フリープラグイン ご利用ガイド
目次 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. はじめに......3 フリープラグインリスト......4 マイグレーションツール Cobalt Migration Utility......5 Web サーバーの帯域制御プラグイン......6 データベースプラグイン......8 スパムアサシンプラグイン......15 Web メールプラグイン... 18 PukiWIki プラグイン......21 XOOPS プラグイン....26 20080107
1. はじめに このドキュメントでは Turbolinux Appliance Server 2.0 のフリープラグインからインストール可能なソフトウェアについ て紹介しています TLAS2.0 のサーバー管理者は 用途に応じたプラグインをインストールすることで Web サーバー やメールサーバーの機能を容易に拡張することができます フリープラグインは TLAS Server Desktop のパッケージ 管理ツール Turboplus から自由にインストールしてご利用頂けます 下図参照 ターボリナックスでは 今後も各種 プラグインを拡充していく予定です すでにインストール済みのプラグインは表示されません 注意 フリープラグインをインストールする前に TLAS2.0 のアップデートが必要です Turboplus の アップデート を実 行し システムを最新の状態にしてください 3
2. フリープラグインリスト 現在 2006/07/04 以下のフリープラグインをご利用いただけます パッケージ名 マイグレーションツール 概要 TLAS2-cmu Sun Cobalt RaQ シリーズ Turbolinux Appliance Server 1.0 Hosting Edition から Turbolinux Appliance Server 2.0 への移行ツールです Web サーバーの帯域制御プラグイン base-apache-capstone Apache Web サーバーの帯域を仮想サイト毎に制限す ることができます データベースプラグイン base-database-capstone PostgreSQL MySQL データベースの起動/停止 およ び ブラウザベースのデータベース管理ツールを使用 することができます スパムアサシンプラグイン base-spamassassin-capstone 受信したメールのヘッダや本文を解析し 迷惑メール スパムメール かどうかを判断するフィルタです Web メールプラグイン base-webmail-capstone Web ブラウザで操作可能な電子メールクライアントで す PukiWiki プラグイン base-pukiwiki-capstone PukiWiki は 自由に Web ページを編集できる情報共 有/コラボレーションツールです XOOPS プラグイン base-xoops-capstone XOOPS ズープス は PHP と MySQL を使用したコミュ ニティポータルサイト構築ツールです 4
3. マイグレーションツール Cobalt Migration Utility パッケージ名 TLAS2-cmu-2.63-0BQ15 概要 CMU Cobalt Migration Utility は Sun Cobalt RaQ シリーズ Turbolinux Appliance Server 1.0 Hosting Edition から Turbolinux Appliance Server 2.0 への移行ツールです なお 移行に関してはサポート対象外とさせていただきます ので 予めご了承ください インストール方法 TurboPlus の フリープラグイン を表示します TLAS2-cmu-2.63-0BQ15 マイグレーションツール をチェックし インストール ボタンをクリックします 移行方法 移行方法については 以下の URL で公開されている PDF ファイルを参照してください http://www.turbolinux.co.jp/products/server/tlas/migration.html 5
4. Web サーバーの帯域制御プラグイン パッケージ名 base-apache-bandwidth-capstone-1.0.0-0bq2tl6 概要 Apache Web サーバーが使用する帯域の上限を仮想サイト毎に設定することができます インストール方法 TurboPlus の フリープラグイン を表示します base-apache-bandwidth-capstone-1.0.0-0bq2tl6 Web サーバの帯域制御プラグイン をチェックし インストー ル ボタンをクリックします 6
設定画面 インストール完了後 TLAS Server Desktop にログインし直します 仮想サイトの新規作成 画面に帯域制限に関す る設定項目が表示されるようになります また 作成済みの仮想サイトの場合は サービス -> Web で帯域制限の設定が可能です 設定項目は以下の通りです 帯域制限を有効にする 帯域制限を有効/無効を指定します 有効にするには このチェックボックスを選択します 帯域幅の上限 (kbps) 帯域幅の上限をキロビット/秒単位で指定します 7
5. データベースプラグイン パッケージ名 base-database-capstone-1.0.0-6 概要 Turbolinux Appliance Server 2.0 に収録されているデーターベース PostgreSQL MySQL の起動/停止 およびブラ ウザベースのデータベース管理ツール phppgadmin phpmgadmin を使用することができます インストール TurboPlus の フリープラグイン を表示します base-database-capstone-1.0.0-6 データベースプラグイン をチェックし インストール ボタンをクリックします 8
設定画面 インストール完了後 TLAS Server Desktop にログインし直します サーバの管理 の ネットワークサービス に データベース メニューが表示されるようになります PostgreSQL タブ 設定項目は以下の通りです PostgreSQL サーバを有効にする PostgreSQL サーバの起動/停止を制御することができます 起動するには このチェックボックスを選択します phppgadmin を有効にする PostgreSQL の Web 管理ツール phppgadmin を有効にするかどうかを指定します 有効にするには このチェックボッ クスを選択します 許可リスト phppgadmin へのアクセスを許可するホストを指定します 9
MySQL タブ 設定項目は以下の通りです MySQL サーバを有効にする MySQL サーバの起動/停止を制御することができます 起動するには このチェックボックスを選択します phpmgadmin を有効にする MySQL の Web 管理ツール phpmgadmin を有効にするかどうかを指定します 有効にするには このチェックボックス を選択します 許可リスト phpmgadmin へのアクセスを許可するホストを指定します 10
phppgadmin/ phpmgadmin へのアクセス方法 phppgadmin 1. PostgreSQL タブの PostgreSQL サーバを有効にする phppgadmin を有効にする のチェックボックスを選択 します 2. phppgadmin へのアクセスを許可するクライアントのホスト名または IP アドレスを 許可リスト に入力します 3. 入力後 保存 ボタンをクリックし 設定を有効にします 4. phppgadmin の初期設定では ユーザ名 "pgsql", "postgres", "root", "administrator" でログインできない仕様と なっているため 他のデータベースユーザを作成する必要があります 参考 /var/www/html/pgadmin/conf/config.inc.php にある 以下の値を false に変更することで これらのユーザーのログインを許可 することもできます $conf['extra_login_security'] = true; 5. TLAS2.0 をインストールしたサーバに root ユーザでログインします 6. su コマンドで postgres ユーザになります # su postgres 7. createuser コマンドでデータベースユーザを作成します 例では taro というユーザを作成しています $ createuser Enter name of user to add: taro Shall the new user be allowed to create databases? (y/n) y Shall the new user be allowed to create more new users? (y/n) y CREATE USER 8. データベースユーザの作成後 クライアントの Web ブラウザから以下の URL にアクセスします http://<サーバの FQDN>/pgadmin/ 11
9. phppgadmin のトップページが表示されます サーバー一覧 をクリックします 10. サーバー一覧 の PostgreSQL をクリックします 12
11. ログイン画面が表示されます データベースユーザ名とパスワードを入力し ログインします ただし PostgreSQL の初期状態ではデータベースに パスワードなしでアクセスすることができるため パスワード に適当な文字列を入力すれば ログイン可能です 実 際の運用ではデータベースユーザにパスワードを設定し パスワードによる認証を行ってください 12. データベースの管理画面が表示されます 13
phpmgadmin 1. MySQL タブの MySQL サーバを有効にする phpmgadmin を有効にする のチェックボックスを選択します 2. phpmgadmin へのアクセスを許可するクライアントのホスト名または IP アドレスを 許可リスト に入力します 3. 入力後 保存 ボタンをクリックし 設定を有効にします 4. クライアントの Web ブラウザから以下の URL にアクセスします http://<サーバの FQDN>/phpmyadmin/ 5. ユーザー名とパスワードを入力するダイアログが表示されます 6. データベース上のユーザ/パスワードを入力し ログインします 7. phpmgadmin の管理画面が表示されます MySQL デフォルトでは 特権ユーザ root パスワードなしでログイン可能なため 画面の下部に警告が表示されてい ます 実際の運用では 特権ユーザ root にパスワードを設定し パスワードによる認証を行ってください 注意 phpmyadmin は MySQL サーバに特別なセキュリティをほどこすものではありません MySQL データベースに適切な パーミッションを付与するのは データベース管理者の仕事です phpmyadmin の 特権 ページでユーザの特権を 設定することができます 14
6. スパムアサシンプラグイン パッケージ名 base-spamassassin-capstone-1.0.0-6 概要 スパムアサシンは 受信したメールのヘッダや本文を解析し 迷惑メール スパムメール かどうかを判断するフィルタ です また スパムアサシンは スパムメールかどうかの判定にポイント制を採用しており それらのポイントの合計が一 定の値を超えると そのメールをスパムとして処理します なお スパムアサシンサーバー単位で機能します 仮想サ イトごとにスパムアサシンを有効にすることはできません インストール TurboPlus の フリープラグイン を表示します base-spamassassin-capstone-1.0.0-6 スパムアサシンプラグイン をチェックし インストール ボタンをクリックしま す 15
設定画面 インストール完了後 TLAS Server Desktop にログインし直します サーバの管理 の セキュリティ に スパムアサ シン というメニューが表示されるようになります スパムアサシン メニューをクリックし スパムアサシンの設定 画 面を表示します 各タブの設定項目は以下の通りです 基本タブ スパムアサシンを有効にする スパムアサシンの有効/無効を切り替えます 有効にするには このチェックボックスを選択します スパム認定するポイント数 スパムメールと判断するポイント数を指定します サブジェクトに追加する文字列 スパムメールと判断されたメールの件名にここで指定した文字列を追加します 16
ホワイトリスト ホワイトリストの設定 に指定した電子メールアドレスからのメールは スパムとして処理しません 電子メールアドレス には user@example.com, user*@example.com, *@example.com のように * アスタリスク を使用できます ブラックリスト ホワイトリストの設定 に指定した電子メールアドレスからのメールは 必ずスパムとして処理します 電子メールアド レスには user@example.com, user*@example.com, *@example.com のように * アスタリスク を使用できます 17
7. Web メールプラグイン パッケージ名 base-webmail-capstone-1.0.0-5 概要 Web メール Open WebMail は Web ブラウザベースの電子メールクライアントです 仮想サイトにアカウントを持つユー ザは Web メールにログインし 電子メールの送受信が可能です Web メールは仮想サイト毎に有効/無効を設定す ることができます インストール TurboPlus の フリープラグイン を表示します base-webmail-capstone-1.0.0-5 Web メールプラグイン をチェックし インストール ボタンをクリックします 18
設定画面 インストール完了後 TLAS Server Desktop にログインし直します 仮想サイトの新規作成 画面に Webmail を有 効にする という設定項目が表示されるようになります また 既に存在する仮想サイトの場合は サービス -> Web で Web メールを有効にすることができます 19
ログイン Web メールにログインするには 以下の URL へアクセスします http://<仮想サイトの FQDN>/webmail/ ログイン画面が表示されます ユーザ名とパスワードを入力し ログイン ボタンをクリックします 20
8. PukiWIki プラグイン パッケージ名 base-pukiwiki-capstone-1.0.0-2 概要 PukiWiki は Web ページを自由に編集できる情報共有/コラボレーションソフトウェアです Web ブラウザ上から Web ページの編集が行えるため コンテンツの管理がとても簡単です また 訪問者が Web ページを自由に書き込むこと もできます PukiWIki のサイトは仮想サイト毎に設定することができます インストール TurboPlus の フリープラグイン を表示します base-pukiwiki-capstone-1.0.0-2 PukiWIki プラグイン をチェックし インストール ボタンをクリックします 21
設定画面 インストール完了後 TLAS Server Desktop にログインし直します 仮想サイトの新規作成 画面に PukiWiki を有 効にする という設定項目が表示されるようになります この設定項目はサイト管理者の TLAS Server Desktop に PukiWiki メニューを表示するかどうかを決定します 無効にした場合 PukiWiki ページを追加できるのはサーバ管 理者だけです 有効にした場合は サイト管理者が自分で PukiWiki ページを追加できるようになります 既に存在する仮想サイトの場合は サービス -> Web で設定することができます 注意 PukiWiki を動作させるには PHP スクリプトを有効にする をチェックする必要があります 22
PukiWiki サイトの追加 仮想サイトで PukiWuki を有効に設定したら PukiWuki の Web ページを追加します メニューから PukiWiki を表 示します 追加 ボタンをクリックします 以下の項目を設定します パス名 追加する PukiWiki ページのパスを入力します パスワード PukiWIki ページを凍結/解除する際に入力するパスワードを指定します 23
サイト管理者名 PukiWiki ページのサイト管理者名を入力します ここで 指定したサイト管理者名は PukiWiki ページに表示されます サイト URL サイト管理者のホームページの URL を入力します PukiWiki ページでサイト管理者名のリンクをクリックした際に ここ に入力した URL へジャンプします 備考 必要に応じて 説明を入力しておくことができます 入力後 OK ボタンをクリックします 追加した PukiWiki ページが一覧に表示されます リンクをクリックして追加した PukiWiki ページにアクセスすることが できます 24
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9. XOOPS プラグイン パッケージ名 base-xoops-capstone-1.0.0-5 概要 XOOPS ズープス は PHP と MySQL を使用したコミュニティポータルサイト構築ツールです Web ブラウザ上でコン テンツの更新管理が可能なため 手軽にポータルサイトを立ち上げることができます XOOPS は仮想サイトごとに立 ち上げることが可能です インストール TurboPlus の フリープラグイン を表示します base-xoops-capstone-1.0.0-5 XOOPS プラグイン をチェックし インストール ボタンをクリックします 26
設定画面 インストール完了後 TLAS Server Desktop にログインし直します 仮想サイトの新規作成 画面に XOOPS を有 効にする という設定項目が表示されるようになります この設定項目はサイト管理者の TLAS Server Desktop に XOOPS メニューを表示するかどうかを決定します 無効にした場合 XOOPS ページを追加できるのはサーバ管理 者だけです 有効にした場合は サイト管理者が自分で XOOPS ページを追加できるようになります 既に存在する仮想サイトの場合は サービス -> XOOPS で設定することができます 注意 XOOPS を動作させるには PHP スクリプトを有効にする をチェックする必要があります 27
データベースの作成とユーザ登録 XOOPS を動作させるには事前に XOOPS が使用する MySQL データベースを作成しておく必要があります データ ベースは仮想サイトごとに作成するのがよいでしょう データベースを作成するには 5. データベースプラグイン で 紹介した phpmyadmin を利用できます データベースプラグインのインストールを行い phpmyadmin の管理サイトへ アクセスします 新規データベースを作成するには phpmyadmin のメインページにある 新規データベースを作成する にデータベー ス名を入力して 作成 ボタンをクリックします この例では xoops01 という名前のデータベースを作成しています データベースが作成されたらメインページに戻ります 次に xoops01 データベースにアクセス可能なユーザを追加し ます メインページの 特権 をクリックします 既存のユーザが一覧表示されます ユーザーを追加する をクリックし ユーザの作成画面を表示します 28
ログイン情報 を入力します 入力例を以下に示します ユーザ名 xoops01 ホスト localhost パスワード password パスワードは*で表示されます 再入力 password パスワードは*で表示されます 通常 一般ユーザにグローバルな特権を与えるべきではありません ユーザを作成するときは グローバル特権は付 与せずに データベースごとに権限を付与します ログイン情報 を入力し 実行する ボタンをクリックします ユーザが追加されると データベース特定 特権 が表 示されるようになります プルダウンメニューから特権を付与するデータベース xoops01 を選択します 29
ユーザに付与するデータベース特権を選択します XOOPS を動作させるには データ と 構造 にある特権を選 択してください 選択後 実行する ボタンをクリックします これで MySQL 側の準備は完了です 30
XOOPS サイトの追加 MySQL データベースの準備が完了し 仮想サイトで XOOPS を有効に設定したら XOOPS の Web ページを追加し ます メニューから XOOPS を表示します 追加 ボタンをクリックします パス名 に 追加する XOOPS ページのパスを入力します 必要に応じて 備考 に説明を入力しておくことができ ます 入力後 OK ボタンをクリックします 31
追加した XOOPS ページが一覧に表示されます リンクをクリックして XOOPS ページにアクセスします XOOPS の初期設定ウィザードが表示されます ほとんどの設定画面では 次へ ボタンをクリックするだけです ウィザー ドでは データベースへの接続情報や XOOPS の管理者アカウントを作成します ウィザードで表示する言語を選択し 次へ ボタンをクリックします 32
次へ ボタンをクリックします ファイルのアクセス権がチェックされます 問題ない場合は緑色で表示されます 次へ ボタンをクリックします 33
データベースに接続するために必要な以下の情報を入力します phpmyadmin で作成したユーザ名やデータベース 名を入力してください 通常 他の設定項目は変更する必要はありません データベースユーザ名 データベースパスワード データベース名 テーブル接頭語 入力後 次へ ボタンをクリックします 34
設定内容の確認画面が表示されます 次へ ボタンをクリックします ファイル ディレクトリのアクセス権がチェックされます 次へ ボタンをクリックします パス URL のチェックが行われます 次へ ボタンをクリックします 35
データベース設定の確認画面が表示されます 次へ ボタンをクリックします データベースに接続可能かどうかのチェックが行われます 次へ ボタンをクリックします 36
データベースにテーブルが作成されます 次へ ボタンをクリックします XOOPS の管理者アカウントを登録します 入力後 次へ ボタンをクリックします 37
テーブルにデータがインポートされます 次へ ボタンをクリックします インストール完了画面が表示されます これで XOOPS の設定は完了です サイトの ここ をクリックすると XOOPS のトップページにアクセスすることができます 38
ウィザードで作成した管理ユーザでログインします XOOPS の管理画面が表示されます 39
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