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3. 査読の方法イ ) (1) 応募規程および執筆要領等と照合できる事項は査読に先立って処理する イ ) ロ ) (2) 査読委員名は著者に秘す イ ) (3) 査読委員は判定結果の採用, 再査読, 不採用にかかわらず, 査読書に査読の意見を必要な範囲で, 簡潔に, 具体的, 客観的に明記する イ ) ロ ) ニ ) (4) 査読委員により採用 [ 修正意見付採用 ] と判定された論文については, 査読結果を著者に伝え, 修正原稿が再提出された場合, 採用とする 修正意見付採用 とは著者に対して軽微な修正を指摘し, 修正結果を査読委員自ら確認せず, 著者に一任できる程度のものとする イ ) ロ ) ホ ) (5) 論文の査読期間は承諾した日から30 日とする ト ) リ ) (6) 査読期間が経過したとき査読未了の査読委員に査読促進方を通知し, すみやかに完了するように依頼する イ ) ロ ) ト ) リ ) なお, 査読期間を4 週間超過した場合は, 前項 2.(5) 項に準じ, 査読委員を変更する イ ) ロ ) ヘ ) リ ) 4. 論文集への採否の判定方法ロ ) 論文集への採否の判定 ((3) 項 ) は,(1) 項の査読委員の評価の基準に基づく,(2) 項に示す査読委員の評価を基に決定する ロ ) (1) 査読委員の評価の基準ロ ) 論文等の内容 表現はすべて著者が責を負う 査読委員は応募規程 7 条の判定基準と本項の適用細則に従い, 客観的に評価を行う イ ) ロ ) なお, 評価には著者の申告によるカテゴリー論文としての採否の他に, 原稿の内容によっては, 査読委員は著者の不利にならない方向でカテゴリーを変更して査読を行ってもよい イ ) 論文についての査読の判定基準の具体的適用は下記による イ ) a. 全体的な位置づけ評価イ ) a-1) 全般的な査読の項目独創性 : 導入した概念や方法, 発見した事実や法則のいずれかが新規であること 既知の方法の改良, 異なる分野からの応用等を含む イ ) 萌芽性 : 研究の着手段階であるが, 新規な発想, 着想に基づく研究で今後の発展の可能性の大きなものであること イ ) 発展性 : 従来の定説を変え得る新事実の解明, あるいは新しい研究領域や研究体系 技術体系の開拓等の契機と成り得るものであること イ ) 有用性 : 技術の向上, あるいは実用上, 学術上に価値のある有用な情報を提供するものであること 信頼性 : 論拠, 論旨, 研究手法, 資料等が実証されるか妥当なものであって, 成果が再現可能であること 完成度 : 一定の主題のもとに実証可能あるいは妥当な成果, 結論等が得られて, 一遍をもって完結したものであること イ ) a-2) 論文を各カテゴリーに応じて, 次の基準で査読する イ )

カテゴリー Ⅰの論文については, 萌芽性, 発展性, 独創性を重視し, その信頼性と完成度については過度に細かい事を追及しない イ ) カテゴリー Ⅱの論文については, 学術的および技術的有用性, 実用性を重視し, その新規性と信頼性, 完成度についても評価する イ ) カテゴリー Ⅲの論文については, 独創性, 学術的価値性 有用性, 信頼性を重視し, 完成度も評価する イ ) a-3) 論文のカテゴリー区分は, 査読の判定に用いるとともに, 論文集への掲載時に記載する イ ) ニ ) b. 記述法, 表現上の評価イ ) b-1) 論旨の妥当性 : 論旨の整合性がとれており, 論理の飛躍等がないこと イ ) b-2) 実験 調査の方法の妥当性 : 目的に対して適切であること また倫理にかなっていること イ ) b-3) 既往関連研究との対応 : 既往の関連研究に対する位置づけを明らかにしていること イ ) b-4) 表現の適切さ : 論文の主旨を十分に要約していること イ ) b-5) 用語 説明の適切さ : 当該分野で妥当な用語を正確に用いているか, 定義が十分になされていること また, 図 表等は内容を適切に表現しており説明文との不必要な重複のないこと イ ) b-6) 文献引用の適切さ : 初出文献等が明示され, 著作権への配慮が十分行われていること イ ) b-7) 商業主義への中立性 : 企業名 商品名 施設名等がみだりに用いられていないこと イ ) (2) 査読委員の評価ロ ) a) 各査読委員の第 1 次査読における評価は, 採用 再査読 不採用 いずれかとする ロ ) Ⅰ) 採用にする場合 (1) の基準に照らして学会の論文として, 内容 表現が基本的に掲載に値するならば 採用 とする 採用 には 修正意見付採用 を含む イ ) ロ ) 修正意見付採用 の場合は修正原稿が提出された時点で 採用 とする ホ ) Ⅱ) 再査読にする場合イ ) (1) の基準に照らして内容 表現の修正を必要とする場合, そのことを査読書により著者に勧告し, 別の査読委員の評価で 不採用 が確定しない限り,b) の再査読を行う イ ) ロ ) Ⅲ) 不採用にする場合イ ) 下記のものは不採用とする イ ) ロ ) ( イ ) 内容が (1) の基準に達せず, 掲載に値しないもの イ ) ( ロ ) 内容 表現が (1) の基準を満足するには, 不十分であり, 根本的に書き直しを要するもの イ ) ( ハ ) 内容が学会の論文として適さないもの イ ) ( ニ ) その他, 募集条件に合致しないもの イ ) なお, 不採用とする場合, 査読者はその理由を査読書に明記し, 著者に示さ

なければならない ハ ) また, 著者の判断を尊重するために, 不採用理由においては, 不採用後の具体的な対応については言及しない ( 例 ) 技術報告集への投稿を促すなど ) チ ) b) 再査読が決まり修正された論文が提出された時, 当初 再査読 判定を行った査読委員は提出論文並びに当該査読委員の査読書に対する回答書に対して第 2 次査読 ( 再査読 ) を行う ロ ) この時の評価は以下のいずれかとする ロ ) ( イ ) 採用 再提出論文が (1) の基準を満足するもの イ ) ( ロ ) 不採用 再提出論文が (1) の基準を満足しないもの イ ) (3) 論文の採用 不採用の判定ロ ) 最初 2 名の査読委員により査読を開始し, 採用 または 不採用 が2 名に達した段階で論文の採否が決まる この過程で, 一方の査読委員のみが, 不採用 の評価を行った場合は 査読委員の評価は 再査読 に先立って実施する 再査読判定は2 名の査読委員の評価がともに 再査読 となるか, 採用 再査読 の時に行う 再査読判定となった場合, 修正後の論文に対して, 再査読 評価査読委員による再総合判定のステップの流れを示せば [ 付表 -1] のようになる ホ ) 5. 査読結果の通知イ ) (1) 当該論文査読委員の評価終了後, 直ちに委員会は査読結果を著者に通知する (2) 当該論文査読委員の評価及び査読書内容 ( 条件とする項 参考とする項 ) は委員会名で著者に伝達する ニ ) (3) 査読委員の査読書は, ワープロ等により筆跡を非人格化して著者に伝達する イ ) (4) 採用または不採用が決定した時, その論文の査読にかかわる全査読委員にその旨を通知する イ ) 判定結果が採用の場合, 不採用とした査読委員の意見は質疑討論として, 論文集に投稿されるよう依頼する ロ ) ニ ) 6. 再査読判定による修正論文の提出期限ロ ) (1) 再査読判定を受けた論文の提出期限は, 同判定受領後 2ヶ月以内とする ロ ) (2) 上記 (1) の期限を越えて提出したものは, 新規論文として扱う ロ ) ただし, 期限延長の申請 ( 理由と提出期日を明記 ) があった場合は, 論文集委員会の判断により提出期限を猶予することができる ト ) 7. 査読結果に対する異議申し立てと改めて行う査読ロ ) (1) 論文の不採用等の査読 ( 判定 ) 結果に異議がある場合, 著者は異議申し立てをすることができる ロ ) 異議申し立ては書面により, 論文題名 著者名 異議申し立て事項 理由を具体的に記載して提出する ロ ) (2) 異議申し立てがあった場合, 委員長は委員会に諮り, 特別審査小委員会を設置し,

異議の当否の判定を行い, その判定結果と理由を委員会に報告するとともに著者に通知する 判定は次のいずれかによる ロ ) a) 異議申し立てを認め, 改めて査読を行う ロ ) ハ ) b) 異議申し立てを却下する ロ ) ただし, 不採用理由が客観的かつ容易に判断できる場合を除き, 原則的に,a) を採る 特別審査小委員会は, 委員長, 幹事, 当該部門および当該部門に隣接した部門から委員長が指名する委員により構成する この場合, 著者およびその論文の査読者は除く 小委員会の主査は委員長が兼任する (3) 改めて行う査読を実施する場合の査読対象論文は, 異議申し立ての原因となった不採用確定時のものとする この論文に修正等を加えた場合はこの査読の対象とはならず, 再投稿論文として扱う ロ ) 改めて行う査読原稿の受理日は最初の原稿が本会に到着した原稿受理日とする (4) 改めて行う査読については, 新規論文と同様に扱う この場合, 最初の担当査読委員を除く候補者の中から新たな査読委員を選任する (5) 異議申し立ての期限は, 最初の不採用通知日より,1ヶ年以内とする ロ ) ホ ) 8. 質疑討論寄稿の取り扱いイ ) ロ ) (1) 論文に対し, 質疑討論の申し込みがあった場合には, 当該論文査読委員に採否の判定を依頼する この過程で, 採用となった質疑討論に対して, 著者に回答を求め, そのいずれも論文集に掲載する 不採用となった時には, 論文集委員会で最終判断を行う イ ) ニ ) (2) 著者からの回答が1ヶ月以内にない場合は質疑討論申し込みのみ掲載する ただし, この場合, 当該論文査読委員が所感を寄稿することができる イ ) 9. その他ロ ) (1) 緊急の問題の処理を必要とする場合は委員長, 幹事, または部門幹事が処理し, その結果を委員会に事後報告する ロ ) (2) 査読中論文の著者を変更することは認められないロ ) ホ ) (3) 採用論文ならびに不採用論文の原稿のコピー 1 通を1ヶ年保管する ロ ) (4) 査読期間が過ぎた査読委員には, 適時査読促進方を通知する ロ ) リ ) また, 応募論文審査状況については投稿審査システム上に掲載し, 電話による問い合わせには応じない ロ ) リ ) (5) 本査読要領に従う査読の流れの概要を示せば,[ 付表 -2] のようになる ロ ) ホ ) - 附則 - 1. この規程は 2017 年 2 月 22 日より適用する ただし 2017 年 4 月 14 日までに論文採否および取り下げが決定した論文の査読委員には査読料を支払い その翌日以降より査読料は支払われない リ )

[ 付表 -1] ホ ) [ 第 1 ステップ ] ( 第 1 第 2 査読委員の評価による判定 ) 第 1 第 2 採用 再査読不採用 採用 A B C 再査読 B B C 不採用 C C X 第 3 査読委員による査読 ( 第 1 ステップで C の場合 ) [ 第 1 ステップ ] ( 査読委員と第 1 第 2 査読委員による判定 ) 注 1) 採用再査読不採用第 1 第 2 不採用 A B X 採用再査読 B B X 論文修正 ( 第 1ステップでBの場合 ) 論文修正 ( 第 1 ステップでBの場合 ) [ 第 2 ステップ ] ( 修正論文の再査読評価の判定 ) 第 1 第 2 採用 不採用 採用 A C 不採用 C X ( 第 2 ステップで C の場合 ) [ 第 2 ステップ ] ( 修正論文の再査読評価の判定 ) 採用不採用第 1 第 2 不採用 A X 採用不採用 X X A: 採用とする ロ ) ( 修正意見付採用 を含む) ロ ) B: 論文修正後, 再査読とする ロ ) C: 査読委員による査読を待って判 定する ロ ) X: 不採用とする ロ ) 第 3 査読委員による査読 [ 第 2 ステップ ] ( 査読委員と第 1 第 2 査読委員による判定 ) 注 1) 採用再査読不採用第 1 第 2 不採用採用 A B X 論文修正 ( 第 2 ステップで B の場合 ) 注 1) 第 1 第 2 査読委員の評価は前の ステップのもの ロ ) 査読は前のステップで 再査読 評価を 行った査読委員のみが実施する 再査読 を行わなかった査読委員の評価は前のステップのもの ロ ) [ ステップ ] ( 修正論文の 査読委員評価の判定 ) 注 1) 採用不採用第 1 第 2 不採用採用 A X