新会計管理システム ( 個別システム )Windows10 対応改修業務委託仕様書 1 調達の概要 (1) 調達の背景本県の新会計管理システム ( 個別システム ) は 現在 情報システム課が調達配備している共通利用パソコン (Windows7 Microsoft Office2007) で稼働している 平成 29 年度内に 共通利用パソコンの仕様が Windows10 及び Microsoft Office2013 変更となるため 平成 29 年度内に Windows10 及び Microsoft Office2013 に対応したシステムにする必要がある (2) 調達の目的ア Windows10 及び Office2013 への対応平成 29 年度に変更となる Windows10 及び Microsoft Office2013 に対応させる ( 全機能の動作検証を含む ) (3) 調達の範囲ア資金管理システム ( システムA) の改修イ収入証紙システム ( システムB) の改修 ア イ共にデータ移行を含む (4) 委託期間契約締結日から平成 29 年 3 月 31 日まで 2 対象業務の概要 (1) 資金管理システム ( システムA) 1 基金対象業務 : 基金に属する現金及び物品の受払対象組織 : 会計局会計課のみ 2 資金管理対象業務 : 資金管理 会計管理者保管現金の管理及び運用対象組織 : 会計局会計課のみ 3 つり銭対象業務 : つり銭資金の交付と返納に伴う受払対象組織 : 会計局会計課のみ (2) 収入証紙システム ( システムB) 1 収入証紙対象業務 : 収入証紙の交付 販売などに伴う受払対象組織 : 会計局会計課及び出先機関 (16 所属 ) 1
3 システムの概要等 (1) システムの範囲システムの業務フロー 機能一覧及び帳票一覧は別紙 1~3のとおりである (2) システム構成本システムは 本県の庁内全体に配備されている行政情報ネットワークに接続する共通利用パソコン ( クライアント ) 又は本県のファイル共有システム内で動作している なお 改修に伴う別紙 4の共通利用パソコンの仕様にないソフトウェアのインストールは不可とする (3) 新会計管理システム ( 本体システム ) との連携 CSV ファイルによる本体システムとの連携機能を有する (4) システムの規模ソースコード行数で約 57,000 行 ( システム A および B の合計 ) システム導入時のテスト項目数 ( システム A および B の合計 ) 単体 結合テスト : 約 6,400 システムテスト : 約 700 (5) 品質 性能条件システムの安定性を確保するため デファクトスタンダードな技術等を使用する また 一社独占又は仕様等が非公開である技術の利用は避ける さらに 画面等のユーザインターフェースは 神奈川県情報バリアフリーガイドライン を考慮する ( 参照先 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f4813/p13282.html) (6) 上位互換性 OS Microsoft Office 等のソフトウェアがバージョンアップしても 本システムの修正が不要 若しくは小規模な修正で済むようシステムを改修すること (7) テストアテストを行う上で必要となる項目と手順を定め テスト手順書を作成する イテスト手順書に記載されたテスト項目と手順によりその検証を行う (8) 性能評価性能上の問題が生じた場合には 本県と協議の上 適切な対応を行う (9) 運用準備本委託業務は改修のみであり 運用 保守業務は別の者が行う よって 設計書や運用手順書 マニュアル等は できる限り専門用語を避け システムに不慣れな者でも理解できるよう配慮して作成する 4 成果物及び納期 (1) 工程表本県が審査の上 修正が必要と認めたときは受注者と協議し 再提出を求めるものとする 2
ア内容工程表イ納品場所神奈川県会計局指導課ウ納品媒体及び数量 CD-R 等に収めた電子データファイル 2 部 印刷物 2 部エ納入期限契約締結後速やかに (2) 動作検証確認書本県と協議の上 作成する ア内容動作検証確認書 ( 動作検証の目的 動作検証内容 動作検証結果等 ) イ納品場所神奈川県会計局指導課ウ納品媒体及び数量 CD-R 等に収めた電子データファイル 2 部 印刷物 2 部エ納入期限動作検証完了時 (3) 設計書ア内容システム設計書及びテスト手順書イ納品場所神奈川県会計局指導課ウ納品媒体及び数量 CD-R 等に収めた電子データファイル 2 部 印刷物 2 部エ納入期限改修完了時 (4) プログラム マニュアル等ア内容プログラム ( インストール用を含む ) インストール手順書 操作マニュアル 運用 保守用マニュアル 上記内容の全てについて システムAとシステムBそれぞれに分けて作成すること なお それぞれ改修前のものは 必要に応じ提供します イ納品場所神奈川県会計局指導課ウ納品媒体及び数量システムA:CD-R 等に収めた電子データファイル 2 部 印刷物 2 部 3
システムB:CD-R 等に収めた電子データファイル 18 部 印刷物 18 部エ納入期限改修完了時 (5) 成果物の最終納期成果物の納入期限は個々に指定しているが いずれも 平成 29 年 3 月 17 日を最終期限とする 5 成果物のレビュー受注者は 本件成果物の作成を完了したときに 成果物の種別ごとに本県のレビューを受け 承認を得るものとする レビュー時に修正の必要が認められた項目があった場合は 受注者は必要な修正を行った上で 再度本県のレビューを受け 承認を得るものとする なお 承認を得た成果物について その後業務完了までの間に変更又は追加の必要が生じたときは 本県と受注者が協議し 対応を決定するものとする 6 業務遂行方法 (1) 業務責任者の報告受注者は 本委託業務開始時に業務責任者を定め 本県に提出する (2) 作業場所本委託業務遂行のための作業場所は受注者が確保するものとする ただし本県と受注者が県庁舎内で打合せ等を行う場合 本県が所有 賃借する機器等を使用する場合及び本県が所有する持出し禁止資料を業務上の必要により閲覧する場合は 本県が確保する なお 本県が確保した作業場所の使用は 本県が事前に了承した場合を除き 開庁日の午前 8 時 30 分から午後 5 時 15 分までの間に行うものとする (3) 機械器具及び消耗品 ( 用紙 記録媒体等 ) 受注者が本委託業務を遂行する上で必要となる機械器具及び消耗品は 受注者が用意するものとする ただし 本県が確保した作業場所での打合せ 資料閲覧等を行う場合 その他本県が所有保有する機械器具 消耗品を使用する必要がある場合は この限りではない (4) 進捗の管理及び報告受注者は 業務進捗状況 業務遂行に当たっての懸案事項 問題点及びその対処方法等について 必要に応じて工程会議を行うものとする (5) 仕様等の打合せ受注者は 成果物の作成過程で打合せが必要な場合は 別途 本県と協議の上 打合せを実施することとする (6) 他委託業務との調整 4
現在稼働中である新会計管理システム ( 本体システム ) とは 項目名称等の統一性をはかるなど本委託業務と関連することが想定されるため 必要に応じて調整を行うものとする (7) 守秘義務本委託業務で知り得た情報は 業務の実施に必要な範囲内において利用するものとし 情報漏えい防止のために取り扱いには十分注意するとともに これを第三者に漏らしてはならない これは本契約期間の終了又は解除後も同様とする 業務上取り扱うデータについては 業務に必要な範囲内においてのみ利用するものとし いかなる場合にもこれを所定の場所以外に持ち出してはならない また 本委託業務の完了後 業務遂行のために本県から入手した県固有情報が含まれる文書又は電子データを所持している場合は 復元不可能な方法で廃棄しなければならない その他 本委託業務に係る契約書の特記事項に記載された個人情報の取扱い等に関する規定については これを遵守しなければならない (8) 再委託の承認手続き受注者が業務の一部を第三者に再委託するときは 次の項目を記載した書面を予め本県に通知し 承認を得るものとする ア再委託を行う理由イ再委託業者に対する業務管理方法ウ再委託する業務の内容エ再委託する業務に含まれる情報の種類オ再委託業者の情報セキュリティ管理体制カ再委託業者が本仕様書を遵守する旨の確認 (9) 再委託に関する責任前項手続きにより再委託を行うときは 受注者は再委託業者及びその被用者の行為について 本県に対しての一切の責を負うものとする 7 著作権等の取扱い本システムに係る所有権 著作権の取扱いは 次のとおりとする (1) 所有権及び著作権の取扱いア成果物 ( ソースプログラムを含む ) の所有権は 本県が保有する イ受注者は 著作権 ( 著作権法 ( 昭和 45 年法律第 48 号 ) 第 27 条及び第 28 条に規定する権利を含む ) を無条件で本県に譲渡し 著作者人格権 ( 著作権法第 18 条から第 20 条までに規定する権利をいう ) を行使しないこととする ウ成果物の一部について 第三者が著作権を保有する場合は 本県が本システムを自己使用の範囲内で自由に使用できるよう 受注者は必要な措置を講ずることとする 5
(2) 本システムの開発に使用するソフトウエア等について第三者が著作権を保有する場合の取扱いア受注者がソフトウエア等の使用に関する一切の責任を負う イ開発完了後 本システムの使用にあたり 継続して著作権等の対象となっているソフトウエア等を使用する必要がある場合 受注者は 本県が自己使用の範囲内で自由に使用できるよう 必要な措置を講ずることとする ウソフトウエア等の使用に係る費用は受注者の負担とする 8 留意事項等 (1) 成果物滅失 毀損発生時の負担者納入前に成果物の滅失 毀損が生じた場合には 本県の責めに帰すべき場合を除き その滅失 毀損は受注者の負担とする また 納入後に成果物の滅失 毀損が生じた場合には 受注者の責めに帰すべき場合を除き その滅失 毀損は本県の負担とする (2) 瑕疵担保責任検収完了日の翌日から 16 ヶ月の間に 受注者の責めに帰すべき事由により成果物が本仕様書に沿って作成されていないことが判明した場合は 本県からの修正要求に基づき 受注者は無償で成果物の修正を行うものとする 修正が完了したときは 受注者は速やかに本県に通知し 本県による検査を受けるものとする なお 検収完了後 16 ヶ月を経過した場合 受注者の故意により本県に与えた損害を除いて 受注者は瑕疵担保責任を負わないものとする (3) 疑義が生じた際の取扱いその他受注者は 本委託業務の実施に当たり 本仕様書に記載の無い事項又は疑義が発生した場合は 速やかに本県と協議を行うこと (4) その他すべての作業と成果物については 神奈川県情報セキュリティポリシー を考慮すること なお 本県のセキュリティポリシーは 一部 ( 第 1 章情報セキュリティ基本方針 ) のみ県ホームページで公開しているため 契約時には 開発業者に対し 公開されていない範囲の項目について 重要情報として秘密保持義務を課した上で提示する < 付属資料 > 別紙 1 業務フロー別紙 2 機能一覧別紙 3 帳票一覧別紙 4 共通利用パソコン仕様 6 以上