○ 被害児童生徒・保護者の意向を的確に把握し、調査方法を工夫しながら調査を進めること。

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小樽市立北陵中学校いじめ防止基本方針令和元年 5 月改定 1. はじめにいじめの問題は 生徒が夢と誇りを持ち 生き生きと学校生活を送ることを妨げる重大な人権上の問題です 平成 25 年 6 月に いじめ防止対策推進法 が成立し 北海道においては 平成 26 年 4 月に 北海道いじめの防止に関する条

( 県 p9) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 重大事態があった場合等に適切に対応できるよう 体制を整備する ( 国 p20 31) (5) 私立学校におけるいじめに対する対応県の私立学校主管部局において 所管する学校における定期的なアンケート調査 個人面談の

神奈川県立逗子高等学校いじめ防止基本方針 1 いじめの防止等に関する基本的な考え方 ( 本校のいじめ防止に関する基本的な姿勢 ) いじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に重大な危険を生じさせるお

(1) 組織の役割 1 未然防止ア ) いじめが起きにくい, いじめを許さない環境づくり 2 早期発見 事案対処ア ) いじめの相談 通報を受け付ける窓口イ ) いじめの早期発見 事案対処のための, いじめの疑いに関する情報や児童の問題行動などに係る情報の収集と記録, 共有ウ ) いじめに係る情報

重大事態が疑われる事案が発生した時に、その原因がいじめにあるかを判定する。

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

いて正しく理解し 自分と他者の人権をともに大切にし 実践的な態度を身につけられるよう努めます また 生徒自らがいじめの問題を自分のこととして捉え 考え 議論する活動や校内でいじめ撲滅や命の大切さを呼びかける活動を進めるなど 生徒自らがいじめの未然防止に主体的に取り組み 全ての生徒にとって居心地のよい

平成 30 年度滋賀県立大津清陵高等学校 通信制 いじめ防止基本方針 はじめにいじめは いじめを受けた生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長および人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがあるものです こうしたいじめから一人でも多

る行為 ( インターネットを通じて行われるものを含む ) であって 当該行為の対象となった児童等が心身の苦痛を感じているものをいう 個々の行為が いじめ に当たるか否かの判断は 表面的 形式的にすることなく いじめられた児童生徒の立場に立つことが必要である この際 いじめには 多様な態様があることに

Taro-青森県いじめ防止基本方針改定(確定版)

3. いじめの未然防止のための取組未然防止の基本とは 児童が周囲の友人や教職員と信頼できる関係の中 安心 安全に学校生活を送ることができ 規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加 活躍できるような授業づくりや集団づくり 学校づくりを行っていくことである この基本をもとに取組を進める また 本校教職員

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

寝屋川市いじめ防止基本方針 平成 28 年 11 月 ( 最終改定平成 29 年 10 月 23 日 ) 寝屋川市

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

(1) いじめの未然防止いじめはどの子どもにも起こりうるものです このことを踏まえ 本校では 全ての児童生徒を 心の通う対人関係を構築できるよう育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係者と一体となって継続的な取組を進めます また あらゆる教育活動を通じて 全ての児童生徒に い

Taro-⑫ 「栃木県いじめ防止基本方針」

Microsoft Word - H30いじめ基本方針 改定版

神戸市立月が丘小学校いじめ防止基本方針 はじめに月が丘小学校は 教職員 保護者 地域が一体となって いじめの問題に取り組むよう いじめ防止対策推進法 第 1 3 条の規定に基づき いじめ防止等のための対策を総合的 かつ効果的に推進するために 基本的な方針 ( 以下 月が丘小学校基本方針 という )

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方 はじめにいじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

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平成 30 年度 五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 はじめにこの五泉市立川東小学校いじめ防止基本方針 ( 以下 学校基本方針 という ) は いじめ防止対策推進法 ( 平成 25 年法律 71 号以下 法 という ) 第 13 条の規定に基づき 本校におけるいじめ防止等のための対策を効果的に推進

目 次 1 年間取組計画 2 2 いじめ対応マニュアル 4 3 いじめ防止等に対する基本的な考え方 5 (1 いじめ防止対策推進法制定の意義 (2 学校いじめ防止基本方針 4 いじめ防止等の対策 6 (1 学校いじめ防止等の組織の設置 (2 いじめ防止等のための取組 5 重大事態への対処 8 (1

や 傍観者とならず いじめを止めさせるための行動をとることの重要性を理解させるよう努めるとともに 豊かな情操や規範意識 自尊感情や自己有用感 社会性 人を思いやる心などを育みます さらに 生徒が豊かな人間関係をつくることができるよう 発達段階に応じて生徒一人ひとりに相手の気持ちを理解できる心の育成を

4 いじめの疑いに関する情報があった時の緊急会議の実施 いじめの情報迅速な共有 関係児童等への事実関係の聴取 指導や支援の体制 対応方針の決定 保護者との連携した対応の実施 5 必要に応じた説明 ( 公表 ) への対応決定 6 いじめ防止等に係る校内研修を企画し 計画的に実施 3 いじめ防止に向けた

秩父市 秩父市いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 秩父市

別添2 いじめの防止等のための基本的な方針(平成25年10月11日文部科学大臣決定)の改定について【主な改定事項】

川口市立原町小学校いじめ防止基本方針 平成 27 年 9 月 1 日 川口市立原町小学校 はじめに 本校では いじめ防止のために 積極的な生徒指導の推進に力を入れている いじめの未然防止には 児童が安心 安全に学校生活を送ることができ 規律ある態度で授業やその他の教育活動に主体的に参加 活躍できるこ

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

て, 組織的 実効的に取り組むことを目的とする 2 構成教職員,SCや社会福祉士など心理や福祉の専門家, 弁護士, 精神科医等の医師, 教員 警察官経験者などの地域人材等 3 組織の役割学校が組織的にいじめの防止等に取り組むに当たり, 次のような役割を担う アいじめの予防に関して 学校基本方針に基づ

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 平成 30 年 12 月改定 鎌倉市立関谷小学校

学校いじめ防止基本方針 北海道札幌琴似工業高等学校 1 学校いじめ防止基本方針いじめは全ての生徒に関係する問題であり いじめ問題根本的な克服のためには 全ての生徒を対象としたいじめ未然防止の観点が重要である この観点に立脚し 学校の教育活動全体を通じ 生徒の豊かな情操や道徳心を涵養するとともに生徒が

平成 30 年度松江市立大野小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定平成 28 年 9 月改訂平成 29 年 9 月改訂平成 30 年 9 月改訂 1 はじめにいじめは 人として決して許されない行為である 本校児童の生活態度を見てみると とても落ち着いた様子が窺えるが アンケートQ-Uの

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

Ⅰ いじめ問題に関する基本的な考え方はじめに いじめは, 決して許されてはならない行為です しかし, いじめはどの学校のどの児童にも起こりうる問題であり, 本校についても例外ではありません これまでも, 各学級において生徒指導上の問題として担任をはじめ学校全体で問題の解決に取り組んできました そのよ

対象としたいじめの未然防止の観点が重要である このため 本校では 全ての生徒に心の通う対人関係を構築できるような力を育み いじめを生まない環境をつくるために 地域 家庭その他の関係機関と一体となって継続的な取組を進める また 教育活動全体を通じ 全ての生徒に いじめは決して許されない ことの理解を促

Ⅱ いじめ防止等のための具体的取組 1 いじめの未然防止 (1) 基礎 基本的事項の習得とすべての児童が参加 活躍できる授業をめざし わかる授業づくりをすすめる (2) 道徳教育の充実を図り 特別活動を通して規範意識や集団の在り方等についての理解と実践的態度の育成に努める (3) 月に 1 度 担任

いじめ対策のポイントといじめ防止基本方針の改定

(4) 生徒 保護者 地域に対する情報発信 いじめ防止基本計画 及び学校評価結果 ( 生徒 保護者 教員対象アンケート ) を学校経営案や本校ホームページ等に掲載し その取組を広く情報発信する (5) いじめ事案への対応 資料 2 ア初動いじめが疑われる問題行動の情報が入った場合 直ちに当該学年団

宮城県いじめ防止基本方針 平成 2 5 年 1 2 月 宮城県 宮城県教育委員会 ( 最終改定平成 30 年 3 月 )

目次 はじめに 1 1 いじめの防止等のための対策の基本的な方向について 1 (1) いじめの定義 (2) いじめの防止等に関する基本的な考え方 2 いじめの防止等のための対策の内容について 2 (1) いじめ防止対策委員会 1 設置及び組織 2 役割及び活動 3 活動に関する留意事項 (2) いじ

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

加須市審議会等の会議の公開に関する要綱の運用の手引

平成 31 年度富山県立となみ東支援学校いじめ防止基本方針 富山県立となみ東支援学校 Ⅰ いじめに対する基本的な考えいじめは いじめを受けた児童生徒の教育を受ける権利を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず その生命又は身体に危険を生じさせるおそれのあるもので

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

PowerPoint プレゼンテーション

指導計画の作成 実行 進行管理 いじめの未然防止 早期発見 事案の実効的対処 ( 早期対応 重大事態への対応 ) いじめの 疑い 認知 及び 解消 解決 の判断 校内研修の実施を行い いじめを把握した際の解決に向けた対応方針の決定 関係機関との連携等 学校が一丸となっていじめに組織的 継続的に対応す

目次 Ⅰ 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義及び基本的な方向 1 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義 2 いじめ防止等の対策に関する基本的な考え 3 いじめ防止等のための組織 4 その他いじめ防止等のための対策に関する重要事項 Ⅱ 基本理念 1 いじめに対する基本認識 2 未然防止に向けて 3

北海道いじめ防止基本方針のポイント

滋賀県いじめ防止基本方針 構成案

2 いじめ防止等に取り組むための校内組織 いじめの防止等を実効的に行うため 以下の構成員により 学校いじめ防止対策委員 会 を設置します 学校いじめ防止対策委員会 学校内 氏名 役職 氏名 役職 丸瀨節子 校長 教頭 大津裕子 総括教諭 長谷川佳子 総括教諭 内藤恵理子 総括教諭 原口恵里 総括教諭

(1) いじめの防止いじめはどの子どもにも どの学校でも 起こりうるものです このことを踏まえ より根本的にいじめの問題を克服するためには 全ての生徒を対象とした いじめの未然防止の観点が重要です このため 本校では 全ての生徒を 心の通う対人関係を構築できるよう育み いじめを生まない環境をつくるた


Taro-附属小学校いじめ防止基本方

米原市いじめの防止等のための基本方針

目次 Ⅰ 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義及び基本的な方向 1 太田市いじめ防止基本方針 策定の意義 2 いじめ防止等の対策に関する基本的な考え 3 いじめ防止等のための組織 4 その他いじめ防止等のための対策に関する重要事項 Ⅱ 基本理念 1 いじめに対する基本認識 2 未然防止に向けて 3

Taro-07_学校体育・健康教育(学

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

(7) 生徒 保護者への啓発活動 * 学期末保護者会でのいじめの現状報告と未然防止の講話 *SNS の使用にあたり 親子ルール作り等を示す (8) 教職員の研修 * モラールアップ研修会を行い 体罰や不適切な発言がいじめにつながるということを確認する * 過度の競争意識 勝利至上主義 生徒のストレス

会津高校いじめ対応マニュアル 先生方へ支援や指導の具体的な場面でご活用ください 誰が どのような場面で どのような立場で支援 指導にあたるかはケースバイケースですが この内容を 会高版スタンダード として私たち全教職員が身に付けた上で 常に複数で関わりながら柔軟に対応していきたいと考えています 1

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

目 次 1. はじめに 1 2. いじめの定義 1 3. いじめの禁止 2 4. いじめ防止等のための組織 2 < 指導体制 > 5. 学校全体としての取組 3 < 学校の基本姿勢 > ( 1 ) いじめ防止のための取組 ( 2 ) いじめの早期発見 ( 3 ) いじめへの対処 ( 4 ) 家庭及び

第1部 いじめ問題総合対策の基本的考え方

平成18年度標準調査票

目次 基本方針策定の趣旨 1 1 いじめの防止等のための対策の推進に関する基本的な方向 (1) いじめの防止等のための対策に関する基本理念 2 (2) いじめの定義 3 (3) いじめの理解 4 (4) いじめの防止等に関する基本的な考え方 5 (5) 県等の責務 7 2 県 県教育委員会が実施する

Microsoft Word - 04 西花畑小学校いじめ防止基本方針

Microsoft Word - H29 いじめ防止基本方針.docx

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

岐阜県における いじめの防止等のための基本的な方針 平成 26 年 3 月 ( 平成 29 年 8 月 22 日改定 ) 岐阜県

金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする 嫌なことや恥ずかしいこと 危険なことをされたり させられたりする ネット上で誹謗中傷や嫌なことをされる 3 いじめの防止等の対策のための組織の設置いじめの未然防止 早期発見 早期対応を組織的 実効的に行うため いじめ防止等対策委員会 を設置

粟野小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 3 月改定 はじめに いじめは いじめを受けた児童の基本的人権を著しく侵害し その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず 生命または身体に重大な危険を生じさせるおそれがある 一方 いじめはどの子どもにも どの学校にも起こりうる 極め

2 いじめの防止等のための基本的な施策 (1) 基本となる取組 1 いじめの未然防止のための取組ア学校の重点目標の一つに いじめ防止 を掲げ いじめをしない 見逃さないことに組織的に取り組む イ教育活動全体を通して 児童の自己有用感と自己肯定感を高め 規範意識と人間関係能力を高める ウ道徳の時間を要

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いじめ防止対策の都道府県差の是正に向けた取組強化について

熊本県いじめ防止基本方針 ( 改訂版 ) 平成 28 年 2 月 9 日 熊本県

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冷やかしやからかい 悪口や脅し文句 嫌なことを言われる仲間はずれ 集団による無視をされる軽くぶつかられたり 遊ぶふりをして叩かれたり 蹴られたりするひどくぶつかられたり 叩かれたり 蹴られたりする金品をたかられる金品を隠されたり 盗まれたり 壊されたり 捨てられたりする嫌なことや恥ずかしいこと 危険

2 横浜市いじめ防止基本方針 の改定について横浜市は 平成 25 年 12 月に いじめ防止対策推進法 第 12 条に則り 横浜市いじめ防止基本方針 を策定し いじめ防止等の取組を全市で進めてきました しかし 東日本大震災から横浜市の小学校に転入してきた児童に対するいじめ事案について 教育委員会や学

伊勢原市いじめ防止基本方針 平成 26 年 9 月 ( 改定平成 30 年 2 月 ) 伊勢原市伊勢原市教育委員会

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岐阜市立長森南小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 3 月策定令和元年 7 月改定はじめに平成 25 年 9 月 28 日 いじめから児童生徒を守るため 学校や行政の責務を定めた いじめ防止対策推進法 ( 以下法という ) が施行された 同法は大津市の中 2 男子いじめ自殺問題をきっかけに成立し

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

別添 1 三重県いじめ防止基本方針 平成 26 年 1 月 29 日三重県 ( 最終改定平成 31 年 3 月 7 日 )

学校の危機管理マニュアル作成の手引

目次 はじめに 1 第 1 いじめの防止等のための対策の基本的な方向に関する事項 2 1 いじめの定義 2 2 いじめの理解 3 3 いじめの防止等に関する基本的考え方 4 (1) いじめの防止 4 (2) いじめの早期発見 4 (3) いじめへの対処 5 (4) 地域 家庭との連携について 5 (

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

表 いじめ対策委員会 学校内 学校外 校長 年学年主任 学校評議員 PTA 会長 教頭 年学年主任 学校評議員 PTA 副会長 生徒指導担当 年学年主任 学校評議員 PTA 副会長 支援教育コーディネータ 管理グループリーダー 学校評議員 PTA 副会長 養護教諭 スクールカウンセラー 学校評議員

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学校いじめ防止基本方針

別紙(例 様式3)案

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(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

山梨県いじめの防止等のための基本的な方針 平成 26 年 3 月 ( 最終改定平成 30 年 9 月 ) 山梨県 山梨県教育委員会

横須賀市立大津中学校 学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 1 日策定 平成 31(2019) 年 4 月 1 日改定 1 いじめ防止等に向けた基本姿勢 いじめの定義 いじめ防止対策推進法( 平成 25 年法律第 71 号 ) 第 2 条より いじめ とは 児童等に対して 当該児童等が在籍

島本町いじめ防止等基本方針(案)

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4 いじめの対応のための取組 1 未然防止の取組 (1) 授業づくりに関わること 同学年と連携をとりあい わかる授業づくりをすすめる すべての児童が授業に参加 学習場面で活躍できる授業を工夫する 教材 教具の工夫をする 弁護士による出前授業の位置づけ (2) 個人に関わること〇特に配慮が必要な児童へ

もくじ はじめに 2 Ⅰ 改善基本 5 か年計画の基本構想 3 Ⅱ いじめ問題に関する基本的な考え方 4 Ⅲ 未然防止への取組 5 Ⅳ 早期発見 早期対応への取組 5 Ⅴ 関係機関との連携を強化した取組 6 Ⅵ 推進体制 検証体制を整える取組 7 改善基本 5 か年計画の見方 行動目標基本目標を達成

学校いじめ防止基本方針」(例)

Transcription:

北海道いじめ防止基本方針 改定の概要について 改定の趣旨 北海道いじめの防止等に関する条例 附則第 2 項において 条例の施行の日から起算して 3 年を目途として 国内の法制度の動向等を踏まえて必要な措置を講じるものとされていることから 平成 29 年度中に 北海道いじめ防止基本方針 を改定する ( 平成 29 年 3 月 文部科学省は 国の いじめの防止等のための基本的な方針 を改定 ) 主な改定内容 ( 新たに追加する内容 ) Ⅰ いじめの防止等のための対策の基本的な方向に関する事項 1 いじめの防止等に関する基本的な (1) いじめの防止等の対策に関する基本理念 対人関係からのトラブルを通じて学ぶことや成長する機会もあることから そうした問題を自ら解決しようとする力の育成についても基本理念に示す けんかなど交友関係から生じたトラブルやいじめの問題を解決し 人間関係を修復していく力を身に付け 変化の激しい社会において 自立し 粘り強く たくましく生きていくことができる力を育む (2) いじめの理解アいじめの定義 誰もがいじめの被害者にも加害者にもなり得ることを踏まえて対応することや 事案に応じて いじめ という言葉を使わずに柔軟に対応すること 多くの児童生徒が被害児童生徒としてだけではなく 加害児童生徒としても巻き込まれることや被害 加害の関係が比較的短期間で入れ替わる事実を踏まえ 対応する 軽い言葉で相手を傷つけたが すぐに謝罪し良好な関係を再び築くことができた場合等においては 学校は いじめ という言葉を使わず指導するなど 柔軟な対応による対処も可能であるが そうした事案であっても いじめ に該当するため 学校いじめ対策組織で情報共有して対応する けんか や ふざけ合い であっても背景にある事情の調査を行い いじめに該当するか否かを判断すること けんか や ふざけ合い であっても 見えない所で被害が発生している場合もあるため 背景にある事情の調査を行い 児童生徒の感じる被害性に着目し いじめに該当するか否かを判断する ささいに見える行為でも表には現れにくい心理的な被害を見逃さない姿勢で対応する 発達障がいを含む児童生徒等 特に配慮が必要な児童生徒に対して適切に支援を行うこと 例えば 発達障がいを含む障がいのある児童生徒 海外から帰国した児童生徒や外国人の児童生徒等 性同一性障害や性的指向 性自認に係る児童生徒 東日本大震災により被災した児童生徒又は原子力発電所事故により避難している児童生徒 等 特に配慮が必要な児童生徒について 当該児童生徒の特性を踏まえた適切な支援を行う - 1 -

エ いじめの解消 項目追加 いじめの 解消 の判断基準を明確にすること いじめが 解消している 状態とは 次の2つの要件が満たされている必要がある ただし 要件が満たされている場合であっても 必要に応じ 被害児童生徒と加害児童生徒の関係修復状況など他の事情も勘案して判断する また 解消の見極めに当たっては 学校や保護者のほか 学校いじめ対策組織を活用し 必要に応じてスクールカウンセラーなどを含めた集団で判断する 1 いじめに係る行為が止んでいること 被害児童生徒に対する心理的又は物理的な影響を与える行為が止んでいる状態が相当の期間継続していること 期間は少なくとも3か月を目安 さらに長期の期間が必要であると判断される場合は より長期の期間を設定する 2 被害児童生徒が心身の苦痛を感じていないこと 被害児童生徒がいじめの行為により心身の苦痛を感じていないこと 被害児童生徒本人及びその保護者に対し 面談等により確認する 学校は 被害児童生徒を徹底的に守り通し その安全 安心を確保する責任を有する 2 学校と家庭 ( 保護者 ) の責務及び地域の役割 (1) 学校及び学校の教職員の責務ア学校の責務 学校は加害児童生徒に加害行為を認識させること 学校は 加害児童生徒にいじめの非に気付かせ いじめを受けた児童生徒への謝罪の気持ちを醸成させる イ 教職員の責務 教職員はいじめを発見した場合等において組織的に対応すること 教職員は いじめを発見した場合等は 速やかに学校いじめ対策組織に情報を報告し 組織的な対応に繋げる 教職員は 学校いじめ対策組織で情報共有を行った後は 組織的な対応の下 被害児童生徒を徹底して守り通す 教職員は 不適切な言動等によりいじめを助長することのないよう十分留意する (2) 保護者の責務 保護者はいじめの未然防止のために 保護者自身の意識を一層高めることが必要なこと 保護者は 必要に応じ 自ら範を示すなどして基本的な生活習慣や社会生活上のルールやマナーを児童生徒に身に付けさせる 保護者はいじめを受けている児童生徒に対し 適切に対応すること 保護者は その保護する児童生徒がいじめを受けている場合には 気持ちを受け止め 心と体を守ることを第一に考え 絶対に守る という気持ちを伝え 安心させるとともに 児童生徒の心情等を十分に理解し 対応するよう努める - 2 -

3 道の責務 (1) 学校の設置者としての責務 道はいじめの積極的な認知やいじめの早期発見のために アンケート調査の工夫等を行うこと 道は 道立学校に対し いじめを訴えやすいようなアンケート調査の工夫改善を行うとともに アンケート調査実施後に 関係児童生徒に対する個人面談を必ず実施するよう指導する Ⅱ いじめの防止等のための対策の内容に関する事項 1 道と市町村における基本方針の策定と組織の設置 (1) 地方いじめ防止基本方針の策定ア道の取組 道は市町村を支援し 地方いじめ防止基本方針の策定を促進すること 道は 様々な機会を通じて市町村における地方いじめ防止基本方針の策定の必要性について説明するとともに 市町村の実情に応じて必要な支援を行い 基本方針の策定を促進する イ 市町村の取組 市町村は地方いじめ防止基本方針の意義を理解し 策定に努めること 市町村は地方いじめ防止基本方針が 国の基本方針と学校いじめ防止基本方針の結節点となるものであり 地域内における対策の格差を生じさせない観点からも 地方いじめ防止基本方針を策定する 地方いじめ防止基本方針を策定又は見直す際には 必要に応じて 保護者 地域住民 関係機関等や児童生徒の意見を取り入れるとともに 道からの情報提供 指導 助言を得ながら進める (2) いじめ問題対策連絡協議会の設置ア道の取組 学校の内外を問わず 児童生徒の自主的 主体的な参加により行われる文化 スポーツ活動におけるいじめの防止等の取組について 関係機関 団体との連携をより一層図る観点から いじめ問題対策連絡協議会の構成機関に関係団体を追加する いじめ問題対策連絡協議会にスポーツ関係団体を追加する - 3 -

2 学校の設置者が実施すべき施策 (1) いじめの防止ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) 児童生徒のいじめ防止に向けた自主的な活動を推進すること 児童生徒同士がいじめの問題を自分のこととして捉え 考え 議論する自主的な活動を推進する 幼児期の教育においていじめ防止に向けた取組等を促すこと いじめの未然防止に向けて 幼児期の教育においても 発達の段階に応じ 相手を尊重する気持ちを持って行動できるよう取組を推進することや 就学前のガイダンス等の機会を捉え 幼児や保護者に対するいじめの未然防止に係る取組を企画 提案する (2) いじめの早期発見ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーのより一層の活用を促進すること スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーによる自身の活動 ( 相談日等 ) の周知を促進する スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーが学校のいじめ対策組織の構成員である場合 児童生徒 保護者等に対し 自身が組織の一員であることの周知を促進する (3) 関係機関等との連携等ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) いじめ防止等の取組について地域や関係機関と情報共有し 連携しながら進められるよう支援すること 学校が 当該学校のいじめに係る状況や対策などをPTAや地域の関係機関 団体等と個人情報の取扱に留意の上 早期に情報共有しながら 連携 協働した取組を進められるよう支援する (4) いじめの防止等のための対策に従事する人材の確保及び資質の向上ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) 教職員が子どもと向き合い いじめの防止等に適切に取り組むよう 学校指導体制の整備に努め 学校運営の改善を支援すること 部活動外部指導者の活用 部活動休養日の徹底や教員が行う業務の明確化を含む教職員の業務負担の軽減を図り 学校指導体制の整備に努め 学校運営の改善を支援する (5) インターネットを通じて行われるいじめに対する対策の推進ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) インターネット上のいじめに対する指導や情報モラル教育を充実すること インターネット上では 一度拡散した情報を消去することが難しいことや インターネット上のいじめや不適切な行為が被害者にとどまらず学校 家庭及び地域社会に多大な被害を与える危険性について児童生徒に啓発する - 4 -

(7) 啓発活動ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) 保護者等への啓発活動等を一層推進すること 保護者のいじめ問題に関する意識を把握するためのアンケート調査を実施するなど 啓発活動を実施する (8) 学校の設置者による措置ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) いじめへの事案対処の際 学校への支援を充実すること 学校に対し いじめへの事案対処の際に 早期に必要な措置を講ずるよう指示するとともに 必要に応じ スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの派遣を行うなど支援を行う イ 市町村の取組 市町村はいじめを受けた児童生徒やその保護者に対しては 就学校の指定の変更等の対応をすること 市町村の教育委員会は いじめを受けた児童生徒又はその保護者が希望する場合には 就学校の指定の変更や区域外就学等の弾力的な対応を検討する (9) 学校相互間の連携協力体制の整備ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) 再発防止等の観点から 情報の適切な引継ぎが確実に行われるよう指導すること 児童生徒の個人情報の取扱いに配慮しながら いじめ等に関する指導記録等の引継ぎを確実に実施するよう指導する (10) 学校評価等における留意事項ア道の取組 ( イ市町村の取組 ) いじめ防止等の取組に係る評価が適切に行われるよう学校評価や教職員評価の方法等について指導すること 学校いじめ防止基本方針に基づく取組の実施状況を学校評価に位置付ける いじめに対する組織的な対応等が評価されることを教職員に周知徹底するよう指導する 児童生徒等の状況を踏まえた目標を立て 具体的な取組状況や達成状況を評価し 評価結果を踏まえた改善に取り組むよう指導する 教職員の評価において 学校におけるいじめ防止等の対策の取組状況を積極的に評価するよう指導する - 5 -

3 学校が実施すべき施策 ( 道立学校 ( 市町村立学校 私立学校 )) (1) 学校いじめ防止基本方針の策定 学校いじめ防止基本方針を定める意義を明確化すること 学校いじめ防止基本方針を定める意義 学校いじめ防止基本方針に基づく対応が徹底されることにより 教職員がいじめを抱え込まず かつ 組織として一貫した対応となる いじめの発生時における学校の対応をあらかじめ示すことは 児童生徒及びその保護者に対し 児童生徒が学校生活を送る上での安心感を与えるとともに いじめの加害行為の抑止につながる 加害者への成長支援の観点を基本方針に位置付けることにより いじめの加害者への支援につながる 学校いじめ防止基本方針の中核的な内容を明確化すること 学校いじめ防止基本方針の中核的な内容 いじめの防止等の取組を体系的 計画的に行うための包括的な取組の方針 学校いじめ防止プログラム の策定等 いじめの情報共有の手順及び情報共有すべき内容の明示 アンケート いじめの通報 情報共有 適切な対処等の在り方についてのマニュアルの作成 ( 早期発見 事案対処マニュアル の策定等) 年間を通じた具体的な活動 加害児童生徒が抱える問題を解決するための具体的な対応方針 学校いじめ防止基本方針の取組目標を設定し 学校評価において評価すること 学校いじめ防止基本方針において いじめ防止等のための取組に係る目標を設定し 学校評価において目標の達成状況を評価し 評価結果を踏まえ 取組の改善を図る 学校いじめ防止基本方針の策定 見直しの際に 児童生徒の意見も取り入れ 分かりやすい方針となるよう努めること 学校いじめ防止基本方針を策定 見直す際には 児童生徒に対するアンケートや協議の場を設けるなどして より分かりやすい基本方針となるよう努める 学校いじめ防止基本方針の内容を児童生徒 保護者 関係機関等に説明すること 学校いじめ防止基本方針を学校のホームページへの掲載 学校便りに記載し配布 学校内への掲示その他の方法により 児童生徒 保護者や地域住民が学校いじめ防止基本方針の内容を容易に確認できるような措置を講じるとともに その内容を必ず入学時 各年度の開始時に資料を配布するなどして 児童生徒 保護者 関係機関等に説明する また 年度中途の転入等の場合も 同様に当該児童生徒 保護者に説明する (2) 学校におけるいじめの防止等の対策のための組織 学校いじめ対策組織の意義を明確化すること 学校いじめ対策組織の意義 いじめについては 特定の教職員で問題を抱え込まず学校が組織的に対応することにより 複数の目による状況の見立てが可能となる 心理や福祉の専門家であるスクールカウンセラー スクールソーシャルワーカー 弁護士 医師 警察官経験者等の外部専門家が参加しながら対応することなどにより より実効的ないじめの問題の解決に資することが期待される - 6 -

学校いじめ対策組織の構成を明確化すること 学校いじめ対策組織の構成等については 次のとおり 自校の複数の教職員 心理 福祉等に関する専門的な知識を有する者 その他の関係者により構成 組織的な対応の中核として機能する体制を学校の実情に応じて決定 未然防止 早期発見 事案対処の実効化のため 組織の構成を適宜工夫 改善できるよう柔軟な組織 学校いじめ対策組織の体制を整備すること 学校いじめ対策組織の体制の整備については次のとおり 的確にいじめの疑いに関する情報を共有し 共有された情報を基に 組織的に対応できる体制 事実関係の把握 いじめであるか否かの判断を組織的に行うことができる体制 迅速に対応できるよう構成員全体の会議と日常的な関係者の会議に役割分担するなど 機動的に運用できる体制 学校いじめ対策組織の役割を明確化すること 道立学校は 学校いじめ対策組織の役割に次のことを位置付ける いじめの早期発見のため いじめの相談 通報を受け付ける窓口としての役割 いじめに係る情報があった時には緊急会議を開催するなど 情報の迅速な共有 及び関係児童生徒に対するアンケート調査 聴き取り調査等により事実関係の把握といじめであるか否かの判断を行う役割 いじめが解消に至るまで被害児童生徒の支援を継続するため 支援内容 情報共有 教職員の役割分担を含む対処プランを策定し 確実に実行する役割 学校いじめ防止基本方針に基づく取組の実施や具体的な年間計画( 学校いじめ防止プログラム等 ) の作成 実行 検証 修正を行う役割 学校いじめ防止基本方針が自校の実情に即して適切に機能しているかについての点検を行い 学校いじめ防止基本方針の見直しを行う役割 (PDCAサイクルの実行を含む ) 被害児童生徒を徹底して守り通し 事案を解決する相談 通報を受け付ける窓口であることを児童生徒や保護者等から容易に認識される取組を行う役割 (3) 学校におけるいじめの防止等に関する措置アいじめの防止 児童生徒が傍観者とならないよう 取組を行うこと 学校は児童生徒に対して 傍観者とならず 学校いじめ対策組織への報告をはじめとするいじめを止めさせるための行動をとる重要性を理解させるよう努める 児童生徒に関する情報を把握し 指導に反映すること 道立学校は 配慮を必要とする児童生徒の交友関係等の情報を把握し 入学や進学時の学級編成や学校生活の節目の指導に適切に反映する いじめを防止することの重要性に関する理解を深めるため 児童生徒 保護者への啓発等を行うこと 弁護士 警察官経験者等の外部専門家を活用した児童生徒を対象とした講演会等の開催近隣の学校や異なる学校種も含めた保護者同士のネットワークづくりの推進 - 7 -

イ いじめの早期発見 アンケート調査や個人面談などにおいて児童生徒が発信したSOSを学校として迅速に対応することを徹底すること アンケート調査や個人面談における児童生徒のSOSの発信や 児童生徒からの相談に対しては 必ず学校の教職員等が迅速に対応することを徹底する ウ その他 教職員が学校いじめ対策組織に対し 情報を報告し 共有する際の方法を策定すること いじめに係る情報 ( いじめが疑われる情報や児童生徒間の人間関係に関する悩みを含む ) を学校いじめ対策組織に報告し 情報を共有するための具体的な方法を定める 学校が保護者に対し 家庭の役割などについて理解を図る取組を行う 入学式や各年度の開始時等にいじめの未然防止や早期発見 事案対処における学校の取組や家庭の役割について保護者間の共通理解を図る機会を設定する 4 重大事態への対処 (1) 道立学校 私立学校 市町村立学校における対処 いじめの重大事態については 本基本方針や国の いじめの重大事態の調査に関するガイドライン により適切に対応すること いじめられて重大事態に至ったという児童生徒や保護者からの申立があったときは 重大事態が発生したものとして報告 調査等に当たること 重大事態が発生した場合には 本基本方針や国の いじめの重大事態の調査に関するガイドライン に沿って速やかに対処するとともに 事実関係を明確にする調査を行い 同種の事態の発生の防止に努める いじめられて重大事態に至ったという児童生徒や保護者からの申立てがあったときは 重大事態が発生したものとして報告 調査等に当たること 被害児童生徒 保護者の意向を的確に把握し 調査方法を工夫しながら調査を進めること - 8 -