( 注 ) 年金 医療等に係る経費については 補充費途として指定されている経費等に限る 以下同じ (2) 地方交付税交付金等地方交付税交付金及び地方特例交付金の合計額については 経済 財政再生計画 との整合性に留意しつつ 要求する (3) 義務的経費以下の ( イ ) ないし ( ホ ) 及び (

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平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

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平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること

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一般会計 特別会計を含めた国全体の財政規模 (1) 国全体の財政規模の様々な見方国の会計には 一般会計と特別会計がありますが これらの会計は相互に完全に独立しているわけではなく 一般会計から特別会計へ財源が繰り入れられているなど その歳出と歳入の多くが重複して計上されています また 各特別会計それぞ

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歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

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付加退職金の概要 退職金の額は あらかじめ額の確定している 基本退職金 と 実際の運用収入等に応じて支給される 付加退職金 の合計額として算定 付加退職金は 運用収入等の状況に応じて基本退職金に上乗せされるものであり 金利の変動に弾力的に対応することを目的として 平成 3 年度に導入 基本退職金 付

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2 主な歳入 ( 総合予算編成団体 ) 地方税は, 市町村民税の増加により10.2% の増 ( 地財計画では+15.7%) となっている 地方譲与税は, 所得譲与税の廃止により55.7% の減 ( 地財計画では 81. 0%) となっている 地方交付税は, 税収の伸び等により6.4% の減 ( 地財

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資料9

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Ⅳ 地方交付税

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

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( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

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平成 30 年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について 平成 29 年 7 月 20 日閣議了解 平成 30 年度予算は 経済財政運営と改革の基本方針 2017 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) を踏まえ 引き続き 経済財政運営と改革の基本方針 2015 ( 平成 27 年 6 月 30 日閣議決定 ) で示された 経済 財政再生計画 の枠組みの下 手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組む 歳出全般にわたり 平成 25 年度予算から平成 29 年度予算までの安倍内閣の歳出改革の取組を強化するとともに 施策の優先順位を洗い直し 無駄を徹底して排除しつつ 予算の中身を大胆に重点化する これらを踏まえ 平成 30 年度予算の概算要求については 具体的には下記により行う 記 1. 要求 要望について 各省大臣は 以下に規定する額について適正に積算を行い 要求 要望を行う (1) 年金 医療等に係る経費年金 医療等に係る経費については 前年度当初予算における年金 医療等に係る経費に相当する額に高齢化等に伴う増加額として 6,300 億円を加算した額の範囲内において 要求する なお 上記増加額について 平成 25 年度予算から平成 29 年度予算までと同様 経済再生やこれまでの改革等の効果を引き続き適切に見込むとともに 過去 5 年間の増加額が高齢化による増加分に相当する伸びとなっていること 経済 物価動向等を踏まえ その基調を平成 30 年度まで継続していくことを目安とし 年金 医療等に係る経費について 経済 財政再生計画改革工程表 に沿って着実に改革を実行していくことを含め 合理化 効率化に最大限取り組み その結果を平成 30 年度予算に反映させることとする 1

( 注 ) 年金 医療等に係る経費については 補充費途として指定されている経費等に限る 以下同じ (2) 地方交付税交付金等地方交付税交付金及び地方特例交付金の合計額については 経済 財政再生計画 との整合性に留意しつつ 要求する (3) 義務的経費以下の ( イ ) ないし ( ホ ) 及び ( 注 1) ないし ( 注 3) に掲げる経費 ( 上記 (1) 及び (2) に掲げる経費に相当する額を除く 以下 義務的経費 という ) については 前年度当初予算における各経費の合計額に相当する額の範囲内において 義務的性格の根拠を明示の上 要求する ( イ ) 補充費途として指定されている経費 ( ロ ) 人件費 ( ハ ) 法令等により支出義務が定められた経費等の補充費途に準ずる経費 ( 平成 29 年度当初予算におけるエネルギー対策特別会計への繰入等及びその他施設費を除く ) ( ニ ) 防衛関係費及び国家機関費 ( 一般行政経費を除く ) に係る国庫債務負担行為等予算額 ( ホ ) 予備費 ( 注 1) 人件費に係る平年度化等の増減及び平成 30 年度の衆議院議員総選挙に必要な経費等の増減については 上記の額に加減算する ( 注 2)B 型肝炎ウイルス感染者に対する給付金等の支給に係る経費については 特定 B 型肝炎ウイルス感染者給付金等の支給に関する特別措置法 ( 平成 23 年法律第 126 号 ) 等を踏まえ 既定の方針に従って所要の額を要求する ( 注 3) 旧軍人遺族等恩給費等については 前年度当初予算における旧軍人遺族等恩給費等に相当する額から受給者の減等に伴う減額を減算した額の範囲内において 要求する 2

なお 義務的経費についても 定員管理の徹底も含め 聖域を設けることなく 制度の根幹にまで踏み込んだ抜本的な見直しを行い 可能な限り歳出の抑制を図る (4) 東日本大震災からの復興対策に係る経費東日本大震災からの復興対策については 引き続き 復興のステージの進展に応じて 既存の事業の成果等を検証しつつ 効率化を進め 被災地の復興のために真に必要な事業に重点化する 一般会計から東日本大震災復興特別会計への繰入れについては 財務大臣が 既定の方針に従って所要額を要求する (5) その他の経費基礎的財政収支対象経費のうち 上記 (1) ないし (4) に掲げる経費を除く経費 ( 以下 その他の経費 という ) については 既定の歳出を見直し 前年度当初予算におけるその他の経費に相当する額に 100 分の 90 を乗じた額 ( 以下 要望基礎額 という ) の範囲内で要求する ( 注 1) 石油石炭税及び電源開発促進税の税収見込額と平成 29 年度当初予算におけるエネルギー対策特別会計への繰入額相当額との差額等については上記の額に加算する ( 注 2) 年金 医療等に係る経費と (2) ないし (5) に掲げる経費については 両経費の性質が異なることから 両経費間での調整は行わない ただし 各経費において 恒久的な削減を行ったものとして 財務大臣が認める場合には 両経費間で調整をすることができる また 調整を認めるに当たっては 今後の各経費の増加の見込みも勘案する ( 注 3) 公共事業関係費等に関する地域に係る一括計上分については 関係する大臣において調整を行う ( 注 4)(3) に規定する義務的経費 ((3)( 注 1) ないし ( 注 3) の規定に基づき加減算が認められている経費 ( 人件費を除く ) 及び既存債務の支払いに係る経費を除く ) 及び (5) に規定するその他の経費 ((5)( 注 1) の規定に基づき加減算が認めら 3

れている経費を除く ) の要求額については その合計額の範囲内において 各経費間で所要の調整をすることができる この調整により 義務的経費が (3) に規定する額を下回る場合には 当該差額を (5) に規定する要望基礎額に加える (6) 新しい日本のための優先課題推進枠平成 30 年度予算においては 予算の重点化を進めるため 人づくり革命 の実現に向けた人材投資や地域経済 中小企業 サービス業等の生産性向上に資する施策を始め 経済財政運営と改革の基本方針 2017 及び 未来投資戦略 2017 ( 平成 29 年 6 月 9 日閣議決定 ) 等を踏まえた諸課題について 新しい日本のための優先課題推進枠 を措置する このため 各省大臣は (1) ないし (5) とは別途 要望基礎額に 100 分の 30 を乗じた額の範囲内で要望を行うことができる 新しい日本のための優先課題推進枠 においては 各府省庁は 歳出改革の反映に取り組み 改革の効果に関する定量的試算 エビデンスを明らかにする (7) 行政事業レビュー上記の要求 要望に当たって 各省大臣は 行政事業レビューの実施等について ( 平成 25 年 4 月 5 日閣議決定 ) に沿って 各府省庁における行政事業レビューの結果を適切に反映し 実効性ある PDCA を推進する 具体的には 廃止 や 事業全体の抜本的な改善 事業内容の一部改善 と結論づけられた事業について その結論を的確に反映するとともに 類似の事業を含め 他の事業についても 秋の年次公開検証 ( 秋のレビュー ) のとりまとめ ( 平成 28 年 11 月 28 日行政改革推進会議 ) の趣旨等を踏まえ 既存事業の実績や効果を効率性 有効性等の観点から徹底検証して見直した上で要求 要望を行う 4

2. 予算編成過程における検討事項 (1) 予算編成過程においては 各省大臣の要求 要望について 施策 制度の抜本的見直しや各経費間の優先順位の厳しい選択を行うことにより真に必要なニーズにこたえるため精査を行い 平成 25 年度予算から平成 29 年度予算までの安倍内閣の歳出改革の取組を基調とした効率化を行う その際 民間需要や科学技術イノベーションなどの誘発効果が高いもの 緊急性の高いもの 規制改革と一体として講じるものを重視する また 引き続き 補正予算も含めて既存のあらゆる予算措置について 従来の計上方法にとらわれずに ゼロベースで見直しを行う (2) その上で 新しい日本のための優先課題推進枠 において要望された経費については 安倍内閣のこれまでの 3 年間の取組では一般歳出の総額の実質的な増加が 1.6 兆円程度となっていること 経済 物価動向等を踏まえ その基調を平成 30 年度まで継続させていくこととする との 経済財政運営と改革の基本方針 2015 の 経済 財政再生計画 における国の一般歳出の水準の目安を踏まえ措置する (3) 経済財政運営と改革の基本方針 2017 で示された 幼児教育 保育の早期無償化や待機児童の解消に向け 財政の効率化 税 新たな社会保険方式の活用を含め 安定的な財源確保の進め方を検討し 年内に結論を得 高等教育を含め 社会全体で人材投資を抜本強化するための改革の在り方についても早急に検討を進める との方針を踏まえた対応については 財源と合わせて 予算編成過程で検討する (4) 沖縄に関する特別行動委員会の最終報告に盛り込まれた措置の実施の促進について ( 平成 8 年 12 月 3 日閣議決定 ) に基づく沖縄関連の措置に係る経費 平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律 ( 平成 10 年法律第 35 号 ) 等に基づく厚生年金保険事業に係る国庫負担の繰入れに必要な経費等の平成 30 年度における取扱いについては 予算編成過程において検討する 5

また 在日米軍の兵力構成見直し等に関する政府の取組について ( 平成 18 年 5 月 30 日閣議決定 ) 及び 平成 22 年 5 月 28 日に日米安全保障協議委員会において承認された事項に関する当面の政府の取組について ( 平成 22 年 5 月 28 日閣議決定 ) に基づく再編関連措置に関する防衛関係費に係る経費の平成 30 年度における取扱いについては 防衛関係費の更なる合理化 効率化を行ってもなお 地元の負担軽減に資する措置の的確かつ迅速な実施に支障が生じると見込まれる場合は 予算編成過程において検討し 必要な措置を講ずる (5) 消費税率引上げと併せ行う充実等 ( 制度として確立された年金 医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費 ( 以下 社会保障 4 経費 という ) の充実及び社会保障 4 経費に係る消費税率引上げに伴う支出の増をいう ) その他社会保障 税一体改革と一体的な経費については 前年度当初予算の例に基づき所要の額を要求するものとし その対前年度からの増加の取扱いについては 持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律 ( 平成 25 年法律第 112 号 ) 第 28 条に規定する消費税の収入 地方消費税の収入及び社会保障の給付の重点化及び制度の運営の効率化の動向等を踏まえ 予算編成過程で検討する 3. 要求期限等 上記による要求 要望に当たっては 8 月末日の期限を厳守する なお やむを得ない事情により この期限後に追加要求 要望を提出せざるを得ない場合であっても 上記に従って算出される額の範囲内とする 6