第 4 回情報処理運営協議会参考資料 1 NACCS を巡る動きについて 1 新規事業等への取組み状況について 2 NACCS と関連省庁システム等の統合について 3 リアルタイム口座振替について別紙 P1 P2 P3 1~4
1. 新規事業等への取組み状況について (1) 国内対応 1 コンテナヤード搬出入業務 及び SeaWaybill 関連業務 のシステム化 NACCS センターにおきましては 港湾 空港における利便性の高い 簡素で効率的な 総合的物流プラットフォーム システム の構築を推進することを事業の大きな目的としており その一環として 昨年 6 月末にコンテナヤード搬出入関連業務のシステム化を実現し また 本年 3 月末には Sea Waybill に係る関連業務 (Sea Waybill 情報の荷主への提供 Sea Waybill 発行に際しての船賃の電子決済処理等 ) のシステム化を図ることとしています これらを新サービスとして提供することにより NACCS の海上輸出業務において 一連の物流情報が 荷主から始まり荷主へ返る というサイクルが実現することととなり 当社が目指す 総合的物流情報プラットフォーム の実現にも近づくものと考えています 2 保税管理資料保存サービスの提供 NACCS センターにおきましては 書類の電子保管サービスとして 利用者様からのご要望並びに事業の採算性等を考慮し 新たに 保税用管理資料の保存期間の延長サービス を昨年 4 月から提供を開始いたしました 新サービスを利用することにより 現在 62 日間の保存期間となっている保税用管理資料について 5 年間の長期保存が可能となるほか 保存期間内であればオンライン業務を利用して同管理資料を再度取得することが可能となります なお 同サービスにつきましては 現在 約 1,000 者の利用者様が利用されており 今後も利用の申込みが増加するものと考えています ( 新サービスのイメージ図は別紙 1 参照 ) 1
(2) 海外対応 1 海外における NACCS 型貿易手続関連システムの構築に係る業務支援 ASEAN 諸国をはじめとするアジア地域における貿易 物流関連システムの整備を通じた貿易円滑化を進める我が国政府の方針 ( アジアカーゴハイウェイ構想 ) を踏まえ NACCS センターにおきましては 新規業務として海外における NACCS 型の貿易関連手続関連システムの導入に関する業務に取り組むこととしました 具体的には 我が国と経済的に関係の深いベトナムにおいて 我が国の無償資金協力 (ODA) を活用した NACCS 型システムの導入に向けた検討が進められていることを踏まえ 同案件の実施に向けて JICA が実施する事前調査業務を受託して システムの開発 運用 管理を支援するコンサルティング業務等を実施しています 2 原産地証明書情報 (eco) の交換に係る実証実験について NACCS センターにおきましては 財務省関税局とマレーシア国際貿易産業省との間で 日マ経済連携協定 (EPA:Economic Partnership Agreement) に係る電子的な原産地証明書情報 (eco) の交換 ( マレーシア 日本 ) に係る実証実験を行うことが合意されたことを受け 財務省関税局との連携の下 平成 22 年 7 月から国際連携システムを通じて実証実験の実施を進めています 今後 当該実証実験の結果について検証を行い 本格実施に向けての検討が進められることとなっています ( 別紙 2 参照 ) 2.NACCS と関連省庁システム等の統合について 厚生労働省の FAINS( 輸入食品監視支援システム ) と農林水産省の APS(ANIPAS( 動物検疫検査手続電算処理システム ) 及び PQ-NETWORK( 植物検疫検査手続電算処理システム )) につきましては 平成 25 年 10 月を目途に NACCS に統合することとして開発を進めています システム統合の検討におきましては 関係省庁と緊密に連携しつつ 利用者様の視点に立って 利便性の向上を図ることとしています また 国際連携システムにつきましては 現在 NACCS のサブシステムとして提供していますが 利用頻度の増大 機能拡充及び業務仕様の変更等のご要望を背景といたしまして 本年 10 月を目途に 現在 国際連携システムが提供している機能を NACCS 本体に実装することとしています ( 開発スケジュール等は別紙 3 参照 ) 2
3. リアルタイム口座振替について NACCS では 税関において徴収している関税 消費税 とん税等の電子納付について 輸入者 ( 納税者 ) による納税の利便性を図ることを目的として 従来の専用口座振替方式に加え 平成 20 年 10 月から輸入 ( 納税 ) 申告等と同時に納税者の一般口座から直接納付することを可能とするリアルタイム口座振替方式 ( ダイレクト方式 ) を導入いたしました 当該方式は 専用口座による振替と同様 システムを利用して関税 消費税等の納付手続が行える他 納付に際して口座不足になった場合でも 専用口座と異なり容易に口座残高の積増しを行うことが可能となる大きなメリットがあります 同方式を利用可能な金融機関も既に 39 行に増加していますが これらを背景として 最近の実績では リアルタイム口座振替方式の利用が占める割合は約 4 割となっており 着実に同方式の利用が増加しています ( 別紙 4 参照 ) 3
約手続き後安心契保税管理資料保存サービス 保税管理資料は保存期間を62 日間としていますが 平成 23 年 4 月 1 日より 保存期間を5 年間とし かつ オンライン業務により必要な期間の管理資料の取り出しを可能とする新たなサービスを開始しました ( ご利用にはあらかじめ利用契約の変更手続きが必要となります ) 取り出しを忘れても大丈夫! 従来の保存期間 (62 日 ) を経過した場合でも 保税管理資料の取り出しが可能となります 再出力は必要な時に 必要な情報だけ! 管理資料再出力依頼 (DLH01) 業務の利用により 取り出す管理資料の期間と帳票の指定が可能です ~ イメージ図 ~ NACCS 管理資料の保存期間は 62 日間 ( 現状どおり ) 取出要求 保税管理資料情報 保税蔵置場等 保税管理資料情報 電磁的記録による保存 保税台帳として保存 ( 通常 2 年間 ) 保存サーバ 5 年間保存 管理資料再出力依頼(DLH01) 業務 ( 新規オンライン業務 ) 保税管理資料情報 保税蔵置場等 電磁的記録による保存を行う場合には 事前に管轄税関への届け出が必要となります ------------------------------------------------------------ 当サービスの利用料金は 1 利用者コード毎に月額 1,000 円 ( 税抜 ) DLH01 業務の従量料金は 4 円 ( プラン A) 又は 5 円 ( プラン B) -------------------------------------------------------------------------------------
サービス対象管理資料 利用可能業種 :CY 保税蔵置場 航空会社 機用品業 管理資料名出力情報コード周期備考 1 航空輸入貨物搬出入データ ( 航空 ) ABS6900 日報 2 航空輸入貨物取扱等一覧データ ( 航空 ) ABS7000 日報 3 航空輸出貨物取扱等一覧データ ( 航空 ) ABT6300 日報 4 航空輸出貨物搬出入データ ( 航空 ) ABT6400 日報 5 輸入貨物搬出入データ ( 海上 ) SBS1400 週報月曜日配信 6 貨物取扱等一覧データ ( 海上 ) SBS1700 週報火曜日配信 7 輸入貨物コンテナ関連データ ( 海上 ) SBS1800 週報月曜日配信 8 輸出貨物搬出入データ ( 海上 ) SBT0200 週報火曜日配信 9 輸出貨物コンテナ関連データ ( 海上 ) SBT0500 週報火曜日配信 契約手続きは NACCS センターホームページへ GO! http://www.naccs.jp/ 又は NACCS 検索 or 航空 NACCS 掲示板 をクリック 新規サービス のリンクより詳細及び申込方法をご案内 お問合せ先 事務所住所電話番号 FAX 番号運営時間 業務部地域サ - ビス課 212-0013 神奈川県川崎市幸区堀川町 580 番地ソリッドスクエア西館 8 階 0120-794521 044-520-6280 0120-794522 044-522-6284 08:30~18:00 東海事務所 455-0032 名古屋市港区港町 1 番 11 号 0120-794523 0120-794524 名古屋港湾会館 3F 052-654-6511 6511 052-654-6601 6601 08:30~18:00 西日本事務所 550-0004 大阪市西区靭本町 1-11-7 信濃橋三井ビル 12F 0120-794525 06-6446-3812 0120-794526 06-6446-3811 08:30~18:00 九州事務所 812-0011 福岡市博多区博多駅前 1-4-1 博多駅前第一生命ビル 2F 0120-794527 092-441-7825 0120-794528 092-434-3120 08:30~18:00
日 マレーシア eco 情報交換プロジェクト ( 実証実験 ) 国際連携の取組みに係る概念図 ( 別紙 2) マレーシア 日本 税関への提出義務の緩和 3 原産地証明書発給番号 (C/O 番号 ) の通知 (e-mail FAX 電話等 ) 3 原産地証明書 ( 原本 ) の送付 原産地証明書 ( 原本 ) 保管 輸出者 1 原産地証明書発給申請 ダガンネット NACCS センター 輸入者 4 原産地証明書発給番号 (C/O 番号 ) を通知 ebxml, ADM2 通関業者 Internet 7C/O 番号による照会 8 照会結果 5C/O 番号を輸入申告の備考欄に入力し 送信 ( 申告 ) 2 原産地証明書発給 国際貿易産業省 (MITI) 2 原産地証明書発給情報 ( 原産地証明書発給番号 (C/O 番号 ) 品名 数量他 ) 付 デジタル証明書 朱色部分については PAA の認証スキームにより情報の真正性が担保される 国際連携システム ( 発給情報 DB) NACCS 7C/O 番号を Key に照会 (Web) 8 照会結果の画面審査 発給情報の画面審査の過程で 疑義があれば 通関業者 ( 輸入者 ) に対し 原産地証明書原本の提出を要求 6 輸入申告受理 税関
NACCS と関係省庁システム等との統合に向けたロードマップ等 ( 別紙 3) 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年平成 29 年平成 30 年 NACCS 港湾サブシステム 貿易管理サブシステム 府省共通ポータル 現行府省共通ポータル (H25 年 10 月に NACCS への統合を図る ) H29 年以降 APS (ANIPAS) (PQ-NETWORK) 現行 APS (H25 年 10 月に NACCS への統合を図る ) H25 年 10 月 府省共通ポータル NACCS 更改 FAINS 現行 FAINS (H25 年 10 月に NACCS への統合を図る ) APS FAINS 統合 現行国際連携システム 現行国際連携システム (H25 年 9 月までは新システムと並行稼働とする ) 新国際連携システム (NACCS 実装 ) 国際連携システムの機能を NACCS 本体に実装 ( 参考 ) 新国際連携システムにおける具体的な機能改善等について 項番業務機能追加内容 1 IVA02( ) 1 インボイス パッキングリスト情報の e-mail 送信機能の実装 2 品名の桁数増加 (100 桁 200 桁 )3 欄数の拡大 (200 欄 800 欄 ) 2 SIR02 3 EIR02 1 荷主向けに出力する情報について 電文形式を XML 電文もしくは NACCS-EDI 電文に選択可能にする機能の実装 2NACCS から出力される S/I 情報と現行国際連携から e-mail 送信される S/I 情報の帳票レイアウトの統一 1 荷主向けに出力する情報について 電文形式を XML 電文もしくは NACCS-EDI 電文に選択可能にする機能の実装 2NACCS から出力される S/I 情報と現行国際連携から e-mail 送信される S/I 情報の帳票レイアウトの統一 4 バックアップセンターへの追加 システムの運用 保守の一元化等により信頼性 安定性の向上
リアルタイム口座振替 方式 の利用が便利です!! NACCSでは 関税 消費税 とん税等の納付について 一般口座を利用して納付が可能となる リアルタイム口座振替 方式を提供しています NACCS 専用口座不要! 関税等の納付のためだけに使用する NACCS 専用口座の開設が不要となります 関税等の振り替え可! 一般口座から関税等を振り替えることができます ( インターネットバンキングにも対応 ) 自由に入出金可能! 一般口座ですので 資金について自由に入出金することが可能となります (NACCS 専用口座は入金のみ可能 ) 残高不足にも即時に対応! 開設口座の資金を積み増した場合 即時に反映するので残高不足が発生した場合に即時に対応することが可能となります (NACCS 専用口座は翌日に反映 ) 振替完了通知書の出力が可能! 口座振替完了を示す個別の帳票を 希望する申告者様向けに出力することができます 専用口座だと リアルタイム口座にすると 専用口座入金のみ 残高不足発生! 資金積み増しの反映は翌日 リアルタイム口座自由に入出金 残高不足発生! 即時に資金積み増しを反映
例 ) 輸入申告におけるイメージ図 申請者納付者 輸入申告等 NACCS 輸入申告等情報 税関 銀行 平成 23 年 9 月 25 日から 振替完了を示す帳票を 希望する申告者向けに出力する機能を追加! 振替完了 口座振替完了通知 輸入許可書等情報 審査終了 納付情報 領収済情報 一般口座 国庫金勘定 口座振替の利用において 既に約 4 割がリアルタイム口座振替方式! 口座残高の積増 ( 即時反映 ) 申請者納付者 コード 金融機関名 コード 金融機関名 コード 金融機関名 1 1 みずほ銀行 14 149 静岡銀行 27 181 親和銀行 2 5 三菱東京 UFJ 銀行 15 151 清水銀行 28 182 肥後銀行 3 9 三井住友銀行 16 152 大垣共立銀行 29 187 琉球銀行 4 10 りそな銀行 17 153 十六銀行 30 188 沖縄銀行 5 17 埼玉りそな銀行 18 155 百五銀行 31 190 西日本シティ銀行 6 129 足利銀行 19 158 京都銀行 32 501 北洋銀行 7 130 常陽銀行 20 159 近畿大阪銀行 33 517 栃木銀行 8 134 千葉銀行 21 163 紀陽銀行 34 522 京葉銀行 9 135 千葉興業銀行 22 166 鳥取銀行 35 525 東日本銀行 10 138 横浜銀行 23 169 広島銀行 36 542 愛知銀行 11 143 八十二銀行 24 175 四国銀行 37 543 名古屋銀行 12 144 北陸銀行 25 177 福岡銀行 38 572 徳島銀行 13 146 北國銀行 26 180 十八銀行 39 587 熊本ファミリー銀行 2012 年 1 月 16 日現在 リアルタイム口座振替 方式を利用するためには? リアルタイム口座振替方式利用希望者 リアルタイム口座振替のために利用する預金口利座を開設している 金融機関 及び 輸出入 港湾関連情報処理センター株式会社 (NACCS センター ) との間で 口座振替に係る契約( 三者間契約 ) を締結していただく必要があります 三者間契約に必要な手続き 書類等につきましては NACCS センターホームページ ( 下記注の URL 参照 ) において案内しています お問い合わせ先につきましても 上記ホームページにて案内をしています ( 注 ) 各銀行におけるサービス提供時間等の詳細は 下記の NACCS センターホームページにおいて案内をしています また 利用可能銀行の追加のお知らせもこちらで確認することが可能となっています http://www.naccs.jp/riyoumoushikomi/realtime/realtime.html