Library in the U.K. 海外研修経験から見えた大学図書館 (1) 平成 27 年度大学図書館職員短期研修京都大学附属図書館平成 27 年 10 月 7 日 ( 水 ) 10:55~11:40 国立情報学研究所平成 27 年 12 月 2 日 ( 水 ) 10:55~11:40 電気通信大学学術情報課学術情報サービス係主任上野友稔
もくじ 私のミッション 自己紹介 なぜ海外視察に行かないのか? 海外視察概要 海外視察の成果 2
私のミッション 皆さんが海外視察に行く ( 将来 ) 海外視察に至るまでのさまざまなヒントを提供する ルーキー ベテラン リーダー 実務能力 人脈 語学力 高度な専門性 企画力 調整力 マネジメント力 プレゼン力 情熱 3
自己紹介 略歴 担当業務 課外活動 4
自己紹介 : 略歴 年月 昭和 53 年 7 月 平成 14 年 4 月 ~ 平成 16 年 3 月 平成 17 年 9 月 ~ 平成 19 年 10 月 平成 20 年 4 月 ~ 平成 23 年 1 月 平成 23 年 2 月 ~ 略歴 山口県山口市 ( 旧阿知須町 ) 出身 山口大学人文科学研究科地域文化専攻専門 : 可能世界の存在論 ( 様相論理学 ) 山口市立阿知須図書館きらら館臨時職員 島根県立大学図書情報課任期付司書 大学図書館職員短期研修 ( 京都 ) 電気通信大学附属図書館情報受入係 平成 24 年 10 月 ~ 電気通信大学学術情報課学術情報サービス係主任 平成 26 年 9 月 平成 26 年度国立大学図書館協会海外派遣 5
自己紹介 : 担当業務 所属 略歴 島根県立大学大学図書館業務全般 ( 雑誌 ILL 除く ) 図書館システム管理機関リポジトリの構築図書館主催の公開講座の実施職員研修の企画 電気通信大学 機関リポジトリの構築ブックハンティング ( 選書ツアー ) 図書館システム更新学認連携講義と連携した図書館リテラシー講習のマネジメント 6
自己紹介 : 課外活動 年月 平成 22 年 平成 24 年 ~ 平成 25 年 平成 24 年 平成 24 年 4 月 ~ 平成 26 年 3 月 平成 26 年 平成 26 年 6 月 ~ 平成 27 年 4 月 ~ 活動内容 浜田市立弥栄中学校図書館改善アドバイザー NII 電子リソース管理データベース (ERDB) プロトタイプ構築プロジェクト協力員 国大図協助成事業 職員の企画 運営による職員の為のワークショップ 企画 運営スタッフ 情報の科学と技術 編集委員 国大図協助成事業 職員の企画 運営による職員の為のワークショップ 企画 運営スタッフ 日本図書館協会 図書館の自由委員会 東地区委員 NII 電子リソースデータ共有作業部会 7
なぜ海外視察に行かないのか? 英語力が不安ですか? コミュニケーション力が不安ですか? 予算がありませんか? 8
英語力が不安ですか? 本学英語教員のお言葉 TOEIC800 点以上は誤差の範囲 9
コミュ力が不安ですか? Mr. Graham Stone(The University of Huddersfield Library) のお言葉 We have the same pain! 10
予算がありませんか? 予算獲得のノウハウを学びましょう 待って いてはダメです 取りに行きます まずは学内に提案します ダメなら外部 ( 国大図協 私大図協 N I) から獲得します 11
海外視察概要 国大図協海外派遣事業とは 何を いつ どこで なぜ 12
海外視察概要 : 海外派遣事業とは 国大図協海外派遣事業 http://www.janul.jp/j/operations/overseas/ Facebook https://www.facebook.com/januloversea?ref=bookmarks 13
海外視察概要 : 何を 視察テーマ : 英国における電子情報資源管理のための Knowledge Base 共同構築の手法及び活用状況調査 14
海外視察概要 : 何を ナレッジベースとは 電子リソースのタイトルや URL など重要なデータを含むデータベース 電子リソースの流通のキー 15
海外視察概要 : 何を GOKb KB+ ERDB-JP GOKb: オープンでグローバルな KB を構築し 図書館システム Kuali OLE 等に提供 KB+:KB に加えて各機関のローカルデータ ( 購読情報 ローカルライセンスなど ) を管理 ERDB-JP: 日本語の KB を共同構築 16
海外視察概要 : いつ 平成 26 年 9 月 22 日 ( 月 )~26 日 ( 金 ) 9 月 22 日 ( 月 ) 羽田 ヒースロー マンチェスター ハダースフィールド 9 月 23 日 ( 火 ) The University of Huddersfield ロンドン 9 月 24 日 ( 水 ) King s College London 9 月 25 日 ( 木 ) JISC Collections ヒースロー 羽田 9 月 26 日 ( 金 ) 帰国 17
海外視察概要 : どこで 23 日 ( 火 ):Univ. of Huddersfield 24 日 ( 水 ):King s College London 25 日 ( 木 ):JISC Collections 18
海外視察概要 : どこで The University of Huddersfield 国立大学 (1992 年から現在の学制 ) 7 学部を持つ総合大学 ( 学部は約 190 大学院は約 120 のコースを持つ ) 学生数 : 約 2 万名 19
海外視察概要 : どこで King s College London 国立大学 ( ロンドン大学を構成するカレッジの一つ ) 9 学部を持つ総合大学 学生数 : 約 2 万名 20
海外視察概要 : どこで JISC Collections 英国の高等教育機関向け電子コンテンツライセンス交渉の窓口 日本では JUSTICE に相当 21
海外視察概要 : なぜ KB は電子リソース流通のキー 管理が大変 タイトル遷移 出版社移動などの影響を受けるから コミュニティによる管理 各機関の作業負担が軽減 22
海外視察概要 : なぜ で 結局大学で利用できるタイトル 巻号って? どうして毎年タイトルの The の位置を入替えないと OPAC にすら登録できないの? 英国で先行する KB+ にヒントがある? 23
海外視察の成果 電子リソースの流通のキー 国際的コラボレーションの可能性 図書館視察 詳しくは 24
海外視察の成果 :KB は 電子リソースの流通のキー 電子ジャーナル だけじゃない 電子ブック OA ジャーナルなどへ拡張 Open Access Open Data Open Science との関係 25
海外視察の成果 : 国際的コラボ ガラバゴスな情報流通からの脱却 日本の研究成果の発信に寄与するため 世界的なムーブメントに積極的に関与 ウェブに載せるだけではなく 利用者にナビゲートするところまでが図書館職員の仕事では? 26
海外視察の成果 : 図書館視察 The University of Huddersfield, Library 27
海外視察の成果 : 図書館視察 King s College London, The Maughan Library 28
海外視察の成果 : 詳しくは 国大図協海外派遣ウェブサイト 大学図書館研究 ( 発行未定 ) カレント アウェアネス ( 平成 27 年 12 月発行予定 ) 29
( 改めて ) 私のミッション 皆さんが海外視察に行く ( 将来 ) 海外視察に至るまでのさまざまなヒントを提供する ルーキー 実務能力 人脈 語学力 ベテラン 高度な専門性 企画力 調整力 リーダー マネジメント力 プレゼン力 情熱 30
参考資料 電気通信大学附属図書館, http://limefront.cc.uec.ac.jp/ 次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業 ERDB( 電子リソース管理データベース Electric Resources Database), http://www.nii.ac.jp/content/erdb/ 国立大学図書館協会海外派遣事業, http://www.janul.jp/j/operations/overseas/ 国大図協海外派遣事業 (Facebook), https://www.facebook.com/januloversea?ref=bookmarks KB+(Knowledge Base Plus), http://www.kbplus.ac.uk/kbplus/ GOKb(Global Open Knowledgebase), http://gokb.org/ The University of Huddersfield, http://www.hud.ac.uk/ The University of Huddersfield Library, http://www.hud.ac.uk/library/ King s College London, http://www.kcl.ac.uk/index.aspx The Maughan Library, http://www.kcl.ac.uk/library/visiting/maughan.aspx JISC Collections, https://www.jisc-collections.ac.uk/ 上野友稔. 英国の学術情報流通基盤に関する視察報告 大学の図書館 34 巻 4 号 ( 大学図書館問題研究会 2015 p.55-6) 31
The End ご静聴ありがとうございました 質疑応答は 5 分間です 32