収益的収支 下水道使用料 (13 か月調定 ) 5,564,491(65.7%) 下水道使用料収入及び下水道施設の維持管理 人件費等公共下水道事業管理運営経費全般の状況を示します 管渠 処理場の維持管理費 使用料の調定および収納にかかる経費 及び庁舎管理等一般事務管理費などの経常的な経費 ( 人件費

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流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

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流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

下水道事業会計

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債 指標の意味 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化

平成 29 年度下水道事業会計予算概要 収益的収入及び支出 企業の経営活動の予定であり 1 年度間に発生すると予想される営業上の収益とこれに対する費用を計上したものです 具体的には 収入には下水道使用料が主に計上され 支出にはサービスの提供に要する人件費 物件費等諸経費が計上されます 収益的収入 (

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3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

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スライド 1

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

21年度表紙面付け

07 経営指標の概要(水道事業)

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経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場事業は 食用に供する目的で 獣畜 ( 牛 馬 豚 めん羊及び山羊 ) をと殺し 又は解体するために施設を設置し 必要な施設及び設備の維持管理や と畜検査員による食肉の衛生検査を行い 生産者にとっての畜産物の供給先を提供するものである と畜場は と畜場法の第

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員


平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

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Taro-中期計画(別紙)

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

高槻市水道事業経営効率化計画

貝監第  号

務の概要1-(1) 年度別損益計算書 科目 年度 水道事業収益 金額構成比金額構成比金額構成比 24 年度 25 年度 26 年度 円 % 円 % 円 % % % % 2,889,032, ,859,117, ,359,612,

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

資料 6-1 仙台市下水道事業会計 平成 27 年度補正予算 平成 28 年度当初予算説明資料 ( 平成 28 年第 1 回定例会 ) 1. 事業計画 2. 収益的収入及び支出 3. 資本的収入及び支出 4. 企業債 5. 建設改良事業の概要 6. 債務負担行為 7. 予算雨水汚水内訳表 仙台市建設

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Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

松山市水道事業 平成 24 年度決算の財務諸表 現行会計基準と新会計基準適用との比較 松山市公営企業局

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

2007財政健全化判断比率を公表いたします

21年度表紙面付け

1-(2) 年度別損益計算書 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 水道事業収益 営業収益 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 円 円 円 円 円 円 円 円 円 2,723,243,156 72,905,703 62,968,785 3,194,

学校法人加計学園平成 28 年度財務の概要 貸借対照表 ( 表 1) 資産の部 科 目 平成 29 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 本年度末前年度末増減 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 土 地 建 物 その他の有形固定資産 特 定 資 産 そ の 他 の 固 定 資 産 流動資産

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

07 経営指標の概要(水道事業)

第3 法非適用企業の状況

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

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第 2 章 12 宅地造成事業 12. 宅地造成事業 Ⅰ 概要及び沿革宅地造成事業とは 地域の計画的開発と既成都市の再開発を目的とする事業であり 臨海土地造成事業 内陸工業用地等造成事業 流通業務団地造成事業 都市開発事業 ( 土地区画整理事業 市街地再開発事業 ) 及び住宅用地造成事業の各事業を総


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2

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の経営改善に向けた取組が必要である 当該指標が 100% 以上の場合であっても 現金等の流動資産が減少傾向にある場合や一時借入 金等の流動負債が増加傾向にある場合には 将来の見込みも踏まえた分析が必要である 4 累積欠損金比率 (%) 当年度未処理欠損金 営業収益 事業の規模に対する累積欠損金 (

平成 21 年度 武雄市工業用水道事業会計決算書 武雄市水道部水道課

 資 料 2 

公営企業の経営指標等の分類について. データベースの加工方法について ( ファイル DB( 加工用 ) 参照 ) 内容参照 総務省自治財政局公営企業課 ( 平成 年 月 0 日 ) の資料 4 公営企業の経営指標等 に表紙から連番をふる 資料 4 に含まれている全ての指標を抽出し 連番をふる DB(

水道事業

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

キャッシュ・フロー計算書について

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

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平成21年度 標茶町上水道事業会計決算審査意見

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決算

平成 29 年度企業局事業の決算概要について 別紙 1 1 業務量 損益 H30.5 野県企業局 ( 消費税抜き ) 電気事業 増減区分平成 29 年度 (A) 平成 28 年度 (B) (A-B) (A)/(B) 電力量 378 百万 kwh 376 百万 kwh 1 百万 kwh 100.3%

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.4% 10.8% 実質公債費比率 平成 21 年度 9.9% 平成 22 年度 11.7% 平成 23 年度 11.4% 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

01 公営企業の経営比較分析表(文)

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

180222_中期計画別紙②

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3 組織 職員数特定環境保全公共下水道事業と兼務 事業運営組織 28 年 4 月 1 日に水道事業及び下水道事業を所管する組織として建設課から独立し 上下水道課が新設された (2) 民間活力の活用等 ア民間委託 ( 包括的民間委託を含む ) 処理場及びホ ンフ 施設における運転操作 監視 点検整備

29 那珂川町 実質公債費比率の状況と推移 4.6% 4.0% 実質公債費比率 平成 23 年度 5.6% 平成 24 年度 5.1% 平成 25 年度 4.6% 平成 26 年度 4.0% 平成 27 年度 3.6% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等の額を その

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

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Microsoft Word - 01 公営企業の経営比較分析表(文)

財産目録の概要 資産の部では 基本財産が前年度末に比べて 8 億 6,711 万 7,226 円減の 208 億 9,949 万 9,939 円となり 運用財産が前年度末に比べて 9 億 8,029 万 2,610 円増の 211 億 2,209 万 88 円となりました 資産の部合計は 420 億

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営業報告書

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長沼町下水道事業経営戦略 平成 28 年度 ~ 平成 37 年度 平成 29 年 3 月長沼町

(2) 予算執行状況ア収益的収入及び支出平成 26 年度の予算執行状況は第 2 表のとおりである ( 収入 ) 第 2 表予算決算対照表 ( 収益的収入及び支出 ) 金 予算額 額 構成比 金 決算額 額 構成比 予算額に比べ決算額の増 減 収入率 千円 % 千円 % 千円 % 工業用水道事業収益

※横手市下水道事業経営戦略(最新)_docx

新見市下水道事業経営戦略 団体名 : 事業名 : 新見市 公共下水道事業 特定環境保全公共下水道事業農業集落排水事業 小規模集合排水処理事業特定地域生活排水処理事業 個別排水処理事業 策定日 : 平成 29 年 1 月 計画期間 : 平成 28 年度 ~ 平成 37 年度 1. 事業概要 (1) 事

野村アセットマネジメント株式会社 平成30年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

資産の部 道路 小 中学校など公共施設の現在価値のほか 他団体に対する出資金や預金など これまで積み上げてきた金額 負債の部 借入金の残高 退職手当の引当金など 将来の世代が負担しなければならない金額 純資産の部 資産のうち税金などによって形成され これまでの世代が負担した金額 公共資産 自治体が所


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連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

野村アセットマネジメント株式会社 2019年3月期 個別財務諸表の概要 (PDF)

山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

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1 総括事 平成平 25 成 1年度 8 年公共下水道事業会計決算の概要について度水道事業会計決算について 平成 25 年度の大分公共下水道事業会計決算につきましては 平均改定率 13% のや調定時期を変更したことにより 13 か月分の調定となったこともあり 収益的収支で約 2 億円の純利益を計上するとともに 資本的収支の不足額に対する補填後の内部留保資金におきましては 約 10 億 4 千万円の繰越額を確保したところです 本の下水道事業は 昭和 41 年に本格的に事業着手して以来 積極的に事業を推進してまいりました結果 平成 25 年度末の普及率は 59.9 パーセントとなっております 今後 さらに普及率の向上に努める必要があります一方で 既存施設の老朽化に伴う維持管理経費の増大も見込まれますことから 施設の効率的な維持管理 長寿命化計画に基づく計画的な改築更新 さらには耐震化なども喫緊の課題となっております 下水道事業を取り巻く環境は 大変厳しいものではございますが 民の快適な生活環境を確保するとともに 大分の水環境の保全に向け 持続可能な事業構築ができるよう 使用料収入の確保はもとより公共ますへの早期接続や業務執行方式の見直しなどを通じた早期の経営健全化に向け 効率的かつ効果的な事業経営に努めてまいります ( 1 ) 業務状況 ( 単位 : 世帯 人 % m3 ) 平成 25 年度 平成 24 年度 増 減 処理区域内世帯 127,257 124,864 2,393 処理区域内人口 286,096 281,919 4,177 普及率 59.9 59.1 0.8 処理区域内人口 286,096 人 / 行政区域内人口 477,640 人 年間処理水量 44,123,651 42,932,171 1,191,4 年間有収水量 34,420,237 31,754,924 2,665,313 有収率 78.0 74.0 4.0 年間有収水量 / 年間処理水量 ( 2 ) 財務状況 平成 25 年度 事業収益 ( 収入 )() 8,474,926 下水道使用料収入 5,564,491( 調定月変更による 13 か月調定 3 月検針分 396,630 ) 一般会計からの繰入金 2,895,196( うち 基準内 2,418,652 基準外 476,544) 収益的収支 事業費 ( 支出 )() 収支差益 ()(-) 8,142,240 332,686 減価償却費 3,408,722 企業債利息 2,118,274 純利益 ( 消費税抜き ) 204,462 資本的収支 収 入 () 支 出 () 収支 ()(-) 5,285,255 3,367,9 企業債 2,236,0 国庫補助金 1,238,989 一般会計からの繰入金 1,6,196( 全額基準内 ) 建設改良費 3,107,208 企業債元金償還金 5,525,059 補填の状況 内部留保資金 ( の補填財源 ) 内部留保資金繰越額 ( 補填後の残高 ) 4,406,078 1,038,569 企業債残高 95,912,865 平成 25 年度 : 借入額 2,236,0 償還額 5,525,059 平成 22 年度末残高 103,716,899 平成 23 年度末残高 101,659,593 平成 24 年度末残高 99,201,124 2 事業執行状況について ( 1 ) 収益的収支の状況 下水道使用料収入及び下水道施設の維持管理 人件費等公共下水道事業管理運営経費全般の状況を示します 平成 25 年度 事業収益 ( 収入 ) 8,474,926 うち下水道使用料 5,564,491 うち一般会計繰入金 2,895,196 事 業 費 ( 支出 ) 8,142,240 (2 下水道使用料収入及び普及率の推移参照 ) < 基準内繰入 > 雨水維持管理費 276,028 雨水減価償却費 1,061,775 雨水企業債支払利息 722,321 その他 358,528 ( 下水規制事務 水洗化促進 不明水処理 汚水企業債支払利息 普及特別 緊急下水道 臨時財政特例債 等 ) < 基準外繰入 > 汚水企業債支払利息 475,998 子ども手当 546 純利益 ( 消費税抜き ) 204,462 1

収益的収支 下水道使用料 (13 か月調定 ) 5,564,491(65.7%) 下水道使用料収入及び下水道施設の維持管理 人件費等公共下水道事業管理運営経費全般の状況を示します 管渠 処理場の維持管理費 使用料の調定および収納にかかる経費 及び庁舎管理等一般事務管理費などの経常的な経費 ( 人件費職員 43 名嘱託 4 名 311,746 を含む ) 2,9,835 (32.1%) 一般会計からの基準内繰入金 ( 雨水企業債支払利息等 ) 2,418,652 (28.5%) 収入 支出 8,474,926 8,142,240 固定資産減価償却費等 3,414,131 (41.9%) 実際の現金支出を伴わないため 内部留保資金となります 一般会計からの基準外繰入金 476,544 (5.6%) 企業債支払利息 2,118,274 (26.0%) その他 ( 公共下水道占用料等 ) 15,239(0.2%) 収支差益 332,686 ( 消費税抜き純利益 204,462) 下水道使用料収入及び普及率の推移 ( 単位 : 百万円 ) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 2,684.5 2,791 2,948 51.3.3 15.02% 3,409 3,534 3,4 51.3 52.3 53.3 3,842 55.9 13.96% 4,354 57.3 57.7 4,549 4,582 4,618 58.6 59.1 ( 単位 :%) 13.00% 5,564 3 月検針分 397 59.9 12 か月調定分 5,167 65 55 1,000 45 0 平成 14 年度平成 15 年度平成 16 年度平成 17 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 ( 打切り決算 ) (13か月調定) 決算額 40 ( 収入済額 ) ( 調定額 ) 平成 21 年度は出納整理期間分を加えた数字で算出 ( 2 ) 資本的収支の状況 管渠及び処理場の新設 大規模改修 更新工事等建設改良事業に伴う収支及び企業債の借入 償還の状況等を示します 平成 25 年度 資本的収入 () 5,285,255 資本的支出 () 企業債元金償還金 5,525,059 うち建設改良費 3,107,208 管渠建設費 2,234,429 処理場建設費 871,636 固定資産購入費 1,143 資本的収支 () (-) 3,367,9 内部留保資金 ( 補填財源 ) () 4,406,078 (3 内部留保資金の内訳参照 ) 内部留保資金繰越額 () (+) 1,038,569 平成 26 年度への内部留保資金繰越額 2

資本的収支 企業債 2,236,0 (42.3%) 受益者負担金等 108,288 (2.1%) 管渠及び処理場の新設 大規模改修 更新工事等建設改良事業に伴う収支及び企業債の借入 償還の状況等を示します 企業債元金償還金 5,525,059 (63.9%) 国庫補助金 1,238,989 (23.4%) 収入 5,285,255 支出 一般会計出資金 1,6,196 (31.4%) 基金 40,982 (0.8%) 不足する 3,367,9 は 内部留保資金で補填しました 建設改良費 3,107,208 ( 管渠 処理場 ポンプ場建設事業費 ) < 人件費職員 36 名 2,245 を含む > (35.9%) 基金積立金 20,497 (0.2%) 補填財源となる内部留保資金 (4,406,078) の内訳 当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額 128,224 過年度分損益勘定留保資金 751,731 当年度分損益勘定留保資金 3,414,131 収益的収支で過払いとなる消費税を資本的収支の消費税で相殺するもの 平成 24 年度からの繰越資金 減価償却費 固定資産除却費など現金支出を伴わない費用 当年度純利益 ( 損失 ) 204,462 収益的収支より 翌年度繰越財源 92,4 25 26 年度の建設改良費の一般財源 補填財源使用可能額 4,406,078 主な建設改良事業実施状況 額は人件費を除いたもの 管渠整事業 ( 公共 単独 ) 2,021,586 < 中央処理区 > 豊饒 561 号線汚水雨水施設工事明磧 3537 号線汚水雨水施設工事駅南土地区画整理事業 浜町 芦崎 新川地区住環境整事業に伴う管渠整工事 < 東部処理区 > < 稙田処理区 > < 南部処理区 > < 大在処理区 > 森皆春汚水幹線施設 (4 工区 ) 工事横尾 4048-1 号線汚水雨水施設工事乙津森町線街路事業に伴う管渠整工事 口戸 6695 号線汚水施設工事岡川 2 号線汚水施設工事マンホール改築工事 ( 主に雄城台 富士見が丘 田尻地区 ) 中戸次 1359-5 号線汚水雨水施設工事松岡 2315 号線汚水施設工事戸次本町まちづくり推進事業に伴う管渠整工事 堂園 5436 号線汚水施設工事大村 2227 号線汚水雨水施設工事三佐北地区住環境整事業に伴う管渠整工事 処理場及びポンプ場整事業 ( 公共 単独 ) 794,234 弁天水資源再生センターの水処理施設 1 系列増設工事受変電 自家発電設改築工事 3

3 経営指標等 中核は 平成 25 年 4 月 1 日現在 42 比較については法適用の 32 としている グラフ中の青色の表示は 中核 32 の平均の近似値の都を示している ( 1 ) 料金体系等について 大分 中核平均 大分の順位 汚水処理原価 ( 円 / m3 ) 163.41 143.77 24 汚水処理費 年間総有収水量 使用料単価 ( 円 / m3 ) 153.97 141.89 22 使用料収入 年間総有収水量 1 ヶ月 20 m3当たり家庭用料金 ( 円 ) 2,658 2,354 22 ( 税込額 ) 2 2 2 2 240 230 220 210 200 1 1 1 1 1 75.92 汚水処理原価 ( 単位 : 円 / m3 ) 79.09 86.64 92.69 127.59 129.13 129.55 117.52 121.3 121.42 111.96.33 102.36 102.59 145.16 146.07 183.66 169.61 169.96 1.48 175.25 1 1.11 153.76 155.69 156.76 159.61 1.2 163.41 大分 204.51 233.72 254.66 240 230 220 210 200 1 1 1 1 1 85.78 使用料単価 ( 単位 : 円 / m3 ) 94.79 133.08 133.65 134.62 119.05 121.31 124.33 126.68 98.15 101.84 103.92 107.27.22 111.72 144.66 147.24 151.09 152.43 153.79 153.79 153.97 155.96 大分 175.68 176.78 179.34 183.67 184.7 1.25 165.77 169.16 209.49 4,000 1 ヶ月 20 m3当たり家庭用料金 ( 単位 : 円 ) 3,0 3,000 2,0 2,000 1,0 1,356 1,430 1,566 1,636 1,696 1,753 1,858 1,8 1,942 1,992 1,995 2,058 2,074 2,131 2,1 2,320 2,340 2,385 2,394 2,530 2,572 2,658 2,798 2,877 2,930 2,940 2,971 3,116 3,1 3,188 3,225 3,373 1,000 大分 4

( 2 ) 収益性 安定性について 大分 中核平均 総収支比率 (%) 102.6 104.6 経常収支比率 (%) 102.7 104.5 大分の順位 自己資本構成比率 (%) 58.41 59.18 14 18 19 総収益と総費用を対比したもので % を超える場合は利益 % 未満は損失となる 経常費用が経常収益によってどの程度まかなわれているかを示すもので この比率が高いほど経常利益率が高いことを表す 総資本に占める自己資本の割合を示すもので この比率が高いほど財務は健全であるとされている 総収支比率 ( 単位 :%).3 119.1 113.6 112.5 112.1 109.6 109.2 109.2 108.7 107.5 107.4 104.9 103.6 103.5 103.5 103.2 102.9 102.6 102.5 101.9 101.8 101.2 101.1.2.0.0.0 99.9 99.3 97.7 97.6 89.6 大分 経常収支比率 ( 単位 :%) 119.1 117.4 115.1 114.1 112.5 112.3 109.6 109.3 109.3 108.7 107.6 105.1 104.8 103.6 103.6 103.4 103.4 103.3 102.7 102.4 102.1 101.9.5.1.1 99.5 99.3 97.8 97.7 96.6 91.3 89.9 大分 自己資本構成比率 ( 単位 :%) 79.49 76.86 72.92 72.85 72.73 71.85.43.06 69.77 68.28 62..54 58.69 58.41 57.32 56.66 56.59 56.07 55.47 54.86 54.84 54.35 54.14 52.85 52.51 52.43 49.41 48.98 48.45 43.95 42.96 40 36.08 30 20 大分 4 地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく資金不足比率の算定について 資金の不足額について ( 下水道事業会計の場合 ) 流動資産 2,554,340 - 流動負債 1,423,300 = 1,131,040 上記により資金不足額なし ( 資金不足額なしのため 資金不足比率の算定は不要 ) 5