21世紀に向けての 東京ガス・経営ビジョン -中期経営計画を中心として-

Similar documents
第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

Microsoft PowerPoint 年3月期決算発表0510用(最終版).pptx

untitled

Microsoft PowerPoint - ★決算説明資料_0110

決算サマリー 2019 年 3 月期第 1 四半期業績概要 売上高 596 億円 ( 前四半期比横ばい ) 営業利益 60 億円 ( 同 34% 増 ) 自動車向けの需要が コンデンサ中心に堅調 2019 年 3 月期業績予想 上期の業績予想を上方修正 自動車 産業機器の電子化やスマートフォンの高機

Microsoft PowerPoint _FY162Q決算説明会プレゼン資料QQ_final_web

2019 年 3 月期第 3 四半期連結業績概要 2019 年 3 月期通期見通しについて 常務執行役員山西哲司 2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明会 TDK 株式会社 2019 広報グループ 2019/1/30 3

プレゼン

2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

目次 年度決算概要 /25 年度見通し 2. フロンティア 27 進捗状況 3. 主要計数表 このプレゼンテーション資料は当社ホームページ IR 情報 に掲載しております URL: 1

2018年度第1四半期 決算説明資料

平成22年3月期 決算概要

決算概況

平成26年(2014年)3月期第1四半期決算説明会資料.ppt

2019 年 3 月期第 3 四半期決算 ご参考資料 2019 年 1 月 31 日日本通運株式会社経営企画部

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

2011年3月期決算説明会

目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

2017年度決算説明会資料

証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

2017(平成29)年度第1四半期 決算説明資料

<4D F736F F F696E74202D A4A8EA A F AFA96968C888E5A90E096BE89EF C835B83938E9197BF5F5A5A35>

2018年度第2四半期 決算概要

2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

2017年度 決算説明会資料


スライド 1

決算概要

PowerPoint プレゼンテーション

2016年1月期 第1四半期 決算概要

cover_a

2009年3月期 第2四半期決算説明会

プレゼン

平成29年度 第3四半期決算概況(補足データ付き)

2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

Research Report by Shared Research Inc. 四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897

スライド 1

スライド 0

2019年3月期 第2四半期決算報告

2017 年度第 1 四半期業績の概要 年 8 月 9 日 日本生命保険相互会社

Microsoft PowerPoint - Q1-2012決算概要.pptx

2018年度 第3四半期累計 1-9月 実績 2017年 19月期 2018年 19月期 増減 () 9,302 9, % +4.1% 営業利益 % 0.0% % +9.7% 親会社の所有者に 帰属する四半期利

2016 年 3 月期第 2 四半期 (4-9 月 ) 決算補足説明資料 2015 年 11 月 6 日 石油資源開発株式会社

平成30(2018)年度 第1四半期決算概況

四半期事業セグメント 事業セグメント ( 四半期累計 ) ( 百万円 ) 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 1Q 1-2Q 1-3Q 1-4Q 売上高 2,866 5,897 8,705 11,352 3,019 6,323 9,245 12,311 前期比 -72.9% 6.8% 8.0% 7.

<4D F736F F D2095BD90AC E AD48C888E5A8A E646F63>

General Presentation

2017(平成29)年3月期第2四半期決算プレゼンテーション資料

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

2019 年 3 月期通期決算説明会 TDK 株式会社広報グループ 2019 年 4 月 26 日

決算補足説明資料 2011年3月期(10/4~11/3)

決算概要

部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

Microsoft PowerPoint - 3rdQuarterPresentations2013_J03.ppt

スライド 1

電通、平成24年3月期連結決算を発表

2018 年 ( 平成 30 年 )12 期 第 3 四半期累計 ( ) 連結決算の概要 花王株式会社 2018 年 10 24

2018年3月期 決算説明会

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

<4D F736F F F696E74202D2081A E328C8E8AFA816995BD90AC E328C8E8AFA816A91E6328E6C94BC8AFA8C888E5A95E291AB8E9197BF2E >

キヤノン株式会社 2017 年第 3 四半期決算説明会 2017 年 10 月 24 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の

2018年度(2019年3月期)第3四半期決算説明資料

目次 年度第 3 四半期決算 (1) 概要 (2) セグメント別情報 年度業績予想 (1) 概要 (2) セグメント別情報 3. 参考資料 1

通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境

Microsoft PowerPoint - 決算説明資料2(日).ppt

目次 1 グループ概況 2 国内生命保険事業 3 業績見通し 参考 グループ各社の概況 1

ご説明用資料 2018 年度決算概要 2019 年度業績予想 2019 年 5 月 15 日 Copyright (C) 2019 Toyo Business Engineering Corporation. All rights Reserved. 事業セグメント ソリューション事業 SAPを始め

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

<4D F736F F F696E74202D C888E5A90E096BE8E9197BF A B88F38DFC816A>

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

スライド 1

2

PowerPoint プレゼンテーション

2017年度 決算概況

2018年3月期 決算説明会

a


2020年1月期第1四半期 決算概要

2018 年度 第 2 四半期決算説明会資料 2018 年 11 月 6 日 当資料に掲載されている情報のうち歴史的事実以外のものは 発表時点で入手可能な情報に基づく当社の経営陣の判断による将来の業績に関する見通しであり 当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません 実際の業績は 経済動向

キヤノン株式会社 2015 年 12 月期決算説明会 2016 年 1 月 27 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

2009 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 21 年 12 月期 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2009 年 7 月 31 日 東京建物株式会社 目次 2009 年 ( 平成 21 年 )12 月期第 2 四半期決算 ( 連結 )

chukankessan

目次 212 年の実績 P3~5 213 年の見通し P6~9 事業別詳細 (212 年 4Q 年間実績 /213 年最新見通し ) 財務状況参考資料 P1~15 P16~18 P19~24 2

2017年度第1四半期決算説明会

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

平成21年3月期 決算補足説明資料

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word 年3月期第2四半期決算 主要建設会社決算分析_ 【最終版】

H20第06-23【添付】2006年度_1Q.xls

2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明動画説明概要 皆様こんにちは 代表取締役の中山でございます 2019 年 3 月期第 3 四半期の決算につきまして WEB 配信によりご説明させていただきます 所要時間は 15 分程度でございますので 最後までよろしくお願い申し上げます 資料 _P.2_

第 1 四半期は好調なスタートとなり 通年でも好調を維持する見通しです 主要製品の販売量を高水準で維持しながら 他の主な指標すべてにおいても 非常に好調であった前年同期からさらに大幅に向上しました と コベストロのチーフ コマーシャル オフィサー (CCO) であり 次期最高経営責任者 (CEO)

経営ビジョン 私たちが目指すヤーマン 1 業績ハイライト 5 セグメント別売上 6 セグメント別営業利益 7 売上構成 8 財務ハイライト 9 第 3 四半期以降の取り組み 10 業績予想について 11 配当について 12

PowerPoint プレゼンテーション

⟖説柔è³⁄挎 -PDF.xlsx

Tri Chemical Laboratories Inc. 株式会社トリケミカル研究所 第 39 期 (2017 年 1 月期 ) 決算説明資料 東京証券取引所 JASDAQ 市場 証券コード : 年 3 月 Copyright 2017 Tri Chemical Laborat

第 45 期 3Q 決算補足説明資料 第 45 期 (2019 年 4 月期 ) 第 3 四半期決算補足説明資料 ヤーマン株式会社 Copyright C YA-MAN LTD. All Rights Reserved.

決算説明会資料


注記事項 (1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 (2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無 (3) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 2 1 以外の会

Transcription:

0

まず 2 ページで決算の概況をご説明します 2014 年度第 2 四半期の業績は 5 期連続の増収 3 期連続の増益となっております 上期業績としては売上高 三利益そろって歴代 1 位となりました まず 売上高合計は 前年同期比 10.4% 975 億円の増収となり 1 兆 310 億円となりました 内訳として 都市ガス売上高は ガス販売量の増加 7.8% 5 億 1 千 9 百万 m3 および円安 4 円 15 銭等での LNG 価格上昇に伴う原料費調整制度によるガス料金単価の増加 411 億円等により 前年同期比 11.0% 732 億円増加しました また 電力販売量の増加 11.6% および販売単価上昇により 電力事業の売上高が 24.8% 166 億円増加しております 一方 営業費用は 円安影響から都市ガス原料費が 17.8% 729 億円増加したこと 同様に電力燃料費も 35% 152 億円増加したこと等により 10.6% 915 億円増の 9,564 億円となりました この結果 営業利益は前年同期比 8.9% 60 億円増の 745 億円 経常利益は 11.8% 77 億円増の 726 億円となりました 今期は土地売却益 54 億円 有価証券売却益 48 億円を計上したことから特別損益が前年同期比 118 億円増加しました その結果 当期純利益は 33.3% 143 億円増の 570 億円を計上しました なお 原料価格の変動に伴うスライドタイムラグは 前期 109 億円の過回収から 30 億円増加し 今期 139 億円の過回収となりました 2

続きまして ガス販売量についてご説明いたします まずお客さま件数は 3 ページ右下にありますように この 1 年間で 14 万 3 千件 1.3% 増加いたしました 上期の純増件数では 1 万件 21.7% の増加となりました ガス販売量全体では前年同期比 7.8% 5 億 1 千 9 百万 m3 増の 71 億 9 千 2 百万 m3 となりました 家庭用は お客さま件数の増加 および夏場の気温が前期と比較して低く推移した影響による給湯需要の増加により 2.7% 増の 12 億 8 千 4 百万 m3 となりました 業務用は 夏場の低気温による空調需要の減少 省エネの定着 および検針日程の関係でガスのご使用日数が前期と比較して少なかったことにより 3.8% 減の 13 億 2 千 4 百万 m3 となりました 工業用は 鹿島地区を中心とする発電用需要の増加により 16.1% 増の 36 億 2 千 6 百万 m3 となりました なお 鹿島地区以外の一般工業用需要は前年同期比で 2.8% 減少しており 現状では当社のお客さまがアベノミクス効果で稼働を増やしているとは見ておりません 卸供給は 卸供給先事業者の需要増等により 3.9% 3 千 5 百万 m3 増の 9 億 5 千 8 百万 m3 となりました この内 発電専用の増量が 8 千 4 百万 m3 含まれております 3

4 ページでは販売量には計上されない トーリングによるガス使用量をお示ししています ガス販売量とトーリングによるガス使用量を合計した実質ガス販売量は 前年同期比で 6 億 7 百万 m3 8.2% 増加しております 4

次に各セグメント別の実績についてご説明いたします 5 ページでは セグメント別に当期の売上高 営業損益を 前期との比較で記載しています 大半のセグメントにおいて営業利益が増加しておりますが その理由について 次のページでご説明いたします

都市ガスセグメントの 8 億円 1.3% の増益は 既にご説明したガス販売量増加に伴う数量差 52 億円とスライドタイムラグ増加 30 億円 さらに年金数理差異償却減等による諸給与減 27 億円が増益要因となった一方 昨年 12 月に実施した料金改定影響で 94 億円の減収要因があったことによります 器具及びガス工事セグメントの 6 億円 22.4% の減益は GHP の販売が減少した事や 消費税増税後の反動減が主な理由であります 電力事業は 当社グループ発電所の定期点検期間短縮による稼働増で販売電力量が 11.6% 増の約 53 億 kwh と大幅に増加し 原料費の増加はあったものの 前年同期比 20.7% 21 億円の増益となりました また 海外事業では プルートとバーネットの利益が増加したことから 前年同期比 119.0% 20 億円の大幅増益となっております

続いて 8 ページで 14 年度の通期見通しについてお話しいたします 今回は 本年 7 月に発表しました前回見通しと比較して 増収 増益に上方修正しておりますが 前年度との比較では増収減益となる見通しです なお 経済フレームは左下にありますように 今回第 3 四半期以降の原油価格を 1 バレル 100 ドル 為替レートを 1 ドル 110 円としており 通期では 前回比で原油価格は 1 バレル 5.13 ドルの原油安 為替レートは 1 ドル 2.22 円の円安に見通しを変更しました ガス販売量につきましては 夏期における発電需要の増による工業用 および卸供給の増加等により 第 2 四半期までの実績差をもとに前回見通し比で 0.4% 6 千百万 m3 増の 153 億 8 千 7 百万 m3 と上方修正しております 電力販売量は 0.9% 増を見通しております 売上高は前回見通し比 0.1% 30 億円増の 2 兆 2,910 億円と見込んでおります これは先ほど申し上げました経済フレームの見直し等による都市ガス売上高の減や 電力ならびに海外事業の増収等によるものです 営業費用は前回見通し比 0.4% 90 億円減の 2 兆 1,460 億円を見通しております これは主として 経済フレームの見直しに伴う都市ガス原材料費の減少 107 億円等によるものです この結果 営業利益は前回見通し比 9.0% 120 億円増の 1,450 億円 経常利益は同 8.7% 110 億円増の 1,370 億円に上方修正いたしました 当期純利益は 前回見通し比 6.2% 60 億円増の 1,030 億円を見通しております なお 特別利益は前回見通しとほぼ同じです 原料価格の変動に伴うスライドタイムラグは 前回見通しの 35 億円の過回収から 今回は 108 億円の過回収と 73 億円の増加を見込んでおります なお スライドタイムラグはあくまで予想値であり特に全日本平均は当社が独自に推計していることもあり今後も変動が予想され 各四半期決算発表時点で最新の見通しにアップデイトしてまいります 8

続きまして ガス販売量についてご説明いたします 先ほど申し上げましたように 14 年度の連結ガス販売量は 前回見通し比で 6 千百万 m3 0.4% 増の 153 億 8 千 7 百万 m3 と 若干の上方修正となっております 続いて用途別内訳についてご説明します まず気温ですが 下期は前回同様過去 10 年平均を取って設定し 年度では前回同様の 16.9 を今期の平均気温と見込んでおります 家庭用では 第 2 四半期の低気温による確定差異を織り込み 下期は前回見通し通りとした結果 前回見通し比で 1 千 4 百万 m3 0.4% の上方修正としました 業務用では 第 2 四半期が省エネ傾向等により対前回見通しで下振れたことを受け 下期も引き続きこの省エネ傾向が定着すると想定し 対前回見通しで 2 千 8 百万 m3 1.0% の減少に下方修正いたしました 工業用では 発電需要が対前回見通しで増加していることから 2 千 5 百万 m3 0.4% の上方修正としました 用途内訳では 一般工業用において 対前回見通しとの第 2 四半期の確定差異マイナス 1 千 8 百万 m3 を織り込み 下期はほぼ前回見通し通りとした結果 1 千 9 百万 m3 の下方修正としました 発電専用では 東京電力鹿島発電所のコンバインド化により鹿島地区での発電専用ガス量が伸びていること等を織り込み 対前回見通しで 4 千 4 百万 m3 の上方修正としました 卸については 卸先の発電向け需要が好調であるため 対前回見通しで 4 千 9 百万 m3 2.5% の上方修正としております 9

10 ページのガス販売量とトーリングによるガス使用量を合計した実質ガス販売量は ほぼ前回見通し並を見込んでいます 10

次に各セグメント別の営業利益見通しについてご説明いたします 11 ページでは セグメント別に 14 年度の売上高 営業損益見通しを 前回見通しとの比較で記載しています 大半のセグメントで営業利益を上方修正しております 主なセグメントの営業利益増減については 次のページでご説明いたします

都市ガスセグメントの 83 億円 6.4% 増益は 経済フレームの見直しに基づくスライドタイムラグの増加 73 億円が主要因となっております 電力事業は 経済フレーム見直しによる燃料単価減少および販売単価増等から 19 億円 12.8% の増益を見込んでおります その他エネルギーについても LNG 販売が経済フレーム見直しによる原料費減等から 16 億円の増益になること等から 合計 14 億円 21.0% の増益となります

13 ページおよび 14 ページでは セグメント別の見通しを対前年度実績で比較しておりますので ご参考にお願いします

2014 年度の最新のキャッシュフローの使途については 15 ページでお示ししております

資金計画の年度見通しについては 16 ページの表のとおりでございます 説明は省略いたしますが 14 年度期末有利子負債は前期末に比べて 282 億円増加し 7,420 億円を予定しております 年初計画からは 310 億円の減額となりますが 利益の上振れや 原油価格の低下に伴う運転資金の減少等によるものです 年度当初の計画と比較して利益が上振れしていることから 外部資金調達額は 843 億円と当初の 1,250 億円から大幅減少を見込んでおりますが デット投資家の皆様には今後とも継続的な資金提供をよろしくお願いいたします 16

次のページでは株主還元についてお話しします 当社は 財務方針において総分配性向の目標を 2020 年度に至るまで各年度 6 割程度とし 配当と自社株取得により株主還元を行っております グラフにございますように 06 年度から継続してこの目標をクリアしてきております 今回お話しした 14 年度見通しが計画通り達成できれば 14 年度の配当額は 244 億円 総分配性向 6 割に基づき自社株買い額は 374 億円となる見込みであります なお 今期の中間配当金は 1 株当たり 5.0 円とし 年間では 10.0 円を予定しております

18 ページには連結ベースの主要計数を掲載しております 詳細な説明は省略させていただきますが 今年度の ROE は 10.0% と前年度から継続して二けたレベルを見込んでおります 最後になりますが 当社は今月 16 日 チャレンジ 2020 ビジョン 実現に向けた 2015~17 年度の主要施策をプレス発表しております 本件の内容は既に皆様ご案内の事と存じますのでこの場では詳細は割愛いたしますが 総合エネルギー事業の進化 グローバル展開の加速 新たなグループフォーメーションの構築 を柱とする主要施策の着実な推進を通じて当社の持続的な成長と株主価値の向上を実現し 皆さまのご期待に応えていく所存であります

22