719 Series Pressure Calibrator with Electric Pump ユーザーズ マニュアル August 2008 (Japanese) 2008 Fluke Corporation. All rights reserved. Specifications are subject to change without notice. All product names are trademarks of their respective companies.
保証および責任フルーク製品は 使用されている部分の欠陥 または製造上の問題に起因する欠陥により生ずる故障に関し 購入日より 3 年間 ( ポンプには 1 年間 ) 保証がされています ヒューズ 使い捨て電池 または 使用上の間違いがあったり 変更されたり 無視されたり 汚染されたり 事故若しくは異常な動作や取り扱いによって損傷したと Fluke が認めた製品は保証の対象になりません Fluke 認定再販者は より大きな保証または異なった保証をFluke に代りに行う権限は持っていません 保証サービスを受けるには 最寄りの Fluke 認定サービス センターへご連絡いただき 返送方法に関する情報を入手してから 問題に関する説明を添えて製品を返送してください 本保証は購入者の唯一の救済手段であり ある特定の目的に対する商品性または適合性に関する黙示の保証をすべて含むがそれのみに限定されない 明白なまたは黙示の他のすべての保証の代りになるものです データの紛失を含む あらゆる原因に起因する 特殊な 間接的 偶然的または必然的損害または損失に関して それが保証の不履行 または 契約 不法行為 信用 若しくは他のいかなる理論に基づいて発生したものであっても Fluke は一切の責任を負いません ある国または州では 黙示の保証の期間に関する制限 または 偶然的若しくは必然的損害の除外または制限を認めていません したがって 本保証の上記の制限および除外規定はある購入者には適用されない場合があります 11/99 Fluke Corporation P.O. Box 9090 Everett, WA 98206-9090 U.S.A. Fluke Europe B.V. P.O. Box 1186 5602 BD Eindhoven The Netherlands
目次 題目 ページ はじめに... 1 安全に関する情報... 2 キャリブレータ各部の名称と働き... 5 HART Resistor... 8 節電機能... 8 絶対圧力測定モジュールのゼロ設定... 9 最大圧力限界を設定する... 10 P/I 伝送器の校正... 10 内蔵ポンプの使い方... 10 ポンプ弁アッセンブリのクリーニング... 15 外部ポンプの使い方... 15 外部 Fluke 圧力モジュールの互換性... 17 ループ電源の供給... 18 ma モード... 18 4~20 ma の供給... 19 i
719 Series ユーザーズ マニュアル 4~ 20 ma 伝送器のシミュレーション... 19 % エラーのセットアップ... 21 保守... 21 問題がある場合... 21 クリーニング... 21 電池の交換... 22 校正... 22 交換部品とアクセサリー... 23 仕様... 26 圧力センサー入力... 26 圧力モジュール入力... 26 DC ma 測定および供給... 26 ループ供給... 26 圧力供給... 26 一般仕様... 27 Fluke の連絡先... 27 ii
表目次 表題目ページ 1. 記号... 4 2. 前面パネルの機能... 5 3. プッシュボタンの機能... 6 4. ポンプの機能... 7 5. 推奨圧力モジュール... 14 6. Fluke の圧力モジュール互換性... 17 7. 交換部品... 23 iii
719 Series ユーザーズ マニュアル iv
図目次 図題目ページ 1. 接続方法... 4 2. フロントパネルの機能... 5 3. ポンプの機能... 7 4. 内部ポンプを接続した内部圧力センサー... 12 5. 内部ポンプを接続した圧力モジュール... 13 6. 外部ポンプを接続した圧力モジュール... 16 7. ループ電圧の供給... 18 8. 供給 ma の接続... 19 9. 4~20 ma 電送機のシミュレーションの接続... 20 10. 電池の交換... 22 11. 交換部品... 25 v
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はじめに 719 30G および 100G Series Pressure Calibrators( キャリブレータ ) は以下の機能を実行します P/I ( 圧力 - 電流 ) 伝送器の校正 I/P( 電流 - 圧力 ) 電送機の校正 プレッシャースイッチのセット リセット 不感帯の特定 1/8 インチNPT 圧力金具と内部圧力センサー またはFluke 700 シリーズ圧力モジュールを介して圧力を測定 電気ポンプを介してソース圧力 測定と 24 ma までのソース電流 圧力と電流の同時表示 ループ電圧の供給 % モードでの ma 値の計算 (%) % エラーモードでの ma エラーの計算 (%) 圧力 / バキュームコントロールの切り替え キャリブレータの機能 : 微調整のための精密エアブリード ポンプ用の精密バーニア サービス可能なポンプ 圧力制限設定 HART 抵抗器モードキャリブレータの付属品 ホルスター インストール済みの 9V アルカリ電池 TL75 テストリード AC70A ワニ口クリップ ホース 製品概要マニュアル CD-ROM( ユーザーズマニュアル ) 1
719 Series ユーザーズ マニュアル キャリブレータは 以下の単位で 5 桁の圧力測定を行ないます Psi inh2o(4 C) inh2o(20 C) kpa cmh2o(4 C) cmh2o(20 C) bar mbar kg/cm2 inhg mmhg 圧力モデルでは 以下ですべての圧力レンジのフルスケール測定が可能です Psi kpa inhg ただし表示部に数値が入りきらなくなるのを避けるため フルスケール測定は cmh 2 O mbar および mmhg の各単位では 1000 psi に inh 2 O 単位では 3000 psi に制限してあります Bar および kg/cm 2 の単位では 正しい読み取り値を得るため 少なくとも 15 psi の圧力が測定されなくてはなりません 安全に関する情報 警告 は ユーザーを危険にさらす状態や作動を表します また 注意 はキャリブレータまたは被試験装置を損傷する恐れのある状態や作動を表します このマニュアルおよびキャリブレータで使用されている記号は 表 1 のとおりです XW 警告起こりうる感電または身体への損傷を防止するために : キャリブレータはこのユーザーズマニュアルの指示に従ってご利用ください これを怠るとキャリブレータに装備された保護機能が低下する場合があります ma 端子間 又は ma 端子と接地の間には 30 V 以上の電圧を決してかけないようにして下さい キャリブレータは CAT I 測定用にのみ定格されています CAT II CAT III CAT IV 環境下での測定には キャリブレータを使用しないで下さい CAT I 機器は 例えば電子回路やコピー機などの高電圧 低エネルギー源からの過渡電圧に対して保護できるように設計されています 電池収納部の蓋を開ける前に キャリブレータからテストリードを取り外してください 2
Pressure Calibrator with Electric Pump 安全に関する情報 キャリブレータを起動する前に 電池収納部の蓋が閉じ ラッチが掛かっていることを確認します 破損したキャリブレータを絶対に使用しないで下さい 可燃性のガス 蒸気 又は粉塵があるところでは 絶対にキャリブレータを使用しないで下さい プローブ使用時には 保護用ガードより先端には指を出さないで下さい キャリブレータの電源には 9 V 電池 2 個を使用し キャリブレータ内に正しくセットして下さい 機器に対して指示されている安全な取り扱い方法をすべて厳守して下さい 回路にキャリブレータの ma および COM 端子を接続する前に 回路の電源を切ってください キャリブレータを回路に対して直列に接続してください キャリブレータを保守 修理するときには 指定された交換部品のみを使用して下さい ケース内に 水が入らないようにしてください 感電や怪我につながる可能性のある誤った読みを避けるために B が表示された場合には 直ちに電池を交換してください 加圧システムの圧縮媒体が噴出するのを避けるため 圧力センサーまたは圧力モジュールを圧力ラインに取り付ける または取り外す前に 隔離弁を閉じてから圧力をゆっくりと解放してください 超過加圧による損傷を防ぐため 仕様 にある圧力仕様表の制限を越える圧力をかけないで下さい キャリブレータへの物理的な損傷を避けるには 圧力管コネクターとキャリブレータケースの間にトルクを加えないでください 工具の正しい使用方法については 図 1 を参照して下さい 誤った読み取りを避けるため 圧力モジュールのコネクターをキャリブレータから切り離してください 圧力モジュールへの損傷を避けるには 関連する取扱説明書を参照してください ポンプの損傷を避けるため 乾いた空気と非腐食性のガスのみを使用して下さい 使用前に テストリードの導通をチェックして下さい キャリブレータにひび割れや損傷がないかどうかを調べて下さい プローブに損傷がある場合や高い抵抗が示される場合は プローブを使用しないで下さい 3
719 Series ユーザーズ マニュアル 記号 J M W X T 意味 アース 電池 Table 1. 記号 注意 : 重要な情報を表します この説明書の該当部分を参照して下さい 危険電圧 感電の危険性があります 二重絶縁 ) Canadian Standards Association 関連規格準拠 P f 欧州共同体規格準拠 圧力 ~ この製品は 分別されていない地域のごみとして廃棄しないで下さい リサイクルの情報については Fluke の Web サイトをご覧ください Figure 1. 接続方法 fhh001f.eps ; 関連するオーストラリアの規格に準拠 4
Pressure Calibrator with Electric Pump キャリブレータ各部の名称と働き キャリブレータ各部の名称と働きこのキャリブレータは 圧力と電流の両測定値を同時に表示します フロントパネルの機能については 表 2 と図 2 を参照してください ディスプレイの上部には加えられた圧力または負圧 ( 負の数値で表示 ) が表示されます 別の単位を選択するには ENTER を押してから UNITS を押します キャリブレータの電源をいったん切り 再び投入した場合 前回使用した単位が保持されます ディスプレイの下部には電流 (ma) 入力に流れている電流 (24 ma まで ) または ma 出力値が表示されます 6 CALIBRATOR 719 PRESSURE HOLD LOOP POWER ZERO UNITS PUMP ma OUTPUT LIMITS 1 ma ENTER HOLD 25% Step MIN MAX ADJUST ALL. SWITCH TEST 2 ループ電圧を供給するには O ON を押しながら Z を押します プッシュ ON を押しながら機能を表 3 に示します ポンプ機能を 図 3 および表 4 に示します 5-7 30V MAX 34.5 COM SOURCE/SIMULATE 0-24 ma 項目 A B Table 2. 前面パネルの機能 圧力測定値の表示 圧力モジュール入力 機能 4 Figure 2. フロントパネルの機能 3 Fgx005f.eps C 電流ターミナル D 圧力センサー入力 ( フィルターをここに装着 ) E F 電源ボタン 電流測定値または電流供給値 5
719 Series ユーザーズ マニュアル Table 3. プッシュボタンの機能 プッシュボタン Z UNITS U N S V ma OUTPUT A h 25% Step C ENTER P LIMITS 説明 圧力の表示のゼロ点調整を行います 押す前に 大気圧まで圧力を下げて下さい 絶対圧力モジュールについては 後述の手順を参照してください 圧力の単位を変更するには C を押してから UNITS を押します UNITS を押したままにして次の選択に進むか U を押して前に戻る または V を押して次に進みます 完了したら ENTER を押すか タイムアウトするまで待ちます 内蔵圧力センサー入力を使用するときには すべての単位が使用可能です 高圧の外部モジュール入力では レンジ外の単位は使用できません Z を押しながら O ON を押すと ループ電圧が供給されます 押すと 電源投入後又は保存値をクリアしてからの圧力と電流の最小読み取り値が表示されます もう一度押すと 電源投入後からの圧力と電流の最大読み取り値が表示されます 3 秒間押し続けると MIN/MAX の保存値がクリアーされます また 機能の選択では上矢印として使います 押すと スイッチテストを実行します また 機能の選択では下矢印として使います 押すと ma 表示モードを ma ma% ma% エラー ma ソースそして ma シミュレートの順に切り替えます h を押し ディスプレイの表示を固定します ディスプレイに g と表示されます 通常の作動に戻るには 再び h を押します ma 供給モードの場合 押すたびに出力がフルスケール (20 ma) の 25% 単位で変化します 押すと 入力 または単位の変更 ( +ZERO) または最大圧力制限の設定 ( +PUMP) をします もう一度押すと 通常の作動モードに戻ります 押すと ポンプを作動させ 正圧 / 負圧を供給します C を押してから LIMITS を押すと 最大圧力制限を設定します 6
Pressure Calibrator with Electric Pump キャリブレータ各部の名称と働き Table 4. ポンプの機能 番号 A 解説 内蔵ポンプ -P を押すと 内蔵電動ポンプを作動させ 正力 / 負圧を供給します PUMP ma OUTPUT LIMITS ma 25% Step MIN MAX ADJUST ALL. SWITCH TEST B C 圧力スイッチ - 右回り ( 時計回り ) に回すと正圧 左回り ( 反時計回り ) に回すと負圧 圧力開放バルブ - 正圧や負圧を開放するには 左回り ( 反時計回り ) にいっぱいに回します ( 少しだけ回転させると 部分的に圧力を開放できます ) 右回り ( 時計回り ) にいっぱいに回してバルブを閉じます 1 2 30V MAX COM SOURCE/SIMULATE 0-24 ma D 微調整ノブ - かかっている正圧または負圧の微少な調整を行います 約 30 回転が 全調整範囲となります 3 4 Figure 3. ポンプの機能 fgx009f.eps 7
719 Series ユーザーズ マニュアル HART Resistor キャリブレータには HART 通信デバイスを使用するための 選択可能な 250 Ω HART 抵抗器が備わっています ループパワーや ma 供給を使用して ma を測定する場合は HART 通信器を使用してください HART 抵抗器のデフォルトは OFF です HART 抵抗器をオンにするには : 1. キャリブレータを OFF にした状態で O を押します 2. HArt が表示されたら V または U を押してオン / オフします 節電機能 キャリブレータが操作されない状態が 30 分間続くと 自動的に電源がオフになります この時間を短くする または無効にするには : 1. キャリブレータを OFF にした状態で O を押します 2. P.S. xx が表示され xx が電源が切れるまでの時間です OFF と表示されていると 節電機能が無効になっていることを意味します 3. V または U を押して電源がを切れるまでの時間を短くするか長くします 4. 無効にするには OFFが表示されるまで V を押し続けます キャリブレータは 2 秒後に通常の操作状態に戻ります スイッチテスト スイッチテストを実行するには 次の手順に従ってください 注記 この例では 通常閉じているスイッチを使用しています 開放スイッチでも手順は同じですが ディスプレイには CLOSE の代わりに OPEN と表示されます 1. 圧力スイッチ端子に ma および COM 端子を接続し キャリブレータと圧力スイッチの間に外部ポンプを接続します 端子の極性は関係ありません 注記 外部ポンプを使用している場合は T 字型配管を使って ポンプをキャリブレータとスイッチの入力に接続します 2. ポンプの通気口が開いていることを確認し 必要に応じて キャリブレータのゼロ調整を行います キャリブレータのゼロ調整を行った後で通気口を閉じます 8
Pressure Calibrator with Electric Pump 絶対圧力測定モジュールのゼロ設定 3. S を押して 圧力スイッチテストモードに入ります キャリブレータは ma 測定ではなく CLOSE が表示されます 4. スイッチが開くまで ポンプを使ってゆっくりと圧力をかけます 注記 スイッチテストモードでは 圧力入力の変化が見やすくなるようにディスプレイの更新速度が上がります 拡張サンプルレートでも 正確な読み取りを実現するため テストしているデバイスの圧力はゆっくりと上げてください 5. スイッチが開くと OPEN と表示されます 圧力スイッチが閉じるまで ポンプの圧力をゆっくりと開放します ディスプレイに RCL と表示されます 絶対圧力測定モジュールのゼロ設定 キャリブレータで既知の圧力値の読み取りを行って ゼロ点を調整します 正確に値が分かっていれば大気圧でも実行できます (700PA3 モジュールを除く ) どのような絶対圧力モジュールに対しても 正確な圧力基準により レンジ内の圧力をかけることができます 次の手順でキャリブレータの読み取りを調整してください 1. Z を押し続けます 2. キャリブレータの読み取りと適用している圧力が等しくなるよう Z を押して値を上げるか Y を押して値を下げて調整します 3. Z を開放してゼロ点調整手順を終了します 6. S を押して スイッチが開いたとき スイッチが閉じたとき そして不感帯の圧力値を読み取ります S を 3 秒間押し続け スイッチテストモードをリセットします 他のキーを押してスイッチテストモードを終了します 9
719 Series ユーザーズ マニュアル 最大圧力限界を設定する 内部電気ポンプの最大圧力限界を設定するには : 1. C を押してから LIMITS を押すと 限界設定が表示されます 2. 限界設定を増加するには Z 減少するには Y を使います 3. 終了したら ENTER を押します 次にキャリブレータの電源を入れたときも限界設定は保持されています 注記 圧力モジュールの損傷を予防するため 内部電気ポンプの動作はモジュールの最大定格に自動的に制限されています 1 inh 2 O 10 inh 2 O および 1 psi モジュールでは 内部ポンプは無効になっています P/I 伝送器の校正 P/I( 圧力 - 電流 ) 伝送器を校正するには 伝送器に圧力をかけ 伝送器の電流ループ出力を測定します キャリブレータ内蔵ポンプまたは外部のポンプで圧力をかけることができます W 警告加圧または減圧された圧縮媒体が噴出するのを避けるため 圧力ラインを取り外す前に 常に圧力をゆっくりと解放してください 内蔵ポンプの使い方 内蔵ポンプは キャリブレータに決められた圧力を提供できます 内蔵ポンプの正しい使い方を 図 4 に示します ここでは 内蔵ポンプによって供給された圧力を 内部センサーによって測定し その値を表示しています 内蔵ポンプは 特定のフルーク 700 シリーズの圧力モジュールとともに使用することもできます この場合 圧力モジュールで測定された圧力がキャリブレータの画面に表示されます 各機種に合った圧力モジュールを 表 5. に示します 図 5 では 内蔵ポンプを圧力モジュールとともに使用している例を示します 注記圧力モジュールと内部センサーの両方が接続されている場合 圧力モジュールによる測定値のみが表示されます 10
Pressure Calibrator with Electric Pump 内蔵ポンプの使い方 キャリブレータの内蔵ポンプを使用するには 図 3 および次の手順に従ってください 1. キャリブレータに接続する前に 圧力管の圧力を抜き 排出します 2. 図 4( 内部圧力センサーによる測定 ) または図 5( 圧力モジュールによる測定 ) に示されているように 圧力伝送器をキャリブレータに接続します 注記 圧力の漏れを防ぐため テフロンテープまたは同等の密閉剤を使用して すべての圧力接続部を密封してください 3. 正圧 / 負圧スイッチが目的とする位置にあるかどうかを確認します 前向き ( 時計回り ) が正圧 後ろ向き ( 反時計回り ) が負圧です 5. Z を押し 圧力表示をゼロにします 6. 微調整ノブを中央まで回します 7. 正圧 / 負圧解放コントロールを前向き ( 時計回り ) に回して 解放バルブを閉じます 8. P を押して 正圧 / 負圧を適用します 注記 このノブは 内蔵の小型リザーバーを調整して 全体の量を変化させます 外部の大きな正圧 / 負圧を使用する場合 これによ調整できる圧力範囲は内蔵の場合よりも狭くなりま 9. 圧力ラインを取り外す前に システムの圧力を解放します 4. 正圧 / 負圧解放コントロールを後ろ向き ( 反時計回り ) に回して ポンプから正圧または負圧を解放します 11
719 Series ユーザーズ マニュアル 719 PRESSURE CALIBRATOR HOLD LOOP POWER UNITS PUMP ZERO ma OUTPUT LIMITS ma ENTER HOLD 25% Step MIN MAX ADJUST ALL. SWITCH TEST ma 30V MAX COM SOURCE/SIMULATE 0-24 ma SIGNAL + TEST Figure 4. 内部ポンプを接続した内部圧力センサー fhh002f.eps 12
Pressure Calibrator with Electric Pump 内蔵ポンプの使い方 SIGNAL + TEST 719 PRESSURE CALIBRATOR HOLD LOOP POWER ZERO UNITS ma OUTPUT ma ENTER MIN MAX ADJUST ALL. PUMP LIMITS HOLD 25% Step ma f 30V MAX COM SOURCE/SIMULATE 0-24 ma -7 Figure 5. 内部ポンプを接続した圧力モジュール fhh010f.eps 13
719 Series ユーザーズ マニュアル 圧力モジュール 表 5. 推奨圧力モジュール 外部ポンプ 内部ポンプ 719 30G/100G 719 30G 719 100G 700 P00 X 700 P01 X 700 P02 X X X 700 P22 X X X 700 P03 X X X 700 P23 X X X 700 P04 X X X 700 P24 X X X 700 P05 X X X 700 P06 X X 700 P27 X 700 P07 X 700 P08 X 700 P09 X 700 PA3 X X X 700 PA4 X X X 700 PA5 X X X 圧力モジュール 外部ポンプ 内部ポンプ 719 30G/100G 719 30G 719 100G 700 PA6 X X 700 PV3 X X X 700 PV4 X X X 700 PD2 X X X 700 PD3 X X X 700 PD4 X X X 700 PD5 X X X 700 PD6 X X 700 PD7 X 700 P29 X 700 P30 X 700 P31 X 14
Pressure Calibrator with Electric Pump ポンプ弁アッセンブリのクリーニング ポンプ弁アッセンブリのクリーニング 1. 小さなドライバーを使ってキャリブレータの底面にある楕円形の開口部内の 2 つの弁固定キャップを取り外します 2. キャップを取り外したら バネと O リングアッセンブリを静かに取り出します 3. 弁アッセンブリを安全な場所に置き IPA( イソプロピルアルコール ) に浸した綿棒を使って 弁本体をクリーニングします 4. 残留物がなくなるまで 新しい綿棒を使ってこの処理を数回繰り返します 5. ポンプを数秒間稼動します 6. IPA を使って O リングアッセンブリと固定キャップの O リングをクリーニングし O リングに切れ 欠けまたは磨耗などがないかを調べます 必要に応じて交換します 7. バネに磨耗や張力の低下がないかを調べます 負荷の掛かっていない状態でおよそ 8.6 mm の長さになるはずです これより短い場合は O リングが正しく収まらない可能性があります 必要に応じて交換します 8. すべての部品をクリーニングし 確認したら O リングとバネアッセンブリを弁本体に取り付けます 9. 固定キャップを取り付け 静かに締め付けます 10. キャリブレータの出力を密閉し 少なくとも定格の 50 % の圧力をかけます 11. 圧力を解放し この処理を数回繰り返して O リングが正しく収まっていることを確認します これでキャリブレータを使用する準備が整いました 外部ポンプの使い方 W 注意キャリブレータへの損傷および圧力漏れを避けるため 内部センサーに最大定格圧を超える外部圧力源を接続しないで下さい より高い正圧または負圧をかけるには 外部ポンプ ( Fluke Model 700PTP など ) を使用します Fluke 圧力モジュールをキャリブレータの圧力モジュール入力に接続して使用してください 圧力モジュールの一覧を表 5 に示します また 図 6 に示すように全体の接続を行ってください 圧力モジュールとポンプに付随している設置と操作の指示書を参照してください 15
719 Series ユーザーズ マニュアル SIGNAL + CALIBRATOR 719 PRESSURE HOLD TEST LOOP POWER ZERO UNITS ma ENTER MIN MAX ADJUST ALL. SWITCH TEST PUMP LIMITS 25% Step ma f 30V MAX COM SOURCE/SIMULATE 0-24 ma Figure 6. 外部ポンプを接続した圧力モジュール fhh006f.eps 16
Pressure Calibrator with Electric Pump 外部 Fluke 圧力モジュールの互換性 外部 Fluke 圧力モジュールの互換性 不適切なユニットが選択されると Fluke 700P 圧力モジュールの出力により キャリブレータの表示画面でオーバーフロー (OL) を引き起こしたり 読み取ることができないような低い値を表示することがあります 適切な単位と範囲の互換性については表 6 を参照してください Table 6. Fluke の圧力モジュール互換性 圧力単位 モジュールの互換性 psi inh 2 0 cmh 2 0 bar mbar kpa inhg mmhg kg/cm 2 すべての圧力範囲で使用可 3000 psi までのすべての範囲 1000 psi までのすべての範囲 15 psi 以上 1000 psi までのすべての範囲すべての圧力範囲で使用可すべての圧力範囲で使用可 1000 psi までのすべての範囲 15 psi 以上 17
719 Series ユーザーズ マニュアル ループ電源の供給 キャリブレータは システムから切り離されている P/I 伝送器に対し直流 24 V のループ電力を供給します 次の手順で行います 1. 電源がオフの状態で n を押しながら Z を押すと Loop Power が表示されます 2. 伝送器を通常のループ電源から切り離しておいて 図 7 で示すように キャリブレータの ma(+) と COM(-) テストリードを伝送器の電流ループと直列に接続します 3. ma ディスプレイでループ電流を測定します 4. ループ電圧の供給が済んだら n オフを押し 直流 24 V の供給を切ります SIGNAL + ma モード A を繰り返し押すことで 別の ma 機能にアクセスできます ma- 測定された電流が表示されます % モード - 電流は 4~20 ma スケールを基にした割合 (%) で表示されます % エラーモード - 伝送器の電流出力エラーが表示されます エラーは 設定可能なゼロとスパン圧 および 4~20 ma スケールに基づいて計算されます ma ソース - 供給電流が表示されます 電流設定を調整するには V または U を使用します ma シミュレート - 外部 24 V ループ電源の使用時に 電流を設定します 電流設定を調整するには V または U を使用します 注記ソースまたはシミュレートモードで開回路がある場合に OL がディスプレイで点滅します TEST Figure 7. ループ電圧の供給 qo007f.eps 18
Pressure Calibrator with Electric Pump 4~20 ma の供給 4~20 ma の供給 現在の供給モードを選択するには 以下の手順に従います 1. A を押します Source が表示されるまで. 2. 図 8 に示すようにリードを接続します 3. Z または Y を押して必要な電流を入力します 4~ 20 ma 伝送器のシミュレーション シミュレーションは特別な作動モードのひとつで キャリブレータが伝送器の代りにループに接続され 既知で設定可能なテスト電流を供給します 1. 図 9 に示すように 24 V ループ電源に接続します 2. Simulate が表示されるまで A を押します 3. Z または Y を押して必要な電流を入力します + Figure 8. 供給 ma の接続 fhh012.eps 19
719 Series ユーザーズ マニュアル 719 PRESSURE CALIBRATOR + +24 V Figure 9. 4~20 ma 電送機のシミュレーションの接続 fhh011.eps 20
Pressure Calibrator with Electric Pump % エラーのセットアップ % エラーのセットアップ 1. A. を押したままにします 3 秒後 設定アイコンと 0% がディスプレイの下部に表示されます 2. V および U を使って % エラー計算の 0% ポイントを調整してから ENTER キーを押して 選択を確定します 3. a. を押します 100% がディスプレイ下部に表示されます 4. V および U を使って % エラー計算の 100% ポイントを調整します 5. ENTER を押して 選択を確定し セットアップを終了します 保守 XW 警告感電や怪我 突然の圧力解放を避けるため 作業前に 安全に関する情報 を参照して下さい ケースを開く前にテストリードを取り外して下さい スセンターにお問い合わせください Fluke の連絡先を参照してください 問題がある場合 電池 テストリード 圧力モジュール および圧力管を点検します 交換および接続を指示に従って正しく行います このマニュアルを参照して キャリブレータが正しく使用されていることを確認します クリーニング W 注意キャリブレータへの損傷を避けるため クリーニングに芳香族炭化水素や塩素系溶剤を使用しないで下さい 上記の溶剤はキャリブレータで使われているプラスチックと反応し 損傷を与えます ケースは 湿った布と中性洗剤を使用して定期的に拭くようにし 研磨剤や溶剤は使用しないで下さい このマニュアルに記載されていない保守に関して またはキャリブレータの修理が必要な場合 Fluke のサービ 21
719 Series ユーザーズ マニュアル 電池の交換 電池マーク B が表示されたら 2 個の 9 V アルカリ電池と交換します 図 10 を参照してください 校正 XW 警告感電や怪我につながる可能性のある誤測定を避けるために ディスプレイに電池マーク (B) が現われたら 早めに電池を交換してください電池を交換する前に テストリードを取り外します 仕様に示された性能を維持するため キャリブレータを年に 1 度校正して下さい Figure 10. 電池の交換 wh008f.eps 22
Pressure Calibrator with Electric Pump 交換部品とアクセサリー 交換部品とアクセサリー 表 7 および図 11 を参照してください AC72 Table 7. 交換部品 項目解説部品 / モデル番号数量 ワニ口クリップ ( 赤色 ) ワニ口クリップ ( 黒色 ) 1670641 1670652 BT1 BT2 9 V 電池 (ANSI/NEDA 1604A または IEC 6LR61) 614487 2 ホルスターホルスター ( 黄色 ) 664182 1 H2 3 4 ケース用ねじ 832246 3 H5 6 電池ドア留め具 948609 2 H7 8 ブラケット用ねじ 641131 2 MP1 LCD ベゼル 719 30G 3315359 1 MP1 LCD ベゼル 719 100G 3322203 1 MP2 LCD 719 3345775 1 MP3 4 ポンプリテーナーブラケットキット 719 3345782 2 MP5 ガスケット 664208 1 MP6 ポンプおよびバーニア ( モーター無し ) 719 3345794 1 MP7 8 選択ノブ 3330278 2 MP9 バーニア調整ノブ 664190 1 1 1 23
719 Series ユーザーズ マニュアル 項目解説部品 / モデル番号数量 MP11 12 13 O リング 146688 3 MP14 スペーサー 687449 1 MP85 ケース前面 / コネクター 3315431 1 MP86 ケース背面 3315686 1 MP89 90 滑り止め 885884 2 MP92 電池ドア 664177 1 S1 キーパッド 3315673 1 TL20 工業用テストリードセット 1639457 オプション TL75 テストリードセット 855742 1 TM1 719 製品概要マニュアル 3316579 1 - 電気モーター 719 3345802 1 CD-ROM 719 CD-ROM( ユーザーズマニュアル収録 ) 3316449 1-71X Series Calibration Manual( 英語 ) 686540 オプション - ポンプ ( クリーンアウト付き ) リビルドキット 3345816 オプション - 719 30G トップケースシール 2547000 1-719 100G トップケースシール 2547017 1 - ホースキット 3345825 オプション 24
Pressure Calibrator with Electric Pump 交換部品とアクセサリー MP85 MP1 MP2 S1 MP5 MP11,12,13 MP7 MP8 MP86 MP9 MP14 H7,8 MP3,4 MP6 BT1 BT2 MP92 H5,6 TM1 CD-ROM H2,3,4 MP89,90 Figure 11. 交換部品 fhh004f.eps 25
719 Series ユーザーズ マニュアル 仕様 特に明記しない限り すべての仕様は 1 年ごとに校正が行われ +18 C~+28 C の温度域で測定されるものとします カウントは最小桁の増加数または減少数を表します 圧力センサー入力 DC ma 測定および供給 機種範囲精度 30G 100G -12~ 36.0 psi -12~ 120.0 psi ± 0,025% の範囲 (6 ヶ月校正 ) ± 0.035% の範囲 (1 年校正 ) 最大非破壊圧力 60 psi 200 psi 温度係数 :-10 C~ 18 C および 28 C~ 55 C の温度範囲で C ごとにレンジの 0.01 % を加算 圧力モジュール入力 範囲分解能精度 ( 圧力モジュールによる ) 範囲 分解能 24 ma 0.001 ma 0.015 + 2 確度 ±([ 測定値の %]+[ カウント数 ]) ミリアンペア電流供給時の最大負荷は 1000 Ω です HART 抵抗器がオンの場合は 最大負荷は 750 Ω です ヒューズなしで過負荷保護を実現 温度係数 :-10 C~ 18 C および 28 C~ 55 C の温度範囲で C ごとにレンジの 0.005 % を加算 ループ供給 公称 24 V DC 圧力供給 モデル 範囲 30G 100G -11~36.0 psi -11~120.0 psi 26
Pressure Calibrator with Electric Pump Fluke の連絡先 一般仕様 ma 端子間または ma 端子と接地の間の最大許容印加電圧 :30 V 保管温度 :-30 C~60 C 動作温度 :-10 C~55 C 動作高度 : 最高 3000 m 相対湿度 :30 C まで 95 % 40 C まで 75 % 50 C まで 45 % 55 C まで 35 % 振動 :MIL-PRF-28800F クラス 2による ランダム 2 g 5~500 Hz 衝撃 :IEC 61010-1 による 1 m 落下テスト保護クラス : 汚染度 II 安全規格 : EN/IEC61010-1 2nd ed. に準拠 機関承認 :CSA-C22.2 No. 61010-1-04 電気要件 :9 V 電池 2 個 (ANSI/NEDA 1604A 又は IEC 6LR61) 寸法 :60 mm 高 87 mm 幅 210 mm 長 ホルスター付き :66 mm 高 94 mm 幅 216 mm 長ホルスター付き重量 :912 g 校正サイクル : 精度の必要性に応じて 6 ヶ月 ~ 2 年 Fluke の連絡先製品に関する情報 操作方法に関するお問い合わせ 保守 又は最寄りの Fluke 代理店またはサービスセンターのお問い合わせは 次の番号にご連絡下さい 米国 :1-888-443-5853 (1-888-44-FLUKE) カナダ :1-800-36-FLUKE ヨーロッパ :+31-402-675-200 日本 : 03-3434-0181 シンガポール :+65-738-5655 その他の国 :+1-425-446-5500 または Fluke の Web サイト www.fluke.com( 英語 ) をご覧下さい 日本語のサイトは www.fluke.com/jp です Web サイトからのキャリブレータの登録 : http://register.fluke.com 書簡連絡先 : Fluke Corporation Fluke Europe B.V. P.O. Box 9090, P.O. Box 1186, Everett, WA 98206-9090 5602 BD Eindhoven U.S.A. 27
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