2 次に 市町村との連携として 例えば 県東部の中海 宍道湖 大山圏域の観光振興 石見神楽 などを中心とした県西部での連携 たたら製鉄 などを活用した雲南圏域での連携 隠岐世界ジオパーク を活用した隠岐 4 町村との連携などを積極的に進めます 3 また 他県との連携として 中国やまなみ街道やしまなみ

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PDF加工用[8月修正]【人間文化】設置の趣旨等を記載した書類




島根県の人口動態 1. 推計人口 平成 27 年 10 月 1 日現在の島根県の推計人口は691,931 人で 1 年前と比べ5,084 人減少 ( 自 然減 4,083 人 社会減 1,001 人 ) した H26 年 H27 年 増 減 備 考 総人口 697, ,931 5,084

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成


⑴ ⑵ ⑶

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Microsoft Word - 02_21 衛星通信車調達仕様書

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

4 平成 29 年度の検証と 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 主な取組み課題検証 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成に取組みました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致への取組

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吹田市告示第  号

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

Microsoft Word - 1表紙

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⑴ ⑵ ⑶ ⑵

地域子育て支援拠点事業について



屋外広告物のしおり



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平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

第3節 重点的な取り組み

希望をかなえるまちづくり 結婚 出産 子育て 結婚 出産 子育ての希望実現 1 結婚や出産に対する支援の充実 一人ひとりが結婚や出産について諦めることなく取 り組める環境をつくることによって まちに家族を持つこ との幸せをもたらします 結婚を希望する人の未婚率の改善 結婚や妊娠 出産に関するライフプ

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平成 29 年度改訂版について県では 平成 29 年秋 総合戦略に掲げた施策の進捗状況についての評価を行い 県議会や県内各界の意見等を踏まえ 施策の充実 強化 見直し また 不足している対応の検討などを行った この改訂版は 平成 30 年度からの施策展開に向け 施策パッケージやKPI などに必要な改

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

スライド 1

2 ( 178 9)

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各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

流山市子ども・子育て会議

01 【北海道】

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

札幌市道路位置指定審査基準


⑴ ⑵ ⑶

2

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

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2-3(2) 学校の教育力の向上 1. 学習環境の整備 子どもに質の高い教育を提供していくために 学びの森 を設置 運営する 学びの森 では専門的な指導員を配置し 1 教職員の研修体制の充実 2 学校と地域の連携協力の推進 3 児童生徒 保護者との教育相談を進める ティームティーチングによる学習支援


1

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

第2節 茨木市の現況

01 報道資料1

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

はじめに 今 我が国においては 人口減少問題にどう対処していくかということ が大きな政策課題となっています 人口減少は これまでは島根など地方の問題だと考えられていましたが 政府におかれては 日本全体の問題だと捉え 初めてこの問題に本格的に取り組み 昨年 11 月に成立した まち ひと しごと創生法

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

地域雇用活性化コース 厚生労働省採択事業 (H28 ~ 30 年度 ) 平成 29 年度 三重県地域活性化 雇用創造プロジェクト事業 地域雇用 活性化コース 対象業種 飲食料品小売業 宿泊業 飲食店電気業 鉄道業 道路旅客運送業 道路貨物運送業 倉庫業 運輸に附帯するサービス業 各種商品小売業 織物

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

人口減対策における中山間地域の重要性について

このため 政府においては 地方への人の流れの創出等による地方 東京圏の転出入の均衡をはじめとする地方創生の実現に向け 新たな5 年間のまち ひと しごと創生総合戦略を策定するとともに 以下の6 点について 別紙のとおり総合的かつきめ細かな施策を早急に実施するよう強く求める 1. 移住定住 UIJター

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資料 1 子ども 子育て支援新制度における利用者負担について 1 設定が必要な利用者負担額 1 号認定 認定区分対象該当施設 事業 3 歳以上保育が必要ない 2 号認定 ( 標準時間 ) 3 歳以上 2 号認定 ( 短時間 ) 保育が必要 3 号認定 ( 標準時間 ) 0~2 歳 3 号認定 ( 短

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

4 子育てしやすいようにするための制度の導入 仕事内容への配慮子育て中の社員のため以下のような配慮がありますか? 短時間勤務ができる フレックスタイムによる勤務ができる 勤務時間等 始業 終業時刻の繰上げ 繰下げによる勤務ができる 残業などの所定外労働を制限することができる 育児サービスを受けるため

静岡県の産業成長戦略

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第 1 章アンケートの概要 1-1 調査の目的 1-2 対象者 1-3 調査方法 1-4 実施期間 1-5 調査結果サンプル数 第 2 章アンケート調査結果 2-1 回答者自身について (1) 問 2: 年齢 (2) 問 5: 同居している家族 2-2 結婚について (1) 問


17日南市277_0324

宮城の将来ビジョン 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 富県宮城の実現 ~ 県内総生産 10 兆円への挑戦 ~ 認知度集計表 ( 回答者属性別 ) 内容について知っている 言葉は聞いたことがある 効知らない ( はじめて聞く言葉である ) 県全体 度数 ,172

資料2-1_意見対応等一覧(表紙)

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別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

( 参考様式 1) ( 新 ) 事業計画書 1 事業名 : 2 補助事業者名 : 3 事業実施主体名 : Ⅰ 事業計画 1 事業計画期間 : 年 月 ~ 年 月 記載要領 事業計画期間とは 補助事業の開始から事業計画で掲げる目標を達成するまでに要する期間とし その期限は事業実施年 度の翌年度から 3

Transcription:

平成 27 年 10 月 6 日 島根県知事 島根県の総合戦略について 1. 島根の将来像 は何か 私が目指す 島根の将来像 を一言で申し上げれば 子育てしやすく 活力ある先進県 であります ⑴ そのために まず 若い人たちが県内で安心して働ける雇用の場が 増えるよう 産業振興を進めます ⑵ そして 全国的にも先進的な子育て支援を行い 若い人たちの仕事 と子育ての両立を推進します す これにより 子育てしやすく活力ある先進県しまね を目指しま 2. どのように産業振興を行うのか ⑴ 観光の振興 島根が有する全国有数の観光資源 言わば 島根の最も大きな強み のひとつをフル活用します 1 3つの国宝建造物 出雲大社 神魂神社 松江城 世界遺産の石見銀山 隠岐の世界ジオパーク 日本遺産の津和野のほか たたら製鉄の遺構 石見神楽など古き良き文化 歴史 そして 島根の豊かな自然 その中に点在する温泉などを 情報発信強化などで大いに活用します - 1 -

2 次に 市町村との連携として 例えば 県東部の中海 宍道湖 大山圏域の観光振興 石見神楽 などを中心とした県西部での連携 たたら製鉄 などを活用した雲南圏域での連携 隠岐世界ジオパーク を活用した隠岐 4 町村との連携などを積極的に進めます 3 また 他県との連携として 中国やまなみ街道やしまなみ海道などを利用した中四国各県との連携 クルーズ客船の誘致など鳥取県等隣県との連携など 外国人観光客の誘客も含め 広域連携による観光誘客を積極的に推進します ⑵ ソフト系 IT 産業の振興 島根で集積が進んできたソフト系 IT 産業をさらに強化します 1 今月に開設する しまねソフト研究開発センター でのIT 技術の開発や 高度 IT 人材の育成 集積を県内の企業への技術移転 人材確保につなげ 県内 IT 企業の強化と県外からの誘致をさらに進めます 2 ソフト系 IT 産業は どこでも 個人事業者でも 開業できます ので 中山間地域 離島対策のひとつとして これら地域での立地 等を促進します ⑶ ものづくり産業の振興 安来周辺の特殊鋼関連企業による航空機産業等への参入を目指す活動への支援や 出雲圏域などに一定の集積がある鋳物関連産業への新たな技術の導入 石見圏域での石州瓦の輸出促進など 産業集積のポテンシャルを活かして 県内企業の競争力を強化します - 2 -

⑷ 新産業 新事業の創出 県の 産業技術センター において 県内企業と一緒になって 先 端的な技術の研究 開発 県内企業への技術移転 新製品の創出など をさらに強化します ⑸ 企業立地の推進 現行の企業立地助成制度が対象としている製造業 ソフト産業 ソ フト系 IT 産業に加えて 対象業種の拡大を行います また 中山間 地域 離島における雇用助成に上積み支援を行い 立地を促進します ⑹ 県内中小企業の雇用の場の維持 発展 県内企業の99% を占め 県経済と雇用の中心的な担い手である中小企業に対し 安定した雇用を維持 確保するために 後継者不足で廃業とならないよう 事業承継に向けた経営革新の取組みなどへの支援を強化します ⑺ 農林水産業の振興 島根の農山漁村を活性化し 農林水産業の振興を図るため JAしまね 島根県森林組合連合会 JFしまねなどと連携しながら 売れる米づくり しまね和牛や酪農の生産振興 原木の増産や木質バイオマスの安定供給 漁獲物の高鮮度化などを推進します また 農林水産業の担い手の確保にも 引き続き積極的に取り組みます ⑻ 高速道など社会インフラの整備 こうした産業振興や観光振興などのために 山陰道など社会インフ ラの早期整備は必須の課題であります これに全力を挙げて取り組み ます - 3 -

3. どのように子育て支援を行うのか ⑴ 子育て支援 島根と言えば 子育てしやすいところ と言われるよう 全国的 にも先進的な支援制度の導入など 支援を大幅に拡充します 1 若い子育て世帯等の経済的負担を軽減するため 一定所得以下の 世帯について 3 歳未満の第 1 子 第 2 子に係る保育料を軽減する市 町村への支援制度を創設します 2 結婚相談員や子育て相談員の配置 産前 産後のサポート充実な ど 安心して子育てができる体制整備のため 市町村に対する補助 制度を創設します 3 妊娠や出産を機に仕事をやめる女性の方々が多いことから 出産 や育児による離職を減らし 出産後も仕事を継続できるよう 育児 休業取得を奨励する小規模事業者等への支援制度を創設します 4 働く女性が増える中で 安心して 子どもを預け 教育することができる環境を整備するため 年間を通じて待機児童ゼロを目指す取組みや 病児保育や放課後児童クラブを拡大する取組みを支援します ⑵ 結婚支援 多くの若者が結婚したいとの希望を持っています 県は 若い人た ちの希望をかなえるため 結婚支援を充実します 1 結婚ボランティア はっぴぃこーでぃねーたー を増員し 全て の市町村や企業等への配置を進め 結婚相談 マッチング等を推進 します - 4 -

2 しまね縁結びサポートセンター を県東部 西部の 2 箇所に設 置し 市町村や企業等が行う婚活事業への支援 県外への情報発信 婚活ツアーなどを推進します 4. どのように中山間地域 離島対策を行うのか 産業振興や子育て支援を強化しても 当分の間 一定の人口減少は避けられません 特に 中山間地域 離島は 過疎化 高齢化が早く進み 人口減少が他よりも早く進んでいます そうした地域におきましても そこに住む高齢の方々などが日常生活でお困りにならないような一定の対策が不可欠であります ⑴ 小さな拠点づくり 公民館エリアを基本として 買い物 金融 医療 介護等の日常生 活に必要な機能 サービスを基幹集落へ一定の集約化を図り いわゆ る 小さな拠点づくり を進めます ⑵ 交通ネットワークの再構築への支援 交通弱者の移動手段を確保し 小さな拠点 に集約された機能 サービスを利用できるよう 交通ネットワークの再構築を支援します ⑶ 地域産業の振興 地域資源を活かしたコミュニティビジネスの事業化支援などに取り組みます また 企業立地助成制度における中山間地域 離島での雇用助成に上積み支援を行い 一層の雇用創出に向けて立地を促進します - 5 -

5. どのように移住 定住を推進するのか ⑴ U I ターンの推進 ふるさと島根定住財団 市町村 県の関係部局 教育委員会 関係機関が一丸となった受け入れ態勢の強化と 情報発信から移住後のフォローアップまで 定住のプロセスに応じたきめ細やかなサポートによる移住 定住支援を充実します ⑵ 地域を担う人づくり 小中学生を中心とした ふるさと教育 を就学前の子どもと高校生 大人まで拡大する取組みや 高校の魅力化 活性化 の支援により地域を担う人づくりを強化します また 小 中 高等学校と地域が一体となって取り組む キャリア教育の推進 などにより 卒業後の県内就職を促進します 6. 総合戦略 における島根らしさは何か 総合戦略 の島根らしさは何か 他の県とどう違うのか などとよ く聞かれます 私の考え方は次の通りです ⑴ 第一の 島根らしさ は 全国でも有数の島根の豊かな自然 古き良き文化 歴史 各地の地域資源を 最大限に活用していくということにあります 中でも観光の振興は 産業振興の最初の対策として冒頭 説明しました通り 島根らしい取組みの集合 とも言うべきものであります 全県的に観光客が増えるよう 取り組んでいきます - 6 -

⑵ 第二は 地方にありながら先端的 先進的な産業の振興を図っていくということであります 島根県で IT 産業の拡大と集積が進んできていることは 全国的にもよく知られるようになっております これをさらに進めます また たとえば 安来方面で取り組まれている特殊鋼関連企業による航空機産業への進出の支援に言及しましたが 島根県のように地方にありながら こうした先端的 先進的な産業が拡大 発展するよう 全力で努めるということが 私が目指す 地方の先進県しまね の大きなねらいであります ⑶ 第三は 中山間地域 離島対策に特に力を入れている点であります 人口減少著しい中山間地域 離島への企業立地の強化や 小さな 拠点づくり などは 特に島根に必要な対応であります ⑷ 第四に 全国的にも先駆的な子育て支援の強化は 出生率全国第 3 位の島根が目指すべき必要な取組みであります 1 第 1 子 第 2 子への支援を強化し 所得がまだ低い若い世代の経 済的負担の軽減を進めることにより 第 2 子 第 3 子の出産 子育 てにつなげて行きます 2 また 子育てをしながら働く女性の割合が全国第 1 位の島根県が 出産後も仕事が継続できるように 小規模事業者等向け奨励制度を 創設するのは 島根ならでは の取組みであります ⑸ 第五に 島根県では 早くから人口減少問題に直面してきたため これまでも 1 ふるさと島根定住財団 を中心とした先進的な定住施策 2 島根への誇りと愛着を高める ふるさと教育 3 高校の魅力化 の支援などの取組みを 全国に先駆けて行ってきました 今後も 地方の先進県 として こうした島根らしい施策をさらに強化します - 7 -

7. 人口目標をどう達成するのか ⑴ 以上のような取組みを粘り強く継続していき 2040 年までに合計 特殊出生率 2.07 と社会移動の均衡を目指します ⑵ 2040 年までの目標を達成して行けば 県の人口は 2060 年頃に は 47 万人くらいになり 人口減少もその後 徐々に止まっていくこと になります ⑶ その意味で 2040 年の目標の達成は 人口の長期的安定化に欠か せない第一歩です ⑷ 私は 市町村との連携をさらに進めながら 県民の総力を結集し 子育てしやすく活力ある地方の先進県しまね の実現に向け 全力で取り組んでいく決意であります 8. おわりに 特別委員会の委員をはじめ 県議会議員の皆様方には引き続きのご理解 とご協力を賜りますよう お願い申し上げまして 私からの説明を終了致 します - 8 -