Treatment of Old Coracoid Fractures by TAKAHASHI Masaaki Saiseikai Yokohamashi Nanbu Hospital. OGAWA Kiyohisa, UI Masamichi and NANIWA Toyohisa Department of Orthopedic Surgery.School of Medicine, Keio University. The purpose of this study is to examine the appropriae methods of treatment for old fractures of the cocacoid. 10 cases with coracoidvractures untreated for more than 4 weeks after injury were analyzed. The period between trauma and first examination ranged from 4 weeks to 6 months.they consisted of 7 men and 3 women. The age ranged 17 to 56 years. The affected sides were 4 cases on the right and 6 cases on the left. The 10 cases were classified according to Ogawa's classification as type I in one case, type II in 1,type III in 7 and type IV in 1. Conservative treatments were done in type I,II and 3 of the 7cases of type III.Surgery was performed to reconstruct the scapuloclavicular connection in 4 cases of type III and type IV because they complained of pain due to an acromioclavicular dislocation or clavicular fracture of the lateral end. ALL the cases had excellent results. In type I and type II, conservative treatments should be chosen, because patients have no trouble in their daily routines, even if the coracoid fractures fail to heal.in some cases of type III and type IV, surgery is required to acquire stability of the scapuloclavicular connection and relief of pain. key words: old fracture coracoid treatment
The Shoulder Joint, Vol.20, No.1, 57-62, 1996.
The Shoulder Joint, Vol.20, No.1, 57-62, 1996. a) b) 図4症 例7 単純X線 像 で,鎖 骨外側 端骨折 と鳥口突起骨折 αv型)が 認め られ る 骨 外 側 切 除 を行 っ た 残 る1例(症 外 側 端 切 除 術 とDewar法 例10)に る 事 実,自 験 例 の2例 は 保 存 的 治 療 で 良 好 な結 果 を は,鎖 骨 を 行 っ た 2例 と も,術 後 症 得,手 術 的治 療 を要 さな か った 状 が 消 失 し良 好 な結 果 を得 た 他 の1例(症 例8)は,拘 1-3ヵ 月 以 内 に来院 した 皿 W型 の骨 折 の 場 合,初 診 縮 が ない ものの,腋 窩 神 経 時 に烏 口突起 骨 折や 合 併 損傷 部 の転 位 と不安 定性 が 軽度 麻 痺 を合併 してお り受傷 後4ヵ 月 で神 経剥 離術 を行 った で あ り,鎖 骨 肩 甲骨 間 結 合 の 不 安 定 性 が遺 残 しな い そ の際,烏 口突起 先 端 を切 骨 し再 固 定 を行 った 3年 後 と予 想 され た3例 の 皿型 に保 存 的治 療 を 行 っ た こ れ に は 麻痺 は 完全 に 回復 し,特 に肩 関 節 部 の 愁 訴 も な く ら は,す べ て3ヵ 月 間 の 保 存 的 治 療 で 愁 訴 が 消 失 して 良好 な結果 を得 た お り,わ れ わ れ の 治 療 方 針 が妥 当 で あ っ た と考 え られ 考 る しか し,鎖 骨 肩 甲骨 間 結合 の不 安定 性 が遺 残 す る 察 と予 測 し,直 ち に手 術 的治 療 を行 った2例 に関 して は, 新 鮮 例 の烏 口突 起 骨 折 の治 療 法 につ いて は,わ れ わ れ は 原 則 的 に1 II型 で は保 存 的治 療 が,皿 良 好 な結 果 を得 た も もの,保 存 的治 療 の適 応 が な か っ IV型で た か 否 か は,今 後 解 決す べ き問 題 と して 残 っ た 3ヵ 月 は手 術 的 治 療 が適 応 と考 えて い る9, しか し,保 存 的 治 以 降 に来 院 し た3例 中,腋 窩 神 経 麻 痺 を合 併 した特 殊 療 を薦 め る報告617や レII型 で も転 位 の大 きな もの に は 例 を 除 く2例 は,保 存 的 治 療 に よ って 拘 縮 が 除 去 さ れ 手 術 的治 療 を薦 め る報 告2,5}もあ り,い まだ一 定 の 見 解 た 後 も鳥 口突 起 骨折 部 や合 併 損傷 部 の疹 痛 が 遺残 し手 術 が 得 られ て い ない さ らに,4週 間以 上 未治 療 の ま ま放 を要 した この事 実 か ら,初 診 時 に鎖骨 肩 甲骨 間結 合 置 され た 陳 旧性鳥 口突 起 骨折 の 治療 法 に関 して検 討 を加 の 不 安 定 性 に起 因 す る① 骨 折 部 脱 臼 部 の 疹 痛,② 二 え報 告 した文 献 は な い 次 的 肩 峰 下 イ ン ピ ン ジ メ ン トに よる 疹 痛,③ 肩 周 囲 筋 の疲 労 に よ る疹 痛,な わ れ わ れ は,パ ンカ ー ト法 術 後 に切 骨 した 烏 口突 起 が 偽 関 節 とな っ て も支 障 を来 さ な か っ た経 験 よ り,烏 どの 症 状 が 存 在 す る症 例 は 拘 縮 除去 後 に手 術 的 治療 が 必 要 に な る と予 測で き る 口鎖 骨靭 帯付 着部 よ り遠位 の1 II型 の 陳 旧性 骨折 には, ま た とえ骨癒 合 が得 られ な くて も支障 を来す こ とが少 な い の で 対症 療 法 を行 うべ き と考 えて い る DeRosaら2}や Garcia-EHasら5}は,陳 旧性 の1 II型 と め 陳 旧性 鳥 口突 起 骨折 の治 療方 針 を 明 らか にす る 目的 で の 骨 折 の治 療 自験 例 を検 討 した結 果,次 の3点 が 明 らか とな った で,持 続 す る運 動 時痛 の た め に受 傷 後8一董0週 間で 観血 (1)受 傷 後1ヵ 月 一3ヵ月 以 内 に来 院 した烏 口鎖 骨 靭 的 治 療 を要 した 症 例 を 報 告 して い る が,わ れ わ れ は 自 帯 付 蕎 部 よ り遠位 の 骨 折 と,烏 口鎖 骨 靭 帯 付 着 部 よ り 験例 の検 討 か ら少 な くとも3ヵ 月 間は保 存的 治療 を行 い, 近 位 の骨 折 で も骨 折部 と合 併損 傷 部 の転 位 と不 安 定性 が そ の後 手術 的 治療 を行 うか否 か を判 断 す るべ きだ と考 え 軽 度 な ものは,保 存療 法 が 適応 とな る (2)受 傷 後1ヵ 一60一
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