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中国知的財産権最新ニュース 華誠知識産権代理有限公司 2019 年 1 月 7 日号目次 (W&B No. 201902CY) 1. 中国特許法改正 ( 改正草案稿 ) 意見募集 2019 年 2 月 3 日まで (2019 年 1 月 4 日公示 ) 1 中国特許法改正 ( 改正草案稿 ) 意見募集 2019 年 2 月 3 日まで (2019 年 1 月 4 日公示 ) 中国全国人民代表会議 ( 全人代 ) は 1 月 4 日付 第 13 次全人代常務委員会第 7 回会議において 中国特許法改正の改正草案稿を決定し これに対する意見募集を公示した このニュースレターを作成時点では改正草案稿の各条項の改正内容が公示されていないところ 弊職が一部の SNS で得た情報に基づいて 新旧条項の対照表をご参考まで作成した そのため出所は不明確であることに予めご理解ください なお 改正案に対する意見募集は 春節直前の 2 月 3 日である ができる また 被告が虚偽情報の提供或いは提供しない場合 人民法院は権利者の主張及び提供し証拠を参照して賠償額を決定できる 3 行政執行の改善 : 行政機関は従来の特許虚偽表示の処分に加えて 特許権者又は利害関係者の請求により 特許侵害紛争を処理する 4 インターネットサービスプロバイダの共同責任の明確化 5 特許出願及び特許権権利行使に信義誠実の原 則の適用 : 公共の利益或いは他人の正当権益の 全人代の公示による説明によると 2015 年の改正草案稿送審稿の後 司法部や国家知識産権局など提出された新たな意見も含めて検討された なお 既に常務委員会での討議は終えている 棄損や競争の排除 制限のための特許権乱用の禁止 6 医薬品特許期間延長制度 (5 年以内 ) の導入 (2) 特許の実施と利用の促進 本改正草案稿の全体的な方針は主に (1) 特許権者の合法的権益の保護のために特許権侵害の処罰強化や行政法執行の改善など (2) 特許の実施と利用の促 1 職務発明規定を明確化し 発明帰属単位の権限 発明者や創作者に対する奨励 並びに特許の実施の促進を追加 進のために 発明者や創作者に対するインセンティブや 2 特許の運用促進のための行政サービスの強化 特許権取得及び実施のための便利性の向上など (3) 特許制度の改善 が挙げられている これらの概要は 3 特許の公然許諾 ( 実施許諾宣言制度 license of right) の導入 以下の通り (1) 特許権者の合法的権益の保護 1 特許侵害賠償額の増額 : 故意侵害に対しては 損害額の 1~5 倍以内の増額 法定損害賠償額 (3) 特許制度の改善 1 意匠特許出願に 6 か月の国内優先制度の導入 2 優先権主張手続きの緩和 3 意匠特許保護期間を 15 年に延長 を現行の 1 万元 ~100 万元を 10 万元 ~500 万元 に増加 2 挙証責任の転換 : 人民法院は 原告が立証に努力したが十分でない場合 主に侵害者により管 参考サイトは下記の通り http://www.npc.gov.cn/npc/flcazqyj/2019-01/04/content_2070155.htm 理される帳票や資料の提出する命令を下すこと Watson & Band Law Offices/Watson & Band IP Agent Ltd. 上海市徐匯区長楽路 989 号世紀商貿広場 26 階 ZIP:200031 代表 Email: mail@watson-band.com.cn 電話 :+86-21-5292-1111; FAX:+86-21-5292-1001 日本連絡先

( 仮訳 ) 中華人民共和国専利法改正草案稿 ( 意見募集 2019 年 1 月 4 日公示 ) 中華人民共和国専利法 (2008 年 ) 現行法 第 1 章総則 第 6 条当該単位の任務を遂行し 或いは主に当該単 位の物質的 技術的条件を利用して完成した発明創造 は職務発明とする 職務発明の特許を出願する権利は その機関に帰属し 出願の認可後は その単位を特許 権者とする 非職務発明創造の特許を出願する権利は発明者或い は創作者に帰属し 出願の認可後は 発明者或いは創 作者を特許権者とする 当該単位の物的 技術的条件を利用して完成した発 明創造について 単位と発明者或いは創作者との間に 契約があり 特許を出願する権利及び特許権の帰属に ついて約定がある場合 その約定に従う 2019 年 1 月改正草案稿 ( 赤字 ) アンダーライン部分は 2015 年の改正案 第 1 章総則 Page 2 <2015 年 12 月改正案は削除 赤字部分を追加 > 第 6 条当該単位の任務を遂行し 或いは主に当該単 位の物質的 技術的条件を利用して完成した発明創造 は職務発明とする 職務発明の特許を出願する権利は その単位に帰属し 出願の認可後は その単位を特許 権者とする 当該単位は 職務発明創造に対して特許 申請する権利及び特許権を法に基づき処理することが でき 財産権の実施を奨励し 株式 先物オプション 利 益配当などの方法を講じて 発明者或いは創作者がイノ ベーション利益を合理的に共有し 関連する発明創造の 実施及び運用を促進する 非職務発明創造の特許を出願する権利は発明者或い は創作者に帰属し 出願の認可後は 発明者或いは創 作者を特許権者とする 当該単位の物的 技術的条件を利用して完成した発 明創造について 単位と発明者或いは創作者との間に 契約があり 特許を出願する権利及び特許権の帰属に ついて約定がある場合 その約定に従う ( 新設 ) < 下記 2015 年 12 月改正案第 14 条を修正 > 第 21 条国務院専利行政部門及びその専利復審委員 会は 客観的で 公正 かつ正確に 適時良く 法に基 づき関連の特許出願及び請求の手続を行わなければな らない 国務院専利行政部門は全面的かつ正確 適時良く特 許情報を公開し また定期的に特許公報を発行しなけ ればならない 特許出願が公開或いは公告されるまで 国務院専利 行政部門の職員及び関係者は その内容に対し秘密保 持の責めを負う 第 20 条特許出願及び特許権の行使においては 信義 誠実の原則を遵守しなければならない 特許権を濫用し 公共の利益及び他人の合法的権益を毀損 或いは競争 を排除 制限してはならない 第 22 条国務院専利行政部門及びその専利復審委員 会は 客観的で 公正 かつ正確に 適時良く 法に基 づき関連の特許出願及び請求の手続を行わなければな らない 国務院専利行政部門は特許情報公共サービスシステ ムの構築の強化 特許公報の定期出版 特許情報の完 全 正確 迅速な公表 特許情報の基礎データの提供 特許情報の普及及び利用を促進しなければならない 特許出願が公開或いは公告されるまで 国務院専利 行政部門の職員及び関係者は その内容に対し秘密保 持の責めを負う 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明

第 2 章特許権付与の要件第 25 条下記に掲げる各号には 特許権を付与しない (1) 科学的発見 (2) 知的活動の法則及び方法 (3) 疾病の診断及び治療方法 (4) 動物及び植物の品種 (5) 原子核変換の方法を用いて得られた物質 (6) 平面印刷物の模様 色彩或いは両者の組合せにより作られる主に標識の機能をする創作 前項第 (4) 号の品種の生産方法については 本法の規定に基づいて特許権を付与することができる 第 3 章特許出願第 29 条出願人は発明或いは実用新案を外国で最初に特許出願した日より 12 ヶ月以内 或いは意匠を外国で最初に出願した日より 6 ヶ月以内に 中国で同一の主題の特許出願をする場合 当該外国と中国が締結した協定或いは共に加盟している国際条約 又は相互に優先権を承認する原則に基づいて 優先権を享有することができる 出願人は発明或いは実用新案を中国で最初に特許出願した日より 12 ヶ月以内に 国務院専利行政部門に同一の主題の特許出願をする場合も 優先権を享有することができる 第 30 条出願人が優先権を主張する場合 出願時に書面による声明を提出しするとともに 3 ヶ月以内に最初に提出した特許出願書類の副本を提出しなければならない 書面による声明を提出しないか 或いは期限迄に特許出願書類の副本を提出しない場合 優先権を主張していないものと見做す 第 5 章特許権の存続期間 消滅及び無効 第 2 章特許権付与の要件 < 下記 2015 年 12 月改正案を採用 > Page 3 第 26 条下記に掲げる各号には 特許権を付与しない (1) 科学的発見 (2) 知的活動の法則及び方法 (3) 疾病の診断及び治療方法 (4) 動物及び植物の品種 (5) 原子核変換方法及び原子核変換方法を用いて得ら れた物質 (6) 平面印刷物の模様 色彩或いは両者の組合せによ り作られる主に標識の機能をする創作 前項第 (4) 号の品種の生産方法については 本法の 規定に基づいて特許権を付与することができる 第 3 章特許出願 < 下記 2015 年 12 月改正案を採用 > 第 30 条出願人は発明或いは実用新案を外国で最初 に特許出願した日より 12 ヶ月以内 或いは意匠を外国 で最初に出願した日より 6 ヶ月以内に 中国で同一の主 題の特許出願をする場合 当該外国と中国が締結した 協定或いは共に加盟している国際条約 又は相互に優 先権を承認する原則に基づいて 優先権を享有すること ができる 出願人は発明或いは実用新案を中国で最初に特許出 願した日より 12 ヶ月以内 或いは意匠を中国で最初に 特許出願した日より 6 か月以内に 国務院専利行政部 門に同一の主題の特許出願をする場合も 優先権を享 有することができる 第 31 条出願人が優先権を主張する場合 規定に基づ き書面による声明を提出するとともに 最初の発明 実 用新案特許出願の出願日から 16 か月以内 或いは意 匠特許出願の日から 3 か月以内に最初に提出した特許 出願書類の副本を提供しなければならない 書面による 声明を提出しないか 或いは期限までに特許出願書類 の副本を提供しない場合 優先権を主張していないもの と見做す 第 5 章特許権の存続期間 消滅及び無効 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明

第 42 条発明特許権の期間は 20 年 実用新案特許権 及び意匠特許権の期間は 10 年とし いずれも出願日か ら起算する 第 6 章特許実施の強制許諾 Page 4 第 43 条発明特許権の期間は 20 年 実用新案特許権 の期間は 10 年 意匠特許権の期間は 15 年とし いず れも出願日から起算する 革新的な医薬品の上場承認期間を補償するために 中国国内及び外国で同時に上場申請された革新的な医 薬品発明特許に対して 国務院は特許権の期間延長を 決定することができ 延長期間は 5 年を超えてはなら ず 革新的な医薬品の上場後の合計有効特許期間は 14 年を超えてはならない 第 6 章特許実施の特別許諾 ( 新設 ) < 下記 2015 年 12 月改正案第 79 条を修正 > 第 49 条国務院専利行政部門 地方人民政府の専利 業務管理部門は同クラスの関係部門と連携し 特許公 共サービスを強化し 特許の実施及び運用を促進しなけ ればならない ( 新設 ) < 下記 2015 年 12 月改正案第 82 条を修正 > 第 50 条特許権者が書面を以て国務院専利行政部門 にいずれの単位或いは個人にもその特許の実施を許諾 する意思がある声明をするとともに 使用許諾料の支払 方法 基準を明確にした場合 国務院専利行政部門は 公告し 公然許諾を実行する 実用新案 意匠特許につ いては公然許諾の声明を提出する時に 特許権評価報 告書を提供しなければならない 特許権者は公然許諾の声明を撤回する場合 書面を 以て提出し 国務院専利行政部門は公告しなければな らない 公然許諾声明の公告が撤回された場合 先に 付与された公然許諾の効力に影響を及ぼさない ( 新設 ) < 下記 2015 年 12 月改正案第 83 条を修正 > 第 51 条いずれの単位或いは個人が特許の公然許諾 を実施する意思がある場合 書面を以て特許権者に通 知するとともに 公告された使用許諾料支払方法 基準 に基づき使用許諾料を支払い後 特許実施許諾を取得 することができる 公然許諾期間に 特許権者は当該特許権の独占的 或いは排他的許諾を請求することはできない ( 新設 ) < 下記 2015 年 12 月改正案第 84 条を修正 > 第 52 条当事者間に公然許諾の実施について紛争が 生じた場合 国務院専利行政部門に調停の実施を請求 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明

第 52 条強制許諾に係る発明創造が半導体技術で ある場合 その実施は公共の利益の目的及び本法 第 48 条第 (2) 項が規定する情況に限られる 第 53 条本法第 48 条第 2 項 第 50 条の規定に基 づく強制許諾を除き 強制許諾の実施は主に国内 市場の需要に供給するためでなければならない 第 54 条本法第 48 条第 1 項 第 51 条に基づき強 制実施許諾申請をする単位或いは個人は 合理的 な条件でその特許の実施許諾を特許権者に請求し たが 合理的な時間内に許諾を得られなかったこ とを証明する書類を提出しなければならない 第 7 章特許権の保護 第 61 条特許権侵害の紛争が新製品の製造方法の発 明特許に係る場合 同一の製品を製造する単位或いは 個人はその製品の製造方法が当該特許方法と異なるこ とを証明する書類を提出しなければならない 特許権侵害の紛争が実用新案特許或いは意匠特許 に係る場合 人民法院或いは専利業務管理部門は特許 権者或いは利害関係者に対し 国務院専利行政部門が 関連実用新案或いは意匠について調査し 分析と評価 を行い作成した特許権評価報告の提出を要求し それ を審理し 手続を行う場合の証拠とすることができる 第 63 条特許詐称した場合 法に基づき民事責任を負 うほか 専利業務管理部門はその是正を命じるとともに 公告し 違法所得の没収 違法所得の 4 倍以下の罰金 を併せて科すことができる 違法所得がない場合 20 万 人民元以下の罰金を科すことができる 犯罪を構成する 場合 法により刑事責任を追及する 第 64 条専利業務管理部門が取得した証拠に基づき特 許詐称被疑行為を調査処分する時 関係当事者を尋問 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明 することができる < 引用条文番号を修正 > Page 5 第 57 条強制許諾に係る発明創造が半導体技術で ある場合 その実施は公共の利益の目的及び本法 第 53 条第 (2) 項が規定する情況に限られる < 引用条文番号を修正 > 第 58 条本法第 53 条第 2 項 第 55 条の規定に基 づく強制許諾を除き 強制許諾の実施は主に国内 市場の需要に供給するためでなければならない < 引用条文番号を修正 > 第 59 条本法第 53 条第 1 項 第 56 条に基づき強 制実施許諾申請をする単位或いは個人は 合理的 な条件でその特許の実施許諾を特許権者に請求し たが 合理的な時間内に許諾を得られなかったこ とを証明する書類を提出しなければならない 第 7 章特許権の保護 < 下記 2015 年 12 月改正案を採用 > 第 66 条特許権侵害の紛争が新製品の製造方法の発 明特許に係る場合 同一の製品を製造する単位或いは 個人はその製品の製造方法が当該特許方法と異なるこ とを証明する書類を提出しなければならない 特許権侵害の紛争が実用新案特許或いは意匠特許 に係る場合 人民法院或いは専利業務管理行政部門は 特許権者或いは利害関係者に対し 国務院専利行政部 門が関連実用新案或いは意匠について調査し 分析と 評価を行い作成した特許権評価報告の提出を要求し それを審理し 手続を行う場合の証拠とすることができ る 当事者双方は自発的に上述の特許権評価報告書を 提出することができる 第 68 条特許詐称した場合 法に基づき民事責任を負 うほか 専利業務管理部門 専利法執行責任部門はそ の是正を命じるとともに公告する 違法所得の没収し 違法所得の 5 倍以下の罰金を併せて科すことができる 違法所得がないか或いは違法所得額が 5 万元以下の 場合 25 万元以下の罰金を科すことができる 犯罪を構 成する場合 法により刑事責任を追及する 第 69 条専利業務管理部門 専利法執行責任部門が

し 違法被疑行為に関連する情況を調査することができ る 当事者の違法の被疑行為の場所に対しては現場調 査を行う 違法被疑行為に関わる契約 領収書 帳簿及 びその他の関連資料を調べ 複製することができる 違 法被疑行為に関連する製品を検査し 証拠として証明す る特許詐称製品を封印 或いは差押さえることができ る 専利業務管理部門が法に基づき前項に規定された職 権を行使する時 当事者は援助 協力しなければなら ず 拒否したり 妨害したりしてはならない Page 6 取得した証拠に基づき特許権侵害 特許詐称被疑行為 を調査処分する時 関係当事者を尋問し 違法被疑行 為に関連する情況を調査することができる 当事者の違 法の被疑行為の場所に対しては現場調査を行う 違法 被疑行為に関わる契約 領収書 帳簿及びその他の関 連資料を調査 複製することができる 違法被疑行為に 関連する製品を検査し 証拠として証明する特許詐称製 品を封印 或いは差押さえることができる 専利業務管理部門 専利法執行責任部門が法に基づ き前項に規定された職権を行使する時 当事者は援 助 協力しなければならず 拒否したり 妨害したりして はならない ( 新設 ) < 今回追加の改正案 > 第 70 条国務院専利行政部門は 特許権者或いは利 害関係者の請求により 全国的に重大な影響を与える 特許侵害紛争を処理することができる 地方人民政府の専利業務管理部門は 特許権者或 いは利害関係者が特許侵害紛争の請求を処理する場 合 当行政区域内で当該同一特許権の侵害事件を合併 処理することができる 区域を超える当該同一特許権の 侵害事件は上級人民政府の専利業務管理部門に処理 を請求することができる ( 新設 ) < 今回追加及び 2015 年 12 月改正案第 63 条を修正 > 第 71 条特許権者或いは利害関係者は 人民法院によ り発効した判決書 裁定書 調停書 或いは専利業務管 理部門が下した権利侵害停止命令に基づき インターネ ットサービス事業者に対して権利侵害品とのリンクの削 除 遮蔽 遮断など必要な措置を講じることを通知する ことができる インターネットサービス事業者は 通知を 受領後速やかに必要な措置を採らないこと場合 損害 が拡大した部分に対してインターネットユーザーと連帯 責任を負う 専利法執行責任部門は 特許虚偽表示に対して改善 命令を下した後 インターネットサービス事業者に対して 特許虚偽表示製品とのリンクの削除 遮蔽 遮断など必 要な措置を講じることを通知することができる ネットワ ークサービス提供者は 通知を受けた後に必要な措置 を講じなければならない 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明

第 65 条特許権侵害の賠償額は 権利者が侵害により 被った実際の損害に応じて確定する 実際の損害の確 定が困難な場合 侵害者が侵害により得た利益に基づ いて確定することができる 権利者の損害或いは侵害者 が得た利益の確定が困難な場合 当該特許の許諾実 施料の倍数を参照して合理的に確定する 賠償金額に は 権利者が侵害行為を差止めるために支出した合理 的な経費が含まれなければならない 権利者の損害 侵害者が取得した利益及び特許の実 施許諾料から確定することが困難な場合 人民法院は 特許権の種別 侵害行為の性質や経緯などの要素に基 づき 1 万人民元以上 100 万人民元以下の賠償額を確 定することができる 第 66 条特許権者或いは利害関係者は 他人が特 許権を侵害している 或いは実施しようとしてい ることを証明可能な証拠を有し 速やかに制止し なければその合法的権益が補いがたい損害を被る 恐れがある場合 提訴する前に人民法院に関連行 為の停止を命じる措置の申請をすることができ る 申請人は前項の申請を提出する場合は 担保を 提供しなければならず 申請人が担保を提供しな い場合 その申請を却下する 裁判所は申請を受理した後 48 時間以内に裁定 を行わなければならない 特殊な情況により延期 Page 7 第 72 条特許権侵害の賠償額は 特許権者が侵害によ り被った実際の損害に応じて確定する 実際の損害の 確定が困難な場合 侵害者が侵害により得た利益に基 づいて確定することができる 権利者の損害或いは侵害 者が得た利益の確定が困難な場合 当該特許の許諾 実施料の倍数を参照して合理的に確定する 賠償金額 には 権利者が侵害行為を差止めるために支出した合 理的な経費が含まれなければならない 特許権の故意 侵害に対して 情状が重大な場合 上記の方法で確定 した金額の 1 倍以上 3 倍以下で賠償金額を確定するこ とができる 権利者の損害 侵害者が取得した利益及び特許の実 施許諾料から確定することが困難な場合 人民法院は 特許権の種別 侵害行為の性質や経緯などの要素に基 づき 10 万人民元以上 500 万人民元以下の賠償額を確 定することができる 賠償金額には 権利者が侵害行為を差止めるために 支出した合理的な経費が含まれるべきである 人民法院は賠償額を確定する場合 権利者が既に挙 証に尽力したが 権利侵害行為に関わる帳簿や資料が 主に侵害者に掌握される状況にある場合 侵害者に侵 害行為に関わる帳簿や資料の提供を命じることができ る 侵害者が提供しない或いは虚偽の帳簿や資料を提 供した場合 人民法院は権利者の主張及び提供した証 拠を賠償額確定の参考とすることができる < 今回追加の改正案 > 第 73 条特許権者或いは利害関係者は 他人が特 許権を侵害している 或いは実施しようとしてい ることを証明可能な証拠を有し 速やかに制止し なければその合法的権益が補いがたい損害を被る 恐れがある場合 提訴する前に法により人民法院 に関連行為の停止を命じる措置の申請をすること ができる 申請人は前項の申請を提出する場合は 担保を 提供しなければならず 申請人が担保を提供しな い場合 その申請を却下する 裁判所は申請を受理した後 48 時間以内に裁定 する必要がある場合 48 時間の延期が可能である を行わなければならない 特殊な情況により延期 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明

関連行為の停止の命令を裁定した場合は 直ちにそれを執行しなければならない 当事者が裁定に不服である場合 再審を一度申請することができる 再審期間中 裁定の執行を停止しない 申請人が人民法院の関連行為の停止を命じる措置を実施した日から 15 日以内に提訴しない場合 人民法院は当該手続を解除しなければならない 申請に誤りがあった時 申請人は被申請人が関連行為の停止により被った損害を賠償しなければならない 第 67 条特許権侵害行為を制止することにより 証拠が消滅するか或いは後に取得が困難になる場合 特許権者或いは利害関係者は提訴前に人民法院に証拠保全を申請することができる 人民法院は保全措置を講じる場合 申請人に担保の提供を命じることができる 申請人が担保を提供しない場合 申請を却下する 人民法院は申請受理後 48 時間以内に裁定しなければならない 保全措置を講じる裁定を行った場合 直ちに執行しなければならない 申請人が人民法院の保全処置を講じた日より 15 日以内に提訴しない場合 裁判所は当該手続を解除しなければならない 第 68 条特許権侵害の訴訟時効は 2 年とし 特許権者或いは利害関係者が侵害行為を知り得た日或いは知り得たとみなされる日より起算する 発明特許出願の公開後特許権が付与されるまでの間 当該発明を実施し 適切な実施料を支払っていない場合 特許権者が実施料の支払いを要求する訴訟の時効は 2 年とし 他人がその発明の実施を特許権者が知り得た日或いは知り得たとみなされる日より起算する ただし 特許権者が特許権の付与日以前にそれを知り得たか或いは知り得たとみなされる場合 特許権の付与日より起算する 第 72 条発明者或いは創作者の非職務発明の特許出願権及び本法に規定されるその他の権益を侵害された Page 8 する必要がある場合 48 時間の延期が可能である 関連行為の停止の命令を裁定した場合は 直ちに それを執行しなければならない 当事者が裁定に 不服である場合 再審を一度申請することができ る 再審期間中 裁定の執行を停止しない 申請人は人民法院の関連行為の停止を命じる措 置を実施した日から 15 日以内に提訴しない場合 人民法院は当該手続を解除しなければならない 申請に誤りがあった時 申請人は被申請人が関 連行為の停止により被った損害を賠償しなければ ならない < 今回追加の改正案 > 第 74 条特許権侵害行為を制止することにより 証拠が消滅するか或いは後に取得が困難になる場 合 特許権者或いは利害関係者は提訴前に法によ り人民法院に証拠保全を申請することができる 人民法院は保全措置を講じる場合 申請人に担 保の提供を命じることができる 申請人が担保を 提供しない場合 申請を却下する 人民法院は申請受理後 48 時間以内に裁定しな ければならない 保全措置を講じる裁定を行った 場合 直ちに執行しなければならない 申請人が人民法院の保全処置を講じた日より 15 日以内に提訴しない場合 裁判所は当該手続を解 除しなければならない < 今回追加の改正案 > 第 75 条特許権侵害の訴訟時効は 3 年とし 特許 権者或いは利害関係者が侵害行為を知り得た日或 いは知り得たとみなされる日より起算する 発明特許出願の公開後特許権が付与されるまで の間 当該発明を実施し 適切な実施料を支払って いない場合 特許権者が実施料の支払いを要求す る訴訟の時効は 3 年とし 他人がその発明の実施 を特許権者が知り得た日或いは知り得たとみなさ れる日より起算する ただし 特許権者が特許権の 付与日以前にそれを知り得たか或いは知り得たと みなされる場合 特許権の付与日より起算する < 下記 2015 年 12 月改正案を採用 > ( 削除 ) 第 72 条発明者或いは創作者の非職務発明の 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明

場合 所属単位或いは上級主管機関が行政処分を行 う Page 9 特許出願権及び本法に規定されるその他の権益を侵害 された場合 所属単位或いは上級主管機関が行政処分 を行う コメントは個人の見解であり事務所の統一的見解でないことにご理解ください 記事に関するご質問や各種お問合せは お気軽に下記までご連絡ください 華誠知識産権代理有限公司東京連絡先相澤良明