間が長期に亘る監査役の選任に反対いたします なお 2014 年度より 長期 と考える期間を 16 年超 から 12 年超 に短縮いたしました 〇 買収防衛策の導入 改定 更新 従来は 個別議案精査により反対を検討することとしていましたが 2014 年度からは 経営状態の悪化が一定期間継続するなど業績基準に抵触した企業においては 株式価値向上の観点から個別議案精査を経ずに反対を行うことに変更いたしました

(2) 個別議案精査を経た上で賛否判断を行う議案 1 精査対象の抽出 ( 上記図 1) 当社では 議決権行使を適切かつ効率的に行うべく 以下のスクリーニング基準を設け 特に精査する必要がある企業を抽出しております なお スクリーニング基準に該当しない企業については 原則 全議案に賛成しております <スクリーニング基準 > 〇株価 財務内容から株式価値毀損が大きいと判断される企業 ( 株式価値向上や株主還元向上に向けた取組について特に改善が必要と判断される企業を含む ) 〇反社会的行為等の不祥事を起こした企業のうち社会的影響が大きいと判断される企業〇株式価値を著しく毀損する可能性のある議案が付議された企業 2 個別議案精査 ( 上記図 2) 上記 1で抽出された企業については 例えば 以下のような議案を個別に精査し 必要に応じて企業への対話を行いつつ 賛否を判断しております なお 株式価値向上や株主還元向上に向けた取組について特に改善が必要と判断される企業に対しては 議案精査時以外においても必要に応じて対話を行い 議案精査においては 当該対話結果や対話以後の企業の取組状況などを踏まえたうえで個別に賛否の判断を行います 〇取締役 監査役の選任〇取締役 監査役の報酬額改定〇退任取締役に対する退職慰労金贈呈〇ストックオプション ( 新株予約権 ) の付与〇第三者割当増資 ( 私募増資 ) 〇事業目的の変更〇取締役の任期〇剰余金の処分の取締役会授権〇特別決議に係る定足数緩和措置〇買収防衛策の導入 改定 更新 過去の事例としては 例えば 大幅な希薄化を伴う新株予約権の発行 や 大規模買付者に割り当てられた新株予約権について 経済的対価を交付して取得することが可能な買収防衛策の導入 更新 等の議案に対して 反対 しております また 個別議案精査を経て 反対 を行う議案としては 例えば 高自己資本 低配当継続下での剰余金処分があります

別紙 3 2014 年 4 月 ~6 月株主総会議決権行使結果 2014 年 4 月 ~6 月に株主総会が開催された国内上場企業のうち 当社の議決権行使の対象となった企業数は 1,750 社 議案数は 5,752 議案 ( 会社提案 5,609 議案 株主提案 143 議案 ) でした 当社では 社内規程に基づき 議案を精査し議決権を行使しました その結果 会社提案へ 1 件以上反対した企業数は 124 社 反対した会社提案の議案数は 129 議案となりました 具体的には 主に以下のような会社提案に対して反対といたしました 内部留保の水準が高いにも関わらず配当性向が低い場合の剰余金処分 長期在任監査役 (12 年超 ) の選任 監査役に対する退職慰労金の贈呈 長期的に業績が低迷している企業の買収防衛策の導入 更新 金員の交付の可能性のある買収防衛策の導入 更新 単位 : 社 合計 会社提案に全て賛成 会社提案に 1 件以上反対 会社提案に 1 件以上棄権 議決権行使の対象企業数 1,750 1,625 124 1 議案項目合計賛成反対棄権 単位 : 議案 1. 会社提案 5,609 5,479 129 1 1 剰余金処分 1,284 1,273 11-2 取締役選任 1,567 1,559 8-3 監査役選任 837 827 10-4 定款一部変更 495 495 - - 5 退職慰労金支給 274 196 78-6 役員報酬額改訂 117 117 - - 7 新株予約権発行 114 106 8-8 会計監査人選任 27 26-1 9 再構築関連 1 23 23 - - 10 その他の会社提案 2 871 857 14 - ( うち買収防衛策 ) 150 136 14-2. 株主提案 143-143 - 1. および 2. の合計 5,752 5,479 272 1 1: 再構築関連 には 合併 営業譲渡 譲受 株式交換 株式移転 会社分割等を含む 2: その他の会社提案 には 自己株式取得 法定準備金減少 第三者割当増資 資本減少 株式併合 買収防衛策等を含む