文化庁 観光拠点形成重点支援事業 1. 創設年度 : 平成 29 年度 2. 平成 30 年度予算額 :3.61 億円 3. 事業概要 1 歴史文化基本構想活用推進枠文化財を中核とする観光拠点形成を推進するため 歴史文化基本構想を策定した市区町村が 当該構想に基づき実施する情報発信 人材育成 普及啓発 公開活用に資する設備整備 ( 古民家の活用に資する改修を含む ) 等を支援する 2 優良モデル創出枠文化財を中核とする観光拠点形成の好事例を創出するため 国土交通省事業と連携して重点的な支援を行う 文化庁は国指定等文化財の観光拠点としての活用に資する整備を支援し 国土交通省は 景観まちづくり刷新支援事業 により文化財以外の建造物の修景や 散歩道等の整備を支援する < 補助 > 4. 選定理由 : オ ( 公開の場で外部の視点による検証が有効なもの ) 本事業は施策の優先度が高いため 事業の目的である 文化財の観光資源としての開花 として文化財を中核とする観光拠点の整備を一層推進する方策など 今後の事業展開の在り方について検討を行うことが必要であるため 5. 想定される論点 以前は文化財を 点で保存 することに主眼を置いた支援であったが 現在は 地域の文化財を一体的に保存 活用する といった視点を踏まえる必要があることから 今後の事業展開の在り方について検証する 事業成果検証のために適切なアウトカム アウトプットは設定されているか 成果指標 ( 平成 29 年度 ) 観光拠点形成整備件数 1
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< 文化遺産を活用した観光拠点整備に係る提言 > 2020 年までに 日本遺産や歴史文化基本構想に基づく 文化財を中核とする観光拠点を全国で 200 箇所程度整備 ( 明日の日本を支える観光ビジョン まち ひと しごと創生基本方針 2017 など ) < 古民家等の観光資源としての活用推進に係る提言 > 2020 年までに 地域の古民家等を改修し 観光まちづくりの核として面的に再生 活用する取組を全国で 200 地域で展開 ( 未来投資戦略 2017 など ) 歴史文化基本構想策定地域や 他のモデルとなるような優良な取組を実施する地域に対して 本事業により支援 観光拠点形成重点支援事業 ( 29 年度予算額 351 百万円 ) 30 年度予算額 ( 案 ) 361 百万円 3 メニュー 1 歴史文化基本構想活用推進枠 160 百万円 ( 250 百万円 ) 歴史文化基本構想に基づき実施される情報発信 人材育成 普及啓発 公開活用に資する設備整備 ( 古民家の活用に資する改修を含む ) 等を支援 メニュー 2 優良モデル創出枠 200 百万円 ( 100 百万円 ) 特に優良な観光拠点形成の事例を創出するため 他省庁とも連携して 周辺環境を含めた文化財群の面的 一体的な整備を重点的に支援 ( 文化庁は 国指定等文化財の修理 整備等を支援 ) 文化財の整備 公開活用 駐車場整備 周遊バス実証運行 歴史文化基本構想を活用した文化遺産の総合的な整備 活用を支援 観光拠点としての活用を目的とした古民家等の改修を支援 特に優良な観光拠点形成の事例を創出するため 他省庁とも連携して 周辺環境を含めた文化財群の面的 一体的整備を支援
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H29 年度事業番号新 290036 政策 施策 事業整理票 文化庁 政策 政策目標 12 文化による心豊かな社会の実現 概要 優れた芸術文化の振興を図るとともに 我が国固有の伝統文化を継承 発展させることにより 文化による心豊かな社会を実現する 施策 平成 29 年度事前分析表より転記施策の概要及び達成目標のどこを達成しようとしているのか分かるよう 該当部分を下線 太字で表記する 達成目標のうち 当該事業が具体的にどの達成目標にあたるのか分かるよう 該当部分を灰色に塗りつぶす 施策目標 122 文化財の保存及び活用の充実 施策の概要 貴重な国民的財産である文化財を適切に保存し 次世代へ継承するとともに 積極的な公開 活用を通じて 広く国民が文化財に親しみ その価値への理解を深めるようにする 達成目標 1 価値が十分認識されないまま失われつつある近代の文化財など 保存が必要な文化財の状況を適切に把握し その結果に基づき重要な文化財について積極的に指定等を行う 達成目標 2 文化財の適切な保存に配慮しつつ 積極的な公開 活用を行い 広く国民が文化財に親しむ機会の充実を図る 事業 平成 29 年度レビューシートより転記施策の達成目標と当該事業の目的 事業概要の関連を整理し また当該事業の成果と上位施策との関係を明確にする 当該事業の目的 概要 アウトカム アウトプットのうち どこが特に関連しているか分かるよう 該当部分を下線 太字で表記する 事業名観光拠点形成重点支援事業 事業の目的 事業概要 アウトカム 明日の日本を支える観光ビジョン における目標の 1 つに 文化財の観光資源としての開花 が掲げられたことを受け 文化庁は 当該目標達成のためのアクションプログラムとして 文化財活用 理解促進戦略プログラム 2020 を策定 当該プログラムにおいて 2020 年までに文化財を中核とする観光拠点を全国で 200 箇所程度整備することとしている 本事業においては 拠点整備を効果的に推進するため 歴史文化基本構想策定地域や 他のモデルとなるような優良な取組を実施する地域に対する重点的な支援を実施する 1 歴史文化基本構想活用推進歴史文化基本構想を策定した市区町村を構成員とする協議会等が 当該構想に基づき実施する情報発信 人材育成 普及啓発 公開活用に資する設備整備等を支援する 2 優良モデル創出文化財を中核とする観光拠点整備のモデルを形成するため 国指定等文化財の活用に資する修理 整備等を支援する 1 定量的な成果目標 成果指標 重点支援の結果を踏まえ観光拠点の整備に寄与する 観光拠点形成整備件数 アウトプット (1) 補助件数 政策評価においては 文化財の適切な保存に配慮しつつ 積極的な公開 活用を行い 広く国民が文化財に親しむ機会の充実を図ることと本事業の成している 果と上位施策本事業は 文化財を中核とする観光拠点の整備を推進し 観光振興及び地域経済の活性化を図るものであり 政策評価の達成手段としてとの関係有効である 5
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事業名 事業開始年度 会計区分 事業番号新 29 0036 平成 29 年度行政事業レビューシート ( 文部科学省 ) 観光拠点形成重点支援事業担当部局庁文化庁作成責任者 平成 29 年度 一般会計 事業終了 ( 予定 ) 年度 平成 32 年度 担当課室 地域文化創生本部 地域文化創生本部事務局長松坂浩史 根拠法令 ( 具体的な条項も記載 ) 文化芸術振興基本法第 13 条 第 14 条 関係する計画 通知等 ニッポン一億総活躍プラン ( 平成 28 年 6 月 2 日閣議決定 ) 明日の日本を支える観光ビジョン ( 平成 28 年 3 月 30 日明日の日本を支える観光ビジョン構想会議決定 ) 主要政策 施策 観光立国 地方創生 主要経費 その他の事項経費 明日の日本を支える観光ビジョン における目標の1つに 文化財の観光資源としての開花 が掲げられたことを受け 文化庁は 当該目標達成のためのア事業の目的クションプログラムとして 文化財活用 理解促進戦略プログラム2020 を策定 当該プログラムにおいて 2020 年までに文化財を中核とする観光拠点を全国で ( 目指す姿を簡 200 箇所程度整備することとしている 潔に 3 行程度以本事業においては 拠点整備を効果的に推進するため 歴史文化基本構想策定地域や 他のモデルとなるような優良な取組を実施する地域に対する重点内 ) 的な支援を実施する 事業概要 (5 行程度以内 別添可 ) 1 歴史文化基本構想活用推進歴史文化基本構想を策定した市区町村を構成員とする協議会等が 当該構想に基づき実施する情報発信 人材育成 普及啓発 公開活用に資する設備整備等を支援する 2 優良モデル創出文化財を中核とする観光拠点整備のモデルを形成するため 国指定等文化財の活用に資する修理 整備等を支援する 実施方法 予算額 執行額 ( 単位 : 百万円 ) 補助 予算の状況 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 30 年度要求 当初予算 351 501.5 補正予算 前年度から繰越し 翌年度へ繰越し 予備費等 計 0 0 0 351 501.5 執行額 平成 29 30 年度予算内訳 ( 単位 : 百万円 ) 執行率 (%) 当初予算 + 補正予算に対する執行額の割合 (%) 歳出予算目 文化芸術振興費補助金 国宝重要文化財等保存整備費補助金 職員旅費 委員等旅費 29 年度当初予算 250 100 0.3 0.3 30 年度要求 300 200 0.4 0.6 主な増減理由支援対象件数の増加による増額 表示単位未満四捨五入の関係で積み上げ合計とは一致しない 諸謝金 その他 計 0.2 0.1 351 0.3 0.3 502 7
成果目標及び成果実績 ( アウトカム ) 根拠として用いた統計 データ名 ( 出典 ) 活動指標及び活動実績 ( アウトプット ) 単位当たりコスト 定量的な成果目標 重点支援の結果を踏まえ観光拠点の整備に寄与する 総補助額 / 補助件数 政策 12 文化による心豊かな社会の実現 成果指標 観光拠点形成整備件数 文化財活用 理解促進戦略プログラム 2020 成果実績 目標値 達成度 単位 件 件 26 年度 27 年度 28 年度 成果目標及び成果実績 ( アウトカム ) 欄についてさらに記載が必要な場合はチェックの上 別紙 1 に記載 補助件数 活動指標 算出根拠 活動実績 当初見込み 単位当たりコスト % 単位 件 件 単位 百万円 計算式百万円 / 件 26 年度 26 年度 27 年度 28 年度 27 年度 29 67 28 年度 チェック 中間目標 年度 29 年度活動見込 14 目標最終年度 32 350/14 200 29 年度活動見込 25 年度 30 年度活動見込 26 施策 122 文化財の保存及び活用の充実 政策評価 経済 財政再生アクション プログラムとの関係 政策評価 測定指標 KPI 計画開始時中間目標目標最終年度単位 28 年度 29 年度 ( 第一階層 ) 年度 年度 年度第 K 一 P 成果実績 ア階 I ク 目標値 層)ショ経達成度 % 済ン KPI 計画開始時中間目標目標最終年度 財単位 28 年度 29 年度 ( 第二階層 ) プ政 年度 年度 年度第ロ再 K 二グ生 P 成果実績 階ラ I 目標値 ム層)達成度 % ( 定量的指標 歴史文化基本構想 の策定地域数 単位 26 年度 実績値地域 39 本事業の成果と上位施策 測定指標との関係 中間目標 29 年度 目標年度 政策評価においては 文化財の適切な保存に配慮しつつ 積極的な公開 活用を行い 広く国民が文化財に親しむ機会の充実を図ることとしている 本事業は 文化財を中核とする観光拠点の整備を推進し 観光振興及び地域経済の活性化を図るものであり 政策評価の達成手段として有効である 改革項目 ( 分野 : 目標値 地域 本事業の成果と改革項目 KPI との関係 27 年度 28 年度 43 47 56 57 65 74 年度 8
項目 事業所管部局による点検 改善 評価 評価に関する説明 国費投入の必要性 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 地方自治体 民間等に委ねることができない事業なのか 政策目的の達成手段として必要かつ適切な事業か 政策体系の中で優先度の高い事業か 競争性が確保されているなど支出先の選定は妥当か 一般競争契約 指名競争契約又は随意契約 ( 企画競争 ) による支出のうち 一者応札又は一者応募となったものはないか 競争性のない随意契約となったものはないか 明日の日本を支える観光ビジョン に基づき 文化財を中核とする観光拠点の整備 並びに文化財の観光資源としての価値を高める取組を支援するものであり 国として優先的に実施する必要がある 明日の日本を支える観光ビジョン に基づき 文化財を中核とする観光拠点の整備 並びに文化財の観光資源としての価値を高める取組を支援するものであり 国として優先的に実施する必要がある 明日の日本を支える観光ビジョン に基づき 文化財を中核とする観光拠点の整備 並びに文化財の観光資源としての価値を高める取組を支援するものであり 国として優先的に実施する必要がある 事業の効率性 受益者との負担関係は妥当であるか 単位当たりコスト等の水準は妥当か 資金の流れの中間段階での支出は合理的なものとなっているか 費目 使途が事業目的に即し真に必要なものに限定されているか 受益者負担すべきものは補助対象外とする 補助対象経費 補助対象外経費を厳格に定める 補助対象経費 補助対象外経費を厳格に定める 不用率が大きい場合 その理由は妥当か ( 理由を右に記載 ) 事業の有効性 繰越額が大きい場合 その理由は妥当か ( 理由を右に記載 ) その他コスト削減や効率化に向けた工夫は行われているか 成果実績は成果目標に見合ったものとなっているか 事業実施に当たって他の手段 方法等が考えられる場合 それと比較してより効果的あるいは低コストで実施できているか 活動実績は見込みに見合ったものであるか 整備された施設や成果物は十分に活用されているか 実績報告書等を精査し より適切かつ効率的な執行に努める 交付先の決定にあたり 経費の積算や使途などの妥当性を確認し 効率的かつ最小限の経費措置となるように努める 関連する事業がある場合 他部局 他府省等と適切な役割分担を行っているか ( 役割分担の具体的な内容を各事業の右に記載 ) 所管府省名 事業番号 事業名 関連事業 点検 改善結果 点検結果 改善の方向性 本事業は 明日の日本を支える観光ビジョン 及びそのアクションプログラムである 文化財活用 理解促進戦略プログラム 2020 に基づき 文化財を中核とする観光拠点の整備 並びに文化財の観光資源としての価値を高める取組を支援するものであり 優先度は高い また 経費の使途等事業の効率性を検証した結果 事業目的に照らし真に必要なものに限定されており 適切な内容となっている 事業の実施にあたっては 経費の積算や使途などの妥当性を確認し 効率的かつ最小限の経費措置となるように努める 9
外部有識者の所見 外部有識者による点検対象外 行政事業レビュー推進チームの所見 現状通り 本事業は 成果目標 指標及び活動指標が適切に設定されており 現時点で特段問題はないものと見受けられ 適切な事業と認められる 引き続き事業の着実な実施及び適切な予算執行に努めること 所見を踏まえた改善点 / 概算要求における反映状況 現状通り 備考 明日の日本を支える観光ビジョン (http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kanko_vision/pdf/honbun.pdf) 文化財活用 理解促進戦略プログラム 2020(http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016042601.pdf) 関連する過去のレビューシートの事業番号 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 新 290044 10
平成 28 年度実績を記入 執行実績がない新規事業 新規要求事業については現時点で予定やイメージを記入 文化庁 351 百万円 職員旅費等 1 百万円を含む 1 件 1 百万円以上のものはない 文化財を中核とする観光拠点整備を実施する地方公共団体 協議会等への補助 資金の流れ ( 資金の受け取り先が何を行っているかについて補足する ) ( 単位 : 百万円 ) 支出委任 A. 都道府県 100 百万円 事業に必要な経費を支出する 補助金等交付 C. 協議会 250 百万円 歴史文化基本構想に基づく文化財を中核とする観光拠点整備を実施 補助金等交付 B. 文化財の所有者等 100 百万円 文化財を中核とする観光拠点内における国指定等文化財の活用に資する修理 整備等を実施 費目 使途 ( 資金の流れ においてブロックごとに最大の金額が支出されている者について記載する 費目と使途の双方で実情が分かるように記載 ) 費目 支出委任 費目 支出委任 A. 都道府県 使途 C. 協議会 使途 金額 ( 百万円 ) 金額 ( 百万円 ) 事業費文化遺産の情報発信 普及啓発等 250 費目 100 事業費文化財の修理 整備等 計 100 計 100 費目 B. 文化財の所有者等 計 250 計 0 使途 使途 金額 ( 百万円 ) 金額 ( 百万円 ) 100 費目 使途欄についてさらに記載が必要な場合はチェックの上 別紙 2 に記載 チェック 11
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