国家試験に合格した EPA 看護師 介護福祉士候補者が 看護師 介護福祉士として就労する際の手続きについて ( 社 ) 国際厚生事業団受入支援部 はじめにこの度 看護師国家試験または介護福祉士国家試験に合格した EPA 看護師 介護福祉士候補者が 引き続き経済連携協定 (EPA) に基づく看護師 介護福祉士として就労する際には 以下の手続きが必要となります 1. 国家試験合否結果報告書の提出 ( インターネット入力にて報告 ) 2. 免許証 登録証の申請と取得 3. 雇用契約書の作成 4. 在留資格変更許可申請 5. 雇用契約書写し等の JICWELS への提出 各受入れ施設におかれましては お手数ではございますが 以下の 各種手続きに ついて をご一読の上 諸手続きのご支援 ご対応の程お願い申し上げます 各種手続きについて 1. 国家試験合否結果報告書 ( 厚労省通知様式第 7-1 号または 7-2 号 ) の提出受入れ機関 ( 施設 ) は 国家試験の合格発表後 合否結果を 国家試験合否結果報告書 ( 厚労省通知様式第 7-1 号または 7-2 号 ) により JICWELS に速やかにご報告を頂きます 提出方法については インターネット入力にて報告いただきます 提出方法の詳細や 期日等については 報告いただく時期が近づきましたら 追ってメール等でご案内致します ( インターネット入力にて報告いただきました場合は 書面にて報告いただく必要はございません ) 2. 免許証 登録証の申請と取得 EPA 看護師 介護福祉士でも各資格証申請の手続きは日本人の場合と同様です 手続きは 以下の通りです ご不明点がございましたら 各申請先窓口へご相談ください 看護師免許証/ 申請 取得 以下の1~4の必要書類をご持参の上 住所地の保健所窓口 ( 一部の県については県庁 ) にて申請を行ってください 看護師免許証の交付は 申請から 通常 3~4 か月後になります 1
3 月から 4 月の免許申請の場合 看護師籍登録までの処理に特に日数を要しま す 在留期限が迫っている EPA 看護師候補者の場合は 看護師国家試験の合 格発表後 速やかに免許申請を行ってください 1 看護師免許申請書 保健所の窓口で入手 または電子政府の総合窓口ホームページの 保健師 助産師 看護師の免許申請手続 よりダウンロードして記入 < 電子政府の総合窓口 保健師 助産師 看護師の免許申請手続 URL> http://shinsei.e-gov.go.jp/search/servlet/procedure?classname=gtae GOVMSTDETAIL&id=4950000000814&fromGTAMSTLIST=true&dspcn t=10&keyword=%8a%c5%8c%ec%8e%74%8d%91%89%c6%8e%8e %8C%B1&keywordOr=0&denshiKahi=&displayHusho=1&frompos=1 登録免許税として収入印紙 9000 円分を所定欄へ貼付 2 健康診断書 申請書に書式あり 発行日より 1 ヶ月以内のもの 3 住民票 発行日より 6 か月以内のもの 住民登録をしている市区町村窓口にて申請 交付 4 看護師籍登録済証明書用はがき 表面に受取人住所 氏名 裏面に氏名を記入 50 円切手または 320 円切手 ( 速達希望の場合 ) 貼付 看護師免許証の交付までの間に 在留資格変更許可申請 を行う場合は 免許証 の写しの代わりに 前頁 4 により返信された 看護師籍登録済証明書 の写しをご 使用ください < 申請手続きに関するお問い合わせ> 各住所地の保健所 都道府県衛生主管部局看護師免許担当または厚生労働省厚生労働省医政局医事課試験免許室免許登録係 TEL:03-5253-1111 内線 2577 介護福祉士登録証 / 申請 登録 以下の 1 2 及び 3 を簡易書留にて下記の社会福祉振興 試験センターへご送付く ださい 登録証の交付は 書類の送付から通常 1 か月程度かかります 1 登録申請書 合格証書に同封されているものに記入 登録免許税として収入印紙 9,000 円分を所定欄へ貼付 2 登録手数料振替払込受付証明書 貼付用紙に 登録手数料として 3,320 円が払い込まれたことを証する印のある 振替払込受付証明書 の原本を貼付 3 住民票 発行日より 6 か月以内のもの 住民登録をしている市区町村窓口にて申請 交付 2
登録申請の期間に 在留資格変更許可申請 を行う場合の詳細は 後述 4. 在留資 格変更許可申請をご参照ください < 書類送付 申請手続きに関するお問い合わせ先 > 公益財団法人社会福祉振興 試験センター登録部住所 : 150-0002 東京都渋谷区渋谷 1 丁目 5 番 6 号 TEL:03-3486-7511 3. 雇用契約書の作成国家資格を取得した際には 現在の雇用契約書を変更するか 新たに雇用契約書を作成し 看護師 介護福祉士としての就労に適合したものにする必要があります 契約書の書式は 通常日本人職員の方と取り交わしている既定のひな形をご使用いただいて構いません ご参考までに JICWELS のあっせんにより 入国する EPA 看護師 介護福祉士用の雇用契約書ひな形を JICWELS ホームページ上に掲載いたします 本ひな形は 送り出し調整機関と JICWELS の署名欄がありますが 両機関のあっせんにより入国する場合でないため署名は不要です 就労開始日について就労開始日 ( もしくは雇用契約書が有効となる日 ) に関しましては 就労者の在留資格が EPA 看護師もしくは EPA 介護福祉士へ変更許可された日 となります 入国管理局にて 在留資格変更が許可されてから初めて EPA 看護師 介護福祉士として就労を開始することができます 許可される前までは EPA 看護師候補者 介護福祉士候補者としての在留となるので 看護師 介護福祉士としての就労はできません EPA 看護師 介護福祉士の業務内容については 利用者の居宅においてサービスを提 供する業務に従事できない等の条件がございます 契約書作成の際には十分ご留意いた だけますようお願いします 4. 在留資格変更許可申請 EPA 看護師 介護福祉士候補者が国家資格を取得後 引き続き EPA 看護師 介護福祉士として就労する場合 日本で行う活動が看護師または介護福祉士となることから 在留資格の変更の許可を受ける必要があります 在留資格の変更の申請は 下記 1~6の必要書類等をご持参の上 最寄りの入局管理局にて行います 許可される在留資格は候補者の場合と同じく 特定活動 ですが指定される活動は異なります EPA 看護師 介護福祉士には 3 年間の在留期間が与えられます 3
< 資格取得前と同じ就労先で引き続き就労する場合 > 1 在留資格変更許可申請書 地方入局管理局窓口 または法務省ホームページの 在留資格変更許可申請書 よりダウンロードして記入 < 法務省ホームページ 在留資格変更許可申請書 URL> http://www.moj.go.jp/content/000103512.xls 2 写真( 縦 4cm 横 3cm) 1 葉 写真の裏面に氏名を記載し 申請書に貼付 申請前 3か月以内に正面から撮影された無帽 無背景で鮮明なもの 3 パスポート及び在留カード( 在留カードとみなされる外国人登録証明書を含む ) 申請時に提示 4 雇用契約書 の写し 上記 3で作成した 活動の内容 期間 地位及び報酬等が記載されているもの 5 住民税の課税( または非課税 ) 証明書 及び 納税証明書 1 年間の総所得及び納税状況が記載されたものであれば いずれか一方で構いません 6< 看護師の場合 >: 看護師免許証 の写し または 看護師籍登録済証明書 の写し ( 1) < 介護福祉士の場合 >: 介護福祉士登録証 の写し( 2) 1 看護師国家試験成績等通知書 では申請を行うことはできません 2 申請時に 介護福祉士登録証 がお手元にない場合は 介護福祉士国家試験合格証書 を提出してください 後日 交付された 介護福祉士登録証 の写しを地方入国管理局にお持ちいただくことで 在留許可がなされます <JICWELS のあっせんを経ずに就労先を変更した場合 > 上記 1~6の書類のほかに以下の書類が必要となります 7 受入れ機関の法人登記簿謄本及び決算報告書 8 受入れ施設のパンフレット 案内等 9 日本人と同等以上の報酬額を支払うことを証明する資料 ( 例 : 雇用契約書 労働条件通知書等 ) このほか 申請いただいた後に当局における審査の過程において 上記以外の資料 を求められる場合もございます あらかじめご承知おき願います < 在留資格変更許可申請に関するお問い合わせ先 > 最寄りの入国管理局にお問い合わせください 5. 雇用契約書写し等の JICWELS への提出 上記 1~4 の手続きが終了し 在留資格変更許可を受けた後 速やかに下記 1~2 の 書類を JICWELS に郵便にてご提出ください 4
1 上記 3 で作成した 雇用契約書 の写し 2 上記 4 で交付された 在留カード の写し < 書類提出先 > 105-0001 東京都港区虎ノ門 2-3-20 虎ノ門 YHK ビル 4 階 ( 社 ) 国際厚生事業団受入支援部宛 必ず 雇用契約書等写し在中と明記の上 封書にてご送付ください TEL 03-6206-1138 Q&A Q1 国家試験に合格した EPA 候補者が 看護師 介護福祉士 となるのはどの時点からですか? A1 看護師の場合 EPA 看護師候補者が 看護師 となるのは 看護師籍へ登録を受けた時点ですが EPA 看護師への在留資格変更許可を受けるまでは 看護師としての業務に従事することはできませんのでご留意ください 介護福祉士の場合 EPA 介護福祉士候補者が 介護福祉士 となるのは介護福祉士登録簿へ登録を受けた時点 すなわち 登録証に記載された登録年月日からですが EPA の適用を受ける者として在留する介護福祉士等は その人の行える活動が 特定活動 の在留資格に係る指定書で指定されているため ( ) 介護福祉士資格取得後速やかに 地方入国管理局において EPA 介護福祉士としての活動 ( 介護福祉士の名称を用いて社会福祉士及び介護福祉士法第二条第二項に規定する介護等の業務に従事する者としての活動 ) を指定された 特定活動 への在留資格変更許可を受ける必要があります 登録簿への登録だけでは 法務省告示の 介護福祉士の名称を用いて 介護等の業務に従事する者として本邦に入国し 在留するもの とはならず 特定活動 (EPA 介護福祉士 ) の在留資格の取得が必要となります 5
Q2 国家試験に合格したEPA 候補者との雇用契約の内容の変更をしたら それをいつから適用すればよいですか? A2 候補者であった者が看護師 介護福祉士国家資格を取得した以降は 雇用主の下で就労している看護師 介護福祉士の労働条件を考慮した 有資格者にふさわしい労働条件で就労すべきであり 同様の職務に従事する日本人と比較して同等額以上の報酬を支払わなければなりません ただし 雇用契約書に記載する業務の内容は どの程度具体的に記載しているか等によって 修正を要するかどうかは異なります 看護師の場合 EPA 看護師候補者が 看護師 となるのは 看護師籍へ登録を受けた時点ですが EPA 看護師への在留資格変更許可を受けるまでは 看護師としての業務に従事することはできませんのでご留意ください 介護福祉士の場合 有資格者としての登録を受ける前に 事業所の就業規則 賃金規程上 通常介護福祉士の資格を有する者を登用している区分へ昇格 昇給することは それ自体を以て 社会福祉士及び介護福祉士法の規定に反することにはなりません ただし 介護福祉士登録簿に登録されるまでは 同法の規定により 介護福祉士という名称を使用してはなりません したがって その職種 業務区分が 介護福祉士としての名称を用いることを内容としていないかご確認ください Q3 いつから 介護保険制度や障害者自立支援制度上の介護福祉士として扱えるでしょうか ( 報酬の加算ができるでしょうか ) A3 介護保険制度や障害者自立支援制度における介護福祉士としてのカウントは EPA により入国した方か否かに関わらず 介護福祉士国家試験に合格した月の翌月から可能です つまり 介護業務に従事している限りにおいて 合格年の4 月から介護福祉士としてカウントできます これは EPA 介護福祉士への在留資格の変更許可の時点とは関係ありません 6
参考資料 JICWELS ホームページ (http://www.jicwels.or.jp/epa/category49/index.html) よりダウンロードしてご利用ください 国家試験合否結果報告書( 厚労省通知様式第 7-1 号または 7-2 号 ) 雇用契約書雛形参考例 < お問い合わせ > 105-0001 東京都港区虎ノ門 2-3-20 虎ノ門 YHK ビル 4 階 ( 社 ) 国際厚生事業団受入支援部 TEL :03-6206-1138 FAX :03-6206-1165 7