Ⅱ. 主な内容 第 1 部公益法人の概況 1. 法人数 平成 29 年 12 月 1 日の公益法人は 9,493 法人 ( 前年比 +35) である 公益法人数の変動は 公益認定又は移行認定により増加し 法人の解散 公益認定の取消し及び合併に伴う減少がある ( 注 ) 公益認定 : 一般法人で公益認

Similar documents
<4D F736F F D D332D318DC58F8982CC96F088F581698DB782B591D682A6816A2E646F63>

PowerPoint プレゼンテーション

目次 公益法人編 1. 公益法人のガバナンス 情報開示と監督の概要 3 一般法人編 6. 一般法人に移行した法人の業務運営と監督の概要 公益法人に対する監督の基本的考え方 4 3. 公益法人に対する立入検査の考え方 5 4. 公益法人の業務運営における留意事項 6 1 公益目的事業等の実

< 目的 > 専ら被保険者の利益 にはそぐわない目的で運用が行われるとの懸念を払拭し 運用に対する国民の信頼を高める 運用の多様化 高度化が進む中で 適切にリスクを管理しつつ 機動的な対応を可能に GPIF ガバナンス強化のイメージ ( 案 ) < 方向性 > 1 独任制から合議制への転換基本ポート

PowerPoint プレゼンテーション

協会定 款

PowerPoint プレゼンテーション

( 除名 ) 第 9 条社員が次のいずれかに該当するに至ったときは 社員総会の決議によって当該社員を除名することができる (1) この定款その他の規則に違反したとき (2) この法人の名誉を傷つけ または目的に反する行為をしたとき (3) その他除名すべき正当な事由があるとき ( 社員資格の喪失 )

一般財団法人 日本万歩クラブ 定款

評議員選任 解任委員会について点検項目 説明 参考 1 評議員選任 解任委員会の設置について すべての法人 ( 現在, 評議員会を設置している法 定款例第 6 条 評議員選任 解任委員会 を設置する旨の定款変更を行っていますか ( 又は定款変更の準備をしていますか ) いる いない 人も含む ) に

2. 改正の趣旨 背景 (1) 問題となっていたケース < 親族図 > 前提条件 1. 父 母 ( 死亡 ) 父の財産 :50 億円 ( すべて現金 ) 財産は 父 子 孫の順に相続する ( 各相続時の法定相続人は 1 名 ) 2. 子 子の妻 ( 死亡 ) 父及び子の相続における相次相続控除は考慮

目次 1. 各機関の責任等に関する事例 事例 1: 横領事件発生! 役員の注意義務は? 3 事例 2: 相次ぐ不祥事 各機関の対応は? 4 事例 3: 不適正受給分を法人資産から返還 役員の責任は? 5 2. 公益法人のガバナンスにおける留意事項 6 3. 公益法人三法による法人の各機関の役割と責任

( 事業年度 ) 第 6 条この法人の事業年度は 毎年 4 月 1 日に始まり翌年 3 月 31 日 に終わる ( 事業計画及び収支予算 ) 第 7 条この法人の事業計画書 収支予算書については 毎事業年度開始の日の前日までに 理事長が作成し 理事会の承認を受けなければならない これを変更する場合も

<4D F736F F D F817993FC8D65817A88EA94CA8ED C4A544692E88ABC3032>

Microsoft Word - ○ 定款(H27.2変更分)

( 財産の種別 ) 第 6 条この法人の財産は 基本財産 特定資産及びその他の財産の 3 種類とする 2 基本財産は この法人の目的である事業を行うために不可欠な 次に掲げる財産とする (1) 設立当初の財産目録のうち基本財産の区分に記載された財産 (2) 設立後理事会において特定資産又はその他の財

スライド 1

<4D F736F F D E397C C90A FC8A C8E86816A2E646F63>

Taro-(H3006~)公益社団法人

公益財団法人 日本航空協会 定款

一般財団法人大阪府高等学校野球連盟定款 第 1 章総 則 ( 名称 ) 第 1 条この法人は 一般財団法人大阪府高等学校野球連盟と称する ( 事務所 ) 第 2 条この法人は 主たる事務所を大阪市に置く 第 2 章目的及び事業 ( 目的 ) 第 3 条この法人は 日本学生野球憲章に基づき 高等学校野

ナショナル・トラスト税制関係通知

PowerPoint プレゼンテーション

公益財団法人秋田県林業公社定款 第 1 章総則 ( 名称 ) 第 1 条 この法人は 公益財団法人秋田県林業公社と称する ( 事務所 ) 第 2 条この法人は 主たる事務所を秋田県秋田市に置く 2 この法人は 理事会の決議により 従たる事務所を必要な地に置くことができる 第 2 章 目的及び事業 (

< F2D92E88ABC82CC8B4C8DDA8E968D808B7982D18B408AD690DD8C76>

第3章 指導・監査等の実施

定款

Microsoft Word - 定款

定 款 公益財団法人日本吟剣詩舞振興会

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

Microsoft Word - teikan

一般財団法人ヒューマニン財団定款 平成 26 年 6 月 30 日変 更 1

社会福祉法改正における法人制度改革の概要 社会福祉法人制度を改革する法案が平成 28 年 3 月 31 日に可決し 同日公布されました この改正法は平成 28 年 4 月 1 日から施行される部分と平成 29 年 4 月 1 日から施行される部分があります (1) 経営組織のガバナンスの強化 議決機

する 2 前項の書類については 主たる事務所に 当該事業年度が終了するまでの間備え置き 一般の閲覧に供するものとする ( 事業報告及び決算 ) 第 8 条この法人の事業報告及び決算については 毎事業年度終了後 理事長が次の書類を作成し 監事の監査を受けた上で 理事会の承認を経て 定時評議員会に提出し

公益社団法人 大館法人会 定 款(案)

学協会法人化の今後の展望

Microsoft Word - ~ doc

財団法人  徳島県社会保険協会寄附行為

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

( 事業年度 ) 第 6 条本会の事業年度は 毎年 4 月 1 日に始まり翌年 3 月 31 日に終わる ( 事業計画及び収支予算 ) 第 7 条本会の事業計画書及び収支予算書については 毎事業年度開始の日の前日までに 会長が作成し 理事会の承認を受けなければならない これを変更する場合も 同様とす

( 事業年度 ) 第 9 条この法人の事業年度は 毎年 4 月 1 日に始まり 翌年 3 月 31 日に終わる ( 事業計画及び収支予算 ) 第 10 条この法人の事業計画書及び収支予算書については 毎事業年度開始の日の前日までに会長が作成し 理事会の決議を経て 評議員会の承認を受けなければならない

< 用語の解説 > 税額控除制度従来 公益社団法人及び公益財団法人への個人からの寄附金については 所得控除制度が適用されていたが 平成 23 年 6 月より 公益社団法人及び公益財団法人への個人からの寄附金について 寄附文化の醸成を図るため 税額控除制度が導入された 税額控除は 寄附金額を基礎に算出

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

<4D F736F F D2092E88ABC88EA959495CF8D5882C98AD682B782E982A8926D82E782B E646F6378>

一般財団法人日本放送協会共済会定款 一部変更評議員会決議平成 ( 平成 施行 ) ( 名称 ) 第 1 章総則 第 1 条この法人は 一般財団法人日本放送協会共済会と称する ( 事務所 ) 第 2 条この法人は 主たる事務所 ( 本部 ) を東京都渋谷区に置く 2 この法

Microsoft Word - 阪神北定款100319

PowerPoint プレゼンテーション

合も, 同様とする 2 前項の書類については, 主たる事務所及び従たる事務所に, 当該事業年度が終了するまでの間備え置き, 一般の閲覧に供するものとする ( 事業報告及び決算 ) 第 8 条この法人の事業報告及び決算については, 毎事業年度終了後, 理事長が次の書類を作成し, 監事の監査を受けた上で

開催通知

第 1 章総則 ( 名称 ) 第 1 条この法人は 公益財団法人農芸化学研究奨励会と称する ( 事務所 ) 第 2 条この法人は 主たる事務所を東京都文京区に置く 第 2 章目的及び事業 ( 目的 ) 第 3 条この法人は 農芸化学に関する研究 教育を奨励 助成し その進歩発展を図り もって科学 技

Taro-定款.jtd

平成 29 年度 事業報告書 自平成 29 年 4 月 1 日 至平成 30 年 3 月 31 日 公益財団法人日本デザイン振興会

- 2 - 項五その他本会の目的を達成するために必要な事項(役員)第五条本会に次の役員を置く 会長一名副会長七名以内理事七名監事三名(役員の任期)第六条役員の任期は 二年とする ただし 任期満了後も 新役員が選任されるまでの間は 引き続きその職務を行うものとする 2補欠により選任された役員の任期は

(2) 変更の内容 定款変更の内容は別紙のとおりであります (3) 日程 定款変更のための株主総会開催日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 定款変更の効力発生日平成 28 年 6 月 17 日 ( 金曜日 ) 以上 - 2 -

Ⅰ. 支部と任意団体の基礎知識 1. 支部 (1) 単なる連絡事務所 ( としての支部 ) 定義 会員の連絡 会費の徴収その他若干の本部事務を行う事務所 法律上の 従たる事務所 として登記されていない事務所 会計 独立した会計 帳簿 計算書類 ( 財務諸表 ) をもたず 本部において予算 決算を行う

第1章 名称及び事務所

単 位 会 用 モ デ ル 定 款

中 央 会 定 款

( 事業年度 ) 第 6 条この法人の事業年度は 毎年 4 月 1 日に始まり翌年 3 月 31 日に終わる ( 事業計画及び収支予算 ) 第 7 条この法人の事業計画書 収支予算書 資金調達及び設備投資の見込みを記載した書類については 毎事業年度開始の日の前日までに 代表理事が作成し 理事会の承認

Microsoft Word - ★HP版平成28年度検査の結果

社員と役員と職員の違い イコール 議事録の記載例について解説する前に 社員 = 役員だと勘違いする人や 社員を 病医院の職員 ( 従業員 スタッフ ) と勘違いする人が非常に多いので 社員と役員と職員の違いについて解説いたします 下表は社員と役員と職員の違いをまとめたものです 社員医療法人の社員総会

1. はじめに 中小企業経営者の高齢化が進展する中 事業承継の円滑化は喫緊の課題です 平成 30 年度税制改正において 事業承継の際に生ずる相続税 贈与税の負担を軽減する 非上場株式等についての相続税及び贈与税の納税猶予及び免除の特例 ( 以下 事業承継税制 ) が抜本的に改正されました 本改正では

「定款」等の一部改正について

<4D F736F F D E63188C4816A8D4C93878CA78BC696B18AC7979D91CC90A78A6D94468C9F8DB88EC08E7B97768D6A816989FC90B38CE3816A2E646F63>

C 1. C C ( ) 4 1

1 資料 1 パーソナルデータの利活用に関する制度改正に係る法律案の骨子 ( 案 ) TM 2014 年 12 月 19 日 内閣官房 IT 総合戦略室 パーソナルデータ関連制度担当室

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

いる 〇また 障害者の権利に関する条約 においては 障害に基づくあらゆる差別を禁止するものとされている 〇一方 成年被後見人等の権利に係る制限が設けられている制度 ( いわゆる欠格条項 ) については いわゆるノーマライゼーションやソーシャルインクルージョン ( 社会的包摂 ) を基本理念とする成年

 

Ⅲ 第 43 期監査報告書等 監査報告書 私たち監事は 平成 27 年 9 月 1 日から平成 28 年 8 月 31 日までの第 43 期事業年度にお ける理事の職務の執行を監査いたしました その方法及び結果につき以下のとおり報告い たします 1. 監査の方法及びその内容私たち監事は 理事及び使用

PTA・青少年教育団体共済法と 新公益法人制度

( 公財 ) 全日本柔道連盟に対する勧告及び 公益法人の自己規律について 1. 経緯 ( 公財 ) 全日本柔道連盟 ( 以下 全柔連 という ) は 平成 24 年 4 月 1 日に新制度の公益財団法人に移行し 内閣府の監督下にある 本年 1 月以降 全柔連において 1 女子日本代表選手の指導におけ

公益財団法人 都城育英会 定款

公益財団法人堺市産業振興センター定款 第 1 章 総則 ( 名称 ) 第 1 条この法人は 公益財団法人堺市産業振興センターと称する ( 事務所 ) 第 2 条この法人は 主たる事務所を大阪府堺市に置く 2 この法人は 理事会の決議によって 従たる事務所を必要な地に置くことができる これを変更又は廃

第 2 章財産及び会計 ( 基本財産 ) 第 5 条この法人の基本財産は この法人の目的である事業を行うために不可欠な財産として理事会で定めたものとする 2 基本財産は 理事会において定めるところにより この法人の目的を達成するために 善良な管理者の注意をもって管理しなければならない 3 基本財産の

日商協規程集

様式1

( 様式第 6) 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法に関する書類 病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法 計画 現状の別 1. 計画 2. 現状 閲 覧 責 任 者 氏 名 閲 覧 担 当 者 氏 名 閲覧の求めに応じる場所 閲覧の手続の概要 ( 注 ) 既に医療法施行規則第 9 条の

<4D F736F F D2092E88ABC81698DC58F4994C5816A8CBB8D7392E88ABC82C9918A88E182C882B595B68CBE957482AB20>

(Microsoft Word - \225\266\217\221 1)

Taro-議案第13号 行政手続条例の

NewsRelease_ir_ _02.pdf

<4D F736F F D2089CD93E08FA78A778DE E88ABC2E646F6378>

一般財団法人和木町蜂ヶ峯総合公園管理協会 定款 第 1 章総則 ( 名称 ) 第 1 条この法人は 一般財団法人和木町蜂ヶ峯総合公園管理協会と称する ( 事務所 ) 第 2 条この法人は 主たる事務所を山口県玖珂郡和木町大字瀬田字紺屋作 番地に置く 第 2 章目的及び事業 ( 目的 )

移行認定の申請書類目次

Microsoft Word 規約

<4D F736F F D EA94CA8ED C93FA967B938A8E918CDA96E28BC68BA689EF2092E88ABC2E646F6378>

( 事業計画及び収支予算 ) 第 8 条この法人の事業計画書 収支予算書については 毎事業年度開始の日の前日までに 会長が作成し 理事会の承認を受けなければならない これを変更する場合も 同様とする 2 前項の書類については 主たる事務所に 当該事業年度が終了するまでの間備え置くものとする ( 事業

内閣府 平成 30 年 10 月末現在の法人数等公益認定等委員会だより第 78 号平成 30 年 11 月 1 日発行 内閣府公益認定等委員会 詳しい公益法人制度の内容や申請手続については をご覧ください 片山内閣府特命担当大臣が公益認定等

まず 取締役会は委員会及び執行役の人事を決定する すなわち 各委員会の委員は取締役の中から取締役会の決議で選定する (400Ⅱ) 各委員会の委員の人数は3 人以上でなければならず (400Ⅰ) 過半数は社外取締役でなければならない 3 (400Ⅲ) 委員会の委員は他の委員及び執行役を兼ねることはでき

〇用語 個人情報保護法 個人情報の保護に関する法律のこと 現行保護法 現行の個人情報の保護に関する法律のこと 改正法 保護法 法 個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 27 年 9 月 9 日法律第 65 号

公益財団法人 ○○○協会定款

財団法人 白河観光物産協会 寄付行為

市町村合併の推進状況について

(1) 報酬 別表第 1に定める額 (2) 賞与 別表第 2に定める算式により算出される額 ( 支給する場合 ) (3) 退職慰労金 別表第 3に定める算式により算出される額 ( 支給する場合 ) 2 非常勤の役員に対する報酬の額は別表第 4に定める額とする 3 評議員に対する報酬の額は別表第 5に

公益財団法人 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団定款

個人情報の保護に関する規程(案)

                                                         


平成22 年 11月 15日

Transcription:

平成 30 年 9 月 28 日内閣府 平成 29 年 公益法人の概況及び公益認定等委員会の活動報告 ~ 概要 ~ Ⅰ. ポイント 公益法人の概況 公益法人数は 9,493 法人 ( 前年比 +35 平成 29 年 12 月 1 日現在 ) となった (2 頁 法人数 ) 公益法人の解散は 19 法人 公益認定の取消しは 5 法人 合併は 6 法人である (2 頁 法人の解散 公益認定の取消し 合併件数 ) 公益目的事業費用額は 4,580,548 百万円となり 前年より 183,379 百万円増加している (7 頁 公益目的事業費用額 ) 公益認定等委員会の活動報告 現行の公益法人制度は 公益法人による自己規律の発揮と適正な事業実施を期待し これを前提としつつ 公益法人の事業の適正な運営を確保するため 合議制の機関 ( 内閣府においては公益認定等委員会 ) が 法律に基づく報告徴収 立入検査 勧告 命令等の監督を行うこととされている (7 頁 公益認定等委員会の活動報告 ) 新たな制度となり 9 年が経過し 合議制の機関の活動の中で 監督に係る業務が重要度を増してきている 公益法人制度に対する信頼確保のため 公益法人に対しては 今後とも 自己規律の発揮と適正な事業実施を求めるとともに 問題のある法人に対しては迅速かつ適正に対処していく必要がある 1

Ⅱ. 主な内容 第 1 部公益法人の概況 1. 法人数 平成 29 年 12 月 1 日の公益法人は 9,493 法人 ( 前年比 +35) である 公益法人数の変動は 公益認定又は移行認定により増加し 法人の解散 公益認定の取消し及び合併に伴う減少がある ( 注 ) 公益認定 : 一般法人で公益認定を受けたもの 移行認定 : 特例民法法人 ( 旧民法に基づく公益法人 ) で公益認定を受けたもの 法人の解散 公益認定の取消し 合併件数 ( 減少事由別 ) 解散 取消し 合併 計 内閣府都道府県内閣府都道府県内閣府都道府県内閣府都道府県 平成 28 年度 9 10 3 2 2 4 14 16 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 12 月 1 日から翌年 11 月 30 日までを指す ( 時系列表は末尾資料参照 ) 2

2. 社員 役職員等 (1) 社員 ( 公益社団法人 ) 社員は 社員総会に参加して議決権を行使する 社員総会は 定款変更 役員の選解任等を行う権限を有する公益社団法人の最高議決機関である 社員数規模別の公益社団法人数とその割合 法人数 社員数計 平均値 中央値 1~99 人 100~ 499 人 500~ 999 人 1000~ 4999 人 5000 人以上 内閣府 799 825,002 1,033 150 306 293 72 101 27 都道府県 3,353 2,574,416 768 267 932 1,317 496 543 65 前年 4,152 4,150 3,399,418 3,466,863 819 835 243 245 1,238 1,221 1,610 1,589 568 583 644 660 92 97 (100.0%) (100.0%) (29.8%) (29.4%) (38.8%) (38.3%) (13.7%) (14.0%) (15.5%) (15.9%) (2.2%) (2.3%) ( 注 ) 各法人の移行認定 公益認定又は変更認定の申請及びその後の事業報告等のデータによる (2) 評議員 ( 公益財団法人 ) 公益財団法人には 3 名以上の評議員を置くことが義務付けられている 評議員によって構成される評議員会は 定款変更 役員の選解任の権限を有する公益財団法人の最高議決機関である 評議員数規模別の公益財団法人数とその割合 法人数 評議員数計 平均値 中央値 3~9 人 10~19 人 20~29 人 30~39 人 40~49 人 50 人以上 内閣府 1,641 18,180 11.1 9 866 639 90 12 12 22 都道府県 3,700 37,318 10.1 8 2,346 1,124 124 37 23 46 前年 5,341 5,308 55,498 55,843 10.4 10.5 8 9 3,212 3,139 1,763 1,784 214 231 49 49 35 33 68 72 (100.0%) (100.0%) (60.1%) (59.1%) (33.0%) (33.6%) (4.0%) (4.4%) (0.9%) (0.9%) (0.7%) (0.6%) (1.3%) (1.4%) ( 注 ) 各法人の移行認定 公益認定又は変更認定の申請及びその後の事業報告等のデータによる 3

(3) 理事理事は 公益法人の役員である 全理事で構成する理事会は 公益法人においては必置であり 法人の業務執行を決定し 理事の中から代表理事や業務執行理事を選定する権限と責任を有し 各理事の職務執行を監督する責任をもつ 理事数規模別の公益法人数 ( 社団 財団別 ) とその割合 内閣府 都道府県 前年 法人数 理事数計 平均値 中央値 3~9 人 10~19 人 20~29 人 30~39 人 40~49 人 50 人以上 社団 799 15,003 18.8 18 119 355 245 49 14 17 財団 1,641 16,001 9.8 9 988 558 78 14 1 2 計 2,440 31,004 12.7 10 1,107 913 323 63 15 19 社団 3,353 66,099 19.7 15 438 1,957 467 160 109 222 財団 3,700 34,486 9.3 8 2,414 1,110 131 36 5 4 計 7,053 100,585 14.3 11 2,852 3,067 598 196 114 226 社団 財団 計 4,152 81,102 19.5 15 557 2,312 712 209 123 239 (100.0%) (13.4%) (55.7%) (17.1%) (5.0%) (3.0%) (5.8%) 5,341 50,487 9.5 8 3,402 1,668 209 50 6 6 (100.0%) (63.7%) (31.2%) (3.9%) (0.9%) (0.1%) (0.1%) 9,493 131,589 13.9 11 3,959 3,980 921 259 129 245 (100.0%) (41.7%) (41.9%) (9.7%) (2.7%) (1.4%) (2.6%) 9,458 131,204 13.9 11 3,943 3,963 919 259 129 245 (100.0%) (41.7%) (41.9%) (9.7%) (2.7%) (1.4%) (2.6%) ( 注 ) 各法人の移行認定 公益認定又は変更認定の申請及びその後の事業報告等のデータによる (4) 監事公益法人には監事を置くこととされ 計算書類等の監査及び理事の職務執行の監査を行う 一定の場合には 法人の利益を守るための行動をとることが求められるなど 監事は法人の重要な機関である 常勤 非常勤別の監事数 内閣府都道府県前年 法人数 常勤監事がいる法人数 2,440 33 4,946 35 4,911 (1.4%) 7,053 41 14,832 51 14,781 (0.6%) 監事数計 常勤 非常勤 9,493 74 19,778 86 19,692 (0.8%) (100.0%) (0.4%) (99.6%) 9,458 74 19,751 85 19,666 (0.8%) (100.0%) (0.4%) (99.6%) ( 注 )1 各法人の移行認定 公益認定又は変更認定の申請及びその後の事業報告等のデータによる 2 週 3 日以上出勤する者を 常勤 それ以外の者は 非常勤 とする 4

3. 公益目的事業の事業目的 公益目的事業を事業目的別に見ると 多い順に 19. 地域社会発展 35.0% 7. 児童等健全育成 20.8% 4. 高齢者福祉 17.8% となっている 公益目的事業の事業目的別 (23 事業 ) の法人数 ( 注 )1 各法人の移行認定 公益認定又は変更認定の申請データによる 2 複数事業を行う法人及び複合目的の事業があるため 延べ法人数は法人実数と異なる 5

4. 公益目的事業の事業類型 公益目的事業を事業類型別に見ると 多い順に (3) 講座 セミナー 育成 68.2% (6) 調査 資料収集 36.4% (5) 相談 助言 33.5% となっている 公益目的事業の事業類型別 (18 類型 ) の法人数 ( 注 )1 各法人の移行認定 公益認定又は変更認定の申請データによる 2 複数事業を行う法人及び複合形態の事業があるため 延べ法人数は法人実数と異なる 6

5. 公益目的事業費用額 公益目的事業を費用規模別に見ると 1 千万円以上 5 千万円未満 と 1 億円以上 5 億円未満 の法人が多い 公益目的事業費用額規模別の法人数 ( 社団 財団別 ) 内閣府 都道府県 前年 法人数 額 ( 百万円 ) ( 注 ) 過去 1 年間に提出された事業報告等 ( 平成 29 年 12 月 1 日時点の入力確認済みデータ ) による ( 時 系列表は末尾資料参照 ) 平均値 ( 百万円 ) 中央値 ( 百万円 ) 1 千万円未満 1 千万円以上 5 千万円未満 5 千万円以上 1 億円未満 1 億円以上 5 億円未満 5 億円以上 10 億円未満 社団 794 577,867 728 81 59 236 139 257 54 49 財団 1,614 1,204,909 747 85 185 437 235 487 112 158 計 2,408 1,782,776 740 84 244 673 374 744 166 207 社団 3,338 840,782 252 73 517 959 389 1,116 224 133 財団 3,684 1,956,990 531 61 698 1,025 398 834 301 428 計 7,022 2,797,772 398 66 1,215 1,984 787 1,950 525 561 社団 財団 計 10 億円以上 4,132 1,418,649 343 77 576 1,195 528 1,373 278 182 (100.0%) (13.9%) (28.9%) (12.8%) (33.2%) (6.7%) (4.4%) 5,298 3,161,899 597 70 883 1,462 633 1,321 413 586 (100.0%) (16.7%) (27.6%) (11.9%) (24.9%) (7.8%) (11.1%) 9,430 4,580,548 486 73 1,459 2,657 1,161 2,694 691 768 (100.0%) (15.5%) (28.2%) (12.3%) (28.6%) (7.3%) (8.1%) 9,371 4,397,169 469 72 1,453 2,625 1,192 2,668 682 751 (100.0%) (15.5%) (28.0%) (12.7%) (28.5%) (7.3%) (8.0%) 第 2 部公益認定等委員会の活動報告 公益法人制度においては 行政庁が 民間有識者からなる合議制の機関の意見に基づき 法人の公益性を認定することとされている 一般法人の公益認定 特例民法法人の移行認定 移行認可 公益法人の変更認定 一般法人の公益目的支出計画の変更認可 合併による地位の承継の認可等の申請に対し行政庁が処分をしようとする場合には 原則として 合議制の機関 ( 行政庁が内閣総理大臣の場合は 公益認定等委員会 ) に諮問しなければならないとされている また 合議制の機関は 報告徴収 立入検査等の結果を踏まえ 必要があると認めるときは 公益認定の取消し等の措置をとることについて 行政庁に勧告をすることができる 申請件数 公益認定 移行認定 計 内閣府都道府県内閣府都道府県内閣府都道府県 平成 29 年度 72 50 0 0 72 50 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す ( 時系列表は末尾資料参照 ) 7

答申件数 公益認定 移行認定 計 内閣府都道府県内閣府都道府県内閣府都道府県 平成 29 年度 59 34 0 0 59 34 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す ( 時系列表は末尾資料参照 ) 立入検査の実施件数 内閣府都道府県計 平成 29 年度 697 2,318 3,015 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す ( 時系列表は末尾資料参照 ) 報告徴収の件数 内閣府都道府県計 平成 29 年度 24 70 94 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す ( 時系列表は末尾資料参照 ) 行政庁に対する勧告件数 ( 平成 29 年度 ) 勧告の内容 内閣府 都道府県 計 勧告 0 0 0 命令 0 0 0 公益認定の取消し 0 0 0 ( 注 )1 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す ( 時系列表は末尾資料参照 ) 2 合議制の機関は 報告徴収 立入検査等の結果を踏まえ 必要があると認めるときは 公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律 ( 以下 認定法 という ) 第 28 条等に基づく勧告 命令 公益認定の取消しその他の措置をとることについて 行政庁に勧告をすることができる ( 認定法 46Ⅰ 54) 8

資料 各年 12 月 1 日現在の公益法人数 内閣府 都道府県 平成 24 年 25 年 26 年 27 年 28 年 29 年 社団 519 719 773 787 797 799 財団 1,142 1,488 1,561 1,585 1,613 1,641 計 1,661 2,207 2,334 2,372 2,410 2,440 社団 1,941 3,091 3,316 3,339 3,353 3,353 財団 2,098 3,330 3,650 3,686 3,695 3,700 計 4,039 6,421 6,966 7,025 7,048 7,053 社団 2,460 3,810 4,089 4,126 4,150 4,152 財団 3,240 4,818 5,211 5,271 5,308 5,341 計 5,700 8,628 9,300 9,397 9,458 9,493 法人の解散 公益認定の取消し 合併件数 ( 減少事由別 ) 平成 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 解散取消し合併 内閣府 2 1 4 3 3 9 都道府県 1 1 4 8 4 10 内閣府 0 0 1 0 3 3 都道府県 0 0 0 2 4 2 内閣府 2 2 3 8 1 2 都道府県 1 1 10 3 6 4 内閣府 4 3 8 11 7 14 都道府県 2 2 14 13 14 16 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 12 月 1 日から翌年 11 月 30 日までを指す 公益目的事業費用額 ( 単位 : 百万円 ) 平成 27 年 28 年 29 年 内閣府 都道府県 社団 636,679 540,027 577,867 財団 1,078,743 1,108,701 1,204,909 計 1,715,422 1,648,728 1,782,776 社団 799,567 793,903 840,782 財団 1,936,451 1,954,538 1,956,990 計 2,736,018 2,748,441 2,797,772 社団 1,436,246 1,333,930 1,418,649 財団 3,015,194 3,063,239 3,161,899 計 4,451,439 4,397,169 4,580,548 ( 注 ) 過去 1 年間に提出された事業報告等 ( 平成 29 年 12 月 1 日時点の入力確認済みデータ ) による 9

申請件数 公益認定 移行認定 平成 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 内閣府 46 41 42 60 61 72 都道府県 41 57 48 39 33 50 内閣府 502 97 0 0 0 0 都道府県 2,319 440 0 0 0 0 内閣府 548 138 42 60 61 72 都道府県 2,360 497 48 39 33 50 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す 答申件数 公益認定 移行認定 平成 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 内閣府 51 40 39 44 46 59 都道府県 30 60 49 38 34 34 内閣府 583 126 6 3 0 0 都道府県 2,415 629 33 2 2 0 内閣府 634 166 45 47 46 59 都道府県 2,445 689 82 40 36 34 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す 立入検査の実施件数 平成 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 内閣府 28 151 553 764 633 697 都道府県 433 1,463 2,416 2,267 2,282 2,318 461 1,614 2,969 3,031 2,915 3,015 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す 報告徴収の件数 平成 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 内閣府 21 27 39 24 14 24 都道府県 32 107 70 91 112 70 53 134 109 115 126 94 ( 注 ) 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す 10

行政庁に対する勧告件数 内閣府 都道府県 勧告の内容平成 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 勧告 0 3 2 1 3 0 命令 0 0 0 0 0 0 公益認定の取消し 0 0 0 2 0 0 勧告 0 0 1 1 2 0 命令 0 0 0 0 0 0 公益認定の取消し 0 0 0 1 0 0 勧告 0 3 3 2 5 0 命令 0 0 0 0 0 0 公益認定の取消し 0 0 0 3 0 0 ( 注 )1 表中の 年度 は 各年 4 月 1 日から翌年 3 月 31 日までを指す ( 時系列表は末尾資料参照 ) 2 合議制の機関は 報告徴収 立入検査等の結果を踏まえ 必要があると認めるときは 認定法第 28 条等に基づく勧告 命令 公益認定の取消しその他の措置をとることについて 行政庁に勧告をすることができる ( 認定法 46Ⅰ 54) 11