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表 1 種類及び品目数 分類検体数品目数内訳 ( カッコ内は検体数 ) 野菜 果実 生鮮 冷凍 計 214 生鮮 冷凍 乾燥 11 7 アーティチョーク (1) アスパラガス(17) インゲン(1) エダマメ(1) エンダイブ (3) オクラ(10

2. 小麦 ( 試料数 :46 検体 ) 分析試料 濃度範囲 アゾキシストロビン イミダクロプリド エトフェンプロックス クレソキシムメチル ジフルフェニカン

2. しゅんぎく ( 試料数 :60 検体 ) 分析試料 以上の結果 濃度範囲 基準値を越える アセタミプリド ~ アゾキシストロビン ~ イソキサチオン エマメクチン安息香

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表 1 検査対象 144 農薬 ( 平成 26 年度 ) GC 項目 :103 LC 項目 :41 EPN ジフェノコナゾール ビフェントリン フルミクロラックペンチル アゾキシストロビン テブチウロン アクリナトリン シフルトリン ピラクロホス プロシミドン イマザリル テブフェノジド アジンホス

合物の検査も行いましたが 全て不検出でした オ食品の苦情等 食品の苦情 5 件について 8 検体 242 項目の検査を実施しました 苦情の内容は 表 17 に示します (2) 家庭用品及び器具 容器包装の検査繊維製品に防しわ性 防縮性などの目的で ホルムアルデヒドを含む樹脂による加工が行われています

一太郎 10/9/8 文書

分析結果証明書 依頼 2016/04/07 25 エトフェンプロックス ND G14 26 エトフメセート ND G14 27 エトプロホス ND G14 28 エトベンザニド ND G14 29 エトリジアゾール ND G1

分析結果証明書依頼 2015/03/16 28 エトベンザニド ND G14 29 エトリジアゾール ND G14 30 エトリムホス ND G14 31 オキサジアゾン ND G14 32 オキサジキシル ND

分析結果証明書依頼 2015/09/16 28 エトベンザニド ND G14 29 エトリジアゾール ND G14 30 エトリムホス ND G14 31 オキサジアゾン ND G14 32

分析結果証明書依頼 2016/07/27 24 エトキシキン ND G14 25 エトフェンプロックス ND G14 26 エトフメセート ND G14 27 エトプロホス ND G14 28 エトベンザニド ND

Microsoft PowerPoint - 〇0331【残農】1 アンケート、対象食品

目 次 I. わが国における輸入食品中残留農薬の検出状況の推移 各年度の輸入食品中残留農薬の検査結果 輸入食品検査結果の項目について 1-2. 項目数及び違反件数の集計 ~2007 年度に検出された農薬 2. 農薬別の検出状況について

分析結果証明書 2012/07/31 依頼者名 株式会社フィールド殿 MASIS 株式会社マシス食品医薬品安全評価分析センター青森県弘前市大字扇町二丁目 2 番地 7 Tel Fax 計量証明事業所青森県登録番号第 73 号 ( 濃度 ) 依頼日

Microsoft Word - (別紙1)H15水道課長通知新旧対照表

水質分布表

平成 30 年度水道水質検査結果 この冊子は 平成 30 年度春日井市水道水質検査計画に基づき作成し 公表するものです 内容に関するご質問等は 上下水道部配水管理事務所 まで お問い合わせください 目次 1 水質検査の概要 1 2 水質検査結果の概要 5 3 浄水水質検査結果 (1) 毎日検査 (

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序 文 1 範 囲 2 引 用 規 格 3 用 語 と 定 義 4 技 術 要 求 事 項 4.1 アセフェート 4.2 アシフルオルフェン 4.3 アラクロール 4.4 アルジカルブ 4.5 ディルドリンおよびアルドリン 4.6 リン 化 アルミニウム 4.7 アミトラズ 4.8 アニラジン 4.

< B8B904892F18B9F90482E786C7378>

3 農薬類検査 本項は 管理目標設定項目のうち農薬類の詳細について示すものです (1) 検査期日 年 2 回 ( 散布時期に合わせた 6 月及び 9 月 ) (2) 検査項目と方法 各農薬類 109 項目 : 水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等並びに水道水質管理における留意事項

ほうれんそう 県内計 , 北海道 40 39, 栃木 , 長野 58 39, 岐阜 5,885 4,559, 愛知 ,

目次 1. コメ 1 2. 野菜 果実 2 3. 茶 3 4. 薬用植物 4 5. 牛乳 乳製品 5 6. 食肉 6 7. 水産物 7 8. 加工食品 8

2018/11/26 水産 ゴマサバ 和歌山県 検出せず 2018/11/27 畜産 PC 国産牛肉 ( ) 埼玉県 検出せず 2018/11/27 畜産 PC 国産牛肉 ( ) 香川県 検出せず 2018/11/27 畜産 PC 国産牛肉 (

129

せながら検討する必要がある 1. 検査結果の各項目における傾向 2002~2005 年の輸入時検査の項目 ( 検査年 原産国 食品 農薬が同じデータセット ) は 肉や魚及びその加工製品を除くと全部で 2,795 項目あった 但し ここに収載されている項目はいずれも検出件数が少なくとも 1 件以上あ

目次 1. コメ 1 2. 野菜 果実 2 3. 茶 3 4. 薬用植物 4 5. 牛乳 乳製品 5 6. 食肉 6 7. 水産物 7 8. 加工食品 8

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学校給食使用の産地について 市田小学校 熊谷産キヌヒカリ県産小麦粉 輸入小麦粉県産小麦粉 輸入小麦粉 きな粉 とうもろこし しいたけ 大分 宮崎 熊本 きゅうり 秋田 キャベツ ごま パラグアイグアテマラ もやし ( フ ラックマッヘ ) こまつな 九州 にんじん 千葉 青森 とうもろこし アメリカ

熊谷市キヌヒカリ県小麦粉 輸入小麦粉 豆類大豆秋田 キャベツ神奈川こまつな宮崎 にんじんえのきたけ長野 きゅうりブロッコリーエクアドル愛知 りんごたけのこ 熊谷ごまパラグアイグアテマラボリビア にんにくグリンピースニュージーランド しょうがいよかん愛媛 大根神奈川山形れんこん 玉カリフラワーエクアド

ml 水質管理目標設定項目 ( 農薬類 ) 目標 15 農薬類 混合内部標準液 コード No. 品 名 規格 容量 希望納入価格 ( 円 ) 種混合内部標準液 ( 各 100μg/mL ジクロロメタン溶液 ) 水質試験用 2mL 5A 14,000 混合成分 アントラセン-d

LC/MS による農薬等の一斉試験法 Ⅲ( 畜水産物 ) の妥当性評価試験結果 ( 平成 24~25 年度 ) 平成 30 年 4 月 医薬 生活衛生局食品基準審査課 1. 妥当性評価試験の概要一斉試験法の妥当性評価試験にあたっては 試験法の汎用性を考慮し複数の機関で実施した結果から試験法の評価を行

A-1_中央年報 「野菜」品目別産地別月別取扱高表H28(A4横)

は慣用名 70 エマメクチン安息香酸塩 71 塩化第二鉄 8.0E+3 8, オクタノール 75 カドミウム及びその化合物 76 ε-カプロラクタム 79 2,6-キシレノール 80 キシレン 9.9E+4 3.7E+5 1.0E+5 6.4E+4 82 銀及びその水溶性化合物

平成 30 年度浄水場における原水中の農薬実態調査結果 1 調査対象浄水場浄水場周辺及び上流部に農地又はゴルフ場等が存在する次の浄水場 14 地点の原水を対象としました (1) 飯能市本郷浄水場 ( 伏流水 ) (2) 秩父広域市町村圏組合小鹿野浄水場 ( 表流水 ) (3) 秩父広域市町村圏組合皆

22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

主食 平成 26 年 パン 麺 9 月分 熊谷市産キヌヒカリ県産小麦粉 輸入小麦粉 豆類きな粉大豆 もやし ( フ ラックマッヘ ) ブロッコリーエクアドル じゃがいも枝豆 にんじんこまつな九州 玉ねぎほうれんそう宮崎 にらとうもろこし ごぼうしそ中国静岡 ピーマン温州みかん佐賀長崎 大根青森 きゅ

表 1 測定対象農薬 GC-MS 農薬測定項目 179 農薬 LC-MS 農薬測定項目 72 農薬 1 BHC 73 チフルザミド 145 プロピコナゾール 1 アジンホスメチル 2 DDT 74 テクナゼン 146 プロピザミド 2 アゾキシストロビン 3 EPN 75 テトラコナゾール 147

インド 12 3 エビ イカ オーストラリア 13 3 マグロ エビ フィリピン 14 1 マグロ カツオ エビ アイスランド 15 1 その他の魚 ハリバット 魚卵 スペイン 16 1 マグロ タコ マルタ 17 1 モロッコ 18 1 タコ イカ モーリタニア 19 1 タコ ニュージーランド


GC/MS解析ソフトウエアを適用した水道水質農薬および緊急時における迅速測定法の検討

米で使用割合が多かった農薬は 多い順に Bisultap( 殺虫剤 ) ブタクロール( 除草剤 ) Monosultap( 殺虫剤 ) トリアゾホス( 殺虫剤 ) であった Bisultap 及び Monosultap は合わせると使用量全体の 20% 以上であったが 日本ではあまり知られていない農

平成 28 年 5 月分 米小麦粉牛乳 学校給食センター 平田学校給食センター 佐田学校給食センター 多伎学校給食センター 湖陵学校給食センター 斐川学校給食センター 野菜 きのこ いも 類 キャベツ 石見 熊本 愛知 熊本 愛知 鳥取 熊本 宮崎 愛知 きゅうり 宮崎 大根 大分 熊本 長崎 大分

主食豆類 青果類 学校給食使用の産地について 熊谷市産キヌヒカリ パン麺 ごま パラグアイ パラグアイえのきたけ じゃがいも 長崎 もやし ( フ ラックマッヘ ) にんじん 青森 おくら 鹿児島 玉ねぎ 佐賀 さやいんげん 白菜 長崎 鹿児島 レタス ピーマン エリンギ 新潟 大根 青森 とうがら

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通話品質 KDDI(au) N 満足やや満足 ソフトバンクモバイル N 満足やや満足 全体 21, 全体 18, 全体 15, NTTドコモ

Microsoft Word - 別紙2_H4課長通知改正新旧 _1645rev0522_1600_REV1739池_rev0611_1340佐

84 グリオキサール 85 グルタルアルデヒド クレゾール 0 87 クロム及び3 価クロム化合物 88 6 価クロム化合物 0 89 クロロアニリン 90 アトラジン シアナジン 92 トルフェンピラド 93 メトラクロール 塩化ビニル 95 フルアジ

84 グリオキサール 85 グルタルアルデヒド クレゾール 0 87 クロム及び3 価クロム化合物 88 6 価クロム化合物 0 89 クロロアニリン 90 アトラジン シアナジン トルフェンピラド メトラクロール

住宅宿泊事業の宿泊実績について 令和元年 5 月 16 日観光庁 ( 平成 31 年 2-3 月分及び平成 30 年度累計値 : 住宅宿泊事業者からの定期報告の集計 ) 概要 住宅宿泊事業の宿泊実績について 住宅宿泊事業法第 14 条に基づく住宅宿泊事業者から の定期報告に基づき観光庁において集計

GC/MS/MS VARIAN, INC. Rapid-MSTM 迅速分析に適したキャピラリカラム

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物質番号 2. 届出外の事業者等からの排出源別 対象化学物質別届出外排出量推計結果総括表 ( 参考 1~21) 対象化学物質年間排出量 (t/ 年 ; ダイオキシン類はg-TEQ/ 年 ) 物

( イ ) 収去査実績 a 食品衛生査所実施分 査項目 総 うち 違 添加物環境汚染物質保防殺発漂着甘酸品重金属 分類名 体 輸入食品 反 件 存 かび 菌 色 白 色 味 化防止 質保持 総水 メチル水 カドミウ マンガ 鉛 等 料 剤 料 剤 剤 料 料 剤 剤 銀 銀 ム ン 魚 介 類 9

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中央年報 「野菜」品目別産地別月別取扱高表H26(A4横)

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課 別 事 業 内 容 ( 食 品 化 学 課 ) 表 5.1 食 品 化 学 課 行 政 検 査 業 務 実 績 項 目 取 り 扱 い 件 数 試 験 検 査 の 項 目 数 収 去 依 頼 検 査 その 他 総 数 総 数 種 類 件 数 不 良 件 数 不 良 牛 乳 等 規 格 有 害 性

 

小美玉市学校給食食材 放射能測定結果一覧 使用機器 : CAPTUS-3000A シンチレーションスヘ クトロメーター ( ) 使用機器 : TN300B ヘ クレルモニター印刷日 : 平成 31 年 4 月 11 日 検査日 使用日使用施設名検査品目 生産地 放射性セシウム (Bq/Kg) Cs-

平成 29 年度全国特殊報一覧 2018/03/30 特殊報イチジクラシオディプロディア落葉病 ( 仮称 ) 平成 29 年度第 4 号 福岡県 2018/03/29 特殊報ヤマノイモジャガイモクロバネキノコバエ平成 29 年度第 3 号 神奈川県 2018/03/29 特殊報ガーベラ茎えそ病 (

Microsoft Word - (別紙2)H4課長通知新旧対照表

Contents 1 Section Chapter Part Part Chapter Part1 9 Part2 12 Part3 14 Part4 16 Chapter Part1 17 Par

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Microsoft Word - ☆151208(合体版)H27年度中間報告

向日市水道事業事務報告書 1 概況平成 23 年度末の給水人口は5 万 3,765 人で 前年度に比べ368 人減少し 給水件数は 1 万 8,739 件で 前年度に比べ1 件増加しました 給水状況は 年間総給水量が613 万 2,291 立方メートルで 前年度比 4 万 4,298 立方メートル

牛乳 加工乳の規格検査 収去機関 品名 原産地 検査項目 検査結果 単位 池田保健所 北海道牛乳 無脂乳固形分 9.2 % 乳脂肪分 3.8 % 吹田保健所 明治おいしい牛乳 酸度 0.13 % 乳脂肪分 3.7 % 茨木保健所 北海道牛乳 比重 酸度 0.13 % 無脂乳固形分 9.3

平成9年 月 日

野菜品目別 別 別取扱高 (2) 愛 媛 187 7, , 高 知 , , , 福 岡 20,050 7,163, , , ,734 7

は じ め に

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表 1. 実施件数 ( 単位 : 件 ) 対象国産 対象国以外産 計 野菜類 果実類 食肉 計 米国 カナダ オーストラリア及びニュージーランド 表 2. 実施件数 ( 単位 : 件 ) 対象国産 対象国以外産 計 野菜類 5

野菜品目別 別 別取扱高 (2) 山 口 1,964 1,210, ,964 1,210, 熊 本 12,166 7,980, ,269 2,720, ,435 10,700, 計 12,166 7,980,

輸出国における農薬等の使用状況等に関する調査 (NIHS) ( 平成 17 及び 18 年度調査 ) V 各国における食品中の残留農薬検出状況 (1) 外国の食品 ( 輸入及び国産 ) 中の残留農薬の検出状況と日本の検出状況から今後注目すべき品目 / 農薬を検討することを目的とし 各国における食品中

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平成28年版高齢社会白書(概要版)

野菜品目別 別 別取扱高 (2) ごぼう 広 島 , , , 北海道 , , 青 森 51,602 17,908, ,654 3,797,

[ 海外修学旅行 ( 公私立高等学校 ) ] 地方 九 州 都道府県 公立高等学校 私立高等学校 対象 実施状況 対象 実施状況 校数 生徒数 校数 件数 生徒数 実施率参加率 校数 生徒数 校数 件数 生徒数 実施率参加率 校数 件数 生徒数 福岡 7 6, , ,

2 受入施設別献血量 ( 推計値 ) ブロ都ック道府県 合計 全国血液センター献血者数速報 (Ⅰ) 血液センター 平成 30 年 12 月分 L % L % 日 L L % 日 L L % 台 L L % 台 L 8, ,768

平成 31 年 3 月 20 日更新 全国女性の参画マップ 平成 30 年 12 月作成 内閣府男女共同参画局

3. 結果 (1) 検体今回実施した調査で使用した検体の内訳は表 1 及び表 2 のとおりである 表 1. 実施件数 ( 単位 : 件 ) 対象国産 対象国以外産 計 野菜類 果実類 食肉 計 米国 カナダ オーストラリア及びニュー

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1 1 A % % 税負 300 担額

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残留農薬 200 項目 1/2 1 BHC 51 クロルタールシ メチル 2 DDT 52 クロルテ ン 3 EPN 53 クロルヒ リホス 4 XMC 54 クロルヒ リホスメチル 5 γ-bhc 55 クロルフェナヒ ル 6 アクリナトリン 56 クロルフェンヒ ンホス 7 アサ コナソ ール

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農薬一覧

農林水産物等輸出促進メールマガジン 第 256 号 農林水産業の輸出力強化戦略について 平成 28 年 5 月 19 日に農林水産業

このアプリケーションノートでは Ultivo トリプル四重極 LC/MS を Agilent 129 Infinity II UHPLC と組み合わせて使用し 豚肉と鶏卵中の 27 分類にわたる 151 種類の動物用医薬品を分析する分析スクリーニングメソッドについて説明します さらに Agilent

分析結果証明書依頼 2016/06/08 25 イソフェンホス ND G14 26 イソプロカルブ ND L11 27 イソプロチオラン ND G14 28 イナベンフィド ND G14 29 イプロジオン ND

野菜類等の硝酸根, 亜硝酸根含有量調査 藤沼賢司, 井部明広, 田端節子, 橋本秀樹, 斎藤和夫, 中里光男, 石川ふさ子, 守安貴子, 嶋村保洋, 菊地洋子, 小川仁志, 牛山博文, 横山敬子, 安田和男 Contents of Nitrate and Nitrite in Vegetables

スライド 1

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平成 27 年 2 月から適用する公共工事設計労務単価 1 公共工事設計労務単価は 公共工事の工事費の積算に用いるためのものであり 下請契約等における労務単価や雇用契約における労働者への支払い賃金を拘束するものではない 2 本単価は 所定労働時間内 8 時間当たりの単価である 3 時間外 休日及び深

Transcription:

第 9 章 参考資料 第 節残留農薬検査結果 75 第 輸入畜水産物の残留農薬検査結果 75 第 国内産農産物等の残留農薬検査結果 77 第 節防ばい剤検査結果 8 第 節食品中に残留する動物用医薬品等の検査結果 85 第 4 節野菜類に含有される硝酸 亜硝酸の実態調査結果 88

第 9 章第 9 参考資料章参考資料 第 9 章参考資料第 節残留農薬検査結果 都内に流通する農畜水産物等の安全確保のため 残留農薬検査を行っている 平成 4 年度の輸入畜水産物の残留農薬検査結果及び国産農産物等の検査結果は以下のとおりである なお 輸入農産物の検査結果については 第 章第 4 節 輸入食品対策 に示したとおりである 第 輸入畜水産物の残留農薬検査結果 実施期間平成 4 年 4 月から平成 5 年 月まで 実施機関健康安全研究センター 検査機関健康安全研究センター 4 検査対象農薬 ( 表 9) 食品衛生法で定められた残留農薬基準等や使用状況 等を勘案し 8 種類の農薬について検査した 5 検査対象品目 ( 表 9) 魚介類 品目 食肉 6 品目の計 8 品目について検査した 6 検査結果 ( 表 9 及び表 94) ギンダラ 検体から総 DDT を検出した 検出した農薬及び品名は 表 9 及び表 94 のとおりであった なお 違反はなかった 表 9 検査対象農薬 分類用途農薬名 有機塩素系農薬 (7 種 ) 有機リン系農薬 ( 種 ) 殺虫剤 (6 種 ) 殺菌剤 ( 種 ) 殺虫剤 ( 種 ) エンドリン ディルドリン ( アルドリンを含む ) ヘプタクロル( ヘプタクロルエポキサイドを含む ) リンデン(γBHC) 総 DDT 総クロルデン HCB クロルピリホス 表 9 検査対象品目 分類魚介類 ( 冷凍食品 凍結食品を含む ) ( 品目 ) 海水魚 ( 海産動 物を含む ) 品目 アジ () イカ () エビ () カニ () カレイ () ギンダラ () サケ () ツブ () ナイルパーチ () ホキ () ホッキ () ロブスター () 食肉類 (6 品目 ) 畜肉牛肉 (5) 鹿肉 () 豚肉 (9) 羊肉 () 食鳥肉鶏肉 (4) 75 75

結食品を含む第 9 章第 9 参考資料章参考資料 表 9 農薬別残留農薬検査結果 分類検査項目名品名検出数 検出値 (ppm) 食品衛生法に基づく残留農薬基準等 有機塩素系殺虫剤総 DDT ギンダラ.5 魚介類 ( その他の魚類に限る ) 合計 表 94 品目別残留農薬検査結果 種別品名国名検査項目名 (冷凍食品魚介類検出値 (ppm) ギンダラアメリカ総 DDT.5 )凍76 76

第 9 章参考資料 第 国内産農産物等の残留農薬検査結果 実施期間平成 4 年 4 月から平成 5 年 月まで 実施機関健康安全研究センター 市場衛生検査所及び芝浦食肉衛生検査所 検査機関健康安全研究センター 市場衛生検査所及び芝浦食肉衛生検査所 4 検査対象農薬 ( 表 95) 食品衛生法で定められた残留農薬基準や使用状況等 を勘案し 6 種類の農薬から 検体の種類に応じて選択し 検査した 5 検査対象品目 ( 表 96) 野菜 果実 米 魚介類 食肉 乳 加工食品等 9 種類 98 品目について検査した 6 検査結果 ( 表 97 及び表 98) 6 種類 55 品目から 5 種類の農薬を検出し ダイコン ( 根 ) 検体から基準値を超えるメプロニルを検出した 検出した農薬及び品名は 表 97 及び表 98 のとおりであった 表 95 検査対象農薬 分類用途農薬名 含ハロゲン系農薬 ( 種類 ) 有機リン系農薬 (46 種類 ) 殺虫剤 (4 種 ) 殺菌剤 (8 種 ) 殺虫剤 (4 種 ) 殺菌剤 ( 種 ) 総 BHC 総 DDT アトラジン アルドリン及びディルドリン エンドスルファン Ⅰ エンドスルファン Ⅱ エンドスルフェート エンドリン クロルデン クロルフェナピル ジコホール テフルトリン ブロモプロピレート ヘプタクロル イプロジオン ジクロフルアニド ジクロラン (CNA) フサライド プロシミドン ビンクロゾリン ヘキサクロロベンゼン クロロネブ EPN アジンホスメチル アセフェート イソキサチオン エチオン エチルチオメトン エトプロホス エトリムホス オメトエート カズサホス キナルホス クロルピリホス クロルピリホスメチル 総クロルフェンビンホス (CVP) シアノホス ジクロルボス (DDVP) ジスルホトン ジメチルビンホス ジメトエート ダイアジノン チオメトン テルブホス トリアゾホス トリクロルホン パラチオン パラチオンメチル ピラクロホス ピリミホスメチル フェニトロチオン フェンチオン フェントエート プロチオホス プロフェノホス ホサロン ホスチアゼート ホスメット マラチオン メタミドホス メチダチオン イソカルボホス ホレート エディフェンホス (EDDP) トルクロホスメチル イプロベンホス ピレスロイド系農薬 ( 種類 ) カーバメート系農薬 (5 種類 ) 含窒素系農薬 ( 種類 ) 除草剤 ( 種 ) 殺虫剤 ( 種 ) 共力剤 ( 種類 ) 殺虫剤 ( 種 ) 殺菌剤 ( 種 ) 除草剤 ( 種 ) 殺虫剤 (4 種 ) 殺菌剤 ( 種 ) 除草剤 ( 種 ) ブタミホス ピペロホス アクリナトリン シペルメトリン シハロトリン シフルトリン デルタメトリン及びトラロメトリン ハルフェンプロックス ビフェントリン フェンバレレート フェンプロパトリン フルシトリネート フルバリネート ペルメトリン ピペロニルブトキシド アルジカルブ イソプロカルブ エチオフェンカルブ カルボフラン オキサミル カルバリル チオジカルブ及びメソミル ピリミカーブ フェノブカルブ プロポキスル ベンダイオカルブ メチオカルブ X MG アミノカルブ アルジカルブスルホキシド アルドキシカルブ キシリルカルブ トリメタカルブ ブフェンカルブ プロメカルブ ベンフラカルブ メトルカルブ フェノチオカルブジエトフェンカルブ クロルプロファム テブフェンピラド ピリダベン ブプロフェジン ピリプロキシフェン オキサジキシル クレソキシムメチル ジフェノコナゾール テトラコナゾール テブコナゾール トリアジメノール トリアジメホン フェナリモル フルトラニル フルシラゾール プロピコナゾール メタラキシル ミクロブタニルアラクロール エスプロカルブ シマジン テニクロール トリフルラリン ブタクロール プレチラクロール ピリミノバックメチル ペンディメタリン メトラクロール メフェナセット レナシル 植物成長調整剤 ( 種 ) パクロブトラゾール その他の農薬 (5 種類 ) 殺虫剤 ( 種 ) 殺菌剤 ( 種 ) 除草剤 (9 種 ) 防ばい剤 ( 種 ) クロルベンジレート クロルフルアズロン イソプロチオラン カプタホール キャプタン ヒ素 ビテルタノール メプロニル クロロタロニル (T PN) フェンブコナゾール ボスカリド ピリメタニル ベナラキシル ホルペットオキサジアゾン クロメトキシニル クロルニトロフェン チオベンカーブ アセトクロール プロピザミド プロメトリン カルフェントラゾンエチル オキシフルオロフェン イマザリル オルトフェニルフェノール その他 ( 種 ) 総臭素 77

合計 9 98 青果物米米 ( 玄米 ) 玄米 () 米 () 魚介類肉類第 9 章参考資料 表 96 検査対象品目 分類 種類数 品目数 種類 () 内は品目数 生鮮野菜 4 96 生鮮果実 9 アスパラガス () インゲン() エダマメ() カブ( 根 )() カブ ( 葉 )() カボチャ() カンショ() キャベツ(6) キュウリ (8) グリーンリーフ() グリーンリーフレタス() クワイ() ゴボウ () コマツナ() サツマイモ() サトイモ() サヤインゲン () サヤエンドウ() サンチェ() ジャガイモ() シロウリ () スイカ() セロリ() タアサイ() ダイコン( 根 ) (4) タケノコ () タマネギ() トマト() ナス(6) ニンジン(4) ハクサイ (4) バレイショ() ピーマン() ブロッコリー() ホウレンソウ (5) ミズナ(5) メロン() ヤマイモ() レタス (4) レモン() レンコン() 青はぐらうり () 安政柑 () イチゴ() カラマンダリン() 清美() デコポン () 日本ナシ(6) ハッサク() ブドウ() ミカン() モモ () リンゴ (5) 青梅() 海水魚類 ( 水産動物含む ) 46 淡水魚類 7 貝類 6 6 アナゴ () イサキ() イシダイ() イシモチ() ウナギ() オオモンハタ () カマス() カラスカレイ() キハダマグロ() キンメダイ () クルマエビ() クロダイ() クロマグロ() ゴマサバ () サクラエビ() サワラ() シマアジ() ジンドウイカ () スズキ(6) タチウオ() ブリ() ホウボウ() ホッケ () ボラ() マカジキ() マゴチ() マサバ() マダイ () ミンククジラ() メカジキ() アユ () イワナ() コイ() チアユ() ニジマス() ヤマメ () ワカサギ() アサリ () ハマグリ() ホタテ() ホンビノスガイ() ヤマトシジミ () 白ミル貝( ナミ貝 )() 牛 牛肉 () 豚 6 豚肉 (6) 鶏 6 鶏肉 (6) 乳類 生乳 () 加工食品等 6 液卵 () 果実加工品() 穀類加工品(5) 清涼飲料水(7) 野菜加工品 (5) その他の加工品() 表 97 農薬別残留農薬検査結果 ( その ) 分類農薬名食品名検出数検出範囲 食品衛生法に基づく残留農薬基準 有機塩素系 クロルデン カラスカレイ.ppm.5ppm (cクロルデン tクキハダマグロ.ppm.5ppm ロルデン及びオキシ キンメダイ.ppm.5ppm クロルデンの総和 ) スズキ.ppm.5ppm タチウオ.ppm.5ppm マサバ.~.ppm.5ppm メカジキ.4ppm.5ppm ホッケ.ppm.5ppm c ノナクロル イシモチ.ppm スズキ.ppm タチウオ.ppm ホウボウ.ppm メカジキ.ppm 78

第 9 章参考資料 表 97 農薬別残留農薬検査結果 ( その ) 分類農薬名食品名検出数検出範囲 食品衛生法に基づく残留農薬基準 有機塩素系 t ノナクロル アカカマス.ppm イシモチ,ppm カラスカレイ.ppm キハダマグロ.ppm キンメダイ.ppm ゴマサバ.ppm サワラ.ppm スズキ 4.~.ppm タチウオ.ppm ホウボウ.4ppm ホッケ,ppm マサバ.~.4ppm ミンククジラ.ppm メカジキ.6ppm ハロゲン系 イプロジオン レタス.ppm ppm クロルフェナピル ブドウ.ppm 5ppm ディルドリン メロン.5ppm.ppm フサライド 玄米.ppm ppm プロシミドン キュウリ.5~.76ppm 5ppm スイカ.ppm ppm メロン.ppm ppm イチゴ.9ppm ppm モモ.5ppm ppm 総 DDT キュウリ.ppm.ppm リン系 クロルピリホス サツマイモ.4ppm.ppm リンゴ.ppm.ppm ジクロルボス ダイコン ( 根 ).ppm.ppm トルクロホスメチル ハクサイ.ppm.ppm メチダチオン 清美.8ppm 5ppm デコポン.4ppm 5ppm ハッサク.75ppm 5ppm レモン.4ppm 5ppm ピレスロイド系 シベルメトリン エダマメ.4ppm 5.ppm 日本ナシ.~.4ppm.ppm ビフェントリン 日本ナシ,~.ppm.5ppm フェンバレレート ハクサイ.4ppm.ppm リンゴ.ppm.ppm 77 79

第 9 章参考資料 表 97 農薬別残留農薬検査結果 ( その ) 分類農薬名食品名検出数検出範囲 食品衛生法に基づく残留農薬基準 ピレスロイド系 フェンプロバトリン イチゴ.ppm 5ppm 日本ナシ 5.~.4ppm 5ppm リンゴ..ppm 5ppm フルバリネート 日本ナシ.ppm.ppm ペルメトリン メロン.4ppm.ppm リンゴ.ppm.ppm カーバメート系 クロルプロファム その他の加工品.4~.8ppm ジャガイモ由来 5ppm ジエトフェンカルブ トマト.4ppm 5.ppm 含窒素系 クレソキシムメチル デコポン.ppm ppm 日本ナシ 4.~.47ppm 5ppm ハクサイ.ppm ppm ピーマン.9ppm ppm ブドウ.4ppm 5ppm リンゴ.4ppm 5ppm ピリプロキシフェン ピーマン.ppm ppm その他 キャプタン リンゴ.5ppm 5.ppm 青梅.ppm 5ppm メプロニル ダイコン ( 根 ).4ppm.ppm 平成 5 年 月 日現在 78 5 8

第 9 章第 9 参考資料章参考資料 表 98 食品別残留農薬検査結果 種別 食品名産地検出農薬 検出値 (ppm) 種別 食品名産地検出農薬 検出値 (ppm) エダマメ 群馬 シペルメトリン.4 アカカマス 三重県 t ノナクロル. キュウリ群馬プロシミドン.8 t ノナクロル. イシモチ千葉県キュウリ埼玉プロシミドン.5 c ノナクロル. キュウリ宮崎プロシミドン.76 クロルデン. カラスカレイ宮城県キュウリ東京総 DDT. t ノナクロル. サツマイモ千葉クロルピリホス.4 クロルデン. キハダ岩手県スイカ茨城プロシミドン. t ノナクロル. 生ダイコン ( 根 ) 岩手ジクロルボス. クロルデン. キンメダイ千葉県ダイコン ( 根 ) 群馬メプロニル.4 t ノナクロル. 鮮 トマト 福島 ジエトフェンカルブ.4 ゴマサバ 静岡県 t ノナクロル. 野 ハクサイ 茨城 トルクロホスメチル. サワラ 京都府 t ノナクロル. フェンバレレート.4 スズキ東京都 t ノナクロル. 菜ハクサイ長野クレソキシムメチル. t ノナクロル. スズキ東京都ピリプロキシフェン. c ノナクロル. ピーマン高知生クレソキシムメチル.9 スズキ神奈川県 t ノナクロル. プロシミドン. 鮮クロルデン. メロン茨城ディルドリン.5 スズキ愛知県 t ノナクロル. 魚メロン山形ペルメトリン.4 c ノナクロル. レタス 長野 イプロジオン. 介 タチウオ 鹿児島県 c ノナクロル. レモン和歌山メチダチオン.4 クロルデン. 類イチゴ栃木フェンプロパトリン. タチウオ千葉県 t ノナクロル. イチゴ 福岡 プロシミドン.9 c ノナクロル. 清美佐賀メチダチオン.8 t ノナクロル.4 ホウボウ愛媛県メチダチオン.4 c ノナクロル. デコポン熊本クレソキシムメチル. クロルデン. ホッケ北海道日本ナシ茨城フェンプロパトリン.4 t ノナクロル. 日本ナシ 千葉 クレソキシムメチル. クロルデン. マサバ宮城県フェンプロパトリン. t ノナクロル.4 シペルメトリン. クロルデン. マサバ千葉県ビフェントリン. t ノナクロル. 日本ナシ 千葉 フェンプロパトリン.4 ミンククジラ東京都 t ノナクロル. クレソキシムメチル. クロルデン.4 生フェンプロパトリン. メカジキ宮城県 t ノナクロル.6 日本ナシ千葉シペルメトリン.4 c ノナクロル. 鮮 フルバリネート. 果 クレソキシムメチル.47 日本ナシ 千葉 ビフェントリン. 実 フェンプロパトリン.4 日本ナシ 栃木 クレソキシムメチル.5 ハッサク 和歌山 メチダチオン.75 ブドウ 山形 クレソキシムメチル.4 ブドウ 大阪 クロルフェナピル. モモ 山梨 プロシミドン.5 クロルピリホス. ペルメトリン. リンゴ 山形 フェンバレレート. クレソキシムメチル.4 キャプタン.5 フェンプロパトリン. 青梅 和歌山 キャプタン. 米玄米 秋田 フサライド. 他 加熱済みそうざい クロルプロファム.8 加熱済みそうざい クロルプロファム.4 8 8

第 9 章第 9 参考資料章参考資料 第 節防ばい剤検査結果 輸入かんきつ類等には 輸送 貯蔵中のカビ発生を防止するため 防ばい剤が使用されていることがある 食品衛生法では かんきつ類とバナナに防ばい剤の使用が認められており 表示が義務付けられている 東京都では 従来より都内に流通する輸入かんきつ類等について 安全確保のため検査を行っている 平成 4 年度の検査結果は以下のとおりである 検査機関健康安全研究センター及び市場衛生検査所 4 検査対象品目 ( 表 9) かんきつ類 8 種類 66 品目 バナナ 品目 食肉 8 品目 加工品 5 品目について検査した 5 検査結果 ( 表 9 及び表 9) 8 種類 54 品目から 4 種類の防ばい剤を検出した ( 表 9) 検出した防ばい剤及び品名の内訳は 表 9 実施期間 平成 4 年 4 月から平成 5 年 月まで のとおりであった なお 違反となった検体はなかった 実施機関 健康安全研究センター及び市場衛生検査所 8 8

第 9 章第 9 参考資料章参考資料 表 9 防ばい剤検査結果 かんきつ類 バナナ 食肉 加工品 分類 原産国 検体数 検出数 検体数 検出数 検体数 検出数 検体数 検出数 オレンジ ( 果肉 ) アメリカ アメリカ オレンジ ( 全果 ) オーストラリア 4 4 4 4 4 南アフリカ グレープフルーツ ( 果肉 ) アメリカ グレープフルーツ ( 全果 ) アメリカ 5 オーストラリア 南アフリカ 5 5 5 5 5 スウィーティ ( 全果 ) イスラエル ポメロ ( 全果 ) アメリカ ミネオラ ( 果肉 ) アメリカ ミネオラ ( 全果 ) アメリカ メロゴールド ( 全果 ) アメリカ ライム ( 全果 ) メキシコ 5 5 5 5 レモン ( 果肉 ) アメリカ レモン ( 全果 ) アメリカ 4 4 チリ 小計 66 5 6 6 56 66 44 エクアドル バナナ ( 果肉 ) 台湾 フィリピン 8 8 8 ペルー エクアドル バナナ ( 全果 ) 台湾 フィリピン 8 8 ペルー 小計 7 アメリカ 4 牛肉 オーストラリア 5 ニュージーランド メキシコ アメリカ 9 イタリア オランダ カナダ 豚肉 スペイン チリ デンマーク 9 フィンランド メキシコ 食鳥肉 アメリカ ブラジル 6 鹿肉 ニュージーランド 羊肉 ニュージーランド 小計 野菜 果物及びその加工品 小計合計 イマザリル オルトフェニルフェノール ジフェニル チアベンダゾール 8 アメリカ スロバキア フィリピン フランス 5 89 5 79 6 68 9 44 8 8

第 9 章第 9 参考資料章参考資料 表 9 防ばい剤を検出した内訳 品名 原産国 検出値 品名 原産国 検出値 オレンジ アメリカ イマザリル :.ppm グレープフルーツ アメリカ イマザリル :.ppm ( 全果 ) オルトフェニルフェノール :.7ppm ( 果肉 ) チアベンダゾール :.ppm チアベンダゾール :ppm アメリカ イマザリル :.ppm アメリカ イマザリル :.7ppm チアベンダゾール :.ppm チアベンダゾール :.5ppm スウィーティー イスラエル イマザリル :.5ppm アメリカ イマザリル :.ppm ( 全果 ) チアベンダゾール :4.4ppm チアベンダゾール :.8ppm ポメロ アメリカ イマザリル :.7ppm アメリカ イマザリル :ppm ( 全果 ) チアベンダゾール :ppm チアベンダゾール :.9ppm ミオネラ アメリカ イマザリル :.ppm アメリカ イマザリル :.4ppm ( 全果 ) チアベンダゾール :.8ppm チアベンダゾール :.9ppm ミオネラ ( 果肉 ) アメリカ イマザリル :.ppm アメリカ イマザリル :.8ppm メロゴールド アメリカ イマザリル :.8ppm チアベンダゾール :.ppm ( 全果 ) チアベンダゾール :.ppm アメリカ イマザリル :.7ppm アメリカ イマザリル :.4ppm チアベンダゾール :.4ppm チアベンダゾール :.8ppm アメリカ イマザリル :.ppm ライム メキシコ イマザリル :.7ppm チアベンダゾール :.5ppm ( 全果 ) メキシコ チアベンダゾール :.ppm アメリカ イマザリル :.5ppm メキシコ チアベンダゾール :.ppm チアベンダゾール :.ppm レモン アメリカ イマザリル :.ppm アメリカ イマザリル :.6ppm ( 全果 ) チアベンダゾール :.9ppm チアベンダゾール :.9ppm アメリカ イマザリル :.95ppm アメリカ イマザリル :.ppm チアベンダゾール :.7ppm チアベンダゾール :.4ppm アメリカ イマザリル :.ppm アメリカ イマザリル :.6ppm アメリカ イマザリル :.9ppm オーストラリアイマザリル :4.4ppm アメリカ チアベンダゾール :.7ppm チアベンダゾール :.ppm アメリカ チアベンダゾール :ppm オーストラリアイマザリル :.7ppm アメリカ チアベンダゾール :.5ppm チアベンダゾール :.ppm アメリカ チアベンダゾール :.7ppm オーストラリアイマザリル :.4ppm アメリカ チアベンダゾール :.ppm チアベンダゾール :.6ppm アメリカ チアベンダゾール :.7ppm オーストラリアイマザリル :.7ppm チリ イマザリル :.ppm 南アフリカ イマザリル :.ppm チアベンダゾール :.5ppm チアベンダゾール :.ppm チリ チアベンダゾール :.9ppm オレンジ アメリカ イマザリル :.ppm レモン アメリカ イマザリル :.6ppm ( 果肉 ) チアベンダゾール :.ppm ( 果肉 ) チアベンダゾール :.ppm グレープフルーツ ( 全果 ) アメリカ イマザリル :.67ppm オルトフェニルフェノール :.46ppm チアベンダゾール :.5ppm アメリカ イマザリル :.6ppm オルトフェニルフェノール :.ppm チアベンダゾール :.5ppm アメリカ イマザリル :.6ppm オルトフェニルフェノール :ppm チアベンダゾール :.ppm アメリカ イマザリル :.89ppm オルトフェニルフェノール :.5ppm チアベンダゾール :.ppm アメリカ イマザリル :.ppm ジフェニル :.4ppm チアベンダゾール :.ppm アメリカ イマザリル :.6ppm チアベンダゾール :.6ppm アメリカ イマザリル :.ppm チアベンダゾール :.5ppm アメリカ イマザリル :.9ppm チアベンダゾール :.4ppm アメリカ イマザリル :.7ppm チアベンダゾール :.ppm アメリカ イマザリル :.ppm チアベンダゾール :.ppm アメリカ イマザリル :.ppm オルトフェニルフェノール :.8ppm アメリカ イマザリル :.4ppm 84 84

第 9 章第 9 参考資料章参考資料 第 節食品中に残留する動物用医薬品等の検査結果 動物用医薬品とは 牛 豚 鶏等の畜産動物や養殖魚に対して 病気の予防や治療等のために飼育段階で使用される抗菌性物質 ホルモン剤 駆虫剤等の総称である 食品は 抗生物質又は抗菌性物質を含有してはならないことが成分規格として定められている ただし 平成 8 年 5 月 9 日からポジティブリスト制度が導入され 残留基準が定められている場合は その基準に基づき規制されるが 残留基準が定められていない場合は ヒトの健康を損なうおそれのない量 いわゆる一律基準 (.ppm) により規制されることとなった 東京都では残留動物用医薬品等について 都内に流通する畜産物及び魚介類を対象として検査を実施している また と畜場においては と畜段階で検査を実施している 平成 4 年度の検査結果は以下の通りであった 実施期間 検査機関健康安全研究センター 市場衛生検査所及び芝浦食肉衛生検査所 4 検査項目 ( 表 9) 抗菌性物質 9 種 内寄生虫駆除剤 7 種 その他 種計 59 項目 5 検査対象品目 ( 表 9 表 9 表 95) () 畜産物 : 食肉 食鳥卵 乳類等計 9 検体 () 魚介類 : 海水魚 淡水魚等計 5 検体 () と畜段階での検査 : 牛 豚計 99 頭 97 検体 6 検査結果 ( 表 9 から表 96) 畜産物及び魚介類の検査結果を表 9 から表 94 に示した 基準値を越える検体はなかった と畜段階での検査結果について 表 95 及び表 96 に示した 基準値を越える検体はなかった 平成 4 年 4 月から平成 5 年 月まで 実施機関食品監視課 健康安全研究センター 市場衛生検査所及び芝浦食肉衛生検査所 表 9 動物用医薬品の検査項目 抗菌性物質 (9 種 ) 分類 抗生物質 (6 種 ) 合成抗菌剤 ( 種 ) 内寄生虫駆除剤 (7 種 ) その他 ホルモン剤 ( 種 ) 殺鼠剤 ( 種 ) 動物用医薬品 マクロライド系 テトラサイクリン系 ペニシリン系 アミノグリコシド系 ポリエーテル系 クロラムフェニコール エンロフロキサシン オキソリン酸 オフロキサシン オルビフロキサシン サラフロキサシン ジフロキサシン シプロフロキサシン スルファキノキサリン スルファジアジン スルファジミジン スルファジメトキシン スルファチアゾール スルファメトキサゾール スルファメトキシピリタジン スルファメラジン スルファモノメトキシン エンロフロキサシン ナリジクス酸 クロピドール ダノフロキサシン デコキネート ナイカルバジン ナラシン ナリジクス酸 ピリメタミン チアンフェニコール フルメキン フロルフェニコール オルメトプリム トリメトプリム マラカイトグリーン ロイコマラカイトグリーン トリクロルホンオクスフェンダゾール チアベンダゾール ドラメクチン トリクラベンダゾール フェンベンダゾール フルベンダゾール イベルメクチン エプリノメクチン モキシデクチン クロサンテル ジクラズリル レバミゾール シロマジン 5プロピルスルホニルHベンズイミダゾールアミン 5ヒドロキシチアベンダゾール メベンダゾール エマメクチンBa デキサメサゾン ワルファリン クマテトラリル 85 85

第 9 章参考資料 表 9 畜産物中に残留する動物用医薬品の検査結果 (() 内は検出検体数 ) 抗菌性物質 内寄生虫 その他 食品名 抗生物質 合成抗菌剤 駆除剤 ホルモン剤 殺鼠剤 検体数 検体数 検体数 検体数 検体数 筋肉 4 76 76 46 46 牛 腎臓 9 肝臓 筋肉 4 () 4 4 46 46 豚 腎臓 9 肝臓 鹿 筋肉 羊 筋肉 食鳥 鶏肉 6 6 () 6 卵 鶏卵 6 6 6 生乳 乳類 牛乳 4 低脂肪牛乳 成分調整牛乳 その他 蜂蜜 5 5 合計 9 74 74 9 9 表 9 魚介類中に残留する動物用医薬品の検査結果 (() 内は検出検体数 ) 海水魚 抗菌性物質 内寄生虫 抗菌性物質 内寄生虫 食品名 抗生物質 合成抗菌剤 駆除剤 食品名 抗生物質 合成抗菌剤 駆除剤 検体数 検体数 検体数 検体数 検体数 検体数 アジ アユ 5 5 イカ 淡水魚 イワナ ウナギ ウナギ加工品 6 エビ ( 注 ) 7 7 ナイルパーチ カニ ニジマス カレイ ヤマメ カンパチ 合計 47 5 ギンダラ サケ ( 柱 ) 6 6 ( 注 ) エビには ウシエビ バナメイを含む スズキ ( 注 ) サケには トラウトサーモンを含む タイ ハマチ ヒラメ ホキ ロブスター 86

第 9 章参考資料 表 94 検査で検出した物質の内訳 鶏肉 ブラジルナイカルバジン.ppm.ppm ブラジルナイカルバジン.7ppm.ppm 食品名原産国物質名検出値残留基準畜産物豚肉日本オキシテトラサイクリン.ppm.ppm ブラジルエンロフロキサシン.ppm.5ppm 表 95 と畜段階における残留抗菌性物質の検査結果 検査頭数 抗生物質 合成抗菌剤 検体数検出数検体数検出数 牛 6 8 豚 9 79 合計 99 97 表 96 と畜段階における検査で検出した残留抗菌性物質の内訳 畜種部位物質名検出値残留基準 豚筋肉オキシテトラサイクリン.ppm.ppm 87

第 9 章第 9 参考資料章参考資料 第 4 節野菜類に含有される硝酸 亜硝酸の実態調査結果 東京都においては 昭和 5 年から野菜類の硝酸 亜硝酸等含有量調査を実施し その実態を把握してきた 平成 4 年度の結果は 以下のとおりである 実施期間平成 4 年 4 月から平成 5 年 月まで 実施機関市場衛生検査所 検査項目硝酸根及び亜硝酸根 4 検査対象中央卸売市場に入荷する青果物 種類 48 検体について検査した 5 実施結果 47 検体から硝酸根を検出した また 検体から亜硝酸根を検出した 検出された検体及び検出値は 表 94 のとおりであった 表 94 硝酸根 亜硝酸根の実態調査結果 ( 単位 :ppm) 分 類 硝酸根検体数 検出数 最大値 最小値 平均 亜硝酸根検体数 検出数 最大値 最小値 平均 エンダイブ,5,5,5 カリフラワー 97 4 56 キャベツ 5 5, 4 764 5 キャベツ ( レッドキャベツ ) 48 48 48 クレソン コマツナ 4,688,76,549 9..7 5.9 コネギ,79,79,79 サラダナ,6,84, サンチュ,697,8,99 シュンギク 4,56,954,849 スイゼンジナ,75,75,75 セロリ,8,784,6 チンゲンサイ,99,88,96 ツルムラサキ,89,89,89 ニラ,74,74,74 ハクサイ,745,6,44 パセリ,557,557,557 ブロッコリー 668 58 5 ホウレンソウ 4 4 5,8 64,65 4 ミズナ 7,7 4,695 5,849 レタス,8 86 685 レタス ( リーフレタス ),7,7,7 レタス ( グリーンリーフ ) 5 5 5 合 計 48 47 48 注 は 検出限界値以下のもの ( 硝酸根 5ppm 亜硝酸根 ppm) 88 88