アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

Similar documents
Microsoft Word 年10月(HP).doc

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

Microsoft Word 年1月(リリース).doc

Microsoft Word - リリース doc

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 20 歳から 59 歳の会社員の男女 2. サンプル数 700 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2007 年 2 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 601 名

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国の中学 3 年生までの子どもをもつ父親 母親およびその子どものうち小学 4 年生 ~ 中学 3 年生までの子 該当子が複数いる場合は最年長子のみ 2. サンプル数父親 母親 1,078 組子ども 567 名 3. 有効回収数 ( 率 ) 父親 927

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

「いい夫婦の日」アンケート結果2011

調査実施の背景 2015 年 4 月から子ども 子育て支援新制度 以下 新制度 が施行され 保育事業の拡大が図られます そのため保育人材の確保が重要な課題となっており 保育士確保のための取組が強化されています しかし保育士のみでは必要量を満たせないことから 子育て分野で働くことに関心のある地域住民に

<4D F736F F D208DC590565F CC97B78D7382C98AD682B782E992B28DB88CB48D652E646F6378>

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

PowerPoint プレゼンテーション

~「よい夫婦の日」、夫婦間コミュニケーションとセックスに関する実態・意識調査~

調査実施の背景 今日 様々な調査において 仕事上重要な能力の1つとして コミュニケーション能力 が上位にあげられています しかし 一言でコミュニケーション能力といっても 企業で求められるそれは多岐にわたり 具体的にどのような能力がどのような人で重要ととらえられ 各人においてそれぞれのコミュニケーショ

man2

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

「いい夫婦の日」アンケート結果 2014

<4D F736F F D20819D819D F F9193C18F FEA816A8DC58F4994C52E646F6378>

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

出産・育児・パートナーに関する実態調査(2015)

調査実施の背景 わが国は今 人口構造の変化に伴う労働力の減少を補うため 女性の活躍を推進し経済成長を目指しています しかし 出産後も働き続ける女性は未だ多くないばかりでなく 職場において指導的な立場に就く女性も少ない状況が続いています 女性の活躍を促進させるためには 継続就業のための両立支援策ととも

各位

Microsoft Word - news1207.doc

質問 1 敬老の日 のプレゼントについて (1) 贈る側への質問 敬老の日 にプレゼントを贈りますか? ( 回答数 :11,202 名 ) 敬老の日にプレゼント贈る予定の方は 83.7% となり 今年度実施した父の日に関するアンケート結果を約 25% 上回る結果となった 敬老の日 父の日 贈らない

調査実施の背景 わが国では今 女性活躍を推進し 誰もが仕事に対する意欲と能力を高めつつワークライフバランスのとれた働き方を実現するため 長時間労働を是正し 労働時間の上限規制や年次有給休暇の取得促進策など労働時間制度の改革が行なわれています 年次有給休暇の取得率 ( 付与日数に占める取得日数の割合

PDF化【公表】290606報告書(横計入)

調査の背景 埼玉県では平成 29 年度から不妊に関する総合的な支援施策として ウェルカムベイビープロジェクト を開始しました 当プロジェクトの一環として 若い世代からの妊娠 出産 不妊に関する正しい知識の普及啓発のため 願うときに こうのとり は来ますか? を作成し 県内高校 2 年生 3 年生全員

2002 年 2 月 全国の 20~69 歳の男女 598 名に聞いた 外国人労働者に関する意識調査 第一生命保険相互会社 ( 社長森田富治郎 ) のシンクタンク ライフデザイン研究所 ( 所長千葉商科大学学長加藤寛 ) では 全国の 20 ~ 69 歳の男女 598 名を対象に標記についてのアンケ

「いい夫婦の日」アンケート結果 2015【プレゼント編】

実施した人で挙式とは別の日に結婚記念の写真撮影 ( 前撮り 後撮り ) を行ったかについて聞いたところ 写真撮影を実施した人は約 9 割という結果になった 撮影場所については 挙式 ( もしくは披露宴をされた方は披露宴会場 ) と同じ場所で撮影した という回答が 76.1% と大半を占めた また 挙

<4D F736F F D20838C837C815B83675F89C68C7682C98AD682B782E992B28DB E342E646F63>

Microsoft Word - Report (北村)最終版2.docx

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

調査レポート

スライド 1

ニッセイインターネットアンケート ~ 夏のボーナス について ~ 2019 年 6 月 2 8 日日本生命保険相互会社 日本生命保険相互会社 ( 社長 : 清水博 ) は ずっともっとサービス のサンクスマイルメニューのひとつ として ホームページ (

調査概要 調査対象 : 東京都 愛知県 大阪府 福岡県の GF シニアデータベース 有効回答件数 :992 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 23 年 8 月 4 日 (

25~44歳の出産・子育ての意識と実態

各位

平成24年度 団塊の世代の意識に関する調査 日常生活に関する事項

2008/3/4 調査票タイトル : ( 親に聞く ) 子どものダイエットについてのアンケート 調査手法 : インターネットリサーチ ( ネットマイル会員による回答 ) 調査票種別 : Easyリサーチ 実施期間 : 2008/2/22 14:28 ~ 2008/2/22 21:41 回答モニタ数

調査実施の背景 2015 年 1 月からの相続税における基礎控除の引き下げを前に 孫等への教育資金一括贈与の非課税制度に対する社会的反響が続いています 一般社団法人信託協会のとりまとめによれば この制度に基づく教育資金贈与信託の受託契約件数は取り扱い開始以降増加を続け 2014 年 9 月現在で 8

<81798A6D92E8817A F925093C682C6834E838D83582E786C7378>

調査の実施背景 近年の消費スタイルは 長引く不況下での節約志向の定着の中で 環境問題や節電が 心がけられたり 東日本大震災の復興支援を目的とした応援消費 支援消費が意識され るなど 単に 安くていいもの を基準としたコストパフォーマンスだけでは説明でき なくなってきています こうした動きの中で 消費

第 5 章管理職における男女部下育成の違い - 管理職へのアンケート調査及び若手男女社員へのアンケート調査より - 管理職へのインタビュー調査 ( 第 4 章 ) では 管理職は 仕事 目標の与え方について基本は男女同じだとしながらも 仕事に関わる外的環境 ( 深夜残業 業界特性 結婚 出産 ) 若

第5回 「離婚したくなる亭主の仕事」調査

「いい夫婦の日」夫婦に関するアンケート調査 調査報告書

調査の実施背景 戦後 日本の平均寿命は飛躍的に延び 平成 年 7 月に厚生労働省が発表した 平成 年簡易生命表 によると 65 歳の平均余命は 男性は 8.86 歳 女性は.89 歳となっています 約 0 年あるセカンドライフをより有意義に 楽しく暮らすためには人生設計や事前の準備が必要なのではない

リスモン調べ 第4回 離婚したくなる亭主の仕事

平成29年高齢者の健康に関する調査(概要版)

出産・育児に関する実態調査(2014)

前問で 知っているが使っていない と回答した方に 今後格安スマホを利用したいと思うかについて聞いたところ 利用したい ( とても利用したい + どちらかというと利用したい ) は合わせて 33.3% 利用したくない( 全く利用したくない + どちらかというと利用したくない ) の合計が 32.% と

目次 P. 1 調査の概要 P 年を振り返って P 年の展望 P 備えが必要 ( 経済的に不安 ) と感じること P 今 一番買いたいもの P お金の支払いをする際の決済方法 P 資産運用について

調査の実施背景 介護保険制度が 2000 年に創設されてから 10 年余りが過ぎました 同制度は 家族介護をあてにせずに在宅介護ができる支援体制を整えることを目的として発足されたものですが 実際には 介護の担い手としての家族の負担 ( 経済的 身体的 精神的負担 ) は小さくありません 今後 ますま

調査レポート

140327子ども用ヘルメット調査リリース(最終稿).pptx

Microsoft Word 年6月リリース(HP用).doc

2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高


日本、中国、米国の貯蓄に対する意識調査:東京スター銀行

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

<4D F736F F D C835894AD955C8E9197BF EE CC B83678E9E8E96816A8F4390B38CE32E646F63>

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

調査実施の背景 当研究所では 2008 度に 消費者と企業のコミュニケーション - 顧客と供給者 の関係における消費者側の意識 - をテーマに扱い調査を行いました その結果 情報源が多様化し 情報量が膨大となった社会において 1 消費者はネットを中心に消費に関する多量な情報を収集しているものの 2ネ

質問 1 母の日 にプレゼントを贈りますか?( 回答者数 :6,916 名 ) 質問 2[ 贈る方への質問 ] プレゼントを贈る理由は何ですか?( 回答者数 :5,134 名 ) 贈る と回答した方は全体の 74.8% で 4 人に 3 人は 贈る と回答した 贈る理由として 日頃の感謝を伝えたいか

人生100年時代の結婚に関する意識と実態

2) 生まれ変わったら 別の人を選ぶ 男女間の格差が昨年対比 2 倍! 生まれ変わったとしたら 今のパートナーを選ぶかどうか において 全体では 考える が約 46% で最も高く 次いで もちろん今の相手を選ぶ が 37% で 昨年とほぼ同様の結果となりました 性別でみると もちろん今の相手を選ぶ

Microsoft PowerPoint - グラフ

<4D F736F F D D8297EE90A291D182CC8F5A88D38EAF92B28DB8838A838A815B83588DC58F4994C5>

< 主な調査結果 > 最も夫ウケする髪型は 黒髪 ミディアム 妻にどんなヘアスタイルをしてほしいか夫に尋ねたところ カラーは ブラック (47.8%) スタイルは ミディアム (45.4%) がトップ回答となり 黒髪 ミディアム の髪型が夫からの人気が高いことがわかりました Q. あなたはパートナー

平成28年 高齢者の経済・生活環境に関する調査結果(概要版)2/4

PowerPoint プレゼンテーション

ご主人へはチョコレート ( または贈り物 ) を贈りましたか? 93% (6,740) 7% (534) 贈った 贈らなかった (n=7,274 バレンタイン直後実施アンケート結果 ) 夫はホワイトデーに贈り物をしない? ご主人にバレンタインデーの贈り物をした人に ご主人からホワイトデーの贈り物はあ

三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

「Brilliant60s=輝ける60代」 2,000人に聞いた「シニアのリアル調査2017」結果より 第二弾

 

「Brilliant60s=輝ける60代」2,000人に聞いた「シニアのリアル調査」結果について 自分の人生を謳歌する今どきシニア

Microsoft Word - notes①1210(的場).docx

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

金融商品についての調査

自分がこだわりのある部分には 積極的にお金をかけたい (P.9) の学生では特に こだわり消費 への意識が高い 将来を見据える一方 必要と思うものには積極的に消費する姿勢あり 選ぶのが難しいモノを購入 契約するときに 情報を収集したり調べたりするのは面倒くさい (P.1) の学生でも半数近くが情報収

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

Microsoft Word - Focus12月(的場).doc

1. 世帯のインターネットの利用状況 - 利用世帯 6 割超 - 自宅のパソコンや携帯電話などから インターネットやメールなどを利用できる環境かどうかを聞い たところ ( 世帯で ) 利用している が 62.6% と 10 年前の 25.2% から 2 倍以上に増えている ( 図 1 世帯のインター

2005 年ファイル交換ソフト利用実態調査結果の概要 2005 年 5 月 31 日 目次 調査方法...2 ファイル交換ソフトの利用者数の実態 ファイル交換ソフトの利用率とその変化 ファイル交換ソフトの利用者数とその変化...5 ファイル交換の実態 利用されてい

調査概要 調査対象 : 一都三県に在住する GF シニアデータベース 有効回答件数 :572 件 標本抽出法 :GF RTD( ランダム テレフォンナンバー ダイアリング ) 方式 調査方法 : アウトバウンド IVR による電話調査 調査時期 : 平成 22 年 11 月 29 日 ( 月 )18

<4D F736F F D A834190A291E382C982A882AF82E98C6791D CC B28DB C837C815B A2E646F63>

2007 年 10 月 子どもの生活に関するアンケート調査 より 学校教育に対する親の認識と子どもの関心 ~ 学校教育での学習に対して 非常に満足している 親はごく僅か ~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長小山正之 ) では 全国の

調査の背景と目的 健康長寿社会の実現がわが国の重要課題となる中 企業が人々の健康づくりに取り組むことを促す動きが広がっています また 健康経営 という観点から 企業が従業員の健康づくりに取り組んだり それを推進したりする動きもあります こうした動きと並行して 従業員の健康づくりへの取り組み状況等に関

結婚総合意識調査2018

全体60 代女性50 代男性10 代20 代男性性男30 代40 代男性性男50 代60 代男性性女10 代20 代女性性女30 代40 代女性性女レポート VOL.3 ~ 贈り物購入シーンでの通販利用実態 ~ 性別 年代別の年代別の通販利用率は? 贈り物 の購入で通販を利用する人はどの程度いるので

PowerPoint プレゼンテーション

( ウ ) 年齢別 年齢が高くなるほど 十分に反映されている まあまあ反映されている の割合が高くなる傾向があり 2 0 歳代 では 十分に反映されている まあまあ反映されている の合計が17.3% ですが 70 歳以上 では40.6% となっています

世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

25~34歳の結婚についての意識と実態

Transcription:

2006 年 7 月 全国の 30~60 代の既婚男女 800 名に聞いた 結婚生活に関するアンケート調査 ~ 結婚して良かった 88% 子どもを産んで良かった 96% 離婚を考えた 30%~ 第一生命保険相互会社 ( 社長斎藤勝利 ) のシンクタンク ( 株 ) 第一生命経済研究所 ( 社長石嶺幸男 ) では 全国に居住する 30~60 代の既婚男女 800 名を対象に 標記についてのアンケート調査を実施いたしました この程 その調査結果がまとまりましたのでご報告いたします 調査結果のポイント 結婚生活の現状 (P2) 結婚指輪を 常につけている 人は 24% で 男性 (16%) よりも女性 (31%) の方が多い 結婚記念日に夫婦でお祝いを 毎年している 人は 27% で 全くしたことがない 人は 15% 1 カ月のお小遣いは 男性の約 4 割が 3 万円未満 で 約 7 割が 5 万円未満 へそくりは 男性の 3 割 女性の 5 割がしており 最も多い 60 代女性では 6 割がしている へそくりの金額は 男性よりも女性の方が高く 60 代女性の 7 割が 100 万円以上 結婚に関する意識 (P7) 結婚した理由は 男性では 人生の伴侶だと感じた (55%) 女性では お互いの愛情が確認できた (41%) が最も多い 全体の過半数が 結婚して良かった (56%) と感じ どちらかといえば良かったと思う (32%) をあわせると 9 割近くが結婚を肯定している もし生まれ変わったら 現在の配偶者とまた結婚したい 人は 男性 46% 女性 25% と男性の方が多い また 女性の 27% は 現在の配偶者とは別の人と結婚したい と考えている 結婚生活に絶対に必要なものは 思いやり (78%) 経済力 (67%) 信頼関係 (61%) 離婚に関する意識 (P11) 離婚したいと思ったことが よくある 人は4% 時々はある (26%) をあわせると3 割がある 今後 おそらく離婚すると思う 人は1% しかおらず 離婚する可能性はある (5%) をあわせても6% しかいない 一方 60 代女性の 16% が 離婚したいけどできないと思う と考えている 離婚したいけどできない理由は 男性では 子どものことで (46%) 女性では 経済的な自立ができない (65%) が最も多い 子どもに関する意識 (P14) 子どもを産んで とても良かったと思う 人は 75% で どちらかといえば良かったと思う (21%) をあわせると 96% の人が子どもを産んだことに肯定的である これからの日本社会では 子どもの性別は男の子よりも女の子の方がいいと考える人は多い < お問い合わせ先 > 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室広報担当 ( 丹野 新井 ) TEL.03-5221-4771 FAX.03-3212-4470 アドレス http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi

アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%) 7. 回答者の属性 ( 単位 : 人 ) 年代 合計 30 代 40 代 50 代 60 代 男性 87 92 99 96 374 (23.3%) (24.6%) (26.5%) (25.7%) (48.6%) 女性 100 96 103 96 395 (25.3%) (24.3%) (26.1%) (24.3%) (51.4%) 合計 187 188 202 192 769 (24.3%) (24.4%) (26.3%) (25.0%) (10%) 1

結婚指輪をつけているか? 全体の約 4 分の 1 は 常につけている (24%) が 約 3 分の 1 は 最初からつけていない (32%) 性別では 常につけている のは女性 (31%) よりも男性 (16%) が少なく 男性の半数 (50%) は 最初からつけていない 図表 1 普段左手の薬指に結婚指輪をつけているか ( 性別 性 年代別 ) 24.5 5.6 37.4 32.5 性別 男性 (n=374) 3.8 29.0 50.5 女性 (n=395) 31.9 7.3 45.3 15.4 性 年代別 男性 30 代 (n= 87) 29.9 11.5 32.2 26.4 40 代 (n= 92) 22.0 4.4 27.5 46.2 50 代 (n= 99) 女性 30 代 (n=100) 11.1 5.3 12.6 47.0 43.4 9.0 82.1 33.0 45.5 1 40 代 (n= 96) 32.3 4.2 44.8 18.8 50 代 (n=103) 18.4 3.9 61.2 16.5 30.2 12.5 41.7 15.6 常につけている時々はずすことがあるつけていたが はずした最初からつけていない 普段左手の薬指に結婚指輪をつけているか を尋ねました その結果 全体では 約 4 分の1が 常につけている (24.5%) が 約 3 分の1は 最初からつけていない (32.5%) ことがわかりました また つけていたが はずした 人も 37.4% と4 割近くいました 性別でみると 常につけている 割合は 女性では 31.9% と3 割以上いるのに対し 男性では % しかいませんでした また 男性の半数は 最初からつけていない (50.5%) こともわかりました 性 年代別でみると 常につけている 割合が最も高いのは男女ともに 30 代ですが 男性の 29.9% に対して女性は 47.0% と その間には大きな差 (17.0 ポイント ) があります また 最初からつけていない 割合は 女性では全ての年代で1 割強と年代差があまりないのに対し 男性では 30 代の 26.4% から年代が上がるにつれて高くなり 60 代においては 8 割以上 (82.1%) にもなります 2

結婚記念日に夫婦でお祝いをしているか? 全体の 4 分の 1 以上が 毎年している (27%) で 30 代 (36%) と 40 代 (33%) では 3 分の 1 以上にも及ぶ その一方で 全くしたことがない 人も 15% いる 結婚 5 年未満では 過半数 (51%) が 毎年している 図表 2 結婚記念日には 夫婦でお祝い ( 食事 プレゼント等 ) をしているか ( 年代別 結婚年数別 子どもの有無別 ) 27.1 15.2 18.0 23.8 15.9 年代別 30 代 (n=187) 36.4 18.7 16.0 17.6 11.2 40 代 (n=188) 33.9 13.4 19.4 50 代 (n=202) 22.6 14.6 19.6 29.6 13.6 60 代 (n=192) 16.2 14.1 17.3 29.8 22.5 結婚年数別 5 年未満 (n= 66) 51.5 15.2 12.1 13.6 7.6 5 年以上 10 年未満 (n=113) 3 21.2 15.9 18.6 13.3 10 年以上 20 年未満 (n=153) 32.7 16.3 22.2 17.6 11.1 20 年以上 30 年未満 (n=197) 23.3 12.4 19.2 25.9 19.2 30 年以上 (n=240) 17.9 13.8 17.1 31.3 2 子どもの有無別 子ども有 (n=643) 24.0 14.7 17.7 25.9 17.7 子ども無 (n=126) 42.9 19.8 13.5 7.1 毎年している以前はしていたが 最近はあまりしていない全くしたことがない 時々はしている以前からあまりしていない 結婚記念日には 夫婦で食事やプレゼント等のお祝いをしているか を尋ねました その結果 全体では 4 分の1 以上が 毎年している (27.1%) ことがわかりました しかし その一方で 全くしたことがない 人も 15.9% いました 年代別でみると 毎年している 割合は若い年代ほど高く 30 代 (36.4%) と40 代 (33.9%) では3 分の1 以上の人が毎年結婚記念日を祝っています 結婚年数別でみると 5 年未満 では 毎年している (51.5%) 割合が最も高く 過半数を占めています 子どもの有無別でみると 毎年している 割合は 子どもがいる人 (24.0%) よりも 子どもがいない人 (42.9%) の方が高い結果となりました 3

1 カ月のお小遣いはいくらか? 男性の約 4 割は 3 万円未満 (42%) 約 7 割は 5 万円未満 (67%) 女性の約 3 分の 1(32%) は お小遣いの金額を決めていない 図表 3 お小遣い ( 自分自身が 1 カ月に自由になるお金 ) の金額 ( 性別 性 年代別 ) 性別 男性 (n=374) 13.3 9.4 32.6 33.3 17.6 25.9 8.4 1.8 13.5 1.9 24.5 15.9 0.8 性 年代別 女性 (n=395) 男性 30 代 (n= 87) 12.6 17.0 33.9 42.5 9.9 3.5 1.8 23.0 32.7 1.1 4.6 16.1 1.3 40 代 (n= 92) 50 代 (n= 99) 6.1 11.1 26.3 3 31.3 27.8 13.3 21.2 1.1 2.0 12.1 女性 30 代 (n=100) 40 代 (n= 96) 8.4 17.7 29.0 32.6 30.2 33.0 21.1 11.5 13.7 2.1 6.3 3.2 18.9 33.0 31.3 2.1 3.0 50 代 (n=103) 15.5 35.9 13.6 3.9 30.1 5.2 36.5 13.5 3.1 5.2 36.5 1 万円未満 1 万円以上 3 万円未満 3 万円以上 5 万円未満 5 万円以上 10 万円未満 10 万円以上 決めていない ( 必要に応じて自由に使える ) ない ( 自由になるお金はない ) 自分自身が1カ月に自由になるお金 いわゆる お小遣い はいくらか を尋ねました その結果 全体では 1 万円以上 3 万円未満 (33.3%) が最も多く 1 万円未満 (13.3%) をあわせると 半数近くの人は 3 万円未満 (46.6%) であることがわかりました 性別でみると 男性で最も多いのは 1 万円以上 3 万円未満 (32.6%) で 次いで 3 万円以上 5 万円未満 (25.9%) 5 万円以上 10 万円未満 (13.5%) 1 万円未満 (9.4%) の順になりました これらから 男性のお小遣いは 約 4 割が 3 万円未満 (42.0%) 約 7 割が 5 万円未満 (67.9%) であることがわかりました その一方で 女性の約 3 分の1は 決めていない ( 必要に応じて自由に使える ) (32.7%) と回答しており お小遣いといった概念を持っていないことがみてとれます 性 年代別でみると 男性については 5 万円以上 の割合は年代が上がるほど高くなり 50 代 (23.2%) で最も高くなります また 女性については 年代に関係なく3 割以上が 決めていない ( 必要に応じて自由に使える ) と回答しました 4

へそくりをしているか? 全体の 4 割以上 (43%) の人がへそくりをしている 性別では 男性 (32%) よりも女性 (52%) の方が割合は高く 過半数を占めている 性 年代別では 割合が最も高いのは 60 代女性で 6 割以上 (62%) 図表 4 へそくり ( 配偶者に内緒にしている貯蓄 ) をしているか ( 性別 性 年代別 世帯年収別 ) 0 10 20 30 40 50 60 70 (%) 43.0 性別 男性 (n=374) 32.6 女性 (n=395) 52.9 性 年代別 男性 30 代 (n= 87) 27.6 40 代 (n= 92) 33.7 50 代 (n= 99) 38.4 30.2 女性 30 代 (n=100) 42.0 40 代 (n= 96) 56.3 50 代 (n=103) 51.5 62.5 世帯年収別 300 万円未満 (n= 61) 300 万円以上 500 万円未満 (n=210) 34.4 37.1 500 万円以上 700 万円未満 (n=202) 700 万円以上 1,000 万円未満 (n=185) 45.0 44.9 1,000 万円以上 (n=100) 52.0 注 : へそくり を している と回答した割合 世帯年収 不明 は除く 配偶者に内緒にしている貯蓄 いわゆる へそくり をしているか を尋ねました その結果 全体では 4 割以上 (43.0%) の人がへそくりをしていることがわかりました 性別でみると 男性 (32.6%) に比べて 女性 (52.9%) の方がへそくりをしている割合は高く 過半数を占めています 性 年代別でみると へそくりをしている割合は 女性の 40 代以上では過半数を占め 最も割合が高い 60 代においては6 割以上 (62.5%) にもなります また 男女差は 60 代において最も大きく 女性 (62.5%) は男性 (30.2%) の倍以上にもなっています 世帯年収別でみると 年収が多いほどへそくりをしている割合も高くなり 年収が最も高い 1,000 万円以上 では 半数以上 (52.0%) の人がへそくりをしています 5

貯まったへそくりはいくらか? 全体の半数近くの人が 100 万円以上 (46%) 貯めている へそくりの金額は年代に比例して高くなり その傾向は特に女性に顕著で 100 万円以上 の割合は 30 代の 47% から 60 代では 71% に増える 図表 5 貯まったへそくりの金額 ( 性別 性 年代別 世帯年収別 ) 性別 性 年代別 全体 (n=331) 11.2 17.5 7.9 12.7 46.8 男性 (n=122) 16.4 24.6 10.7 15.6 29.5 女性 (n=209) 8.1 13.4 6.2 1 56.9 男性 30 代 (n= 24) 25.0 20.8 12.5 20.8 40 代 (n= 31) 19.4 32.3 12.9 16.1 19.4 50 代 (n= 38) 10.5 21.1 10.5 15.8 36.8 60 代 (n= 29) 13.8 24.1 6.9 10.3 41.4 女性 30 代 (n= 42) 19.0 23.8 2.4 47.6 40 代 (n= 54) 11.1 14.8 5.6 14.8 4.8 48.1 50 代 (n= 53) 5.7 15.1 7.5 9.4 56.6 60 代 (n= 60) 3.3 8.3 13.3 71.7 世帯年収別 300 万円未満 (n= 21) 9.5 28.6 9.5 14.3 33.3 300 万円以上 500 万円未満 (n= 78) 19.2 19.2 5.1 14.1 39.7 500 万円以上 700 万円未満 (n= 91) 12.1 17.6 12.1 16.5 35.2 700 万円以上 1,000 万円未満 (n= 83) 7.2 15.7 7.2 12.0 57.8 1,000 万円以上 (n= 52) 5.8 15.4 5.8 5.8 65.4 3.9 3.3 4.3 4.2 5.3 3.4 2.4 5.6 5.7 3.3 4.8 2.6 6.6 1.9 10 万円未満 10 万円以上 30 万円未満 30 万円以上 50 万円未満 50 万円以上 100 万円未満 100 万円以上 わからない 注 : へそくり をしている人が対象 世帯年収 不明 は除く へそくりをしていると回答した人に対して 貯まった へそくり はいくらくらいあるか を尋ねました その結果 全体では 100 万円以上 (46.8%) が最も多く 半数近くの人がかなりまとまったお金をへそくりとして貯めていることがわかりました 性別でみると 男女ともに最も多いのは 100 万円以上 ですが その割合は男性の 29.5% に対して女性は 56.9% とその差は大きく 女性では過半数を占めています また 次いで多いのは 男女ともに 10 万円以上 30 万円未満 でした 性 年代別でみると へそくりを 100 万円以上 している割合は 特に女性において年代に比例して高くなり 最も高い 60 代では7 割以上 (71.7%) にもなります 世帯年収別でみると へそくりを 100 万円以上 している割合は 年収が多いほど高くなる傾向がありました 6

結婚した理由は何か? 男性では 人生の伴侶だと感じた (55%) 女性では お互いの愛情が確認できた (42%) が最も多い 男女差が顕著な項目は 女性では 適齢期になった 男性では 社会的信頼を得たいと思った が多い 図表 6 現在の配偶者と結婚した理由 ( 性別 年代別 )< 複数回答 > 70 (%) [ 性別 ] 60 50 40 30 48.6 55.9 41.8 43.2 43.9 42.8 40.5 47.1 34.2 3 29.1 30.9 28.3 25.1 31.4 男性 (n=374) 女性 (n=395) 20 10 0 10.4 14.4 6.6 9.3 9.1 9.6 8.2 6.4 9.6 7.5 3.5 11.4 4.2 3.7 4.6 2.7 1.3 3.8 1.3 0.8 人生の伴侶だと感じたお互いの愛情が確認できた一緒に暮らしたいと思った心の安定を求めた適齢期になった社会的信頼を得たいと思った子どもが欲しいと思った何となく経済的ゆとりを求めた子どもができたその他わからない [ 年代別 ] 0 10 20 30 40 50 60 70 (%) 39.6 47.9 55.4 5 49.7 43.1 45.0 35.4 49.7 41.5 39.1 31.8 28.9 35.6 33.2 22.4 24.1 22.3 27.2 39.6 4.3 6.9 10.9 19.3 13.4 8.0 8.9 7.3 9.1 9.6 7.4 6.3 6.4 6.9 6.4 10.4 9.6 2.7 3.0 1.6 1.1 30 代 (n=187) 0.5 3.0 40 代 (n=188) 5.7 50 代 (n=202) 1.6 60 代 (n=192) 0.5 2.1 現在の配偶者と結婚した理由を複数回答で尋ねました その結果 全体では 人生の伴侶だと感じた (48.6%) が最も多く 次いで お互いの愛情が確認できた (43.2%) 一緒に暮らしたいと思った (40.5%) になりました 性別でみると 男性では 人生の伴侶だと感じた (55.9%) 女性では お互いの愛情が確認できた (42.8%) が最も多い結果になりました また 男女差が顕著な項目として 女性では 適齢期になった (31.4%) や 経済的ゆとりを求めた (11.4%) 男性では 一緒に暮らしたいと思った (47.1%) や 社会的信頼を得たいと思った (14.4%) などが多いこともあげられます 年代別でみると 若い年代ほど お互いの愛情が確認できた や 一緒に暮らしたいと思った などの感情的な理由が多くなる一方で 適齢期になった や 社会的信頼を得たいと思った などの周囲を意識した理由は 年代が上がるほど多くなります 7

結婚して良かったと思うか? 全体の過半数 (56%) が 良かったと思う と回答し どちらかといえば良かったと思う (32%) をあわせると 9 割近くが結婚を肯定している 性別では 良かったと思う のは 女性 (48%) よりも男性 (64%) に多い 図表 7 現在の配偶者と結婚して良かったと思うか ( 性別 性 年代別 子どもの有無別 ) 性別 男性 (n=374) 56.3 64.7 32.7 28.9 5.8 1.8 2.9 1.3 3.4 2.1 女性 (n=395) 性 年代別 男性 30 代 (n= 87) 40 代 (n= 92) 50 代 (n= 99) 48.4 70.1 62.0 60.6 36.2 29.3 32.3 24.1 8.6 2.3 1.1 2.3 2.2 2.2 4.0 4.6 2.3 4.3 2.0 女性 30 代 (n=100) 48.0 66.7 39.0 29.2 9.0 4.2 3.0 40 代 (n= 96) 52.1 31.3 7.3 2.1 7.3 50 代 (n=103) 子どもの有無別 子ども有 (n=643) 49.5 43.8 55.2 35.0 39.6 33.1 6.8 11.5 2.9 6.1 2.0 5.8 4.2 3.6 子ども無 (n=126) 62.2 29.9 4.7 0.8 2.4 良かったと思うどちらかといえば良かったと思うあまり良かったとは思わない良かったとは思わないわからない 現在の配偶者と結婚して良かったと思うか を尋ねました その結果 全体では 良かったと思う (56.3%) が最も多く どちらかといえば良かったと思う (32.7%) をあわせると 9 割近く (89.0%) の人が結婚して良かったと感じていることがわかりました 性別でみると 良かったと思う と どちらかといえば良かったと思う をあわせた割合は 女性 (84.6%) に比べて男性 (93.6%) の方が高いことがわかりました また 良かったと思う 割合を比べても 男性 (64.7%) は女性 (48.4%) を大きく上回ります 性 年代別でみると 良かったと思う 割合は 男性では 30 代 (70.1%) と60 代 (66.7%) において高くなっていますが それとは逆に 女性では 30 代 (48.0%) と 60 代 (43.8%) において低くなり これらの年代では男女の意識に大きな差があるといえます 子どもの有無別でみると 良かったと思う どちらかといえば良かったと思う 割合は 子どもがいる人よりも 子どもがいない人の方が高い結果となりました 8

生まれ変わったらまた結婚したいと思うか? 全体の約 3 分の 1 が 現在の配偶者とまた結婚したい (35%) 約 5 分の 1 が 現在の配偶者とは別の人と結婚したい (21%) と思っている 現在の配偶者とまた結婚したい のは 女性 (25%) よりも男性 (46%) に多い 図表 8 もし生まれ変わったとしたら また結婚したいと思うか ( 性別 性 年代別 ) 35.8 21.8 11.5 4.2 26.7 性別 男性 (n=374) 46.5 15.5 9.1 2.4 26.5 女性 (n=395) 25.6 27.6 13.9 5.8 27.1 性 年代別 男性 30 代 (n= 87) 43.7 16.1 9.2 2.3 28.7 40 代 (n= 92) 50 代 (n= 99) 44.6 48.5 13.0 14.1 8.7 31.5 2.2 8.1 5.1 24.2 女性 30 代 (n=100) 26.0 49.0 3 18.8 7.0 5.0 10.4 32.0 21.9 40 代 (n= 96) 28.1 26.0 4.2 25.0 50 代 (n=103) 28.2 20.4 14.6 4.9 32.0 19.8 34.4 17.7 9.4 18.8 現在の配偶者とまた結婚したいあまり結婚したいとは思わないわからない 現在の配偶者とは別の人と結婚したい絶対に結婚したくない もし生まれ変わったとしたら また結婚したいと思うか を尋ねました その結果 全体では 現在の配偶者とまた結婚したい (35.8%) が最も多く 3 分の1 以上の人が同じ配偶者との結婚を求めていることがわかりました しかし その一方で 現在の配偶者とは別の人と結婚したい 人も 21.8% おり 約 5 分の1は違う配偶者との結婚を求めています 性別でみると 男性の半数近く (46.5%) が 現在の配偶者とまた結婚したい と考えているのに対し 女性では 25.6% しかおらず 男女の意識には大きな差があります さらに 現在の配偶者とは別の人と結婚したい 割合も 男性(15.5%) に比べて女性 (27.6%) の方が高い結果となりました また あまり結婚したいとは思わない と 絶対に結婚したくない をあわせた割合は 男性 (11.5%) に比べて女性 (19.7%) の方が高く 結婚に対して否定的な女性の姿が垣間みえます 性 年代別でみると 現在の配偶者とまた結婚したい 割合は 60 代の男性 (49.0%) で最も高いのに対し 60 代の女性 (19.8%) で最も低い結果となりました その一方で 60 代の女性では 現在の配偶者とは別の人と結婚したい (34.4%) が最も高くなっています 9

結婚生活に絶対に必要なものは何だと思うか? 第 1 位 思いやり (78%) 第 2 位 経済力 (67%) 第 3 位 信頼関係 (61%) 全般的に 男性よりも女性の方が 経済力 の割合が高い傾向がある 男女ともに 60 代になると 我慢 忍耐 が上位にくる 図表 9 結婚生活に絶対に必要なものは何か?( 性 年代別 )< 複数回答 > n 第 1 位第 2 位第 3 位第 4 位 第 5 位 全体 769 思いやり 78.3% 経済力 67.2% 信頼関係 6% 会話 48.2% 愛情 34.0% 男性 30 代 87 思いやり 79.3% 会話 信頼関係 60.9% 経済力 57.5% 愛情 37.9% 40 代 92 思いやり 79.3% 信頼関係 58.7% 経済力 55.4% 会話 愛情 42.4% 50 代 99 思いやり 76.8% 経済力 66.7% 信頼関係 62.6% 愛情 40.4% 会話 39.4% 60 代 96 思いやり 84.4% 経済力 64.6% 信頼関係 5% 我慢 忍耐 37.5% 会話 35.4% 女性 30 代 100 思いやり 7% 信頼関係 64.0% 会話 63.0% 経済力 6% 愛情 34.0% 40 代 96 思いやり 79.2% 経済力 72.9% 信頼関係 63.5% 会話 57.3% 愛情 29.2% 50 代 103 思いやり 81.6% 経済力 78.6% 信頼関係 60.2% 会話 53.4% 愛情 30.1% 60 代 96 経済力 79.2% 思いやり 76.0% 信頼関係 66.7% 会話 35.4% 我慢 忍耐 27.1% 結婚生活に絶対に必要なものは何か を複数回答で尋ねました その結果 全体では 思いやり (78.3%) が最も多く 次いで 経済力 (67.2%) 信頼関係 (6%) の順になりました また 第 5 位にある 愛情 については 3 分の1(34.0%) の人しか必要だとは思っていないことがわかりました 性 年代別でみると 60 代の女性を除いて 男女ともに 思いやり が第 1 位となりました 唯一 思いやり 以外の項目が第 1 位になった 60 代の女性は 経済力 (79.2%) を第 1 位に選んでおり その他の年代をみても 女性は男性よりも 経済力 を重視していることがみてとれます また 男女ともに 60 代になると その他の年代にはみられない 我慢 忍耐 が上位に入ってきました 10

離婚したいと思ったことはあるか? よくある (4%) と 時々はある (26%) をあわせると 全体の 3 割の人が離婚を意識したことがある 性別では 男性 (26%) よりも女性 (36%) に多く 年代別では 女性の 30 代 (40%) と 60 代 (43%) に多い 図表 10 離婚したいと思ったことはあるか ( 性別 性 年代別 子どもの有無別 ) 性別 男性 (n=374) 女性 (n=395) 性 年代別 男性 30 代 (n= 87) 40 代 (n= 92) 50 代 (n= 99) 4.8 4.3 5.3 4.6 6.5 5.1 女性 30 代 (n=100) 4.0 40 代 (n= 96) 5.2 50 代 (n=103) 8.7 3.1 子どもの有無別 子ども有 (n=643) 4.2 子ども無 (n=126) 7.9 26.4 33.8 21.7 31.3 30.9 36.2 18.4 28.7 23.9 20.2 24.0 30.4 34.3 31.3 36.0 32.0 22.9 34.4 24.3 40.6 45.6 32.3 28.2 34.5 16.5 30.7 35.0 42.8 27.6 48.3 39.1 40.4 43.8 28.0 37.5 21.4 24.0 33.1 44.9 よくある時々はあるあまりない全くない 離婚したいと思ったことはあるか を尋ねました その結果 全体では よくある (4.8%) と 時々はある (26.4%) をあわせると 約 3 割 (31.2%) の人が多かれ少なかれ離婚したいと思った経験を持つことがわかりました 性別でみると よくある と 時々はある をあわせた割合は 男性では 26.0% なのに対し 女性では 36.2% と 10 ポイントも女性の方が高い結果となりました また 全くない の割合をみても 女性 (27.6%) に比べて男性 (42.8%) の方が高く 男性の4 割以上は離婚を全く意識したことがありません 性 年代別でみると よくある と 時々はある をあわせた割合は 男性では年代による差はあまりありませんが 女性では 30 代 (4%) と60 代 (43.7%) が突出して高く 子育て世代と高齢世代において離婚を考える女性が多いことがみてとれます 子どもの有無別でみると よくある と 時々はある をあわせた割合は 子どもがいない人 (24.4%) よりも 子どもがいる人 (32.4%) の方が高い結果となりました 11

今後離婚する可能性はあると思うか? 離婚を考えたことがある人は 3 割いるが 実際に離婚に踏み切れそうな人は 6% と少ない 60 代女性の 16% が 離婚したいけどできないと思う 性別 性 年代別 図表 11 今後離婚する可能性はあると思うか ( 性別 性 年代別 結婚年数別 ) 5.3 1.4 1.9 男性 (n=374) 5.6 女性 (n=395) 5.1 男性 30 代 (n= 87) 3.4 6.9 1.1 40 代 (n= 92) 8.7 2.2 50 代 (n= 99) 3.0 8.1 8.3 7.0 9.6 6.5 5.1 8.4 7.8 12.6 8.6 5.1 2.1 9.4 3.1 女性 30 代 (n=100) 8.0 6.0 1 40 代 (n= 96) 6.3 8.3 9.4 50 代 (n=103) 4.9 7.8 8.7 1.9 5.2 結婚年数別 3.0 3.0 5 年未満 (n= 66) 4.5 12.1 10.9 26.0 22.9 5 年以上 10 年未満 (n=113) 0.9 6.2 9.7 7.1 46.9 29.2 10 年以上 20 年未満 (n=153) 9.1 6.5 15.6 40.9 27.3 0.6 20 年以上 30 年未満 (n=197) 2.5 7.1 5.6 8.1 36.0 40.6 30 年以上 (n=240) 12.4 3.7 26.6 55.2 0.4 1.7 おそらく離婚すると思う 離婚する可能性はあると思う 離婚したいけどできないと思う わからない 離婚する可能性はあまりないと思う 離婚する可能性は全くないと思う 33.2 35.8 33.3 38.4 34.0 38.5 37.9 34.8 39.6 57.0 58.3 54.2 40.7 44.7 42.5 37.2 37.0 40.4 42.7 35.4 39.4 17.0 現在の配偶者とは 今後離婚する可能性はあると思うか を尋ねました その結果 全体では おそらく離婚すると思う (1.4%) はほとんどなく 離婚する可能性はあると思う (5.3%) をあわせても 6.7% にしか過ぎませんでした 前頁において 離婚したいと思ったことがある人は約 3 割いましたが 実際に離婚に踏み切れそうな人は少ないことがわかりました 性別でみると 離婚する可能性は全くないと思う のように 絶対に離婚はあり得ないと考えている人は 女性 (37.2%) よりも男性 (44.7%) に多いことがみてとれます 性 年代別でみると 離婚する可能性は全くないと思う 割合は 男女ともに年代が上がるほど高くなり 60 代では半数を超えます しかし その一方で 60 代の女性の % が 離婚したいけどできないと思う と回答しており 熟年離婚の背景にある女性の思いが垣間みえます 結婚年数別でみると 離婚する可能性は全くないと思う 割合は 年数が経つほど高くなり 夫婦の絆が深まっていくことがみてとれます 12

離婚したくてもできない理由は何か? 全体では 経済的な自立ができない (48%) 子どものことで (37%) 情がある (20%) の順に多い 性別では 男性の第 1 位は 子どものことで (46%) 女性の第 1 位は 経済的な自立ができない (65%) 図表 12 離婚したくてもできない理由は何か?( 性別 年代別 )< 複数回答 > 70 (%) 65.8 [ 性別 ] 60 50 40 30 20 10 0 48.4 23.1 37.5 46.2 31.6 20.3 26.9 15.8 14.1 23.1 7.9 7.8 15.4 2.6 6.3 7.7 5.3 4.7 3.8 5.3 15.6 11.5 全体 (n=104) 18.4 男性 (n=41) 7.8 女性 (n=63) 13.2 経済的な自立ができない子どものことで情がある社会的な立場を考えて ( 世間体 ) 自分の信条に反する手続きが大変そう子ども以外の家族のことで何となくその他 [ 年代別 ] 0 10 20 30 40 50 60 70 (%) 41.7 42.9 69.2 44.0 66.7 42.9 30.8 24.0 25.0 28.6 15.4 16.0 7.7 32.0 8.3 7.1 15.4 4.0 8.3 15.4 4.0 12.0 14.3 30 代 (n=20) 15.4 16.0 40 代 (n=20) 50 代 (n=23) 7.1 7.7 60 代 (n=41) 12.0 注 : 離婚したいけどできないと思う と回答した人が対象 前頁において 離婚したいけどできないと思う と回答した人に対し その理由を複数回答で尋ねました その結果 全体では 経済的な自立ができない (48.4%) が最も多く 次いで 子どものことで (37.5%) 情がある (20.3%) の順になりました 性別でみると 男性は 子どものことで (46.2%) が最も多いのに対し 女性は 経済的な自立ができない (65.8%) が突出して多く 離婚したいと考えている女性の6 割以上が経済的な面を心配していることがわかりました また 情がある 社会的な立場を考えて ( 世間体 ) 自分の信条に反する については 女性よりも男性に多い結果となりました 年代別でみると 経済的な自立ができない (69.2%) は 50 代 子どものことで (66.7%) は 30 代 社会的な立場を考えて ( 世間体 ) (32.0%) は 60 代において 特に多いことがわかりました 13

子どもを産んで良かったと思うか? 全体の 4 分の 3 が とても良かったと思う (75%) と回答し どちらかといえば良かったと思う (21%) をあわせると 96% が良かったと思っている とても良かったと思う 割合は 男女ともに 30 代で最も高い 図表 13 子どもを産んで良かったと思うか ( 性別 性 年代別 ) 0 20 40 60 80 100 (%) 全体 (n=641) 75.4 21.1 [96.5] 性別 男性 (n=303) 78.9 18.2 [97.1] 女性 (n=338) 72.2 23.7 [95.9] 性 年代別 男性 30 代 (n=71) 88.7 8.5 [97.2] 40 代 (n=58) 75.9 20.7 [96.6] 50 代 (n=85) 77.6 18.8 [96.4] 60 代 (n=89) 74.2 23.6 [97.8] 女性 30 代 (n=83) 78.3 19.3 [97.6] 40 代 (n=70) 65.7 25.7 [91.4] 50 代 (n=92) 72.8 25.0 [97.8] 60 代 (n=93) 7 24.7 [95.7] とても良かったと思う どちらかといえば良かったと思う 注 : 子どもがいる人が対象 子どもがいる人に対して 子どもを産んで良かったと思うか を尋ねました その結果 全体では 4 分の3が とても良かったと思う (75.4%) と回答し どちらかといえば良かったと思う (21.1%) をあわせると 9 割以上 (96.5%) の人が子どもを産んだことを良かったと考えていることがわかりました 性別でみると とても良かったと思う 割合は 女性 (72.2%) に比べて男性 (78.9%) の方が高い結果になりました 性 年代別でみると とても良かったと思う 割合は 男女ともに 30 代において最も高く 小さい子どもがいる人ほど子どもを産んだ喜びを感じていることがみてとれます 特に 男性の 30 代では その割合が9 割近く (88.7%) と最も高くなっています 14

これからの日本社会で子どもの性別はどちらがいいと思うか? どちらでもいい (70%) が最も多く 7 割の人は拘りを持っていない 男の子 (10%) よりも 女の子 (19%) の方がいいと考える人が多い 男性では 60 代 (20%) だけが 男の子 の方がいいと考える人が多く 女性では 年代が上がるほど 女の子 の方がいいと考える人は増える 図表 14 これからの日本社会では 子どもの性別はどちらがいいと思うか ( 性別 性 年代別 ) 性別 男性 (n=374) 女性 (n=395) 性 年代別 男性 30 代 (n= 87) 40 代 (n= 92) 50 代 (n= 99) 女性 30 代 (n=100) 40 代 (n= 96) 50 代 (n=103) 10.1 19.7 14.0 15.6 6.3 23.5 5.7 12.6 24.4 13.1 16.2 2 9.5 8.0 18.0 4.2 22.9 6.8 25.2 6.3 28.1 70.2 70.4 70.1 81.6 58.9 70.7 70.5 74.0 72.9 68.0 65.6 男の子女の子どちらでもいい これからの日本社会では 子どもの性別はどちらがいいと思うか を尋ねました その結果 全体では 男の子 (10.1%) よりも女の子 (19.7%) の方がいいと考える人が多いことがわかりました しかし その一方で 最も多いのは どちらでもいい (70.2%) で 7 割の人は子どもの性別にはあまり拘りを持っていないことがみてとれます 性別でみると 男の子 がいいと思うのは男性に多く 女の子 がいいと思うのは女性に多いなど 子どもの性別には自分と同じ性を選ぶ人が多い傾向があります 性 年代別でみると 女性においては特に 年代が上がるほど 女の子 の割合が高くなり 同時に どちらでもいい 割合は低くなっていきます また 男性においては 30 代 ~ 50 代は 女の子 の割合が高くなりましたが 唯一 60 代だけは 男の子 の方が高い結果となりました 15

研究員のコメント 本アンケートでは 既婚者の結婚生活の実態や結婚観 離婚観などを調査いたしました 近年日本では晩婚化や未婚化が叫ばれていますが その原因は多岐にわたり 一概に解決策を見出すことは難しいのが現状です しかし 実際に 結婚 というライフイベントを経験した既婚者から 結婚生活の実態や結婚に関する意識などを知ることは これから結婚するであろう人にとっても参考になると思われます また 現在結婚生活をおくっている既婚者にとっても 他人の生活や考えを垣間みることは 今一度自分自身の生活を振り返るために参考になる部分があるかもしれません 結婚生活の実態については 日常的に結婚指輪をつけている人は全体の 4 分の 1 しかおらず 性別では 男性のつけている割合は女性の半分しかいないことがわかりました また 結婚記念日に食事やプレゼントなどのお祝いを毎年している人は 3 割弱しかおらず 全くしたことがない人も 15% いました お金に関する調査では 夫の 1 カ月のお小遣いは約 4 割が 3 万円未満 約 7 割が 5 万円未満でした また へそくりをしている人は 男性で 3 割 女性で 5 割いました さらには 最もへそくりをしているのは 60 代の女性で そのうちの 7 割が 100 万円以上貯めているという実態もわかりました 結婚に関する意識については 全体の過半数が 結婚して良かった と感じており どちらかといえば良かった をあわせると 9 割近くの人が結婚したことを肯定的に捉えていました また もし生まれ変わったらという仮定で 現在の配偶者とまた結婚したいかという質問には 男性の 5 割弱がしたいと回答したのに対して女性は 4 分の 1 しかおらず さらには女性の 3 割弱は別の人と結婚したいと考えているなど 男女間の意識には大きな差がありました いずれにしても 結婚したくないという回答は少なく 配偶者が同じか異なるかは別にして 一度結婚を経験した人はまた結婚したいと思っている人が多いことがわかりました 離婚に関する意識については 離婚したいと思ったことがある人は全体の 3 割いましたが 実際に離婚に踏み切れそうな人は 6% にしか過ぎませんでした また 60 代の女性に限っていえば 16% が 離婚したいけどできないと思う と考えており その一番の理由として 経済的な自立ができない をあげています 近年熟年離婚や夫婦の年金分割などが話題になっていますが 今後の動向次第では この年代の離婚がより増加していく可能性も示唆されました 最後に 子どもに関する意識については 全体の 4 分の 3 の人が子どもを産んで とても良かったと思う と回答し どちらかといえば良かったと思う をあわせると 9 割以上の人が子どもを産んだことをプラスと考えていることがわかりました また これからの日本社会では 子どもの性別は男の子よりも女の子の方がいいと考える親が多い一方で 7 割の親はどちらでもいいとし あまり拘りを持ってはいませんでした 以上のように 実際に結婚生活をおくっている人たちのほとんどは 結婚したことを良かったと思い また 子どもを産んだ人たちは産んで良かったと考えています 結婚生活の中身は千差万別で 実際には不満やデメリットを感じる面も多々あるのかもしれませんが 総じていえば 多くの人は結婚生活を肯定しているという実態が今回の調査からは垣間見ることができました ( 研究開発室副主任研究員丹野裕人 ) 16