医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

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員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

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管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

を追加する (2) 実施要領通知の報告様式別紙 1 医薬品安全性情報報告書 及び同報告様式別紙 2 医療機器安全性情報報告書 を別添のとおり変更する

事務連絡 平成 26 年 3 月 26 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬食品局安全対策課 医薬部外品及び化粧品に関する副作用等報告に関する Q&A について 医薬部外品及び化粧品に関する副作用等報告については 薬事法施行規則及び医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

医師主導治験取扱要覧

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

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事務連絡 平成 30 年 1 月 17 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 御中 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施についての Q&A 医薬品の製造販売業者における三役の適切な業務実施について

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

00 事務連絡案

2 改正法による改正後の医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) において 新たに 再生医療等製品 が定義され ( 法第 2 条第 9 項 ) 再生医療等製品についての副作用等の報告義務が規定されたため ( 法第 68

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

【事務連絡】偽造医薬品省令Q&A

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本日の内容 1. 未承認対照薬等の取り扱い別添の 4.(3) ウ.( ア ) 2. 対象疾患の悪化等を評価項目にする試験別添の 7.(3) イ.( ア ) 3. 承認取得者以外の治験国内管理人が治験 依頼者となる場合別添の7.(3) オ. 4. 医師主導治験との情報共有別添の7.(3) カ. 5.

事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

Taro-再製造単回使用医療機器基準

通知(一括更新手続き)

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

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別紙 1 販売名 医療機器保険適用希望書 ( 決定区分 A1( 包括 )) 整理番号 : 空欄で提出 薬事法承認又は認証された販売名を記載 製品名 製品コード 製品名 製品コード JAN コードの場合必ず 13 桁 薬事法承認書又は認証書上 薬事法承認書又は認証書上記載 記載された類別を記載 された

薬機安一発第 号 薬機安二発第 号平成 26 年 10 月 31 日 ( 別記 ) 殿 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第一部長 独立行政法人医薬品医療機器総合機構安全第二部長 添付文書等記載事項の改訂等に伴う相談に関する留意点等について 薬事法等の一部を改正す

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事務連絡 平成 28 年 3 月 29 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品等の製造業許可 外国製造業者認定等に関する質疑応答集 (Q&A) について 今般 標記 Q&A を別添のとおりとり

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

し 自ら治験を実施する者が実施した治験において発生した副作用等については 規制当局へ報告する必要があることに留意すること なお この注意事項は 被験薬に係る副作用等情報を実施医療機関の長に通知するよう 自ら治験を実施する者に義務付けている医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 9 年厚生

GVPの基礎

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

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別紙 医薬関係者の副作用報告ガイダンス骨子 本ガイダンス骨子は 薬局 薬剤部の機能を活用した副作用報告の推進に関する研究 ( 平成 28 年度厚生労働科学特別研究事業研究代表者益山光一 ) において 医療機関等からの副作用報告を促進するため 医療機関等における医薬関係者による副作用報告業務の参考とな

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本手順書で使用する用語の定義 用語電子的記録書面電子的記録利用システム実務担当者原データ治験関連文書サイボウズサイボウズメッセージ 定義人の知覚では認識できない, 電子式等の方法で記録され, コンピュータで処理される記録紙媒体による資料治験依頼者, 実施医療機関の長, 治験責任医師並びに治験審査委員

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医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

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事務連絡

写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg タペンタ 錠 100mg に係る 販売名 タペンタ 錠 25mg タペンタ 錠 50mg 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 有効成分 タペンタ 錠 100mg 製造販売業者 ヤンセンファーマ株式会社 薬効分類 821 提出年月 平成 30 年

記 第 1 再審査資料の構成及び作成上の注意事項再審査資料の構成及び作成上の注意事項は次のとおりとすること また 再審査申請書の写し及び平成 10 年 12 月 1 日付け医薬審第 1058 号厚生省医薬安全局審査管理課長通知 新医薬品等の申請資料の信頼性の基準の遵守について により添付することとし

GVP省令

事務連絡 平成 3 0 年 6 月 1 5 日 厚生労働省医薬 生活衛生局 医薬安全対策課 総務課 御中 公益社団法人日本薬剤師会 医薬情報管理部 薬局における医薬品 医療機器等安全性情報報告制度への取組みについて 平素より本会会務にご高配を賜り厚くお礼申し上げます この度 本会では 医薬品 医療機

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

別紙 E2B(R3) 実装ガイドに対応した市販後副作用等報告及び 治験副作用等報告に関する Q&A 目次 用いた略語 副作用等報告及び感染症報告... 3 (1) 報告対象... 3 (2) 報告期限等... 6 (3) 予測性... 7 (4) 重篤性の判断基準... 9 (5)

薬食審査発 0318 第 1 号薬食監麻発 0318 第 6 号平成 22 年 3 月 18 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局監視指導 麻薬対策課長 改正法施行に伴う経過措置等終了にあたっての対応について 薬事法及び採血及び供血あつせ

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資料 2-4 イソプロピルアンチピリン製剤の安全対策について 平成 23 年 6 月 23 日平成 23 年度薬事 食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会 ( 第 2 回 ) 1. イソプロピルアンチピリン製剤の安全性に係る調査結果報告書 ( 別紙 ) 1 ページ

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はじめて医療機器を製造販売または製造される方へ

別紙 副作用等報告に関する Q&A 目次 用いた略語 副作用報告及び感染症報告... 3 (1) 報告対象... 3 (2) 報告期限等... 6 (3) 予測性... 7 (4) 重篤性の判断基準... 9 (5) 記載要領...12 (6)J 項目...13 (7)ICSR 項目

2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

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静岡県立静岡がんセンター臨床研究事務局の業務手順書

2. 検討 ~ 医療に関する事故の特殊性など (1) 医師等による医療行為における事故 医師等が患者に対してどのような医療行為を施すべきかという判断は 医師等の医学的な専門知識 技能に加え 医師等の経験 患者の体質 その時の患者の容態 使用可能な医療機器等の設備等に基づきなされるものである ( 個別

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

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本日の内容 添付文書の改訂医薬品の添付文書がどのように作成され 改訂されるかを知る リスクコミュニケーション医療現場 行政 企業とのリスクコミュニケーションツールとその活用方法を知る 2

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年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

3. 実施時期平成 29 年 4 月 3 日より本件改修後のQMS 調査申請書の作成及び機構受付が可能となります 4. その他 本改修により承認申請書とQMS 調査申請書の同時申請が可能となるのは 両申請書をDW APで作成した場合に限ります (FD 申請ソフトによる申請の場合は同時申請できません

( 委員会の業務 ) 第 4 条委員会は その責務の遂行のために以下の最新資料を病院長から入手する なお あらかじめ 自ら治験を実施する者 委員会及び病院長の合意が得られている場合においては GCP 省令第 26 条の6 第 2 項に関する通知に限り 自ら治験を実施する者から入手することができる ま

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

( 参考 ) 一部改正後 下線部が変更部分 薬機審マ発第 号平成 26 年 11 月 7 日 各都道府県知事衛生主管部 ( 局 ) 殿 独立行政法人医薬品医療機器総合機構審査マネジメント部長 加工細胞等に係る治験不具合等報告に関する取扱いについて 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平

3 薬局サービス等 (1) 健康サポート薬局である旨の表示 健康サポート薬局 である旨を表示している場合 健康サポート薬局 とは かかりつけ薬剤師 薬局としての基本的な機能に加えて積極的な健康サポート機能 ( 地域住民による主体的な健康の維持 増進を支援する機能 ) をする薬局をいいます (2) 相

Transcription:

事務連絡 平成 29 年 6 月 9 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬 生活衛生局安全対策課 コンビネーション製品の副作用等報告に関する Q&A について の改訂について コンビネーション製品の副作用等報告に関するQ&Aについては コンビネーション製品の副作用等報告に関するQ&Aについて ( 平成 26 年 10 月 31 日付け厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡 以下 旧 Q&A 事務連絡 という ) により示してきましたが その円滑な運用に資するため 別紙のとおり コンビネーション製品の副作用等報告に関するQ&A を改訂しましたので 貴管下関係業者に対し周知方御配慮願います 本事務連絡の発出に伴い 旧 Q&A 事務連絡は廃止するものとします

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 ) 通知 : 医薬品等の副作用等の報告について ( 平成 26 年 10 月 2 日付け薬食発 1002 第 20 号厚生労働省医薬食品局長通知 ) 医薬品等 : 告示で指定された医薬品及び医療機器並びに再生医療等製品機構 : 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 不具合報告 Q1: 医薬品たるコンビネーション製品の使用により生じた健康被害に係る報告については 副作用報告又は不具合報告のいずれかを行えば良いのか? A1: 医薬品部分の副作用及び機械器具部分の不具合のうち どちらに起因する健康被害か不明な場合は 副作用報告及び不具合報告の両方を行うこと Q2: 医薬品たるコンビネーション製品の使用により生じた健康被害について 機械器具部分の不具合 ( 針折れ等 ) が原因の健康被害であることが明らかであり 医薬品に起因する健康被害がない場合は 副作用報告を提出する必要があるのか? A2: 副作用報告の提出は不要である 不具合報告のみ提出すること Q3: 医薬品の副作用として報告を行った事象について その後の追加情報により 機械器具部分の不具合との関連性が疑われた この場合 どのように報告を行えばよいか? A3: 報告対象となる機械器具部分の不具合に関する追加情報を得た日を起算日として 不具合報告を行うこと 医薬品の副作用に係る報告については 当該医

薬品と副作用の因果関係が否定された場合には その旨の追加報告を行うこと Q4: 同じ患者に複数の医薬品たるコンビネーション製品を使用し 機械器具部分の不具合による健康被害が生じた場合 不具合報告はどのように行えばよいか? A4: 原則として 1 症例につき1 報かつ1 製品につき1 報 報告が必要であるため 同じ医薬品たるコンビネーション製品であっても 1つ目の製品を使用した際に不具合が発生し その後 2つ目の製品を使用した際にも同様の不具合が再び発生した場合は それぞれ 製品名 A(1つ目 )- 不具合 X 及び 製品名 A(2つ目 ) 不具合 X と考え 計 2 報の不具合報告が必要である 複数の製品を使用した場合の不具合報告に係る基本的な考え方は以下のとおりである 不具合発生状況製品と不具合の関係報告数製品名 Aを2つ使用し 不具合 X 製品名 A(1つ目 2つ目 ) 1 報にまとが発生した場合で 1つ目又は2 - 不具合 X めて報告つ目のいずれの製品 Aが原因か特定できない場合製品名 A 及び製品名 Bを使用し 製品名 A- 不具合 X 2 報不具合 Xが発生した場合で その製品名 B- 不具合 X 原因がいずれの製品か特定できない場合製品名 Aを2つ使用し 1 つ目を製品名 A(1つ目 )- 不具 2 報使用した際に不具合 Xが発生し 合 X その後 2つ目を使用した際にも製品名 A(2つ目 )- 不具再び不具合 Xが発生した場合合 X 製品名 Aを使用し 不具合 X 及び製品名 A- 不具合 X 不具 1 報にまと不具合 Yが発生した場合合 Y めて報告 Q5: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分による健康被害 ( 健康被害のおそれを含む ) について 重篤性はどのように判断すればよいか? A5: 医師等から情報提供された重篤性の評価内容に基づき 報告企業の責任において判断すること

例えば 医師等が 非重篤 と判断した場合でも 当該機械器具部分の不具合による健康被害が 重篤 ( 重篤のおそれ を含む) と報告企業が判断する場合や 医師等が 重篤 と判断した場合でも 第三者の調査報告書等の客観的な判断根拠を基に 当該事例を 非重篤 と報告企業が判断する場合などがある Q6: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る不具合報告について 当該機械器具部分の承認を取得している医療機器製造販売業者がある場合 当該医療機器製造販売業者から不具合報告を行うことでよいか? A6: 医薬品たるコンビネーション製品の副作用報告及び不具合報告は 当該コンビネーション製品の製造販売業者が報告すること Q7: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る不具合報告 ( 未知非重篤の定期報告を除く ) について 報告起算日はどのように考えるべきか? A7: 医薬品の副作用 感染症報告と同様に考えること ただし 使用前などの患者を識別できる情報が不足している場合であっても 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分の不具合が発生していることが明らかな場合 その情報を入手した日を起算日として報告が必要となることもある 判断に迷う場合は機構安全第一部医療機器安全課に相談すること Q8: 健康被害のおそれを報告する場合 健康被害状況の欄にはどのように記載すればよいか? A8: 医療機器不具合 感染症症例報告書 ( 通知別紙様式第 8) においては 1. 管理情報 の 7) 患者等の健康被害状況 区分を あり とし 括弧内に想定される健康被害名 ( のおそれ) と記載すること 医療機器未知非重篤不具合定期報告書 ( 通知別紙様式第 12) においては 3. 不具合状況等一覧 の 3) 健康被害状況 欄に想定される健康被害名 ( のおそれ ) のみ記載すること なお 記載にあたっては 原則 MedDRA(LLT) を使用すること 必要に応じ 医療機器不具合用語集 ( 医療機器不具合用語集の公表及び活用について 平成 27 年 3 月 30 日付け厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡 ) も参考とするこ

と また 健康被害が起きている可能性が考えられる ( 疑われる ) が 医師によ り事象の発現を明確に確認できていない場合には の疑い としてもよい Q9: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る報告を行うにあたり 医療機器不具合 感染症症例報告書 ( 通知別紙様式第 8) において 3. 医療機器の情報 の医療機器の販売名 一般名 承認 認証番号等の記入欄には何を記載すれば良いか? A9: 医薬品たるコンビネーション製品として報告することから 医薬品の販売名 一般名及び承認番号等を記載すること バイオ後続品の一般名は 必ず 後続 1 (2,3 ) を含めて記載すること なお 一般名の末尾に (JAN) の記載は不要である Q10: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る報告を行うにあたり 医療機器不具合 感染症症例報告書 ( 通知別紙様式第 8) における 1. 管理情報 の 6) 次回報告予定日 欄について 詳細情報等が入手不能の場合 次回報告予定日 は空欄としてよいか? A10: あくまで予定であるため 可能な範囲で記載すること 記載が困難な場合は 空欄として差し支えない Q11: 不具合報告を取り下げる場合にはどうすればよいのか? A11: 報告書の取下げが必要な場合は 取下げ願い を作成すること この場合の記載項目は機構安全第一部医療機器安全課に確認すること

未知非重篤不具合定期報告 Q12: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る未知非重篤不具合報告の定期報告について 報告起算日や報告対象期間はどのように考えるべきか? A12: 報告起算日は 医薬品たるコンビネーション製品として我が国において承認を受けた日とすることが原則である ただし 医薬品たるコンビネーション製品としての国際誕生日又は安全性定期報告のために厚生労働大臣が指定する日をもって起算日とすることでも差し支えない それ以外に安全対策の観点から報告起算日の変更が必要と考えられる場合は 個別に機構安全第一部医療機器安全課に相談すること 報告間隔は 医療機器の未知非重篤不具合定期報告と同様に 1 年ごとに報告を行うこと 報告起算日を変更する際には 報告対象期間は1 年を超えない範囲で報告を行うこと Q13: 医薬品未知 非重篤副作用定期報告書の記載方法等について ( 平成 17 年 11 月 25 日付け薬食安発第 1125010 号厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知 ) において 含量または剤形等の異なる複数の医薬品について 未知非重篤副作用報告を1 報でまとめて報告することができるとされているが 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る未知非重篤不具合定期報告についても 同様に1 報で複数の製品をまとめて報告することは可能か? A13: 医療機器の不具合報告は1 承認ごとに1 報告を基本としているが 同一ブランド名で複数の含量又は剤形等がある医薬品たるコンビネーション製品の場合は 1 報にまとめて報告して差し支えない 複数の医薬品たるコンビネーション製品をまとめて報告する場合は 報告内で含量又は剤形等の1 承認ごとの不具合報告が区別できるようにすること Q14: 医療機器未知非重篤不具合定期報告書 ( 通知別紙様式第 12) について 2. 医療機器の情報 の 6) 備考 欄に記載する販売実績は 報告対象期間のものでよいか? また 在庫状況はどの時点の在庫を記載するのか? A14: 販売実績は 報告対象期間のものを記載することでよい

在庫状況は 報告する不具合の発生状況等によって 回収などの市場対応に 係る検討が必要な場合のみ記載すること 在庫状況を記載する場合は 報告時 点での在庫を記載すること Q15: 該当する報告対象期間中に報告対象となる不具合報告がなかった場合 未知非重篤不具合定期報告を行う必要はあるか? A15: 報告は不要である

研究報告 外国措置報告 Q16: 施行規則第 228 条の 20 第 2 項第 1 号ロにおいて 外国医療機器とは 当該医療機器と形状 構造 原材料 使用方法 効能 効果 性能等が同一性を有すると認められる外国で使用されている医療機器 とされているが 医薬品たるコンビネーション製品において 外国で使用されているものであって 当該コンビネーション製品と同一性が認められ 報告対象となるものは どのような場合か? A16: 外国で使用されている機械器具等 ( 治験中のものを含む ) であって 国内で承認を受けた医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分と形状 構造 原材料 性能等が同一性を有すると認められる場合には 効能 効果等が同一性を有しないものであっても報告対象となる また 報告の要否は 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分が 外国において医療機器としての承認を受けているか否かによるものではない 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分が 外国において医療機器として承認を受けていない場合 ( コンビネーション製品の機械器具部分として流通している場合や 医療機器に該当しない機械器具として単独で流通している場合等 ) であっても 国内で承認を受けた医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分と同一性を有すると認められる場合は報告対象となる Q17: 研究又は外国において措置の対象となった機械器具等が 国内で承認を受けた医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分と同一性を有すると認められる場合 一体的に製造販売される医薬品成分 ( 有効成分 ) が異なる場合も 研究報告又は外国措置報告を行う必要があるか? A17: 一体的に製造販売される医薬品成分 ( 有効成分 ) が異なることで 同様の影響を合理的に否定できる場合を除き 報告が必要である Q18: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る外国措置報告及び研究報告については どのように提出を行うべきか? A18: 医薬品たるコンビネーション製品の機械器具部分に係る外国措置報告及び研究報告については 医薬品部分又は機械器具部分のいずれに係る報告であって

も 医薬品の外国措置報告 ( 通知別紙様式第 3 及び第 4) 及び研究報告 ( 通知 別紙様式第 5 及び第 6) として提出することで差し支えない