ASE GROUP with ASE ジャパンは かけがえのない地球環境と共存すべく自然豊かな山形と調和する企業を目指し 人々が人間性を十分に発揮できる豊かな社会と環境の実現に向け アドバンスエコファクトリーに挑戦し続けます ASE ジャパン 2012 年度環境報告書 1
ASE ジャパン環境方針 環境理念 ASE ジャパンは かけがえのない地球環境と共存すべく自然豊かな山形と調和する企業を目指し 人々が人間性を十分に発揮できる豊かな社会と環境の実現に向け アドバンスエコファクトリーに挑戦し続けます 行動指針 1. 地球温暖化防止 汚染防止 省資源化推進を経営課題として位置づけ 全員参加の環境改善活動を推進して 自然環境の再生を図ります 2. 電子部品製造および販売において 有害物質の排除を継続的に推進し 環境負荷低減に努めます 3. 環境関連の法規制及びその他必要な要求事項を順守すると共に 自主管理基準を設定して環境保全に努めます 4. 環境目的 目標の重点項目としては CO2 削減 省資源 グリーンプロダクトの実現を図ります また定期的な見直しにより 環境マネジメントシステムの継続的改善を図ります 5. 地域社会と協調 連携し 必要に応じ環境に関する技術 管理の情報について公開することで社会に貢献します 本方針は当社で働く又は当社のために働くすべての人に周知し 社内外に公開します 2011 年 1 月 24 日改定 ( 第三版 ) 3
環境目的 目標 2011 年度の実績 2011 年度の環境目的 目標の活動の成果は 次のような達成状況です 目的 管理項目 目標 実績 判定 地球温暖化防止 CO2 排出削減量 (2011 年度 ) CO2 排出量を 2011 年度 377tCO2 削減 505tCO2 を削減しました 省資源化 金使用量削減 2011 年度の金使用量を 12 月までに 9kg 削減 (2010 年 12 月使用量基準 ) 金線の細線化についてお客様との調整が難航し 削減実績が 2.3kg で未達成になりました 2012 年度も引き続き活動を継続します 全員参加の環境改善 目標に合わせ任意設定 2011 年度環境マスバランス 各部門が業務の中から抽出した 15 項目の環境改善活動を実施しました ~ 主な活動 ~ 産業廃棄物の資源化不動性仕掛品の削減回収処理を伴うコンフ レイント件数 各部門にて計画通り推進しました 評価基準 : : 達成度 110% 以上 : 達成度 95% 以上 110% 未満 : 達成度 80% 以上 95% 未満 : 達成度 65% 以上 80 未満 : 達成度 65% 未満 半導体製造においては 多くのエネルギーや化学物質等が使用されます 当社では このような事業活動に伴う環境負荷量について把握し その削減に向けた施策に活用しています 電気 4,711. 1 万 kwh CO2 ( 二酸化炭素 ) 24,995.7t 重油 水 ( 水道水 ) 1,744. 2Kl 161.1km³ 排水 ( 公共用河川 ) 排水 ( 公共下水道 ) 73.4km³ 55.5km³ 化学物質 ガス ( 主に液化窒素 ) 素材 包装部材 51.1t 2,111.1t 2,188.9t 67.8t input output 一般廃棄物 ( リサイクル率 ) 産業廃棄物 ( リサイクル率 ) 有価物 kwh( キロワットアワー ) Kl ( キロリットル ) km 3 ( キロ立方メートル ) t ( トン ) 14.4t (100%) 112.0t (96.6%) 126.2t トヒ ックス topics CO2 排出量 / 削減量グラフ CO2 排出量 原単位 CO2 削減量 電力による CO2 の排出係数は 0.429kgCO2/kwh を使用 廃棄物グラフ ( 原単位 ) 産業廃棄物 一般廃棄物 有価売却 2.00 35000 20.0 1.80 18.0 16.0 1.60 1.41 ] 2 量 O 出 C 排 t [ 30000 25000 14.0 12.0 10.0 8.0 6.0 4.0 万量百減 / 削 2 ] 位 O 個単 C 原 t [ 1.40 個万百 / t 1.20 1.00 0.80 0.60 0.40 1.31 1.31 1.30 1.28 0.75 0.64 0.63 0.57 0.68 0.07 0.08 0.08 0.10 0.12 1.0 4.3 1.1 2.0 0.20 0.55 0.56 0.55 0.59 0.64 20000 2.6 2.3 0.0 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年年 0.00 2007 2008 2009 2010 2011 年 地球温暖化防止活動として CO2 削減活動に取り組んでいますんでいます 2011 年度は生産数 100 万個あたり 2.6t2 の CO2 を削減しました 有価売却の推進推進によりにより 廃棄物廃棄物の 50% を売却していますしています 2011 年度は 緩衝材緩衝材 部材容器 製品製品トレートレー 使用済使用済み IC ソケットなどをなどを有価売却化有価売却化していますしています 4
2011 年度環境分析測定結果 当社では 社外へ排出される排水 騒音 振動を定期的に監視し 確認しております 法を遵守することはもちろん 法規制よりも厳しい社内基準を設定して環境汚染防止に努め クリーンな排出を図っております 水質の監視 ( 排水 ) 管理点 監視項目 単位 法定基準 社内基準 測定結果 判定 公共用河川 1 最終放流口 ph BOD 5.8 以上 ~8.6 以下 25 以下 6.1 以上 ~8.3 以下 20 以下 6.8~7.3 1.0 未満 ~1.9 SS 60 以下 48 以下 1.0 未満 ~32.0 公共用河川 2 最終放流口 ph BOD 5.8 以上 ~8.6 以下 25 以下 6.1 以上 ~8.3 以下 20 以下 7.0~7.4 1.0 未満 ~3.7 SS 60 以下 48 以下 1.0 未満 ~6.6 公共下水道 3 最終放流枡 ph BOD 5.0を超え9.0 未満 600 未満 5.4を超え8.6 未満 480 未満 6.8~8.1 40~120 SS 600 未満 480 未満 27~230 n ヘキサン抽出物 ( 動植物性油脂 ) 30 以下 24 以下 1.3~11 沃素消費量 220 未満 176 未満 10 未満 ~16 ( 用語の説明 ) ph [ 水素イオン濃度 ] : 水の酸性 アルカリ性を表す指標 phが7で中性 7より小さいと酸性 7より大きいとアルカリ性 BOD[ 生物化学的酸素要求量 ] : 水中の有機物が微生物の働きによって分解されるのに消費された酸素量 SS [ 浮遊物質量 ] : 水中に溶解せず浮遊している物質の量 nヘキサン抽出物 : ノルマルヘキサン抽出物 水中の 油分等 を表わす指標 沃素消費量 : 下水中に存在する還元物質の指標 ( 社内基準 ) 法定基準の 80% を社内基準に設定し 監視しています 騒音 振動の監視 管理点 時間の区分 単位 法定基準 社内基準 測定結果 判定 敷地境界騒音 午前 6 時から午前 8 時まで 65 以下 45~53 午前 8 時から午後 7 時まで 70 以下 45~54 午後 7 時から午後 9 時まで 65 以下 46~54 午後 9 時から翌日の午前 6 時まで 55 以下 46~53 敷地境界振動 午前 8 時から午後 7 時まで 65 以下 40 未満 午後 7 時から翌日の午前 8 時まで 60 以下 40 未満 当社は 騒音 振動については法規制区域外ですが 工業地域の基準に準じて自主的に管理しています 法基準を遵守遵守するとともにするとともに よりより厳しいしい社内基準社内基準もクリアクリアしておりますしております 5
環境目的 目標 2012年度の計画 目的 環境目的 目標は 環境方針 環境動向 環境影響評価結果で著しい環境側面として 登録された項目などを考慮して 次のように決定し進めています 管理項目 地球温暖化 防止 省資源化 全員参加の 環境改善 目標 主な計画 2012年度 CO2排出量を 2012年度 3413tCO2 削減 設備効率化による電力削減 空調合理化運転による電力削減 圧縮空気消費量削減による電力削減 冷却水負荷軽減による電力削減 空調合理化運転によるA重油削減 金使用量削減 2012年度の金使用量を 12月までに25kg削減 目標に合わせ 任意設定 各部門で出来る環境に関する改善活動を 設定し実施 余剰在庫品の削減 廃棄物の資源化 受入検査仕様の見直しによる廃棄L/Fの重さ低減 省エネ 省資源の改善提案活動推進 業務効率向上による省資源化 CO2 排出削減量 ボンディング ワイヤー細線化 Cu ワイヤー化 環境コミュニケーションの実施状況 地域の一員として地域の方々から喜ばれるように 従業員一人ひとりが社会のベストパートナー になることを目指して 従業員の環境意識高揚 地域への社会貢献活動などを推進しています おきたま企業の森づくり 当社は 置賜の森をみんなの手でネットワーク に参加し 高畠町の安久津八幡山において 松くい虫 被害から森を守るための保全活動を行っています 年10月30日 当社からは8名が参加し 安久津八幡山を守る会及び地元中学生との協働で いろはもみじの植樹 下草刈などを行いました 2011 6
ボランティア活動 地域社会への貢献活動として 高畠駅周辺及びコミュニティー 太陽館 の清掃ボランティア活動を実施しています 2011 年11月12日 21名が参加し クモの巣の除去 窓拭き 落ち葉の回収などをしました 施設見学 下水道終末処理場の見学を通して 下水道の役割 重要性について学びました 2011 年6月24日 部門代表の8名が参加し 汚水の浄化される仕組みなど 下水道への理解を深めることができました エコドライブ教習会 外部インストラクーによるエコドライブ教習会を開催し 環境に配慮した 燃料を無駄にしない自動車の使い方 エコド ライブ を習得することで 地球温暖化防止に貢献します 2011 年6月15日 10名が参加し実施しました 累計で 120名の参加実績になっています ライトダウンキャンペーン参加 全国一斉 昼も夜もライトダウンキャンペーン2011 6月22日から8月31日の18時 24時は 屋外 照明を消灯し 夏の電力消費量抑制に貢献しまし た 山形県主催の エコスタイルチャレンジ 事業に参加登録し 地球温暖化防止の ための活動を行いました 会社独自に意識啓蒙ポスターを作成し 全職場に掲示することで従業員の意識 向上を図っています 7
会社概要 社名 ASEジャパン株式会社 創立 2004 年 ( 平成 16 年 )6 月 1 日代表取締役鍾智孝 資本金 3 億 6 千万円 事業内容電子部品の製造と販売 従業員総数 643 名 (2012 年 4 月 1 日 ) 沿革 1964: ( 昭和 39 年 ) 株式会社日電高畠製作所設立 1965: ( 昭和 40 年 ) 高畠工場操業開始 1969: ( 昭和 44 年 ) 山形日本電気株式会社に商号変更 1982: ( 昭和 57 年 ) デミング賞受賞 1986: ( 昭和 61 年 ) PM 賞受賞 1992: ( 平成 4 年 ) ISO9002 認証取得 1997: ( 平成 9 年 ) ISO14001 認証取得 QS9000 認証取得 1998: ( 平成 10 年 ) ISO9001 認証取得 2004: ( 平成 16 年 ) ISO/TS16949 認証取得同年 6 月 ASEジャパン株式会社設立 ISO9001 認証取得 ISO/TS16949 認証取得 ISO14001 認証取得 2008: ( 平成 20 年 ) QC080000 認証取得 ISO ISO14001 登録証 (20 2010 年 11 月 19 日登録更新 ) 編集後記 当社は 自然豊かな山形と調和する企業を目指すと共に 皆様から信頼される企業となるよう前進しつづけたいと考えております 今後も 地域の皆様や様々なステークスホルダー ( 利害関係者 ) の皆様とのコミュニケーションを大切に ASE ジャパンの環境への取り組みについて ご理解を少しでも深めていただきますよう環境報告書を発行してまいります ASEジャパン株式会社 住 所 9920324 山形県東置賜郡高畠町入生田大字 1863 番地 発行責任者 EMS 管理責任者村山慶司 発 行 2012 年 5 月 お問い合わせ先 管理部 TEL (0238) 572211( 代表 ) FAX (0238) 575193 8