県別 大学進学 37県で流出超過!|旺文社教育情報センター

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129

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関東 優良産廃処理業者認定制度で優良認定を受けている許可証 組合員都道府県 許可地域組合員名所在地 茨城県 黒沢産業 ( 株 ) 茨城県 関 茨城県 茨城県 ( 株 ) マツミ ジャパン 茨城県 茨城県 ( 株 ) 国分商会 埼玉県

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共通基準による観光入込客統計 ~ 共通基準に基づき 平成 22 年 月期調査を実施した 39 都府県分がまとまりました~ 平成 23 年 10 月 31 日観光庁 各都道府県では 平成 22 年 4 月より順次 観光入込客統計に関する共通基準 を導入し 信頼 性の高い観光入込客統計調査を

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1 福祉施設の動向 1.1 特養 平米単価は平成 22 以降初めて低下 近年は高止まりの様相を呈す 地域別では首都圏 近畿地方等で平均を上回る (1) 平米単価 平米単価は 全国平均および首都圏ともに平 成 22 を底に上昇傾向にあったが 平成 29 は初めて低下した ( 図表 1) 長期的にみ れ


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(3) 最大較差 平成 17 年国調口平成 22 年国調口 H24.9 選挙名簿 在外選挙名簿 H25.9 選挙名簿 在外選挙名簿 最大 : 千葉 4 569,835 東京 ,677 最大 : 千葉 4 497,350 北海道 1 487,678 最小 : 高知 3 258,681 鳥取

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図表 1 個人保険の新規契約 保有契約 ( 万件 % 億円) 新規契約 保有契約 件数 金額 ( 契約高 ) 件数 金額 ( 契約高 ) 前年度比 前年度比 前年度比 前年度比 平成 25 年度 1, , , ,575,

B 新潟県神戸市千葉市徳島県 新潟県神戸シニア選抜千葉市シニア徳島カバロスシニア (1 日目 ) 第 2 9:55-10:40 新潟県 0 ( ) 4 神戸市 (1 日目 ) 第 2 9:55-10:40 千葉市 1 ( (1 日目 ) 第 6 13:35-14:20 ) 1 徳島県 新潟県 0 (

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目次 1 高齢化率 ( 山形県 ) 1 2 高齢化率 ( 全国 ) 2 3 将来の高齢化率 ( 山形県 ) 3 4 将来の高齢化率 ( 全国 ) 4 5 人口ピラミッド ( 山形県 ) 5 6 平均寿命の推移 6 7 出生数 出生率の推移 7 8 高齢者のいる世帯 ( 山形県 ) 8 9 高齢者のい

- 1 - Ⅰ. 調査設計 1. 調査の目的 本調査は 全国 47 都道府県で スギ花粉症の現状と生活に及ぼす影響や 現状の対策と満足度 また 治療に対する理解度と情報の到達度など 現在のスギ花粉症の実態について調査しています 2. 調査の内容 - 調査対象 : ご自身がスギ花粉症である方 -サンプ

海08:30~17:30 月火水木金土日祝北道08 健診機関リスト 北海道 リ P ト ス リ P 健診 リ P 健 健診 P 健診 リ P リ スリ 診 P リ P 健診 P 健 P ス P P P 健 P 健診 P P P P 健 健診 診 P P P リ P 機 機 P 健 ス 健 リ P P

ぐに花粉の飛散シーズンに入らなかったのは 暖冬の影響で休眠打破が遅れたことが影響していると考えられます ( スギの雄花は寒さを経験することにより 休眠を終えて花粉飛散の準備に入ると言われています ) その後 暖かい日や風が強い日を中心にスギ花粉が多く飛びましたが 3 月中旬には関東を中心に寒い日が続

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山形県富山県秋田県福井県群馬県福島県島根県鳥取県長野県栃木県宮崎県新潟県佐賀県石川県岩手県山梨県岐阜県青森県徳島県茨城県三重県大分県山口県香川県熊本県岡山県鹿児島県沖縄県静岡県高知県和歌山県宮城県愛媛県長崎県滋賀県北海道愛知県福岡県広島県奈良県兵庫県千

参考資料 高等教育の将来構想に関する参考資料2/2

Ver.8 Ver 年 8 月 3 日にリオデジャネイロで開催された国際オリンピック委員会 (IOC) 総会において オリンピックにおける追加種目 (5 競技 18 種目 ) が正式に採択されたことに伴い 練習施設 ( 会場 ) に係る要件および国内競技団体連絡先

1 移動系通信の契約数における事業者別シェアの推移 ( グループ別 ) グループ内取引調整後 1 単純合算 % 29.5% 29.7% 29.7% 29.7% ソフトハ ンクク ルーフ, 29.4% 9 3.4% 3.9% 31.4% 31.7% 32. ソフトハ ンクク ルーフ, 32

輸送計画書 マラソン交流大会 ( 珠洲市 ) 10 月 6 日現在 第 23 回全国健康福祉祭いしかわ大会実行委員会

スライド 1

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県別大学進学 流入 v.s. 流出 37 県で流出超過! 地方創生と大学進学 大学進学で若者が出て行く! ( 株 ) 旺文社教育情報センター 28 年 9 月 地方創生 が叫ばれる今 各地域における人口減少は非常に大きな問題だ 人口移動が起きる大きな契機は 特に 進学 就職 時と推察される 本稿ではこのうち 進学 に焦点を当て 文部科学省の 学校基本調査 を基に 大学進学時における学生の都道府県別の流出入 および地元進学について分析を行なった 本稿の表 グラフはすべて 文部科学省 学校基本調査 を基に旺文社が算出 2016 年は速報値 ほかは確定値 大学進学者のみ集計 割合は各県の大学進学者におけるもの 都道府県は 進学先の大学学部の所在地 で集計 1. 入ってくる方が多い のか 出て行く方が多い のか 各県の大学進学者 流入者数 - 流出者数 流出超過の県 都道府県 H.都道府県 北海道 -387-328 -497-498 -760-740 -1,139-1,663-1,955-1,495-1,954-1,341-1,516-1,573-1,532-1,838 北海道 青森 -1,841-1,796-1,918-1,920-1,890-1,995-2,169-2,180-2,004-1,993-1,900-1,931-1,827-1,825-1,773-1,640 青森 岩手 -2,458-2,257-2,299-2,193-2,256-2,375-2,155-2,172-2,293-2,229-2,160-2,136-2,064-2,073-1,970-2,154 岩手 宮城 1,411 1,110 1,429 1,608 1,541 1,601 1,583 1,620 1,734 1,508 1,976 1,394 1,388 1,325 1,437 1,457 宮城 秋田 -2,373-2,357-2,395-2,096-2,159-2,093-2,144-2,252-2,119-2,169-2,066-1,935-1,805-1,766-1,591-1,527 秋田 山形 -1,925-2,042-2,218-2,101-2,296-2,322-2,510-2,422-2,222-2,222-2,180-2,062-1,958-1,759-1,700-1,418 山形 福島 -4,509-4,365-4,564-4,550-4,725-4,745-4,996-4,779-4,534-5,055-4,552-5,080-4,628-4,596-4,379-4,415 福島 茨城 -7,291-7,410-7,246-7,087-7,069-6,994-8,119-8,169-8,148-8,191-8,023-8,058-7,591-7,736-7,566-7,588 茨城 栃木 -5,097-4,990-5,084-5,008-4,800-5,303-5,248-5,235-5,170-5,036-4,857-4,607-4,823-4,416-4,440-4,752 栃木 群馬 -3,822-3,940-3,803-3,247-3,493-3,308-3,373-3,135-3,161-2,587-2,578-2,436-2,532-2,442-2,650-2,839 群馬 埼玉 8,032 8,177 7,709 7,482 4,155 3,593 2,668 2,026 1,592 876-441 -1,224-1,066-989 -2,511-3,061 埼玉 千葉 2,340 1,861 3,040 3,801 2,475 1,183 1,184 258-20 -982-815 -1,324-2,028-2,587-3,430-3,072 千葉 東京 60,633 62,024 60,284 56,254 61,607 61,672 66,454 67,585 67,620 69,109 67,408 66,597 69,687 70,635 72,318 73,821 東京 神奈川 12,922 13,647 13,599 13,361 12,264 13,199 13,235 13,911 13,402 13,363 13,216 11,091 6,532 6,216 5,616 5,251 神奈川 新潟 -4,550-4,544-4,701-4,765-4,701-5,128-5,304-5,294-4,844-4,745-4,272-4,460-4,030-3,924-3,476-3,513 新潟 富山 -2,864-2,828-2,697-2,505-2,518-2,333-2,532-2,473-2,249-2,166-2,189-2,117-2,380-2,227-2,215-2,140 富山 石川 287 263 24 211 471 453-6 347 188 473 300 602 692 499 433 461 石川 福井 -1,818-1,740-2,106-1,916-1,911-2,085-2,143-2,147-2,036-1,893-1,881-1,871-1,664-1,505-1,674-1,532 福井 山梨 -411-468 -552-566 -394-516 -623-641 -606-820 -769-664 -966-922 -638-661 山梨 長野 -5,906-5,982-5,962-5,784-5,980-6,057-6,385-6,428-6,179-6,230-6,416-6,109-5,993-5,984-5,652-5,698 長野 岐阜 -5,577-5,704-5,300-5,580-5,553-5,287-5,490-5,569-5,275-5,047-5,145-4,625-5,056-4,938-4,974-4,684 岐阜 静岡 -10,171-10,492-9,986-9,401-9,750-10,252-10,543-9,937-9,815-10,016-9,345-9,648-9,524-8,890-9,294-8,890 静岡 愛知 6,009 5,336 4,912 5,177 5,930 5,426 5,824 5,831 5,776 5,726 5,766 4,424 4,692 4,083 4,156 3,803 愛知 三重 -5,313-5,519-5,301-5,186-5,372-5,266-5,498-5,079-5,070-5,255-5,186-5,230-5,144-4,995-4,830-4,821 三重 滋賀 179-42 1,091 1,315 1,123 1,705 982 1,284 868 840 1,264 1,150 990 1,392 580 412 滋賀 京都 17,428 17,245 16,772 17,014 17,656 18,072 17,827 17,978 17,730 18,034 18,325 18,137 18,673 18,496 18,099 17,920 京都 大阪 9,455 9,143 8,692 8,699 8,574 8,453 9,431 8,473 7,789 7,810 6,630 6,849 6,816 5,209 5,997 6,317 大阪 兵庫 -2,984-1,528-2,335-2,466-2,270-1,375-1,280-1,567-676 -1,338-1,235-835 -1,793-2,343-2,262-1,760 兵庫 奈良 -2,215-2,461-2,307-1,837-2,089-2,153-2,107-2,254-2,366-2,659-2,541-2,622-2,884-2,889-3,015-3,046 奈良 和歌山 -3,493-3,447-3,522-3,264-3,319-3,280-3,295-3,099-3,100-3,105-2,938-2,797-2,859-2,853-2,674-2,712 和歌山 鳥取 -1,072-1,047-1,168-1,042-1,134-1,184-1,158-1,080-1,087-1,120-950 -746-862 -558-609 -608 鳥取 島根 -1,760-1,738-1,692-1,622-1,733-1,672-1,595-1,489-1,490-1,540-1,312-1,390-1,216-1,291-1,175-1,133 島根 岡山 -1,340-928 -849-1,107-748 -1,149-641 -669-553 -330-205 254 245 229 176 221 岡山 広島 -2,473-1,787-1,676-1,897-1,971-2,112-2,534-2,488-2,019-1,750-1,685-1,893-1,711-1,426-1,460-1,484 広島 山口 -2,232-1,877-2,034-1,826-1,760-1,738-1,608-1,404-1,061-974 -936-976 -1,077-1,001-543 -569 山口 徳島 -1,162-1,072-923 -954-685 -890-1,202-1,156-1,074-890 -945-666 -612-604 -454-404 徳島 香川 -2,942-2,885-2,847-2,617-2,672-2,674-2,611-2,643-2,448-2,516-2,466-2,225-2,341-2,423-2,324-2,384 香川 愛媛 -3,611-3,834-3,542-3,365-3,393-3,212-3,100-3,067-2,865-2,924-3,083-2,714-2,679-2,497-2,559-2,857 愛媛 高知 -1,401-1,348-1,260-1,286-1,240-1,236-1,321-1,165-951 -933-1,020-909 -1,025-850 -831-743 高知 福岡 3,981 4,548 4,443 3,636 3,384 2,856 3,060 3,259 3,405 3,766 3,227 3,118 3,569 2,891 2,868 3,055 福岡 佐賀 -2,251-2,219-2,220-2,226-2,205-2,167-2,094-1,995-2,161-2,083-1,877-1,664-1,771-1,698-1,780-1,788 佐賀 長崎 -2,635-2,654-2,191-2,128-2,417-2,177-2,173-2,207-2,030-2,109-2,002-1,922-1,894-1,774-1,654-1,647 長崎 熊本 -951-1,059-918 -847-904 -923-981 -1,296-1,235-956 -1,344-1,238-1,255-1,405-1,323-1,400 熊本 大分 -2,075-1,955-1,850-1,507-1,507-1,257-1,290-1,268-1,539-1,336-1,403-1,294-1,392-1,250-1,280-1,101 大分 宮崎 -2,284-2,188-1,979-2,101-2,140-2,260-2,099-2,003-2,115-2,099-2,050-1,875-1,933-1,941-1,800-2,016 宮崎 鹿児島 -2,899-2,584-2,407-2,483-2,244-2,720-2,737-2,833-3,007-2,734-2,741-2,651-2,651-2,452-2,420-2,445 鹿児島 沖縄 -1,502-1,447-1,610-1,705-1,658-1,693-1,651-1,707-1,838-1,686-1,637-1,613-1,791-1,922-2,191-1,822 沖縄 自宅から県外に通っているケースも 流出 に含まれている ( 必ずしも 転居 というわけではない ) - 1 -

この表は 他県から 入ってくる方が多いのか 出ていく方が多いのか を比べたもの 28 年の流入超過は都市部のわずか 10 都府県のみ それ以外の 37 道県は毎年 数千人規模で流出超過を繰り返している 都市部の一人勝ち の状況がよくわかる この表では 自宅から他県に通学する場合も流出に含んでいる そのため必ずしも 流出 = 県外転居 というわけではない それでも 19 歳にあたる若者が かなりの規模で地方から出て行っているのは明らかだ 2. 地元に残る学生は どれくらいいるのか大学進学における学生の県移動を考える場合 構成要素は大きく 3 つある 上記の 流出者 流入者 それと 地元進学者 だ ここでは各県のを見てみよう は 全体的には上昇傾向だ ただし人数規模が大きく 上昇している東京都や大阪府に引っ張られがちで 個別に見ると下降している県も多い アップダウンの要因は 最も大きなものは 経済状況 ( 悪くなれば上昇 ) 地元の大学数 ( 増えれば上昇 ) が挙げられる しかしそれ以外にも 受験生の地元志向 や 保護者の意向 その年のセンター試験の結果 なども影響する 推移の概況は かつては大学進学率のアップと地方での大学新増設を背景に上昇 平成 21 年 22 年ごろは不況で上昇 それ以降は停滞ぎみ といったところだ 大学の新増設は 確かにかつてはの上昇に多少なりとも貢献してきた しかしすべての大学で健全な経営ができているわけではない いまや 4 割以上の私立大が定員割れを起こしている 大学が増えればいいというわけではない 18 歳人口が減少の一途をたどる 2018 年問題 を目前に控え なおかつこのタイミングで定員増を行なってきた都市部の大学も多い 今後は都市部のブランド大が入りやすくなり 地方からの流出が増加 地方のは下降する可能性がある 平成 28 年度ランキング ( 大学 ) 1 愛知 71.4% 27,288 13 岡山 43.2% 3,813 25 静岡 27.9% 4,716 37 茨城 19.1% 2,852 2 北海道 67.1% 13,794 14 神奈川 40.5% 17,430 26 山梨 26.6% 1,312 38 福島 18.9% 1,451 3 東京 65.7% 49,926 15 徳島 37.5% 1,219 27 山口 26.6% 1,316 39 岐阜 18.9% 1,752 4 福岡 64.6% 14,741 16 青森 37.3% 1,845 28 宮崎 26.1% 1,159 40 富山 17.7% 800 5 宮城 57.4% 5,827 17 新潟 3,307 29 岩手 25.7% 1,187 41 香川 17.6% 785 6 大阪 56.3% 26,461 18 長崎 33.5% 1,862 30 秋田 23.4% 844 42 長野 17.1% 1,568 7 沖縄 54.3% 3,311 19 千葉 32.5% 9,482 31 大分 23.1% 944 43 島根 15.9% 417 8 広島 52.5% 7,698 20 鹿児島 32.3% 1,932 32 栃木 22.0% 2,028 44 奈良 15.1% 1,197 9 京都 50.8% 7,879 21 埼玉 31.0% 10,495 33 高知 20.9% 577 45 佐賀 13.9% 492 10 兵庫 45.6% 13,323 22 愛媛 30.6% 1,924 34 滋賀 20.8% 1,435 46 鳥取 13.3% 286 11 熊本 3,320 23 群馬 29.2% 2,685 35 三重 20.3% 1,618 47 和歌山 11.2% 490 12 石川 43.3% 2,353 24 福井 28.8% 1,100 36 山形 20.2% 856 計 43.7% 263,097 上位は毎年 都市部と北海道 沖縄県だ 1 位 2 位は愛知県と北海道で これも毎年変わらない ( 入れ替わることはある ) 28 年度は が 5 割を超えたのは 9 位の京都府まで 残りの県はすべて 地 元進学率 5 割未満 = 大学進学者の半分以上が他県に流出 ということになる - 2 -

県別 ( 大学 ) 推移 北海道 東北地区 7 6 北海道 青森県 宮城県 5 秋田県 岩手県 福島県 山形県 関東地区 70.0% 東京都 千葉県 埼玉県 群馬県 栃木県 神奈川県 茨城県 甲信越 北陸地区 新潟県 山梨県 石川県 福井県 1 長野県 富山県 - 3 -

東海地区 7 愛知県 6 5 静岡県 三重県 岐阜県 関西地区 70.0% 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 1 奈良県 和歌山県 中国地区 広島県 山口県 岡山県 島根県 1 鳥取県 - 4 -

四国地区 徳島県 愛媛県 高知県 1 香川県 九州 沖縄地区 70.0% 福岡県 鹿児島県 沖縄県 熊本県 長崎県 宮崎県 1 佐賀県 3. 東京の大学の 関東ローカル化 都市部の一人勝ち 状況は間違いない ただしその一方で 東京の大学の 関東ローカル化 と 地方からの 東京離れ がじわりと進んでいることにも触れておこう 東京の圧倒的な流入者数を支えているのは関東から 関東ローカル化 東京への進学率は全国的に緩やかに下降 東京離れ なお 以下の 2 点のグラフでは 周辺 7 県 = 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 神奈川県 山梨県 東京都を含めて便宜上 関東 として扱う - 5 -

関東ローカル化 現象 東京の大学の入学者占有率 上のグラフは 東京の大学の入学者を出身地別に集計したもの 20 年前 ( 平成 8 年 ) は 関東( 周辺 7 県 + 東京都 ) 出身者 = 約 70% だったのが 28 年は約 76% まで上昇 東京の大学は 4 人に 3 人が関東出身となる これが東京の大学の 関東ローカル化 だ しかし だからと言って 地方からの東京人気が低下しているとは言いきれない 上記のグラフは東京の大学の定員拡大を背景に 地方からも増えているが 関東の増加がそれを上回った だけなのかもしれない そこで 地方 東京の大学 の進学率を見てみよう 東京離れ 現象 関東以外から東京の大学への進学率 上のグラフは 関東 以外の県の大学進学者総数のうち 東京の大学に進学した者の割合を示したものだ 緩やかだが 関東 以外から東京への進学率は下降傾向にある 平成 12 年と 28 年を比べると 進学率 =0.8 ポイントダウン (9.0% 8.2%) 進学者 =3,800 人減 (3.5 万人 3.1 万人 ) となる - 6 -

関東ローカル化 も 東京離れ も グラフを見る限り劇的な変化ではない 緩やかに進行 という表現が妥当だろう しかしこれは全体的にならした数値であり 大学 高校によって実情は異なる 特に 上位の大学 高校であれば この現象がより強く表れているかもしれない 関連記事 首都圏での志願者が 7 割超! - 志願者数 10 万人超え大学の悩み- (7 月 8 日掲載 ) http://eic.obunsha.co.jp/pdf/educational_info/2016/0708_1.pdf まとめ 大学進学時の県別流出入では 完全に 都市部の一人勝ち は 全体的に上昇傾向 近年は停滞気味 大半の県が 5 割満たず 東京 という巨大台風は大きくなり続けているかというと そうではない 関東ローカル化 と 東京離れ が緩やかに進行 本稿では 地方創生と人口減少 大学進学 をテーマに 県別の学生の流出入について分析を行なった 都市部への進学自体は 悪 ではない つい 10 年前であれば何の問題もなかったはずだ しかし特に地方での人口減少が深刻化する今 大学進学時の若者の流出は 直接的に影響する 進学時に出て行くということは 就職時を含め その後も戻ってこない可能性を多分に含んでいる まさに人口流出の最大の契機と言えるだろう 地域創生を考えるにあたって 各地域は 大学進学時における若者の流出 を課題として明確に捉えなければならない - 7 -