SDGs 2030 2 0 1 8 4
SDGs CEO SDGs 2 3 4 5 6 7 8 9 11 11 12 12 13 2030 14 1
日立の経営戦略と 持続可能な開発目標 (SDGs) 国連は2015 年 貧困や不平等 不公正の撲滅 気候変動への対応など2030 年までに達成すべき17 の目標として 持続可能な開発目標 (SDGs) を採択しました SDGsは単なる期待目標ではなく 世界中の企業 政府 地域社会に対し広く協力を求め 人類と地球の繁栄の実現をめざす具体的な行動計画です 世界では今 SDGs 達成とより良い世界の構築に向けて 企業が長期的視点に立った枠組みを策定し 積極的にサステナビリティを推進することが期待されています 日立とサステナビリティ創業以来 100 年を超える日立の歴史は 創業者 小平浪平の 優れた自主技術 製品の開発を通じて社会に貢献する という企業理念 の上に築かれています 日立は 社会が直面する課題に対応した製品やサービスの提供を通じて 企業理念が掲げる使命を果たしてきました 日立の 企業理念 と 日立創業の精神 は 100 年以上にわたり今日まで大切に受け継がれています こうした理念のもと 日立は社会イノベーション事業を積極的に推進しています 日立の強みであるOT(Operational Technology 制御 運用技術 ) IT プロダクト システムの3つを融合させた社会イノベーション事業を通じて 今日 社会が直面している課題に応えるとともに Quality of Lifeを向上させることで 持続可能な社会の実現に貢献します 日立と SDGs 日立は 社会イノベーション事業において 電力 エネルギー 産業 流通 水 アーバン 金融 社会 ヘルスケア の 4つを注力事業分野として展開しています また 社会イノベーション事業を通じた価値創出をめざし お客様のバリューチェーンをつなぎ経営課題を解決するIoTプラットフォームLumadaを提供しています 日立の事業分野は多岐にわたり SDGsの達成に幅広く貢献できます 2017 年度には 執行役社長兼 CEO 東原敏昭を議長とする サステナビリティ戦略会議 において SDGsの17 目標とそれぞれにかかわる事業が及ぼすリスクと機会について検討し 日立の事業戦略を通じて達成に大きく貢献できる目標を17の中から5つ特定しました また 企業活動全体で貢献すべき目標として SDGsから6つの目標を特定しました この 6つの目標は日立の事業 経営戦略すべてに関係しており 企業として長期的なサステナビリティに影響を与えるものであると考えます SDGs 全 17 目標のうち上記を除く残り 6つのSDGsに対して 短 中期的にどのように貢献できるかという点について さらに検討していきます 日立は SDGsのそれぞれの目標は相互にかかわっていると理解しており SDGsの17の目標すべての目標達成に向けて 直接的 間接的に貢献していきます 企業活動全体で貢献する目標 事業戦略で貢献する目標 日立は SDGs のすべての目標の達成に対して 直接的 間接的に貢献 2
事業戦略で貢献する目標 日立が事業戦略で貢献する5つの目標は 社会イノベーション事業の注力 4 事業分野 電力 エネルギー 産業 流通 水 アーバン 金融 社会 ヘルスケア に密接に関連しています それぞれの目標達成に向けて取り組むことは日立にとってのビジネス機会であると同時に 事業を通じて社会的価値を生み出すことでもあります このセクションでは 各目標について今 世界で何が起きているのか 目標達成に向け私たちが担うべき社会イノベーション事業の役割とは何なのか そして製品やサービスの提供を通して何ができるのかについてご紹介します お客様との協創によるイノベーション 目標 9: 強靭なインフラを整備し 包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに 技術革新の拡大を図る * * 目標の日本語訳は国連開発計画 (UNDP) 駐日代表事務所による ( 以下同 ) 世界で起きていること 環境保護 経済発展 社会的安定を推進させる主軸となるのが 持続可能な産業の発展です 効率性を高めてエネルギー消費量を削減した産業やサービスは 資源への依存度を下げ 環境への影響を最小化することができます 強靭なインフラネットワークの構築は 資材や労働力の可動性を高め 公平な富の分配と社会流動性の促進に貢献します グローバルにおける産業用 IoT 市場規模 1,000 億ドル 1 兆 5,000 億ドル 日立がめざす姿 目標 9の達成に向けては さまざまな産業分野においてかつてないスピードでデジタライゼーションの進展がみられ 全世界にポジティブな影響を与えています IoT(Internet of Things) ビッグデータ AI( 人工知能 ) を活用して 産業界はさらに効率性を高め 持続可能なものへと変貌を遂げつつあります 日立は OTとITの融合により End to Endのバリューチェーン全体の情報を見える化 共有し 設計から調達 製造 流通 販売 物流 保守に至るまで これまでの個別最適化ではなく全体最適化を実現します 日立の取り組み 日立はOTとITを兼ね備えた数少ないグローバル企業の一つです 日立自身が製造業として またお客様のニーズに応えて磨いてきた現場を動かすOT データを分析 活用して経営を支援する IT そしてこれらを支えるプロダクトを強みに IoTプラットフォーム Lumadaをコアにしたデジタルソリューションを提供し お客様の直面する課題解決と競争力向上に貢献しています 日立はさらなる価値を創造するIoT 時代のイノベーションパートナーとして 幅広いお客様との協創により お客様とともに成長していくことをめざしています 日立が貢献しうる市場 (2016 年 ) グローバル市場 (2030 年 ) 出典 :Grand View Research 事業事例 IoT を活用したスマートマニュファクチャリング 背景空調機器のグローバルリーディングカンパニーであるダイキンは 国 地域をまたいだ生産性や品質のさらなる向上 熟練技能の伝承を重要課題と位置づけてきました 特に 空調機器内部には 冷媒が通る銅管が詰まっており 熱に弱い銅管を接続するにはろう付けと呼ばれる技能が必要ですが テキストや実技だけでは伝わらない要素も多く 効率的な技能伝承が困難でした そこで日立は Lumadaを活用し熟練技術者と訓練者の技能をMan( 人 ) Machine( 設備 ) Material( 材料 ) という3Mの観点から定量的に評価できる ろう付け技能訓練支援システムを開発しました このシステムは 2017 年 10 月にダイキンの滋賀製作所ですでに運用開始され 今後ほかの国内拠点や海外拠点でも順次展開する予定です 事業インパクト 熟練技術者の作業をデータとして収集し 訓練者の作業と比較することで訓練者の改善点の把握を実現 これまで難しいと思われてきた分野において 効率的な技能取得が可能となり 訓練時間の短縮に寄与 3
11 203060 Frost & Sullivan 4 IEP 866 * EV * 2017 2030 2 8,000 1 1,000
6 5 91 3,000 2017 Frost & Sullivan 1 2,000 2030 OTIoT IT RemixWater RemixWater RemixWater 20163 4 NEDO* * NEDO 5
6 7 2050 CO2 IEA 2MW2015 5.2MW2016 7.5m/s HTW5.2-136 280180 15% 14,837t CO2 10 CO2 2017 2030 1 3,300
9 GDP 8,600 2017 Frost & Sullivan 9 2,000 2030 FinTech IoT AI IoT Lumada AI FinTech Lumada FinTech AI PoC* * PoC Proof of Concept AI 7
3 UHC * * UHC 4,300 2017 Frost & Sullivan 5 4,000 2030 Quality of Life IoT IT AI imri MRI imri MRI MRI30 MRI imri imri 8 imri
13 SDGs 2030 ESG 21 COP21 OT IT 2016 9 2050 SDGs176 5 9 CO2 3 2050 2050 2030 2010 2050 2010
CO2 2050 80 2010 CO2 CO2 CO2 IoT Lumada IoT Lumada 2050 201050% 10
4 5 SDGs 4 1 300 60 SDGs HYLI ASEAN7 8 NGO 1996 300 HYLI 12 2015 2016 CSR 30,000 CSR CSR A Gree'Net 11
5 8 2.5 2020 10 2017 9 21120 CEO 17 2030 SDGs SDGs 17 2016 Society 5.0 Quality of Life ICT 12
2013 SDGs 17 4 5 8 12 12 10 CEO 2015 2016 SDGs 17 SDGs SDGs 17 13
2030 2030 SDGs SDGs 2030SDGs SDGs Quality of Life SDGs 2018 KPI SDGs 17 2021 14
2018.04