シーエーエーピーエム CA APM 10 機能ご紹介 2017 年 1 月富士通株式会社
概要 1
CA APM10 とは エンドユーザ視点での Web のレスポンス性能と業務アプリケーションの処理性能を見える化 サービスを受ける側 業務システム サービスを提供する側 Web サーバ アプリケーションサーバ DB サーバ エンドユーザ Windows Linux Solaris システム管理者 エンドユーザが体感する Web アクセスのレスポンス性能の劣化を検知可能 Java/.NET アプリケーション内部の処理を見える化してボトルネックを容易に把握可能 業務視点で性能情報を見える化 CA APM:CA Application Performance Management 2
CA APM 10 の特長 ブラックボックスとなっている業務アプリケーションの処理性能やエンドユーザ視点での Web アクセスのレスポンス性能を見える化 利用者満足度の維持 向上と 業務サービスの安定した提供を支援します 利用者満足度の向上 維持 エンドユーザ側のレスポンス状況が見える エンドユーザ視点でのトランザクション性能が見える 業務サービスの安定した提供 業務アプリケーション内の処理性能のボトルネックがわかる アプリケーション開発担当でなくても 問題解決に必要な情報がわかる 3
利用者満足度の向上 維持 4
利用者満足度の向上 維持 利用者満足度の向上 維持のために エンドユーザに対するサービス状況の見える化 エンドユーザのWebアクセスのレスポンス性能の監視と見える化 レスポンス性能劣化に対する迅速な対処 Web アクセス 業務システム レスポンス Web サーバ アプリケーションサーバ DB サーバ エンドユーザ Web アクセス Windows トランザクション Linux Solaris エンドユーザからのトランザクションの性能状況把握が重要 5
エンドユーザに対するサービス状況の見える化 満足度維持に必要な Web レスポンス性能目標値の達成状況 ( サービスレベル ) をひと目で把握 サービス ユーザーグループ単位に目標を設定し 目標達成状況をアイコンで表示することが可能 レスポンス平均時間 しきい値を超えていないトランザクションの割合 レスポンス平均時間 しきい値を超えていないトランザクションの割合 6
レスポンス性能の監視と見える化 1 実トランザクションをもとに Web レスポンスを監視 実際の Web アクセス情報からのトランザクションを自動検出して 簡単に監視設定が可能 スループットやレスポンス時間のしきい値設定によりレスポンス劣化の予兆を検知可能 トランザクションを自動検出して監視対象を選択 スループット レスポンス時間などの性能項目にしきい値を設定 7
レスポンス性能の監視と見える化 2 エンドユーザが体感する Web のレスポンスが遅いといった問題 ( トランザクションの性能劣化 ) を的確に把握 エンドユーザからの要求に対する一連の処理 ( トランザクション ) 後に性能情報を集計 グループ サービス トランザクション単位に性能情報を見える化 実トランザクションを収集して Web アクセスのレスポンス性能を見える化 しきい値を超えたトランザクション数 トランザクションの平均スループット 平均レスポンス時間 8
レスポンス性能劣化に対する迅速な対処 1 レスポンス性能劣化の原因を自動分析 しきい値超えのトランザクションを一覧で管理 実トランザクションの処理内訳よりしきい値超え原因を自動分析でき 問題きり分けを支援 しきい値超えトランザクションを一覧 しきい値超えの原因を自動分析して迅速な問題きり分けを支援 9
レスポンス性能劣化に対する迅速な対処 2 迅速な問題発生個所の特定 問題個所を特定する アプリケーション問題切り分けマップ機能 に レスポンス性能やアラート情報なども一元表示 レスポンス性能の表示 BT2 BT2: アラートレベル : 標準 Average Response Time(ms)=23.00 数 =5 最小値 =1.00 最大値 =45.00 : アラート情報の表示 サービスの構成要素の関係を把握しながら状況確認が可能 10
業務サービスの安定した提供 11
業務サービスの安定した提供 業務サービスの安定した提供のために 運用環境における業務アプリケーションの性能情報の収集 アプリケーション性能を見える化して性能劣化を把握 トラブル時にはアプリケーション内部のボトルネックを見極めて迅速な問題解決を支援 エンドユーザ レスポンスの劣化 レスポンス Web アクセス Web サーバ 業務システム 業務アプリケーション ミドルウェア アプリケーションサーバ Windows Linux Solaris レスポンス劣化の原因をすぐに特定 DB サーバ 業務アプリケーションの処理性能の把握が重要 システム管理者 12
アプリケーション性能情報の収集 エージェントを導入するだけで性能情報を自動収集 平均応答時間 (ms) 間隔ごとの応答数 同時進行中の呼び出し 間隔ごとの例外発生数 未応答回数 上記 5 つの性能情報を アプリケーションのコンポーネント毎にエージェントを導入するだけで特別な設定を必要とせず収集 運用環境に容易に導入可能なエージェント Java/.NET アプリケーションのソースコードを改変することなく性能情報を収集 低オーバーヘッドでの情報収集を実現 (CPU 負荷 1~5% ( 実測値 )) 13
アプリケーションの性能劣化を把握 1 アプリケーションの性能情報を簡単に見える化して運用をサポート 運用に必要な情報をカスタマイズして表示することが可能 管理者視点の監視画面例 : 業務別の性能遅延傾向 ( 信号表示 ) Java アプリケーションのレスポンス性能 データベースアクセスのレスポンス性能 アプリケーションの性能情報を分かりやすくグラフィカルに画面表示 14
アプリケーションの性能劣化を把握 2 性能情報のしきい値超えアラートを設定し監視 GUI で現在の状況を確認して しきい値を設定 しきい値超えアラートのアクションにポップアップ メール通知 コマンド実行のアクションを設定可能 画面にポップアップ しきい値超え発生!! メールで通知 任意のコマンド実行で他のアプリケーションと連携 15
アプリケーションの性能劣化を把握 3 アプリケーションの性能に関するレポートを自動生成リアルタイムの監視だけではわからない問題の予兆を把握 監視した性能データを管理サーバで一元的に管理 日次 週次 月次などの定時レポートを自動作成 性能データを可視化し 自由にレイアウトした様々なレポートを自動生成 レポートは PDF Excel html など各種フォーマットで生成可能 レポートの生成例 GC ヒープ状況サーブレット応答性能 JSP 応答性能 16
アプリケーションの性能劣化を把握 4 Web ブラウザ監視画面の強化 管理クライアントで提供済の以下の項目が追加され ブラウザ上での情報確認がさらにしやすくなりました 問題切り分けマップ トランザクション追跡ビュー 管理ビュー 問題切り分けマップ画面 トランザクション追跡ビュー画面 17
アプリケーションの性能劣化を把握 5 NEW さまざまな視点での問題切り分けが可能 複数の業務コンポーネントによる複雑化された業務システムでも コンポーネントが持つ任意の種別や属性でグルーピングやフィルタリングして 監視に必要なビューを 簡単に用意することができます これにより 業務システム全体の構成がわかるため 問題発生個所の特定が更に容易になります フィリタリング項目 ( 所在地, プラットフォーム アプリケーション階層, 部門, オーナーなど ) 利用者に応じたアプリケーションの関係マップ情報の表示 性能情報 18
アプリケーションの性能劣化を把握 6 NEW しきい値設定しなくても 重要な変化を自動判断 しきい値設定無しでも アプリケーションのパフォーマンスの重要な変化 ( ベースライン超え ) を自動的に判断し メールで通知します これにより 運用管理者が気づかない潜在している性能劣化も捉えることができます 重要な変化を自動的に判断してアラートをあげる ベースライン ベースライン超え 実際のアプリケーションのパフォーマンス 19
アプリケーションの性能劣化を把握 7 NEW タイムライン機能により 現象が発生した最初の地点 にさかのぼり 問題が発生した時点 の構成状況を確認 アプリケーションの関係マップ情報も含め 過去にさかのぼり 現象が発生した最初の地点 から調査することができます 運用管理者は トラブル発生時の問題の切り分けと 問題解決を迅速に進めることが可能です タイムライン クリックした時点のマップや構成情報を表示 アプリケーションの関係マップ情報 構成情報 20
迅速な問題の解決 1 アプリケーションの内部処理を見える化し ボトルネックを特定 アプリケーションの動作をトレースして内部の処理情報を収集 Java のクラス / メソッドの呼び出し関係と実行時間を視覚的に把握可能 メソッド単位の処理時間 (13 秒かかっている ) Java のクラス / メソッドの呼び出し関係 実行時間を視覚的に把握可能 アプリケーションから発行される個々の SQL 文 処理にかかった時間をひと目で把握 21
迅速な問題の解決 2 事象の再現待ちによる問題長期化を回避 トラブル発生時はアプリケーションの性能情報を過去に遡って参照することができることで原因を早期に解決 再現待ちによる問題の長期化を回避 管理対象となるアプリケーションを構成するコンポーネントを自動検出 ツリーにて性能項目ごとの管理ができることで直感的に情報の参照が可能 トラブルが発生していた時間に このサーブレットのレスポンスが極端に遅くなっていたことが分かる 22
迅速な問題の解決 3 Java アプリケーションの問題切り分け時間短縮 Java の スレッドダンプ 表示機能により 現在スレッドで呼び出されたメソッドや過去の履歴をスレッドごとに表示 Java のガーベージコレクションの状況をモニタリング 1 クリックで現在のスレッドダンプを収集 ガーベージコレクションの状況サマリ スレッドから呼び出されたメソッド一覧 23
迅速な問題の解決 4 Web ブラウザ内の処理性能の分析 アプリケーションの監視機能の強化として Web ブラウザ内での処理遅延箇所がわかります ページロード完了平均時間 ( ミリ秒 ) 前のページアンロード平均時間 ( ミリ秒 ) ブラウザレンダリング平均時間 ( ミリ秒 ) - (IE9 以降 ) 間隔ごとの応答数 DOM 構築平均時間 ( ミリ秒 ) 平均ラウンドトリップ時間 ( ミリ秒 ) - (IE9 以降 ) ページロード完了平均時間 Web ブラウザ内の各処理時間をまとめて確認できます 間隔ごとの応答数 前ページアンロード平均時間 DOM 構築平均時間 DOM: ドキュメントオブジェクトモデル ブラウザレンダリング時間 : ブラウザ表示時間 ラウンドトリップ時間 : ページ往復時間 ブラウザレンダリング平均時間 平均ラウンドトリップ時間 24
製品情報 25
ソフトウェア要件 エージェントがサポートする管理対象アプリケーションサーバ / ミドルウェア Java 分類 JDK / JRE 5.0 以降で実行するアプリケーションをサポート サポート対象ソフトウェア Apache Tomcat 4.1 5.0 5.5 6.0 7.0 8.0 JBoss 4.0.3 SP1 4.0.2 4.2x 5.x 6.x 7.x Interstage Application Server v9.0.0 以降 Oracle Application Server 10gR2, 11g SAP NetWeaver 7.10 Sun ONE Application Server 8.1 10.1 または Sun Glassfish 2.1 & 3.1.4 WebLogic 10.3.x 11gR1 12c 12.1.3 WebSphere Application Server 7.0 8.0.0.2 8.5 8.5.5 WebSphere Application Server for z/os 6.1 以降.NET..NET 4.0 Framework, 4.0.30319.1.NET 4.5 SQL Server 2008 32 ビットおよび 64 ビット SQL Server 2012 32 ビットおよび 64 ビット SQL Server 2014 32 ビットおよび 64 ビット Oracle 11g,11g R2 ODP.NET 11.1.0.6.20 26
性能情報の収集対象 (Java) Java コンポーネント ( 標準 ) Java Server Pages (JSP) Enterprise JavaBeans (EJB) Java Database Connectivity (JDBC) Java Transaction API (JTA) Java Naming and Directory Interface (JNDI) Java Message Service (JMS) JSP タグライブラリ JSP IO タグライブラリ JSP DB タグライブラリ Struts サーブレット ネットワークソケット リモートメソッド呼び出し (RMI) Oracle JDBC Common Object Request Broker Architecture (CORBA) User Datagram Protocol (UDP) 拡張可能マークアップ言語 (XML) スレッド 27
性能情報の収集対象 (.NET).NET ディレクトリサービス.NET Messaging.NET Remoting ADO.NET ASP.NET エンタープライズサービス ネットワークソケット SMTP メール Web サービス.NET( 標準 ) 28
システム構成 管理サーハ 管理クライアント Web コンソール トランサ クション監視サーハ TIM APM DB 性能 DB Workstation Web View CEM コンソール www ネットワークスイッチ 監視対象 Agent WEB アプリケーション アプリケーションサーバ Agent WEB アプリケーション アプリケーションサーバ Agent WEB アプリケーション アプリケーションサーバ Enterprise Manager ( 管理サーハ ) : 監視対象および TIM からの Web トランサ クションの性能テ ータを管理 分析するサーハ Agent( 監視対象 ) : 監視対象サーハ 上に配置し 各々の Web アフ リケーション性能情報を収集します Workstation ( 管理クライアント ) : 各 Agent から収集した性能情報を表示したり分析したりする GUI です TIM ( トランサ クション監視サーハ ) : ネットワークスイッチを経由して エント ユーサ のトランサ クション性能情報を収集します Web View (Web コンソール ) : Workstation の一部機能を Web で表示します CEM コンソール (Web コンソール ) : TIM により収集されたトランサ クション性能情報を表示 分析する GUI ですネットワークスイッチ : エンドユーザと業務システムを接続するスイッチです ホ ートミラーリンク 機能が必要です 29
高信頼構成対応 管理サーバを冗長化構成で運用 管理サーハ 1 管理サーハ 2 管理クライアント Web コンソール APM DB 性能 DB Enterprise Manager APM DB 性能 DB Enterprise Manager Workstation Web View CEM コンソール 監視対象 Agent Agent Agent WEBアプリケーションアプリケーションサーバ WEBアプリケーションアプリケーションサーバ WEBアプリケーションアプリケーションサーバ 接続管理サーバ優先度設定 1 管理サーバ1 2 管理サーバ2 1 管理サーバ1 2 管理サーバ2 1 管理サーバ2 2 管理サーバ1 Agent は接続する管理サーバの優先順位を設定可能 接続管理サーバに問題が発生した場合は 接続先管理サーバを自動的に切り替えて継続した情報収集が可能 30
大規模構成対応 管理サーバを階層化構成で運用 性能 DB APM DB Enterprise Manager (MoM) 2 階層の管理サーバを設置することで 大規模環境にも対応可能 管理サーハ (MOM) ネットワークスイッチ TIM トランサ クション監視サーハ 性能 DB Enterprise Manager (Collector) 管理サーハ (Collector) 性能 DB Enterprise Manager (Collector) 管理サーハ (Collector) Web View CEM コンソール Web コンソール 監視対象 監視対象 Agent Agent WEB アプリケーション アプリケーションサーバ WEB アプリケーション アプリケーションサーバ Workstation 管理クライアント 31
動作環境 種類 / 用途 Enterprise Manager ( 管理サーバ ) Agent ( 管理対象サーバ ) Workstation ( 管理クライアント ) Webコンソール 動作 OS/ 環境 Microsoft Windows Server 2012 Microsoft Windows Server 2008 R2 Red Hat Enterprise Linux 7 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 5 Oracle Solaris 11 Oracle Solaris 10 Microsoft Windows Server 2012 Microsoft Windows Server 2008/2008 R2 Windows 7 / Windows Vista Red Hat Enterprise Linux 7 Red Hat Enterprise Linux 6 Red Hat Enterprise Linux 5 Oracle Solaris 11 Oracle Solaris 10 Windows 7/8/10 Windows Vista Internet Explorer 9/10/11/Edge 32
FUJITSU Software Systemwalker 製品 との組み合わせによるソリューション 33
業務システム全体の見える化 FUJITSU Software Systemwalker Service Quality Coordinator との組み合わせではダッシュボード画面で業務アプリケーションの処理性能と ICT インフラリソースの利用状況を集約することができることで 業務全体の問題の有無をひと目で把握することが可能 業務アプリケーションのレスポンス性能情報 業務システム 業務全体の状況をひと目で把握 Systemwlaker Srevice Quality Coordinator ダッシュボード 現状のレスポンス性能 業務アプリケーション エンドユーザ メモリ CPU DB ICT インフラリソース 34 ICT インフラリソースの利用状況 AP サーバの性能 アプリケーションサーバのヒープ使用量 34 DB サーバの性能 DB サーバのバッファヒット率
業務システム全体の統合監視 FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager との組み合わせでは CA APM で検出した性能情報を統合して監視することが可能 これにより Web アプリケーションの性能異常をいち早く認識することができる Interstage Application Server アプリケーション 確認 調査 業務管理者 性能異常発生 異常検出 異常通知 連絡 Systemwalker Centric Manager へ通知 CA APM 設定したしきい値を超えたときにイベントを発生 Systemwalker Centric Manager システム管理者 35
登録商標 Systemwalkerは 富士通株式会社の登録商標です CA APMは 米国およびその他の国における米国 CA Technologies 社の商標または登録商標です Windows Excel Internet Explorerは 米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です UNIXは 米国およびその他の国におけるオープン グループの登録商標です OracleとJavaは Oracle Corporation およびその子会社 関連会社の米国およびその他の国における登録商標です 文中の社名 商品名等は 各社の商標または登録商標である場合があります Oracle Solarisは Solaris Solaris Operating System Solaris OSと記載することがあります Linuxは Linus Torvalds 氏の米国およびその他の国における商標または登録商標です Red Hatは Red Hat, Inc. の米国およびその他の国における登録商標または商標です その他 本資料に記載されているシステム名 製品名等には必ずしも商標表示 (TM ) を付記しておりません 36