Ⅸ 財政健全化の取り組み 1 財政健全化の取り組みの状況 平成 28 年度行革効果額 歳入対策 歳出抑制 約 4.4 億円 約 2.4 億円 合計約 6.8 億円 平成 28 年度は 第 4 次東村山市行財政改革大綱第 3 次実行プログラム ( 平成 2 8 年度 ~30 年度 ) の初年度として

Similar documents

<4D F736F F D20819A819A81798B4C8ED294AD955C817A30315F967B95B >

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

< C8E C8E DA8E9F C95742E786C73>

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

PrimoPDF, Job 20

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

Web用-広報4月号-Vol.169.indd

その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

スライド 1

目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

2007財政健全化判断比率を公表いたします

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

<4D F736F F D A6D92E8817A95BD90AC E937895EF8A87944E8E9F8DE096B195F18D908F912E646F63>

23家計簿syuusei.xls

⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

<4D F736F F D E9197BF C BB8C7689E681698EC08E7B8FF38BB5816A8A A2E646F6378>

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

市税収入額(人口推移)

沖縄県の財政2017

沖縄県の財政2015検討(最終)

<4D F736F F D208E9197BF DE090AD8C BB8C7689E6817A8C7689E682CC8AAE97B995F18D9082CC8A F E646F6378>

沖縄県の財政2018

Microsoft Word - あきる野市のおさいふ(H30年度版).docx

Microsoft Word - 第4次計画

スライド 1

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市


Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

平成15年度小金井市一般会計決算概要

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

untitled

⑵ 繰越金 5 億円を当初予算で措置市では 前決算の剰余金である繰越金が2 千万円を切る決算が平成 と続き ぎりぎりの財政運営を行っていました そのため 繰越金を当初予算で市民サービスに活用することができず 平成 19 当初予算まで科目存置 1 千円としていました しかしながら 平成 1


地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

(1) 市税 1 個人市民税 12,, 12, 1,, 1, 8,, 8, 6,, 6, 4,, 4, 2,, 2, 4,425,177 4,542,579 4,451,591 4,548,613 4,83,99 5,245,539 6,124,689 6,342,477 6,436,251 6,1

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

第4次日田市行政改革に向けての方針

<819A95BD90AC E93788C888E5A8CF6955C8E9197BF2E786477>

貝監第  号

資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐

次期行財政改革プラン ( 仮称 ) の策定に向けて H 第 2 回行財政改革推進委員会 Ⅰ これまでの取組 Ⅱ 地方を取り巻く情勢 Ⅲ 中津市の行財政運営の課題 Ⅳ 基本方針と基本目標

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は


1

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

Microsoft Word - fcgw03wd.DOC

平成 26 年度 佐賀市財務諸類の公表について Ⅰ 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデ

2. 歳入の状況 ( 単位 : 億円 ) 1,8 1,6 1,4 1, 1, 1, 市債 国庫 県支出金 地方交付税 地方譲与税 交付金 市税以外の自主財源 市税 自主財源総額 比率 1,384 1,525 1,529 1,539 1, ,564

2 決算規模及び収支 (1) 決算規模 特別の平成 26 年度普通会計決算は 歳入総額 3 兆 5,779 億 31 百万円 歳出総額 3 兆 4,423 億 40 百万円となった 決算規模は 前年度に比べて歳入は8.0% の増 歳出は8.3% の増となり 歳入 歳出ともに4 年連続の増となった (

おしえて!熊野市の予算の仕組み ~ー市の予算ができるまでー~

決算報告 574 億 1,173 万円一般会計歳出決算内訳 ( 性質別 ) 歳出 歳出決算の特徴 平成 22 年度に比べ 2 億 5,161 万円増 (0.44% 増 ) となりました 増額となっている主なものは 社会福祉や医療助成の経費である扶助費 (10 億 1,310 万円増 ) 積立金 (1

議題1 介護納付金課税額に係る税率及び課税限度額について(諮問)

地方公共団体財政健全化法

(1) 市税 1 個人市民税 12,, 9, 1,, 75, 8,, 6, 6,, 45, 4,, 3, 2,, 15, 4,518,685 4,345,532 4,24,78 4,425,177 4,542,579 4,451,591 4,548,613 4,83,99 5,245,539 6,1

地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

国民健康保険税率等の諮問 について 国立市健康福祉部健康増進課国民健康保険係 国立市富士見台 : ( 代表 ) 内線

平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

新しい地方公会計制度 これまで南阿蘇村では 総務省方式改訂モデル ( 以後 改訂モデルと言います ) の財務書類を作成してきました 南阿蘇村がこれまで積み上げてきた資産と この先返済する必要がある負債 すでに支払いが終わっている純資産などの情報を表示した貸借対照表など 今までの決算書では把握できなか

平成 25 年度 佐賀市財務諸類の公表公表についてについて Ⅰ 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示され

山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

(Microsoft Word - 27\214\366\225\\\210\304.docx)

<4D F736F F D E30332E30328CF6955C814091E693F18E9F94F5914F8E738D7390AD89FC8A7691E58D6A>

<8DE096B18F9197DE90E096BE8E9197BF81798A C5817A2E786C73>

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

三鷹市健康福祉総合計画2022

下呂市は今後 市税の減収や地方交付税特例措置 の終了を見据え 大幅に支出をカットし 身の 丈に合った市政運営をしていかなければ なりません 広報紙 11月号参照 今月は支出をどう見直していく のか 予算規模縮減に向け たお話です 3 と 年度 は 前 下呂市の財政の弾力性を示す経 進む財政の硬直化

第9号様式(第10条、第19条、第20条関係)

参考資料 131



平成 2 4 年度 佐賀市財務書類 基準モデル 平成 26 年 3 月佐賀市総務部財政課

財 政 の 現 状

<8C888E5A8A E786477>

<4D F736F F D20352D318FBC8CCB8E738DC58F F5495AA90CD816A5F8F4390B38CE3816A2E646F63>

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

<87542D DCE93FC82CC8FF38BB52E786C73>

< 図 2: 歳出決算 ( 性質別内訳 ) の状況 > 区分 義務的経費 人件費扶助費公債費小計投資的経費その他経費他会計繰出金合計 年度

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

一次評価 担当課による自己評価 必要性 効率性 有効性 市民や社会のニーズを的確に捉えた事業か 民間事業者や市民が自ら実施することのできない事業か 目的 目標の達成手段として適切で 優先度の高い事業か 受益者との負担関係やは妥当な水準か 他の手段や方法とのコスト比較は十分行われているか コスト削減や

キャッシュ・フロー計算書について

(Microsoft Word - 24\214\366\225\\\210\304.doc)

平成27年度 決算の概要

図表 1 各特別会計ごとの平成 17 年度歳入歳出決算状況 ( 単位 : 億円 ) 1. 事業特別会計 収納済歳入額 (1) 支出済歳出額 (2) 繰越額 不用額 歳計剰余金 (1-2) 翌年度歳入に繰入 歳計剰余金の処理状況 他勘定に繰入 翌年度の一般会計に繰入 44 条資金に積立て 積立金 資金

田川市水道事業会計

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

0-1表紙

1. 行政運営の改革 町の現況と課題 厳しい財政事情や町民ニーズの複雑 多様化が進むなか 限られた行政経営資源 ( 人材 財源 情報 ) のもとで 町民が満足できるサービスを効率的 効果的に提供していくことが求められています 本町では 第 5 次松伏町行政改革大綱 に基づき協働によるまちづくりや 暮

出雲市の決算を家計に例えると 出雲市の平成 23 年度の決算を年収 48 万円 (1 か月あたり 4 万円 ) の家庭に例えてみると このようになります 収入 給料うち基本給 ( 市税 ) うち諸手当 ( 地方交付税 ) パート収入 ( 使用料 手数料など ) 平成 23 年度決算 859 億円 2

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

平成 24 年度国民健康保険税税率改定案 1 医療保険分 ( 基礎課税額 ) 現行 改定 増減 伸率 所得割額 4.30 % 4.63 % % 資産割額 % 9.80 % % 税率等 均等割額 17,100 円 18,000 円 900 円 5.3%

繰出金 6 億 1585 万円 3.9%( 対前年度 100.4%) 農業集落排水特別会計繰出金等の増 積立金 68 億 3643 万円 43.1%( 対前年度 140.5%) ふるさと寄附金基金積立金等の増 維持補修費 1625 万円 0.1%( 対前年度 78.6%) 町営住宅等修繕費の減 補助

Transcription:

2 多摩 26 市平均の家計簿 収入 東村山市 544 万円 多摩 26 市平均 600 万円 支出 東村山市 529 万円 多摩 26 市平均 583 万円 貯金残高 東村山市 95 万円 多摩 26 市平均 114 万円 ローン残高 東村山市 415 万円 多摩 26 市平均 319 万円 東村山市と多摩 26 市平均の決算状況について 収入 支出の億円単位を万円単位に置き換え 家計に例えて1 年間の家計簿を作成しました [ 収入 ] [ 支出 ] 収入の内容 金額構成比 (%) 支出の内容 東村山市多摩 26 市東村山市多摩 26 市東村山市多摩 26 市東村山市多摩 26 市 給与 280 万円 329 万円 51.6 54.8 食費基本給 ( 人件費 ) 240 万円 316 万円 44.2 52.6 ( 市税など ) 医療費や教育費諸手当 ( 扶助費 ) 40 万円 13 万円 7.4 2.2 ( 地方交付税 ) 住宅などのローンの返済家賃や駐車場収入 ( 公債費 ) 16 万円 18 万円 2.9 2.9 ( 使用料や手数料など ) 子どもへの援助銀行からの借入金 ( 繰出金 ) 31 万円 25 万円 5.7 4.2 ( 地方債 ) 親や親戚などへの援助金預金の引き出し ( 補助費等 貸付金 出資金 ) 15 万円 18 万円 2.7 3.0 ( 繰入金 ) 家屋の増改築や修繕費など親戚からの援助 ( 投資的経費 維持補修費 ) 190 万円 182 万円 34.9 30.3 ( 国 都支出金など ) 銀行などへの預金預金利子や土地売払など ( 積立金 ) 1 万円 2 万円 0.2 0.3 ( 財産収入 ) 光熱水費 仕事を依頼した 金額構成比 (%) 78 万円 82 万円 14.7 14.1 169 万円 177 万円 31.9 30.3 41 万円 32 万円 7.8 5.5 71 万円 64 万円 13.4 11.0 50 万円 56 万円 9.5 9.6 45 万円 65 万円 8.5 11.2 4 万円 21 万円 0.8 3.5 前年度の黒字経費 車や電化製品の購入 7 万円 20 万円 1.2 3.4 ( 繰越金 ) 冠婚葬祭などその他の収入 ( 物件費 ) 4 万円 6 万円 0.8 1.1 ( 諸収入など ) 71 万円 86 万円 13.4 14.8 収入合計 544 万円 600 万円 100.0 100.0 支出合計 529 万円 583 万円 100.0 100.0 貯金とローンの残高 東村山市 多摩 26 市 貯金残高 ( 基金残高 ) 95 万円 114 万円 ローン残高 ( 地方債残高 ) 415 万円 319 万円 62

Ⅸ 財政健全化の取り組み 1 財政健全化の取り組みの状況 平成 28 年度行革効果額 歳入対策 歳出抑制 約 4.4 億円 約 2.4 億円 合計約 6.8 億円 平成 28 年度は 第 4 次東村山市行財政改革大綱第 3 次実行プログラム ( 平成 2 8 年度 ~30 年度 ) の初年度として 市税や国民健康保険税における収納率向上な どの取り組みや庁舎内に広告付き案内板を設置するなど歳入確保を進めたほか 防 犯街路灯 街路灯の一括 LED 化などの取り組みで歳出削減にも努めました 歳入効果額 収納率 徴収率の向上 市税 国民健康保険税の収納率 徴収率の向上使用料 手数料等の見直し 国民健康保険税の見直しによる国民健康保険事業特別会計の健全化下水道使用料の見直しによる下水道事業特別会計の健全化利用者負担 ( 保育料 ) の適正化 交付金 補助金の確保 国民健康保険事業健全運営化の取り組みによる交付金の確保 市有財産の売却廃止した道路敷地及び水路敷地 7 件の売払いごみ集積所跡地 17 件の売払いその他の収入確保 庁舎内に広告付き案内板を設置がんばれ東村山 ( ふるさと納税 ) 寄附制度の活用による寄附額増廃棄予定の放置自転車 717 台 公用車 2 台の売払い幼児相談室 教育相談室の一元化による運営形態の見直しによる補助金の確保 歳入効果額合計 取組内容 32,846 千円等 192,156 千円 47,759 千円 18,539 千円 8,899 千円 3,013 千円 204 千円 4,028 千円 1,608 千円 13,032 千円等 合計 ( 千円 ) 34,565 258,454 113,585 11,912 19,692 438,208 歳出効果額 業務内容の見直し 土地開発公社の土地買戻しによる利子等助成金の減生活困窮者及び生活保護被保護者への就労 生活相談の充実による早期の経済的自立支援資産調査業務による生活保護受給費の適正化防犯街路灯 街路灯の一括 LED 化 ( リース方式 ) での光熱費等の削減 歳出効果額合計 取組内容 783 千円 10,084 千円 6,564 千円 11,292 千円等 合計 ( 千円 ) 247,379 247,379 63

2 これまでの財政健全化の取り組み (1) 社会経済情勢の変化東村山市は都心から比較的近い地理条件を備え 昭和 30 年以降 日本の高度経済成長と共に都心部近郊の住宅都市として人口が急激に増加していきました 新たに市を1つ生み出すほどの急激な人口の増加により 行政需要が著しく拡大する中 市民の価値観や生活様式の変化に伴う市民ニーズの多様化に対応するため 学校や保育園 ごみ処理施設や福祉 医療といった社会保障制度の充実を図るなど 様々な施策を実施してきました また こうした行政需要に対応するため多くの職員を採用し 福祉関連経費や公共施設整備費のほかに人件費も増えるなど 自治体経営における様々な経費が増加しました 歳出規模は市制施行の昭和 39 年に8 億円であったものが 昭和 50 年度は105 億円 昭和 60 年度は215 億円 平成 10 年度は409 億円 平成 20 年度は441 億円と急激に増加しています 一方 歳入についても人口の増加や経済発展に伴い 歳入の根幹となる市税等をはじめとした一般財源が増加し 歳出の増加に対応してきました この間 第 1 次 第 2 次石油危機など数度の不況にも見舞われましたが 何とかこれを乗り越え 昭和の終わりに始まったバブル経済期には 市税などの経常一般財源等が大幅な伸びを示し始め 歳出における経常経費充当一般財源等の伸びを大きく上回るものとなりました しかし 平成に入ってからバブル経済の崩壊が始まり 当市では平成 3 年度から市税や税外収入の伸びが弱まるようになり 財政運営は厳しくなってきました さらに 平成 16 年度から平成 18 年度に実施された 三位一体の改革 による地方交付税の削減がこれに追い打ちをかけ 平成 16 年度からは経常一般財源等が前年度の額を下回るようになりました 一方で 生活保護費などの扶助費の増加や医療費の増加による特別会計への繰出金の増などにより経常経費充当一般財源等は大幅に伸びる状況となり こうした傾向はおおむね平成 19 年度まで続きました (20 年前の平成 8 年度を100とすると 平成 28 年度は経常一般財源等が117.8 経常経費充当一般財源等が124.9と経常経費充当一般財源等の伸びの方が大きくなっています ) さらに 平成 20 年後半に生じたリーマンショック及びその後の欧州政府債務危機や 平成 2 3 年に発生した東日本大震災と福島第一原子力発電所事故による物流 生産停止やエネルギー制約などは 日本経済へ大きな影響を及ぼしました 様々な財政需要が増える一方で 当市の市税収入は依然として伸び悩んでいる状況ですが 今日の財政状況における課題は 長年の行財政運営の中で 社会経済情勢の変化等々 様々な要因が複雑に絡み合って生じているものです (2) これまでの財政危機への対応これまで 不況による市税収入等の低迷に見舞われるたびに 当市は財政危機に陥り 経費削減をはじめとする行財政改革に取り組んできました 近年では 平成 9 年 3 月に策定された 東村山市行財政改革大綱 ( 現在は 第 4 次行財政改革大綱 ) に基づき 市民サービスの低下を招かないように 財政健全化に向けて様々な方策を実施し 歳入の確保 歳出削減を行い さらに平成 17 年 12 月より 緊急財政対策実施計画 も併せて実施してきました しかし この全庁あげての財政健全化の取り組みの効果は 長期にわたる景気の低迷と 三位一体の改革 のマイナスの影響で打ち消される状況となりました 64

一方で 少子高齢化よる社会保障関係経費などの増加や 国民健康保険事業の赤字補てんのための特別会計繰出金の増加など財政需要は膨らんでいる状況です また 団塊の世代の職員の大量退職のピークに伴う退職金の負担増にあたっては 給与構造改革をはじめとする行財政改革に一層努めるとともに 平成 20 年度から平成 23 年度までは退職手当債を活用しながらの財政運営を行っています (3) 行財政改革への取り組み市では 平成 9 年度から平成 12 年度までの 第 1 次行財政改革大綱 平成 13 年度から平成 17 年度までの 第 2 次行財政改革大綱 平成 18 年度から平成 22 年度までの 第 3 次行財政改革大綱 を策定し また 平成 17 年 12 月から 緊急財政対策実施計画 に基づき 行財政改革に取り組んできました 上記の 2 これまでの財政危機への対応 で述べたように 行財政改革の取り組みにより 一定の成果を得ることができましたが まだまだ脆弱な財政状況にあるといえます 今後も 社会保障関係経費の増大など 厳しい状況が続くことが予測され 現在の行政サービスの水準を維持するために 平成 23 年 3 月に策定した 第 4 次東村山市行財政改革大綱 の基本理念 財政を健全化し 持続可能で安定した自治を築く に基づき 平成 28 年度から平成 3 2 年度を計画期間とする後期基本方針に沿った 平成 28 年度から平成 30 年度までの第 3 次実行プログラムを進めていくこととしています 65

東村山市第 4 次行財政改革大綱第 3 次実行プログラム ( 平成 28 年度 ~30 年度 ) における 財政の構造的課題などに対する取り組み 後期基本方針 1 市の経営ビジョンの徹底と市民との共有 2) 財政状況についての認識の共有 No.2 財政状況についての認識の共有 後期基本方針 4 市民満足度を高め 財源の確保を目指す業務プロセスの構築 1) 業務プロセスの見直しによる徹底したスリム化 全庁的に関わる課題 No.17 民間活力の導入の検討 ( 窓口業務 ) No.18 ワンストップサービス機能の導入 No.19 民間活力の導入の検討 ( その他業務 ) No.20 公共施設再生計画の推進 No.21 包括管理委託導入の検討 No.22 出退勤管理システムの導入及び人事給与システム更新の検討 No.23 時間外勤務の抑制に向けた環境整備 No.24 住民票の写しなどのコンビニエンスストア交付の検討 特別会計の健全化 No.25 国民健康保険事業特別会計の健全化 No.26 下水道事業特別会計の健全化 関連団体などの経営改革の支援及び補助金の適正化 No.27 土地開発公社の経営改革の継続 No.28 補助金見直しガイドラインの策定 各課における取り組み No.29 児童館 児童クラブの運営体制の見直し No.30 公立保育園の民間移管 No.31 公民館の運営形態の見直し No.32 生活困窮者や生活保護受給者への自立支援 No.33 防犯街路灯の一括 LED 化 2) アウトソーシング業務の選定と適切な管理運営 No.34 民間活力の導入の検討 ( 窓口業務 ) No.35 民間活力の導入の検討 ( その他業務 ) 3) 財源の確保 No.36 債権管理強化の検討 No.37 後期高齢者医療保険料 介護保険料 児童クラブ使用料 保育所の利用者負担 ( 保育料 ) 徴収率の維持 向上の取り組み No.38 広告収入の拡充 No.39 市有財産の整理 売却 活用 No.40 がんばれ東村山 ( ふるさと納税 ) 寄附制度の活用の検討 66

前期基本方針 5 計画的な人材育成と組織力強化 1) 東村山市定員管理計画にもとづく定員管理とわかりやすい簡素な組織の構築 No.41 ワンストップサービス機能の導入 No.42 専門的な人材の経験者採用 No.43 組織機構の見直し 2) 職員の資質 能力向上と組織力の強化 No.44 人材育成ビジョンの適切な運用 No.45 職員の健康保持増進 No.46 人事評価制度と給与体系の関連付けの実施 検証 後期基本方針 6 行政活動の成果の検証と改善後期基本方針 1 から 5 の行政活動の成果を測り 評価 検証する指標 1 実質的な財政収支指標 2 経常収支比率指標 3 公債費比率指標 4 財政調整基金残高の標準財政規模に対する比率指標 5 地方債残高指標 6 行革効果額 67