仕様書 1. 事業名平成 27 年度新エネルギー等設備導入促進事業 ( 再生可能エネルギー発電事業支援ガイドブック作成等事業 ) 2. 事業目的再生可能エネルギー発電の事業化が各地域においては検討され 地域に根ざした再生可能エネルギーの導入加速が見込まれており 再生可能エネルギーの導入推進に取り組む各府省庁においては 補助金や税制優遇をはじめとした種々の支援施策を進めているところであるが それらの情報は集約されていないため 再生可能エネルギー発電事業を始めようとする事業者等が各施策に関する正確な情報を一元的に入手し またワンストップで事業開始に関する相談に対応できる場が求められているところである そのため 本事業において 各府省庁により実施されている再生可能エネルギー発電事業に活用可能な施策に関する情報及びその施策の活用事例を収集し 一元化されたガイドブックを作成する また 再生可能エネルギー発電事業に習熟し ガイドブック等の情報を基にワンストップで事業者の相談を受け 助言するアドバイザー ( 再エネコンシェルジュ ) を育成する研修を実施し 各府省庁や自治体の相談窓口開設を支援する 3. 事業内容再生可能エネルギー導入支援に係る各府省庁の施策の情報及び活用事例を整理し ガイドブック原稿を作成 印刷を行うとともに ウェブページへの掲載を行う また 事業者の相談に対し支援施策の紹介等の助言を行うアドバイザーを育成する研修について カリキュラムを検討し 研修用の資料の作成及び講師 会場等の準備を行い 研修を開催する 研修開催後は 参加者等からの意見を収集し 課題 改善点をまとめる なお 事業内容については 資源エネルギー庁省エネルギー 新エネルギー部新エネルギー対策課と協議の上 決定するものとする (1) ガイドブックの作成 1ガイドブック原稿の作成再生可能エネルギー発電事業に活用可能な施策について それら施策に関する情報 ( 施策名 概要 対象者 支援内容 利用方法 問い合わせ先等 ) 及び施策の活用事例について エネルギー源 課題 支援内容等毎に整理し 施策に関する情報を取りまとめる また 再生可能エネルギー発電事業を事業者が開始する上での典型的な課題に対し 1
施策を活用した事例について 他事業者の参考となるものを 再生可能エネルギー発電事業支援ガイドブック平成 26 年度版 に掲載以外の事例について新たに5 事例程度調査し 取りまとめる 取りまとめは 1 施策又は事例につきA4 版 1 枚を基本とし それらの内容を基に事業者が活用できる施策を一元的に集約したガイドブックの原稿を作成する 掲載する施策や事例については 実施時期等を勘案し 決定するものとする ( 参考 ) 再生可能エネルギー発電事業支援ガイドブック平成 26 年度版 資源エネルギー庁 http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/data/guidebook.pdf 2 印刷 製本ガイドブックを印刷 製本する ガイドブックの仕様は下記のとおりとする なお ガイドブックの作成は 8 月末日までの可能な限り早期に完了するものとする 部数 4,000 部 言語日本語 用紙 A4 版 ( 表紙 : コート 110kg 本文: 再生上質 55kg) 色表紙 (4ページ): カラー 本文 :2 色 オフセット印刷 無線綴じ 言語日本語 3 保管 発送作成したガイドブックを保管し 資源エネルギー庁が指定する場所への発送をする 発送先は下記を想定している 各本府省庁( 東京都内 ) 10カ所計 2000 部 経済産業局等の地方支分部局等 30カ所計 1500 部 全国地方自治体 50カ所計 500 部 4ウェブサイトへの掲載 更新ガイドブックに掲載した施策について 情報提供を行うウェブサイトを構築する ウェブサイトに掲載した施策については 補助金の公募状況や内容等について定期的に調査し 情報の更新を行う ガイドブック作成後に新たに措置された再生可能エネルギー発電事業に活用可能な施策についても同様に掲載 更新を行うものとする ウェブサイトの構築に当たっては 安全なウェブサイトの作り方を遵守するとともに ソフトウェア及び電子計算機等に係る情報漏洩対策等を講じ セキュリティ実装やウェブサイトの安全性向上を図ること 2
なお 本事業は別紙を踏まえて実施することとする ( 参照 ) 最新版の安全なウェブサイトの作り方 ( 独 ) 情報処理推進機構セキュリティーセンター http://www.ipa.go.jp/files/000017316.pdf (2) アドバイザー育成研修の実施 1カリキュラムの検討事業者の相談に対応し 各府省庁の施策についてガイドブック等を活用し ワンストップで紹介するアドバイザーを育成する研修カリキュラムを作成する 研修は6 時間程度を想定している 2 研修の準備作成したカリキュラムに基づき 研修を実施するための講師 資料の準備 開催の周知 受講の受付等を行う 3 開催研修を開催する 研修は東京と大阪において各 1 回 1 箇所あたり20 名程度を対象に実施することを想定している 4 改善点の取りまとめ研修参加者を対象にガイドブック及び研修内容についてアンケートを実施し 集計及び分析を行い また 相談窓口業務を行っている事例を調査し ガイドブック及び再エネコンシェルジュサービスに係る改善点を取りまとめる 4. 事業実施期間委託契約締結日から平成 28 年 3 月 31 日まで 5. 納入物 事業報告書電子媒体 (CD-R 等 ) 1 枚 ウェブデータの電子データ (HTML 等 ) 作成したガイドブックの電子データ (PDF 及び印刷用電子データ ) 研修に用いた資料の電子データ (PDF 等 ) 事業期間終了時点でガイドブックの発送残があった場合は 残部数 6. 納入場所経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー 新エネルギー部新エネルギー対策課 3
別紙 1. 留意事項 事業期間内に更新を行う場合は版管理を行い 不測の事態に陥った場合でも速やかに現状復旧が行える構造とすること 更新用の管理画面など改ざん可能な領域に第三者からのアクセスを許可しないセキュリティ構造であること SEO 対策を考慮した構造とすること ユニバーサルデザインを取り入れ 多くの人に使いやすいデザインとすること( テキストの表示サイズの切り替え 自動音声読み上げ機能に対応 誰にでもわかりやすいグローバルナビゲーションを設置する等 ) 経済産業省及び資源エネルギー庁ホームページとの統一性を確保し ウェブサイトの適切な構築 運用 管理を行うため 経済産業省ウェブサイトスタイルガイドラインを参照すること 海外からのアクセスに対しても文字化けしないこと 既存コンテンツやサイト 関連機関等との緊密な連携を行うこと コンテンツ更新の容易性を確保し 速やかに更新できるようにすること リンク切れの確認を定期的に行うこと 掲載内容について資源エネルギー庁と十分に協議すること 2. 実施方法 (1) 実施計画書の作成本業務受託者は 本件の開始早期の段階において 作業内容及びスケジュール等について記載した 実施計画書 を策定し 進捗管理方法 課題管理方法について記載すること 本業務受託者は 作成した実施計画書に基づいて 各工程管理を十分に実施すること (2) 確認事項 調整事項 1 確認事項打合せ等における資源エネルギー庁との確認事項は 本業務受託者にて文書に記録し 打合せ後に資源エネルギー庁の確認を得るものとする 2 調整事項本業務に当たり 連携システムや他省との調整が必要となる場合は 本業務受託者は 資源エネルギー庁と調整の上 連携システムの運用 保守業者等との調整打合せを開催し 適宜調整を行うこと (3) その他管理体制 1 作業手順の事前確認や複数の担当者による作業実施等 相互牽制の効いた作業体制を確保すること 4
2 契約後 本業務受託者は速やかに 機密保持体制 を提示した上で 本作業についての説明を行うこと 3. 著作権本調達において納品される成果物の著作権は 完成検査が完了した時点で 資源エネルギー庁に移転する 受託者は 成果物の作成に当たり 第三者の著作権 工業所有権 ライセンス又はノウハウ ( 以下 著作権等 という ) を実施 使用するときは その実施 使用に対する一切の責任を負う また 受託者は 資源エネルギー庁以外の組織において成果物を活用する場合に調整が必要となる著作権等を一覧にした ライセンス等に関する報告書 を作成の上 提出する 4. 機密保持 (1) 資源エネルギー庁が開示した情報 契約履行過程で生じた成果物 ( 印刷した帳票を含む ) 及び本業務の履行上知り得た一切の事項について いかなる場合にもこれを資源エネルギー庁が開示することを認めていない第三者に開示又は漏えいしてはならないものとし そのために必要な措置を講じること また 機密保持体制 を作成し 資源エネルギー庁の承認を得ること (2) 資源エネルギー庁が提供した情報を第三者に開示する必要がある場合には 事前に資源エネルギー庁と協議し 承認を得ること (3) なお 上記の開示又は漏えい防止 資源エネルギー庁の承認を得ることについては 本業務の委託期間終了後も同様とする (4) 本業務の実施に当たって 受領 作成及び出力した一切の情報について 資源エネルギー庁の許可なく作業実施場所から持ち出してはならない (5) プログラム及びデータは事前に許可した機器やディレクトリのみに格納すること (6) プログラム データ及びその他当業務の履行上発生した成果物については 資源エネルギー庁の許可なしに 作業実施場所から外部に持ち出したり 外部からアクセスできる状態においたりしてはならない なお 資源エネルギー庁以外の物品等を作業実施場所へ持ち込み 又は資源エネルギー庁の物品を作業実施場所から持ち出す場合は 事前に資源エネルギー庁の許可を得ること (7) 電子媒体によって運用するプログラム データ及び文書等については ウィルスチェックを実施すること (8) データ等の授受に当たっては 資源エネルギー庁の了承なく業者間同士で直接 連絡をしてはならない データ等の授受に当たっては 原則として 資源エネルギー庁が調整の上 連絡するので 資源エネルギー庁の調整の支援を行うこと 5. セキュリティ事項 (1) 受託者は 契約締結後速やかに 以下に記載する事項の遵守の方法について 担当職員に提示し了承を得た上で確認書として提出すること また 契約期間中に 担当 5
職員の要請により 確認書に記載した事項に係る実施状況を紙媒体又は電子媒体により報告すること なお 報告の内容について 担当職員と受託者が協議し不十分であると認めた場合 受託者は 担当職員と協議し対策を講じ 納入期限日までに確認書に記載した事項の全てを完了すること (2) 受託者は 本作業に使用するソフトウェア 電子計算機等に係るセキュリティホール対策 不正プログラム対策 ファイル交換ソフト対策 アクセス制御対策 情報漏洩対策を講じるとともに 契約期間中にこれらの対策に関する情報セキュリティ教育を作業担当者に対し実施すること (3) 受託者は 貸与された紙媒体 電子媒体の取扱いには十分注意を払い 資源エネルギー庁内に複製が可能な電子計算機等の機器を持ち込んで作業を行う必要がある場合には 事前に担当職員の許可を得ること なお この場合であっても 担当職員の許可なく複製してはならない また 作業終了後には 持ち込んだ機器から貸与した電子媒体の情報が消去されていることを担当職員が確認できる方法で証明すること (4) 受託者は 貸与された紙媒体 電子媒体であっても 担当職員の許可なく資源エネルギー庁外で複製してはならない また 作業終了後には 複製した情報等が電子計算機等から消去されていることを担当職員が確認できる方法で証明すること (5) 受託者は 本作業を終了又は契約解除する場合には 担当職員から貸与された紙媒体 電子媒体を速やかに担当職員に返却すること その際 担当職員の確認を必ず受けること (6) 受託者は 契約期間中及び契約終了後においても 本作業に関して知り得た資源エネルギー庁の業務上の内容について 他に漏らし又は他の目的に利用してはならない (7) 受託者は 本作業の遂行において 資源エネルギー庁の情報セキュリティが侵害され又はその恐れがある場合には 速やかに担当職員に報告を行い 原因究明及びその対処方法等について担当職員と協議し実施すること (8) 受託者は ウェブサイト又は電子メール送受信機能を含むシステムを構築又は運用する場合には 原則 政府機関のドメインであることが保証されるドメイン名.g o.jp ( 以下 政府ドメイン名 という ) を使用すること なお 政府ドメイン名を使用しない場合には 第三者による悪用等を防止するため 業務完了後 一定期間ドメイン名の使用権を保持すること (9) 受託者は 電子メール送受信機能を含むシステムを構築又は運用する場合には SPF(Sender Policy Framework) 等のなりすましの防止策を講ずること (10) 受託者は 本作業を一部再委託する場合は 再委託されることにより生ずる脅威に対して情報セキュリティが十分に確保される措置を講ずること (11) 受託者は 独立行政法人情報処理推進機構が公開する最新版の 安全なウェブサイトの作り方 に基づきシステム開発を行い 脆弱性がないか確認すること 6