5-1から3許可・不許可

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名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

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鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

第 4 章中第 34 条の次に次の 1 条を加える ( 行政指導の中止等の求め ) 第 34 条の 2 法令又は条例等に違反する行為の是正を求める行政指導 ( その根拠 となる規定が法律又は条例 ( 地方自治法第 252 条の17の2 第 1 項又は地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 55 条

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弘前市告示第   号

8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

平成11年6月8日

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開発許可申請の手引き 平成 31 年 4 月改訂 熊本市都市建設局

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

上野原市規則第××号

- 2 - ⑷ 保育所又は学童クラブにおいて 保育又は学童クラブの目的を達成するために 児童又はその保護者に対してされる行政指導 ⑸ 市の職員 ( 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 2 条に規定する地方公務員に該当する職員をいう 以下同じ ) 又は市の職員であった者に対して

第1章 開発許可制度の概要

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

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また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

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目次 ( )

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

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日影許可諮問(熊野小学校)

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都市計画法41条の制限区域

個人情報保護方針

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

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第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

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豊中市ブロック塀等撤去補助金交付要綱 平成 30 年 8 月 10 日実施 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 本市の区域内に存する道路に面するブロック塀等の撤去を実施する者に対し 豊中市ブロック塀等撤去補助金 ( 以下 補助金 という ) を交付することについて必要な事項を定め もって地震等により

ブロック塀撤去補要綱

とする (1) 土地改良区の名称が 土地改良法 ( 昭和 24 年法律第 195 条 以下 法 という ) 第 16 条第 1 項又は法第 79 条第 1 項の規定に基づく定款 ( 以下 定款 という ) に記載した名称と一致すること (2) 土地改良区の主たる事務所の所在地が 定款に記載した事務所

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

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藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

個人情報の取扱いに関する規則 平成 12 年 9 月 29 日 奈良県規則第 2 2 号 改正 平成 13 年 3 月 30 日 規則第 68 号 改正 平成 17 年 3 月 29 日 規則第 30 号 改正 平成 18 年 3 月 31 日 規則第 38 号 改正 平成 27 年 9 月 25

個人情報の保護に関する規程(案)

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山梨県産業廃棄物処理業者等不利益処分要領 ( 目的 ) 第 1 条この要領は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ( 昭和 45 年法律第 137 号 以下 法 という ) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令 ( 昭和 46 年政令第 300 号 ) 及び廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

第5章 その他

○補助金等交付規則

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

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第 2 節 監督処分等 ( 監督処分等 ) 第 81 条 国土交通大臣 都道府県知事又は市長は 次の各号のいずれかに該当する者に対して 都市計画上必要な限度において このの規定によってした許可 認可若しくは承認を取り消し 変更し その効力を停止し その条件を変更し 若しくは新たに条件を付し 又は工事


大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

中央区建築物の解体工事の事前周知に関する指導要綱

世帯に付き10,000 円以内とする 2 助成金の交付の対象となる空気調和機器の稼働期間 ( 以下 交付対象期間 という ) は 7 月から10 月までとする 3 助成金の交付の申請をした者 ( 以下 申請者 という ) が 交付対象期間の一部について第 6 条に規定する資格に適合しない場合は 助成

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

東京都市計画用途地域の変更 ( 東京都決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する ( 中野区分 ) 種類面積容積率建ぺい率 第一種低層住居専用地域 第 二 種 低層住居 専用地域 /10 15/10 4/10 5/10 外壁の後退距離の限度 建築物の敷

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

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個人情報の取り扱いに関する規程

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改正後第 2 章通関業 第 1 節許可 新旧対照表 別紙 3 通関業法基本通達( 昭和 47 年 3 月 1 日蔵関第 105 号 ) ( 注 ) 下線を付した箇所が改正部分である 改正前第 2 章通関業第 1 節許可 3-8 削除 ( 譲渡 相続 合併又は分割の場合における通関業の許可の効果 )

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱

(6) 不利益処分広域連合長等が 条例等に基づき 特定の者を名宛人として 直接に これに義務を課し 又はその権利を制限する処分をいう ただし 次のいずれかに該当するものを除く ア略イ申請により求められた許認可等を拒否する処分その他申請に基づき当該申請をした者を名宛人としてされる処分ウ名宛人となるべき

6-3 本市の違反宅地開発の状況 本市における違反宅地開発には 次のようなケースがありました ケース 1( 無許可工事 ) ケース 2( 許可後の無断変更工事 ) ロー経緯書 顛末書提出 建築相談 開発 宅造許可 現場調査 工事着手 無断造成発見 許可内容の変更相談 来課要請 変更内容 1 予定建築

静岡市の耐震対策事業

(4) 建築物の敷地の地盤面の高さは 原則 変更してはならない 但し 住宅建設と一体とみなされる地盤面の高さの変更については除くが この場合においても セットバック区域及び隣地境界線から1.0メートルの範囲は 地盤面の高さを一切変更してはならない (5) セットバック区域から建築物の外壁 柱の面をで

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

建設工事入札参加業者等指名停止要領について

取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 平成 17 年 10 月 24 日規則第 230 号改正平成 20 年 3 月 21 日規則第 4 号平成 21 年 6 月 17 日規則第 34 号平成 22 年 9 月 15 日規則第 43 号平成

1

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い ( ただし 当該書面を交付しないで是正の要求等をすべき差し迫った必要がある場合 は この限りでない ) こととされていることに留意すること (2) その他地方自治法第 245 条の5 第 5 項の規定により 是正の要求を受けた地方公共団体は 当該事務の処理について違反の是正又は改善のための必要な

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

法人及び地方独立行政法人法 ( 平成 15 年法律第 118 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する地方独立行政法人ホ医療法 ( 昭和 23 年法律第 205 号 ) 第 1 条の 2 第 2 項に規定する医療提供施設又は獣医療法 ( 平成 4 年法律第 46 号 ) 第 2 条第 2 項に規定する

会員に対する処分等に係る手続に関する規則 (2018 年 7 月 30 日制定 ) 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本規則は 定款第 15 条に規定する会員に対する処分及び不服の申立てに係る手続の施行に関し 必要な事項を定めることを目的とする ( 定義 ) 第 2 条本規則において 次の各号

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第 6 節許可等の条件 ( 法第 79 条 ) 2-34 第 3 章開発許可申請 ( 法第 30 条 31 条 35 条の2 78 条 ) 第 1 節亀岡市における開発許可の手続 1 組織及び役割 2 京都府開発審査会第 2 節開発許可申請 ( 法第 30 条 ) 1 宅地開発条例に基づく協議 2

の目的又は間接補助金等の交付若しくは融通の目的に従つて誠実に補助事業又は間接補助事業等を行なうように努めなければならない 3 補助金等に係る予算の執行に当つては, 知事及びその他の関係職員は, 補助金等が県民から徴収された税金その他の貴重な財源でまかなわれるものであることに留意し, 補助金等が法令等

藤沢市木造住宅簡易耐震改修工事補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は, 木造住宅の耐震改修工事を促進することにより, 災害に強い安全なまちづくりを推進するため, 藤沢市耐震改修促進計画に基づき, 簡易耐震改修工事のための補強設計及び簡易耐震改修工事並びに工事監理に要する費用に対する補助金

自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

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第 5 章許可及び不許可 第 1 節許可及び不許可の処分 ( 許可又は不許可の通知 ) 第 35 条都道府県知事は 開発許可の申請があったときは 遅滞なく 許可又は不許可の処分をしなければならない 2 前項の処分をするには 文書をもって当該申請者に通知しなければならない 福島市行政手続条例 ( 理由の開示 ) 第 8 条行政庁は 申請により求められた許認可等を拒否する処分をする場合は 申請者に対し 同時に 当該処分の理由を示さなければならない ただし 条例等に定められた許認可等の要件又は公にされた審査基準が数量的指標その他の客観的指標により明確に定められている場合であって 当該申請がこれらに適合しないことが申請書の記載又は添付書類から明らかであるときは 申請者の求めがあったときにこれを示せば足りる 2 前項本文に規定する処分を書面でするときは 同項の理由は 書面により示さなければならない 本条は 開発許可に対する処分の適正な処理と通知について規定したものです (1) 法第 35 条第 1 項は 開発許可の申請があったときは 許可又は不許可の行政処分を遅滞なく行うべき旨を定めたもので 福島市では次表のとおり標準処理日数を定め 適正かつ迅速な執行を確保することとしています なお 申請書や添付書類に不備があった場合には 相当の期間内に補正することが求められ 補正に要した期間は処理日数に算入されません (2) 標準処理期間を経過しても何らの処分がないときは 法第 50 条第 1 項の規定に基づく不作為の不服申立てができることになる場合があります (3) 法第 35 条第 2 項は 開発許可又は不許可の行政処分については文書をもって通知すべき旨を定めたものです 処分の効力が発生する時期は 民法第 97 条の到達主義の一般原則により その通知が被処分者である申請者に到達したときになります 到達 とは 相手方が受領し得る状態におかれることであって 相手方が現実に了知しなくても社会通念上了知し得るべき客観的状態を生じたと認められれば到達したことになります (4) 書面によらないでされた処分は 無効になります (5) 福島市行政手続条例 ( 平成 8 年条例第 15 号 ) 第 8 条の規定により 不許可の処分をするときは 同時に不許可の理由も示さなければなりません ただし 法令に定められている場合であって 当該申請がこれらに適合しないことが申請書の記載又は添付書類から明らかであるときは 申請者の求めがあったときにこれを示せば足りるものです - 205 -

(6) 法第 30 条の規定による許可申請にあたり申請書及び添付書類に不備があり 許可権者がその補 正を求めてもなお 補正がされないときは 当該申請を不許可とします 標準処理日数 許認可等の事務 市 備 考 法第 29 条の規定による開発行為の許可 ( 開発審査会に 60 開発審査会の審査に要する日数を除く 付議するもの及び第二種特定工作物に係るもの ) 同上 ( 上記以外のもの ) 40 法第 35 条の2 第 1 項の規定による開発行為の変更許可 40 法第 36 条の規定による開発行為の工事完了の検査及び 25 他の法令による検査に要する日数を除く 検査済証の交付並びに工事完了公告 法第 37 条第 1 号の規定による工事完了公告前の建築等 25 の承認 法第 41 条第 2 項ただし書の規定による建築物の建築の 50 特例許可 法第 42 条第 1 項ただし書の規定による予定建築物等以 30 外の建築等の許可 法第 43 条第 1 項の規定による開発区域外における建築 50 開発審査会の審査に要する日数を除く 等の許可 ( 開発審査会に付議するもの ) 同上 ( 上記以外のもの ) 30 法第 45 条の規定による地位の承継承認 8 規則第 60 条の規定による適合の証明 15 他部局との調整に要する日数を除く - 206 -

第 2 節許可等の条件 ( 許可等の条件 ) 第 79 条この法律の規定による許可 認可又は承認には 都市計画上必要な条件を附することができる この場合において その条件は 当該許可 認可又は承認を受けた者に不当な義務を課するものであってはならない 本条は 開発許可等に際して都市計画上必要な条件を付することができることを規定したものです (1) 開発許可には 特に必要がないと認める場合を除き 少なくとも工事施工中の災害防止措置 開発行為の適正な施行を確保するため必要な条件並びに当該開発行為を廃止する場合に工事によって損なわれた公共施設の機能を回復し 及び工事によって生ずる災害を防止するため必要な措置等の条件を具体的に明記して付すことになります (2) 法第 43 条に基づく建築等の許可に際して 本条に基づき 建築物の敷地 構造及び設備に関する制限を付すことも可能であると解されますので 必要な条件を付す場合があります (3) 不当な義務 とは 都市計画を推進する上で必要とされる合理的な範囲を超えて 私権を制限する場合をいいます - 207 -

第 3 節建築物の制限 ( 建築物の建ぺい率等の指定 ) 第 41 条都道府県知事は 用途地域の定められていない土地の区域における開発行為について開発許可をする場合において必要があると認めるときは 当該開発区域内の土地について 建築物の建ぺい率 建築物の高さ 壁面の位置その他建築物の敷地 構造及び設備に関する制限を定めることができる 2 前項の規定により建築物の敷地 構造及び設備に関する制限が定められた土地の区域内においては 建築物は これらの制限に違反して建築してはならない ただし 都道府県知事が当該区域及びその周辺の地域における環境の保全上支障がないと認め 又は公益上やむを得ないと認めて許可したときは この限りではない 本条は 用途地域の定めのない土地の区域における開発行為について 将来の計画的な市街化を図るうえで必要がある場合には 建築物の敷地 構造及び設備に関する制限をすることができることを規定したものです (1) 用途地域の定められていない土地の区域における建ぺい率は 70% 容積率は 200%( 福島市用途地域の指定のない地域の建築規制平成 16 年 4 月 1 日施行 ただし 土湯温泉地区全域 穴原温泉地区の一部は建ぺい率 70% 容積率 400%) が一般的ですが これらの数値はかなり大きいものであるため 開発行為の規模 目的 周辺の地域との関係等により制限を定めることができます (2) 制限を定める時期当該制限の指定は 開発許可の際に定められるもので 開発許可と関係なく第 1 項の規定による制限を変更し 又は付加することはできません なお 当該制限の指定ができる許可は 法第 35 条の 2 第 1 項の規定に基づく変更許可を含みます (3) 制限の内容当該制限の内容は 開発行為が行われる区域について 必要と認められる用途地域等を想定し 当該用途地域等に係る制限に対応する建築物の敷地 構造及び設備に関する制限を定めるもので 次に掲げるものです ア建ぺい率イ容積率ウ建築物の高さエ壁面の位置オ敷地の分割又は統合の禁止その他の建築物の敷地 構造 設備に関する制限 (4) 制限の効力制限が定められた土地の区域内においては これらの制限に違反して建築物を建築することはできません この場合 制限を受ける者は 開発許可を受けた者に限定されず 当該制限を受けた土地の区域内に建築しようとするすべての者となります なお 制限の内容は 開発登録簿に記載されており 閲覧することができます また 当該制限が定められた区域内の土地に 用途地域が定められた場合でも 許可権者が当 - 208 -

該制限を撤回するまでは その効力は失われないこととなります (5) 例外許可開発区域及びその周辺の区域における環境の保全上支障がないと認められる場合であって 当該建築物の建築によっても 想定する用途地域に適合するものであるもの 又は公益上やむを得ないと認められる場合には 例外的に当該制限を超える建築について 開発許可権者の許可を受けて行うことができます 第 41 条第 1 項による規制地域は次のとおりです ( 一部記載 ) 名称 医王寺駅前月の輪台団地丸子荒井字目増ニュータウン戸建用地店舗用地字三条院 指定年月日 S63.9.12 H7.4.18 H8.4.25 H14.1.18 建ぺい率 (%) 50 50 60 60 40 容積率 (%) 100 100 200 200 200 建築物の高さ (m) 10 10 - - 15 外壁後退距離 (m) 1.0 1.0 - - 道 2, 隣 1 斜線制限 - 一低層 一中高 一低層 一住 日影規制 - - - - 一住 敷地の分割 - 209 -