資料2 保育所における屋外階段設置要件について

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保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

認可保育所の整備について

三法第三十四条の十六第一項の規定により 同条第二項第一号及び第二号に掲げる事項以外の事項について市町村が条例を定めるに当たって参酌すべき基準この省令に定める基準のうち 前二号に定める規定による基準以外のもの 2 設備運営基準は 市町村長 ( 特別区の長を含む 以下同じ ) の監督に属する家庭的保育事

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

2 3 階施設 建築基準法第 2 条第 9 号の2に規定する耐火建築物又は同条第 9 号の3に規定する準耐火建築物であること 保育室等が設けられている次の表の欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の右欄に掲げる施設又は設備が1 以上設けられていること 区分施設又は設備 1 建築基準法施行令第 123 条

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

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2最低基準を超えて 設備を有し 又は運営をしている家庭的保育事業者等においては 最低基準を理由として その設備又は運営を低下させてはならない (家庭的保育事業者等の一般原則)第五条家庭的保育事業者等は 利用乳幼児の人権に十分配慮するとともに 一人一人の人格を尊重して その運営を行わなければならない

保育所等との連携 第 6 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業を行う者 ( 以下 居宅訪問型保育事業者 という ) を除く 以下この条 第 7 条第 1 項 第 14 条第 1 項及び第 2 項 第 15 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 16 条並びに第 17 条第 1 項から第

号 同条第 11 項第 2 号又は同条第 12 項第 2 号の規定に基づき保育が必要と認められる児童であって満 3 歳以上のものについて保育を行う場合にあっては 当該児童を含む 以下同じ )( 以下 利用乳幼児 という ) が 明るくて 衛生的な環境において 素養があり かつ 適切な訓練を受けた職員

(7) 居宅訪問型保育事業法第 6 条の3 第 11 項に規定する居宅訪問型保育事業をいう (8) 事業所内保育事業法第 6 条の3 第 12 項に規定する事業所内保育事業をいう (9) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう ( 最低基準の目的

(7) 居宅訪問型保育事業法第 6 条の3 第 11 項に規定する居宅訪問型保育事業をいう (8) 事業所内保育事業法第 6 条の3 第 12 項に規定する事業所内保育事業をいう (9) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう ( 最低基準の目的

第 6 条家庭的保育事業者等は 利用乳幼児の人権に十分配慮するとともに 一人ひとりの人格を尊重して その運営を行わなければならない 2 家庭的保育事業者等は 地域社会との交流及び連携を図り 利用乳幼児の保護者及び地域社会に対し 当該家庭的保育事業等の運営の内容を適切に説明するよう努めなければならない

家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(平成26年厚生労働省令第61号)

により 心身ともに健やかに育成されることを保障するものとする ( 最低基準の向上 ) 第 4 条市長は 和光市子ども 子育て支援会議条例 ( 平成 25 年条例第 16 号 ) 第 1 条に規定する和光市子ども 子育て支援会議の意見を聴き その監督に属する家庭的保育事業等を行う者 ( 以下 家庭的保

芦屋市子ども・子育て会議運営規則

千代田区家庭的保育事業等の認可に係る設備及び運営に関する基準を定める条例

総則 保育所等との連携 家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業を行う者 ( 以下 居宅訪問型保育事業者 という ) を除く 以下この項目 家庭的保育事業者等と非常災害 の 1 衛生管理等 の1 及び2 食事 の1 及び5 食事の提供の特例 利用乳幼児及び職員の健康診断 の1から3までの各項目にお

いう ) に対し 最低基準を超えて その設備及び運営を向上させるように勧告することができる 2 市は 最低基準を常に向上させるように努めるものとする ( 最低基準と家庭的保育事業者等 ) 第 4 条家庭的保育事業者等は 最低基準を超えて 常に その設備及び運営を向上させなければならない 2 最低基準

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

条例への委 任方法 本市の考え方 家庭的保育事 家庭的保育事業等において利用乳幼児の保育に従事する職員は 健全な心身を有し 豊か 参酌すべき 国と異なる基準とすべき特 業者等の職員 な人間性と倫理観を備え 児童福祉事業に熱意のある者であって できる限り児童福祉事業 基準 別な事情等もないため 国 の

第 3 条市長は 児童の保護者その他児童福祉に係る当事者の意見を聴き その監督に属する家庭的保育事業等を行う者 ( 以下 家庭的保育事業者等 という ) に対し 最低基準を超えて その設備及び運営を向上させるように勧告することができる 2 市は 最低基準を常に向上させるように努めるものとする ( 最

東京都建築安全条例の見直しの考え方

第4 避難施設

(Microsoft Word - \225\\\216\206\211\306\222\353\223I.doc)

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

民泊の安全措置の手引き ~ 住宅宿泊事業法における民泊の適正な事業実施のために ~ 平成 29 年 12 月 26 日 ( 平成 30 年 3 月 29 日改訂 ) 国土交通省住宅局建築指導課

新旧対照表 (1/15)

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( 定義 ) 第 138 条の23 この章において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) 家庭的保育事業等家庭的保育事業 小規模保育事業 居宅訪問型保育事業又は事業所内保育事業をいう (2) 家庭的保育事業者等家庭的保育事業等を行う者をいう (3) 家庭的保育事

児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 ( 昭和 23 年厚生省令第 63 号 )( 抜粋 ) 従うべき基準 に該当する部分は網掛けで表示しています 参酌すべき基準 に該当する部分は点線で表示しています 大都市等の特例に関する特例規定が適応されるため 条文中 都道府県 とあるのは 中 核市 に 都道

条例解説6~11条

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

ポリカーボネート板に関する建築物の屋根への適用状況

屋外広告物の撤去事務について

番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

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27_建築確認(幼保連携)通知

(2) 保育に従事する者の概ね3 分の1( 保育に従事する者が2 人の施設及び (1) における1 人が配置されている時間帯にあっては 1 人 ) 以上は 保育士又は看護師 ( 准看護師含む 以下同じ ) の資格を有する者であること また 常時 保育士又は看護師の資格を有する者が配置されていることが

鉄道建築ニュース用原稿 「シャッター」 070928   (社)日本シヤッター・ドア協会

第2 令別表第1の取扱い

平成 年第 回定例市議会提出議案

1600 mm 1200 mm 1200 mm 1600 mm 2200 mm 1200 mm 大阪市建築基準法取扱い要領 2-30 特別避難階段の付室の取扱い 令第 123 条第 3 項 (1) 付室の最小幅員下記のような特別避難階段の付室内の最小幅員は 法定の廊下幅及び階段幅以上とする 非常用

東京都駐車場条例(昭和三十三年東京都条例第七十七号)新旧対照表(抄)

1 届出の趣旨工事中に建築物を使用する場合は, 建築基準法に基づいて当該建築物に設置されている避難施設等の機能に支障を来たすことがよくあります もとより建築基準法は, 建築物の最低限の安全性能を定めたものですから, 避難施設等の機能に支障が生じているときに出火したりすれば, 大災害につながるおそれが

福島市幼保連携型認定こども園の学級の編制 職員 設備及び運営に関する基準を定める条例平成三十年一月十二日条例第十五号福島市幼保連携型認定こども園の学級の編制 職員 設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 趣旨 ) 第一条この条例は 就学前の子どもに関する教育 保育等の総合的な提供の推進に関する法律

厚生労働省令第61号家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準

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し かつ 登録を受けたものに限る ) 主幹保育教諭 指導保育教諭 保育教諭 助保育教諭又は講師であって の教育及び保育に直接従事するものの数をいう 二この表に定める員数は 同表の上欄のの区分ごとに下欄の数に応じ定める数を合算した数とする 三この表の第一号及び第二号に係る員数が学級数を下るときは 当該

2-21 踊場を共有する階段 令第 23 条令第 121 条府条例第 33 条 図 -1 図 -2 図 -3 UP DN UP DN 3F A 2F 1F DN UP DN UP w w w w 上図のような階段形式のものについては次の通り取り扱う ただし 図 -3 においては 縦方向に A の範囲

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

建築基準法第85条第4項の仮設建築物の許可基準

4. エレベータホール ( 設置する場合 ) 5. エレベーター ( 設置する場合 ) 6. 共用廊下 共用階段 ること 共用玄関等からの見通しが確保されていない場合には 見通しを補完する対策が講じられていること 照明設備 1 共用メールコーナーの照明設備は 床面において50ルクス以上の平均水平面照

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国土技術政策総合研究所 研究資料

建築基準法第 86 条第 1 項 第 2 項の規定に基づく一団地の総合的設計制度及び連担建築物設計制度等の運用について 建築基準法第 86 条第 1 項 第 2 項及び法第 86 条の2 第 1 項の規定に基づく認定の運用は 平成 11 年 4 月 28 日付け建設省住街発第 48 号局長通達による

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- 1 - 地域再生法施行令(平成十七年政令第百五十一号)(抄)改正案現行(産業及び人口の過度の集中を防止する必要がある地域及びその周辺の地域)第三条法第五条第四項第四号の政令で定める地域は 平成二十七年八月(新設)一日における次に掲げる区域とする 一首都圏整備法(昭和三十一年法律第八十三号)第二条

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

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隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

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( 第二面 ) 建築設備の状況等 1. 建築物の概要 イ. 階 数 地上 階 地下 階 ロ. 建築面積 m2 ハ. 延べ面積 m2 ニ. 検査対象建築設備 換気設備 排煙設備 非常用の照明装置 給水設備及び排水設備 2. 確認済証交付年月日等 イ. 確認済証交付年月日 昭和 平成 年 月 日 第 号

第 6 内装制限 防火材料 地方分権の推進を図るための関係法律の整備等に関する法律 ( 平成 11 年法律第 87 号 ) が平成 12 年 4 月 1 日に施行されたことに伴い これまでの建設省等の通達等の取扱いについては建築主事等 の執務上の取扱いによることとなった 1 防火材料 (1) 不燃材

第 3 章 1. の既往調査研究 1で紹介した 小規模多機能サービスに関する調査報告書 にも指摘されていたように 小規模多機能サービス事業所の整備にあたっては 建築基準法 消防法上の取り扱いの点で検討の余地を残している これに関して 2006 年 1 月に長崎県大村市の認知症高齢者グループホームで発

目次 ( )

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四興行場の名称及び所在地 2 法第二条の二第二項の規定により営業者の地位の合併による承継の届出をしようとする者は 次の各号に掲げる事項を記載した届出書に規則で定める書類を添付して 知事に提出しなければならない 一届出者の名称 主たる事務所の所在地及び代表者の氏名二合併により消滅した法人の名称 主たる

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8 避難経路 避難経路とは 廊下 階段 避難上有効なバルコニーその他これに類するものをいう 直接外気に開放されていること 避難上支障のない幅員及び転落防止上有効な高さの手すり等を有し 60 cm以上の幅員を有していること 3 バルコニー等に設ける仕切板等の寸法は 概ね幅 600 mm 高さ 800

る危害防止に十分な考慮を払って設けられなければならない ( 保育所等との連携 ) 第 7 条家庭的保育事業者等 ( 居宅訪問型保育事業者を除く 以下この条 次条第 1 項 第 15 条第 1 項及び第 2 項 第 16 条第 1 項 第 2 項及び第 5 項 第 17 条 第 18 条第 1 項から

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建築基準法第85条第4項の仮設建築物の許可基準

[ 例 1] 敷地の分割例 1270 m2の敷地を 135 m2ずつに分割する場合 270 m2 135 m2 135 m m2の敷地を 140 m2と 130 m2に分割する場合 270 m2 140 m2 130 m2 2

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さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 1 用語の意義 適用範囲 1225 第 1 用語の意義 適用範囲

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

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枚方市立保育所の移管を受ける社会福祉法人募集要領

動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

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( 注意 ) 1. 各面共通関係数字は算用数字を 単位はメートル法を用いてください 2. 第一面関係 1 申請者又は設計者の氏名の記載を自署で行う場合においては 押印を省略することができます 2 印のある欄は記入しないでください 3. 第二面関係 1 建築主が 2 以上のときは 1 欄は代表となる建

第2章 事務処理に関する審査指針

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

報設備 共同住宅用非常コンセント設備 特定小規模施設用自動火災報知設備 加圧防排煙設備及び複合型居住施設用自動火災報知設備第二講習の対象講習は 消防法施行規則 ( 昭和三十六年自治省令第六号 以下 規則 という ) 第三十一条の六第六項各号のいずれかに該当する者を対象とするものとする 第三講習科目及

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平成 27 年 6 月 1 日施行 建築基準法令 ( 法第 21 条 第 27 条関連抜粋 )

救護施設 更生施設 授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営に関する基準 ( 昭和四十一年七月一日 ) ( 厚生省令第十八号 ) 生活保護法 ( 昭和二十五年法律第百四十四号 ) 第三十九条の規定に基づき 救護施設 更生施設 授産施設及び宿所提供施設の設備及び運営に関する最低基準を次のとおり定める 救

(4) 区域は 境界が明確であること (5) 区域は 道路に 4m 以上接していること ただし 次に掲げる場合は この限りでない ア路地状区域の場合は 道路に 2.7m 以上接すること イ小規模路地状区域の場合は 道路に 2m 以上接すること (6) 区域は 区域内の敷地を細分化する建築行為を含まな

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保育所における屋外階段設置要件に関する検討会 ( 第 1 回 ) 資料 2 平成 25 年 12 月 13 日 保育所における屋外階段設置要件 について

1. 日本再興戦略 及び 規制改革実施計画 について 日本再興戦略 (2013 年 6 月 14 日閣議決定 ) 屋外階段設置要件の見直し 事業所内保育施設を 4 階以上に設置する場合の避難用の屋外階段設置要件 ( 国の助成要件 ) について 地方自治体の認可保育所の設置基準条例に合わせる見直しを直ちに行う また 国が定める認可保育所の設備基準について 同等の安全性と代替手段を前提として緩和がなされるよう 合理的な程度の避難基準の範囲及び代替手段について 今年度中に検討し結論を得る 規制改革実施計画 (2013 年 6 月 14 日閣議決定 ) 事業所内保育施設の助成要件及び認可保育所の設置基準における避難用の屋外階段設置に係る見直し 規制改革の内容 実施時期 事業所内保育施設を整備する際の助成要件及び国が定める認可保育所の設置基準における避難用の屋外階段設置 ( 保育室が 4 階以上の場合 ) について 同等の安全性と代替手段を前提として緩和がなされるよう 合理的な程度の避難基準の範囲や代替手段について検討し 結論を得る 25 年度中に検討 結論 1

2. 現行制度の概要 ( 主に避難基準に関わる事項 ) 1. 現行の保育所設備運営基準 ( 平成 14 年改正事項 ) 1 乳児室 ほふく室 保育室及び遊戯室 ( 以下 保育室等 という ) を 2 階に設ける場合の建物は 耐火建築物又は準耐火建築物であることが必要 建築基準法上 保育室等が3 階以上にある場合は耐火建築物としなければならない また 床面積の合計が300m2以上の保育所は 耐火建築物 又は準耐火建築物としなければならない ( 建築基準法第 27 条 ) 2 保育室等を2 階以上に設ける場合について 以下のとおり 常用 避難用をそれぞれ一つずつ設けなければならない 下線部分が14 年改正部分 3 階以上の場合 以下に掲げる施設及び設備が避難上有効な位置に設けられ かつ 保育室等の各部分からその一に至る歩行距離が30メートル 以下となるように設けられていること 14 年改正前 現行 2 階 常 用 ) 屋内階段 2 階 常用 ) 屋内階段 屋外階段 避難用 ) 屋外階段傾斜路等 避難用 ) 屋外階段傾斜路等特別避難階段に準じた屋内避難階段又は特別避難階段待避上有効なバルコニー 3 階以上 常 用 ) 屋内避難階段又は 特別避難階段 3 階常用 ) 屋内避難階段又は特別避難階段屋外階段 避難用 ) 屋外階段傾斜路等特別避難階段に準じた屋内避難階段又は特別避難階段 避難用 ) 屋外避難階段 4 階以上 常用 ) 屋内避難階段又は特別避難階段 屋外避難階段 避難用 ) 屋外避難階段 3 保育所の調理室において スプリンクラー又は自動消火装置及び延焼防止装置が設置されている場合は 調理室以外の部分との防火区画を設けなくてよいものとする 2

( 参考 ) 省令の規定 児童福祉施設の設備及び運営に関する基準 ( 昭和二十三年十二月二十九日厚生省令第六十三号 )( 抄 ) 実際の保育所の基準は条例により各地方自治体が定めることとされている ( 児童福祉施設と非常災害 ) 第六条児童福祉施設においては 軽便消火器等の消火用具 非常口その他非常災害に必要な設備を設けるとともに 非常災害に対する具体的計画を立て これに対する不断の注意と訓練をするように努めなければならない 2 前項の訓練のうち 避難及び消火に対する訓練は 少なくとも毎月一回は これを行わなければならない ( 設備の基準 ) 第三十二条保育所の設備の基準は 次のとおりとする 一 ~ 七略八乳児室 ほふく室 保育室又は遊戯室 ( 以下 保育室等 という ) を二階に設ける建物は 次のイ ロ及びヘの要件に 保育室等を三階以上に設ける建物は 次のロからチまでの要件に該当するものであること イ建築基準法 ( 昭和二十五年法律第二百一号 ) 第二条第九号の二に規定する耐火建築物又は同条第九号の三に規定する準耐火建築物 ( 同号ロに該当するものを除く ) であること ロ保育室等が設けられている次の表の上欄に掲げる階に応じ 同表の中欄に掲げる区分ごとに それぞれ同表の下欄に掲げる施設又は設備が一以上設けられていること 下線部が 14 年改正部分 2 階 常用 避難用 1 屋内階段 2 屋外階段 1 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 ( ただし 同条第一項の場合においては 当該階段の構造は 建築物の一階から二階までの部分に限り 屋内と階段室とは バルコニー又は付室を通じて連絡することとし かつ 同条第三項第二号 第三号及び第九号を満たすものとする ) 2 待避上有効なバルコニー 3 建築基準法第二条第七号の二に規定する準耐火構造の屋外傾斜路又はこれに準ずる設備 4 屋外階段 3

3 階 4 階以上 常用避難用常用避難用 1 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 2 屋外階段 1 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 ( ただし 同条第一項の場合においては 当該階段の構造は 建築物の一階から三階までの部分に限り 屋内と階段室とは バルコニー又は付室を通じて連絡することとし かつ 同条第三項第二号 第三号及び第九号を満たすものとする ) 2 建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造の屋外傾斜路又はこれに準ずる設備 3 屋外階段 1 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号又は同条第三項各号に規定する構造の屋内階段 2 建築基準法施行令第百二十三条第二項各号に規定する構造の屋外階段 建築基準法施行令第百二十三条第二項各号に規定する構造の屋外階段 ハロに掲げる施設及び設備が避難上有効な位置に設けられ かつ 保育室等の各部分からその一に至る歩行距離が三十メートル以下となるように設けられていること ニ保育所の調理室 ( 次に掲げる要件のいずれかに該当するものを除く ニにおいて同じ ) 以外の部分と保育所の調理室の部分が建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造の床若しくは壁又は建築基準法施行令第百十二条第一項に規定する特定防火設備で区画されていること この場合において 換気 暖房又は冷房の設備の風道が 当該床若しくは壁を貫通する部分又はこれに近接する部分に防火上有効にダンパーが設けられていること (1) スプリンクラー設備その他これに類するもので自動式のものが設けられていること (2) 調理用器具の種類に応じて有効な自動消火装置が設けられ かつ 当該調理室の外部への延焼を防止するために必要な措置が講じられていること ホ保育所の壁及び天井の室内に面する部分の仕上げを不燃材料でしていること ヘ保育室等その他乳幼児が出入し 又は通行する場所に 乳幼児の転落事故を防止する設備が設けられていること ト非常警報器具又は非常警報設備及び消防機関へ火災を通報する設備が設けられていること チ保育所のカーテン 敷物 建具等で可燃性のものについて防炎処理が施されていること 4

1. 見直しの考え方 3. 見直しの検討 平成 14 年の児童福祉施設最低基準 ( 保育所設備運営基準 ) の見直しにおける改正理由は 以下のとおりとされている 保育所の防災設備に係る最低基準改正案について ( 厚生科学特別研究 高層化等に伴う保育所施設の計画 設計上の配慮 研究班 検討委員会報告 )( 抜粋 ) 1 階段の構造 今回 煙に汚染されにくい空間確保のため 現行認められている屋外階段及び傾斜路 (3 階以上の場合は屋外避難階段 ) と同等と評価できるものとして 屋内と階段室との間に一定の付室等を有する屋内避難階段 ( 注 = 特別避難階段に準じた屋内避難階段 ) 待避上有効なバルコニーを追加する 屋内と階段室との間に一定の付室等を有する屋内避難階段 については 階段室前に室を設けて階段室への煙の侵入を少なくすることで 階段室の安全性を高めている 一方 バルコニーは 一時的な待避が可能であり かつ 消防隊による救助も期待できるものである また 屋外階段について 現行最低基準では 3 階に保育室等を設ける場合は避難階段構造でなければならないが 3 階の場合は耐火建築物であることを勘案し 避難階段構造であることを要しないこととする なお 4 階以上に保育室等を設ける場合に関しては 屋上に屋外遊戯場がある場合等は格別 一般に外出の利便を損ないうることから 見直しの検討を行わなかった また 2 階と 3 階で ( い ) 欄 ( 注常用欄 ) に掲げる階段の種類が異なるが 3 階の場合は 地上へ避難するまでの時間が 2 階の場合より長くなることに配慮するもの なお バルコニーは 建基法上は直通階段には該当しないので 保育室等から 50m 以内に直通階段を設ける必要がある 5

2. 見直しの検討 合理的な程度の避難基準の範囲及び代替手段について現行 4 階以上に保育室等を設置する場合には 避難用としては屋外避難階段 ( 建築基準法施行令第百二十三条第二項各号に規定する構造の屋外階段 ) のみが認められているが これと同等の安全性を有するものとして どのようなものが認められるか 特に 3 階に保育室等を設置する場合に認められている以下のものについて 認められるか 1 傾斜路等 = 建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造の屋外傾斜路又はこれに準ずる設備 ( 非常用滑り台 ) 2( イ ) 特別避難階段に準じた屋内避難階段 = 建築基準法施行令第百二十三条第一項各号に規定する構造の屋内階段 ( ただし 当該階段の構造は 建築物の一階から三階までの部分に限り 屋内と階段室とは バルコニー又は付室を通じて連絡することとし かつ 同条第三項第二号 第三号及び第九号を満たすものとする ) 2( ロ ) 特別避難階段 = 建築基準法施行令第百二十三条第三項各号に規定する構造の屋内階段 ( 参考 ) 建築基準法における避難階段の設置に関する規定は以下のとおり ( 建築基準法第 122 条 ) 建築物 建築物の 5 階以上の階 ( 主要構造部が準耐火 又は不燃材料で作られている建築物で 5 階以上の階の床面積の合計が 100 m2以下である場合を除く ) 避難階段の基準 直通階段は 避難階段又は特別避難階段としなければならない 建築物の 15 階以上の階 直通階段は 特別避難階段としなければならない ただし 主要構造部が耐火構造である建築物 ( 階段室の部分 昇降機の昇降路の部分 ( 当該昇降機の乗降のための乗降ロビーの部分を含む ) 及び廊下その他の避難の用に供する部分で耐火構造の床若しくは壁又は特定防火設備で区画されたものを除く ) で床面積の合計 100 m2 ( 共同住宅の住戸にあっては 200 m2 ) 以内ごとに耐火構造の床若しくは壁又は特定防火設備で区画されている場合においては この限りでない 6

( 参考 ) 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年十一月十六日政令第三百三十八号 )( 抄 ) ( 避難階段の設置 ) 第百二十二条建築物の五階以上の階 ( その主要構造部が準耐火構造であるか 又は不燃材料で造られている建築物で五階以上の階の床面積の合計が百平方メートル以下である場合を除く ) 又は地下二階以下の階 ( その主要構造部が準耐火構造であるか 又は不燃材料で造られている建築物で地下二階以下の階の床面積の合計が百平方メートル以下である場合を除く ) に通ずる直通階段は次条の規定による避難階段又は特別避難階段とし 建築物の十五階以上の階又は地下三階以下の階に通ずる直通階段は同条第三項の規定による特別避難階段としなければならない ただし 主要構造部が耐火構造である建築物 ( 階段室の部分 昇降機の昇降路の部分 ( 当該昇降機の乗降のための乗降ロビーの部分を含む ) 及び廊下その他の避難の用に供する部分で耐火構造の床若しくは壁又は特定防火設備で区画されたものを除く ) で床面積の合計百平方メートル ( 共同住宅の住戸にあつては 二百平方メートル ) 以内ごとに耐火構造の床若しくは壁又は特定防火設備 ( 直接外気に開放されている階段室に面する換気のための窓で開口面積が〇 二平方メートル以下のものに設けられる法第二条第九号の二ロに規定する防火設備を含む ) で区画されている場合においては この限りでない 2 三階以上の階を物品販売業を営む店舗の用途に供する建築物にあつては 各階の売場及び屋上広場に通ずる二以上の直通階段を設け これを次条の規定による避難階段又は特別避難階段としなければならない 3 前項の直通階段で 五階以上の売場に通ずるものはその一以上を 十五階以上の売場に通ずるものはそのすべてを次条第三項の規定による特別避難階段としなければならない ( 避難階段及び特別避難階段の構造 ) 第百二十三条屋内に設ける避難階段は 次に定める構造としなければならない 一階段室は 第四号の開口部 第五号の窓又は第六号の出入口の部分を除き 耐火構造の壁で囲むこと 二階段室の天井 ( 天井のない場合にあつては 屋根 第三項第三号において同じ ) 及び壁の室内に面する部分は 仕上げを不燃材料でし かつ その下地を不燃材料で造ること 三階段室には 窓その他の採光上有効な開口部又は予備電源を有する照明設備を設けること 四階段室の屋外に面する壁に設ける開口部 ( 開口面積が各々一平方メートル以内で 法第二条第九号の二ロに規定する防火設備ではめごろし戸であるものが設けられたものを除く ) は 階段室以外の当該建築物の部分に設けた開口部並びに階段室以外の当該建築物の壁及び屋根 ( 耐火構造の壁及び屋根を除く ) から九十センチメートル以上の距離に設けること ただし 第百十二条第十項ただし書に規定する場合は この限りでない 五階段室の屋内に面する壁に窓を設ける場合においては その面積は 各々一平方メートル以内とし かつ 法第二条第九号の二ロに規定する防火設備ではめごろし戸であるものを設けること 7

六階段に通ずる出入口には 法第二条第九号の二ロに規定する防火設備で第百十二条第十四項第二号に規定する構造であるものを設けること この場合において 直接手で開くことができ かつ 自動的に閉鎖する戸又は戸の部分は 避難の方向に開くことができるものとすること 七階段は 耐火構造とし 避難階まで直通すること 2 屋外に設ける避難階段は 次に定める構造としなければならない 一階段は その階段に通ずる出入口以外の開口部 ( 開口面積が各々一平方メートル以内で 法第二条第九号の二ロに規定する防火設備ではめごろし戸であるものが設けられたものを除く ) から二メートル以上の距離に設けること 二屋内から階段に通ずる出入口には 前項第六号の防火設備を設けること 三階段は 耐火構造とし 地上まで直通すること 3 特別避難階段は 次に定める構造としなければならない 一屋内と階段室とは バルコニー又は外気に向かつて開くことができる窓若しくは排煙設備 ( 国土交通大臣が定めた構造方法を用いるものに限る ) を有する付室を通じて連絡すること 二階段室 バルコニー及び付室は 第五号の開口部 第七号の窓又は第九号の出入口の部分 ( 第百二十九条の十三の三第三項に規定する非常用エレベーターの乗降ロビーの用に供するバルコニー又は付室にあつては 当該エレベーターの昇降路の出入口の部分を含む ) を除き 耐火構造の壁で囲むこと 三階段室及び付室の天井及び壁の室内に面する部分は 仕上げを不燃材料でし かつ その下地を不燃材料で造ること 四階段室には 付室に面する窓その他の採光上有効な開口部又は予備電源を有する照明設備を設けること 五階段室 バルコニー又は付室の屋外に面する壁に設ける開口部 ( 開口面積が各々一平方メートル以内で 法第二条第九号の二ロに規定する防火設備ではめごろし戸であるものが設けられたものを除く ) は 階段室 バルコニー又は付室以外の当該建築物の部分に設けた開口部並びに階段室 バルコニー又は付室以外の当該建築物の部分の壁及び屋根 ( 耐火構造の壁及び屋根を除く ) から九十センチメートル以上の距離にある部分で 延焼のおそれのある部分以外の部分に設けること ただし 第百十二条第十項ただし書に規定する場合は この限りでない 六階段室には バルコニー及び付室に面する部分以外に屋内に面して開口部を設けないこと 七階段室のバルコニー又は付室に面する部分に窓を設ける場合においては はめごろし戸を設けること 八バルコニー及び付室には 階段室以外の屋内に面する壁に出入口以外の開口部を設けないこと 九屋内からバルコニー又は付室に通ずる出入口には第一項第六号の特定防火設備を バルコニー又は付室から階段室に通ずる出入口には同号の防火設備を設けること 十階段は 耐火構造とし 避難階まで直通すること 十一建築物の十五階以上の階又は地下三階以下の階に通ずる特別避難階段の十五階以上の各階又は地下三階以下の各階における階段室及びこれと屋内とを連絡するバルコニー又は付室の床面積 ( バルコニーで床面積がないものにあつては 床部分の面積 ) の合計は 当該階に設ける各居室の床面積に 法別表第一 ( い ) 欄 ( 一 ) 項又は ( 四 ) 項に掲げる用途に供する居室にあつては百分の八 その他の居室にあつては百分の三を乗じたものの合計以上とすること 8