<4D F736F F D E835E E8FEE95F CC8A E646F63>

Similar documents
22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

 

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378>

< E B B798E7793B188F5936F985E8ED EA97975F8E9696B18BC CBB8DDD816A E786C7378>

通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計


1 1 A % % 税負 300 担額

129

平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

<925089BF955C81698CF6955C816A2E786C73>

平成 27 年 2 月から適用する公共工事設計労務単価 1 公共工事設計労務単価は 公共工事の工事費の積算に用いるためのものであり 下請契約等における労務単価や雇用契約における労働者への支払い賃金を拘束するものではない 2 本単価は 所定労働時間内 8 時間当たりの単価である 3 時間外 休日及び深

»°ËÞ½ŸA“⁄†QŸA“⁄Æ�°½No9

<4D F736F F D2081A030308B4C8ED294AD955C8E9197BF955C8E862E646F63>

表 3 の総人口を 100 としたときの指数でみた総人口 順位 全国 94.2 全国 沖縄県 沖縄県 東京都 東京都 神奈川県 99.6 滋賀県 愛知県 99.2 愛知県 滋賀県 神奈川

2 受入施設別献血量 ( 推計値 ) ブロ都ック道府県 合計 全国血液センター献血者数速報 (Ⅰ) 血液センター 平成 30 年 12 月分 L % L % 日 L L % 日 L L % 台 L L % 台 L 8, ,768

統計トピックスNo.96 登山・ハイキングの状況 -「山の日」にちなんで-

厚生労働科学研究費補助金 (地域健康危機管理研究事業)

( 図表 1) 特別養護老人ホームの平米単価の推移 ( 平均 ) n=1,836 全国東北 3 県 注 1) 平米単価は建築工事請負金額および設計監

<4D F736F F D20486F744E E D BD90AC E93788AEE8AB28AC CF906B89BB97A6816A817C82BB82CC A2E646F63>

< E188CA8C9F8FD88A65955C2E786C73>

PowerPoint プレゼンテーション

統計トピックスNo.120 我が国のこどもの数―「こどもの日」にちなんで―

関東 優良産廃処理業者認定制度で優良認定を受けている許可証 組合員都道府県 許可地域組合員名所在地 茨城県 黒沢産業 ( 株 ) 茨城県 関 茨城県 茨城県 ( 株 ) マツミ ジャパン 茨城県 茨城県 ( 株 ) 国分商会 埼玉県

平成 22 年第 2 四半期エイズ発生動向 ( 平成 22(2010) 年 3 月 29 日 ~ 平成 22(2010) 年 6 月 27 日 ) 平成 22 年 8 月 13 日 厚生労働省エイズ動向委員会

平成17年3月24日

2-5 住宅の設備

Microsoft Word - 認知度調査HP原稿

文字数と行数を指定テンプレート

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(速報集計結果)からの推計-

1 福祉施設の動向 1.1 特養 平米単価は平成 22 以降初めて低下 近年は高止まりの様相を呈す 地域別では首都圏 近畿地方等で平均を上回る (1) 平米単価 平米単価は 全国平均および首都圏ともに平 成 22 を底に上昇傾向にあったが 平成 29 は初めて低下した ( 図表 1) 長期的にみ れ

< ( 平成 29 年 9 月分 )> 2010 年平均 =100 ブロック別 北海道地方 東北地方

平成29年3月高等学校卒業者の就職状況(平成29年3月末現在)に関する調査について

平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

Microsoft PowerPoint - スポーツ経済度ランキング.ppt

機関 公益財団法人日本スポーツ 1 H 仲裁機構 平成 19 年度 平成 20 年度 H 大阪弁護士会

年齢 年齢 1. 柏 2. 名古屋 3. G 大阪 4. 仙台 5. 横浜 FM 6. 鹿島 -19 歳 0 0.0% 0 0.0% 2 2.7% 1 1.4% 3 4.0% 3 4.6% 歳 4 5.0% 5 6.7% 7 9.6% 2 2.7% 2 2.7% % 25-2

別添2 乳児家庭全戸訪問事業の実施状況

レビューの雛型(ワード)


建設工事受注動態統計調査報告 ( 平成 26 年度計分 ) 公共機関からの受注工事 (1 件 500 万円以上の工事 ) 時系列表については,9,10 ページ参照 26 年度の公共機関からの受注工事額は 16 兆 2,806 億円で, 前年比 4.3% 増加した うち 国の機関 からは 5 兆 7,

平成 24 年度職場体験 インターンシップ実施状況等調査 ( 平成 25 年 3 月現在 ) 国立教育政策研究所生徒指導 進路指導研究センター Ⅰ 公立中学校における職場体験の実施状況等調査 ( 集計結果 ) ( ) は 23 年度の数値 1 職場体験の実施状況について ( 平成 24 年度調査時点

平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

景況レポート-表

平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

住宅着工統計による再建築状況の概要 ( 平成 1 9 年度分 ) 国土交通省総合政策局情報安全 調査課建設統計室 平成 20 年 11 月 5 日公表 [ 問い合わせ先 ] 担当下岡 ( 課長補佐 ) 遠藤( 建築統計係長 ) 中村 TEL ( 代表 ) 内線

調査実施概況 小学校 ( 都道府県 ( 指定都市除く )) 教育委員会数 ( 1) 学校数児童数 ( 2) 全体 実施数 調査対象者在籍学校数 実施数国語 A 国語 B 主体的 対話的で深い学びに関する状況 ( 3) 算数 A 算数 B 質問紙 平均正答率 13~15 問 国語

RBB TODAY SPEED TEST

図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

A-1_中央年報 「野菜」品目別産地別月別取扱高表H28(A4横)

<944D92868FC75F8F578C D834F F E F1817A35302E786C736D>

公文書管理条例等の制定状況調査結果 平成 3 0 年 3 月総務省自治行政局行政経営支援室

第 40 回 看護総合 2009 年 平成 21 年 2009/7/18-19 京都府京都市 2009 年 2010 年 精神看護 2009/7/23-24 島根県松江市 2009 年 2010 年 母性看護 2009/8/6-7 佐賀県佐賀市 2009 年 2010 年 看護教育 2009/8/2

共通基準による観光入込客統計 ~ 共通基準に基づき 平成 22 年 月期調査を実施した 39 都府県分がまとまりました~ 平成 23 年 10 月 31 日観光庁 各都道府県では 平成 22 年 4 月より順次 観光入込客統計に関する共通基準 を導入し 信頼 性の高い観光入込客統計調査を

労働力調査(基本集計)平成25年(2013年)平均(速報)結果の要約,概要,統計表等

共同住宅の空き家について分析-平成25年住宅・土地統計調査(確報集計結果)からの推計-

2. 長期係数の改定 保険期間を2~5 年とする契約の保険料を一括で支払う場合の保険料の計算に使用する長期係数について 近年の金利状況を踏まえ 下表のとおり変更します 保険期間 2 年 3 年 4 年 5 年 長期係数 現行 改定後

「公立小・中・高等学校における土曜日の教育活動実施予定状況調査」調査結果

○ 第1~8表、図1~4(平成25年度公立学校教員採用選考試験の実施状況について)

- 1 - Ⅰ. 調査設計 1. 調査の目的 本調査は 全国 47 都道府県で スギ花粉症の現状と生活に及ぼす影響や 現状の対策と満足度 また 治療に対する理解度と情報の到達度など 現在のスギ花粉症の実態について調査しています 2. 調査の内容 - 調査対象 : ご自身がスギ花粉症である方 -サンプ

1. 社会福祉法人経営動向調査 ( 平成 30 年 ) の概要 目的 社会福祉法人と特別養護老人ホームの現場の実感を調査し 運営実態を明らかにすることで 社会福祉法人の経営や社会福祉政策の適切な運営に寄与する 対象 回答状況 対 象 特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人 489 法人 (WAM

調査概要 1. 調査の方法 : 株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト アイリサーチ のシステムを利用した WEB アンケート方式で実施 2. 調査の対象 : アイリサーチ登録モニターのうち 全国の男女 20 歳 ~59 歳を対象に実施 3. 有効回答数 :4230 人 (47 各都道

平成19年度環境ラベルに関するアンケート調査集計結果報告

人口推計 平成26年10月1日現在 結果の概要 都道府県別人口の動向


H ( 火 ) H ( 水 ) H ( 金 ) H ( 火 ) H ( 月 ) H ( 火 ) H ( 土 ) H ( 日 ) H ( 木 ) H ( 火 ) H

中央年報 「野菜」品目別産地別月別取扱高表H26(A4横)

<4D F736F F D D91208D918CF697A791E58A7795CE8DB7926C C F2E646F63>

地域医療ビッグデータに触ってみよう ほぼハンズオンマニュアル


公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査結果 の概要 地方自治法第 244 条に規定される公の施設の管理については 地方自治法の一部を改正する法律 ( 平成 15 年法律第 81 号 ) により 指定管理者制度が導入されているところです 本調査は 平成 21 年 4 月 1 日現在における各

都道府県ごとの健康保険料率 ( 平成 30 年 ) 基本保険料率 / 特定保険料率の合算料率 都道府県 料率 都道府県 料率 都道府県 料率 都道府県 料率 北海道 東京 滋賀 香川 青森 神奈川 京都

Microsoft Word - 公表資料2013本番

「交通マナー」に関するアンケート調査結果

ぐに花粉の飛散シーズンに入らなかったのは 暖冬の影響で休眠打破が遅れたことが影響していると考えられます ( スギの雄花は寒さを経験することにより 休眠を終えて花粉飛散の準備に入ると言われています ) その後 暖かい日や風が強い日を中心にスギ花粉が多く飛びましたが 3 月中旬には関東を中心に寒い日が続

N_①公表資料2017

Microsoft Word - H27年度概況.doc

表 1) また 従属人口指数 は 生産年齢 (15~64 歳 ) 人口 100 人で 年少者 (0~14 歳 ) と高齢者 (65 歳以上 ) を何名支えているのかを示す指数である 一般的に 従属人口指数 が低下する局面は 全人口に占める生産年齢人口の割合が高まり 人口構造が経済にプラスに作用すると

県別 大学進学 37県で流出超過!|旺文社教育情報センター

スライド 1

人口増加に転じた宮城県, 人口減少幅が縮小した福島県及び岩手県 人口増減率を別にみると, 増加は8 都県となっており, 東京都が0.53% と最も高く, 次いで沖縄県が4%, 愛知県が1%, 埼玉県が0.14%, 神奈川県が0.13% などとなっている 一方, 減少は39 道府県となっており, 秋田

平成29年度通級による指導実施状況調査結果について(別紙2)

平成28年版高齢社会白書(概要版)

PowerPoint プレゼンテーション

秋田市会場最終結果一覧2.pdf

<4D F736F F F696E74202D208DA196EC90E690B E63589F EA98EA191CC92B28DB882DC82C682DF E392E B315D81408DA196EC205B8CDD8AB B83685D>

参考 平成28年度 公立学校教員採用選考試験の実施状況調査

(Microsoft Word - \223o\230^\220\\\220\277\217\221\201iWord\224\305\201j.doc)

第 18 表都道府県 産業大分類別 1 人平均月間現金給与額 ( 平成 27 年平均 ) 都道府県 鉱業, 採石業, 砂利採取業建設業製造業 円円円円円円円円円 全国 420, , , , , , , ,716 28

Ver.8 Ver 年 8 月 3 日にリオデジャネイロで開催された国際オリンピック委員会 (IOC) 総会において オリンピックにおける追加種目 (5 競技 18 種目 ) が正式に採択されたことに伴い 練習施設 ( 会場 ) に係る要件および国内競技団体連絡先

2003年5月2日

2019 年 2 月 19 日 地 移住 (IJU ターン ) を 援する相談窓 ふるさと回帰 援センター 2018 年の移住相談の傾向 ならびに 移住希望地域ランキング公開 2018 年移住希望地域 1 位 : 野県 2 位 : 静岡県 3 位 : 北海道 2017 年移住希望地域 1 位 : 野

Contents 1 Section Chapter Part Part Chapter Part1 9 Part2 12 Part3 14 Part4 16 Chapter Part1 17 Par

これだけは知っておきたい地震保険

【H30】水難年報(H29)本文

調査結果(資料1~資料9)

PowerPoint プレゼンテーション

平成 29 年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書 食品ロス削減の周知及び実践状況に関する調査 平成 30 年 3 月 消費者庁消費者政策課

B 新潟県神戸市千葉市徳島県 新潟県神戸シニア選抜千葉市シニア徳島カバロスシニア (1 日目 ) 第 2 9:55-10:40 新潟県 0 ( ) 4 神戸市 (1 日目 ) 第 2 9:55-10:40 千葉市 1 ( (1 日目 ) 第 6 13:35-14:20 ) 1 徳島県 新潟県 0 (

厚生労働科学研究費補助金(循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業)

Transcription:

シンクタンク情報 2009 の調査結果の概要 まえがき 総合研究開発機構 (NIRA) では わが国の政策研究機関に関する総合的な情報源として 国内政策研究機関の機関情報と当該年度終了の研究成果情報についての調査を毎年実施するとともに 調査協力機関を対象に シンクタンクの動向に関する調査 を行い シンクタンクの動向 として公開してきた シンクタンク情報 2009 調査は 約 330 の政策研究機関 ( 大学附属 地方自治体内政策研究機関を含む ) に調査を依頼した 回答いただいた 275 機関の機関概要 ( 連絡先 代表役員 設立の経緯 研究者の採用実績 URL e-mail 主要な専門分野等) と 2007 年度に終了した 3401 件の研究成果情報をデータベースに収録した 研究成果情報については 1982~2007 年度終了分と合わせて約 9 万件の検索が可能である なお 今回の調査では 研究成果情報のうちの成果の抄録および シンクタンクの動向 については割愛した ご活用いただければ幸いである 2009 年 2 月 総合研究開発機構研究業務課 シンクタンク情報 調査担当 - 1 -

1 組織の状況 シンクタンク情報 2009 調査に協力いただいた 244 機関 ( 大学附属政策研究機関 地方公共団体内 政策研究機関は除く ) を対象に 調査対象機関数の変遷 組織形態 事業内容 立地する都道府県別 設立年及び研究分野についての状況についてまとめた 表 1-1 調査対象機関数の変遷 年度 機関数 1989 190 1990 188(344) 1991 191 1992 198 1993 216(403) 1994 226 1995 232 1996 237(413) 1997 243 1998 227 1999 268(296) 2000 332 2001 337 2002 325 2003 311 2004 295 2005 296 2006 271 2007 266 2008 244 ( ) 内は シンクタンク要覧 1999 年度は シンクタンク要覧 2000 として発行 図 1-1 組織形態別の内訳 図 1-2 事業内容別の内訳 独立行政法人 (3 機関 ) 1% 営利法人 (120 機関 ) 48% 特定非営利活動法人 (5 機関 ) 2% その他 (2 機関 ) 1% 財団法人 (92 機関 ) 38% 社団法人 (22 機関 ) 9% - 2 -

表 1-2 都道府県別の内訳 財団法人 社団法人 営利法人 NPO 法人 独法 その他 合計 財団法人 社団法人 営利法人 NPO 法人 独法 その他 北海道 2 2 4 8 滋賀県 1 1 東北 6 0 1 0 1 8 京都府 1 1 5 7 青森県 1 1 2 大阪府 6 1 9 1 17 岩手県 1 1 兵庫県 2 2 秋田県 1 1 奈良県 1 1 宮城県 1 1 和歌山県 1 1 山形県 1 1 中国 3 1 2 0 0 6 福島県 2 2 鳥取県 1 1 関東 3 0 6 2 1 12 島根県 1 1 茨城県 1 1 2 岡山県 0 栃木県 0 広島県 1 1 1 3 群馬県 1 1 2 山口県 1 1 埼玉県 1 1 四国 3 0 2 0 0 5 千葉県 2 1 3 徳島県 1 1 神奈川県 1 3 4 香川県 1 1 東京都 45 13 74 2 3 137 愛媛県 1 1 2 中部 13 4 6 0 0 23 高知県 1 1 新潟県 2 2 九州 沖縄 6 0 8 0 0 14 長野県 1 1 福岡県 3 5 8 富山県 0 佐賀県 1 1 静岡県 3 3 長崎県 0 石川県 1 4 5 熊本県 1 1 岐阜県 2 1 3 大分県 1 1 愛知県 2 4 1 7 宮崎県 0 福井県 1 1 鹿児島県 1 1 山梨県 1 1 沖縄県 2 2 近畿 11 2 17 1 0 31 合計 92 22 120 5 5 244 三重県 2 2 * 独法は独立行政法人 合計 図 1-3 設立年でみる機関数 ( 設立数 / 件 ) ( 累計 / 件 ) - 3 -

専門分野 シンクタンク情報 2009 調査に協力いただいた 244 機関 ( 大学附属政策研究機関 地方公共団体内政策研究機関は除く ) の主な専門分野についてみると 最も割合の高い分野は 国土 であり 次いで 経済 産業 と続いた この順位については従前と同じであり その割合もほぼ同じである 図 1-4 主な専門分野 ( 最も優先順位の高い分野 ) ( 有効回答 :244 機関 ) 科学技術 1.2% 文化 芸術 1.6% 国際問題 3.7% 総合 11.9% 国土開発 利用 19.3% 産業 11.9% 経済 18% 政治 行政 6.1% 国民生活 4.5% 福祉 医療 教育 2.9% 交通 6.6% 通信 情報 2.0% 資源 エネルギー 3.7% 環境問題 6.1% 図 1-5 主な専門分野 (3 分野の合計 ) ( 有効回答 :244 機関 延べ 644) 文化 芸術 1.9% 国際問題 3.9% 科学技術 1.2% 総合 4.5% 国土開発 利用 14.1% 産業 16.0% 国民生活 9.0% 経済 15.5% 政治 行政 6.1% 環境問題 9.6% 福祉 医療 教育 6.7% 交通 5.3% 通信 情報 3.0% 資源 エネルギー 3.3% - 4 -

2 研究成果について (1) 研究分野 シンクタンク情報 2009 調査で収録した研究成果(2007 年度終了分 ) は 3401 件であった 過去 16 年間の研究分野別 ( 大分類 ) の割合とその推移をみると表 2-1のような結果となった 1990 年代前半まで常に 20% 以上を占めていた 国土開発 利用 は 2001 年度以降徐々に減少し 今回調査では 13.3% にとどまった 5 年前と比べて 福祉 医療 教育 がマイナス 2 ポイント 通信 情報 がマイナス 1.6 ポイントとなった 割合が増えたのは 経済 でプラス 3.5 ポイント 国際問題 でプラス 2.5 ポイントであった 小分類については図 2-3にまとめた 地域別については 東京が総件数の 61.4% を占め 東京への一極集中は相変わらず顕著である ( 表 2-2) なお 研究分野の集計については 選択された 2 分野のうち優先順位の高い分野で集計した 表 2-1 研究分野別 ( 大分類 ) にみる研究件数の割合とその推移 (%) ( 有効回答 :3397 件 ) 研究実施年度 国土開発 利 国民生活 福祉 医療 教育 交通 通信 情報 資源 エネル 環境問題 政治 行政 経済 産業 国際問題 文化 芸術 科学技術 1992 25.7 6.5 6.2 6.7 4.6 3.8 7.5 2.8 15.6 12.5 5.3 1.6 1.3 件数 1033 261 248 269 184 153 302 114 626 505 212 65 52 1993 24.6 6.4 6.7 7.6 5.4 3.3 7.4 3.6 15.4 12.0 4.6 1.4 1.6 件数 1014 262 276 314 221 137 304 149 634 494 190 57 64 1994 24.3 6.4 7.0 7.3 5.0 3.7 7.6 3.3 15.7 12.7 3.9 1.4 1.7 件数 1075 281 310 324 221 165 338 145 693 564 173 61 75 1995 22.2 5.7 6.7 6.7 5.4 3.9 7.8 3.2 16.4 13.6 5.2 1.6 1.4 件数 998 256 300 302 244 174 351 145 737 612 234 72 65 1996 20.9 6.1 6.9 6.9 6.3 3.9 9.2 2.9 15.5 13.2 4.7 1.3 2.0 件数 974 286 322 320 295 181 429 135 721 614 221 62 95 1997 19.3 5.8 8.0 7.7 5.5 3.9 9.4 4.0 15.9 14.1 3.7 1.5 1.4 件数 840 253 348 334 239 169 409 176 691 613 159 64 61 1998 21.0 6.9 8.5 7.2 5.6 3.0 8.7 4.9 16.0 11.1 4.2 1.4 1.6 件数 875 288 356 301 233 126 363 203 667 464 174 57 66 1999 19.4 6.0 9.0 7.9 4.8 3.5 8.6 5.2 14.0 12.1 6.1 1.6 1.7 件数 1094 336 508 443 273 195 482 295 791 683 345 90 96 2000 20.3 5.9 7.2 8.1 4.7 4.4 10.6 7.6 12.3 11.2 5.1 1.3 1.4 件数 1066 310 377 425 249 233 556 398 645 591 266 68 72 2001 18.7 5.8 8.5 8.2 4.7 3.7 10.5 7.4 14.3 10.7 5.0 1.2 1.2 件数 917 285 416 403 230 181 514 363 700 521 245 60 57 2002 17.1 5.2 10.2 7.8 4.0 4.4 9.7 8.1 16.2 10.1 4.5 1.4 1.4 件数 815 247 489 371 192 212 461 389 773 480 215 65 66 2003 18.9 5.9 10.1 7.1 3.7 5.4 9.0 7.3 16.5 9.9 3.7 1.3 1.3 件数 802 249 426 302 155 227 380 310 700 421 156 54 55 2004 14.9 5.6 10.7 7.9 3.0 4.2 9.4 8.1 16.1 11.4 5.5 1.6 1.5 件数 639 242 460 340 130 181 403 345 689 489 234 67 66 2005 15.1 5.3 9.1 9.2 2.2 3.5 9.0 9.1 18.3 10.6 6.0 1.5 1.2 件数 602 213 362 369 88 138 360 363 729 425 238 60 46 2006 14.1 7.0 7.9 8.1 2.9 3.3 9.1 8.6 18.7 11.1 6.0 1.7 1.7 件数 504 249 282 288 103 117 323 306 666 397 214 61 59 2007 13.3 6.2 8.2 8.1 2.4 3.8 10.1 7.4 19.7 10.8 7.0 1.5 1.5 件数 453 210 278 275 82 128 343 252 669 367 237 52 51-5 -

図 2-1 研究分野別 ( 小分類 ) にみる研究件数 (3397 件 )(2007 年度 ) 0 50 100 150 200 250 ( 件 ) 都市開発 整備地域開発 整備国土計画 地方計画国民生活一般家計 消費余暇 レジャー住民参加 住民運動福祉医療 保健教育交通 物流道路港湾鉄道 空港通信情報資源 エネルギー一般新エネルギー環境一般公害廃棄物災害 防災気象政治 行政一般地方自治 地方行財政法政策経済一般地域経済人口問題企業 経営労働 雇用産業一般農林水産業鉱工業 建設業商業 ( 含サービス業 ) 流通産業技術国際関係 外交国際経済国際交流文化一般文化行政 文化政策芸術科学技術一般科学技術政策 - 6 -

表 2-2 地域別にみる研究分野の内訳 (%)<2007 年度 > 北海道 東北 関東 東京 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄 国土開発 利用 11.0 17.5 13.6 10.8 19.5 22.0 16.9 17.8 10.5 国民生活 13.2 3.5 7.9 8.9 4.6 10.0 4.2 0.0 4.5 福祉 医療 教育 13.2 3.5 7.9 8.9 4.6 10.0 4.2 0.0 4.5 交通 6.6 0.0 6.1 6.7 20.1 10.8 8.5 0.0 6.0 通信 情報 2.2 1.8 0.0 3.3 1.3 0.8 1.4 0.0 2.3 資源 エネルギー 2.4 3.1 0.0 0.2 0.4 0.2 2.0 0.0 1.7 環境問題 6.6 0.0 2.2 12.2 9.9 9.4 1.4 20.0 1.5 政治 行政 5.5 3.5 11.8 7.9 4.0 5.0 8.5 2.2 11.3 経済 9.9 54.4 25.4 17.5 21.1 18.9 22.5 17.8 34.6 産業 20.9 10.5 18.4 8.7 11.6 8.4 25.4 33.3 13.5 国際問題 7.7 0.0 2.2 9.9 2.0 0.8 2.8 0.0 6.0 文化 芸術 1.1 0.0 0.4 1.8 0.7 2.4 0.0 0.0 0.8 科学技術 2.2 0.0 2.2 1.5 0.3 2.1 1.4 0.0 1.5 ( 件 ) 91 57 228 2088 303 381 71 45 133 (2)-1 研究の形態 内容等収録した 3401 件について 研究形態や公開の程度 研究手法 研究成果の公開等をまとめた 研究形態別にみると 依然として受託研究の割合が高いが 自主研究の割合は引き続き増加傾向にある ( 図 2-2 図 2-4) 自主研究について研究分野別にみると 経済 国際問題 で 5 割を超えている 割合が少ない分野としては 国土開発 利用 で 14% 科学技術 環境問題 交通 で 10% 未満である ( 図 2-3) 図 2-2 研究の形態 <2007 年度 > ( 有効回答 :3398 件 ) - 7 -

図 2-3 総件数にみる自主研究の研究分野別内訳 <2007 年度 > ( 総件数 3401 件 うち自主研究 1011 件 ) (2) 2 自主研究自主研究の割合について 過去 5 年 (2003~07 年度 ) と 1992 97 年度を時系列で比較した その割合は 92 年度に 2 割を超えているが 97 年度は 17% に減少しており 2003 年度に再び 2 割に到達 その後徐々に増加して 07 年度では 30% となった ( 図 2 4) また 組織形態別に 1 非営利法人 団体 2 営利法人 の観点からみると 1については 1990 年度以降常に 20% 台で推移していたが 2003 年度以降は 3 割を超え 07 年度には 49% となった 一方 2について 1991~92 年度までは 20% 台であったが 93 年以降減少傾向に転じた 98 年からは 15% を割り込んでいたが 07 年度には 16% に回復した ( 図 2-5) 図 2-4 研究件数の推移と自主研究の割合 - 8 -

図 2-5 組織形態別にみる研究件数の推移と自主研究の割合 (2)-3 受託研究受託研究については依然として総件数の 67.5% を占めており 政策研究機関の多くがこれに依存していることは明らかである そこで 委託者の内訳 ならびに組織形態別にみる委託者の割合について分析を試みた 対象としたのは 1997 2003~2007 年度である 図 2-8は 各年度に実施された受託研究について 委託者の割合をみたものである 図 2-6 受託研究にみる研究件数と委託者の割合 受託件数 ( 左目盛 ) 1 中央省庁 政府機関 ( 右目盛 ) 2 公益法人 3 地方公共団体等 50% 4 営利法人 5 その他 ( 件 ) 4000 45% 40% 35% 30% 3500 3000 2500 25% 2000 20% 15% 10% 5% 1500 1000 500 0% 1997 2003 2004 2005 2006 2007 0-9 -

委託者については 1 中央官庁 政府機関 2 公益法人 ( 財団 社団 特殊 認可 独立行政など ) 3 地方公共団体 ( 都道府県 市区町村 およびその関連機関等 ) 4 営利法人 5その他 ( 国際機関 海外政府等機関 大学 その他団体等 ) の 5 項目に分類し 集計した いずれの年度についても 3 地方公共団体 が全体の約 4 割を占め 政策研究機関にとっての貴重な調査研究収入源となっていると推測できる また 1 中央省庁 政府機関 については 02 年度以降増加傾向にある 次に同じく委託者の割合について 受託者 ( 研究実施機関 ) 側の組織形態別 ( 非営利法人 団体 営利法人 ) にそれぞれの特徴を見てみる 非営利法人 団体 についてみると( 図 2-7) 2003 年度では 3 地方公共団体等 が 36.8% の割合を占めていたが 徐々に減少し 2007 年度は 34.0% にとどまっている 1 中央省庁 政府機関 からの受託は徐々に増加し 06 年度は 27.7% に減少したが 07 年度は 30.8% と再び増加した 一方 営利法人 では ( 図 2-8) 1 中央省庁 政府機関 からの受託が引き続き増加した 3 地方公共団体等 からの受託は少し減少したが 非営利法人 団体 に比べると4 割とまだ高水準を維持している 一方で 4 営利法人 からの受託割合は 10 年前の 1997 年度に比べて3 分の1 程度に減少したが ここ4 年ほどは横ばいである 図 2-7 非営利法人 団体が実施した受託研究にみる委託者の割合 - 10 -

図 2-8 営利法人が実施した受託研究にみる委託者の割合 (2)-4 研究期間調査研究の期間については 6カ月未満が全体の4 割であり 1 年未満でみると8 割強を占め 例年にたがわず短期 単年度の研究形態となっている ( 図 2-9) また今回収録した 3401 件のうち受託研究の 2297 件について開始年月 終了年月からその内訳をみると 年度末の3 月に修了した研究が 74.8% を占めており 単年度単位でかつ一時期に集中している傾向は変わらない ( 表 2-3) 図 2-9 研究期間 <2007 年度 > - 11 -

表 2-3 研究開始年月 終了年月からみる受託研究件数の内訳 (2297 件 )<2007 年度 > 終了 2007 年 2007 年 2007 年 2007 年 2007 年 2007 年 2007 年 2007 年 2007 年 2008 年 2008 年 2008 年開始 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 計 2007 年 3 月以前 4 8 6 4 4 5 3 2 1 0 0 22 59 2007 年 4 月 0 5 5 6 7 10 14 0 5 7 9 202 270 2007 年 5 月 0 1 2 4 19 5 3 8 5 12 127 186 2007 年 6 月 0 3 11 10 14 7 10 11 26 151 243 2007 年 7 月 0 4 7 10 3 15 7 34 201 281 2007 年 8 月 1 8 6 5 10 12 25 147 214 2007 年 9 月 0 2 5 11 14 24 163 219 2007 年 10 月 1 4 5 9 30 184 233 2007 年 11 月 2 3 11 17 143 176 2007 年 12 月 2 6 19 162 189 2008 年 1 月 2 6 115 123 2008 年 2 月 3 85 88 2008 年 3 月 16 16 計 4 13 12 15 31 59 55 31 70 84 205 1718 2297 (2)-5 研究成果の公開の程度 研究方法 2007 年度に修了した 3401 件の研究成果における公開の程度は 報告書による公開 ( 有償 無償あわせて ) が 36.1% で 内容照会可 を合わせると 72.1% とここ数年は高い比率である ( 図 2-10) その一方で 図 2-10 について受託研究のみで集計すると 非公開 が 39.6% と全体より 11.8 ポイント程度高く 報告書による公開 ( 有償 無償合わせて ) は 13.2% にとどまっている 図 2-10 研究成果の公開の程度 <2007 年度 > 非公開 27.8% 報告書等公開による ( 有償 ) 13.5% 報告書等公開による ( 無償 ) 22.6% 内容照会可 ( 委託 助成等機関 ) 25.2% 内容照会可 ( 研究実施機関 ) 10.8% - 12 -