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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

に基づく保安林指定計画地 (8) 自然環境保全法 ( 昭和 47 年法律第 85 号 ) 第 14 条第 1 項に規定する原生自然環境保全地域及び同法第 22 条第 12 項に規定する自然環境保全地域が指定されている土地の区域 (9) 自然公園法 ( 昭和 32 年法律第 161 号 ) 第 13

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この


3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

市街化調整区域内における地区計画について

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

法 34 条 7 号 既存工場と密接な関連を有する事業の建築物等の用に供する建築行為 提案基準 13 既存工場の事業の質的改善 提案基準 25 工業系ゾーンに位置づけられた区域内の工場 及び提案基準 32 研究施設 における工場又は研究施設の規模及び敷地計画 法 34 条 7 号 立地基準編第 2

Microsoft Word 同意指針(公表).doc

honpen.doc

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Microsoft Word 八尾市市街化調整区域における地区計画のガイト

大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整


4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

目 次 1. 趣旨 背景 1-2 基本方針を策定する目的 2. 区域区分変更の考え方 関連法令等 2-2 基本的な考え方 2-3 目標年次 2-4 目標年次における市街化区域の規模の設定 3. 市街化区域への編入 編入の考え方 3-2 編入基準 3-3 編入を保留

目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

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(4) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (5) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農地転用が許可されないと見込まれる農用地 (6) 森林法 ( 昭和 26 年法律第 249 号 ) 第

目次 Ⅰ 背景 目的 1 Ⅱ 運用指針 1 1 基本的事項 2 2 対象地の要件 3 3 対象地の区域 4 4 地区施設等に関する事項 5 5 建築物等に関する事項 6 Ⅲ 附則 6 別表 -A 対象地区の要件 7 別表 -B 建築物等の制限 8

附則 この方針は 平成 30 年 4 月 1 日から施行する

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

目次 1 運用基準策定の目的 1 2 市街化調整区域の地区計画の類型 2 3 市街化調整区域の地区計画の基本事項 3 4 地区計画の技術的な基準 4 5 都市計画の提案制度のフロー 7 6 地区計画と開発行為の手続きフロー 8 7 市街化調整区域における地区計画の運用基準の見直し 9

市街化調整区域における地区計画制度の運用基準

土師地区地区計画

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目 次 市街化調整区域における地区計画運用基準 1. 運用基準策定の趣旨 都市計画制度変更への対応 2 市街化調整区域における土地利用方針 の実現に向けた運用基準策定 2. 地区計画の運用基準の基本的な考え方... 2 (1) 市街化調整区域の地区計画の基本的な考え方 1 基本的考え方

岸和田市市街化調整区域における地区計画のガイドライン改定素案 ( 平成 24 年 11 月 ) 1. 市街化調整区域における地区計画のガイドライン策定の趣旨 大阪府では 平成 23 年 3 月に策定された 南部大阪都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 以下 都市計画区域マスタープラン という

泉南市市街化調整区域における地区計画に関する運用基準

PowerPoint プレゼンテーション

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

1調査の目的

市街化調整区域における地区計画制度の運用基準

 三郷市市街化調整区域の整備及び保全の方針(案)

目次 第 1 章背景 目的 1 第 2 章対象外区域 3 第 3 章運用の考え方 4 第 4 章運用の基準 6 第 5 章提案の審査 9

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矢巾町市街化調整区域における地区計画ガイドライン 1 目的このガイドラインは 矢巾町市街化調整区域における土地利用方針に示した市街化調整区域における地区計画制度の有効な活用が図られるよう 地区計画の考え方を示すことにより 市街化調整区域における良好な環境の維持及び土地利用の形成に寄与することを目的と

Microsoft Word - 調地区ガイドライン doc

目次 Ⅰ 背景 目的 1 Ⅱ 運用指針 1 1 基本的事項 2 2 対象地区の要件 3 3 対象地区の区域区域 5 4 地区施設等に関するする事項 6 5 建築物等に関するする事項 7 Ⅲ 附則 8 別表 -A 対象地区の要件 9 別表 -B 建築物等の制限 10 参考別図 -A 対象地区参考図 (

2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

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(3) 集落地域整備法 ( 昭和 62 年法律第 63 号 ) 第 3 条に規定する集落地域 ( 同法第 4 条第 1 項に規定する集落地域整備基本方針が策定された場合にあっては 同条第 2 項第 1 号に掲げる事項の内容に該当する集落地域に限る ) (4) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229

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栄町市街化調整区域における地区計画ガイドラインについて 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の趣旨平成 18 年の都市計画法改正により 市街化調整区域における大規模な計画開発の許可基準が廃止され 改正後は 都市計画法第 34 条第 10 号の規定に基づき 地区計画の内容に適合したもの

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市街化調整区域に定める地区計画に関する運用基準

参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

合流式下水道緊急改善事業に関するアドバイザー会議

目次 Ⅰ 背景 目的...1 Ⅱ 指針...1 (1) 基本的事項...2 (2) 対象地区の要件...3 (3) 対象地区の区域...5 (4) 地区施設等に関する事項...6 (5) 建築物等に関する事項...7 Ⅲ 附則...8 別表 A 対象地区の要件 ( あま市 )...9 別表 B 建築

市街化調整区域内における地区計画について

計画書

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Microsoft Word - 運用基準本文(確定版)

(2) 市原市における区域設定の考え方本市においては 更級地区における商業集積や沿岸における工業地帯の形成等 これまで特色ある土地利用展開を行ってきた経緯を踏まえ 居住誘導区域の設定に合わせ地域の特性に応じた区域を設定します 市原市における区域設定の考え方 市街化区域 1 居住誘導区域 2 一般居住

第 4 章居住誘導区域 第 4 章居住誘導区域 1. 居住誘導区域 (1) 居住誘導区域の定義等居住誘導区域とは 都市再生特別措置法 * に定める 都市の居住者の居住を誘導すべき区域 のことで 都市計画運用指針 * において 人口減少の中にあっても一定のエリアにおいて人口密度を維持することにより 生

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市街化調整区域内の規制緩和に係るよくある質問 (Q&) (1) 山形市区域指定制度に係るよくある質問 市街化区域と市街化調整区域の違いは何ですか? 区域指定制度ってどんな制度ですか? どんなところを区域指定するの? 区域指定を行ったことによるメリットは? 私の土地は区域指定されていますか? 区域指定

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

3. 地区計画が定められない区域 (1) 松山市市街化調整区域の整備 保全の方針 の開発行為を認めない区域 (2) 風致地区及び 緑地 公園等の都市計画に定められた都市施設の区域 (3) 災害等の発生の恐れがある地域で 関係法令等により規制されている区域 4. 地区計画で定める内容 (1) 地区計画

目 次 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の経緯 1 第 Ⅰ 章市街化調整区域における土地利用の基本的な考え方 2 第 Ⅱ 章市街化調整区域における地区計画の導入 2 2 市街化調整区域における地区計画の基本事項 3 1 共通事項 3 2 地区計画整備計画に関する事項 3 (1)

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

Microsoft Word - 別添資料


1 策定の目的と位置付け (1) 策定の目的区域区分制度は 市域を市街化を促進すべき 市街化区域 と市街化を抑制すべき 市街化調整区域 に二分するもので 都市計画の根幹として 優良な農地や豊かな自然環境の保全や 計画的な市街地整備を進める上で大きな効果を発揮してきました しかし 近年の少子化に伴う人

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

種別 名称 幅員等 延長又は面積 摘要 道路 区画道路 1 号区画道路 2 号区画道路 3 号区画道路 4 号区画道路 5 号区画道路 6 号区画道路 7 号 12.0m 12.0m 0.8~5.0m 2.6~8.3m 2.25m 1.65m 1.65m 約 790m 約 220m 約 700m 約

スライド 1

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

和歌山市市街化調整区域の地区計画ガイドライン

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

金沢都市計画地区計画の変更

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

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平方・中野久木物流施設地区

(3) 健全な住宅市街地における良好な居住環境その他優れた街区の環境が形成されている土地 の区域 4. 適用区域の制限 (1) 地区計画が策定できない区域 1 都市計画法施行令第 8 条第 1 項第 2 号ロハニの区域 2 農業振興地域の整備に関する法律に規定する農用地区域 3 農地法による農地転用

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019


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市街化調整区域における地区計画の手引き 田園都市産業ゾーン編 平成 29 年 5 月 埼玉県都市整備部 都市計画課

目 次 1. 本手引きの目的 1 2. 対象地域 2 3. 県の協議の観点 2 4. 地区計画策定に当たっての考え方 3

1. 本手引きの目的 埼玉県では 高速道路ネットワークの充実により 圏央道沿線に限らず圏央道以北などにおいても 各高速道路インターチェンジ周辺や幹線道路沿道への企業立地ニーズが高まっています こうした開発需要は 既存の市街化区域内だけで収まりきらず 市街化調整区域へと拡散する傾向にあります 市街化調整区域における土地利用では 農業的土地利用と都市的土地利用の健全な調 和を図ることが重要です このため県では 田園都市産業ゾーン基本方針を定め 豊か な田園環境と調和した産業基盤づくりを計画的に進めています 本手引きは 田園都市産業ゾーン基本方針に基づき 市街化調整区域において市町村 が都市計画法 ( 以下 法 という ) 第 12 条の 5 第 1 項第 2 号イ又はロに係る地区計 画を策定する際の考え方について整理したものです 県との協議に当たり参考にするとともに この手引きに定めのない事項については 国土交通省が策定した 都市計画運用指針 ( 平成 28 年 9 月 1 日国計第 71 号 ) によるものとします また 非線引き都市計画区域における用途地域が定められていない土地の区域において地区計画を定める場合は 本手引きを準用するものとします 市街化調整区域における地区計画の手引き ( 圏央道沿線地域編 ) 平成 18 年 11 月 については 本手引きの策定をもって廃止するものとします 1

2. 対象地域 本手引きの対象は 県の田園都市産業ゾーン基本方針に基づき 産業系の土地利用を 図る地域とします 3. 県の協議の観点 法第 19 条第 3 項の規定により 市町村が都市計画を定める際には あらかじめ知事に協議し 町村にあっては同意を得ることが必要です この場合 知事は 法第 19 条第 4 項の規定により 一の市町村の区域を超える広域の見地からの調整を図る観点 または 都道府県が定め 若しくは定めようとする都市計画との適合を図る観点 から協議を行います 市街化調整区域で地区計画を定めるにあたっては 法第 19 条第 4 項の観点に加え 次の事項を協議の主な観点とします 一の市町村の区域を超え一体的な地区計画を定めようとする場合には 地区計画を 定める時期やその内容等について関係する市町村間で調整が図られていること 当該地区計画により 近隣市町村の都市構造や都市計画に影響が生じる恐れがある 場合には その対応について調整が図られていること また 豊かな田園環境との調和のため以下の観点から協議を行います 田園都市産業ゾーン基本方針の考え方に沿った緑地等の確保が図られていること 景観法の活用などにより 周辺環境の保全に関して適切な取り組みがなされている こと 国や県等の関係機関と必要な調整が図られていること 2

4. 地区計画を定める際の考え方 市街化調整区域において地区計画を定める場合にあっても 市街化を抑制すべき区域であるという性格を変えない範囲とする必要があります このため 地区計画を定める場合は 周辺の環境 景観と調和する良好な開発を計画的に誘導し 土地利用の整序を図ることを基本とします なお 地区計画の策定に当たっては 農林漁業との調和を図るため 関係機関との調整を十分に行う必要があります (1) 上位計画との適合性 せん 地区選定にあたっては 下記の県及び市町村の上位計画等に適合しなければなりま 県及び市町村国土利用計画等 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 ( 都市計画区域マスタープラン ) 議会の議決を経て定められた当該市町村の建設に関する基本構想 ( 総合振興計画 ) 市町村の都市計画に関する基本的な方針 ( 市町村マスタープラン ) 都市再生特別措置法に基づく立地適正化計画 3

(2) 区域選定の考え方 地区計画の区域には 以下の区域又は土地を含めないこととします 農業振興地域の整備に関する法律第 8 条第 2 項第 1 号で規定する 農用地区域 ( ただし 都市計画と農林漁業との調整措置 ( 農林水産省農村振興局 ) 第 5 章第 3に基づく調整が整ったときはこの限りではない ) 農地法による農地転用が許可されないと見込まれる農用地 次に掲げる区域その他の溢水 湛水 津波 高潮 がけ崩れ等による災害の発生のおそれのある区域ア土砂災害特別警戒区域イ津波災害特別警戒区域ウ災害危険区域エ地すべり防止区域オ急傾斜地崩壊危険区域 集落地域整備法第 3 条に規定する集落地域 上記のほか 都市計画運用指針等において 原則として地区計画の区域に含めな いことが望ましいと規定されている区域又は土地を対象とする場合は 関係機関 と事前調整を図ることが必要です 地区計画の区域に含めないことが望ましいとされている区域の例 ア工場立地法第 6 条第 1 項に規定する特定工場が立地している地区イ農村地域工業等による導入促進法 ( 昭和 46 年法律第 112 号 ) に規定する工業等導入地区ウ森林法に基づく保安林等エ自然環境保全法の指定地域及び自然公園法の特別地域 4

(3) 地区の規模及び形状の考え方 区域の規模等については 以下の考え方を踏まえるものとします なお 区域の規 模等が市街化区域編入の要件を満たす場合は 市街化区域への編入を基本とします 1 地区の規模 区域の規模は 一ないし二の建築敷地のみを対象として設定するのではなく 街区形成に足る一定の広がりをもった概ね5ヘクタール以上の土地の区域とします ただし 田園都市産業ゾーン基本方針において重点支援を行う圏央道以北地域や次のような周辺の土地利用状況などからやむを得ない場合については 概ね2ヘクタール以上とします ア地形地物等の制約から概ね5ヘクタール以上の設定が困難 かつ周辺の土地利用に支障を与えない場合 イ周辺の土地利用規制 ( 農用地区域等 ) 状況から概ね5ヘクタール以上の設定が困難 かつ周辺の土地利用に支障を与えない場合 ウ周辺の土地利用状況から 一体的かつ良好な土地利用が行われる場合 2 地区の形状 区域の境界は 原則として 道路その他の施設 河川その他の地形 地物等土地の範囲を明示するのに適当なものにより定めることとし 形状は整形となるよう留意する これにより難い場合には 地区整備計画において定めることとなる道路等の施設の配置に等を勘案して 敷地境界線等によりできる限り整形となるよう留意する 区域の周辺で当該区域と地形 地物等に挟まれた狭小な土地が発生しないよう留意する 5

(4) 都市と田園との調和の考え方 県の田園都市産業ゾーン基本方針に基づき 市街化調整区域において地区計画を定め る場合は 都市と田園との調和の観点から 次のことに留意すること 1 良好な景観の形成と周辺環境の保全 良好な景観を形成するため 建築物等に関する事項の制限において 建築物や工作物の形態又は色彩その他意匠の制限 垣又はさくの構造の制限を積極的に定めること 景観法に基づく 特定課題対応区域 や市町村の景観計画などを適切に運用するとともに 乱開発抑止のための啓発活動や監視活動を実施し 周辺環境の保全を図ること 田園環境との調和を図るため 産業地の外周に雑木林をイメージした高木植栽空間を配置し 緑地として地区施設に位置付けること また 既存の樹林地を含む場合は一定割合の保全を行うこと 区域及び区域周辺の地域における環境及び景観を保全するため 建築物等の高さの最高限度を定めること 2 建築条例の制定 市町村は 原則として 地区計画で定めた建築物の敷地 用途等に関する事項に ついて 建築基準法第 68 条の 2 に規定する条例を定めること 3 建築物の緑化率の最低限度を定める条例の制定 市町村は 原則として 地区計画で定めた建築物の緑化率の最低限度について 都市緑地法第 39 条第 2 項に規定する条例を定めること 4 地区施設の整備 維持管理の実効性の確保 地区施設の整備について 整備主体 整備時期 費用負担の方針を明らかにし 整備の実効性を確保すること 地区施設の維持管理について 財産の帰属 維持管理主体 維持管理費等の方針を明らかにし 地区施設の維持管理の実効性を確保すること 6