3-1 規約型企業年金タイトル p 1 では 規約型企業年金についてご説明していきます
3-2 手続きの概要 p 2 規約型企業年金の手続きは 退職時に行います 会社から請求書類が渡されますので 受け取り方を選択し 提出します
3-3-1 受け取り方選択のポイント p 3 規約型企業年金の手続きは 退職時に行います 会社から請求書類が渡されますので 受け取り方を選択し 提出します 受け取り方選択のポイントは 4 つ 1 年金 一時金のどちらで受け取るかの 一時金選択率 2 いつから受け取り始めるかの 繰下げ期間 3 何年間 受け取るかの 受け取り期間 4 一定額を受け取り続けるか 途中で変額させるかの 受け取りパターン です 各々について詳しく見ていきましょう
3-3-2 受け取り方選択のポイント p 4 まずは 一時金選択率 についてです 退職時に年金原資の一部または全額を一時金で受け取ることもでき この一時金を 選択一時金 といいます 一時金の選択割合は 25% 50% 100% から選択できます なお 退職時だけでなく 繰下げ期間中や年金受給期間中においても 年金原資を選択一時金として受け取ることが可能です
3-3-3 受け取り方選択のポイント p 5 次に 繰下げ期間 についてです 退職の翌月から即時受け取り始めることも 65 歳までの各年齢ごとの誕生月の翌月まで受給開始を繰下げることもできます また繰下げできる期間は最長で 10 年です 繰下げた場合 指定した年齢に到達した日の翌月から支払われます なお 年齢に到達した日 とは誕生日の前日を指しますので 誕生日が各月 1 日の場合は誕生月の当月から 各月 2 日以降の場合は誕生月の翌月から年金が支払われます
3-3-4 受け取り方選択のポイント p 6 続いて 受け取り期間 についてです 受け取り期間は 10 年 15 年 20 年から選択できます ただし 受け取り開始年齢が 54 歳以下の場合は 10 年を選択できず 61 歳以上の場合は 20 年を選択することはできません
3-3-5 受け取り方選択のポイント p 7 最後に 受け取りパターン についてです 全受給期間にわたってほぼ均等な年金額を受け取る 定額型 か 受け取り開始後 一定期間の年金額を厚くし その後は半減した年金額を受け取る L 字型 を選択できます なお 規約型企業年金の年金額は国債利回りの水準に基づき改定されるため 定額型 を選択した場合でも 国債利回りの変動に応じて 年金額は毎年 若干 変動します
3-4 退職時の請求書類の書き方 p 8 それでは 退職時に会社に提出する請求書類の書き方を見ていきましょう
3-4-1 退職時の請求書類の書き方 p 9 退職時に提出するのは 規約型企業年金裁定請求書 という書類です
3-4-2 退職時の請求書類の書き方 p 10 左上の 社員について とある欄には ご自身の氏名コード 生年月日 お名前 性別 住所 電話番号を記入し 捺印します
3-4-3-1 退職時の請求書類の書き方 p 11 左側中段が 先ほどの受け取り方の選択内容を記入する欄です まず 全部または一部を年金で受け取る場合には 年金として受給 にチェックを入れます
3-4-3-2 退職時の請求書類の書き方 p 12 一部を一時金で受給 の項目は 全部を年金で受け取る場合には しない を 一部を年金で受け取る場合には する を丸で囲みます 一部を年金で受け取る場合は 一時金の割合を丸で囲んでください
3-4-3-3 退職時の請求書類の書き方 p 13 さらに 支給形態 には 受け取りパターン について 定額型 か 変額 L 時型 から選択した内容を丸で囲みます
3-4-3-4 退職時の請求書類の書き方 p 14 支給期間 には 受け取り期間 の選択内容を丸で囲みます
3-4-3-5 退職時の請求書類の書き方 p 15 また 繰下げの有無 の項目は 退職の翌月から年金を受け取る場合には 繰下げしない を丸で囲み 繰下げる場合には 繰下げする を丸で囲んだうえで 支給開始希望年齢 を記入します
3-4-3-6 退職時の請求書類の書き方 p 16 全部を一時金で受け取る場合には 全額一時金として受給 にチェックを入れます
3-4-4 退職時の請求書類の書き方 p 17 なお 左側下段は 退職時の年齢が 50 歳未満であるなど 年金受給権を得られず 脱退一時金 を受給する方が記入する項目です
3-4-5 退職時の請求書類の書き方 p 18 右上の欄には 送金先の口座情報を記入します
3-4-6 退職時の請求書類の書き方 p 19 右側中段は社員の方が死亡退職した場合に記入する項目です
3-5-1 請求手続きについて p 20 退職時に全額を一時金として受け取る場合や 退職の翌月から 即時 年金を受け取り始める場合は この書類の提出で規約型企業年金の手続きは完了です
3-5-2 請求手続きについて p 21 年金を繰下げる場合は 繰下げ期間が終了し 年金を受け取り始めるときにも 別途 請求手続きが必要になります 退職時に 年金支給開始予定のお知らせ が郵送されますが このお知らせには 受け取り開始予定月など 退職時に指定した受け取り方の内容が記載されています 受け取り始めるときの請求手続きに添付が必要となりますので 大切に保管してください
3-6 繰り下げの場合の手続き p 22 ここからは 年金の繰下げを選択した場合の手続きについて ご説明します
3-6-1 繰り下げの場合の手続き p 23 規約型企業年金は 国債利回りに基づいて毎年の利率が変動するキャッシュバランス制度のため 毎年 4 月に 3 月末時点の年金原資の額をお知らせします お知らせの中段には 現在選択している受け取り方の内容が その下には 退職時と 3 月末時点の年金原資の額が記載されています 下段には 当年度及び前年度の繰下げ利率が記載されています
3-6-2 繰り下げの場合の手続き p 24 なお 繰下げ期間中の郵送物は 退職前の住所宛に郵送されますので 退職時 または退職後に転居される場合は 忘れずに 企業年金ビジネスサービス株式会社 へ住所変更の手続きを行ってください 企業年金ビジネスサービス株式会社は 規約型企業年金の事務を代行している会社です 住所変更の手続きに必要な書類は 退職時に郵送されるしおりに同封されています 退職後の手続きに不明な点がある場合は フリーダイヤル 0120-56-3976 へご連絡ください
3-6-3 繰り下げの場合の手続き p 25 繰下げを選択した場合 退職時に指定した受け取り開始予定月の 2 か月前上旬に 企業年金ビジネスサービス株式会社より請求書類が届きます 企業年金ビジネスサービス株式会社より封筒が郵送されてきたら 内容をよくご確認のうえ 請求手続きを行ってください 郵送物の内容は 繰下げ期間満了のご案内 繰下げ満了申出書 と 記入見本 です なお 受け取り期間や受け取りパターン等は退職時に指定していますが 受け取り開始手続き時に変更することもできます その場合は 年金支給開始月の前月末日までに手続きを行う必要がありますので 企業年金ビジネスサービス株式会社より封筒が郵送されたら 速やかに手続きを行ってください
3-6-4 繰り下げの場合の手続き p 26 受け取り開始手続きに必要な書類は 繰下げ満了申出書 と 本人確認書類 年金支給開始予定のお知らせ です 繰下げ満了申出書 は 企業年金ビジネスサービス株式会社より郵送される 繰下げ期間満了のご案内 の下半分を切り取り 必要事項を記入します 本人確認書類 は 運転免許証 か 印鑑登録証明書 をご用意ください 年金支給開始予定のお知らせ は退職時に郵送される通知書です お手元にない場合は その旨を 繰下げ満了申出書にて申告してください
3-6-5 繰り下げの場合の手続き p 27 それでは 繰下げ満了申出書 の書き方を見ていきましょう 企業年金ビジネスサービス株式会社より郵送される 繰下げ期間満了のご案内 繰下げ満了申出書 の下半分を切り取り 氏名 住所 生年月日を確認し 連絡先電話番号を記入のうえ 捺印してください 住所を変更する場合は 変更後の住所を記入してください
3-6-6-1 繰り下げの場合の手続き p 28 その上で 年金を請求する場合は A を丸で囲みます
3-6-6-2 繰り下げの場合の手続き p 29 退職時に指定した 年金支給期間 年金支給形態 送金先口座情報 が記載されていますので 変更する場合は 下段の欄に変更後の選択内容を記入します 年金支給期間 は受け取り開始年齢によって制限があります 受け取り開始年齢が 54 歳以下の場合は 10 年を選択できず 61 歳以上の場合は 20 年を選択することはできません
3-6-6-3 繰り下げの場合の手続き p 30 退職日から 10 年を超えない期間であれば 繰下げ期間を延長することができます 繰下げ期間を延長する場合は B: 繰下げ期間を延長します に変更後の年金支給開始月の情報を記入します なお 繰下げ期間中に年金の受け取り開始を希望される場合は 退職時に郵送されるしおりに同封されている 老齢給付金裁定請求書 に 本人確認書類 と 年金支給開始予定のお知らせ を添付して 企業年金ビジネスサービス株式会社に郵送してください 以上でご説明を終わります