====================================================================== Symantec Messaging Gateway( 以前の Symantec Brightmail Gateway) バージョン 10.0.1 のソフトウェア更新に関するメモ ====================================================================== 2012 年 11 月 特別注意事項 ================================================ サポート対象外のプラットフォーム 2008 年 5 月以前に購入された 8220 8240 8260 8320(Optiplex GX745 プラットフォ ームに基づく ) 2008 年 11 月以前に購入された 8340(PowerEdge 860 バージョン ) ハードウェアプラットフォームはサポート対象外です お使いのハードウェアバージョンを特定するには コマンドラインで次のように入力しま す show -i サポート対象プラットフォーム Symantec Messaging Gateway 10.0.1 への更新は以下のプラットフォームで実行できます -- すべてのサポート対象のハードウェアバージョン Symantec Messaging Gateway のハ ードウェアテストに関するサポートについては 次の URL に移動してください http://www.symantec.com/docs/tech186269 お使いのハードウェアバージョンを特定するには コマンドラインで次のように入力しま す show -i --VMware ESXi/vSphere 5.0/4.x サポート対象の Web ブラウザ Symantec Messaging Gateway コントロールセンターは次のいずれかのサポート対象 Web ブラウザからアクセスできます --Internet Explorer 9/8 --Firefox 13 以降 --Chrome 19 以降 バージョン 9.5.0-19 を使うユーザーを対象とする特別注意事項
シマンテック社は コントロールセンターを先にアップグレードしてから スキャナをア ップグレードすることを強く推奨します コントロールセンターを先にアップグレードし ないと リモートスキャナをアップグレードする際にコマンドラインインターフェースの使用が必要になります 次に示すセクションの内容をすべてお読みください ================================================ -- 新機能 -- 更新に関する注意事項 -- ソフトウェアの更新の実行 -- 既知の問題 -- マニュアル -- エンドユーザー使用許諾契約 (EULA) 更新内容 ========== 新機能と強化された機能は次のとおりです -- 報告された多くの脆弱性と顧客関連の問題に対処 -- 製品の翻訳バージョンに関する問題を解決 更新に関する注意事項 ===================== -- 更新に関する注意事項の全内容については Symantec Messaging Gateway 10.0.1 リリー スノートをお読みください --LDAP ディレクトリを使ってバージョン 8.0.3 から更新する場合 スキャナから LDAP への接続に対し新しい通信要件が追加されている可能性があります 詳しくはリリースノ ートを参照してください --Symantec Messaging Gateway 9.5 では コンテンツインシデントとスパム検疫のためにデ ータストレージの再構築が行われています バージョン 8.0.3 から 10.0.x に更新する場 合 これらの機能に関する大量のデータが格納されているシステムでは コントロールセ ンターの更新時間が長くなります 更新を実行する前に できるだけ多くのコンテンツフ ィルタインシデントと検疫されたスパムメッセージを削除しておいてください ベストプラクティスとして ソフトウェアの更新を実行する前に 既存のデータのバック アップを作成してください ソフトウェアの更新の処理は 完了するまで数時間かかるこ とがあります ソフトウェアの更新が終わるまでは 再起動しないでください 処理が完 了する前に再起動した場合は データが破損する可能性が高くなります データの破損が起きた場合は 工場出荷時のイメージを使ってアプライアンスの再インストールを行う必
要があります VMware 上でのインストールに関する重要情報 Symantec Messaging Gateway 10.0.x では サポート対象の VMware プラットフォーム上 でインストールを行うための 2 つの方法が用意されています 事前設定済みの仮想コン ピュータに ISO ファイルをロードするか または仮想コンピュータの設定を含む OVF をロードすることができます 以下の点に注意してください --ISO ファイルは VMware ESXi/vSphere 5.0/4.x で使用できます 手順については Symantec Messaging Gateway 10.0 インストールガイド を参照してく ださい --OVF は VMware ESXi/vSphere 5.0/4.x で使用できます 手順については Symantec Messaging Gateway 10.0 インストールガイド を参照してく ださい VMware ESXi 4.1/4.0 で 10.0.x をアップグレードするときに BusLogic コントローラを使っている場合は 仮想マシン設定の [SCSI Controller Type] を [LSI SAS] に切り替え る必要があります 詳しくは インターネットで次の URL に移動してください http://www.symantec.com/docs/tech168754 バージョン 10.0.x へのサポート対象パス 以下に示す方法のいずれかを使って Symantec Messaging Gateway 10.0.x に更新できます -- バージョン 8.0.3 以降からのソフトウェアの更新 -- サポート対象のハードウェア上またはサポート対象の仮想環境内で ISO から OS 復 元を実行 --OVF ファイルによる VMware インストール ソフトウェアの更新の計画 -- コントロールセンターと複数のスキャナを同時に更新することはできません 各アプラ イアンスを個別に更新する必要があります -- シマンテック社は コントロールセンターを先にアップグレードしてから スキャナを アップグレードすることを強く推奨します コントロールセンターを先にアップグレード しないと リモートスキャナをアップグレードする際にコマンドラインインターフェース の使用が必要になります -- スキャナのバージョン 10.0.x への更新は短期間で済ませることが重要です これは コントロールセンターとスキャナのバージョンが異なると コントロールセンターではス
キャナの設定を変更できないためです バージョンの異なるコントロールセンターとスキ ャナが長期間にわたって実行されている環境での設定はサポートされていません ソフトウェアの更新の実行 ======================= 8.0.3 からソフトウェアの更新の実行 ----------------------------------------- バージョン 8.0.3 からソフトウェアの更新を実行する前に 中断されると更新後に問題 を引き起こすタスクが実行中ではないかアプライアンスを確認してください --LDAP 同期サイクルが実行中でないか確認します -- スキャナ複製サイクルが実行中でないか確認します -- 着信メッセージを拒否するようにスキャナを設定し すべてのキューでメッセージの数 が最小限に抑えられるようにします その後 メッセージがキューから完全に排出される のを待ちます 次の手順に従い ソフトウェアの更新の準備をしてください ここで示すコントロールセ ンターの位置はバージョン 8.0.3 のものであり その他のバージョンではこれらと異な る場合があります 1 実行中の LDAP 同期サイクルまたはスキャナ複製サイクルを確認するには [ 状態 ] [ システム ] [LDAP 同期 ] の順に選択します 2 着信メッセージを停止するには [ 管理 ] [ ホスト ] [ 設定 ] [ 編集 ] の順に選 択し [ 着信メッセージを受け入れない ] をクリックして [ 保存 ] をクリックします 3 キューを確認するには [ 状態 ] [SMTP] [ メッセージキュー ] の順に選択します コマンドラインインターフェースを使って更新を行うには ----------------------------------------- 9.5.0 では アップグレードのためのコントロールセンター機能が拡張されています 9.5.0 より前のリリースを実行している場合 または新しいコントロールセンター機能を あえて使用したくない場合は コマンドラインインターフェースを使って更新を実行してもかまいません コマンドラインインターフェースを使うと更新の処理をいくつかのステ ップに分けることができます インターネット接続が安定していない状況では この方法のほうが適切な場合があります コマンドラインインターフェースを使って更新を行うには 1. SSH クライアントを使ってアプライアンスにログインするか またはコンソールから ログインします ログイン時には管理者クレデンシャルを使う必要があります 2. 次のコマンドを入力し 利用可能な更新の一覧を表示します update list 3. 次のコマンドを入力し 更新をダウンロードします update download
4. 更新をインストールするには 次のコマンドを入力します update install 次の手順に従うと ソフトウェアの更新の進行状況を監視できます ソフトウェアの更新の進行状況を監視するには 1. SSH クライアントまたはコンソールを使って 更新中のアプライアンスにログインし ます ログイン時には管理者のクレデンシャルを使う必要があります 2. 次のコマンドのうちどちらかを入力します 8.0.3 の場合 : watch update.log 9.0.1 以降の場合 :tail -f update.log ソフトウェアの更新の進行状況が表示されます 更新が完了すると アプライアンスは自 動的に再起動されます 更新が完了する前にアプライアンスを再起動しないでください 次のメッセージが表示されます sms-appliance-release-version successfully installed. Rebooting appliance... アプライアンスが再起動します SSH クライアントを使ってアプライアンスにログイン している場合 接続が失われます 警告が表示されることがありますが 無視してかまいません 詳しくは リリースノート を参照してください 更新成功の確認 ---------------------- アプライアンスで Symantec Messaging Gateway バージョン 10.0.x が動作していること を確認するには アプライアンス上でコマンドラインインターフェースにログインし 次 のコマンドを入力します show --version 既知の問題 ============ バックアップから Symantec Messaging Gateway スキャナを復元するときに FIPS モー ドが自動的に有効にならない ---------------------- FIPS の状態がバックアップの一部として保存されません FIPS モードをオンにして Symantec Messaging Gateway 9.5.2 以降のホストでバックアップから復元を行うと 復元が完了した後で FIPS モードを手動で有効にしなければならない場合があります
http://www.symantec.com/docs/tech186248 9.x から 10.0.1 へのアップグレード中に dds.log の /data/dds/dds-cache.ser からキ ャッシュデータをロードできない ---------------------- 9.x より前のバージョンからアップグレードする場合 Symantec Messaging Gateway で は dds.log の /data/dds/dds-cache からキャッシュデータをロードできません アップグレード後にメッセージが処理されると DDS キャッシュが再構築されます http://www.symantec.com/docs/tech186186 マニュアル ================================================ 詳しくは Symantec Messaging Gateway のマニュアルを参照してください インターネットで 次の URL に移動してください http://www.symantec.com/business/support/index?page=content&key=53991&channel =DOCUMENTATION&sort=recent 最新情報については 次の URL に移動してください http://www.symantec.com/docs/tech197522 エンドユーザー使用許諾契約 (EULA) ================================= 更新後 エンドユーザー使用許諾契約 (EULA) はコマンドラインインターフェースから 表示することができます EULA を表示するには 1. アプライアンスのコマンドラインインターフェースにログインし 次のように入力し ます show --eula EULA が表示されます 2. EULA をページ送りするには スペースキーを使います 3. EULA の表示を終了するには 次のように入力します q コマンドプロンプトが表示されます