図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

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24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

岸和田市分別収集計画

< 目次 > Ⅰ さらなるごみの減量 資源化に向けた新たな施策の進め方 1 1 先行して実施する施策 1 2 引き続き検討していく施策 2 Ⅱ 先行して実施する施策の実施内容 3 1 ごみの減量 分別に関する広報 啓発の強化 3 2 ごみ収集回数の削減 5 Ⅲ 引き続き検討していく施策の検討項目 8

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目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

第 4 回審議会 資料 4 H ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にあ

回答用 この用紙に回答をご記入願います 質問 1-(1 1-(2 1-(3 1-(4 1-(5 2-(1 20 歳未満 20 男性 回答欄 女性 歳以上 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人それ以上 戸建て住宅共同住宅店舗兼住宅その他 一中地区二中地区三中地区四

1. 実施事業ごとにみた検証 検討 再構築にあたっては ごみ処理基本計画 ( 中間見直し ) に記載される実施事業ごとに実効性等を踏まえ (1) スケジュールの修正を要する実施事業 (2) 達成状況により目標値を改める実施事業 (3) 新たに取り組む実施事業 の 3 つに分け検証等を行いました (1

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ごみ減量化 資源化に関する 市民アンケート結果 ( 項目別分析 ) 平成 27 年 (2015 年 )12 月 資源循環部

新座市分別収集計画

家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

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1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

1 大内


目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

政策提言書(環境厚生)

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

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資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭


Ⅰ. 前回 (12 月 1 日開催第 43 回 ) の意見等の集約について [ ごみ減量を進めるにあたってのテーマの設定 ] 減量施策全体をまとめる大阪らしいテーマが必要である 次世代に引き継げるようなもの( 美しい環境など?) をごみ減量施策の目標とすべきである [ 施策の実施単位 ] 施策の 実

資料2 紙類の判断の基準等の設定に係る検討経緯について

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ごみ焼却施設の用地設定

平成26年度に向けた事務局案

Ⅰ 家庭ごみ有料化の目的                                                         

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1 平川

問 7. 問 6で 1. 委託している とお答えの方にお尋ねします 契約の形態は次のうちどれにあたりますか 1. 従量制 ( 排出する量に応じて金額が変動 ) 2. 定額制 ( 月額または年額固定制など ) 3. その他 ( 具体的に ) 問 8. 問 6で 2. 委託していない とお答えの方にお尋



-- ごみの減量やリサイクルに関して あなたのご家庭で積極的に取り組んでいることは何ですか ( 複数回答 ) マイバックの利用 過剰な包装を断る 使い捨て商品は買わない 食べ残しを減らす 生ごみの水切り 生ごみ処理容器 ( コンポスト ) や電動式生ごみ処理機の活用 雑がみの分別 リサイクルショップ

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資料2 佐賀市のごみの現状と施策(佐賀市資料)

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(1) 住民は有料化をどう考えているか 循環型社会の形成に関する世論調査 ( 内閣府平成 13 年 ) ごみ問題にどの程度関心があるか 非常に関心がある (32) ある程度関心がある (58) あまり関心がない (8) まったく関心がない わからない (2) ごみの有料化 に対してどのように思うか

平成 24 年 (2012 年 )7 月 12 日 市ではどのようなライフスタイルとごみ減量が関連するかを定量的に調査することを目的に 家庭から出るごみの計量に参加いただける方を募集します 豊中市環境部環境センター減量推進課

阿久比町家庭系ごみ減量化実施計画(案)

川口市環境基本計画 .indb

目 次 1. 家庭ごみの有料化について 1 (1) 家庭ごみ有料化制度とは (2) なぜ今有料化を導入するのか (3) 家庭ごみを有料化する目的 2. 家庭ごみ有料化制度について 3 (1) 対象となるごみ (2) 負担軽減措置 (3) 有料化の方法 (4) 手数料の料金体系 (5) 指定ごみ袋の種

Ⅱ ごみに関する情報提供について 問 6 あなたは下記のごみに関する事項についてどの程度関心がありますか ごみに関する事項 関心の程度 非常に関心がある ある程度関心がある あまり関心がない 全く関心がない 1 ごみの減量化について ごみの再資源化について ご

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3Rエコポイントシステム促進のためのガイドライン

都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

答申

普段のごみ出しについて (2) ごみと資源の分別について 1 分別の取り組み状況 Q2 ごみと資源 ( 缶 びん ペットボトル プラスチック製容器包装 小型金属 ) を分別していますか 美原区は古紙類 ( 新聞 雑誌 ダンボール 紙パック ) を含む 分別の取り組み状況 分別していないほとんど 0.

【資料2】答申概要(案)

札幌市一般廃棄物処理基本計画年次報告書

るための説明会を開催 併せて指定ごみ袋の製造及び販売ルートの整備を順次行い 平成 24 年 1 月 1 日から販売開始 同 4 月 1 日までを移行期間とした 猶予期間についても 地域性を考慮し 指定ごみ袋制が導入されていなかった旧近江八幡市域については新たに指定ごみ袋を購入してもらわなければならな

< 目次 > 飯山市の今後のごみ減量施策のあり方について答申 1 諮問書 ( 写し ) 6 答申資料編 7

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熊野市ごみ減量化市民行動計画 目次 1 はじめに 1 (1) 計画策定の背景と趣旨 1 (2) 熊野市のめざす姿 2 2 ごみ処理の現状 3 3 ごみ処理の課題 4 4 熊野市ごみ減量化市民行動計画について 5 5 市民 事業者 市の役割 6 (1) 市民の役割 6 (2) 事業者の役割 7 (3)

平成 27 年度一般廃棄物処理等の概要 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 < 平成 27 年度実績 > ( 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部廃棄物対策課 )

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朝日町分別収集計画

二フリーマーケットなどの推進家庭などにある不用品を再使用する意識を高めるため 市民参加によるフリーマーケット ( 不用品交換会 ) など 自主的なリサイクル活動の推進に努めます ホ表彰制度の創設 3Rに積極的に取り組んでいる家庭 地域 団体 事業所などを表彰し あわせてその内容を広く周知し 活動を支

平成 18 年 11 月 6 日 龍ケ崎市長串田武久殿 龍ケ崎市廃棄物減量等推進審議会 会長古井恒 家庭系ごみ有料化に係る基本方針について ( 答申 ) 平成 18 年 2 月 16 日付け龍環第 99 号で諮問のあった龍ケ崎市の家庭系ごみ有料化に 係る基本方針である 循環型社会の形成に向けて 家庭

第 6 章ごみの減量 資源化 1. 現況 2. ごみ減量 リサイクル推進事業の主な取組み (1) 生ごみ処理容器等による減量化促進事業 1 生ごみ処理容器貸与事業 2 生ごみ処理機器購入補助事業 3 生ごみのコミュニティ回収事業 4 段ボールコンポスト普及啓発事業 (2) 有価物集団回収運動 促進事

提案仕様書

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Microsoft Word - 高槻市ごみ減量化推進計画

家庭ごみ ( もえるごみ 粗大ごみ ) の有料化について ( 基本的な考え方 ) はじめに物の豊かさや人々の生活レベルが向上するにつれ ごみの種類や質も非常に多様化し ごみ量の増加や分別の徹底などにより ごみ処理費用に要する経費は年々増加しております また 地球温暖化や資源の枯渇などの問題と相まって

さらなるごみの減量 資源化に向けた 新たな施策について 答申 平成 28 年 1 月 市川市廃棄物減量等推進審議会

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出雲市ホームページ版 ( 平成 27 年 3 月 31 日現在 ) 出雲市 経済環境部環境政策課

家庭ごみ有料化市民懇談会での質問及び回答

はじめに 本町では 家庭からのごみの排出量の抑制 限りある資源の有効利用のため昭和 54 年 6 月から資源ごみ分別収集を町内全域で開始し その後 今日までに回収品目の見直しを重ねてきました 粗大ごみについては 平成 13 年 6 月から戸別の有料収集を開始しました 本町の取り組みの他にも小売店では

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Microsoft Word - ⑫A3両面注意第4章削減効果.doc

環境アセスメントの実施について

平成 年 0 年 January 0 月 成人の日 ごみ出し時刻 AM ごみ 資源物は 収集日当日の朝 時までに出してください 粗大ごみの申込先 0-- P0 参照 0 0 ご不明な点は ページ以降を確認するか ごみゼロ推進課にお問い合わせを 剪定枝拠点収集会場 P 参照 剪定枝拠点収集会場 剪定枝

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

目 次 提言にあたって 1 1 本市のごみ処理の現状と課題 2 (1) これまでの取り組み (2) 現状 (3) 課題 2 今後の方向性 3 3 有料化によるごみ減量施策について 4 (1) 必要性 (2) 仕組み (3) 市民の合意形成 4 有料化以外のごみ減量施策について 5 (1) 広報 啓発

常磐町内会説明会 会議要旨

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2

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目 次 頁 1 ごみ減量のための ちばルール の改正の背景及び意義 2 2 循環型社会形成推進基本法での 発生抑制 の位置付け 3 3 一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画での 発生抑制 の位置付け 3 4 第 1 ステップ 5 つの施策事業実績 4 5 ごみ減量のための ちばルール 6 (1)

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Microsoft Word _新亀岡市ごみ処理基本計画案

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PowerPoint プレゼンテーション

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~ 混ぜればごみ 分ければ資源 ~ チャレンジしよう! 3 R でごみの減量! ~ 混ぜればごみ分ければ資源 ~ ごみ として捨ててしまうものでも その多くはリサイクルが可能です リサイクルをするためには 決められたルールに従って正しく分別することが必要です ごみの分別に迷った時は この ごみ分別大

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

設備立体図 リデュース 発生 排出抑制 リユース 再利用 1次熟成槽 リサイクル 予備混合機 再生利用 再資源化 発酵槽 生ごみ混合機 事務所 生ごみ混合機 機械設備 最大処理能力 設備概要 生ごみ 1 000kg 日 剪定枝 1 250kg 日 生ごみ混合機 1 軸混合型 2 670kg 日 発

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(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

Transcription:

第 3 回ごみ処理基本構想検討委員会 ( 西知多医療厚生組合 ) 資料 3-1 ごみの減量化方策等について 1 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方ごみ処理基本構想では 図 3-1 - 1 の位置づけに基づき ごみ処理基本構想検討委員会での意見を踏まえ 減量化方策等の方向性を示すこととします ごみ処理基本構想の方向性を受けて 具体的な取組は両市が策定するごみ処理基本計画で 具体的な施設計画は組合が策定する施設整備基本計画で検討することとします この検討の進め方については 図 3-1 - 2 に示します 図 3-1-1 ごみ処理基本構想の位置づけ 1

図 3-1-2 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります 第 2 回検討委員会での意見を踏まえ 地域を主体に加えた役割を図 3-1 - 3 に示します 図 3-1-3 ごみ処理における役割 2

3 先進地の取組事例 (1) 減量化の取組事例 順位 資料 2-2 に示した人口規模が両市と同程度 (8~12 万人 ) の自治体 のうち ごみ ( 資源を含む ) 排出量が少ない上位 1 0 自治体について 有料化の実施状況 ごみ処理施設の有無等の比較を表 3-1-1 に示し ます また これらの自治体の減量化に関する取組事例を表 3-1-2 に示します 自治体名 表 3-1-1 人口同規模の先進地事例 1 人 1 日当たりのごみ ( 資源を含む ) 排出量 (H25) 有料化の状況 施設の状況 1 東京都小金井市 634 g/ 人 日 80 円 /40L 無 2 静岡県掛川市 648 g/ 人 日 21.6 円 /30L 有 ( 組合 ) 3 長野県佐久市 692 g/ 人 日 13 円 /40L 有 ( 組合 ) 4 愛知県あま市 705 g/ 人 日 20 円 / 大有 ( 組合 ) 5 沖縄県宜野湾市 707 g/ 人 日 30 円 /45L 有 ( 組合 ) 6 東京都国分寺市 732 g/ 人 日 80 円 /40L 有 ( 市 ) 7 東京都稲城市 746 g/ 人 日 60 円 /40L 有 ( 組合 ) 8 長野県飯田市 758 g/ 人 日 60 円 / 大有 ( 組合 ) 9 東京都東大和市 762 g/ 人 日 80 円 /40L 有 ( 組合 ) 9 埼玉県富士見市 762 g/ 人 日指定袋無有 ( 組合 ) - 両市合算の平均 890 g/ 人 日 - - 表 3-1-2 減量化に関する取組事例減量化に関する取組事例 有料指定袋 生ごみ減量の推進 ( 発生抑制 堆肥化 水切り等 ) 公共施設でのごみ減量行動の推進 ( 減量計画の策定 ) ごみ減量アイデア募集等の啓発の充実 ごみ減量チェックシートの提供 ( 生ごみ プラ 古紙等の削減 ) 不用品交換コーナーの常設 リユース食器の貸し出し 子供向け環境学習の充実 ( 施設見学会 教材等 ) 3

(2) 資源化の取組事例 資料 2-2 に示した人口規模が両市と同程度 (8~12 万人 ) の自治体 のうち 資源としての回収量が多い上位 10 自治体について 資源とし てのプラスチック類の分別の比較を表 3-1 - 3 に示します また こ れらの自治体の資源化に関する取組事例を表 3-1 -4 に示します 順位 表 3-1-3 人口同規模の先進地事例 ( 平成 2 5 年度 ) 自治体名 1 人 1 日当たりの資源回収量 (H25) 資源の分別区分 プラスチック類 1 埼玉県加須市 314 g/ 人 日 2 北海道岩見沢市 264 g/ 人 日 3 茨城県神栖市 244 g/ 人 日 4 愛知県日進市 239 g/ 人 日 5 兵庫県芦屋市 228 g/ 人 日 6 東京都東久留米市 226 g/ 人 日 7 長野県飯田市 221 g/ 人 日 8 東京都あきる野市 215 g/ 人 日 9 愛知県蒲郡市 214 g/ 人 日 10 東京都東大和市 213 g/ 人 日 - 両市合算の平均 133 g/ 人 日 - 表 3-1-4 資源化に関する取組事例資源化に関する取組事例 有料指定袋 ( 資源との処理料金に差を設け 資源回収を推進 ) プラスチック製品 包装紙菓子箱等の雑がみの資源化 自治会単位でリサイクル推進組織を設置 ( 研修 分別指導 勉強会等実施 ) 拠点回収ボックスの設置 ( 小型家電 乾電池 蛍光管 割り箸 古布 紙パック ) 古紙回収協力店 ( 市内事業者による古紙引取り ) の設置 食用油回収事業 剪定枝回収事業の実施 啓発拠点 ごみ 環境総合案内所 の設置 ごみ分別アプリを公開 ごみ分別体験会 リサイクル体験教室等の開催 資源集団回収の推進 4

4 ごみの減量化方策及び資源化方策ごみの減量化方策及び資源化方策として 資料 2-2に示した家庭系ごみの 事業系ごみの 環境学習 広報啓発の4 項目について 各方策と市民 事業者 行政の役割を表 3-1- 5 に再掲します これらの方策に対して 項目ごとに第 2 回検討委員会での意見を踏まえ 追加 修正を行います 表 3-1-5 ごみの減量化方策及び資源化方策 再掲 項目方策市民事業者行政 家庭系ごみ ごみ処理手数料の見直し ( 指定袋制度 有料化等 ) 収集方法の見直し 分別の徹底 集団回収の活性化 再使用の促進 堆肥化等の促進 事業系ごみ ごみ処理手数料の見直し 多量排出事業者の減量化 推進 資源化の推進 ( 紙類 剪定枝等 ) 環境学習 学校教育 市民活動との 連携 充実 環境学習事業の充実 広報啓発 環境関連の情報提供 ( 広報 HP 等 ) 転入者向けの情報提供 イベント キャンペーン 凡例 : 主たる実施 協力支援 5

(1) 家庭系ごみのの方策家庭系ごみのの方策に対する第 2 回検討委員会での意見を表 3-1-6 に示します これらの意見を踏まえ 追加 修正を行った方策を表 3-1 - 7 に示します 表 3-1-6 第 2 回検討委員会での意見 ( 家庭系ごみの ) 第 2 回検討委員会での意見 指定袋や分別の違いを統一するかどうか 高齢化への対応 ( ごみ出し支援等 ) の検討が必要である 民間業者の資源回収についてどう考えるか 2 4 時間出せる利便性がある一方で 集団回収と競合する問題がある ごみ減量が進んでいる背景には企業側の努力もある 表 3-1-7 家庭系ごみのの方策 ( 追加 修正後 ) 項目方策市民事業者行政 家庭系ごみ ごみ処理手数料の見直し ( 指定袋制度 有料化等 ) 排出方法の見直し ( 生ごみの水切り 草木類の乾燥等 ) 収集方法の見直し 分別の見直し 徹底 資源の地域回収 集団回収 の活性化 民間資源回収との協力 環境に配慮した製品の積極 的な利用 再使用の促進 堆肥化等の促進 6

(2) 事業系ごみのの方策 事業系ごみのの方策に対する第 2 回検討委員会での 意見はありませんでした (3) 環境学習の方策環境学習の方策に対する第 2 回検討委員会での意見を表 3-1-8に示します これらの意見を踏まえ 追加 修正を行った方策を表 3-1 - 9 に示します 表 3-1-8 第 2 回検討委員会での意見 ( 事業系ごみの ) 第 2 回検討委員会での意見 環境学習はごみ処理施設で実施するだけでなく 家庭や地域 ( コミュニティ等 ) での実施が重要である 環境学習は子供に限らず大人に対しても実施することが重要であり 大人向けのパンフレットや学習機会を充実することが必要である 表 3-1-9 環境学習の方策 ( 追加 修正後 ) 項目方策市民事業者行政 環境学習 学校教育との連携 充実 地域活動 市民活動との連 携 充実 環境学習事業の充実 (4) 広報啓発の方策 広報啓発の方策に対する第 2 回検討委員会での意見を表 3-1-10 に示します これらの意見による方策の追加 修正はありませんが 広 報啓発の具体的な取組を検討する際には意見を踏まえた検討が必要です 7

表 3-1-10 第 2 回検討委員会での意見 ( 事業系ごみの ) 第 2 回検討委員会での意見 集合住宅は入居者の出入りが多いため 啓発の強化が必要である ごみ減量による効果をコスト面で明示すると 取組の必要性がわかりやすい (5) ごみの減量化方策及び資源化方策 ( 追加 修正後 ) 第 2 回検討委員会での意見を踏まえた追加 修正後のごみの減量化方策及び資源化方策の一覧を表 3-1-11 に示します この一覧に基づき 両市によるごみ処理基本計画及び組合による施設整備基本計画の中で具体的な取組及び施設計画を検討します 表 3-1-11 ごみの減量化方策及び資源化方策 ( 追加 修正後 ) 項目方策市民事業者行政 家庭系ごみ ごみ処理手数料の見直し ( 指定袋制度 有料化等 ) 排出方法の見直し ( 生ごみの水切り 草木類の乾燥等 ) 収集方法の見直し 分別の見直し 徹底 資源の地域回収 集団回収 の活性化 民間資源回収との協力 環境に配慮した製品の積極 的な利用 再使用の促進 堆肥化等の促進 事業系ごみ ごみ処理手数料の見直し 多量排出事業者の減量化推進 資源化の推進 ( 紙類 剪定枝等 ) 8

項目方策市民事業者行政 環境学習 学校教育との連携 充実 地域活動 市民活動との連 携 充実 環境学習事業の充実 広報啓発 環境関連の情報提供 ( 広報 HP 等 ) 転入者向けの情報提供 イベント キャンペーン 凡例 : 主たる実施 協力支援 9