NEXCO 東日本における入札契約について 2014 年 2 月 17 日 東日本高速道路株式会社 東北支社 目 次 (1) NEXCO 東日本東北支社の概要 (2) 高速道路の管理 建設の現状 (3) 工事調達の状況 (4) 入札不調の状況と背景 (5) 入札不調対策の実施状況 (6) NEXCO 東日本の工事発注方式 (7) NEXCO 東日本の工事種別と募集等級 (8) 条件付き一般競争入札 (9) 拡大型指名競争入札 (10) 入札前価格交渉方式 (11) 入札公告や契約情報の入手について 1
(1) NEXCO 東日本東北支社の概要 東日本高速道路株式会社 本 社 北海道支社 東北支社 15 管理事務所 ( 東北全区域 ) 4 工事事務所 ( 仙台 山形 相馬 いわき ) ( グループ会社 ) ネクスコメンテナンス東北ネクスコエンジニアリング東北 関東支社 新潟支社 管理延長 東北支社 東日本会社 高速自動車国道 1,200km 36% 3,305km 一般有料道路 115km 27% 430km 合計 1,315km 35% 3,735km 建設事業中区間東北支社東日本会社 高速自動車国道 81km 58% 140 km 一般有料道路 0km 0% 114 km 合計 81km 32% 254 km 2 凡例 高速自動車国道 供用中 (NEXCO) 事業中 (NEXCO) 供用中 ( 新直轄 ) 事業中 ( 新直轄 ) 新潟中央 長岡 遊佐酒田みなと あつみ温泉新潟支社 朝日まほろば 荒川胎内 秋田北 金浦 鶴岡 山形 山形上山南陽高畠 米沢北津川 郡山 青森 一般有料道路 大館北 供用中 (NEXCO) 二ツ井白神 能代南 NEXCO 東日本以外の自動車専用道路 供用中 琴丘森岳 事業中 昭和男鹿半島 新潟支社 岩城本荘 白河 横手 尾花沢 東根 仙台宮城 福島 関東支社 湯沢 福島北 青森東 小坂 安代 雄勝こまち 亘理山元 相馬 いわき 盛岡 北上 下田百石八戸八戸是川階上 東和宮守遠野 登米 利府中 南相馬 常磐富岡 いわき勿来 上北 (2) 高速道路の管理 建設の現状 1 管理事業 約 1,300kmの道路を管理 開通して40 年近くの高速道路 厳しい気象条件( 凍結融解 / 凍上 ) 橋梁 構造物の老朽化 管内の橋梁は 1,166 橋 117km 約 4 割の橋梁が20 年以上経過 道路の補修 補強工事の増大 2 建設事業 常磐道常磐富岡 IC~ 相馬南 IC 相馬 IC~ 山元 IC ( 福島県及び宮城県内 ) 東中道上山 IC~ 南陽高畠 IC ( 山形県内 ) 3
(3) 工事調達の状況 1 工事入札手続の状況 年度 手続件数 入札成立件数 入札不調件数 H25 88 55 33 H24 79 56 23 H23 112 83 29 H22 117 106 11 H21 113 92 21 H20 126 101 25 2 工事種別毎の入札状況 (H25) 4 (4) 入札不調の状況と背景 平成 24 年度は入札不調が入札手続き工事件数の約 3 割弱 平成 25 年度は入札不調が約 4 割まで上昇 減少する傾向は見えない 工事環境 施工条件 官工事発注 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 技術者不足 資機材高騰 資機材 労務とも実勢調達価格と公共調査価格が乖離 ( 高騰 ) している 震災復興に伴う新設工事が多数行われ 補修工事に手が回らない会社のキャパシティーがあり設備投資してまでも新規物件に取り組めない 東北 6 県で人 資材の調達は困難な状況である 専門性の高い工事が含まれている場合 施工体制の構築が難しい 生コンの調達が厳しい 短期集中やプレキャスト部材化で効率化が必要 施工箇所の点在や小規模施工は採算の確保が困難である 材料費高止まり 他県作業員で営繕費増 新築は受注するが他社が施工物件の改修工事には参加しづらい状況である 全国的に公共事業が増加している 他地域からの応援も難しい 入札契約方法 ( 総合評価 拡大指名 価格交渉 ) が周知されていない 複雑だ 官工事は申込みから入札までの手続期間が長い 公共積算は手続期間中の値上がりや施工ロスを反映できていない 5
(5) 入札不調対策の実施状況 1 拡大型指名競争入札の採用 2 入札前価格交渉方式の採用 確実な競争参加の確保 工事受注後の技術者決定が可能( 指名者 ) 契約までの手続期間の短縮 入札時点での通勤費用や宿泊施設の工事費用への取込み 資機材に対する実勢価格の採用 非効率 小規模 補修工事等の実勢の工事費の採用 施工体制構築困難下における工事費の採用 3 工事内容の見直し 同一地域内の合体 工事規模の拡大 工期の最適化 技術者拘束期間の短縮 4 工事履行条件の改善 国に同期した労務単価の見直し(H26.2 実施済 ) スライド条項( 物価 単品 インフレ ) の適用 工事精算時の諸経費( 現場経費 ) の実費精算 6 (6) NEXCO 東日本の工事発注方式 1 契約方式 契約方式落札方式適用 ( 条件付 ) 一般競争入札方式 拡大型指名競争入札方式 総合評価落札方式加算式 自動落札方式 工事全般 入札不調の懸念される工事等 総合評価の方式 工事実績評価型または技術提案評価型 なし 施工体制確認型 工種により併用する なし 入札前価格交渉方式 工事内容により採用する 工事内容により採用する 手続の流れ 競争参加者の提出した技術資料に技術評価点を付与し 入札価格より価格評価点を算出し 合算した評価値が最も高い者を落札者とする 指名者及び公募による競争参加者の入札価格の最も安価な者を落札者とする 2 低入札調査 項目入札率導入経緯 1 低入札調査基準価格 概ね 88%-90% 公契連モデル設計額に対し 1+2+3+4 2 重点調査対象 75% 当社独自 3 数値失格基準 70% 当社独自 1 直接工事費 10 分の9.5 2 共通仮設費 10 分の9 3 現場管理費 10 分の8 4 一般管理費等 10 分の5.5 7
(7) NEXCO 東日本の工事種別と募集等級 8 (8-1) 条件付き一般競争入札 ( 総合評価落札方式 ) 手続の流れ競争参加者の提出した技術資料に技術評価点を付与し 入札価格より価格評価点を算出し 合算した評価値が最も高い者を落札者とする 参加要件 ( 同種工事例 ) 土木工事 建築工事 企 業 技術者 道路における軟弱地盤処理工を実施した工事 道路における軟弱地盤処理工を実施した工事 土工量が10 万 m3 以上ある道路土工工事 土工量が5 万 m3 以上ある道路土工工事 のり面工を実施した土工工事 のり面工を実施した土工工事 鉄筋コンクリート造又は鉄骨造の建築物を新築 改築 増築又は改修した工事 鉄筋コンクリート造又は鉄骨造の建築物を新築 改築 増築又は改修した工事 9
(8-2) 条件付き一般競争入札総合評価落札方式について 総合評価落札方式落札者の決定を入札価格と技術評価の合算により行う方式 評価値 (100 点満点 )= 技術評価点 (20 点または 30 点 )+ 価格評価点 (80 点または 70 点 ) 価格評価点入札価格により算出 ( 下図 ) 技術評価点右表の項目により評価 施工の確実性 評価項目 工事実績評価型 工事実績評価型施工体制確認型併用 施工計画立案能力 6 6 企業 ( 実績 成績 表彰等 ) 7 7 技術者 ( 資格 経験 成績等 ) 5 5 施工の円滑性 災害時協力実績 2 2 適正な施工体制 - 10 技術評価点の合計 20 点 30 点 10 (8)-3 条件付き一般競争入札施工体制確認型について 定 義 低入札価格調査の対象となることが多い工事について 入札者に対し施工体制等を確認するための資料の提出を求め評価を行う方法 評価項目評価基準配点 品質確保の実効性 施工体制確保の確実性 より確実に実現できる確実に実現できる不備があるより確実に実現できる確実に実現できる不備がある 5 点 2 点 不適 5 点 2 点 不適 施工体制確認 の手続フロー 入札価格が無効 ヒアリング省略 内訳書の確認 電話ヒアリング 入札後に実施 : 入札価格に対する施工体制確保の確認を行う 入札 開札 開札までの期間は従来と同じ 契約制限価格を上回る調査基準価格を上回る調査基準価格を下回る 入札日の翌日要請 要請より 3 日以内 提出より 2 日以内 失格 施工体制確認資料提出要請 施工体制確認資料提出 提出 未提出 対面ヒアリング 失格 技術評価点の評価及び総合評価 ( 価格評価点 + 技術評価点 ) 落札予定者の決定 開札日より10 日 ~20 日程度 数値失格基準を下回る 低入札 ( 調査基準価格以下 : 約 88%) の場合 施工体制資料確認資料を提出しても 施工体制評価点が 6 点低く さらに工事実績 技術提案評価点数が低減され 技術評価点で優位に立つのは困難となる 11
(9) 拡大型指名競争入札 拡大型指名競争入札とは 一般競争入札の原則のもと 入札手続不調となるおそれの高い工事等を発注する場合等に限り適用する制度です NEXCO 東日本に資格登録されている方のうち 同種工事の施工実績 配置技術者の工事経験などの競争参加条件を満たす方を原則すべて指名し参加を求めます 調達の確実性を高め より円滑に事業を進めることを目的としています 12 (10-1) 入札前価格交渉方式 ( 方法と採用条件 ) 入札前価格交渉の採用条件入札前に 入札参加者から見積書の提出を求め 見積内容について 工事目的物の性能 機能等を確保する上でその見積額が適切であるかどうか 技術的交渉を行い 交渉後再提出された見積書を反映した契約制限価格の設定を行った後に 入札を行うものです NEXCO 東日本で積算基準がない 施工条件により積算基準を使用することが適切でない施工条件が積算基準不落札や入札不調の要因として積算基準を用いることが適切ではない 機器の製作 資材の購入 入札不調の多い 建築工事 では 一般管理費 を除いてすべて価格交渉としている 13
(10-2) 入札前価格交渉方式 ( 目的と実施方法 ) (1) 価格交渉の目的 1 見積書が設計図書に示す性能 機能や施工条件等を満たす条件で算定されているか 2 見積書の価格が適正な算出方法により算定されたものであるか 工事価格を安価にすることを目的とする交渉ではない (2) 価格交渉の方法及び回数 1 当社に参集いただき 当社担当者と対面で価格交渉を行います 2 交渉回数は 1 回以上を原則とし 必要に応じて複数回実施する (3) 交渉内容 1 当初見積書の内容で不適とはしません 設計図書に基づいた交渉項目の見積を願います 2 当初見積書について 施工条件や価格算出方法の適切性について説明を求めます また 見積内容や条件が不明確な場合 交渉により明確化した上で再見積の要請をする場合があります 3 見積内容について双方が合意し 合意内容に基づいた交渉後見積書の提出を求めます 当初見積書よりも見積額が高くなってもかまいません ) 14 (10-3) 入札前価格交渉方式について ( 進め方 ルール ) 1 2 3 4 5 6 7 8 入札前価格交渉の進め方等について ( 確認事項 ) 交渉の範囲は 交渉対象と記載されている各単価項目に関する事項だけです 交渉者は工事の施工内容に精通し 見積書の内容を十分理解し説明でき 価格について協議 合意ができる者が出席してください 交渉により双方が合意した事項を交渉の場で確認するものとし 合意した事項を反映させた交渉後見積書を提出してください 交渉による変更が生じない場合も 交渉後見積書を提出してください 当初見積書と同額の見積書の提出を願います 交渉後に再提出した交渉後見積書に基づいた入札をしなければならない 最終見積価格を尊重してください入札時に併せて提出される単価表のうち 交渉対象とされた単価項目の額は 交渉後見積書に記載した額を上回らない限り変更することができます 入札時の単価が交渉後見積書より高い場合は 無効な入札 の扱いとなります 競争参加者は 入札執行の完了に至るまでは いつでも入札を辞退することができます これを理由として以後の競争参加においていかなる不利益も被ることはありません 提出された当初見積書及び交渉後見積書は返却しません また 提出された交渉後見積書の内容は契約制限価格の算定に使用する場合があります 15
(11) 入札公告や契約情報の入手について 当社 HP http://www.e-nexco.co.jp または検索サイト より 当社サイトトップページ 調達 お取引ページ 入札公告検索画面 16 検索結果表示画面