一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

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道州制基本法案(骨子)

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

一性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案要綱第一総則一目的この法律は 全ての国民が その性的指向又は性自認にかかわらず 等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり 性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する基本的な事

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条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

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則な食事 肥満や生活習慣病の増加 過度の痩身志向などの問題に加え 新たな 食 の安全上の問題や 食 の海外への依存の問題が生じており 食 に関する情報が社会に氾濫する中で 人々は 食生活の改善の面からも 食 の安全の確保の面からも 自ら 食 のあり方を学ぶことが求められている また 豊かな緑と水に恵

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

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2 政府は 必要があると認めるときは 予算で定める金額の範囲内において 機構に追加して出資することができる 3 機構は 前項の規定による政府の出資があったときは その出資額により資本金を増加するものとする 第二章役員及び職員 ( 役員 ) 第六条機構に 役員として その長である理事長及び監事二人を置

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大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

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( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

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個人情報の保護に関する規程(案)

二頁第三条第三項中 国家公安委員会 を 前項に定めるもののほか 国家公安委員会 に改め 同項を同条第五項とし 同条第二項の次に次の二項を加える 3国家公安委員会は 毎年 犯罪による収益の移転に係る手口その他の犯罪による収益の移転の状況に関する調査及び分析を行った上で 特定事業者その他の事業者が行う取

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によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

安全管理規程

法律第三十三号(平二一・五・一)

東京都障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 第六条 ) 第二章障害を理由とする差別に関する相談及び紛争の防止又は解決のための体制等第一節障害を理由とする差別の禁止 ( 第七条 ) 第二節障害を理由とする差別に関する相談体制 ( 第八条 ) 第三節障害を理由

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外務省訓令第 19 号外交記録公開に関する規則の全部を改正する訓令を次のように定める 平成 24 年 8 月 10 日外務大臣玄葉光一郎外交記録公開に関する規則 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 外交記録が 国民共有の知的資源として 主権者である国民が主体的に利用し得るものであることに鑑み 作成又

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五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

( 道民等の役割 ) 第 6 条道民 事業者及び関係団体 ( 以下 道民等 という ) は 基本理念に基づき 障がい及び障がい者に対する理解を深めるとともに 暮らしやすい地域づくりを推進するための施策に協力するよう努めるものとする ( 情報の提供 ) 第 7 条道及び障がい者に係る情報を有するものは

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

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第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

資料1 第3回災害救助に関する実務検討会における意見に対する回答

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当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

二という )であって 研究開発等 研究開発であって公募によるものに係る業務又は科学技術に関する啓発及び知識の普及に係る業務を行うもののうち重要なものとして別表第一に掲げるものをいう 9~(略)(研究開発等に係る運営及び管理に係る業務に関する専門的な知識及び能力を有する人材の確保等の支援)第十条の二国

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

第八条理事は 理事長の定めるところにより 理事長を補佐して機構の業務を掌理する 2 通則法第十九条第二項の個別法で定める役員は 理事とする ただし 理事が置かれていないときは 監事とする 3 前項ただし書の場合において 通則法第十九条第二項の規定により理事長の職務を代理し又はその職務を行う監事は そ

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かにするとともに 県の施策の基本となる事項を定めることにより 食の安全 安心の確保に関する施策を総合的かつ計画的に推進し もって県民の健康の保護並びに消費者に信頼される安全 安心な食品の生産及び供給の拡大に寄与することを目的とする ( 定義 ) 第 2 条この条例において 食品 とは 全ての飲食物

特定個人情報の取扱いに関する管理規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 特定個人情報の漏えい 滅失及び毀損の防止その他の適切な管理のための措置を講ずるに当たり遵守すべき行為及び判断等の基準その他必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条 この規定における用語の意義は 江戸川区個人情報保

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第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

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1 首都直下地震対策の具体的な推進 ( 提案要求先内閣官房 内閣府 国土交通省 ) ( 都所管局総務局 政策企画局 ) (1) 首都直下地震等の災害から住民の生命と財産を守るとともに 首都機能への打撃を最小限にとどめるため 財政上の措置を実 施するなど 首都直下地震対策を具体的に推進すること (2)

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5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

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アレルギー疾患対策基本法の施行について

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

1 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律目次第一章内閣府関係(第一条 第二条)第二章総務省関係(第三条)第三章文部科学省関係(第四条 第八条)第四章厚生労働省関係(第九条 第十条)第五章経済産業省関係(第十一条)第六章国土交通省関係(第十二条 第十三条

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

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1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

RO ( 改修 Rehabilitate- 運営等 Operate) 方式ハ民間事業者が公共施設等の設計及び建 BT( 建設 Build- 移転 Transfer) 方式設又は製造を担う手法民間建設借上方式 2 優先的検討の対象とする事業及び検討開始時期一優先的検討の対象とする事業建築物の整備等に関

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

- 2 - 状の信頼性が確保されることが電子契約における課題となっていることに鑑み 電子委任状の普及を促進するための基本的な指針について定めるとともに 電子委任状取扱業務の認定の制度を設けること等により 電子契約の推進を通じて電子商取引その他の高度情報通信ネットワークを利用した経済活動の促進を図るこ

新旧対照条文

総務省独立行政法人評価委員会議事規則 総務省独立行政法人評価委員会令 ( 平成十二年政令第三百十八号 以下 委員会令 という ) 第十条の規定に基づき 総務省独立行政法人評価委員会議事規則を次のように定める 平成十三年二月二十七日総務省独立行政法人評価委員会委員長 ( 目的 ) 第一条総務省独立行政

資料2-1 「個人情報の保護に関する法律」説明資料

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2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

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第八章罰則 ( 第三十三条 ) 附則第一章総則 ( 平二四法一四 章名追加 ) ( 目的 ) 第一条この法律は 駐留軍用地及び駐留軍用地跡地が広範かつ大規模に存在する沖縄県の特殊事情に鑑み 駐留軍用地跡地の有効かつ適切な利用の推進に関する特別の措置を講じ もって沖縄県の自立的な発展及び潤いのある豊か

建築士法の一部を改正する法律案

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

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Transcription:

防災 減災等に資する国土強靱化基本法案概要 資料 2 基本理念国土強靱化に関する施策の推進は 東日本大震災から得られた教訓を踏まえ 必要な事前防災及び減災その他迅速な復旧復興に資する施策を総合的かつ計画的に実施することが重要であるとともに 国際競争力の向上に資することに鑑み 明確な目標の下に 大規模災害等からの国民の生命 身体及び財産の保護並びに大規模災害等の国民生活及び国民経済に及ぼす影響の最小化に関連する分野について現状の評価を行うこと等を通じて 当該施策を適切に策定し これを国の計画に定めること等により 行われなければならないこと 基本方針 人命の保護が最大限に図られること 国家及び社会の重要な機能が致命的な障害を受けず 維持され 我が国の政治 経済及び社会の活動が持続可能なものとなるようにすること 国民の財産及び公共施設に係る被害の最小化に資すること 迅速な復旧復興に資すること 施策の策定 実施の方針 既存社会資本の有効活用等により 費用の縮減を図ること 施設又は設備の効率的かつ効果的な維持管理に資すること 地域の特性に応じて 自然との共生及び環境との調和に配慮すること 基本理念及び基本方針を踏まえ 実施されるべき施策の重点化を図ること 民間の資金の積極的な活用を図ること 国土強靱化基本計画の策定 国土強靱化に係る国の他の計画等の指針となるべきものとして 国土強靱化基本計画を定めること 策定手続評価結果に基づき策定 案の作成 推進本部 都道府県 市町村等の意見聴取 閣議決定 記載事項 対象とする施策分野 施策策定に係る基本的指針 その他施策の総合的 計画的推進のために必要な事項 指針となる 国の他の計画 国土強靱化基本計画を基本とする 調和 脆弱性評価の実施 国土強靱化基本計画の案の作成に当たり 推進本部が実施 推進本部が指針を作成 関係行政機関の協力を得て実施 国土強靱化地域計画の策定 国土強靱化に係る都道府県 市町村の他の計画等の指針となるべきものとして 国土強靱化地域計画を定めることができる [ 都道府県 市町村が作成 ] 指針となる 都道府県 市町村の他の計画 国による施策の実施 内閣総理大臣による関係行政機関の長に対する必要な勧告 都道府県 市町村による施策の実施 国土強靱化推進本部の設置 国土強靭化に関する施策の総合的 計画的推進のため 内閣に 国土強靱化推進本部を設置 本部長 内閣総理大臣 副本部長 内閣官房長官, 国土強靱化担当大臣, 国土交通大臣 本部員 他の国務大臣 本部は 関係行政機関の長等に対し 資料提出その他の必要な協力を求めることができる その他 国土強靱化の推進を担う組織の在り方に関する検討 国民及び諸外国の理解の増進

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある大規模災害等 以下単に 大規模災害等 という から国民の生命 身体及び財産を保護し 並びに大規模災害等の国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最小となるようにすることの重要性に鑑み 事前防災及び減災その他迅速な復旧復

二興並びに国際競争力の向上に資する大規模災害等に備えた国土の全域にわたる強靱じんな国づくり 以下 国土強靱化 という の推進に関し 基本理念を定め 国等の責務を明らかにし 及び国土強靱化基本計画の策定その他国土強靱化に関する施策の基本となる事項を定めるとともに 国土強靱化推進本部を設置すること等により 国土強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進し もって公共の福祉の確保並びに国民生活の向上及び国民経済の健全な発展に資することを目的とする 基本理念 第二条国土強靱化に関する施策の推進は 東日本大震災 平成二十三年三月十一日に発生した東北地方太平洋沖地震及びこれに伴う原子力発電所の事故による災害をいう から得られた教訓を踏まえ 必要な事前防災及び減災その他迅速な復旧復興に資する施策を総合的かつ計画的に実施することが重要であるとともに 国際競争力の向上に資することに鑑み 明確な目標の下に 大規模災害等からの国民の生命 身体及び財産の保護並びに大規模災害等の国民生活及び国民経済に及ぼす影響の最小化に関連する分野について現状の評価を行うこと等を通じて 当該施策を適切に策定し これを国の計画に定めること等により 行われなければならない

三 国の責務 第三条国は 前条の基本理念にのっとり 国土強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に策定し 及び実施する責務を有する 地方公共団体の責務 第四条地方公共団体は 第二条の基本理念にのっとり 国土強靱化に関し 国との適切な役割分担を踏まえて その地方公共団体の地域の状況に応じた施策を総合的かつ計画的に策定し 及び実施する責務を有する 事業者及び国民の責務 第五条事業者及び国民は 国土強靱化の重要性に関する理解と関心を深め 国及び地方公共団体が実施する国土強靱化に関する施策に協力するよう努めなければならない 関係者相互の連携及び協力 第六条国 地方公共団体 事業者その他の関係者は 第二条の基本理念の実現を図るため 相互に連携を図りながら協力するよう努めなければならない

四 法制上の措置等 第七条政府は 国土強靱化に関する施策を実施するため必要な法制上 財政上又は税制上の措置その他の措置を講じなければならない 第二章基本方針等 基本方針 第八条国土強靱化は 次に掲げる基本方針に基づき 推進されるものとする 一迅速な避難及び人命の救助に資する体制の確保 女性 高齢者 子ども 障害者等の視点を重視した被災者への支援体制の整備 防災教育の推進 地域における防災対策の推進体制の強化等により 大規模災害等に際して 人命の保護が最大限に図られること 二国家及び社会の重要な機能の代替性の確保 生活必需物資の安定供給の確保等により 大規模災害等が発生した場合においても当該機能が致命的な障害を受けず 維持され 我が国の政治 経済及び社会の活動が持続可能なものとなるようにすること 三地震による建築物の倒壊等の被害に対する対策の推進 公共施設の老朽化への対応 大規模な地震災

五害 水害等の大規模災害等を防止し 又は軽減する効果が高く 何人も将来にわたって安心して暮らすことのできる安全な地域づくりの推進 大規模災害等が発生した場合における社会秩序の維持等により 大規模災害等に起因する国民の財産及び公共施設に係る被害の最小化に資すること 四地域間の連携の強化 国土の利用の在り方の見直し等により 大規模災害等が発生した場合における当該大規模災害等からの迅速な復旧復興に資すること 施策の策定及び実施の方針 第九条国土強靱化に関する施策は 次に掲げる方針に従って策定され 及び実施されるものとする 一既存の社会資本の有効活用等により 施策の実施に要する費用の縮減を図ること 二施設又は設備の効率的かつ効果的な維持管理に資すること 三地域の特性に応じて 自然との共生及び環境との調和に配慮すること 四第二条の基本理念及び前条の基本方針を踏まえ 実施されるべき施策の重点化を図ること 五民間の資金の積極的な活用を図ること 第三章国土強靱化基本計画等

六 国土強靱化基本計画 第十条政府は 国土強靱化に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため 地方公共団体の国土強靱化に関する施策の実施に関する主体的な取組を尊重しつつ 前章に定める基本方針等及び国が本来果たすべき役割を踏まえ 国土強靱化に関する施策の推進に関する基本的な計画 以下 国土強靱化基本計画 という を 国土強靱化基本計画以外の国土強靱化に係る国の計画等の指針となるべきものとして定めるものとする 2 国土強靱化基本計画は 次に掲げる事項について定めるものとする 一国土強靱化基本計画の対象とする国土強靱化に関する施策の分野二国土強靱化に関する施策の策定に係る基本的な指針三前二号に掲げるもののほか 国土強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するために必要な事項 3 内閣総理大臣は 国土強靱化基本計画の案につき閣議の決定を求めなければならない 4 内閣総理大臣は 前項の規定による閣議の決定があったときは 遅滞なく 国土強靱化基本計画を公表

七しなければならない 5 政府は 国土強靱化に関する施策の実施状況を踏まえ 必要に応じて 国土強靱化基本計画の見直しを行い 必要な変更を加えるものとする 6 第三項及び第四項の規定は 国土強靱化基本計画の変更について準用する 国土強靱化基本計画と国の他の計画との関係 第十一条国土強靱化基本計画以外の国の計画は 国土強靱化に関しては 国土強靱化基本計画を基本とするものとする 国土強靱化基本計画の実施に関する勧告 第十二条内閣総理大臣は 国土強靱化基本計画の実施について調整を行うため必要があると認める場合においては 関係行政機関の長に対し 必要な勧告をすることができる 国土強靱化地域計画 第十三条都道府県又は市町村は 国土強靱化に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため 当該都道府県又は市町村の区域における国土強靱化に関する施策の推進に関する基本的な計画 以下 国土強靱

八化地域計画 という を 国土強靱化地域計画以外の国土強靱化に係る当該都道府県又は市町村の計画等の指針となるべきものとして定めることができる 国土強靱化地域計画と国土強靱化基本計画との関係 第十四条国土強靱化地域計画は 国土強靱化基本計画との調和が保たれたものでなければならない 第四章国土強靱化推進本部 設置 第十五条国土強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため 内閣に 国土強靱化推進本部 以下 本部 という を置く 所掌事務 第十六条本部は 次に掲げる事務をつかさどる 一国土強靱化基本計画の案の作成及び実施の推進に関すること 二関係行政機関が国土強靱化基本計画に基づいて実施する施策の総合調整に関すること 三前二号に掲げるもののほか 国土強靱化に関する施策で重要なものの企画及び立案並びに総合調整に

九関すること 国土強靱化基本計画の案の作成 第十七条本部は 国土強靱化の推進を図る上で必要な事項を明らかにするため 大規模災害等に対する脆ぜい弱性の評価 以下 脆弱性評価 という の指針を定め これに従って脆弱性評価を行い その結果に基づき 国土強靱化基本計画の案を作成しなければならない 2 本部は 前項の指針を定めたときは これを公表しなければならない 3 脆弱性評価は 国土強靱化基本計画の案に定めようとする国土強靱化に関する施策の分野ごとに行うものとする 4 脆弱性評価は 国土強靱化に関する施策の分野ごとに投入される人材その他の国土強靱化の推進に必要な資源についても行うものとする 5 本部は 国土強靱化基本計画の案を作成しようとするときは あらかじめ 都道府県 市町村 学識経験を有する者及び国土強靱化に関する施策の推進に関し密接な関係を有する者の意見を聴かなければならない

一〇 6 前各項の規定は 国土強靱化基本計画の変更の案の作成について準用する 組織 第十八条本部は 国土強靱化推進本部長 国土強靱化推進副本部長及び国土強靱化推進本部員をもって組織する 国土強靱化推進本部長 第十九条本部の長は 国土強靱化推進本部長 以下 本部長 という とし 内閣総理大臣をもって充てる 2 本部長は 本部の事務を総括し 所部の職員を指揮監督する 国土強靱化推進副本部長 第二十条本部に 国土強靱化推進副本部長 以下 副本部長 という を置き 内閣官房長官 国土強靱化担当大臣 内閣総理大臣の命を受けて 国土強靱化に関する施策の総合的かつ計画的な推進に関し内閣総理大臣を助けることをその職務とする国務大臣をいう 及び国土交通大臣をもって充てる 2 副本部長は 本部長の職務を助ける

一一 国土強靱化推進本部員 第二十一条本部に 国土強靱化推進本部員 以下 本部員 という を置く 2 本部員は 本部長及び副本部長以外の全ての国務大臣をもって充てる 資料の提出その他の協力 第二十二条本部は その所掌事務を遂行するため必要があると認めるときは 関係行政機関 地方公共団体 独立行政法人 独立行政法人通則法 平成十一年法律第百三号 第二条第一項に規定する独立行政法人をいう 及び地方独立行政法人 地方独立行政法人法 平成十五年法律第百十八号 第二条第一項に規定する地方独立行政法人をいう の長並びに特殊法人 法律により直接に設立された法人又は特別の法律により特別の設立行為をもって設立された法人であって 総務省設置法 平成十一年法律第九十一号 第四条第十五号の規定の適用を受けるものをいう の代表者に対して 資料の提出 意見の表明 説明その他必要な協力を求めることができる 2 本部は その所掌事務を遂行するために特に必要があると認めるときは 前項に規定する者以外の者に対しても 必要な協力を依頼することができる

一二 事務 第二十三条本部に関する事務は 内閣官房において処理し 命を受けて内閣官房副長官補が掌理する 主任の大臣 第二十四条本部に係る事項については 内閣法 昭和二十二年法律第五号 にいう主任の大臣は 内閣総理大臣とする 政令への委任 第二十五条この法律に定めるもののほか 本部に関し必要な事項は 政令で定める 第五章雑則 国土強靱化の推進を担う組織の在り方に関する検討 第二十六条政府は 国土強靱化の推進を担う組織 本部を除く の在り方について 政府の行政改革の基本方針との整合性に配慮して検討を加え その結果に基づいて必要な法制上の措置を講ずるものとする 国民の理解の増進 第二十七条国は 広報活動等を通じて国土強靱化に関する国民の理解を深めるよう努めなければならない

一三 諸外国の理解の増進 第二十八条国は 国際社会における我が国の利益の増進に資するため 我が国の国土強靱化に対する諸外国の理解を深めるよう努めなければならない 附則この法律は 公布の日から施行する

一四

一五理由国土強靱じん化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため 国土強靱化の推進に関し 基本理念を定め 国等の責務を明らかにし 及び国土強靱化基本計画の策定その他国土強靱化に関する施策の基本となる事項を定めるとともに 国土強靱化推進本部を設置する等の必要がある これが この法律案を提出する理由である