土地賃貸借契約書(事業用借地権 5訂版)  120612

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明確認書 を甲に提出する ( かし担保 ) 第 8 条乙は この契約締結後に かくれたかしがあることを発見しても 売買代金の減免若しくは損害賠償の請求又は契約の解除をすることができないものとする ただし 乙が消費者契約法 ( 平成 12 年法律第 61 号 ) 第 2 条第 1 項に規定する消費者

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( 賃貸借期間 ) 第 4 条本件土地の賃貸借期間は 平成 31 年 2 月 1 日から平成 32 年 12 月 31 日までとする ( 賃料 ) 第 5 条本件土地の賃料は 金 ( 落札金額 ) 円とする ( 納付方法及び納付期限 ) 第 6 条乙は 前条に定める賃料を 賃貸借期間平成 31 年

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平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

( 電気料金の支払い ) 第 8 条自動販売機 ( 飲料 ) の設置 運営に必要となる電気料金については 借受人が負担するものとする 2 電気料金を算定するため 借受人は 借受人の負担で専用の子メーターを設置するものとする 3 電気料金は 原則として年 2 回 (9 月と翌年 3 月 ) 徴収するも

契約書案

2 売渡人は 買受人が前条に定める支払義務を履行したときは 契約保証金は 民法第 557 条に定める手付金とは解さず 売買代金の一部に充当するものとする 3 第 1 項の契約保証金は 違約金が発生した場合 違約金の一部に充当する 4 第 1 項の契約保証金は 第 19 条に定める損害賠償額の予定又は

ものとする 5 甲は乙に対して 所有権移転登記が完了したときは 遅滞なくその旨を通知しなければならない 甲は 登記識別情報通知を乙に引渡し 乙は 受領書を甲に提出する 6 この契約による所有権移転登記に要する登録免許税その他の登記に要する一切の費用は 乙の負担とする ( 売買物件の引渡し ) 第 7

頭書 ⑷ 借主及び緊急連絡先 借主氏名 法人の場合 ( 商号 ) 個人の場合 ( 氏名 ) 担当者氏名 緊急連絡先 ( 自宅 ) ( 携帯 ) 頭書 ⑸ 貸主及び管理業者 貸主 氏名 管理業者 商号又は名称 所在地 TEL ( ) 賃貸不動産管理業協会会員番号 賃貸不動産管理業協会の会員である場合に

業務委託基本契約書

( 検査 ) 第 8 条甲は 乙の業務にかかる契約履行状況について 作業完了後 10 日以内に検査を 行うものとする ( 発生した著作権等の帰属 ) 第 9 条業務によって甲が乙に委託して制作した成果物及び成果物制作のために作成された著作物の著作権及び所有権等は 著作権法第 21 条ないし第 28

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とを条件とし かつ本事業譲渡の対価全額の支払と引き換えに 譲渡人の費用負担の下に 譲渡資産を譲受人に引き渡すものとする 2. 前項に基づく譲渡資産の引渡により 当該引渡の時点で 譲渡資産に係る譲渡人の全ての権利 権限 及び地位が譲受人に譲渡され 移転するものとする 第 5 条 ( 譲渡人の善管注意義

を得られなかったときは, 当然に解除されるものとする この場合において 乙は 乙に損害が生じても 甲に対しその賠償を請求することができない 2 前項の場合において 甲は 前条第 1 項の規定によりすでに納付を受けた契約保証金があるときは 当該契約保証金を乙に返還する ただし 当該契約保証金には 利息

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車両管理・運転業務依託契約書

( 保証金 ) 第 8 条契約により生じる借受者の債務を担保するために 想定される太陽光発電設備等の撤去費用と 12 ヶ月分の賃料との合計額を基に公社が算定する金額 ( 円 ) を業者選定通知日から起算して 30 日以内に預託すること この預託金は無利子とし 貸付期間終了後 借受者の公社に対する債務

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千葉県住宅供給公社土地購入希望に関する情報提供者に対する成約報酬制度要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 千葉県住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) の保有土地の分譲を促進するため 土地売買契約に至った契約者に関する情報を提供した者に対する成約報酬の取扱いについて定めるものとする ( 対象と

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府有財産売買契約書 ( 案 ) 売払人大阪府 ( 以下 甲 という ) と買受人 ( 以下 乙 という ) は 平成 30 年度府営住宅用地活用事業一般競争入札 ( 第 2 回 ) 実施要領 ( 以下 実施要領 という ) に基づき 次のとおり府有財産の売買契約を締結する 買受人 乙 が共同入札によ

〔問 1〕 Aは自己所有の建物をBに賃貸した

( 光熱水費及び維持管理費 ) 第 5 条事業者は 事業契約に記載する内容に応じて 本物件に係る光熱水費及び修繕 更新を含む維持管理に係る費用を一切負担するものとする ( 保証金 ) 第 6 条事業者は 賃料 第 19 条に規定する遅延利息その他本契約に基づいて生ずる一切の事業者の債務を担保するため

香芝 王寺環境施設組合一般廃棄物処理施設整備 運営事業に係る 契約の締結について 香芝 王寺環境施設組合一般廃棄物処理施設整備 運営事業に係る契約を締結したので 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律 ( 平成 11 年法律第 11 7 号 ) 第 15 条第 3 項の規定に準じ

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羽生市標準委託契約約款 ( 総則 ) 第 1 条発注者及び受注者は この約款 ( 契約書を含む 以下同じ ) に基づき 別冊の仕様書 ( 現場説明書等を含む ) 及び図面 ( 以下 仕様書等 という ) に従い 日本国の法令を遵守し この契約を履行しなければならない 2 受注者は 契約書記載の業務

とする 2. 乙は 物件に乙の所有物である旨の表示をすることができるものとする ( 賃貸借料の請求及び支払い ) 第 5 条乙は 当該月の賃貸借料を当該月の 15 日までに請求書により甲に請求し 甲は 翌月末までにこれを支払うものとする 2. 甲は 自己の責に帰すべき事由により 前項に規定する期日ま

( 審査の申請 ) 第 5 条甲は プライバシーマーク付与適格性審査の実施基準 に基づき 付与適格性審査を申請した者 ( 以下 乙 という ) の審査を行う 乙は 甲が定めるところにより 付与適格性審査にかかわる申請書及び申請書類 ( 以下 申請書等 という ) を甲に提出しなければならない 2 乙

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円 ) を毎月末日までに翌月分として乙の指定する方法により支払うものとする 2 賃料の支払い単位は暦月によるものとし 1ヶ月に満たない場合の賃料は1ヶ月を3 0 日として日割計算によるものとする 3 賃料に係る消費税等の税率に変更があった場合は これを反映する ( 賃料の延滞 ) 第 7 条甲が賃料

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第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

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しなければならない 2. 乙は プライバシーマーク付与の更新を受けようとするときは プライバシーマーク付与契約 ( 以下 付与契約 という ) 満了の8ヶ月前の日から付与契約満了の4 ヶ月前の日までに 申請書等を甲に提出しなければならない ただし 付与契約満了の4ヶ月前の日までにプライバシーマーク付

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(2) 委任する相手方の業務の範囲 (3) 委任を行う合理的理由 (4) 委任する相手方が 委託される業務を履行する能力 (5) 委任に要する費用 (6) その他必要と認められる事項 3 乙は 機器の初期設定に起因する故障のため甲の業務に支障をきたすおそれのある場合は 自己の負担において ただちに使

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宇佐美まゆみ監修(2011)『BTSJ入力支援・自動集計システム』、及び

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( 参考資料 3) 土地売買契約書 ( 案 ) ( 注 ) 計画提案に応じて条文を変更する部分があります

受けなければならない ( 物件の引渡し ) 第 5 条乙は 甲が指定する期日及び設置場所に物件を搬入し 甲が使用できる状態に調整を完了し 甲に引き渡さなければならない ( 保険 ) 第 6 条乙は 物件の賃貸借期間中 動産総合保険 ( 地震不担保 電気的 機械的事故不担保 ) に加入するものとする

( 督促 ) 第 6 条市長等は 市の債権について 履行期限までに履行しない者があるときは 法令 条例又は規則の定めるところにより 期限を指定してこれを督促しなければならない 2 市長等は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 以下 法 という ) 第 2 31 条の3 第 1 項に規定す

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41-05 機器類賃貸借契約書…月額…債務…保守無

に含まれるノウハウ コンセプト アイディアその他の知的財産権は すべて乙に帰属するに同意する 2 乙は 本契約第 5 条の秘密保持契約および第 6 条の競業避止義務に違反しない限度で 本件成果物 自他およびこれに含まれるノウハウ コンセプトまたはアイディア等を 甲以外の第三者に対する本件業務と同一ま

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情報提供 使用許諾契約書 株式会社東京証券取引所 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 甲の相場報道システムから乙が直接又は間接に提供を受ける情報又はその編集若しくは加工情報を使用することに関し 次の通り情報提供 使用許諾契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条甲は 長年の間

29年度平成30年度平成31年度平成32年度平成33年

第 6 条 ( 物件の引渡し ) 1. 賃貸人が賃借人に対して 物件を賃借人の指定する日本国内の場所に着荷することをもって引き渡しとします 2. 賃貸人が賃借人に対して天災 地変 火災 戦争 内乱 その他不可抗力 ( 賃貸人の責によらないものに限る ) により物件の納入を完了できないことが明らかな場

図書購入基本契約書

贈与税の非課税措置にかかわる証明書等の発行業務約款

2 乙は 甲が行う前項の遂行につき 相当の範囲内で協力するものとする 3 受入検査に必要な実費は 乙の負担とする ( 検収 ) 第 7 条甲は 第 6 条に基づく受入検査の結果 合格と認定したもののみ受領する ( 以下 検収 という ) 2 甲は 前項に定める検収に関する事務を第三者に委託することが

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でない ( 自動車の引渡し ) 第 6 条自動車の甲への引渡しは, 乙が自動車登録完了の後, 速やかに甲が指定する場所において行うものとする 2 甲は, 自動車の引渡しを受けた場合は, 検査の上, 受け取るものとする 3 当該自動車の引き渡しに要する一切の費用は, 乙の負担とする ( 自動車の瑕疵

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

( 使用承認期間 ) 第 6 条第 3 条第 3 項の規定によるキャラクターの使用の承認の期間は 当該承認の日から起算して1 年を経過する日以後の最初の3 月 31 日までとする ただし 更新することができる 2 第 4 条の規定によるキャラクターの使用内容変更承認の期間は 前項に定める当該承認の元

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平成 30 年度那覇市役所前自動二輪車駐車場管理運営業務委託契約書 那覇市 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) との間に 平成 30 年度那覇市役所前自動二輪車駐車場管理運営業務委託 につい て 次のとおり委託契約を締結する ( 業務の委託 ) 第 1 条甲は 平成 30 年度那

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条 項 ( 目的 ) 第 1 条借受人は 自ら貸付物件に自動販売機を設置し 貸付期間中継続して営業及び運営する事業 ( 以下 自動販売機設置運営事業 という ) を行い その対価として貸付人に賃借料を支払うものとする 2 借受人は 貸付物件を自動販売機設置運営事業として専用用途に使用しなければならな

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2 センターは 前項の届出を受理したときは 当該利用者の設定を解除するものとする ( 設定票等の再発行 ) 第 7 条利用者は センターが交付した Web-EDI 機能利用情報の書類の再交付を申請するときは 様式 WE-04 号 Web-EDI 機能利用証等再交付申込書 に必要事項を記載して センタ

3 受託者は 前項の規定による検査の結果不合格となったときは 委託者の指定する日までに補正して提出し 再度検査を受けなければならない 4 前 2 項の規定による検査に直接要する費用は受託者の負担とする ( 委託料の支払 ) 第 8 条委託者は 前条の規定により引渡しを受けた後 受託者から適法な支払請

4. 預入方法等 (1) 本定期預金の預入は 当行の円普通預金口座からの振替入金の方法によります (2) 本定期預金の最低預入金額は 一口につき10 万円以上とし 預入単位は10 万円とします なお 当行は お客さまが預入を行うことのできる金額の上限を設ける場合があります また 当行は 一口あたりの

売買契約書 1 売買する土地の所在 神奈川県横浜市保土ヶ谷区峰岡町二丁目 146 番 15 ( 内訳は末記のとおり ) 2 売買する土地の数量 公簿 平方メートル ( 内訳は末記のとおり ) 3 売買する建物等の所在 神奈川県横浜市保土ヶ谷区峰岡町二丁目 146 番 15 ( 内訳は末

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土地売買契約書

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

契       約       書

 

Transcription:

( 別紙 6) 神港契第 号 ( 案 ) 土地賃貸借契約書 甲神戸市 乙

神港契第 号 印紙 事業用定期借地権設定契約書 賃貸人神戸市 ( 以下 甲 という ) と賃借人 ( 以下 乙 という ) は, 平成 24 年月日, 甲が国から賃借した別紙 1 賃貸物件欄記載の土地 ( 以下 本件土地 という ) について, 借地借家法 ( 以下 法 という ) 第 23 条第 1 項に規定する事業用定期借地権の設定契約 ( 以下 本契約 という ) を, 以下の約定により締結する ( 以下, 本契約により設定される借地権を 本件借地権 という ) ( 趣旨 ) 第 1 条甲は, 本件土地を本契約締結時の現状有姿のまま乙に賃貸し, 乙は, これを賃借する 2 本件借地権については, 契約の更新 ( 更新の請求及び土地の使用の継続によるものを含む ) 及び建物の築造による存続期間の延長がなく, また, 乙は, 建物等の買取請求をすることができない 3 本件借地権については, 法第 4 条から第 8 条まで, 第 13 条及び第 18 条並びに民法第 619 条の規定の適用はないものとする ( 目的等 ) 第 2 条乙は, 本件土地を本件契約書に添付する事業計画書 ( 建物及び工作物の配置計画 を含む ) にある 事業の用に供する建物所有のため使用するものとし, 居住の用 に供する建物を建築してはならない 2 本件土地の範囲を明確にするため, 本公正証書に次の図面を添付する (1) 位置図 (2) 求積図 3 本件土地上に乙が所有する建物の構造, 規模及び使用目的は, 別紙 1 建物概要欄記載のとおりである 1

4 前項の建物の構造, 規模を明確にするため, 本公正証書に次の図面を添付する (1) 配置図 (2) 平面図 (3) 立面図 ( 借地期間 ) 第 3 条借地期間は, 平成 24 年月日から平成 64 年月日までの40 年間とする ただし, 本件借地権の存続期間を延長する場合は, 甲乙双方が誠意をもって協議するものとし, 延長する場合における借地権の存続期間は, 当初の借地権の設定の日から50 年以上とすることはできない ( 本件土地の引渡し ) 第 4 条甲は, 本契約締結後, 乙が第条第 1 項に定める保証金及びその他負担すべき金銭債務を完納したことを確認の上, 乙の現地立会いのもとに, 本件土地を現状有姿のまま甲の作成する土地引渡書により乙に引き渡すものとする 2 本件土地の引渡し日は, 平成 24 年月日とする 3 排水, 上 下水道, 電気及びガスの引込み等本件土地の使用に必要な処置は, 前 2 項に定める本件土地の引渡し後に, すべて乙がその負担で行うものとする ( 賃料及びその納付方法 ) 第 5 条賃料は, 別紙 1 賃貸物件欄記載のとおり,1か月金万円とする ただし, 貸付開始日より当初 3 年間に限り,1か月金万円とする 2 乙は, 前項に定める賃料を, 毎年度, 次の各号に定める納付期限までに甲の発行する納入通知書により甲の指定する金融機関に納付する ただし, 納付期限の変更を必要とする特別の理由があるときは, 甲がその都度指定する日とする (1) 前期 (4 月 1 日から9 月 30 日までの期間をいう ) の賃料につき毎年 4 月 30 日限り (2) 後期 (10 月 1 日から翌年 3 月 31 日までの期間をいう ) の賃料につき毎年 10 月 31 日限り なお, 納付期限が土曜日に当たる場合は, その翌々日を納付期限とし, また, 納付期限が休日に当たる場合は, その翌日を納付期限とする 3 1か月未満の借地期間に係る賃料は, 賃料月額を基礎として日割計算により算出した 2

金額とする この場合,1か月を30 日として計算する ( 賃料の改定 ) 第 6 条甲は, 次の各号のいずれかに該当する場合には, 賃料を改定することができる (1) 甲が国に支払う借受料 ( 以下 納付金 という ) が改定されたとき (2) 甲が本件土地につき特別の費用を負担することになったとき (3) 本件土地に対する公租公課の増減, 物価又は地価の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動等により, 又は近傍類似の土地の賃料等に比較して賃料が不相当と認められるに至ったとき 2 前項第 1 号の場合において納付金が遡及して改定されたときは, 賃料もこれと同じ時点に遡及して改定する 3 甲は, 第 1 項の定めにより賃料を改定する場合は, 乙に対し, 書面により改定した賃料を通知する ( 保証金 ) 第 7 条乙は, 本契約から生ずる甲に対する債務を担保するため, 甲に対し, 保証金として金万円を預託するものとし, これを甲の指定する納付期限までに, 甲が発行する納入通知書により甲の指定する金融機関に納付する 2 甲は, 前項の保証金の額が, 賃料の改定によってその18か月分を下回ることとなったときは, 保証金の額を改定することができる その場合, 乙は, 甲に対し, 改定後の保証金と既納保証金との差額を甲の指定する納付期限までに, 甲の発行する納入通知書により甲の指定する金融機関に現金で預託しなければならない 3 乙は, 保証金を預託していることをもって, 自己の債務不履行責任に対する抗弁とすることができない 4 甲は, 乙に対し, 借地期間の満了, 第 16 条による本契約の解除又は第 17 条による本契約の解約により乙が本件土地を明け渡し, 甲がその明渡しを確認した後, 速やかに保証金を返還する ただし, 甲は, 乙が甲に対して本契約上の債務不履行による損害賠償債務を負っている場合は, 保証金から当該債務額を差し引き, また, 乙がその責めに帰すべき事由によって本契約を解除され, かつ, 第 15 条に定める違約金を支払わなければならない場合は, 保証金を当該違約金の全部又は一部に充当することができるものとし, 乙は, これに対して異議を申し立てることができない 3

5 保証金には利息を付けない ( 遅延利息 ) 第 8 条乙は, 賃料, 保証金その他本契約に基づく金銭債務の履行を遅滞したときは, 甲に対し, これらに対する納付期限の翌日から支払済みに至るまで年 14.6パーセントの割合による遅延利息を, 甲の発行する納入通知書により甲の指定する金融機関に納付する 2 前項の遅延利息の計算に当たっては, 賃料又は保証金等の額に1000 円未満の端数がある場合若しくはその全額が2000 円未満である場合は, その端数金額又はその全額を切り捨てるものとし, また, 遅延利息の額に1 円未満の端数がある場合又はその全額が10 円未満である場合は, その端数金額又はその全額を切り捨てるものとする ( 善管注意義務等 ) 第 9 条乙は, 本件土地を善良な管理者の注意をもって使用し 維持管理しなければならない 2 乙は, 本件土地の全部又は一部が滅失又は毀損した場合には, 直ちに甲にその状況を報告しなければならない 3 前項の場合において, その滅失又は毀損が乙の責めに帰する事由によるものであるときは, 乙は自己の負担において, 原状に回復しなければならない ( 土地使用の基準 ) 第 10 条乙は, 本件事業の実施にあたり, 関係法令, 神戸市の条例 規則を遵守するものとし, 特に次の各号に定める事項を一切行ってはならない (1) 本件土地上の建物の全部又は一部を居住の用に供すること (2) 本件土地上の建物の全部又は一部を風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 ( 昭和 23 年法律第 122 号 ) 第 2 条第 1 項に定める風俗営業, 同条第 5 項に定める性風俗関連特殊営業の用に供すること (3) 本件土地及び本件土地上の建物の全部又は一部を暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律 ( 平成 3 年法律第 77 号 ) 第 2 条第 2 号に定める暴力団その他の反社会的団体及びそれらの構成員がその活動のために利用するなど公序良俗に反する用に供すること (4) 本項第 1 号から第 3 号と同等類似と認められる用途に供すること 4

2 乙は, 甲が特別の事由があると認める場合を除き, 本契約締結日から3 年以内に本件土地を第 2 条第 1 項に定める使用目的に供さなければならない 3 乙は, 本件土地の現状を変更し, 又は本件土地を第 2 条第 1 項に定める使用目的以外の用途に使用しようとする場合は, あらかじめ甲の書面による承認を得なければならない 本件土地に新たに建築物等を設置しようとする場合又は外観 デザインが大きく変更される建物等の増改築, 模様替え若しくは大修繕等を行う場合も同様とする ただし, 甲において軽易と認めるものについては, 甲への書面による届出により代えることができる 4 乙は, 前項の承認申請又は届出をする場合は, 甲が別途定める書式により行うものとする 5 乙は, 本件土地が国有財産であることを考慮して, その使用に当たっては, 特に次の点に留意する また, 建築物等実施計画申請書を甲に提出し承認を得るとともに, 別途, 本契約と同時に締結する環境形成に関する覚書その他の覚書等を遵守しなければならない (1) 周辺公共施設の利用を阻害しないこと (2) 公害の発生を未然に防止するため万全の対策を講じること (3) 甲が環境保全のため行う施策に協力すること (4) 危険物の取扱いに万全の対策を講じること 6 神戸市建築物総合環境評価制度 (CASBEE 神戸 ) のランクはA 以上とする 7 本件土地は, 重力式ケーソン構造であり, 乙が建物を建築するにあたっては, 乙は, 本件土地の耐久性及び耐震性等について甲が有する情報をもとに説明を受けるとともに, 自らの費用負担をもって, 合理的な範囲において調査を行い, 杭基礎以外の構造物を設置する場合は甲と協議することとし, 岸壁の安全性に十分配慮した措置をとらなければならない 8 乙は, 本件事業の公募のしおり ( 平成年月 ) に記載した下記の項目を遵守しなければならない (1) みなと神戸花火大会 等の各種イベント開催時に, 甲に協力すること (2) 旅客船等の着岸時には, 甲に協力すること (3) 周辺緑地の日常清掃等を行うため, 別途協定書を締結し, これを遵守すること 5

(4) 本件土地には, 旧上屋基礎杭及び基部旧建物基礎杭, 雨水配水管等が残置されているため, 建物等建築工事にあたっては, これらに留意し, 現地調査を行い, 乙の責任により必要な措置をとること (5) 歩行者や車の動線を明確にした安全な動線計画を実施すること (6) その他, 建設要領に記載の事項を遵守すること 9 本件土地内に越波 浸水する海水等による被害防止については, 乙の責任により対策を講じるものとし, 甲は一切責任を負わない また, 工事中の高潮対策についても, 甲と協議の上, 必要な措置をとらなければならない 10 乙は, 本件土地内に埋設されている第五管区海上保安本部電気施設に係る電線管等を保全するため, その取り扱いについて別途覚書を締結し, これを遵守しなければならない ( 紛争等の処理 ) 第 11 条本件土地の使用に伴い発生する乙と第三者との紛争その他の諸問題については, 乙の責任と負担において解決する ( 費用負担等 ) 第 12 条甲は, 本件土地の修繕義務を負わない 2 整地, 給排水その他本件土地の使用等のため必要な処置に要する費用は, すべて乙の負担とする ただし, 天災地変等により, 本件事業の目的が達成されなくなった場合の対応は甲乙協議して定める 3 本契約締結等に要する費用は, 乙の負担とする 4 甲は, 乙が本件土地に関して負担した一切の費用について, その補償責任を負わない ( 担保責任 ) 第 13 条乙は, 本契約締結後, 通常生じる地盤沈下その他の隠れた瑕疵又は面積の不足を発見しても, 甲に対し, 既納の賃料等の減免又は損害賠償の請求をすることができない ( 転貸, 譲渡等の禁止 ) 第 14 条乙は, 本件土地又は本件土地上に自己が設置した建物等に賃借権その他の使用収益を目的とする権利若しくは抵当権その他の担保権を設定してはならず, また, 本件借地権を第三者に譲渡してはならない ただし, あらかじめ甲の書面による承認を受け 6

た場合は, この限りではない 2 前項の甲の承認を受けるためには, 乙は, 国による承諾条件を含む本件契約の内容全てを, 本件土地の賃借権を譲り受けようとする者 ( 以下 当該譲受人 という ) が遵守すべきことを説明するとともに, 本件契約内容を遵守することを内容とする覚書を甲との間で締結することを義務付けなければならない ただし, 甲が必要ないと認めるときは, この限りではない ( 違約金 ) 第 15 条甲は, 次の各号のいずれかに該当する場合は, 乙に対し, 当該各号に定める金額を違約金として請求することができる 乙は, これを甲の指定する納付期限までに甲の発行する納入通知書により, 甲に納付する (1) 第 2 条第 1 項, 第 10 条第 1 項から第 5 項, 第 14 条又は第 24 条の規定に違反した とき 賃料月額の 18 か月分 (2) その他本契約に基づく義務を履行しないとき 賃料月額の6か月分 2 前項に定める違約金は違約罰であって, 第条に規定する損害賠償の予定又はその一部とはしないものとする 3 第 1 項の定めは, 次条第 1 項に規定する甲の契約解除権の行使を妨げるものではない ( 契約の解除 ) 第 16 条甲は, 次の各号のいずれかに該当する場合は, 催告その他の手続を要せず, 直ちに本契約を解除することができる (1) 甲において, 本件土地を公用又は公共の用に供する必要が生じたとき (2) 乙が正当な理由なく賃料を 90 日以上滞納し, 又は保証金を納付期限までに納付しないとき (3) 第 2 条第 1 項, 第 10 条第 1 項から第 5 項又は第 14 条の規定に違反したとき (4) 第 24 条の規定に該当するとき (5) その他本契約に規定する義務を乙が履行しないとき 2 甲は, 前項第 1 号の事由に基づき本契約を解除するときは, 乙に対し, 国が公共用地等に供する場合は 公共用地の取得に伴う損失補償基準要綱 に基づき, また, 甲が公共用地等に供する場合は国の基準に準じて損失を補償するものとし, 同項第 2 号から第 5 号までの事由に基づき本契約を解除するときは, 乙に対して一切補償をしない 7

( 契約の解約 ) 第 17 条乙が, 甲に対し, 第 3 条に規定する借地期間の初日から起算して 10 年以上経過した時点で, 書面により本契約の解約を申し入れた場合には, 本契約は, 当該申し入れの日から1 年を経過したときに終了するものとする ただし, 乙が当該申し入れ後 1 年を経過する前に解約しようとする場合は, 解約しようとする日の翌日から当該申し入れ後 1 年を経過する日までの間の賃料に相当する額を支払って, 本契約を解約することができる ( 原状回復 ) 第 18 条乙は, 借地期間の満了, 契約の解除又は解約により本件土地を甲に返還する場合は, 甲の指定する期日までに, 乙の負担と責任で本件土地の地上及び地下に存する一切の建築物及び工作物を撤去したうえで整地し, 甲による完了検査を受けてから返還しなければならない ただし, 甲がその必要がないと認めた場合は, この限りではない ( 賃料の返還 ) 第 19 条甲は, 本契約が解除又は解約された場合は, 既納の賃料から経過期間にかかる賃料分を差し引いた額を乙に返還する ただし, 乙が第 15 条に規定する違約金を甲に支払わなければならない場合は, 甲において上記返還する賃料を当該違約金の一部に充当することができるものとし, 乙は, これに対して異議を申し立てることができない 2 前項により返還する賃料には利息を付けない ( 有益費等の放棄 ) 第 20 条乙は, 甲に本件土地を返還する場合は, 甲に対し, 本件土地に自ら投下した有益費及び必要費等の償還を請求することができない ( 実地調査等 ) 第 21 条甲は, 本件土地又は港湾の管理上必要があると認めたときは, 本件土地及び本件土地上の物件に立ち入って調査し, また, 乙に対し, 参考となるべき資料の提出及び報告を求めることができる この場合, 乙は調査 報告等を拒み, 又は妨げてはならない ( 届出義務 ) 第 22 条乙は, 次の各号に該当する事実が発生したときは, 甲に対し, その旨を遅滞なく届け出なければならない 8

(1) 本店, 商号又は組織等を変更したとき (2) 第三者との合併等により会社組織に変動があったとき (3) 解散したとき (4) 破産, 民事再生又は会社更生手続開始の申立てがあったとき (5) 本件土地上の建物等について, 差押え又は競売開始決定があったとき ( 損害賠償の予定 ) 第 23 条乙は, 本契約に定める義務を履行しなかったため甲に損害を与えた場合は, 甲に対し, その損害に相当する金額を支払わなければならない ただし, 乙が自己の費用でその損害を回復したときは, この限りではない ( 暴力団等に対する除外措置 ) 第 24 条甲は, 神戸市契約事務等からの暴力団等の排除に関する要綱 ( 平成 22 年 5 月 26 日市長決定 ) 第 4 条第 1 項第 2 号又は第 6 号に掲げる者に該当する乙が, 本契約締結に当たって提出した港湾関連用地借受申込書の記載に反し, 同要綱第 5 条各号に掲げる事項のいずれかに該当することが判明した場合は, 乙に対し, 第 15 条の規定に基づく違約金の請求, 第 16 条の規定に基づく契約の解除を行うことができる ( 公正証書による契約の締結 ) 第 25 条甲と乙は, 神戸公証センターにおいて, 本契約に基づく事業用借地権設定契約の公正証書を作成する ( 再契約の協議 ) 第 26 条甲と乙は, 借地期間の満了前に, 本件土地に係る売買契約又は事業用定期借地権の再設定契約 ( 以下 再契約 という ) の締結について協議することができる 2 再契約が売買契約である場合, 甲と乙が借地期間の満了前に本契約を終了させる合意をしたとき又は借地期間の満了後引き続いて再契約を締結するときは, 甲は, 現状有姿のまま本件土地を乙に引き渡す 3 前項の場合, 乙は, 甲に対し, 甲が指定する方法により売買代金を納付するものとする ただし, その代金額は, 売買契約時の更地分譲価格によるものとする ( 疑義の解決 ) 第 27 条甲と乙は, 本契約に規定のない事項又は本契約の規定の解釈について疑義がある事項については, 誠意をもって協議し, 円満に解決するものとする 9

( 管轄裁判所 ) 第 28 条甲と乙は, 本契約から生ずる一切の法律上の争訟については, 本件土地の所在地を管轄する裁判所をもって第 1 審の管轄裁判所とすることに合意した ( 強制執行認諾 ) 第 29 条甲と乙は, 本契約に基づく金銭債務の履行を遅滞したときは, 直ちに強制執行を受けても異議がない旨認諾した 10

本契約の締結を証するため, 本契約書 2 通を作成し, 甲乙記名押印の上, 各自その 1 通 を保有する 平成 24 年月日 甲賃貸人神戸市 神戸市中央区加納町 6 丁目 5 番 1 号 神戸市長 矢田立郎 乙 賃借人 11

別紙 1( 神港契第号 ) 賃貸物件 種別土地 所在神戸市中央区 面 積 使用目的 建築概要 構 造 規 模 使用目的 12