使い方ガイド ( はじめて編 ) カラーマネージメントソフトウェア Version 7.0 重要 ご使用前には必ずこの使い方ガイドをよくお読みになり 正しくお使いください この使い方ガイドを含む最新の製品情報は 当社のWebサイトから確認できます www.eizo.co.jp
本書について 本書は ColorNavigator をはじめてお使いになる方を対象としています ColorNavigator 7のインストール方法および起動方法については ColorNavigator 7 インストールガイドをお読みください ColorNavigator 6からアップグレードしてお使いになる方は ColorNavigator 7 使い方ガイド (ColorNavigator 6アップグレード編 ) をお読みください ColorNavigator NXからアップグレードしてお使いになる方は ColorNavigator 7 使い方ガイド (ColorNavigator NXアップグレード編 ) をお読みください 1. 本書の著作権はEIZO 株式会社に帰属します 本書の一部あるいは全部をEIZO 株式会社からの事前の許諾を得ることなく転載することは固くお断りします 2. 本書の内容について 将来予告なしに変更することがあります 3. 本書の内容については 万全を期して作成しましたが 万一誤り 記載もれなどお気づきの点がありましたら ご連絡ください 4. 本機の使用を理由とする損害 逸失利益などの請求につきましては 上記にかかわらず いかなる責任も負いかねますので あらかじめご了承ください 2 本書について
目次 本書について... 2 目次... 3 第 1 章 用途に合わせたキャリブレーション手順... 4 第 2 章 新規目標の作成... 8 第 3 章 手動調整... 15 第 4 章 こんなときは... 17 目次 3
第 1 章 用途に合わせたキャリブレーション手順 1. モニターとコンピュータが正しく接続されていることを確認します 詳しくは モニターに付属のセットアップガイドを参照してください 測定器を使用する場合は測定器がコンピュータ本体またはモニターの USB ダウンストリームポートに接続されていることを確認します 2. ColorNavigator 7 を起動します 3. カラーモードリストから 用途に合うカラーモードを選択します 4 第 1 章用途に合わせたキャリブレーション手順
用途映像制作 Web コンテンツの作成 閲覧 作品データの確認 編集 作品データの印刷 商業印刷 ( 高度な調整 ) 基準に合わせて適したカラーモードを選択するカラーモード調整目標整第 1 章用途に合わせたキャリブレーション手順調BT.709 など srgb Adobe RGB を選択する 適した調整目標プリセットを選択する 印刷 5000K 印刷 5500K キャリブレーション ボタンをクリックし 調整を実行する CAL 商業印刷 カラーモード (CAL) を選択した場合 目標リストから用途に応じた調整目標プリセットを選択します 4. キャリブレーション をクリックします 5
5. 測定器を選択します ウィンドウの指示に従って 測定器を選択します 注意点 測定器の初期化は 測定器のセンサー部に光が入らないように注意してください 初期化中にセンサー部に光が入ると 正しい結果を得ることはできません 使用する測定器によっては 自動検出した測定器のみ表示する のチェックをオフにすると表示されます 詳細は ColorNavigator 7のヘルプを参照してください 測定器独自の補正機能が使用できる測定器を選択すると 測定器の補正機能 が表示されます プルダウンメニューから使用する補正テーブルを選択してください 詳細はColorNavigator 7のヘルプを参照してください i1 Pro2を使ってColorEdge PROMINENCE CG3145をキャリブレーションする場合 測定器を三脚などに取り付け パネル面から5 cm ~ 20 cm 程度離して設置してください パネルに接触させて測定すると熱がこもり 正確な測定ができません 6. キャリブレーションを開始します測定ウィンドウが表示されます ウィンドウの指示に従って キャリブレーションを始めます Standard Modeのキャリブレーションが完了すると完了画面が表示されます 完了 をクリックするとメインウィンドウが表示され すべてのStandard Modeがキャリブレーション完了状態になります 6 第 1 章用途に合わせたキャリブレーション手順
Advanced Mode のキャリブレーションが完了すると調整結果が表示されます 調整結果画面で 完了 をクリックするとキャリブレーションした Advanced Mode がキャリブレーション完了状態になります 参考 モニター測定に問題が発生した場合は ColorNavigator 7のヘルプを参照してください 第 1 章 用途に合わせたキャリブレーション手順 7
第 2 章 新規目標の作成 用途にあった調整目標を新しく作成することができます 1. メインウィンドウを開きます 2. モニター設定 メニューをクリックし プルダウンメニューから 目標の管理 を選択します 目標管理画面が表示されます 8 第 2 章新規目標の作成
3. 目標の追加 メニューをクリックし プルダウンメニューから 新規作成 を選択します 目標編集画面が表示されます 表示内容はお使いの機種によって異なります 4. 調整目標の各項目を設定します設定項目については 調整目標の設定項目 (P.10) を参照してください 5. 設定が完了したら OK ボタンをクリックします調整目標が作成されます 参考 画面右上のをクリックすると 目標の編集 の無効 ( ) 有効( ) を切り替えることができ ます 目標を編集する場合は無効 ( ) にしてください 第 2 章 新規目標の作成 9
調整目標の設定項目 調整目標名 調整目標名を設定します モード名を設定する にチェックを入れるとカラーモード名を設定できます 参考 使用できる文字と文字数には制限があります カラーモードタイプ をクリックして Standard Mode または Advanced Mode を選択します 注意点 OK をクリックするまではカラーモードタイプを変更しても変更前の情報は保持されます 次の機種はカラーモードタイプの変更機能をご利用になれません CG245W, CG246, CG275W, CG276, CS230, CX240, CX270 Advanced Mode の場合 プリセット目標 必要に応じて プリセット目標 メニューをクリックし プルダウンメニューから規格値を選択します 規格値を選択すると 輝度 白色点 ガンマ 色域 の設定が規格値に対応した設定が選択された状態になります 輝度 項目標準入力手入力最小値最大値 説明スライダーを使って値を指定します 設定できる輝度値の上限は機種によって異なります 値を入力します 目標輝度値を最小値または最大値に指定します 10 第 2 章新規目標の作成
黒レベル 黒レベルを上げることにより モニターに表示される画像の暗い部分を明るくすることができます 画像のコントラスト ( 明暗 ) が高いと感じる場合に黒レベルを上げると効果があります 項目 最小値 黒レベルを最小値に指定します ( 推奨 ) 手入力 値を入力します 白色点 説明 項目 説明 規格値 プルダウンメニューから規格値を選択します 色温度 スライダーを使って色温度を指定します 色座標 * 1 色座標の値を入力します *1 白色点を色座標で指定する場合 xおよびyの値は0.24から0.45の間で設定してください 第 2 章 新規目標の作成 11
ガンマ (EOTF) 項目説明規格値プルダウンメニューから規格値を選択します 指定できる規格は 機種によって異なります 標準入力スライダーを使って値を指定します ( 推奨 :2.2) 手入力ガンマ値を入力します L* L* ガンマ値を指定します LUT LUTファイルを読み込んでガンマ値を指定します LUTファイルのインポート ボタンをクリックしてLUTファイルを読み込みます LUTファイルの条件は次のとおりです 拡張子は csv 1 行に1 個の数値を記録する 数値を256 個 (8bitの場合) または1024 個 (10bitの場合) 記録する 0 以上の実数を記録する 最後の値が最大になるように記録する 調整方法ガンマの調整方法を設定します 項目説明標準コントラストを維持しつつ 中間階調における白の色味を補正する場合に選択します ( 推奨 ) グレイバランス中間階調における白の色味を重視して補正する場合に選択します 重視ただし グレイバランス重視 を選択した場合には 次の制約があります コントラストが低下する場合があります ほかの設定に比べて色域が狭くなることがあります 固定ガンマガンマ値を固定します 12 第 2 章新規目標の作成
色域モニターの色再現域 ( 色域 ) の調整方法を設定します 項目説明 Native パネル本来の色域で表示されます ( 推奨 ) 規格値 * 1 プルダウンメニューから規格値を選択します 手入力 * 1 RGBのxy 値を手入力します *1 参考: 色域クリッピングについて (P.14) を参照してください Standard Modeの場合輝度表示内容はお使いの機種やカラーモードのタイプによって異なります 項目標準入力手入力白色点 説明スライダーを使って値を指定します 設定できる輝度値の上限は機種によって異なります 値を入力します 項目 Native 規格値色温度 説明モニターに初期設定されている白色点を使用します プルダウンメニューから規格値を選択します スライダーを使って色温度を指定します 第 2 章 新規目標の作成 13
ガンマ (EOTF) 項目 説明 規格値 プルダウンメニューから規格値を選択します 標準入力 スライダーを使って値を指定します ( 推奨 :2.2) 色域 項目 説明 Native モニターに初期設定されている色域を使用します ( 推奨 ) 規格値 プルダウンメニューから規格値を選択します 参考 : 色域クリッピングについて 設定した色域のうち モニターが表示できない範囲の色の表示方法を設定できます オン モニターが表示できる範囲の色は 規格に合わせて正確に表示します 表示できない範囲の色は飽和します オフ 色の正確性よりも 階調性を重視して表示します 規格で定義された色域の頂点を モニターが表示できる範囲に移動します これにより モニターが表示できる最も近い色で表示します モニターの色域規格で定義された色域画面に表示する色域 - この図は概念図であり 製品の実際の色域を示すものではありません この設定は 色再現域 で モニターネイティブ を選択すると無効になります 14 第 2 章新規目標の作成
第 3 章 手動調整 モニターの表示を手動で調整することができます ここでは Standard Modeの手動調整について説明します 参考 Advanced Modeの場合 調整できる項目が機種や目標の内容によって異なります また 手動調整後にモニターの測定が実行されます 詳しくは ColorNavigator 7のヘルプを参照してください 1. メインウィンドウを開きます 2. Standard Modeのカラーモードを選択しますモニターのカラーモードが切り替わり 現在の調整状態が表示されます 3. 操作メニューをクリックし 手動調整 を選択します 手動調整画面が表示されます 第 3 章 手動調整 15
4. 輝度と白色点を調整します 輝度のスライダー 白色点のR G Bそれぞれの ボタンと ボタン または白色点の中のサークル をマウスでドラッグすることで調整します 項目プレビュー手動調整の結果から新規に目標を作成するパターン表示リセット 説明オンにすると 白色点の調整結果をモニターですぐに確認できます オンにすると 手動調整結果から調整目標を新規作成します 調整状態を目視で確認するためのテストパターンが全画面表示されます 手動調整を開始した時点の値に戻します 5. OK ボタンをクリックします 16 第 3 章手動調整
第 4 章 こんなときは 症状取扱説明書が見つからない取扱説明書 ( ヘルプ ) で探したいものが見つからない定期的に調整したい目標を編集できないカラーモード名が変更できない手動調整できない項目がある 原因と対策 をクリックするとヘルプが表示されます キーワードで検索してみてください モニター設定 メニューの 管理方針 を選択して管理方針を設定してください お気に入り目標 ( マーク ) になっている場合は 目標を編集できません マークをクリックし お気に入り ( マーク ) を外してから目標を編集してください カラーモード名に使用できる文字と文字数には制限があります 使用できる文字は 英数字 ハイフン - 丸括弧 () アンダーバー _ スペース( すべて半角 ) です ご使用になっているモニターの機種 または表示しているカラーモードタイプ 調整目標によって手動調整できる内容は異なります Standard Modeでガンマ (EOTF) または色域を調整する場合は目標を編集してください Standard Modeの手動調整では微調整できないと感じる場合は Advanced Modeでキャリブレーション後に手動調整してください 第 4 章 こんなときは 17
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