平成 23 年度司法書士本試験問題と詳細解説 目 次 択一正解番号 出題の要旨 4 受験データ 6 午前の部 9 問題編 午後の部 49 記述式問題答案用紙 106 午前の部 113 憲法 / 民法 / 刑法 / 商法 会社法 午後の部 159 解説編 民事訴訟法 民事保全法 民事執行法 司法書士法

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平成 23 年度司法書士本試験問題と詳細解説 目 次 択一正解番号 出題の要旨 4 受験データ 6 午前の部 9 問題編 午後の部 49 記述式問題答案用紙 106 午前の部 113 憲法 / 民法 / 刑法 / 商法 会社法 午後の部 159 解説編 民事訴訟法 民事保全法 民事執行法 司法書士法 / 供託法 / 不動産登記法 商業登記法 不動産登記 ( 記述式 )/ 商業登記 ( 記述式 ) 記述式解答例 不動産登記 213 商業登記 242 平成 23 年度試験問題分析 247 平成 20 22 年度司法書士口述試験 265 問題 & 解答例 3

科目問題番号正解難易度問題形式出題の趣旨憲第 26 問 2 B 不法領得の意思の要否商法 会社 平成 23 年度司法書士試験択一正解番号 出題の要旨一覧 午前の部 法第 2 問 1 B 内閣の法律案の提出権 第 1 問 1 C 海外渡航の自由 法第 15 問 2 C 集合動産譲渡担保 第 4 問 1 B 未成年者の行為能力 第 5 問 3 B 錯誤による無効と詐欺による取消し 第 6 問 5 B 無権代理 第 7 問 2 B 詐欺による取消しと登記の要否 第 8 問司法権の独立民3 B 動産物権変動の対抗要件 第 9 問 1 B 占有回収の訴え 第 10 問 5 B 相隣関係 第 3 問 4 B 第 11 問 3 A 留置権と同時履行の抗弁権 第 12 問 3 B 地役権 第 13 問 4 B 抵当権の物上代位 第 14 問 4 B 法定地上権 第 16 問 4 A 受領遅滞 第 17 問 3 B 売主の担保責任 第 18 問 3 B 転貸借 第 19 問 5 B 請負と委任の異同 第 20 問 4 B 身分行為の変動と氏の変動 第 21 問 1 B 婚姻要件及び婚姻取消事由 第 22 問 3 B 代襲相続の生じる範囲 第 23 問 5 B 遺産分割刑法第 24 問 4 B 故意第 25 問 4 B 住居侵入罪等 法第 32 問 2 B 剰余金の処分 第 27 問 5 B 会社の設立 第 28 問 2 B 株式と社債の異同 第 29 問 3 B 新株予約権 第 30 問 3 B 株主総会の決議要件 第 31 問 2 B 委員会設置会社の執行役 第 33 問 4 B 吸収合併 第 34 問 2 B 持分会社の定款の定め 第 35 問 5 B 商人間の売買 * 難易度は, - 易, - 並, - 難を示しています 4

科目問題番号正解難易度問題形式出題の趣旨民訴 民保 民司士第 8 問 2 B 司法書士又は司法書士法人の業務供動産登記第 27 問 3 A 登録免許税商業登記 午後の部 執第 6 問 4 B 保全異議及び保全取消し 第 1 問 4 C 管轄及び移送 第 2 問 3 B 補助参加 第 3 問 4 B 確認の訴え 第 4 問 3 B 主要事実と間接事実 第 5 問 2 B 民事訴訟における証拠調べ 第 7 問 1 B 担保不動産競売の手続 託第 10 問 3 B 供託金払渡請求権 第 9 問 3 B 金銭, 有価証券又は振替国債の供託の手続 法第 20 問 5 B 確定前の根抵当権の登記第 21 問 2 B 信託の登記 第 12 問 4 B 登記識別情報 第 13 問 3 B 事前通知 第 14 問 2 B 却下事由 第 15 問 2 B 敷地権付き区分建物の登記 第 16 問 3 B 地役権の登記 第 11 問 4 B 第 17 問執行供託不3 B 賃借権の登記 第 18 問 5 B 抵当権 第 19 問 5 B 共同抵当権等の登記の申請 第 22 問 1 B 仮登記 第 23 問 2 B 不動産登記法上の罰則 第 24 問 1 B 登記原因証明情報 第 25 問 2 A 資格証明情報 代理権限証明情報 第 26 問 4 B 印鑑証明書 法第 32 問 5 B 特例有限会社の通常の株式会社への移行の登記 第 28 問 4 B 未成年者及び後見人の登記 第 29 問 1 B 株式会社の設立の登記 第 30 問 1 B 株式譲渡制限の定款の定めに係る登記 第 31 問 3 B 募集株式の発行の登記 第 33 問 5 B 持分会社の登記 第 34 問 4 B 一般社団法人に関する登記手続 第 35 問 4 B 登録免許税 * 出題形式は,A- 正誤問題,B- 組合せ問題,C- 個数問題を示しています 5

受験データ Ⅰ 平成 23 年度の出願状況について平成 23 年度司法書士の出願者数は, 昨年度に比して,1,938 人減, 増減率で5.8% 減の 31,228 人となった Ⅱ 過去 5 年間の出願者数及び合格者数等の変遷 年度 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年 平成 22 年 出願者数 31,878 32,469 33,007 32,558 33,166 ( 人 ) +817 +591 +538 449 +608 合格者数 914 919 931 921 948 ( 人 ) +31 +5 +12 10 +27 合格率 3.5% 3.4% 2.8% 2.8% 2.8% +0.7 0.1 0.6 ±0 ±0 Ⅲ 過去 3 年間の合格基準点 年 度 合格基準点 満点 262 点中 189.5 点以上午前の部の試験 ( 多肢択一式問題 ) については満点 105 点中 84 点 平成 20 年度 に, 午後の部の試験のうち多肢択一式問題については満点 105 点中 78 点に, 記述式問題については満点 52 点中 19.5 点に, それぞれ達し ない場合は, それだけで不合格とされた 満点 280 点中 221.0 点以上 午前の部の試験 ( 多肢択一式問題 ) については満点 105 点中 87 点 平成 21 年度 に, 午後の部の試験のうち多肢択一式問題については満点 105 点中 75 点に, 記述式問題については満点 70 点中 41.0 点に, それぞれ達し ない場合は, それだけで不合格とされた 満点 280 点中 212.5 点以上 午前の部の試験 ( 多肢択一式問題 ) については満点 105 点中 81 点 平成 22 年度 に, 午後の部の試験のうち多肢択一式問題については満点 105 点中 75 点に, 記述式問題については満点 70 点中 37.5 点に, それぞれ達し ない場合は, それだけで不合格とされた 平成 23 年度の合格推定点は, 平成 23 年度試験問題分析 をご覧下さい 6

平成 23 年度 司法書士本試験 問題編 午前の部憲 法 民 法 刑 法 商法 会社法 午後の部 民事訴訟法 民事保全法 民事執行法 司法書士法 供 託 法 不動産登記法 商業登記法 不動産登記 記述式 商業登記 記述式

午前の部 問題 第 1 問次の対話は, 海外渡航の自由に関する教授と学生 AからEまでとの対話である 教授の質問に対する次のアからオまでの学生の解答のうち, 判例の趣旨に合致するものは, 幾つあるか 教授 : 海外渡航の自由が憲法上保障されるという点については学説上争いがありませんが, その根拠規定についてどのように考えますか 学生 A: ア私は, 憲法第 22 条第 2 項で保障されている 外国移住 の自由と 国籍離脱 の自由のうち, 国籍離脱 の自由に含まれると考えます 日本国の主権から永久に離脱する自由を認める以上, 日本国の主権の保護を受けながら一時的に日本国外に渡航する自由が含まれるのは当然だからです 学生 B: イ私は, 憲法第 22 条第 2 項ではなく, 一般的な自由又は幸福追求の権利の一部として, 憲法第 13 条により保障されると考えます 旅行の自由は, 単なる移動の自由ではなく, 国の内外を問わず, 旅行地の文化や人々との交流が人格形成に多大な影響を及ぼすという精神的自由の側面を有しているからです 教授 : それでは, 海外渡航の自由を制限することはできますか 学生 C: ウ私は, 海外渡航の自由は, 憲法第 22 条第 2 項が根拠規定だと考えますが, 憲法第 22 条第 2 項は, 憲法第 13 条や憲法第 22 条第 1 項と異なり, 公共の福祉に反しない限り という文言がありませんので, 海外渡航の自由を制限することはできないと考えます 学生 D: エ私は, 海外渡航の自由といえども, 無制限のままに許されるものではなく, 公共の福祉のために合理的な制限に服するものと考えます 教授 : それでは, 一定の場合に外務大臣が旅券の発給を拒否することができることを定める旅券法第 13 条第 1 項第 7 号の合憲性について, どのように考えますか 学生 E: オ結論として, 合憲であると考えます 旅券法第 13 条第 1 項第 7 号は, 明白かつ現在の危険が存在する場合に限って旅券の発給を拒否していると解されますので, このように旅券の発給を拒否することができる場合を限定的に解すれば, 憲法に違反するとはいえないと考えます ( 参考 ) 憲法第 13 条すべて国民は, 個人として尊重される 生命, 自由及び幸福追求に対する国民の権利については, 公共の福祉に反しない限り, 立法その他の国政の上で, 最大の尊重を必要とする 第 22 条何人も, 公共の福祉に反しない限り, 居住, 移転及び職業選択の自由 11

午前の部 問題 を有する 2 何人も, 外国に移住し, 又は国籍を離脱する自由を侵されない 旅券法 ( 一般旅券の発給等の制限 ) 第 13 条外務大臣又は領事官は, 一般旅券の発給又は渡航先の追加を受けようとする者が次の各号のいずれかに該当する場合には, 一般旅券の発給又は渡航先の追加をしないことができる 一 六 ( 略 ) 七前各号に掲げる者を除くほか, 外務大臣において, 著しく, かつ, 直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行うおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者 2 ( 略 ) 1 1 個 2 2 個 3 3 個 4 4 個 5 5 個 12

平成 23 年度 司法書士本試験 解説編 午前の部憲 法 民 法 刑 法 商法 会社法 午後の部 民事訴訟法 民事保全法 民事執行法 司法書士法 供 託 法 不動産登記法 商業登記法 不動産登記 記述式 商業登記 記述式

解説編の表記 略称 1 解説編における条文の表記 ( 略記 ) 本文カッコ書きの法条数にについては, 条数はアラビア数字によって, 頁数はローマ数字によって, 号数は丸囲みの数字によって略記した ( 例 ) ( 民 111Ⅰ1)= 民法 111 条 1 項 1 号 ( 本 )= 本文,( 但 )= 但書 ( 前 )= 前段,( 後 )= 後段 2 解説編におけるおもな法令等の略記 ( 五十音順 ) 本文中の表記 法 令 名 会社法 条 ( 会 ) 会社法 供託規 条 ( 供託規 ) 供託規則 供託法 条 ( 供託 ) 供託法 刑法 条 ( 刑 ) 刑法 憲法 条 ( 憲 ) 憲法 裁判所法 ( 裁 ) 裁判所法 司書法 ( 司書 ) 司法書士法 司書規 条 ( 司書規 ) 司法書士法施行規則 商法 条 ( 商 ) 商法 商登法 条 ( 商登 ) 商業登記法 信託法 条 ( 信託 ) 信託法 人訴法 ( 人訴 ) 人事訴訟法 整備法 ( 整備 ) 会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律 登録税法 条 ( 登録税 ) 登録免許税法 破産法 条 ( 破 ) 破産法 不登法 条 ( 不登 ) 不動産登記法 不登令 条 ( 不登令 ) 不動産登記令 不登規則 条 ( 不登規 ) 不動産登記規則 民法 条 ( 民 ) 民法 民執法 ( 民執法 ) 民事執行法 民訴法 条 ( 民訴 ) 民事訴訟法 民保法 条 ( 民保 ) 民事保全法 民保規 条 ( 民保規 ) 民事保全規則

午前の部 解説 試験問題 午前の部 解説 憲 法 第1問 正解 1 難易度 本問は 海外渡航の自由に関する判例の理解を問う問題である ア 判例の趣旨に合致しない 海外渡航の自由に関し 判例 旅券発給拒否事件 最大判 昭33 9 10 は 憲法22条 2 項の外国に移住する自由には 外国へ一時旅行する自由 を含むものと解すべきである としており 海外渡航の自由が 国籍離脱 の自由に含 まれるとはしていない したがって 本肢は判例の趣旨に合致しない イ 判例の趣旨に合致しない 海外渡航の自由の根拠規定については 本肢のように そ の精神的自由の側面を重視して 憲法13条により保障されるとする見解も有力であるが 上述のように 判例は憲法22条 2 項により保障されるとしているので 本肢は判例の趣 旨に合致しない ウ 判例の趣旨に合致しない 上述の旅券発給拒否事件において 判例は 海外渡航の自 由も無制限に許されるわけではなく 公共の福祉のため合理的な制限に服するとしてい る したがって 海外渡航の自由を制限することはできないとする本肢は判例の趣旨に 合致しない エ 判例の趣旨に合致する 上述のとおり 判例は 海外渡航の自由も無制限に許される わけではなく 公共の福祉のため合理的な制限に服するとしているので 本肢は判例の 趣旨に合致する オ 判例の趣旨に合致しない 上述の旅券発給拒否事件において 判例は 著しく且つ 直接に日本国の利益又は公安を害する行為を行う虞があると認めるに足りる相当の理由 がある者 に対して旅券の発給を拒否できるとする旅券法13条 1 項 5 号 現 7 号 につ いて 何ら限定解釈を施すことなく合憲としている したがって 判例は 本肢のよう に 旅券法13条 1 項 7 号が明白かつ現在の危険が存在する場合に限って旅券の発給を拒 否しているものと解し そのように限定的に解すれば憲法に違反しない としているわ けではないので 本肢は判例の趣旨に合致しない 以上により 判例の趣旨に合致するものはエの 1 個であるから 1 が正解となる 113