破産手続に関するよくあるご質問 (Q&A) Q1 A1 破産手続とはどのような手続ですか 支払不能または債務超過の状態にある債務者につき 裁判所の監督の下で 全ての資 産を換価 現金化し 債権者に対し公平に分配するための手続です 連専は 大阪地方裁判所に対して破産手続開始の申立てを行い 平成 30 年 6 月 29 日午前 11 時に破産手続開始決定が行われました ( 事件番号 : 大阪地方裁判所平成 30 年 ( フ ) 第 2680 号 ) Q2 A2 破産管財人の立場はどのようなものですか 破産管財人は 裁判所の監督の下 破産者と利害関係がない公平 中立の立場で 破 産者の資産の換価 処分を行い 配当が可能な場合には 債権調査の上 配当手続に よる弁済業務等を行います 本件では弁護士である印藤弘二 ( いんどう ひろじ ) が 破産管財人に選任されています 連専における過払金の計算方法について Q3 A3 連専における過払金の計算方法について教えて下さい 過払金の具体的な計算方法は 基本的に法令並びに最高裁判例の基準に沿って実施す る予定です 債権届出書の用紙が送られることとなった時に 改めてご説明します Q4 連専との間で過払金の支払いについて和解が成立しているのですが その支払いは なされるのでしょうか A4 過払金の支払いについて和解が成立していても 破産手続が開始されたことに伴い 和解によるお支払いをすることはできなくなります 係属中の訴訟について Q5 係属中の過払金返還請求訴訟はどうなりますか A5 破産手続開始決定によって中断します ( 破産法 44 条 1 項 ) 破産手続開始決定がなされた後は 個別の訴訟ではなく 破産手続の中で破産債権の有無及び金額を確定していくことになりますが 本件では 現時点で 過払金債権者等の一般破産債権者に対して配当を行えるかどうかは不明ですので 届出等を行って頂く必要はありません 委任しておられる弁護士 司法書士の先生にご確認ください 過払金債権があるかどうか分からないという方 Q6 A6 連専に対して過払金債権があるかどうか どうすれば確認できるのですか 連専と取引があった方については 完済案件も含め全件 ( 過払金債権があったとし ても既に時効が成立していると考えられるものを除く ) 利息制限法所定の制限利率 に基づく引き直し計算を行います 1
そして 現時点で過払金債権を有する可能性があると考えられる債権者の方に対しては 今後 破産債権者の皆様に対する配当の見込みが生じれば 改めて 裁判所から 破産債権届出書 が送付される予定です まずは この破産債権届出書の到着の有無でご判断いただければと存じます また 過払金の計算が完了しましたら コールセンターに連絡していただければ 過払金の有無及び破産管財人が把握している過払金の額をご回答いたします Q7 A7 取引履歴を送付してもらいたいのですが 開示の準備が整い次第 順次 希望者に取引履歴の開示を行う予定です 裁判所 破産管財人からの通知関係 Q8 裁判所や破産管財人から債権者宛の通知書類を送付してほしくない または別の場所 に送付してほしい A8 平成 30 年 7 月 10 日頃に発送される ( された ) 破産手続開始等の通知書 に 書 類等の送付を希望されない方 または送付先の変更を希望されたい方向けの連絡票 ( 返信用ハガキ ) が同封されていますので 所定の事項をご記入のうえ 同はがき内のチェックボックスの該当箇所にチェックをいれて ご返送ください そのハガキをなくされた方は コールセンターまでお電話 ファクシミリ等でご連絡下さい その際 お名前 ご登録住所 生年月日 お客様番号等 ご連絡者様を特定できる事項も併せてお教え頂きますようお願いいたします ( これらが不明な場合 お取り扱いできない場合がございます ) Q9 A9 破産手続開始等の通知書 が届きましたが どうすればよいでしょうか 本破産事件では 一般破産債権者への配当が可能であるかどうか 現時点で具体的な 見込みが立っておりませんので 現段階で債権届出書の提出等 何らかのご対応をして頂く必要はありません 今後 引き直し計算の結果 過払金が発生していると考えられる方々に対しては 本破産事件において 配当が実施できる見込みとなった段階で 破産債権届出書 が個別に送付されることになりますので その時点で 破産債権届出書 を提出して頂くことになります Q10 破産手続開始等の通知書 や 破産債権届出書 がまだ届かないのですが A10 破産手続開始等の通知書 は平成 30 年 7 月 10 日頃に発送します ( しています ) 破産債権届出書 は 今後 破産債権者の皆様に対する配当の見込みが生じた場合に 調査により過払金債権を有すると考えられる債権者の方に対して送付されます 配当の見込みが生じるどうかの見極めには なお一定の期間を要しますので ご理解をお願いします Q11 破産手続開始等の通知書 が届いたが 名宛人は既に亡くなっています どうすれ ばよいのですか 2
3 A11 お手数ですが 破産手続開始等の通知書 を受け取られた方 あるいはご遺族の方におかれて 破産手続開始等の通知書 に同封された返信用はがきをご利用いただき 裏面の連絡票の上段に 必ずお亡くなりになられた名宛人様のお名前 生年月日 最後のご住所をご記入の上 下段の送付先記載欄に 今後の窓口になってくださる方のご住所 お名前 電話番号をお書きになって返送して下さい 記載欄が小さいため 適宜 余白等にご記載いただいても結構です そのハガキをなくされた方は コールセンターまでお電話 ファクシミリ等でご連絡下さい その際 お亡くなりになられた名宛人様のお名前 生年月日 最後のご住所 今後の窓口になってくださる方のご住所 お電話番号等 ご連絡先をお知らせ下さい Q12 破産手続開始等の通知書 の名宛人は既に亡くなっていることを通知した後は どのようになりますか A12 本破産事件では 一般破産債権者への配当が可能であるかどうか 現時点で 具体的な見込みが立っておりませんので 現段階で何らかのご対応をして頂く必要はありません 今後 引き直し計算の結果 過払金が発生していると考えられる方々に対しては 本破産事件において 配当が実施できる見込みとなった段階で 破産債権届出書 が個別に送付されることになります その時点で 亡くなられた名宛人の相続人の方が 配当の受領を希望される場合には 破産債権届出書 を提出するとともに その相続を証明する戸籍謄本類等を提出して頂くことになります Q13 過払金は全額支払ってもらえるのですか A13 過払金債権は破産手続上破産債権として扱われ 財団債権 優先的破産債権の弁済後 さらに財団が残っていれば配当を受けられることになります 配当手続によらずにお支払いすることはできませんので ご了承ください 現段階では配当を行うことができるかどうか不明です また 仮に配当できる場合でも 何パーセントお支払いできるかも不明です 破産管財人は 現在 財産の調査及び換価回収を進め 配当の可能性についても調査 検討しているところです Q14 判決や和解により確定している過払金は全額支払ってもらえるのでしょうか A14 判決や和解により確定している過払金であっても 配当手続によらずにお支払いすることはできません (QA13 参照 ) Q15 自分は破産債権者ですが 破産手続の中で配当を受けるにはどうしたらいいのでしょうか A15 現時点では 一般破産債権者の方に配当を行うことができる見込みが立っていないため 債権届出の手続等を行って頂く必要はありません
今後 破産債権者の皆様に対する配当の見込みが生じれば 追って裁判所または破産 管財人から個別の通知 本ホームページ等で債権届出の手続等についてご連絡させて 頂きます 借入金の返済について Q16 連専から借入れをしていますが 破産手続開始によって 今後返済義務はなくなり ますか A16 連専の破産手続開始により返済義務がなくなることはありません ただし 利息制限法所定の制限利率による引き直し計算により 残元金が減少もしくはなくなる可能性があります そこで 引き直し計算ができるまでの間 返済は停止してください 連専のご返済受入用の口座も停止しております なお 引き直し計算の結果返済義務が残る場合のご返済の方法については 追ってご連絡させて頂きます この間 利息や遅延損害金は発生しないものとして取り扱います また期限の利益の喪失も生じないものとします また破産管財人から信用情報機関への通知 登録等を行うことはありません Q17 A17 今後の返済についてはどのようにすればよいのですか 破産手続開始決定後に過払金が生じることを避けるため 破産手続開始決定と同時に 連専がご契約者様からの返済用に利用していた預金口座は全て停止しています 今後の返済方法等につきましては 追って本ホームページ等でご連絡させて頂きますので 破産管財人から返済方法についてお知らせするまで 連専に対し送金はしないで下さい Q18 破産手続が始まった後 口座が停止されて返済ができなくなってしまいましたが そ の間 遅延損害金は発生するのでしょうか A18 破産手続開始後 引き直し計算が完了して 過払いの有無について確認し 改めてご 連絡できるまでは利息や遅延損害金は発生しないものとして取り扱います Q19 破産手続開始後 連専の預金口座が停止されたために返済ができなくなってしまい ましたが そのことによって信用情報機関に登録されることはありますか A19 破産管財人から ご契約者の信用情報を信用情報機関に提供することはありません Q20 A20 係属中の貸金返還請求訴訟はどうなりますか 中断します ( 破産法 44 条 1 項 ) なお 口頭弁論が終結し 判決言渡手続だけとな っている場合は判決言い渡しはなされますが ( 民事訴訟法 132 条 1 項 ) その場合 でも 判決言渡しがなされれば 上訴期間の進行は中断します ( 民事訴訟法 132 条 2 項 ) 4
債権者集会または説明会等について Q21 A21 債権者集会ないし債権者説明会は開催されないのですか 現在のところ 債権者集会ないし債権者説明会が開催される予定はありません 債権 者の方への情報提供は 本ホームページを通じて行いますので ご確認下さい 連専の財産状況について Q22 A22 もし 配当があるとすれば配当率はどれくらいになりますか 現在 財産状態を調査中であり また 債権調査も経ていないため 確度の高い予想 はできません ただし 現時点での暫定的な見通しとしては 仮に配当を見込める状況に達したとしても その配当率は数パーセントまでに止まると予測されます 調査が進めば 今後 可能な範囲で本ホームページなどを通じて財産状況の報告をさせて頂く予定です Q23 A23 今後 連専の財産の状況はどのようにすれば教えてもらえるのですか 財産状況報告集会は開催されませんが 追って 可能な範囲で本ホームページなどを 通じて財産状況の報告をさせて頂く予定です 5