内閣府提出資料

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流山市子ども・子育て会議

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

消費税 5% 引上げによる社会保障制度の安定財源確保 消費税率 ( 国 地方 ) を 2014 年 4 月より 8% へ 2017 年 4 月より 10% へ段階的に引上げ 消費税収の使い途は 国分については これまで高齢者 3 経費 ( 基礎年金 老人医療 介護 ) となっていたが 今回 社会保障

私立幼稚園の新制度への円滑移行について


平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

地域子育て支援拠点事業について

子ども・子育て関連3法について8


女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

 

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

子ども・子育て会議(第7回) 次世代育成支援対策推進法の延長等の検討について

趣旨 : すべての子どもに良質な成育環境を保障する等のため 子ども及び子育ての支援のための給付の創設並びにこれに必要な財源に関する包括的かつ一元的な制度の構築等の所要の措置を講ずる (1) 総則 子ども 子育て支援法の目的 基本理念 責務規定 ( 市町村 都道府県 国 事業主 国民の責務 ) 定義規

第2節 茨木市の現況

女性の活躍推進の意義と課題 意 義 課題 少子高齢化で生産年齢人口が減少 労働力人口の増加 海外を含む企業間競争の中で 性別に関わらず優秀な人材の確保が必要 埋もれている優秀な人材の確保 少子化と生産年齢人口の減少が進む中で 女性の活躍の推進は喫緊の課題 女性の労働力率は 第 1 子出産を機に 6

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

平成30年度 子ども家庭局 保育課 予算概算要求の概要

教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

女性が働きやすい環境を整え社会に活力を取り戻す

Microsoft PowerPoint - 資料10_平成26年度予算・税制改正について(税制)

Microsoft Word - ㆤㆥ㆓.doc

第17回税制調査会 資料1-3

幼児期の教育 保育の需給計画 ( 平成 28 年度実績 ) の点検 評価結果について 資料 2 1 需給計画の策定 かながわ子どもみらいプラン においては 待機児童の解消を図り 子育て家庭のニーズにあった就学前児童の教育 保育の提供体制の充実を計画的に進めるため 各年度 ( 平成 27 年度 ~ 平

 

2. 小規模保育等改修費支援 ( 一部推進枠 ) 18,540 百万円 (19,952 百万円 ) 保育対策総合支援事業費補助金 待機児童解消加速化プランに基づき 意欲のある自治体の取組を強力に支援するため 補助率の嵩上げ (1/2 2/3)( ) による小規模保育等の設置を促進する 賃貸物件による

我が国の女性の活躍推進に向けて

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

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2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

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( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

居宅介護支援費Ⅰの算定上限(40件)の範囲

資料9

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3 保育の必要性の認定の対象とはならない場合 ( 例 : 専業主婦家庭等 ) どのような施設の利用が無償化の対象になりますか 3 歳から5 歳までの子供について 幼稚園 認定こども園 (4 時間相当分 ) は無償化の対象となります なお この場合 預かり保育は無償化の対象となりません このほか 就学

子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について 3

なぜ少子化に? 若い世代 & 子どもと子育て世代は 今 悲鳴をあげています 1 孤育て ( 孤独な子育て ) に奮闘し 日々ストレスや不安を募らせている親の急増 育児に励んでいる毎日は 24 時間営業のコンビニを一人で切り盛りしているみたい と嘆く母親たち 4 人に 1 人は子育ての悩みを相談できる

平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

幼児教育 保育の無償化の実施について 1 子ども 子育て支援新制度の趣旨に沿った無償化の実施を! 子ども 子育て支援新制度 では 一人ひとりの子どもが健やかに成長することができる社会 子どもの最善の利益が実現される社会を目指しています まずこの目指すべき姿に沿った幼児教育 保育の無償化を図るべきです

茨木市待機児童解消保育所等整備計画 ( 平成 30~32(2020) 年度 ) 平成 30 年 12 月 茨木市

1 計画改訂の趣旨 (1) 趣旨 1 (2) 見直しのための考え方 2 (3) 対象期間 2 (4) 対象事業 2 2 教育 保育の 量の見込み 及び 確保方策 について (1) 就学前の推計児童数 3 (2) 教育 保育の 量の見込み 3 (3) 量の見込み に対する 確保方策 4 (4) 見直し

3歳未満児3歳以上児教育標準時間 2 保育の必要量の認定 の導入 新制度では パートタイマーなど短時間就労の保護者のお子さんも 公的保育が利用できるように 保育の必要量の認定 が導入されます 保護者の就労状況等に応じて 保育標準時間 保育短時間 の認定がされます 保育短時間 保育標準時間 3 号認定

Ⅰ. 子ども 子育て支援新制度について 1 子ども 子育て支援新制度の概要 子ども 子育てを取り巻く課題 急速な少子化の進行 結婚 出産 子育ての希望がかなわない現状 ( 独身男女の約 9 割が 結婚し 子ども 2 人以上 を希望 ) 親の働く状況の違いによる幼児期の教育や保育の提供体制の違い 子育

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

2 就学前の教育 保育施設の認可について旧制度では 保育所 幼稚園等の設置について 各根拠法令に基づき 県知事による認可等の手続きがありましたが 新制度においては 地域型保育事業 ( 小規模保育事業 家庭的保育事業等 ) について 新たに認可制度が設けられ 市が定める設備および運営の基準 ( 彦根市

 

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

各委員提出資料

3. 量の見込み 算出の手順 (1) 量の見込みの算出方法量の見込みの算出にあたっては 利用希望把握調査の結果を基礎データとして用います 算出方法は 国が平成 26 年 1 月に提示した 市町村子ども 子育て支援事業計画における 量の見込み の算出等のための手引き を基本としつつ 子育て安心プラン

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2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

平成27年度税制改正要望結果について

Microsoft Word - wt1607(的場).docx

3章第 1 節人口をめぐる現状と課題 主に対し 次世代育成支援のための行動計画の策定を義務づけ 年間の集中的 計画的な取組を推進している 年には 次世代育成支援対策推進法を一部改正した 改正内容としては主に 1 法律の有効期限を 年 3 月まで 年間延長 2 新たな認定 ( 特例認定 ) 制度の創設

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

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広域利用の実態が異なる場合の考え方 保育整備計画との関係項目内容 6) 広域利用の実態が異なる場地域型保育事業の認可の際に行われる需給調整の判合の考え方断基準となること等から 学校就学前子どもの区分 ( 認定区分 ) ごと 地域子ども 子育て支援事業の事業ごとに教育 保育施設等及び地域子ども 子育て

平成 27 年 3 月 田川市

 

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目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

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参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

資料 6 これまでの取組状況と 今後の課題 ( 少子化対策分野 ) ~ 全ての子どもの育ちと子育て家庭を支えるために ~ 平成 24 年 12 月 7 日 大日向委員提出資料

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第2節 茨木市の現況

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はじめに子ども 子育て支援法第 61 条において 市町村は 国が示す基本指針 ( 教育 保育及び地域子ども 子育て支援事業の提供体制の整備並びに子ども 子育て支援給付並びに地域子ども 子育て支援事業及び仕事 子育て両立支援事業の円滑な実施を確保するための基本的な指針 ( 平成 26 年内閣府告示第

女性が働きやすい制度等への見直しについて

子ども・子育て支援新制度における教育委員会の役割について

ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

目次 第 1 章再編計画策定の趣旨 2 第 2 章就学前の子育てを取り巻く状況の変化 3 第 3 章再編計画の基本的な考え方 7 第 4 章公立幼稚園再編 ( 認定こども園整備 ) 計画 9 2

認定こども園法改正に伴う幼稚園免許状授与の所要資格の特例について(概要資料)

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

子育て支援事業要件事業例就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律施行規則(内閣府 文部科学省 厚生労働省令)第2条第1号に掲げる事業第2号に掲げる事業第3号に掲げる事業第4号に掲げる事業第5号に掲げる事業取扱基準別表 ( 第 7 条関係 ) 地域の子ども及びその保護者が相互

資料2:修正一覧

Microsoft Word 年度評価シート.docx

第 1 部 施策編 4

平成24年度「全国自治体の子育て支援施策に関する調査」報告書

事業者向けFAQ(よくある質問)【第6版】 3

【資料2-2】公定価格単価表(案)

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

女性が輝く日本 の実現に向けて厚生労働省として検討している主な項目 1 企業の意思決定層への女性の登用促進 2 仕事と家庭を両立しやすい職場環境の整備 3 女性のライフステージに対応した能力開発支援 4 テレワークの普及促進 5 放課後対策の総合的な推進 6 保育士確保対策 7 短時間労働者に対する

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

Microsoft PowerPoint - 待機児童解消加速化プラン

希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会 潜在待機児童数に関する考察 1. はじめに希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会 ( 以降 本会 と記す ) では 待機児童が概ねゼロになる状況をめざす上で 保育園を増やしても待機児童問題が解消されない原因を把握し その原因を

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法


1 女性のライフステージに対応した能力開発支援 女性一人ひとりの選択に応じ 出産 育児期の継続就業に加え 出産 育児を理由とする離職後の再就職というそれぞれのライフステージに対応した複線的な能力開発支援を実施する に出向産け た育能児力期開の発継支続援就業 主な課題 地域における中小企業の実態に即し

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

Microsoft PowerPoint - 資料1_子ども・子育て支援新制度に関する検討状況について

計画の今後の方向性

Transcription:

資料 6 内閣府における女性の継続就業の促進 男性の育児 家事参画の促進 仕事と介護の両立の推進に向けた取組 1. 女性の継続就業の促進に向けた取組 子ども 子育て支援新制度のための施行準備 ( 別添 1) 平成 24 年 8 月に成立した子ども 子育て関連 3 法に基づく 子ども 子育て支援新制度について 平成 27 年 4 月の本格施行に向け 内閣府の子ども 子育て会議において 制度の詳細設計について議論を行うなど 施行準備を進める また 平成 26 年度は新制度の本格施行に先立って保育緊急確保事業を実施する 公共調達 補助金を通じたワーク ライフ バランスの推進 ( 別添 2) 国では 平成 26 年 8 月に 女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針 を策定した 同指針では 企業における男女共同参画やワーク ライフ バランスの推進に向けた 公共調達 補助金 の活用方法 範囲を明確化し 毎年度 各府省の取組状況を公表することにより 各府省の取組を促進することとしている 地方公共団体に対しても 公共調達等を活用した男女共同参画やワーク ライフ バランスの推進について 取組を依頼している 女性の活躍 見える化 サイトの運営 ( 別添 3) 個別企業における女性の活躍状況を投資家 消費者 就業希望者等から 見える ( 可視化 ) ようにするため 上場企業等における役員 管理職の女性比率 登用目標 男女別の勤続年数 育休取得者数 残業時間等について 平成 26 年 1 月開設の 女性の活躍 見える化 サイト で公表している 1

2. 男性の育児 家事参画の促進に向けた取組 家族の日 家族の週間 ( 別添 4) 11 月第 3 日曜日の家族の日を中心とした期間にフォーラムや作品コンクール等を開催するなどし 地域の子育て支援や父親の子育て参加を呼びかけ 家族や地域の大切さについて 理解促進を図る 男性の意識改革や働き方の見直しを先導する キーパーソン 育成事業 ( 別添 5) 地域 企業等において 働き方の見直しを進めて家事 育児に積極的に参画している男性を対象に キーパーソン育成セミナー を開催し キーパーソン ( ロールモデル ) が所属する地域 企業等において 働き方の見直しと家事 育児への参画を先導することで こうした取組の輪の拡大を図る 男性にとっての男女共同参画シンポジウムの開催男性の家事 育児参画を推進するために 楽しみながら家事 育児に取組むためのポイントや 上司 先輩が 家事 育児等に取り組む部下を理解し 職場において働き方の見直しを進めていくことの大切さについて 基調講演とパネルディスカッションを行った ( 平成 26 年 6 月 28 日 ) 3. 仕事と介護の両立の推進に向けた取組 仕事 と 介護 の両立支援ポータルサイトの運営 ( 別添 6) 仕事と介護の両立に関する各種制度やサービスの情報をまとめてポータルサイトで情報発信している 2

3 別添 1 子ども 子育て支援新制度の 施行準備状況について 平成 26 年 10 月 8 日内閣府子ども 子育て支援新制度施行準備室

4 子ども 子育て支援新制度のポイント 自公民 3 党合意を踏まえ 子ども 子育て関連 3 法が成立 ( 平成 24 年 8 月 ) 幼児教育 保育 地域の子ども 子育て支援を総合的に推進 消費税の引き上げにより確保する 0.7 兆円程度を含め 追加の恒久財源を確保し すべての子ども 子育て家庭を対象に 幼児教育 保育 地域の子ども 子育て支援の質 量の拡充を図る 新制度は平成 27 年 4 月の本格施行を予定 市町村が 地方版子ども 子育て会議の意見を聴きながら 子ども 子育て支援事業計画を策定し 実施 経済財政運営と改革の基本方針 2014 ~ デフレから好循環拡大へ ~ ( 平成 26 年 6 月 24 日 )( 抜粋 ) 1. 女性の活躍 教育再生を始めとする人材力の充実 発揮 (4) 少子化対策 ( 略 ) 新たな少子化社会対策の大綱を平成 26 年度中に策定するとともに 子ども 子育て支援新制度を平成 27 年 4 月に施行する方針の下 取り組む また 本制度に基づく幼児教育 保育 子育て支援の量的拡充及び質の向上を図るための財源の確保については着実に進め 消費税分以外も含め適切に対応していく なお 消費税 8% への引上げによる増収分を活用し 平成 26 年 4 月から 新制度への円滑な移行を図るための先行的な取り組みである 保育緊急確保事業 を実施し 子ども 子育て支援の充実を図る 1

5 子ども 子育て関連 3 法 1 幼児期の学校教育 保育 子育て支援について共通の仕組みの下で必要な財源を確保 幼児期の学校教育 保育 子育て支援の量 質の充実 ( 子ども 子育て支援新制度 ) ( 施設型給付 ) 認定こども園 (0~5 歳 ) 幼稚園 (3~5 歳 ) 保育所 (0~5 歳 ) ( 地域型保育給付 ) 小規模保育 家庭的保育 ( 保育ママ ) 等 安定財源を確保 消費税財源で約 0.7 兆円 それ以外の財源を含め約 1 兆円超 地域子ども 子育て支援事業 ( 放課後児童クラブ 地域子育て支援拠点等 ) 2 市町村が計画的に待機児童解消などの地域の子育て基盤を整備 ( 市町村の責務として位置づけ ) 市町村は地域の需要を把握し 需要を満たすための計画を策定 1 の共通の仕組みの下で必要な財源を確実に確保 待機児童の解消 地域の子育て支援の拡充 3 規制の見直し等により保育需要の増大に対応 保育所の量的拡充 認可制度の見直し (*) により 大都市部の保育の需要増大に対応 * 保育需要がある限り 質を満たしたものを 認可するものとする ( 認可の恣意性の排除 ) 小規模保育等の新設 ( 特に場所等の確保が難しい大都市部の保育需要増大 地域の保育の確保に対応 ) 20 人未満の小規模保育 事業所内保育 保育ママ等に対する財政支援を拡充 2

6 人口減少地域での展開 子どもが減少する中で 適切な育ちの環境を確保することが課題 子どもが減少しても 認定こども園を活用し 一定規模の子ども集団を確保しつつ 教育 保育の提供が可能 子どもが減少し 保育所 (20 人以上 ) として維持できない場合でも 小規模保育等として 身近な場所で保育の場の維持が可能 地域子育て支援拠点 ( 子育てひろば ) 一時預かりなど 在宅の子育て支援家庭に対する支援を中心に展開 取組を容易とするための見直し 地域の実情に応じた子育て支援の展開 子ども 子育て支援新制度の主なポイント 1 認定こども園制度の改善 幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設 二重行政の解消 財政支援の充実 により 地域実情に応じた展開が可能 2 小規模保育等への財政支援の創設 小規模保育 ( 定員 6~19 人 ) 保育ママ ( 定員 1~5 人 ) 等に対する財政支援 ( 地域型保育給付 ) を創設 3 地域の実情に応じた子育て支援の充実 地域の実情に応じ 市町村の判断で実施できる 13 の子育て支援事業を法定 在宅の子育て家庭 (0~2 歳の子どもを持つ家庭の 7 割 ) を中心とした支援の充実 大都市部での展開 潜在的なニーズにまで応え得る待機児童対策が課題 ( 保育所待機児童解消加速化プランなど ) 施設 人員に余裕のある幼稚園の認定こども園移行により 待機児童の解消が可能 土地の確保が困難な地域でも 既存の建物の賃借等により 機動的な待機児童対策を講じることが可能 延長保育 病児保育 放課後児童クラブなど 多様な保育ニーズに応える事業を中心に展開 4 市町村が実施主体 住民に身近な市町村に 子育て支援の財源と権限を一元化 市町村は地域住民の多様なニーズを把握した上で 計画的に その地域に最もふさわしい子育て支援を実施 新制度の基盤 5 社会全体による費用負担 消費税率引上げにより 国 地方の恒久財源を確保 質 量の充実を図るため 消費税率の引上げにより確保する0.7 兆円程度を含めて1 兆円超程度の追加財源が必要 3

7 主な動き ( 想定 ) 基本指針 事業計画 各種基準 ( 幼補連携型認定こども園の認可基準 保育の必要性認定の基準等 ) 公定価格 利用者負担 実施体制 子ども 子育て支援新制度の施行に向けた取組スケジュール 平成 25 年 4 月から子ども 子育て会議において審議を行い 基本指針や各種基準等を策定するとともに 平成 26 年 5 月には公定価格の仮単価及び利用者負担イメージについて提示 今後 予算編成過程において 公定価格の本単価を検討 また 引き続き 自治体 事業者 保護者等への情報提供など 新制度の円滑な施行を図るための取組を実施 平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 ねの(~3 月 ) 案量の見込み推計 (12 月 ~1 月 ) 論検討とり条例等の策定 関係者等への周知概まとめ会議等での実態調査 会議等での検討施設の意向調査利用者負担の設定議会議等での検討 (7 月 ) の整理(7 月 ) ( 注 )27 年 10 月消費税 10% に引き上げ ( 消費税率の引き上げは 経済状況を踏まえて判断 ) 4~6 7~9 10~12 1~3 4 月消費税 8% 引き上げ保育緊急確保事業実施 (4 月末 ~) 政(4 月末 ~) 子中量令(~9 月 ) ま確間保みの 取見府確保方策検討方 計画確定り策込省令等の制施行に必要な各種事務の実施定(5 月末 ~) 単イ価メー及び利用示者自治体において準備組織を設置 予算編成 子ども 子育て支援新制度施行準備室 ( 内閣府 ) とめ(9~10 月 ) 仮ジの提負担(10 月頃 ~) 園児募集 国で実施 (1 月頃 ) 本単価提示( 内閣府 ) ども 子育て支援新制度本格施行(4 月 ) 子ども 子育て本部 一元的実施体制を整備自治体等で実施 4

8 子ども 子育て本部を中心とした体制 ( イメージ ) 総合調整 内閣府子ども 子育て本部 内閣府特命担当大臣 必置 子ども 子育て本部長 主な業務 子ども 子育て支援のための基本的な政策 少子化の進展への対処に係る企画立案 総合調整 少子化に対処するための施策の大綱の作成及び推進等 子ども 子育て支援法に基づく事務 子ども 子育て支援給付( 認定こども園 保育所 幼稚園への共通の施設型給付 地域型保育給付 児童手当 ) 地域子ども 子育て支援事業に係る交付金等 認定こども園法に基づく事務 ( 共管 ) 認定こども園制度に係る一元的窓口 幼保連携型認定こども園への指導 監督等 総合調整 児童福祉法体系との連携 学校教育法体系との連携 厚生労働省 主な業務 児童福祉法に基づく事務 保育所 地域型保育 地域子ども 子育て支援事業に係る基準 指導監督 保育士に関する事項 等 文部科学省 主な業務 学校教育法及び私立学校振興助成法に基づく事務 幼稚園に係る基準 指導監督 幼稚園教諭に関する事項 私学助成に係る事務 ( 新制度に移行しない私立幼稚園に対する補助等 ) 等 認定こども園法に基づく事務 ( 共管 ) 等 認定こども園法に基づく事務 ( 共管 ) 等 5

9 量的拡充質の改善 2 所要額 0.4 兆円程度 1 0.3 兆円程度 ~0.6 兆円超程度 主な内容 子ども 子育て支援の 量的拡充 と 質の改善 項目 ( 案 ) 消費税の引き上げにより確保する 0.7 兆円の範囲で実施する事項と 0.3 兆円超の追加の恒久財源が確保された場合に 1 兆円超の範囲で実施する事項の案 認定こども園 幼稚園 保育所 地域型保育の量的拡充 ( 待機児童解消加速化プランの推進等 ) 地域子ども 子育て支援事業の量的拡充 ( 地域子育て支援拠点 一時預かり 放課後児童クラブ等 ) 3 歳児の職員配置を改善 (20:1 15:1) 1 歳児の職員配置を改善 (6:1 5:1) 4 5 歳児の職員配置を改善 (30:1 25:1) 私立幼稚園 保育所等 認定こども園の職員給与の改善 (3%~5%) 小規模保育の体制強化 減価償却費 賃借料等への対応など 放課後児童クラブの充実 一時預かり事業の充実 利用者支援事業の推進 など 社会的養護の量的拡充 児童養護施設等の職員配置基準の改善 児童養護施設等での家庭的な養育環境の推進 民間児童養護施設の職員給与等の改善など 量的拡充 質の改善合計 0.7 兆円程度 ~1 兆円超程度 1 量的拡充 のための所要額は 市町村子ども 子育て支援事業計画に盛り込まれた 量の見込み 確保方策 の実現に要する費用であり 最終的には 市町村子ども 子育て支援事業計画の積み上げにより計算されるもの 現在 各市町村において 量の見込み 等の算出作業を行っている途上であることから 現時点では 一定の前提を置いて 量の見込み を仮置きして積算 2 質の改善 の事項のうち は 0.7 兆円の範囲ですべて実施する事項 は一部を実施する事項 はその他の事項 平成 27 28 年度において 消費税率引き上げによる増収額 及びそのうち 子ども 子育て支援の充実 に充てる額は 各年度の予算編成過程を経て決定 6

10 子ども 子育て支援新制度の財源確保について 1 量的拡充 と 質の改善 は二者択一の関係にあるものではなく 両者は車の両輪 待機児童解消加速化プラン等の実現のためには 保育士等の処遇改善 研修の充実等のこれを支える 質の改善 が必要であり 十分な財源を確保して 制度を円滑かつ安定的に施行することが必要 1. 社会保障 税一体改革に関する確認書 ( 社会保障部分 ) ( 抄 ) ( 平成 24 年 6 月 15 日自由民主党 公明党 民主党社会保障 税一体改革 ( 社会保障部分 ) に関する実務者間会合 ) 二. 社会保障改革関連 5 法案について (1) 子育て関連の3 法案の修正等 5 その他 法案の附則に以下の検討事項を盛り込む 政府は 幼児教育 保育 子育て支援の質 量の充実を図るため 安定財源の確保に努める 6 幼児教育 保育 子育て支援の質 量の充実を図るため 今回の消費税率の引き上げによる財源を含めて1 兆円超程度の財源が必要であり 政府はその確保に最大限努力する 2. 子ども 子育て支援法 ( 平成 24 年法律第 65 号 ) 抜粋附則 ( 財源の確保 ) 第三条政府は 教育 保育その他の子ども 子育て支援の量的質的拡充及び質の向上を図るための安定した財源の確保に努めるものとする 3. 子ども 子育て関連 3 法案に対する附帯決議 ( 平成 24 年 8 月 10 日参議院社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 ) 十五 幼児教育 保育 子育て支援の質 量の充実を図るためには 1 兆円超程度の財源が必要であり 今回の消費税率の引上げにより確保する 0.7 兆円程度以外の 0.3 兆円超について 速やかに確保の道筋を示すとともに 今後の各年度の予算編成において 財源の確保に最大限努力するものとすること 4. 少子化危機突破のための緊急対策 ( 平成 25 年 6 月 7 日少子化社会対策会議決定 )( 抜粋 ) 5 制度 財政面での対応 (1) 子ども 子育て支援新制度等の財源確保 子ども 子育て支援新制度 の平成 27 年 4 月 ( 予定 ) における円滑な施行を図るため 幼児教育 保育 子育て支援の質 量の充実を図るための財源として 消費税引き上げによる財源 (0.7 兆円 ) を含め 1 兆円超程度の確保に努める 7

11 子ども 子育て支援新制度の財源確保について 2 5. 社会保障制度改革国民会議報告書 ( 平成 25 年 8 月 6 日 )( 抜粋 ) 3 次世代育成支援を核とした新たな全世代での支え合いを (1) 取り組みの着実な推進のための財源確保と人材確保 ( 略 ) 子ども 子育て支援新制度に即した 積極的かつ着実な推進が必要であるが そのためには財源確保が欠かせない とりわけ子ども 子育て支援は未来社会への投資であり 量的な拡充のみならず質の改善が不可欠である そのため今般の消費税引き上げによる財源 (0.7 兆円 ) では足りず 附帯決議された 0.3 兆円超の確保を今後図っていく必要がある 7. 経済財政運営と改革の基本方針 2014 ~ デフレから好循環拡大へ ~ ( 平成 26 年 6 月 24 日 )( 抜粋 ) 1. 女性の活躍 教育再生を始めとする人材力の充実 発揮 (4) 少子化対策 ( 略 ) 新たな少子化社会対策の大綱を平成 26 年度中に策定するとともに 子ども 子育て支援新制度を平成 27 年 4 月に施行する方針の下 取り組む また 本制度に基づく幼児教育 保育 子育て支援の量的拡充及び質の向上を図るための財源の確保については着実に進め 消費税分以外も含め適切に対応していく 6. 平成 26 年 6 月 9 日の参 決算委員会での安倍総理答弁 政府としては 平成二十七年度から施行予定の子ども 子育て支援新制度に基づき 子育て支援の質と量を充実することとしております このための財源の確保については 消費税増収分はもとより それ以外のものも含め しっかりと対応していく考えでございます 8. 平成 26 年 10 月 2 日参 本会議での安倍総理答弁 平成二十七年四月に施行予定の子ども 子育て支援新制度に基づき 子育て支援の質 量の充実を図るための財源の確保については 消費税分はもちろん それ以外のものを含め しっかりと対応してまいります 8

12 平成 26 年度における 社会保障の充実 ( 概要 ) ( 単位 : 億円 ) 事項事業内容計 ( 注 1) 国分 地方分 子ども 子育て支援の充実 待機児童解消の推進と地域の子ども 子育て支援の充実 ( 待機児童解消加速化プラン の推進 保育緊急確保事業の実施 ) 2,915 1,348 1,568 社会的養護の充実 80 40 40 ( 注 3) 医療 介護の充実 医療 介護サービスの提供体制改革 医療保険制度の改革 育児休業中の経済的支援の強化 64 56 8 病床の機能分化 連携 在宅医療の推進等 (1) 消費税財源の活用による診療報酬の改定 (2) 新たな財政支援制度の創設 ( ) 地域包括ケアシステムの構築 ( 認知症に係る地域支援事業の充実等 ) 353 544 249 362 105 181 43 22 22 国民健康保険等の低所得者保険料軽減措置の拡充 612 0 612 高額療養費制度の見直し 42 37 5 ( 注 4) 難病 小児慢性特定疾患への対応 難病 小児慢性特定疾患に係る公平かつ安定的な制度の確立等 298 126 172 年金制度の改善遺族基礎年金の父子家庭への対象拡大 10 10 0 合計 4,962 2,249 2,713 医療提供体制改革のための新たな財政支援制度 ( 基金 ) については 上記に加え 公費 360 億円の上乗せ措置を別途実施 その結果 基金規模は合計 904 億円 ( 注 1) 金額は公費 ( 国及び地方の合計額 ) である ( 注 2) 計数は それぞれ四捨五入の関係により 端数において合計と合致しないものがある ( 注 3) 保育緊急確保事業 の国分 (1,043 億円 ) は内閣府 保育所運営費の国分 (304 億円 ) は厚生労働省に計上 ( 注 4) 育児休業中の経済的支援の強化 の国分のうち 雇用保険の適用分 (55 億円 ) は厚生労働省 国共済組合の適用分 (1 億円 ) は各省庁に計上 9

13 Ⅰ. 待機児童解消加速化プラン の推進 子ども 子育て支援新制度の施行 (27 年度予定 ) を待たずに 緊急集中取組期間 (25 26 年度 ) で約 20 万人分 潜在ニーズを含め 保育ニーズのピークを迎える29 年度末までに合わせて約 40 万人分の保育の受け皿を確保し 待機児童の解消を目指す 保育ニーズのピーク 消費税財源を活用して以下を実施し 意欲ある地方自治体を強力に支援 ( は Ⅱ. 保育緊急確保事業として実施 ) Ⅱ. 保育緊急確保事業 ( 別添参照 ) 子ども 子育て支援の充実 の概要 25 年度 27 年度 29 年度 31 年度 20 万人 40 万人緊急集中取組期間取組加速期間 緊急プロジェクト 消費税財源確保 所要額 ( 公費 ) 1,841 億円 ( 国費 985 億円 ) 新制度等による取組 2 年間前倒し 新制度スタート待機児童解消を目指す市町村子ども 子育て支援事業計画の期間 (27~31 年度 ) 小規模保育 家庭的保育 幼稚園における長時間預かり保育や 認可を目指す認可外保育施設への支援 保育の量拡大に対応した保育所運営費の確保 保育士確保対策 ( 処遇改善 ) 利用者支援 等 加速化プランの推進に必要な保育所整備費等について 安心こども基金 にて引き続き財政支援をする 加速化プランの推進に必要な保育所整備費等は 別途 確実に確保 所要額 ( 公費 ) 2,307 億円 ( 国費 1,043 億円 ) 所要額 ( 公費 ) 2,995 億円 ( 国費 1,388 億円 ) 子ども 子育て支援新制度への円滑な移行を図るため 小規模保育支援などの新制度における施設型給付 地域型保育給付に関する事業や 地域子育て支援拠点事業など 新制度における地域子ども 子育て支援事業等を先行的に支援する 1 待機児童解消加速化プラン の推進 ( 上記 Ⅰ の一部を再掲 ) 所要額 ( 公費 ) 1,233 億円 ( 国費 681 億円 ) 2 新制度に基づく事業の先行的な支援 所要額 ( 公費 ) 1,074 億円 ( 国費 362 億円 ) 新制度の下で市町村が実施する 地域子育て支援拠点事業など 地域子ども 子育て支援事業等を先行的に支援 地域子育て支援拠点事業 一時預かり事業 ファミリー サポート センター事業 放課後児童クラブの充実 ( 利用意向を反映した開所時間延長への対応 ( 小 1の壁の解消 )) 等 Ⅲ. 社会的養護の充実 所要額 ( 公費 ) 80 億円 ( 国費 40 億円 ) 児童養護施設等の受入児童数の拡大 ( 虐待を受けた子どもなど社会的養護が必要な子どもの増加への対応 ) 児童養護施設等での家庭的な養育環境 ( 小規模グループケア グループホーム等 ) の推進 10

14 保育緊急確保事業 について 事業内容等 事業内容 子ども 子育て支援新制度への円滑な移行を図るため 小規模保育支援などの新制度における施設型給付 地域型保育給付に関する事業や 地域子育て支援拠点事業など 新制度における地域子ども 子育て支援事業等を先行的に支援する 実施主体 市町村 ( 特別区含む ) 特定市町村 ( 待機児童が 50 名以上いる市町村 ) は 実施義務が課されている 総事業費 2,307 億円 国 1,043 億円地方 1,264 億円 施設型給付 地域型保育給付に移行する事業等 地域子ども 子育て支援事業に移行する事業等 1 小規模保育運営支援事業 2 グループ型小規模保育事業 3 へき地保育事業 4 幼稚園における長時間預かり保育支援事業 5 家庭的保育事業 6 認定こども園事業 ( 保育所型 ) 7 認定こども園事業 ( 幼稚園型 ) 8 保育士等処遇改善臨時特例事業 9 保育体制の強化 10 認可化移行総合支援事業 ( 運営費支援 調査費 移転費 ) 11 民有地マッチング事業 補助率 1/2 8 保育士等処遇改善臨時特例事業 は 国の補助率 3/4 1 放課後児童クラブの充実 ( 利用意向を反映した開所時間延長への対応 ) 2 地域子育て支援拠点事業 3 一時預かり事業 4 ファミリー サポート センター事業 5 乳児家庭全戸訪問事業 6 養育支援訪問事業 7 子どもを守る地域ネットワーク機能強化事業 8 子育て短期支援事業 9 利用者支援事業 10 新規参入施設への巡回支援事業 補助率 1/3 11

15 女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針 について 企業における女性の活躍推進に向けた 公共調達 補助金 の活用方法 範囲を明確化し 毎年度 各府省の取組状況を公表することにより 各府省の取組を促進 男女共同参画会議決定 ( 平成 24 年 3 月 14 日付け ) (12 閣僚構成 ) 別添 2 公共調達 男女共同参画等の評価項目の設定 男女共同参画等の調査 広報 研究 総合評価落札方式の場合 参考 公共調達に関する現行の取組の実績 H23 2.2 億円 H25 6.3 億円 男女共同参画推進本部決定 ( 平成 26 年 8 月 5 日付け )( 全閣僚構成 ) : 新たに明確化したもの 公共調達 各府省の取組の拡大 男女共同参画等の評価項目の設定 男女共同参画等の調査 広報 研究 女性が重要な対象者の広報等 総合評価落札方式 企画競争の場合企画競争 受注機会の増大 補助金 考え方の明示 女性の活躍推進を直接の目的とする補助金 女性の活躍推進に資する環境整備の補助金 主たる目的が別の補助金における優遇措置等 公共調達等の機会を捉えた啓発 新規の取組 企業における女性の活躍状況等の任意報告

16 日本再興戦略における位置付け等 今後の取組事項について ( 平成 24 年 3 月 14 日男女共同参画会議決定 ) 公共契約を通じて雇用分野の男女共同参画を推進するため 男女共同参画及びワーク ライフ バランスに関連する調査 広報 研究開発事業において総合評価落札方式による一般競争入札を実施するに当たっては 男女共同参画等に関する評価項目の設定に取り組む 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 1 女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等企業への助成金制度や税制上の措置の活用等による支援等の充実 公共調達を通じた取組 好事例を顕彰する仕組みの拡充を進めるとともに 役員や管理職への登用拡大 ( 全上場企業においてまずは役員に一人は女性を登用 ) に向けた働きかけやキャンペーン 登用状況の開示促進 女性人材のデータベース化等を行う 日本再興戦略改訂 2014( 平成 26 年 6 月 24 日閣議決定 ) ( 企業等における女性の登用を促進するための環境整備 ) 公共調達や各種補助事業に当たり 事業者又は発注者の負担等を踏まえつつ ワークライフバランス 女性の登用等への取組状況について報告を求め 企業における取組の 見える化 を進め 女性の活躍推進に積極的に取り組む企業を適切に評価すること等を盛り込んだ取組指針を策定し 受注機会の増大を図る

女性の活躍 見える化 サイトの開設 (2014 年 1 月 ) 17 別添 3 女性の活躍 見える化 サイト 個別企業のデータを内閣府 HP で公表 業種毎 (33 業種 ) にデータを整理 統一フォーマット ( 一覧表 ) を採用 上場企業 3,552 社中 1,229 社 (34.6%) が開示 ( 日経平均株価構成銘柄では 8 割の企業 ) (2014.10.6 現在 ) 上場企業 13 項目 管理職 役員の女性比率等 女性登用の目標 育休取得者数 ( 男性内数 ) 月平均残業時間 勤続年数 ( 男女別 ) 等 市場評価の上昇 投資家 ( 資本市場 ) 就業希望者 ( 労働市場 ) 消費者 女性の活躍 見える化 サイト 内閣府男女共同参画局 HP http://www.gender.go.jp/policy/mieruka/company/mierukasite.html 14

18 家族の日 家族の週間 H27 年度要求額 8,234 千円 (10,485 千円 ) ( 別添 4) 家族の日 :11 月第 3 日曜日 ( 平成 26 年 11 月 16 日 ) 家族の週間 : 家族の日の前後各 1 週間 ( 平成 26 年 11 月 9 日 ~22 日 ) 経緯 新しい少子化対策 (H18.6.20 少子化社会対策会議決定 ) に基づき 生命の大切さや家族や地域の絆等について理解促進を図ることを目的に 家族の日 家族の週間が制定された 趣旨 子どもを家族が育み 家族を地域社会が支える社会の実現に向けて 国 地方公共団体 民間の関係団体等と連携し 多様な家庭や家族の形態があることを踏まえつつ 生命の大切さ 家族の役割等についての理解促進を図る 内閣府の取組 行事 家族の日 フォーラム ( 地方自治体と共催 ) フォーラムやワークショップ 作品コンクール表彰式 ( 大臣表彰 ) など 毎年 家族の日 に開催 H26 は神奈川県 横浜市と共催 (11 月 16 日 ) 予定 地方公共団体 携( 内閣府 ) 食育 子ども 若者育成 仕事と生活の調和 ( 文部科学省 ) 子どもの生活習慣づくり ( 厚生労働省 ) 母子保健等 ( 法務省 ) 犯罪 非行の無い地域づくりなど連携〇働き方の改革の取組等連 家族の日 と連携した取組や 育児の日 子育てフォーラム などの取組 家庭の日 等 (44 都道府県等 ) の行事 理解促進 作品コンクール ( 家族や地域の大切さに関する 写真 手紙 メール の募集と表彰 ) ( 募集期間平成 26 年 7 月 ~9 月 ) 地方自治公共団体のイベントなど地域の取組に関する情報提供 ロゴマークの使用などによる官民連携の周知 民間の関係団体 企業等 連携関係府省の取組 〇家族の大切さなどについて訴えかけるキャンペーンや啓発活動

19 男性の意識改革や働き方の見直しを先導する キーパーソン 育成事業 別添 5 課題と目的 H27 要求額 12,200 千円 (9,898 千円 ) 男性の家事 育児参画の推進 男性の週労働時間 60 時間以上の就労者割合は 30 代 (18.2%) 40 代 (17.5%) と依然として高い 長時間労働の人ほどポジティブな評価を受けやすいという印象が未だに根強い (H25 年度 ワーク ライフ バランスに関する個人 企業調査 ) 働き方改革を進めるためには 経営者 管理職による業務管理等の取組とともに 働く 本人 の意識改革が急務 男性の育児休業取得率は依然として低水準 (2.03%) 夫婦共働きで6 歳未満の子供を持つ夫のうち 80.5% が 家事 を全く行わず 67.2% が 育児 を全く行っていない 女性の活躍を推進するためにも 男性の家事 育児参画の拡大が不可欠 男性の家事 家事育児を推進するため 取組の 先導者 及び 啓発ツール による各層への訴求が必要 事業の概要 1 男性の家事 育児参画を先導するキーパーソンの育成 セミナーを開催し キーパーソン を育成 〇受講対象者 働き方の見直しを進め 家事 育児に参画している男性 自治体 企業等の各種団体に所属 〇セミナー内容 働き方見直しを進め 家事 育児に参画すること を普及啓発するために 必要な知識やスキル等を講義 キーパーソンとして地域等における先導役へ 体験記 ( 事例 ) を応募 キーパーソンを含む多様なユーザーが活用 2 啓発ツールによる取組事例の広報 啓発 啓発ツール ( アプリ等 ) の製作と活用 〇働き方の見直しや家事 育児参画の事例を キーパーソン等から収集し これまで研究してきた事例とともに随時発信 〇男性が楽しみながら家事 育児に参画し 記録できる仕組みを搭載 意識改革や働き方の見直しを進め 男性が楽しみながら家事 育児に参画することで 各層における仕事と生活の調和及び男性にとっての男女共同参画の更なる推進を図る

20 別添 6 これから介護が必要になるかもしれないという不安を抱えた方や 家族の介護をすることになった方のための 仕事と介護の両立に関する各種制度やサービスの情報をまとめたポータルサイトを開設しました コンテンツ 様々なケースに応じて必要な情報へとナビゲーション ケース別 援メニュー 働く のための介護休業制度介護の基礎知識 お役 ち情報リンク集 ほか 同居している母親が脳梗塞で入院していたが 病院から 退院して通院治療に切り替えて欲しいと言われた 今後の介護はどうしたらよいだろうか 郷里の母親の介護が必要になった 遠隔地なので日常生活の世話をすることができない 地域の介護サービスを受けながら介護ができないか 遠隔地で母親が一人暮らしをしている 今は元気そうに見えるが 将来が心配だ 同居している父親の様子がおかしい 認知症ではないか 今後どのように介護していけばよいか 父親を自宅で介護しているが 他県に転勤することになった 転勤先でも必要な介護が受けられるだろうか 転勤先でも介護休業や介護休暇を取得できるか 職場の部下が介護をすることになり どうしたらよいかと相談を受けた どのようにアドバイスしたらよいだろうか バナーをご活 ください 仕事 と 生活 の調和ポータルサイトはこちら http://wwwa.cao.go.jp/wlb/ryouritsu/index.html バナーはこちら http://wwwa.cao.go.jp/wlb/ryouritsu/banner.html