加えて 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律 ( 平成 14 年法律第 88 号 ) が改正され 平成 27 年 5 月に施行されることとなっている 改正に伴い 法律の題名は 鳥獣の保護及 び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 ( 以下 鳥獣保護管理法 という ) に改められ 法目的に 鳥獣の管理

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現行見直し案見直し理由等 カラス 被害時期 : 通年 ニホンザル 被害対象 : 農作物全般への食害 農業施設へ被害 生活環境被害 ヒヨドリ 被害時期 : 通年 アナグマ 被害対象 : 果樹への食害 被害対象 : 農作物全般への食害 ハクビシン 被害対象 : 農作物全般への食害 住居侵入による生活環境

抜本的な鳥獣捕獲強化対策 平成 25 年 12 月 26 日環境省農林水産省

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣計画期間対象地域 シロガシラ イノシシ キジ平成 27 年度 ~ 平成 29 年度うるま市全域 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村名を記入 する 2. 鳥獣による農

-3- に係る特例の期限の延長のほか 捕獲等をした鳥獣の食品とし年三月に鳥獣被害防止特措法の一部が改正された さらに 平ての利用等の促進を図ること等を目的とした改正も行われたと成二十六年十一月には 特定鳥獣被害対策実施隊員(鳥獣被害ころである 防止特措法附則第三条第一項に規定する特定鳥獣被害対策実施

Microsoft Word - 01 変更計画書

(別記様式第1号)

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Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

計画作成年度

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

(Microsoft Word - \220\255\215\364\222\361\214\276\217\221.docx)

(1) 野生鳥獣による農作物被害状況 ( 全国及び九州 ) 野生鳥獣による全国の農作物被害額は 平成 22 年度において 239 億円で 前年度に比べて 26 億円 (12%) 増加 九州の農作物被害額についても 4 億円で 前年度に比べて 7 億 5 千万 (23%) 増加 九州の農作物被害額のう

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

(別紙様式第1号)

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(様式第1号)

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

(別記様式第1号)

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

(別記様式第1号)

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アマミノクロウサギ保護増殖事業計画 平成 27 年 4 月 21 日 文部科学省 農林水産省 環境省

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

( 別記様式第 1 号 ) 計画作成年度平成 28 年度 計画変更年度平成 29 年度 計画主体 筑紫野市 筑紫野市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名所在地電話番号 F A X 番号メールアドレス 筑紫野市環境経済部農政課筑紫野市二日市西一丁目 1 番 1 号

( 別記様式第 1 号 ) 計画作成年度 平成 27 年度 計画変更年度 平成 29 年度 計画主体 飯能市 飯能市鳥獣被害防止計画 < 連絡先 > 担当部署名産業環境部農林課所在地飯能市大字双柳 1 番地の 1 電話番号 F A X 番号 メール

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

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個人情報の保護に関する規程(案)


PowerPoint プレゼンテーション

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 計画期間 イノシシ ( イノブタを含む ) ニホンジカカラス類サギ類 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 対象地域 産山村 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村

遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の概要 目的国際的に協力して生物の多様性の確保を図るため 遺伝子組換え生物等の使用等の規制に関する措置を講ずることにより 生物多様性条約カルタヘナ議定書 ( 略称 ) 等の的確かつ円滑な実施を確保 主務大臣による基本的事項の公表 遺

(別記様式第1号)


農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

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イノシシ捕獲数の推移 イノシシの分布 8 凡例作成 3-13 個体数変動の推定 増加個体数 変数=増加個体数 4 個体数推定の結果 イノシシ 89 12度までの捕獲数を用いて全国の個体数推定 を行ったところ 全国のイノシシの個体数は で89万頭 12度末 となった

参考資料 1 野生鳥獣肉の衛生管理に関するガイドライン 平成 26 年 5 月 鳥獣保護法の改正に伴い 今後 野生鳥獣の捕獲数が増加し 食用としての利活用が増加する見込みであり 食用に供される野生鳥獣肉の安全性の確保を推進していく必要がある 1 1 平成 26 年 5 月 22 日参議院環境委員会附

●アレルギー疾患対策基本法案

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愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

国産粗飼料増産対策事業実施要綱 16 生畜第 4388 号平成 17 年 4 月 1 日農林水産事務次官依命通知 改正 平成 18 年 4 月 5 日 17 生畜第 3156 号 改正 平成 20 年 4 月 1 日 19 生畜第 2447 号 改正 平成 21 年 4 月 1 日 20 生畜第 1

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域イノシシ ニホンジカ 中獣類 ( ハクビシン アライグマ そ対象鳥獣の他狩猟獣 ) カラス類 ( ハシブトガラス ハシボソガラス ) カモ類 ニホンザル ツキノワグマ計画期間平成 29 年度 ~ 平成 31 年度対象地域福井市 2. 鳥獣による農林

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 ツキノワグマ カラス類 サギ類 カワウ カモ類 ハト類 スズメ イノシシ タヌキ ハクビシン ニホンジカ ニホンザル 計画期間 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 対象地域 長岡市全域 2. 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に

2. 今後の主な検討事項 1 高濃度 PCB 廃棄物に係る行政代執行費用に対する支援の必要性 高濃度 PCB 廃棄物の処分は 排出事業者責任の観点から その保管事業者が行 うことが原則 このため 都道府県市による行政代執行に要する費用についても 保管事業者が負担することが原則 しかしながら 高濃度

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域対象鳥獣イノシシ ニホンジカ ヌートリア アライグマ ハシブトガラス ハシボソガラス ( 以下 カラス類 と言う ) ツキノワグマ ニホンザル カワラバト キジバト ( 以下 ハト類 という ) アオサギ ダイサギ( 以下 サギ類 という ) 計画

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

3 くろまぐろの知事管理量について 海洋生物資源の採捕の種類 別又は期間別の数量に関する事項 ( 1) 採捕の種類別の割当量について 2 に掲げる知事管理量の小型魚における採捕の種類別に定め る割当量は 次の表のとおりとし 大型魚は採捕の種類別に定 めないものとする 採捕の種類 小型魚 本県の漁船漁

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

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別紙 警察庁丙刑企発第 98 号 警察庁丙捜一発第 63 号 警察庁丙生企発第 136 号 警察庁丙生経発第 14 号 警察庁丙交企発第 131 号 警察庁丙交指発第 34 号 消安全第 号 平成 24 年 11 月 16 日 警察庁刑事局長舟本馨 警察庁生活安全局長岩瀬充明 警察庁交通

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長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

1 アライグマの 分布と被害対策 1 アライグマの分布 1977 昭和52 年にアライグマと少年のふれあいを題材とし たテレビアニメが全国ネットで放映されヒット作となった それ 以降 アライグマをペットとして飼いたいという需要が高まり海 外から大量に輸入された しかしアライグマは気性が荒く 成長 す

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域 対象鳥獣 計画期間 ニホンザル ツキノワグマ イノシシ ニホンジカ 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 対象地域小国町 ( 注 )1 計画期間は 3 年程度とする 2 対象地域は 単独で又は共同で被害防止計画作成する全ての市町村名を記入する

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指


練馬区空き家等対策に関する基本的な方針

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安全管理規程

鳥獣による被害及びその防止の取組の実態調査_参考資料

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

1. 対象鳥獣の種類 被害防止計画の期間及び対象地域対象鳥獣エゾシカ カラス類 ( ハシブトガラス ハシボソガラス ) ヒグマ キツネ アライグマ トド アザラシ計画期間平成 28 年度 ~ 平成 30 年度対象地域北海道稚内市 ( 全域 ) 2. 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に関する基本

( 参考資料 ) ( 注 ) 鳥獣被害の現状と対策 ( 平成 28 年 3 月農林水産省 ) から抜粋 1

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

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一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

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イノシシH30年度別計画

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

人 3,500 3,000 狩猟登録者数の推移 3,241 3,180 3,202 3,247 3,373 合計 網 わな 銃 2,500 2,000 1,843 1,845 1,910 1,965 2,100 1,500 1,000 1,398 1,335 1,292 1,282 1,273 50

特定個人情報の取扱いに関する管理規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 特定個人情報の漏えい 滅失及び毀損の防止その他の適切な管理のための措置を講ずるに当たり遵守すべき行為及び判断等の基準その他必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条 この規定における用語の意義は 江戸川区個人情報保

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鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための施策を実施するための基本的な指針 ( 平成 20 年 2 月 21 日農林水産省告示第 254 号 ) の改正 ( 案 ) 新旧対照表 改正案現行 一 被害防止施策の実施に関する基本的な事項 一 被害防止施策の実施に関する基本的な事項 1 基本的な考え方 1 基本的な考え方 鳥獣は 自然環境を構成する重要な要素の一つであり それを豊かにするものであると 鳥獣は 自然環境を構成する重要な要素の一つであり それを豊かにするものであると 同時に 国民の生活環境を保持 改善する上で欠くことのできない役割を果たしている 同時に 国民の生活環境を保持 改善する上で欠くことのできない役割を果たしている しかしながら 近年 イノシシ ニホンジカ ニホンザル トド カワウ等の生息分布域 しかしながら 近年 イノシシ ニホンジカ ニホンザル トド カワウ等の生息分布域 の拡大 農山漁村における過疎化や高齢化の進展による耕作放棄地の増加等に伴い 鳥獣 の拡大 農山漁村における過疎化や高齢化の進展による耕作放棄地の増加等に伴い 鳥獣 による農林水産業に係る被害は 中山間地域等を中心に全国的に深刻化している状況にあ による農林水産業に係る被害は 中山間地域等を中心に全国的に深刻化している状況にあ る また 農山漁村地域における一部の鳥獣による人身への被害も増加傾向にある る また 農山漁村地域における一部の鳥獣による人身への被害も増加傾向にある 加えて 鳥獣による農林水産業等に係る被害は 農林漁業者の営農意欲低下等を通じて 加えて 鳥獣による農林水産業等に係る被害は 農林漁業者の営農意欲低下等を通じて 耕作放棄地の増加等をもたらし これが更なる被害を招く悪循環を生じさせており これ 耕作放棄地の増加等をもたらし これが更なる被害を招く悪循環を生じさせており これ らは集落の崩壊にもつながり得ることから 直接的に被害額として数字に現れる以上の影 らは集落の崩壊にもつながり得ることから 直接的に被害額として数字に現れる以上の影 響を及ぼしているものと考えられる 響を及ぼしているものと考えられる このため 平成 19 年 12 月に 鳥獣による農林水産業等に係る被害防止のための施策を総 このため 平成 19 年 12 月に 鳥獣による農林水産業等に係る被害防止のための施策を総 合的かつ効果的に推進し 農林水産業の発展及び農山漁村地域の振興に寄与することを目 合的かつ効果的に推進し 農林水産業の発展及び農山漁村地域の振興に寄与することを目 的として 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律 ( 平 的として 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律 ( 平 成 19 年法律第 134 号 以下 鳥獣被害防止特措法 という ) が制定された 成 19 年法律第 134 号 以下 鳥獣被害防止特措法 という ) が制定された 一方 狩猟者を始めとする鳥獣の捕獲等 ( 捕獲又は殺傷をいう 以下同じ ) の担い手の 一方 狩猟者を始めとする鳥獣の捕獲等 ( 捕獲又は殺傷をいう 以下同じ ) の担い手の 減少 高齢化の進展等の現状に鑑み 今般 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に 減少 高齢化の進展等の現状に鑑み 今般 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止に 関する施策の効果的な推進に資することを目的として 平成 24 年 3 月に鳥獣被害防止特措 関する施策の効果的な推進に資することを目的として 鳥獣による農林水産業等に係る被 法の一部が改正された さらに 平成 26 年 11 月には 特定鳥獣被害対策実施隊員以外の被 害の防止のための特別措置に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 24 年法律第 10 号 以 害防止計画に基づく対象鳥獣の捕獲等に従事している者に係る猟銃の操作及び射撃の技能 下 改正法 という ) が制定され 鳥獣被害防止特措法の一部が改正されたところである に関する講習に係る特例の期限を延長することを目的として 鳥獣被害防止特措法の一部 が改正されたところである また 環境省及び農林水産省は 平成 25 年 12 月に策定した 抜本的な鳥獣捕獲強化対策 において ニホンジカ及びイノシシの当面の捕獲目標として生息数を平成 35 年度までに半 減することとした また 同じく両者は 平成 26 年 4 月に示した 被害対策強化の考え方 において 平成 35 年度までに ニホンザルについては加害群の数の半減 カワウについて は被害を与えるカワウの生息数の半減を目指すこととした ( いずれも 侵入防止柵の設置 や追い払いなどにより 群れやねぐら コロニーの加害度を低減させることを含む ) こ れらを踏まえ 鳥獣被害対策を強化することが必要である - 1 -

加えて 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律 ( 平成 14 年法律第 88 号 ) が改正され 平成 27 年 5 月に施行されることとなっている 改正に伴い 法律の題名は 鳥獣の保護及 び管理並びに狩猟の適正化に関する法律 ( 以下 鳥獣保護管理法 という ) に改められ 法目的に 鳥獣の管理 が加わったほか 都道府県及び国が実施する鳥獣の管理のための 計画を位置づける等施策体系が整理されており 鳥獣被害防止特措法に基づく被害防止施 策との一層の連携が求められている (1) 被害の状況 (1) 被害の状況 1 農作物被害 1 農作物被害 農林水産業に多くの被害を及ぼしている鳥獣の捕獲数は 15 年前と比較してイノシ 農林水産業に多くの被害を及ぼしている鳥獣の捕獲数は 15 年前と比較してイノシ シは約 12 倍 ニホンジカは約 6 倍 ニホンザルは約 4 倍に増加している ( 平成 24 年度 ) シは約 8 倍 ニホンジカは約 8 倍 ニホンザルは約 2 倍に増加している ( 平成 21 年度 ) にもかかわらず 各都道府県からの被害報告によると 近年 鳥獣による農作物の被 にもかかわらず 各都道府県からの被害報告によると 近年 鳥獣による農作物の被 害金額は200 億円前後で推移し 平成 25 年度の被害総額は約 199 億円となっている こ 害金額は200 億円を上回り 平成 22 年度の被害総額は約 239 億円となっている これを れを種類別にみると 特に イノシシ ニホンジカ ニホンザルによる被害金額が 種類別にみると 特に イノシシ ニホンジカ ニホンザルによる被害金額が 獣類 獣類被害の約 9 割を占めている 被害の約 9 割を占めている 2 森林被害 2 森林被害 各都道府県からの被害報告によると 鳥獣による森林被害面積は約 8,895ha( 平成 25 各都道府県からの被害報告によると 鳥獣による森林被害面積は約 6,200ha( 平成 22 年度 ) で 被害形態としては ニホンジカ カモシカ等による植栽木の食害 ノネズ 年度 ) で 被害形態としては ニホンジカ カモシカ等による幼齢木の食害 ニホン ミによる植栽木の樹皮及び根の食害 ニホンジカ ツキノワグマ及びヒグマ ( 以下 ク ジカ ツキノワグマ及びヒグマ ( 以下 クマ と総称する ) 等による樹皮剥ぎ被害な マ と総称する ) 等による樹皮剥ぎ被害などが多くなっている 近年の被害面積は5, どが多くなっている 近年の被害面積は5,000~8,000ha 程度で推移しており 種類別 000~9,000ha 程度で推移しており 種類別にみると ニホンジカ ノネズミ クマ にみると ニホンジカ クマ カモシカの順番で被害が大きく 特にニホンジカによ カモシカの順番で被害が大きく 特にニホンジカによる被害が全体の約 8 割を占めて る被害が全体の約 6 割を占めている いる 3 水産被害 3 水産被害 北海道等では トドによる漁具の破損 漁獲物の食害等の被害が発生しており 北 北海道等では トドによる漁具の破損 漁獲物の食害等の被害が発生しており 北 海道の調査によると 北海道における平成 25 年度の被害金額は約 20 億円となっている 海道の調査によると 被害金額は北海道だけで毎年 10 億円以上となっている また また 近年 全国的にカワウの生息域が拡大するとともに その生息数も増加してお 近年 カワウの生息域が拡大するとともに その生息数も増加しており アユを始め り アユを始めとした有用魚種の食害等が拡大している とした有用魚種の食害等が拡大している 4 住民の生命 身体又は財産に係る被害等 4 住民の生命 身体又は財産に係る被害等 鳥獣による被害は 農林水産業への被害のみならず 住民の生命 身体又は財産に 鳥獣による被害は 農林水産業への被害のみならず 住民の生命 身体又は財産に 係る被害についても 近年 深刻化している 各都道府県からの環境省への被害報告 係る被害についても 近年 深刻化している 各都道府県からの環境省への被害報告 によると クマによる被害者数は 平成 22 年度に年間約 150 人となっており 平成 18 年 によると クマによる被害者数は年間約 150 人 ( 平成 22 年度 ) となっており 平成 18 年 度と並び過去 30 年間で最多となったほか 平成 23 年度以降も年間 50~70 人程度の被害 度と並び過去 30 年間で最多となっている また 鳥獣の道路への出没等に起因する交 が発生し 平成 26 年度は 11 月現在で120 人となっている また 鳥獣の道路への出没 通事故も発生している 等に起因する交通事故も発生している (2) 被害防止対策の基本的な考え方 (2) 被害防止対策の基本的な考え方 - 2 -

1 基本的な考え方 1 基本的な考え方 都道府県の区域内においてその数が著しく増加し 又はその生息地の範囲が拡大し これまで 都道府県の区域内においてその数が著しく増加し 農林水産業等に著し 農林水産業等に著しい被害を与えている鳥獣等については 都道府県知事が その生 い被害を与えている鳥獣等については 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律 ( 平 息状況や被害状況等を勘案して 鳥獣の管理を図るために必要と認めるときは 鳥獣 成 14 年法律第 88 号 以下 鳥獣保護法 という ) に基づき 都道府県知事が特定鳥獣 保護管理法に基づき 都道府県知事が第二種特定鳥獣管理計画 ( 鳥獣保護管理法第 7 保護管理計画 ( 鳥獣保護法第 7 条第 1 項に規定する特定鳥獣保護管理計画をいう 以 条の 2 第 1 項に規定する第二種特定鳥獣管理計画をいう 以下同じ ) を作成し 人と あつれき 鳥獣の軋轢の回避に向けて個体群管理 生息環境管理や被害防除対策等の総合的な対 策を行うこととなっている 加えて 特定の地域において 希少鳥獣 ( 鳥獣保護管理法第 2 条第 4 項に定める希少鳥獣をいう 以下同じ ) について その生息数が著しく増加し 又はその生息地の範囲が拡大し 農林水産業等に著しい被害を与えている場合においては 環境大臣が その生息状況や被害状況等を勘案して 安定的な維持を図りつつ計画的な管理を図る必要があると認められるときは 環境大臣は 特定希少鳥獣管理計画 ( 鳥獣保護管理法第 7 条の4 第 1 項に定める特定希少鳥獣管理計画をいう 以下同じ ) を定め 管理対策を行うこととなっている また トドについては 漁業法 ( 昭和 24 年法律第 267 号 ) に基づく管理対策が行われてきている 平成 26 年 8 月には トド管理基本方針 を取りまとめ トドの絶滅の危険性がない範囲内でトドによる漁業被害を最小化するとの考え方に基づき 10 年後に日本海来遊群の個体数が現在の水準の60% となるまで減少させることを管理の目標として 採捕数の上限を約 200 頭から約 500 頭に見直している さらに 森林におけるノネズミについては 森林病害虫等防除法 ( 昭和 25 年法律第 53 号 ) に基づく駆除等が行われてきている 一方 近年 鳥獣による農林水産業等に係る被害が全国的に深刻化していることに加え 被害の態様が各地域において異なり 効果的な被害防止対策を実施するためには地域主体の取組を推進することが効果的であることから 被害の状況を適確に把握し得る市町村及び地域の農林漁業者が中心となって 関係機関等と連携し 被害対策に取り組む体制を早急に構築することが必要となっている このため 国及び地方公共団体は 鳥獣の生態や生息状況等の科学的知見を踏まえ 被害防止計画 ( 鳥獣被害防止特措法第 4 条第 1 項に規定する被害防止計画をいう 以下同じ ) の作成を推進するとともに 協議会 ( 鳥獣被害防止特措法第 4 条の2 第 1 項に規定する協議会をいう 以下同じ ) の組織化及び鳥獣被害対策実施隊 ( 鳥獣被害防止特措法第 9 条第 1 項の鳥獣被害対策実施隊をいう 以下同じ ) の設置を推進し 各地域において 農林水産業等に係る被害の防止のための捕獲等 侵入防止柵の設置その他鳥獣被害防止のための取組を総合的かつ計画的に推進する また 地域の特性に応じ 生息環境の整備及び保全に資するための取組を推進するとともに 被害防止対策を講ずるに当たっては 生物の多様性の確保に留意する また 国及び地方公共団体は 被害防止計画に基づく被害防止対策が円滑に実施さ あつれき 下同じ ) を作成し 人と鳥獣の軋轢の回避に向けて個体数管理 生息環境管理や被害 防除対策等の総合的な保護管理対策が行われてきている また トドについては 漁業法 ( 昭和 24 年法律第 267 号 ) に基づく管理対策が行われてきている 一方 近年 鳥獣による農林水産業等に係る被害が全国的に深刻化していることに加え 被害の態様が各地域において異なり 効果的な被害防止対策を実施するためには地域主体の取組を推進することが効果的であることから これまでの取組に加え 被害の状況を適確に把握し得る市町村及び地域の農林漁業者が中心となって 関係機関等と連携し 被害対策に取り組む体制を早急に構築することが必要となっている このため 国及び地方公共団体は 鳥獣の生態や生息状況等の科学的知見を踏まえ 被害防止計画 ( 鳥獣被害防止特措法第 4 条第 1 項に規定する被害防止計画をいう 以下同じ ) の作成を推進するとともに 協議会 ( 鳥獣被害防止特措法第 4 条の2 第 1 項に規定する協議会をいう 以下同じ ) の組織化及び鳥獣被害対策実施隊 ( 鳥獣被害防止特措法第 9 条第 1 項の鳥獣被害対策実施隊をいう 以下同じ ) の設置を推進し 各地域において 農林水産業等に係る被害の防止のための捕獲等 侵入防止柵の設置その他鳥獣被害防止のための取組を総合的かつ計画的に推進する また 地域の特性に応じ 生息環境の整備及び保全に資するための取組を推進するとともに 被害防止対策を講ずるに当たっては 生物の多様性の確保に留意する また 国及び地方公共団体は 被害防止計画に基づく被害防止対策が円滑に実施さ - 3 -

れるよう 侵入防止柵や捕獲機材の導入 対象鳥獣 ( 鳥獣被害防止特措法第 4 条第 2 れるよう 侵入防止柵や捕獲機材の導入 対象鳥獣 ( 鳥獣被害防止特措法第 4 条第 2 項第 2 号に規定する対象鳥獣をいう 以下同じ ) の捕獲等 被害防止技術の開発及び 項第 2 号に規定する対象鳥獣をいう 以下同じ ) の捕獲等 被害防止技術の開発及び 普及 被害現場における技術指導者育成等について 必要な支援措置を講ずる 普及 被害現場における技術指導者育成等について 必要な支援措置を講ずる なお 都道府県は 被害防止対策を講ずるために必要な予算を確保するに当たって なお 都道府県は 被害防止対策を講ずるために必要な予算を確保するに当たって は 狩猟税の収入につき その課税の目的を踏まえた適切かつ効果的な活用に配意す は 狩猟税の収入につき その課税の目的を踏まえた適切かつ効果的な活用に配意す る る 2 市町村の役割 2 市町村の役割 市町村は その区域内における鳥獣による農林水産業等に係る被害の状況を適確に把 市町村は その区域内における鳥獣による農林水産業等に係る被害の状況を適確に把 握することができることから 地域の農林漁業者 関係機関等と連携を図りつつ 被害 握することができることから 地域の農林漁業者 関係機関等と連携を図りつつ 被害 防止計画の作成 協議会の組織化 鳥獣被害対策実施隊の設置その他の必要な措置を適 防止計画の作成 協議会の組織化 鳥獣被害対策実施隊の設置その他の必要な措置を適 切に講ずるよう努めるものとする 切に講ずるよう努めるものとする 3 都道府県の役割 3 都道府県の役割 都道府県は 鳥獣保護管理事業計画 ( 鳥獣保護管理法第 4 条第 1 項に規定する鳥獣保 都道府県は 鳥獣保護事業計画 ( 鳥獣保護法第 4 条第 1 項に規定する鳥獣保護事業計 護管理事業計画をいう 以下同じ ) の作成その他の鳥獣保護管理法に基づく鳥獣の保護 画をいう 以下同じ ) の作成その他の鳥獣保護法に基づく鳥獣の保護管理の施策を実施 及び管理の施策を実施するとともに その区域内における鳥獣による農林水産業等に係 するとともに その区域内における鳥獣による農林水産業等に係る被害の状況 市町村 る被害の状況 市町村の被害防止対策の実施の状況等を把握することができることから の被害防止対策の実施の状況等を把握することができることから 特定鳥獣保護管理計 第二種特定鳥獣管理計画の作成 変更及び実施 被害防止技術の開発 実証及び普及 画の作成 変更及び実施 被害防止技術の開発 実証及び普及 市町村への助言及び指 市町村への助言及び指導 被害防止に取り組む人材の育成 広域での被害防止対策の実 導 被害防止に取り組む人材の育成 広域での被害防止対策の実施に向けた関係機関等 施に向けた関係機関等との調整及び協力体制の構築その他の当該都道府県における被害 との調整及び協力体制の構築その他の当該都道府県における被害防止対策の推進のため 防止対策の推進のために必要な措置を講ずるよう努めるものとする に必要な措置を講ずるよう努めるものとする 4 国 都道府県及び市町村の関係 4 国 都道府県及び市町村の関係 市町村における被害防止計画の作成及び実施に当たっては 市町村は 都道府県知事 市町村における被害防止計画の作成及び実施に当たっては 市町村は 都道府県知事 に対し 鳥獣の生息状況及び生息環境等に関する情報の提供 被害防止対策に関する技 に対し 鳥獣の生息状況及び生息環境等に関する情報の提供 被害防止対策に関する技 術的助言等を求めることができ 都道府県は 当該情報の提供 当該技術的助言等 必 術的助言等を求めることができ 都道府県は 当該情報の提供 当該技術的助言等 必 要な援助を行うよう努める 要な援助を行うよう努める また 農林水産大臣又は都道府県知事は 被害防止対策が適切に行われていないと認 また 農林水産大臣又は都道府県知事は 被害防止対策が適切に行われていないと認 められる等の場合は 市町村長に対して報告を求め 又は必要な勧告 助言若しくは援 められる等の場合は 市町村長に対して報告を求め 又は必要な勧告 助言若しくは援 助を行うものとする 助を行うものとする 一方 市町村において 被害防止計画に基づく被害防止対策が適切に実施されている 一方 市町村において 被害防止計画に基づく被害防止対策が適切に実施されている にもかかわらず 当該市町村の存する都道府県において第二種特定鳥獣管理計画が作成 にもかかわらず 当該市町村の存する都道府県において特定鳥獣保護管理計画が作成さ されておらず 又は市町村の存する特定の地域において特定希少鳥獣管理計画が定めら れておらず対象鳥獣の生息状況等の科学的な知見が十分でない 又は周辺市町村におけ れておらず 対象鳥獣の生息状況等の科学的な知見が十分でない 又は周辺市町村にお る対象鳥獣の捕獲等その他被害防止対策が不十分であること等により 当該市町村にお ける対象鳥獣の捕獲等その他被害防止対策が不十分であること等により 当該市町村に ける被害の減少が十分に図られないことも想定される こうした場合 市町村長は 都 おける被害の減少が十分に図られないことも想定される こうした場合 市町村長は 道府県知事に対し 被害防止のために必要な措置を講ずるよう要請することができるも 都道府県知事又は環境大臣に対し 被害防止のために必要な措置を講ずるよう要請する のとする 要請を受けた都道府県知事は 必要な調査を実施した上で 必要に応じて特 - 4 -

ことができるものとする 要請を受けた都道府県知事又は環境大臣は 必要な調査を実施した上で 必要に応じて第二種特定鳥獣管理計画又は特定希少鳥獣管理計画の作成 変更又はその実施 複数市町村による広域的な被害防止対策の実施に向けた連絡調整その他の必要な措置を講ずるよう努めるものとする また 都道府県において 第二種特定鳥獣管理計画に基づき 指定管理鳥獣捕獲等事業 ( 鳥獣保護管理法第 14 条の2に規定する指定管理鳥獣捕獲等事業をいう 以下同じ ) を実施する場合においては 市町村が定める被害防止計画に基づく取組と連携して管理を進めることができるよう 捕獲等の場所 時期 手法等について関係者間で調整を行うとともに 適切な役割分担がなされるよう考慮し 実効性を高めるものとする 定鳥獣保護管理計画の作成 変更又はその実施 複数市町村による広域的な被害防止対 策の実施に向けた連絡調整その他の必要な措置を講ずるよう努めるものとする 2 ( 略 ) 2 ( 略 ) 3 実施体制の整備 3 実施体制の整備 ( 略 ) ( 略 ) (1) 協議会 (1) 協議会 鳥獣被害防止特措法第 4 条の2において 協議会は 地域の関係機関等が連携して被害 これまで 地域の関係機関等が連携して被害防止対策に取り組むため 各地域において 防止対策に取り組むために必要な協議や連絡調整を行うため 市町村が単独で又は共同し 被害防止対策協議会が組織されていたが 改正法により 地域の関係機関等が連携して被 て組織することができるものとして規定されているところである 害防止対策に取り組むために必要な協議や連絡調整を行うため 市町村が単独で又は共同 協議会は 市町村に加え 農林漁業団体 猟友会 都道府県の普及指導機関その他の市 して組織することができる協議会として 鳥獣被害防止特措法に新たに規定されたところ 町村が必要と認める者をもって構成するものとする である 協議会においては 市町村による被害防止計画の作成及び変更に関する協議並びに被害 協議会は 市町村に加え 農林漁業団体 猟友会 都道府県の普及指導機関その他の市 防止対策の実施に係る連絡調整を行うものとする 町村が必要と認める者をもって構成するものとする 協議会においては 市町村による被害防止計画の作成及び変更に関する協議並びに被害 防止対策の実施に係る連絡調整を行うものとする (2) 鳥獣被害対策実施隊 (2) 鳥獣被害対策実施隊 1 基本的な考え方 1 基本的な考え方 被害防止対策を効果的かつ効率的に実施するためには 協議会を組織することに加え 被害防止対策を効果的かつ効率的に実施するためには 協議会を組織することに加え 鳥獣被害対策実施隊員により 市町村における被害防止対策が持続的に行われることが 鳥獣被害対策実施隊員により 市町村における被害防止対策が持続的に行われることが 重要である 重要である このため 市町村は 鳥獣被害対策実施隊の設置を推進し 当該鳥獣被害対策実施隊 このため 市町村は 鳥獣被害対策実施隊の設置を推進し 当該鳥獣被害対策実施隊 が中心となって当該市町村における被害防止対策が適切に行われるよう必要な体制整備 が中心となって当該市町村における被害防止対策が適切に行われるよう必要な体制整備 を図るものとする 特に 一部の地域においては鳥獣による被害が発生しているにも関 を図るものとする わらず 設置状況の進捗に遅れがみられることから 被害防止対策を適切に行えるよう 設置の促進により一層努める必要がある 2 ( 略 ) 2 ( 略 ) - 5 -

3 鳥獣被害対策実施隊員の人選 3 鳥獣被害対策実施隊員の人選 鳥獣被害対策実施隊員の人選に当たっては 市町村は 必要に応じて猟友会 農林漁 鳥獣被害対策実施隊員の人選に当たっては 市町村は 必要に応じて猟友会 農林漁 業団体その他の関係機関等と事前の調整を行うなど 必要な体制整備が円滑に行われる 業団体その他の関係機関等と事前の調整を行うなど 必要な体制整備が円滑に行われる よう配慮するものとする 特に 鳥獣被害対策実施隊による効果的な捕獲活動が行われ よう配慮するものとする るよう 十分な調整を実施し 必要な人員を確保する等 体制の強化に努めるものとす る また 都道府県は 市町村による鳥獣被害対策実施隊員の人選が円滑に行われるよう また 都道府県は 市町村による鳥獣被害対策実施隊員の人選が円滑に行われるよう 市町村 猟友会等関係機関に対する指導 助言 情報の提供その他の必要な措置を講ず 市町村 猟友会等関係機関に対する指導 助言 情報の提供その他の必要な措置を講ず るよう努めるものとする るよう努めるものとする 4 5 ( 略 ) 4 5 ( 略 ) 6 市町村の区域以外の区域に居住する者の取扱い 6 市町村の区域以外の区域に居住する者の取扱い 市町村長は 鳥獣被害対策実施隊の組織化を進める上で 当該市町村に居住する者の 市町村長は 鳥獣被害対策実施隊の組織化を進める上で 当該市町村に居住する者の みでは十分な体制が確保されないと認められる場合には 猟友会等関係機関等と連携し みでは十分な体制が確保されないと認められる場合には 猟友会等関係機関等と連携し て 当該市町村の区域以外の区域に居住する者について 鳥獣被害対策実施隊員として て 当該市町村の区域以外の区域に居住する者について 鳥獣被害対策実施隊員として 任命することにより 必要な体制整備に取り組むものとする 任命することにより 必要な体制整備に取り組むものとする また 国及び都道府県は 市町村 猟友会等関係機関等と連携して 市町村における 鳥獣被害対策実施隊の体制整備に必要な人材の融通が図られるよう 指導 助言 情報 の提供その他必要な措置を講ずるよう努めるものとする 4 鳥獣の捕獲等 4 鳥獣の捕獲等 国及び地方公共団体は 鳥獣被害対策実施隊を中心とした捕獲体制の構築 捕獲等の担 国及び地方公共団体は 鳥獣被害対策実施隊を中心とした捕獲体制の構築 捕獲等の担 い手の育成 確保など 被害防止計画に即し 鳥獣の捕獲等を適確に実施するために必要 い手の育成 確保など 被害防止計画に即し 鳥獣の捕獲等を適確に実施するために必要 な措置を講ずるよう努めるものとする 特に 環境省及び農林水産省が平成 25 年 12 月に策 な措置を講ずるよう努めるものとする 定した 抜本的な鳥獣捕獲強化対策 等を踏まえ 捕獲対策を強化することが必要である (1) 鳥獣被害対策実施隊を中心とした捕獲体制の構築 (1) 鳥獣被害対策実施隊を中心とした捕獲体制の構築 農林水産業等に被害を及ぼす鳥獣の捕獲等については 猟友会への委託等を中心として 農林水産業等に被害を及ぼす鳥獣の捕獲等については 猟友会への委託等を中心として 実施されてきたが 近年 狩猟者を始めとする鳥獣の捕獲等の担い手の減少や高齢化が進 実施されてきたが 近年 狩猟者を始めとする鳥獣の捕獲等の担い手の減少や高齢化が進 んでいる中において 鳥獣被害対策実施隊を中心とした捕獲体制の構築を進めることによ んでいる中において 鳥獣被害対策実施隊を中心とした捕獲体制の構築を進めることによ り 新たな捕獲体制を早急に確立することが必要となっている このため 国及び地方公 り 新たな捕獲体制を早急に確立することが必要となっている このため 国及び地方公 共団体は 鳥獣被害対策実施隊員の育成 確保に資するよう 従来から鳥獣の捕獲等にお 共団体は 鳥獣被害対策実施隊員の育成 確保に資するよう 従来から鳥獣の捕獲等にお いて重要な役割を担ってきた猟友会員に加え 市町村や農林漁業団体の職員等を新たな捕 いて重要な役割を担ってきた猟友会員に加え 市町村や農林漁業団体の職員等を新たな捕 獲等の担い手として育成する取組を推進する 獲等の担い手として育成する取組を推進する なお 捕獲等に際しては 鳥獣保護管理法 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 ) その なお 捕獲等に際しては 鳥獣保護法 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 ) その他の 他の関係法令を遵守すべきことについて周知を図る また 鳥獣保護管理法第 3 条第 1 項 関係法令を遵守すべきことについて周知を図る また 平成 23 年 9 月に鳥獣保護法第 3 条 の規定に基づく 鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針 ( 平 第 1 項の規定に基づく 鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針 ( 平 - 6 -

成 26 年環境省告示第 133 号 ) において 銃器の使用以外の方法により捕獲等を行う場合 捕 成 19 年環境省告示第 3 号 ) が改正され 銃器の使用以外の方法により捕獲等を行う場合に 獲従事者の中に猟法の種類に応じた狩猟免許所持者が含まれ かつ 講習会を実施するこ おいて 捕獲従事者の中に猟法の種類に応じた狩猟免許所持者が含まれ かつ 講習会を とにより捕獲技術 安全性等が確保されるときは 狩猟免許を受けていない者であっても 実施することにより捕獲技術 安全性等が確保されるときは 狩猟免許を受けていない者 当該捕獲等の補助を行うことが認められているとともに 農林業者が自らの事業地内で囲 であっても当該捕獲等の補助を行うことが認められることとなったとともに 農林業者が いわなにより鳥獣の捕獲等を行う場合においては 当該農林業者が狩猟免許を受けていな 自らの事業地内で囲いわなにより鳥獣の捕獲等を行う場合においては 当該農林業者が狩 い場合であっても鳥獣の捕獲等をすることができることとされているところである 猟免許を受けていない場合であっても鳥獣の捕獲等をすることができることとされたとこ これらのことを踏まえ 地域の実情に応じて 銃器の使用以外の方法を有効に活用する ろである ものとする これらのことを踏まえ 地域の実情に応じて 銃器の使用以外の方法を有効に活用する また ICT( 情報通信技術 ) 等を活用したわなの利用や シャープシューティング等 ものとする の大量捕獲技術の導入など 捕獲技術の高度化を図るものとする (2) ( 略 ) (2) ( 略 ) (3) 住民の生命 身体等に被害が生ずるおそれがある場合等の対処 (3) 住民の生命 身体等に被害が生ずるおそれがある場合等の対処 鳥獣被害防止特措法第 9 条第 4 項において 鳥獣被害対策実施隊員は 住民の生命 身 改正法により 鳥獣被害対策実施隊員は 住民の生命 身体又は財産に係る被害を防止 体又は財産に係る被害を防止するために緊急に行う必要のある鳥獣の捕獲等に従事するも するために緊急に行う必要のある鳥獣の捕獲等に従事するものとされたことを踏まえ 市 のとされていることを踏まえ 市町村は 緊急時の対応に際しては 都道府県 警察その 町村は 緊急時の対応に際しては 都道府県 警察その他関係機関と密接に連携し 事態 他関係機関と密接に連携し 事態に適切に対処するものとする に適切に対処するものとする なお クマ等が住宅街等に現れ 住民の生命 身体等に現実かつ具体的に危険が生じ なお クマ等が住宅街等に現れ 住民の生命 身体等に現実かつ具体的に危険が生じ 特に急を要する場合には 警察官職務執行法 ( 昭和 23 年法律第 136 号 ) 第 4 条第 1 項の規定 特に急を要する場合には 警察官職務執行法 ( 昭和 23 年法律第 136 号 ) 第 4 条第 1 項の規定 に基づき 警察官が狩猟者に対し駆除を命ずることもある に基づき 警察官が狩猟者に対し駆除を命ずることもある 5 侵入防止柵の設置等による被害防止 5 侵入防止柵の設置等による被害防止 (1) ( 略 ) (1) ( 略 ) (2) 追払い活動等の推進 (2) 追払い活動等の推進 鳥獣の被害防止対策を進めるに当たっては 4による捕獲 ⑴による侵入防止柵の設置 鳥獣の被害防止対策を進めるに当たっては ⑴による侵入防止柵の設置等に加え 特に 等に加え 特にニホンザルやカワウ等については 追払い活動や追上げ活動を行うことが ニホンザルやカワウ等については 追払い活動や追上げ活動を行うことが有効である 有効である このため 国及び地方公共団体は 追払い犬の育成や 電波発信機を活用した追払い活 このため 国及び地方公共団体は 追払い犬の育成や 電波発信機を活用した追払い活 動等を推進する 特に 追払い犬については 家庭動物等の飼養及び保管に関する基準 ( 平 動等を推進する 特に 追払い犬については 平成 19 年 11 月に家庭動物等の飼養及び保管 成 14 年環境省告示第 37 号 ) において 適正なしつけ及び訓練がなされていること等を条件 に関する基準 ( 平成 14 年環境省告示第 37 号 ) が改正され 適正なしつけ及び訓練がなされ として 鳥獣による被害を防ぐ目的での犬の放飼いが認められていることも踏まえつつ ていること等を条件として 鳥獣による被害を防ぐ目的での犬の放飼いが認められたこと その活用を推進する も踏まえつつ その活用を推進する なお 追払い活動等の実施に当たっては 他の地域に被害が拡大しないよう 近隣の地 なお 追払い活動等の実施に当たっては 他の地域に被害が拡大しないよう 近隣の地 域との連携 協力に努める 域との連携 協力に努める また 花火 ( 動物駆逐用煙火を含む ) を追払い活動に用いる場合には 火薬類取締法 ( 昭 また 花火を追払い活動に用いる場合には 火薬類取締法 ( 昭和 25 年法律第 149 号 ) その 和 25 年法律第 149 号 ) その他の関係法令の規定に基づき 使用する製品の取扱説明書に従っ 他の関係法令の規定に基づき 例えば消火用水を備える等消火のための準備をすること - 7 -

て 例えば直接手に持たず杭等に固定して使用すること 消火用水を備える等消火のため風向を考慮して安全な方向に向けて使用すること等により 安全の確保を図る の準備をすること 風向を考慮して安全な方向に向けて使用すること等により 安全の確保を図る (3) ( 略 ) (3) ( 略 ) 6 捕獲鳥獣の適正な処理及び食品としての利用等 6 捕獲鳥獣の適正な処理及び食品としての利用等 捕獲等をした鳥獣については 山野に放置しない等適切に処理を行う必要があるが そ 捕獲等をした鳥獣については 山野に放置しない等適切に処理を行う必要があるが そ の処理については 鳥獣の捕獲数増加に伴う環境への悪影響 狩猟者の高齢化による埋設 の処理については 鳥獣の捕獲数増加に伴う環境への悪影響 狩猟者の高齢化による埋設 作業の負担増加 適切な処理施設の不足等が問題となっている場合がある このため 国 作業の負担増加 適切な処理施設の不足等が問題となっている場合がある このため 国 及び地方公共団体は 捕獲鳥獣の適切な処理方法の普及等を推進する 及び地方公共団体は 捕獲鳥獣の適切な処理方法の普及等を推進する また 被害防止対策を持続的に実施する観点から 国及び地方公共団体は 捕獲等をし また 被害防止対策を持続的に実施する観点から 国及び地方公共団体は 捕獲等をし た鳥獣を地域資源として捉え 食肉処理に際して 厚生労働省が平成 26 年 11 月に作成した た鳥獣を地域資源として捉え 食肉処理に際して 衛生管理の徹底等により安全性を確保 野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針( ガイドライン ) を遵守する等 衛生管理を徹底す しつつ 品質や加工歩留まりの向上 販路の確保等の経営の視点を取り入れながら 肉等 ること等により安全性を確保しつつ 品質や加工歩留まりの向上 販路の確保等の経営の の加工 販売等を通じて地域の活性化につなげる取組を推進する この際 捕獲等をした 視点を取り入れながら 肉等の加工 販売等を通じて地域の活性化につなげる取組を推進 鳥獣を活用する取組を持続的に実施することが可能となるよう 捕獲活動と加工 販売を する この際 捕獲等をした鳥獣を活用する取組を持続的に実施することが可能となるよ 一体的かつ安定的に実施する体制の構築を推進する う 捕獲活動と加工 販売を一体的かつ安定的に実施する体制の構築を推進する さらに 国及び地方公共団体は 捕獲等をした鳥獣の処理及び加工に必要 さらに 国及び地方公共団体は 捕獲等をした鳥獣の処理及び加工に必要な施設の整備 な施設の整備 食品として利用するための衛生的な処理技術等の普及 商品の開発及び販 食品として利用するための衛生的な処理技術等の普及 商品の開発及び販売経路の確立 売経路の確立 消費の拡大等への支援等の措置を講ずる 消費の拡大等への支援等の措置を講ずる 7 国 地方公共団体等の連携及び協力 7 国 地方公共団体等の連携及び協力 (1) 農林水産部局と鳥獣保護部局等との連携 (1) 農林水産部局と鳥獣保護部局等との連携 鳥獣による農林水産業等に係る被害を防止するためには 農林水産業の振興の観点のみ 鳥獣による農林水産業等に係る被害を防止するためには 農林水産業の振興の観点のみ ならず 農山漁村の活性化 鳥獣の保護及び管理等総合的な観点から対策を講じることが ならず 農山漁村の活性化 鳥獣の保護管理等総合的な観点から対策を講じることが必要 必要である このため 国及び地方公共団体は 農林水産業及び農山漁村の振興に関する である このため 国及び地方公共団体は 農林水産業及び農山漁村の振興に関する業務 業務を担当する部局と鳥獣の保護及び管理に関する業務を担当する部局等が緊密に連携し を担当する部局と鳥獣の保護及び管理に関する業務を担当する部局等が緊密に連携して て 被害防止対策を実施することとする また 必要に応じて 農林漁業団体 猟友会 被害防止対策を実施することとする 鳥獣の保護及び管理に関する学識経験者等の意見を聴取するなど 適確な被害防止対策の 実施に努める なお 国においては 被害防止対策をより効果的かつ総合的に実施するため 農林水産 なお 国においては 鳥獣による農林水産業等に係る被害に対応するため 平成 4 年か 省 環境省 文化庁 警察庁 総務省 厚生労働省 経済産業省及び防衛省による関係省 ら 農林水産省 環境省 文化庁及び警察庁による関係省庁連絡会議を設置するとともに 庁連絡会議を開催するとともに 当該連絡会議の充実強化を推進する 平成 20 年 8 月には 総務省 経済産業省及び防衛省を構成員に追加しているところである が 被害防止対策をより効果的かつ総合的に実施する観点から 当該連絡会議の充実強化 を推進する - 8 -

(2)~(4) ( 略 ) (2)~(4) ( 略 ) 8 9 ( 略 ) 8 9 ( 略 ) 10 第二種特定鳥獣管理計画又は特定希少鳥獣管理計画の作成又は変更 10 特定鳥獣保護管理計画の作成又は変更 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止を効果的に行うためには 鳥獣の生態や生息 鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止を効果的に行うためには 鳥獣の生態や生息 状況等の科学的な知見に基づいて 計画的に被害防止対策を進めていくことが必要である 状況等の科学的な知見に基づいて 計画的に被害防止対策を進めていくことが必要である この場合 第二種特定鳥獣管理計画及び特定希少鳥獣管理計画の制度を有効に活用するこ この場合 特定鳥獣保護管理計画制度を有効に活用することが重要であり 都道府県にお とが重要であり 都道府県又は国においては 当該都道府県の区域内における被害防止計 いては 当該都道府県の区域内における被害防止計画の作成状況等を踏まえ 必要に応じ 画の作成状況等を踏まえ 必要に応じて第二種特定鳥獣管理計画又は特定希少鳥獣管理計 て特定鳥獣保護管理計画の作成や変更に努めるものとする 画の作成や変更に努めるものとする 11 生息環境の整備及び保全 11 生息環境の整備及び保全 被害防止対策を実施するに当たっては 人と鳥獣のすみ分けを進めるほか 鳥獣の生息 被害防止対策を実施するに当たっては 人と鳥獣のすみ分けを進めるほか 鳥獣の生息 環境の整備及び保全を進めることが重要である 環境の整備及び保全を進めることが重要である このため 国及び地方公共団体は 鳥獣との共存に配慮し 地域の特性に応じ 人工林 このため 国及び地方公共団体は 鳥獣との共存に配慮し 地域の特性に応じ 間伐や の間伐の推進や広葉樹林化 長伐期化 天然林の保全などによる多様で健全な森林の整備 広葉樹林の育成等による多様で健全な森林の整備 保全 鳥獣保護区の適切な管理その他 保全 鳥獣保護区の適切な管理その他の鳥獣の良好な生息環境の整備及び保全に資する の鳥獣の良好な生息環境の整備及び保全に資する取組を進める 取組を進める 二 被害防止計画に関する事項 二 被害防止計画に関する事項 市町村は 協議会等の関係者からの意見を聴取し 必要に応じて都道府県や専門家からの 市町村は 協議会等の関係者からの意見を聴取し 必要に応じて都道府県や専門家からの 情報の提供や技術的な助言を受けつつ 当該市町村を対象地域として 被害防止対策の実施 情報の提供や技術的な助言を受けつつ 当該市町村を対象地域として 被害防止対策の実施 体制や 被害を及ぼす鳥獣の捕獲等 侵入防止柵の設置等の被害防止対策を明らかにした 体制や 被害を及ぼす鳥獣の捕獲等 侵入防止柵の設置等の被害防止対策を明らかにした 被害防止計画の作成を推進する 被害防止計画の作成を推進する その際 鳥獣の生態や生息状況等の科学的知見を踏まえた総合的かつ効果的な被害防止対 その際 鳥獣の生態や生息状況等の科学的知見を踏まえた総合的かつ効果的な被害防止対 策の実施が図られるよう また 鳥獣の生息状況を踏まえた捕獲等の更なる強化など 対策 策の実施が図られるよう 対策の適切な組合せに留意するとともに 対策の実施効果を踏ま の適切な組合せに留意するとともに 対策の実施効果を踏まえ 被害対策の柔軟な運用が図 え 被害対策の柔軟な運用が図られることが重要である られることが重要である 1 ( 略 ) 1 ( 略 ) 2 鳥獣保護管理事業計画及び第一種特定鳥獣保護計画又は第二種特定鳥獣管理計画との整 2 鳥獣保護事業計画及び特定鳥獣保護管理計画との整合性合性市町村が被害防止計画を作成するに当たっては 鳥獣保護管理事業計画 ( 第一種特定鳥市町村が被害防止計画を作成するに当たっては 鳥獣保護事業計画 ( 特定鳥獣保護管理 - 9 -

獣保護計画 ( 鳥獣保護管理法第 7 条第 1 項に規定する第一種特定鳥獣保護計画をいう 以下同じ ) 又は第二種特定鳥獣管理計画が定められている都道府県の区域内の市町村の被害防止計画にあっては 鳥獣保護管理事業計画及び第一種特定鳥獣保護計画又は第二種特定鳥獣管理計画 ) との整合性が保たれるよう 当該市町村が存する都道府県における鳥獣の生息状況や 都道府県が実施する鳥獣の保護及び管理の対策の実施状況について 十分留意するものとする なお 都道府県は 市町村から鳥獣被害防止特措法第 4 条第 5 項前段の規定に基づく被害防止計画の協議があった場合には 鳥獣保護管理事業計画及び第一種特定鳥獣保護計画又は第二種特定鳥獣管理計画との整合性に十分配慮しつつ 市町村が被害の実情に精通していることを踏まえて 当該協議を行うものとする 計画が定められている都道府県の区域内の市町村の被害防止計画にあっては 鳥獣保護事業計画及び特定鳥獣保護管理計画 ) との整合性が保たれるよう 当該市町村が存する都道府県における鳥獣の生息状況や 都道府県が実施する鳥獣の保護管理対策の実施状況について 十分留意するものとする なお 都道府県は 市町村から鳥獣被害防止特措法第 4 条第 5 項前段の規定に基づく被害防止計画の協議があった場合には 鳥獣保護事業計画及び特定鳥獣保護管理計画との整合性に十分配慮しつつ 市町村が被害の実情に精通していることを踏まえて 当該協議を行うものとする 3 被害防止計画に定める事項 3 被害防止計画に定める事項 ( 略 ) ( 略 ) (1)~(3) ( 略 ) (1)~(3) ( 略 ) (4) 対象鳥獣の捕獲等に関する事項 (4) 対象鳥獣の捕獲等に関する事項 1 対象鳥獣の捕獲体制 1 対象鳥獣の捕獲体制 捕獲機材の導入 鳥獣被害対策実施隊における対象鳥獣捕獲員等の捕獲等の担い手の 捕獲機材の導入 鳥獣被害対策実施隊における対象鳥獣捕獲員等の捕獲等の担い手の 確保 農林漁業者による狩猟免許の取得促進等 対象鳥獣の捕獲体制の構築に関する取 確保 農林漁業者による狩猟免許の取得促進等 対象鳥獣の捕獲体制の構築に関する取 組について記載する また 鳥獣被害対策実施隊員にライフル銃を所持させて捕獲等に 組について記載する 従事させる方針である場合には 当該方針について記載する 2 対象鳥獣の捕獲計画 2 対象鳥獣の捕獲計画 近年の捕獲実績や生息状況 被害の発生時期等を踏まえて 対象鳥獣の毎年度の捕獲 近年の捕獲実績や生息状況 被害の発生時期等を踏まえて 対象鳥獣の毎年度の捕獲 計画数等とその設定の考え方 捕獲手段等の具体的な取組について記載する また 鳥 計画数等とその設定の考え方 捕獲手段等の具体的な取組について記載する 獣被害対策実施隊員にライフル銃を所持させて捕獲等を行う場合には ライフル銃による捕獲等を実施する必要性とライフル銃を所持させた鳥獣被害対策実施隊員による捕獲手段等の具体的な取組について記載する 3 ( 略 ) 3 ( 略 ) (5)~(7) ( 略 ) (5)~(7) ( 略 ) (8) 捕獲等をした対象鳥獣の処理に関する事項 (8) 捕獲等をした対象鳥獣の処理に関する事項 肉としての利活用 鳥獣の保護及び管理に関する学術研究への利用 適切な処理施設で 肉としての利活用 鳥獣の保護管理に関する学術研究への利用 適切な処理施設での焼 の焼却 捕獲現場での埋設等 捕獲等をした鳥獣の処理方法について記載する 却 捕獲現場での埋設等 捕獲等をした鳥獣の処理方法について記載する この場合 捕獲等をした鳥獣の肉としての利活用等を推進する場合は 安全性確保の取 この場合 捕獲等をした鳥獣の肉としての利活用等を推進する場合は 安全性確保の取 組等についても記載する 組等についても記載する (9) ( 略 ) (9) ( 略 ) - 10 -

4 被害防止計画の実施状況の報告 4 被害防止計画の実施状況の報告 被害防止対策を効果的に実施するためには 市町村が作成した被害防止計画に基づく取 被害防止対策を効果的に実施するためには 市町村が作成した被害防止計画に基づく取 組の実施状況を都道府県に報告し 第二種特定鳥獣管理計画の作成又は計画の見直しに役 組の実施状況を都道府県に報告し 特定鳥獣保護管理計画の作成又は計画の見直しに役立 立てる等 都道府県と市町村が連携して対策を実施することが重要である てる等 都道府県と市町村が連携して対策を実施することが重要である このため 市町村は 鳥獣被害防止特措法第 4 条第 10 項の規定に基づき 毎年度 被害 このため 市町村は 鳥獣被害防止特措法第 4 条第 10 項の規定に基づき 毎年度 被害 防止計画に基づく鳥獣の捕獲数 被害防除や生息環境整備の取組その他被害防止計画の実 防止計画に基づく鳥獣の捕獲数 被害防除や生息環境整備の取組その他被害防止計画の実 施状況について 都道府県知事に報告するものとする 施状況について 都道府県知事に報告するものとする 三その他被害防止施策を総合的かつ効果的に実施するために必要な事項三その他被害防止施策を総合的かつ効果的に実施するために必要な事項 1~4 ( 略 ) 1~4 ( 略 ) 5 東日本大震災等への対応 5 東日本大震災等への対応 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災及びこれに伴う東京電力株式会社福島第一原 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災及びこれに伴う東京電力株式会社福島第一原 子力発電所の事故により鳥獣の捕獲活動が停滞する等の影響が生じている地域においては 子力発電所の事故により鳥獣の捕獲活動が停滞する等の影響が生じている地域においては 鳥獣による農林水産業等に係る被害が拡大している 鳥獣による農林水産業等に係る被害が拡大するおそれがある このため 国及び地方公共団体は 当該地域における鳥獣の生息状況 捕獲等の状況 このため 国及び地方公共団体は 当該地域における鳥獣の生息状況 捕獲等の状況 被害の状況等を適確に把握し 被害の拡大を防止するため必要な措置を講ずるよう努める 被害の状況等を適確に把握し 被害の拡大を防止するため必要な措置を講ずるよう努める ものとする ものとする 6 基本指針の見直し 6 基本指針の見直し この基本指針は 鳥獣被害防止特措法で示された被害防止施策の実施に関する基本的な この基本指針は 鳥獣被害防止特措法で示された被害防止施策の実施に関する基本的な 事項に従い 平成 27 年 月における基本指針の一部改正時点での諸情勢に対応して 今後 事項に従い 平成 24 年 6 月における基本指針の一部改正時点での諸情勢に対応して 今後 5 年程度を見通して策定したものであるが 今後 鳥獣による農林水産業等に係る被害の 5 年程度を見通して策定したものであるが 今後 鳥獣による農林水産業等に係る被害の 発生状況 鳥獣の生息状況等が大きく変化する可能性がある 発生状況 鳥獣の生息状況等が大きく変化する可能性がある このため この基本指針については 鳥獣による農林水産業等に係る被害を防止するた このため この基本指針については 鳥獣による農林水産業等に係る被害を防止するた めの施策の実施状況等を踏まえつつ 見直しの必要性や時期等を適時適切に検討するもの めの施策の実施状況等を踏まえつつ 見直しの必要性や時期等を適時適切に検討するもの とする とする - 11 -