2019 年度高校入試の注意点 1.2019 年度入試の特殊事情 現中 3 が受ける 2019 年度入試 これまでと異なる特殊事情がいくつかあります 事前に認識しておくことが重要です 1 大学入試プレテストの影響大 私立高校 公立高校ともに 大学入試のサンプル問題や プレテストの影響がみられます 思考力重視の応用問題 会話文形式での問いが国語だけでなく 英語 社会 理科 数学でも激増してきています 2 私立高校の学費支援が大幅に UP します 神奈川県で今年度から私立高校の助成金が大幅に UP します ただ この発表は今年 2 月だったので 今春の受験生には判断材料として遅すぎたので入試への影響は軽微 来年度入試から本格的に影響がでることが予想されます 数年前に東京都で同じように助成金が大幅に UP しました そのときに起こった現象が神奈川県でも起こる可能性が高いです 東京都で起こったことは 成績下位層で 私立の単願推薦増加 その結果 下位層の都立高校で定員割れが生じた 成績中位以上では 私立を併願推薦で確保して 都立高校をチャレンジ志向とする生徒が増えた ( 合格安全圏の公立高校ではなく 合格可能性が50% 前後の公立高校を受験したという意味 ) 結果 都立上位校で不合格の生徒が増えてきた ( 上位層の都立では不合格者が 150 人以上の学校が増えた ) 神奈川県でも 同様に 公立上位校では やや難化が予想されます 先ほど学歴フィルターの欄でご紹介した C ランク以上の大学に多くの合格者を出している高校 ( 翠嵐 柏陽 多摩 新城等 ) は不合格者が増える可能性 があります 逆にそういったところに合格者を出していない公立高校は やや倍率が落ちる可能性があります 上記に追加して 初年度は入学補助金 100,000 円が県から更に支給されます 1
3 英語のリスニングの配点増 難化 神奈川県の場合は リスニングに関してはやや易しくなったとの声も聞かれます しかし 全国的には 将来の大学受験の英語の 4 技能化を視野に入れ リスニング問題の難化 ( 速度が速くなってきている ) の傾向があります 難化することを想定して準備をすることが大切です また 配点がやや大きくなる可能性 (25 点程度もありうる ) もあるので注意が必要です 埼玉県では 既に英語の配点の 3 割程度がリスニングに切り替わっています なお 最近の神奈川県公立高校の英語の配点は以下の通りとなっています 平成 28 年度 (18 点 ) 29 年度 (19 点 ) 30 年度 (21 点 ) 最近の傾向として まとまりのある英語 ( 日常生活の一コマ ) を聞き その中から必要な情報を選別する力が試されています リスニングで高得点を狙うためには総合的な 聞く力 だけでなく 聞いたことを自分なりに解釈する 要約する力 も問われています 国語 英語 他の教科もふくめて 学んだことをその場で口頭でまとめたり 紙に書くことができる 要約する力 を普段から磨いていくことが大切です また 正しい発音 アクセントで普段から学ぶことも基本です 4 面接の得点の傾向が変わる可能性 得点開示の結果 神奈川県公立入試の面接の得点は二極化されていることが判明しています つまり 面接の得点差が大きい高校 面接の得点差が小さい高校 大学入試改革もあり 国から神奈川県教育委員会への通達は 得点差をつけることを要請しています 極力 正規分布になるように要請しています 正規分布とはおおよそのイメージとして以下のような割合になる図です 10 段階評価で 1 の生徒が3% 2 の生徒が4% といった具合に必ず差をついている図です こうなった場合 面接の得点換算をすると評価 ( 段階 ) が 3 の場合と 8の場合の得点を比較すると以下のようになります 3の評価 200 点 0.3= 60 点 7の評価 200 点 0.7=140 点 ( 得点差 80 点 ) 2
一般的な公立高校の配点は内申 : 当日の入試 : 面接 =4:4:2 とすると 当日の入試の一科目の配点は 80 点相当になります ちょっとした面接の得点の差が 入試科目一科目に相当します 挽回が非常に難しい状況になります 東京都は既に 正規分布図に基づいた得点になっています また 東京都では 各公立高校はホームページ上で 面接の得点状況を詳細に発表することが必須となっています さらに得点差をつけない高校は 東京都教育委員会から是正措置がはかられます 神奈川県でも同様の状況になることが予想されます これまで 上位校は面接では得点差をつけない高校が主流でした でも 今後は一気に変わる可能性があります なぜなら これから入学する生徒は 国公立大学の入試では面接が必須となるからです また 私立大学の一般入試でも面接を課す大学が増加傾向です 神奈川県公立高校入試では 面接の得点は 全体の 20% 程度 合否を分ける得点です 徹底した対策が求められます ライトハウスでは 夏休み前から 中 3 受験生には 2 冊の冊子 ( 有料 ) を渡し 無料にて面接のアドバイスを行っていきます ライトハウスは面接の本 ( 全国で 2 番目の人気 ) を出版するほどの実績がある塾です 安心してお任せください 3
2. ライトハウスからの提案とお知らせ 大学入試改革 そして神奈川県の固有の状況を踏まえ ライトハウスとしては以下の準備 対策が必要と考え ています まず 塾も 保護者様も 生徒も 危機管理の法則を守ることが大切です 成功者はこの危機管理の法則を確実に実行しています 失敗する人は 下記の逆を行う人です 危機管理の法則 最低 最悪の状態を予測し最高の準備で臨み楽天的にことにあたる ( 入試当日 自信と余裕をもって臨むということ ) 1 夏休みの学習計画 徹底した予習と復習神奈川県の公立中学の進度は非常に遅いのが特徴です 学校の授業にそったペースでやっていると 特に英語 数学 社会では 受験に最も頻出される内容が中 3 の 10 月 ~1 月くらいに学習することになります 近年の入試は知識だけでは解けません なのに通常の受験生はその知識すら身につく前に受験に突入します 全教科 夏休みの間に受験全範囲の予習をしておくことが望まれます また近年の入試問題は 中 1 から中 3 までの学習内容がかたよりなく均等に出題されています 中 1~ 中 3 までの総復習も夏休みに実施しておくことも望まれます 夏期講習で受験全範囲の予習と復習 そして通常授業では教科書の予習で内申対策 これが必勝パターンです 2 オール 4 以上を目指す オール4 以上が先ほど紹介した D ランク以上の大学に進学できる高校に合格できる一つの目安になります 少し見づらいですが 各中学の内申の配分は以下のようになっています 資料は平成 25 年に公開されたもので少し古いですが 現在でも大きくは変わっていません 4
資料を見てみると 多くの中学で評定 4 以上は40% 程度の生徒が取得していることがわかります 甘めの中学だと 50% 程度が 4 以上の成績を取得 保護者様の世代と異なり 現在は絶対評価 3 を取ったら負け 4 が当たり前 5 を取るつもりで取り組む これが大切です 捕捉 オール 4 以下の高校でも 3.5 以上の評定の高校であれば C ランク以上の大学入学者は一定割合 (10%~ 20%) います また オール 3 前後でも 東大 慶應に受かる生徒は一定数います 現時点で目指すべきは 極力 4.0 以上の高校 しかし どこに行こうがあきらめなければチャンスはあります 5
③大谷翔平が夢をかなえたと話題の 原田メソッド を導入 日本最高レベルの目標達成手法 原田メソッド の会社 原田教育研究所 から認定パートナーを授与されま した 個別指導塾としては日本初 現在 そのメソッドの塾での運用を準備中です あと 2 か月ほどで 生徒に 配布するツールの準備が整う予定です また ご興味のある方は 原田メソッドの説明会も開催しますので ぜ ひご参加ください 他で参加すると 1~3 万円ほどの有料セミナーが無料で受けられることになります 大谷翔平は 中学の頃 実はプロを本気で目指していませんでした この原田メソッドに高 1 のときに出会った のが大躍進のきっかけでした これからの入試の基本となる 主体性 を身につけるのにも最高のメソッドです 6
4 速習システム 野原メソッド を準備中 当塾では 野原先生 ( 副塾長 ) を中心に 超速習システム ( 超予習システム ) を 一部 導入しています 希望する全ての生徒に適用できるよう システムの整備を急いでいます 野原先生の場合中 1 の春から受け持っている生徒 ( 現中 2) の生徒二人は 学校の授業より 1 年程度先行して塾での授業を実施しています 生徒の一人は通常の公立中 もう一人は中高一貫校の生徒 指導科目は英語 数学の授業を実施しています 2 名とも 英語 数学ともに学年トップクラス 評定は当然 英数ともに 5 普段の授業は 予習に特化した授業 定期試験前は試験範囲の復習 バランスよくできています お子様がこのメソッドを習得すれば 高校受験はもちろん 大学受験でも圧倒的に有利なポジションを得ることができます さきほど説明した目標達成手法 原田メソッド と 超速習システム 野原メソッド をお子様が身につけたな ら これからのグローバル社会できっと楽しく余裕をもって生きていけると思います ライトハウスはこれからも お子様に 未来を変革する勇気 やる気 元気を与える塾 であり続けたいと思い ます また 保護者様の最高のパートナーして ともに支え合い ともに励まし合っていきたく思います 7