平成17年度の決算状況

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はじめにこの 釧路市の財政 は 釧路市の歳入 歳出等の状況をグラフを使って経年的に表すことにより 市民の皆様に釧路市の財政状況を出来るだけわかりやすくお知らせするために作成いたしました 本資料を通じて 釧路市の財政について 一人でも多くの市民の皆様にご理解をいただき ご意見をいただきながら今後の財政

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

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平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

2007財政健全化判断比率を公表いたします

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

Web用-広報4月号-Vol.169.indd


健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

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~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

市税収入額(人口推移)

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

2. 歳入の状況 ( 単位 : 億円 ) 1,8 1,6 1,4 1, 1, 1, 市債 国庫 県支出金 地方交付税 地方譲与税 交付金 市税以外の自主財源 市税 自主財源総額 比率 1,384 1,525 1,529 1,539 1, ,564

貝監第  号


山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

2 決算規模及び収支 (1) 決算規模 特別の平成 26 年度普通会計決算は 歳入総額 3 兆 5,779 億 31 百万円 歳出総額 3 兆 4,423 億 40 百万円となった 決算規模は 前年度に比べて歳入は8.0% の増 歳出は8.3% の増となり 歳入 歳出ともに4 年連続の増となった (

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

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各種財政分析指標の解説

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

沖縄県の財政2017

沖縄県の財政2015検討(最終)

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

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1

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

1★⑥H26決算概要公表

沖縄県の財政2018

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

23家計簿syuusei.xls

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

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外部監査

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スライド 1

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉 伝染病 0 0

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉 伝染病 0 0

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

の自主財源では 分担金 負担金 使用料 手数料 寄付金 繰入金が増加しましたが 財産収入や諸収入が大幅に減少したことにより 自主財源は前年より 6,952 万円の減 (3.8% 減 ) となっております 国や県などの制度に影響を受ける依存財源は 53 億 9,090 万円で 県支出金や町の借金である

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

地方公共団体財政健全化法


⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

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配当割交付金株の特定配当等に課税され 府に納入される配当割収入額から一定割合を市町村の個人府民税額を基礎に按分して交付されるものです 株式等譲渡所得割交付金株の譲渡益等に課税され 府に納入される配当割収入額から一定割合を市町村の個人府民税額を基礎に按分して交付されるものです 地方消費税交付金府に納入

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

第 1 部平成 28 年度決算にみる中野区の財政 平成 28 年度普通会計決算の概要 ( 歳入 歳出 ) 歳入歳出 実質収支の推移 歳入歳出実質収支 ( 実質収支 ) 1,4 1,2 1, ,324 1,333 1,23 1,265 1,95 1,43 1,52 1,89 1,14

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連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

1-041 団体情報 -7 議員公務災害 一部事務組合 非常勤公務災害 加入の状況 退職手当 ( 加入 1) 事務機共同 税務事務 老人福祉

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地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

財 政 の 現 状

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2 主な歳入 ( 総合予算編成団体 ) 地方税は, 市町村民税の増加により10.2% の増 ( 地財計画では+15.7%) となっている 地方譲与税は, 所得譲与税の廃止により55.7% の減 ( 地財計画では 81. 0%) となっている 地方交付税は, 税収の伸び等により6.4% の減 ( 地財

決算報告 574 億 1,173 万円一般会計歳出決算内訳 ( 性質別 ) 歳出 歳出決算の特徴 平成 22 年度に比べ 2 億 5,161 万円増 (0.44% 増 ) となりました 増額となっている主なものは 社会福祉や医療助成の経費である扶助費 (10 億 1,310 万円増 ) 積立金 (1


(1) 市税 1 個人市民税 12,, 12, 1,, 1, 8,, 8, 6,, 6, 4,, 4, 2,, 2, 4,425,177 4,542,579 4,451,591 4,548,613 4,83,99 5,245,539 6,124,689 6,342,477 6,436,251 6,1

平成 24 年度 宇土市財政の概要 平成 25 年 9 月宇土市総務部財政課

< 図 2: 歳出決算 ( 性質別内訳 ) の状況 > 区分 義務的経費 人件費扶助費公債費小計投資的経費その他経費他会計繰出金合計 年度

Taro-中期計画(別紙)

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

田川市水道事業会計

平成20年度決算に基づく

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5 財政見通し地方交付税の減少等に伴い歳入額が大きく減少する一方で, 歳出は緩やかに減少することから, 期間を通じて収支不足が生じるものの, 財源対策 ( 財政調整基金の取崩し ) を講じることにより, 対象期間中は収支均衡を図ることができる見込みとなった しかしながら, 平成 33 年度末の財政調

市債の状況 一般会計基金の状況 円 計 円 地 発基金などの定額運用基金は含んでいません 主な財政用語の説明 会計区分 一般会計市税 国や県からの補助金 交付金 手数料などの収入や 市の行う仕事に必要な支出といったお金の処理をまとめて行うために設けられた会計で 市のお金の流れの中心となっています 企

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

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最上町バランスシートを読むにあたって

(1) 市税 1 個人市民税 12,, 9, 1,, 75, 8,, 6, 6,, 45, 4,, 3, 2,, 15, 4,518,685 4,345,532 4,24,78 4,425,177 4,542,579 4,451,591 4,548,613 4,83,99 5,245,539 6,1

(2) 市税の決算状況 平成 24 年度調定済額の比較 税目 項目 平成 23 年度調定済額 平成 24 年度調定済額 増減 ( 単位 : 千円 ) 増減率 個人 10,113,609 10,412, , 市民税 法人 1,844,663 2,109, ,056

平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

鯖監査第  号

Ⅱ 健全化判断比率の概要 1 健全化判断比率 財政健全化法の施行に伴い 地方公共団体は 平成 19 年度から 毎年度 次の健全化判断比率 (4 指標 ) を監査委員の審査に付した上で 議会に報告し 公表しなければならないことになっています 早期健全化基準を上回ると財政健全化計画の策定が義務付けられ

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第 Ⅰ 部横浜市の財政規模 横浜市の財政状況 目次 1 歳入 歳出決算額の推移 2 第 Ⅱ 部歳入の状況 1 歳入構造 (1) 歳入決算額の推移 3 (2) 歳入決算構成比の推移 4 2 市税の状況 (1) 市税決算額と伸び率の推移 5 (2) 税目別構成比の推移 6 3 地方交付税の状況 7 4

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9 地方歳入中に占める地方税収入の割合の推移 ( その 1) 区 都道府県 分 昭和 2 年度昭和 5 年度昭和 10 年度昭和 15 年度 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 金額比率 % 地方税

繰出金 6 億 1585 万円 3.9%( 対前年度 100.4%) 農業集落排水特別会計繰出金等の増 積立金 68 億 3643 万円 43.1%( 対前年度 140.5%) ふるさと寄附金基金積立金等の増 維持補修費 1625 万円 0.1%( 対前年度 78.6%) 町営住宅等修繕費の減 補助

Transcription:

グラフで見る 釧路市の財政 (2017( 平成 29) 年度決算 ) 2018( 平成 30) 年 11 月 釧路市

はじめにこの 釧路市の財政 は 釧路市の歳入 歳出等の状況をグラフを使って経年的に表すことにより 市民の皆様に釧路市の財政状況を出来るだけわかりやすくお知らせするために作成いたしました 本資料を通じて 釧路市の財政について 一人でも多くの市民の皆様にご理解をいただき ご意見をいただきながら今後の財政運営に役立ててまいりたいと考えております 2017( 平成 29) 年度の決算状況... 1 1 決算の状況... 1 2 決算規模の推移... 1 3 特別会計 企業会計の決算状況... 2 歳入... 3 1 歳入の内訳... 3 2 歳入内訳の推移... 4 3 市税... 5 4 市税決算額の推移... 6 5 地方交付税... 7 歳出... 8 1 目的別歳出... 8 2 目的別歳出決算額の推移... 9 3 性質別歳出... 10 4 性質別歳出決算額の推移... 11 5 決算額の財源構成... 12 財政の弾力性... 13 経常収支比率... 13 地方債の残高... 14 地方債現在高の推移... 14 基金の残高... 15 基金残高の推移... 15 財政の健全化... 16 財政の状況を示す指標... 16 す 各表の数値は 総務省の地方財政状況調査 ( 決算統計 ) による普通会計決算数値により調製していま

2017( 平成 29) 年度の決算状況 釧路市の 2017( 平成 29) 年度決算の状況はどのようになっているのでしょうか? 1. 決算の状況 2017( 平成 29) 年度は 歳入では地方交付税が見込みを上回り 歳出では経費節減の取 組みなどにより執行残が生じたものの 最終的には約 2 億円の財源不足が発生したことか ら 財政調整基金を取り崩して補てんした結果 実質収支は黒字となりました 釧路市が人口減少に立ち向かい持続的に発展するためには 市税など自主財源の比率を 高め 健全な財政基盤を確立することが不可欠であることから さらなる内部管理経費を 中心とした経費の節減 歳入の確保に努め 堅実な財政運営を行っていきます 区 分 2016( 平成 28) 年度決算額 2017( 平成 29) 年度決算額 歳 入 総 額 95,905,873 千円 94,965,331 千円 歳 出 総 額 95,304,777 千円 94,772,700 千円 歳入歳出差引額 601,096 千円 192,631 千円 実 質 収 支 600,625 千円 54,655 千円 単年度収支 1,171,891 千円 545,970 千円 実質単年度収支 1,171,704 千円 795,742 千円 実質収支 歳入歳出差引額から翌年度に繰り越すべき財源を除いた額 単年度収支 当該年度の実質収支から前年度の実質収支を差し引いた額 実質単年度収支 単年度収支に 財政調整基金への積立額及び地方債の繰上償還額を加え 財政調整基金の取崩し額を差し引いた額 決算の規模はどのようになっているのでしょうか? 2. 決算規模の推移決算の規模は 年金生活者等支援臨時福祉給付金給付費の皆減などにより 前年度よりも減少しています 1

3. 特別会計 企業会計の決算状況 特別会計 特別会計とは 特定の事業やサービスを提供するため 利用者から保険料や使用料などをいただき その財源をもとに事業を運営していくための会計のことです ( 単位 : 千円 ) 会計名 歳入 歳出 歳入歳出差引 国 民 健 康 保 険 21,050,024 20,679,708 370,316 阿 寒 診 療 所 事 業 442,794 442,794 0 音 別 診 療 所 事 業 294,188 294,188 0 後 期 高 齢 者 医 療 2,296,270 2,257,411 38,859 介護保険保険事業勘定 15,627,677 15,355,338 272,339 サーヒ ス事業勘定 122,836 122,836 0 農業用簡易水道事業 15,585 15,585 0 駐 車 場 事 業 122,288 111,665 10,623 動 物 園 事 業 341,143 337,279 3,864 企業会計 企業会計とは 自ら事業を行い そこから得たお金で運営していく 民間企業と同様の経理を行う会 計のことです ( 単位 : 千円 ) 会計名 区分 収入 支出 収入支出差引額 不良債務 病 院収益的 16,416,876 16,481,843 64,967 - 資本的 708,178 1,514,871 806,693 水 道収益的 4,772,771 4,368,518 404,253 - 資本的 1,371,639 3,693,231 2,321,592 工業用収益的 71,879 68,281 3,598 - 水 道資本的 - 4,390 4,390 下水道収益的 7,693,459 6,102,222 1,591,237 2,873,035 資本的 2,211,477 4,338,937 2,127,460 地方卸収益的 103,503 81,334 22,169 - 売市場資本的 105,486 105,545 59 市 設収益的 512,668 252,304 260,364 198,852 魚揚場資本的 - 1,134 1,134 港 湾収益的 1,049,741 855,113 194,628 - 整 備資本的 203,600 587,780 384,180 2

歳入 市民の皆さんが日常生活を送るためにはお金が必要なように 市役所が行政活動 ( 仕事 ) を行うにも 当然お金が必要となります それではそのお金はどこから来るのでしょうか? 1. 歳入の内訳市の歳入 ( 収入 ) の内訳は 下記のとおり 市民の皆様から納めていただいている市税収入や国から交付される地方交付税 国庫支出金が大部分を占めています 歳入の内訳 (2017( 平成 29) 年度決算 ) その他 16,365(17%) 市税 20,940(22%) 地方債 6,208(6%) 国庫支出金 19,919(21%) 歳入合計 94,965 百万円 地方交付税 24,373(26%) 地方譲与税 660(1%) その他の一般財源 6,500(7%) 臨時財政対策債は地方債から除き その他の一般財源で整理しています 一般財源 市税や地方交付税のように 使い道が特定されていない財源 地方譲与税 国の税金として集められ 地方公共団体に譲与される税 地方交付税 国税 5 税 ( 所得税 法人税 酒税 消費税 地方法人税 ) の一定割合の額で 地方公共団体が等しくその行うべき事務を遂行することができるよう 一定の基準により国が交付するもの 国庫支出金 国が使い道を特定して地方公共団体に交付する資金の総称 地方債 いわゆる借入金で その返済が一会計年度を越えて行われるもの 3

2. 歳入内訳の推移市税は たばこ消費本数の減少などにより市たばこ税が減少したものの 個人市民税 法人市民税 固定資産税の増などにより 前年度と比較して増加しています その他の一般財源は 地方消費税交付金 自動車取得税交付金の増などにより増加しています 地方債は 退職手当債の減などにより減少しています その他は 貸付金元利収入などの諸収入や繰越金の減などにより減少しています ( 単位 : 百万円,%) 95,700 101,838 98,372 95,906 94,965 その他 地方債 国庫支出金 その他の 一般財源 地方交付税 地方譲与税 市税 臨時財政対策債は地方債から除き その他の一般財源で整理しています 4

3. 市税市の歳入の中心である市税収入の内訳は下記のようになっています 土地や家屋にかかる固定資産税が市税収入全体の約 4 割を占め 続いて個人市民税 法人市民税などの順になっています 市税収入の内訳 (2017( 平成 29) 年度決算 ) その他 565(3%) 市たばこ税 都市計画税 1,622(8%) 1,357(6%) 個人市民税 総額 20,940 百万円 7,426(35%) 固定資産税 8,129(39%) 法人市民税 1,841(9%) 個人市民税 個人の前年の所得に対してかかる税です 法人市民税 法人 ( 会社など ) に対し その所得に基づいてかかる税です 固定資産税 土地 家屋及び償却資産 ( 事業用の機械 器具 備品など ) に対してかかる税です 都市計画税 市街化区域内の土地や家屋に対してかかる税で 都市計画事業などの費用にあてられます 市たばこ税 市内で売られるたばこに対してかかる税です その他 軽自動車税 鉱産税 入湯税があります 5

4. 市税決算額の推移法人市民税は 前年度の大手法人の収益状況悪化による落ち込みから回復傾向にあることから 前年度より増加しています 固定資産税は 償却資産で主要企業や新規企業の設備投資等による増や家屋の新規課税が増えたことにより増加しています 市税決算額の推移 ( 百万円 ) 20,604 20,935 20,717 20,697 20,940 その他 市たばこ税 都市計画税 固定資産税 法人市民税 個人市民税 6

5. 地方交付税地方交付税は市税と並んで市の収入全体の約 3 割を占める重要な財源ですが 国の改革の影響や人口減少などにより 2016( 平成 28) 年度に大きく減少しています 普通交付税については 合併後 10 年間に限り 毎年度 旧市町村があったものとしてそれぞれの普通交付税を算定し合算した額を保証する特例措置が 2016( 平成 28) 年度から段階的に縮小されているものの 社会福祉費 高齢者福祉費などで算定の基礎になる単位費用が増えたことなどから微増となっています なお 2001( 平成 13) 年度から普通交付税の一部が臨時財政対策債 ( 借入金 ) に振り替えられているため 地方交付税と合わせて下記のグラフにのせています 地方交付税等の推移 ( 百万円 ) 29,062 28,553 28,350 26,811 27,011 臨時財政対策債 特別交付税 普通交付税 特別交付税 地方交付税の一部で 普通交付税では捉えきれない特別の財政需要などに対し交付されます 臨時財政対策債 国から地方自治体に交付する地方交付税の原資が不足しているため 不足分の一部を臨時財政対策債として一旦 地方自治体が借金をし 後年度に地方交付税として地方自治体に戻すという制度 7

歳出 市役所はお金をどのようなことに使っているのでしょうか? 1. 目的別歳出使われたお金を行政の目的別に分類すると 最も大きな割合を占めるのが民生費で ついで 公債費 土木費 教育費などの順になっています 目的別歳出の内訳 (2017( 平成 29) 年度決算 ) その他 3,625(4%) 総務費 公債費 6,098(6%) 12,484(13%) 教育費 9,342(10%) 土木費 11,475(12%) 総額 94,773 百万円 民生費 38,342(41%) 商工費 5,639(6%) 農林水産業費 2,307(2%) 衛生費 5,461(6%) 総務費 庁舎や財産の維持管理 戸籍の管理 税金の徴収などにかかる経費 民生費 児童 高齢者 心身障がい者等のための施設整備や運営 生活保護の実施などにかかる経費 衛生費 健康増進 病気の予防 環境保全 ごみの処理などにかかる経費 農林水産業費 農林水産業の振興を図るための支援や基盤整備などにかかる経費 商工費 商業や工業 観光の振興などにかかる経費 土木費 道路 住宅 公園などの土木施設の建設や維持補修等にかかる経費 教育費 小 中学校などの建設 維持補修や学校教育 生涯学習などにかかる経費 公債費 借入金の元金 利子などを支払うための経費 8

2. 目的別歳出決算額の推移前年度と比較して 商工費は中小企業等に対する貸付金の減などにより 土木費は北大通地区優良建築物等整備事業費の減などにより それぞれ減少しています また 教育費は図書館整備事業費の増などにより増加しています 目的別歳出決算額の推移 ( 百万円 ) 95,143 101,485 96,540 95,305 94,773 その他 公債費 教育費 土木費 商工費 農林水産業費衛生費 民生費 総務費 9

3. 性質別歳出使われたお金を性質別に分類すると 支出が義務づけられ 任意に削減することが難しい人件費 扶助費 公債費の 義務的経費 と 普通建設事業費などにあてられる 投資的経費 その他の経費 に分けることができます 義務的経費が増加すると自由に使えるお金が少なくなるということになりますが 2017( 平成 29) 年度の決算では義務的経費が全体の約 6 割を占めています 性質別歳出の内訳 (2017( 平成 29) 年度決算 ) 義務的経費の内訳 その他 31,709(34%) 94,773 百万円 53,196(56%) 義務的経費 扶助費 27,985(30%) 公債費人件費 12,484(13%) 12,727(13%) 普通建設事業費 9,868(10%) 普通建設事業費 ( 単独事業 ) 3,100(3%) 普通建設事業費 ( 補助事業 ) 6,768(7%) 人件費 職員の給与などの支払いにかかる経費 扶助費 生活保護費や児童 高齢者 障がい者などに対する様々な福祉サービスに要する経費 公債費 借入金の元金 利子などを支払うための経費 普通建設事業費 道路 橋梁 公園 学校等の社会資本の整備に要する経費 国から補助金などをもらって実施する補助事業と 市単独で行う単独事業があります 10

4. 性質別歳出決算額の推移義務的経費のうち 公債費は 利率見直しによる地方債利子の減などにより減少しています 前年度と比較して 普通建設事業が増加しているのは 図書館整備事業の増などによるものです その他が減少しているのは 災害復旧費の減などによるものです 性質別歳出決算額の推移 ( 百万円 ) 95,143 101,485 96,540 95,305 94,773 その他 普通建設事業 ( 単独事業 ) 普通建設事業 ( 補助事業 ) 公債費 義 務 的 経 費 扶助費 人件費 11

5. 決算額の財源構成下のグラフは 目的別歳出 性質別歳出 の財源構成を示したグラフです 市役所が仕事をする場合にも 財源 ( お金 ) が必要となります 市役所の財源には皆さんから納めていただいている市税や国から交付される地方交付税のように使い道が決められていない 一般財源 と 国 道からの補助金や市債のように使い道が決められている 特定財源 があります 目的別歳出 特定財源 一般財源 性質別歳出 特定財源 一般財源 12

財政の弾力性 自由に使えるお金が多くあることを 財政の弾力性があるといいます 市の財政の弾力性はどうなっているのでしょうか? 経常収支比率財政の弾力性を示す指数のひとつである経常収支比率は 市税や地方消費税交付金の増などにより 前年度から 0.8 ポイント減少の 96.6% となりました しかしながら 依然として全国平均よりも高い水準となっており 今後とも財政の弾力性確保に努めていかなければなりません 経常収支比率の推移 経常収支比率 毎年度経常的に支出される経費に充当された一般財源の額が 市税 普通交付税を中心とする毎年度経常的に収入される一般財源の合計額に占める割合 財政の弾力性を測定する比率として使われ 低いほうがより弾力性があることになります ( 注 )2017( 平成 29) 年度の市町村平均は 現在 国で集計中のため掲載しておりません 13

地方債の残高 市の借入金はどうなっているのでしょうか? 地方債現在高の推移市の借入金である地方債の現在高のうち 建設事業に充てるために借り入れた地方債の残高は 元金を返す以上に借りない という方針のもと発行の抑制に努めております 一方で国の制度により 地方交付税の一部から振り替えられた臨時財政対策債などの残高が増加傾向にあります なお 臨時財政対策債については 後年度に国から地方交付税で戻ってくる仕組み ( 交付税措置 ) になっています 建設事業についても可能な限り交付税措置のある有利な起債を活用し 財政負担の軽減に取り組んでいます 地方債現在高の推移 126,562 128,769 129,011 126,596 123,898 三セク債 臨時財政対策債 減税補塡債 その他分 建設事業分 ( 注 1) その他分には退職手当債などが含まれています 14

基金の残高 市の貯金はどうなっているのでしょうか? 基金残高の推移基金とは市の貯金にあたるものです 財政調整基金への積立を 2016( 平成 28) 年度から再開したほか 減債基金の残高は前年度と比較して微増となりましたが 安定した財政運営を行うためには まだまだ安心できる状況にはありません 基金残高の推移 7,252 8,300 8,670 5,408 5,270 すぐに使えない基金 使える基金 2017( 平成 29) 年度決算においては 上記の基金のほか 財政調整基金に 3 千万円を積み立てました 四角で囲った数字は 使える基金の残高です 基金 地方公共団体が 条例の定めるところにより 特定の目的のために財産を維持し 資金を運用するために設けられる資金又は財産のことをいいます 財政調整基金 年度間の財源調整のために設けられた基金のことをいいます 減債基金 地方債の償還のために設けられた基金のことをいいます 特定目的基金 特定の目的のために資金を積み立て活用する基金のことをいいます 15

財政の健全化 市の財政の健全性はどうなっているのでしょうか? 財政の状況を示す指標 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 毎年度 決算に基づく財政の健全性を示す指標 ( 健全化判断比率及び資金不足比率 ) を公表しています なお 健全化判断比率等が基準以上となった場合には 健全化計画の策定が義務付けられています 釧路市の健全化判断比率の推移は下記のとおりとなっています 健全化判断比率の推移 将来負担比率 実質公債費比率 実質赤字比率 ( 一般会計等が黒字か赤字かを判断する比率 ) 実質赤字比率は発生していません 連結実質赤字比率 ( 全会計が黒字か赤字かを判断する比率 ) 連結実質赤字比率は発生していません 実質公債費比率 ( 公債費の割合を示す比率 ) 公表する比率は3カ年平均で算出されるものであり ( 今回は 2015( 平成 27) 年度 ~2017( 平成 29) 年度 ) 今回新たに対象となった 2017( 平成 29) 年度の元利償還金が 昨年まで対象となっていた 2014 ( 平成 26) 年度に比べ減少したことなどにより 0.2 ポイント好転しています 将来負担比率 ( 一般会計等の今後の負担を示す比率 ) 一般会計等の地方債残高の減少や 将来の負担に充当することができる基金の額が増加したことなどにより 前年度より 8.3 ポイント好転しています 16

資金不足比率 ( 公営企業における資金不足額の事業規模に占める割合 ) 市設魚揚場事業会計 経営健全化基準の 20% を大きく上回っているため 2009( 平成 21) 年度に策定した 経営健全化計画 に基づき 計画の最終年度である 2018( 平成 30) 年度までに資金不足を解消できるよう努めています 財政健全化判断比率について詳しくお知りになりたい方は 市のホームページをご覧下さい 17

グラフで見る 釧路市の財政 釧路市総合政策部財政課財政担当 085-8505 北海道釧路市黒金町 7 丁目 5 番地直通電話 (0154)31-4512 E-mail:za-zaisei@city.kushiro.lg.jp