(3) 議事 1 懇談会親会における事業者等からのヒアリングについて資料 3-1に基づいて 多賀谷座長から説明が行われた 2 株式会社 NTTドコモ提出資料について資料 3-2に基づいて 株式会社 NTTドコモ山﨑氏から説明が行われた 3 KDDI 株式会社提出資料について資料 3-3に基づいて K

Similar documents
電波有効利用成長戦略懇談会成長戦略 WG( 第 5 回 ) 議事要旨 1. 日時 平成 30 年 1 月 29 日 ( 月 )13:00~14:45 2. 場所 中央合同庁舎第 2 号館 ( 総務省 ) 11 階第 3 特別会議室 3. 出席者 ( 敬称略 ) 構成員 : 東博暢 ( 株式会社日本総

資料 1-3 資料 1-4 資料 1-5 株式会社 NTT ドコモ提出資料 構成員提出資料 オブザーバー提出資料 5. 議事要旨 (1) 開会 1 鈴木総務審議官挨拶鈴木総務審議官から開催に当たっての挨拶が行われた 2 開催要綱の確認 資料 1-1 に基づき 事務局から開催要綱についての確認が行われ

電波有効利用成長戦略懇談会成長戦略WG(第2回) 議事要旨

<4D F736F F F696E74202D208EFC A6D95DB939982C98AD682B782E988D38CA98F9182CC8E518D6C8E9197BF5F E707074>

電波に関する問題意識(原座長提出資料)

5. 議事要旨 (1) 事務局説明資料 5-1 及び資料 5-2 に基づき 事務局から説明が行われた (2) 意見交換構成員等からの意見は 以下のとおり ( 岩浪構成員 ) 前回検討会において座長に対し 取りまとめ草案に異論はないとお伝えしたが 人々の生活や働き方がどのように変わるかという観点を加え

<4D F736F F F696E74202D F B8817A93648AC E096BE8E9197BF E >

平成25年度電波の利用状況調査の評価について

5 議事概要 (1) 開会 (2) 総務審議官挨拶 小笠原総務審議官から開会挨拶が行われた (3) 構成員の紹介 (4) 電波有効利用の促進に関する検討会の開催要綱 開催要綱について案のとおり承認された (5) 座長の選任及び座長代理の指名 中央大学研究開発機構教授土居範久構成員が座長に選任された

無線 LAN について 1 無線 LAN について 無線を使って構築されるLAN IEEE( 米国電気電子学会 )802 委員会のIEEE802.11グループで標準化されたものが無線 LA Nとして広く使用されている 無線 LAN 技術の推進団体であるWi-Fi Allianceによって相互接続性の

特定基地局の開設計画に係る認定申請の受付結果について 1 第 4 世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定申請を 本年 9 月 26 日 ( 金 ) から同年 10 月 27 日 ( 月 ) までの間 受け付けたところ 3 件の申請がありました < 申請者 (50 音順 )> 株

スライド 1

説明があった (3) 意見交換 各構成員等から以下の通り発言があった 三膳構成員 分科会報告書骨子( 案 ) 資料 6-3 の12p では 放送に関する中長期的な考え方が書かれているが ここでいう放送の定義は 放送事業者が提供している放送サービスを中心にしているという理解でよいか また 更なる周波数

個人住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)の記載内容に係る秘匿措置の促進(概要)

Microsoft Word - 04 【別添】基本的方針案v5.docx

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

資料 3 第 4 世代移動通信システムに関する 公開ヒアリング資料 2014 年 1 月 23 日 Copyright 2014 eaccess Ltd. All rights reserved

平成 29 年 4 月 12 日サイバーセキュリティタスクフォース IoT セキュリティ対策に関する提言 あらゆるものがインターネット等のネットワークに接続される IoT/AI 時代が到来し それらに対するサイバーセキュリティの確保は 安心安全な国民生活や 社会経済活動確保の観点から極めて重要な課題

( 参考 ) 地上デジタルテレビ放送の都市難視聴地域における受信障害対策共聴施設への経費助成業務の概要 業務概要対象施設の要件助成額実施見込み実施期間 地上テレビ放送の都市難視聴地域に設置された受信障害対策共聴施設のうち NHK の地上デジタルテレビ放送が引き続き都市難視聴となる地域において N H

(822000) (842000)

資料 4-1 海外における特定ラジオマイク等の使用実態及び動向調査結果 ( 中間報告案 ) 技術検討部会 1

我が国の電波の使用状況 ( 整理基準 ) (1) 本資料は 電波法において 電波 と定義されている 3000GHz 以下の電波について 我が国における周波数帯ごとの使用状況を図示したものです (2) 各周波数帯において複数の用途がある場合は 代表的なものを記載しています また 多段になっているものは

4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

平成30年基幹放送局の再免許の実施

資料 2-1 VHF 帯での利用を計画する 具体的システムの提案について 平成 30 年 12 月 21 日 ( 株 )NTT ドコモ 2018 NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved.

Microsoft Word - 02 報道資料本文.doc

行政苦情救済推進会議の意見を踏まえたあっせん

資料 4-7 資料 4-8 資料 4-9 資料 4-10 参考資料 4-1 参考資料 4-2 米国での端末修理再生事業の概要および今後の日本での事業展望と電波の有効利用促進に向けた意見要旨 アシュリオン ジャパン 電波の有効利用の促進に向けた検討課題 日本データ通信協会テレコム アイザック推進会議

開 会 それでは 定刻少し前でございますけれども ただいまから情報通信行 政 郵政行政審議会電気通信事業部会 第 46 回を開催いたします 本日は委員 8 名中 6 名が出席されておられますので 定足数を満たしております 会議に先立ちまして 総務省において人事異動があったということでございますので

が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

Microsoft Word - 【プレス】 _ミツウロコ・京セラ・NEC_IoT協業_Final-2.docx

< F2D E968BC681698E968CE3816A817A C8250>

( 常任本部会議の設置等 ) 第 9 条本部に常任本部会議を設置する 2 常任本部会議は 委員長 副委員長及び委員で組織する 3 委員長は 第 11 条第 1 項に規定する最高情報統括責任者をもって充てる 4 委員長は 常任本部会議の事務を総理する 5 副委員長は ICTに関する事務を分掌するプロジ

42

取組みの背景 これまでの流れ 平成 27 年 6 月 日本再興戦略 改訂 2015 の閣議決定 ( 訪日外国人からの 日本の Wi-Fi サービスは使い難い との声を受け ) 戦略市場創造プラン における新たに講ずべき具体的施策として 事業者の垣根を越えた認証手続きの簡素化 が盛り込まれる 平成 2

PowerPoint プレゼンテーション

緊急通報の現状 ( 回線保留機能等の仕組み ) 1 メタル電話は NTT 東日本 西日本の PSTN により 回線保留 及び 逆信 が可能 1 1 回線保留 とは が受話器を下ろしても指令台側が切断しない限り接続状態を維持すること 逆信 とは 回線保留状態でが受話器を下ろしている時に側から着信音を鳴

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

(4) 今後の進め方等について 事務局 ( 放送技術課 ) から 検討会の今後の進め方 について 資料 21-5 に沿って 説明が行われ 新たなCAS 機能に関する検討分科会 を設置することについて 承認がなされた (5) 意見交換 各構成員等から以下の通り発言があった 伊東構成員 NHKアーカイブ

健康保険料と国民健康保険料の二重払いの解消(概要)

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

背景 オフィスや家庭での無線 LAN 利用に加えて スマートフォンの普及に伴い空港 駅や競技場 イベント会場におけるモバイルデータ オフロードが増えています さらに モノがインターネットにつながる IoT *2 (Internet of Things) などの進展によって 無線 LAN の通信量 (

【資料1-4】電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」周知啓発用資料について

電波利用料技術試験事務に関する評価検討会議事次第

1. フォールバックが発生をする背景 フレッツ光 は NTT 東西と ISP 事業者様との連携により インターネット接続サービスを提供している フレッツ光 で によるインターネット接続のみご利用のお客さまが IPv6 に対応した Web サイトを最初に閲覧する際 フォールバック が発生する 本事象は

大規模災害等に備えたバックアップや通信回線の考慮 庁舎内への保存等の構成について示すこと 1.5. 事業継続 事業者もしくは構成企業 製品製造元等の破綻等により サービスの継続が困難となった場合において それぞれのパターン毎に 具体的な対策を示すこと 事業者の破綻時には第三者へサービスの提供を引き継

医療機器開発マネジメントにおけるチェック項目

<4D F736F F D B A815B836782CC8A C98C5782E9834B C4>

Microsoft PowerPoint - 今井.ppt

(1000 字を超える長文のため 以下に主な意見趣旨を抜粋 ) 150MHz 帯生体検知通報システムについて 山岳救助用を含めて 142.5~ MHz と ~146.99MHz としたらどうか 登山者検知通報システムについては時間的なチャネル共用が可能のため 当該システムにお

Microsoft Word - 01 議事要旨(第6回).doc

TRONSHOW2013記者発表

1. はじめに 1 需要曲線の考え方については 第 8 回検討会 (2/1) 第 9 回検討会 (3/5) において 事務局案を提示してご議論いただいている 本日は これまでの議論を踏まえて 需要曲線の設計に必要となる考え方について整理を行う 具体的には 需要曲線の設計にあたり 目標調達量 目標調達

資料3

<4D F736F F F696E74202D20288DB791D B836792B28DB88C8B89CA288CF68A4A94C529288A5497AA94C E93785F72312E >

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

資料 2-1 IoT 時代の電気通信番号に関する研究会事業者ヒアリング説明資料 2019 年 1 28 株式会社インターネットイニシアティブ

規制の事前評価の実施に関するガイドライン(素案)

Microsoft Word _FP_aquagates

801ZT オンラインマニュアル

帯電話加入数携帯電話加入者数の推移 年 9 月末現在加入数 ( 人口普及率 ) 携帯電話: 約 13,930 万加入 (108.8%) 第 3 世代携帯電話 (3G): 約 10,730 万加入 (83.8%) 3.9 世代携帯電話 (LTE): 約 3,200 万加入 (25.0%)

情報経済論

タブレット端末を活用した営業活動を支援する「金融機関向け日立モバイルクラウドサービス」を提供開始

移動通信の将来像と ドコモのネットワーク戦略

我が国の電波の使用状況 ( 整理基準 ) (1) 本資料は 電波法において 電波 と定義されている 3000GHz 以下の電波について 我が国における周波数帯ごとの使用状況を図示したものです (2) 各周波数帯において複数の用途がある場合は 代表的なものを記載しています また 多段になっているものは

奈良ファンとして登録の後 評価してもらう 登録したらいくらかのメリットを与える としたうえで 実際に奈良に来てもらって Web 上で評価してもらう メリットは金銭ではなく 1 年登録し 評価をしてもらったら情報を与えるというのはど うか IT の仕組みづくりも予算がいると思うが 時間的にも難しいが

データ流通促進ワーキンググループ について IoT 推進コンソーシアム 総務省及び経済産業省では 分野 産業の壁を超えてデータに関する取引を活性化させることを目的として データ流通促進ワーキンググループ を平成 28 年 1 月に設置し 事業者間でのデータ取引契約の際に課題となる事象についてユースケ

資料1-2 5GHz帯無線LANの周波数拡張に係る技術的条件の検討開始

報道関係者各位 2014 年 10 月 24 日 iphone6/6 Plus による RBB TODAY SPEED TEST 分析レポート 17 万件以上のデータを分析!iPhone 6/6 Plus 発売 1 ヵ月後 初の大規模調査では KDDI(au) が全国 7 地方 7 大都市で 1 位

1

調査研究の概要 報告書第 Ⅱ 編 (3 頁 ~) Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 2

報道資料

Microsoft Word - 13 地域イントラ.doc

PowerPoint プレゼンテーション

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

参考資料 1 電波利用料制度に関する専門調査会 ( 第 2 回 ) 議事要旨参考資料 2 電波利用料制度に関する専門調査会 ( 第 3 回 ) 議事要旨 5. 議事概要 (1) 公開ヒアリング ( 各者からの説明 ) ( 株 ) 湘南ベルマーレより 資料 4-1 に基づき 次期電波利用料制度に関する

< F2D D8791CC817995D28F578CE B38CEB94BD8966>

資料 3-3 諸外国等における計測の実施 広告表示の状況 2013 年 1 月 24 日 株式会社野村総合研究所 ICT メディア産業コンサルティング部 東京都千代田区丸の内 丸の内北口ビル

< F2D91DE E8BE08B8B D8790CF97A78BE082CC>

各種の固定電話回線で無鳴動 双方向接続を提供する LifeLink 集中監視システム 株式会社関西コムネット代表取締役社長中沼忠司目次 1. はじめに 2.LifeLink 集中監視システム 3. 無鳴動 双方向接続を可能とする4 通りの方式 4. 既設の T-NCU 集中監視システムを 継続して活

事例から振り返る    調査プロセスの検証

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

電波法関係審査基準 ( 平成 13 年 1 月 6 日総務省訓令第 67 号 ) の一部を改正する訓令案新旧対照表 ( 下線部は変更箇所を示す ) 改正案 現行 別紙 2 ( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準 別紙 2 ( 第 5 条関係 ) 無線局の目的別審査基準 第 1 ( 略 ) 第

周波数再編アクションプラン(平成26年10月改定版)(案)意見書

質問 1 11 月 30 日は厚生労働省が制定した 年金の日 だとご存じですか? あなたは 毎年届く ねんきん定期便 を確認していますか? ( 回答者数 :10,442 名 ) 知っている と回答した方は 8.3% 約 9 割は 知らない と回答 毎年の ねんきん定期便 を確認している方は約 7 割

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

カウンシルの創設について 重要インフラの情報セキュリティ対策の向上を図るため 重要インフラの情報セキュリティ対策の向上を図るため のにより のにより 2 月 日に創設 日に創設 政府機関から独立した会議体として 分野横断的な情報共有等の連携を推進 政府機関から独立した会議体と

バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

不必要な電波 ( 不要電波 ) をできる限り低減させるため 平成 17 年に無線設備のスプリアス発射の強度について 許容値の改正が行われました 詳細は 総務省の電波利用ホームページをご覧下さい

携帯電話の料金その他の提供条件に関する タスクフォース 取りまとめ 平成 27 年 12 月 16 日

教育長報告 ( 教育長 ) 平成 28 年 4 月 1 日から平成 28 年 5 月 26 日までの一般経過報告 事件 事故 問題行動等 今後の予定について報告 ( 教育長 ) 後程 何かありましたらご質問ください 続きまして事項書 3 議案に入らせていただきます 議案第 1 号熊野市立学校評議員の

①会計検査院_31指定職

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF312D DA18CE382CC8C9F93A28E968D802E707074>

1 目次 2 背景 目的 指針 設備 整備基準 対策 保守 大会終了後 進捗状況の把握およびフォローアップ / 7

2019 年 5 月 22 日 J.D. パワージャパン J.D. パワー 2019 年モバイルルーターサービス顧客満足度調査 J.D. パワー 2019 年ワイヤレスホームルーターサービス顧客満足度調査 ~ モバイルルーターは NTT ドコモが第 1 位 ワイヤレスホームルーターは UQ WiMA

Microsoft PowerPoint - SB Summit 08 keynote on demand ver5.0

601HW ユーザーガイド

Transcription:

電波有効利用成長戦略懇談会 ( 第 3 回 ) 議事要旨 1. 日時平成 30 年 1 月 30 日 ( 火 )10:00~11:50 2. 場所中央合同庁舎第 2 号館 ( 総務省 ) 7 階省議室 3. 出席者 ( 敬称略 ) 構成員 : 飯塚留美 ( 一般財団法人マルチメディア振興センター電波利用調査部研究主幹 ) 大谷和子 ( 株式会社日本総合研究所執行役員法務部長 ) 北俊一( 株式会社野村総合研究所プリンシパル上席コンサルタント ) 関口和一( 株式会社日本経済新聞社編集委員 ) 多賀谷一照( 獨協大学法学部教授 ) 高田潤一( 東京工業大学環境 社会理工学院教授 ) 藤原洋( 株式会社ブロードバンドタワー代表取締役会長兼社長 CEO) 三友仁志( 早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授 ) 総務省 : 坂井総務副大臣 小林総務大臣政務官 鈴木総務審議官 武田官房総括審議官 今林国際戦略局長 渡辺総合通信基盤局長 吉田官房総括審議官 奈良情報流通行政局審議官 椿国際戦略局参事官 湯本放送政策課長 小笠原総合通信基盤局総務課長 竹内電波部長 野崎電波政策課長 木村国際周波数政策室長 中村電波利用料企画室長 竹村事業政策課長 4. 配付資料資料 3-1 懇談会親会における事業者等からのヒアリングについて資料 3-2 株式会社 NTTドコモ提出資料資料 3-3 KDDI 株式会社提出資料資料 3-4 ソフトバンク株式会社提出資料資料 3-5 日本電気株式会社提出資料資料 3-6 YRP 研究開発推進協会提出資料 5. 議事要旨 (1) 開会 (2) 坂井総務副大臣 小林総務大臣政務官挨拶

(3) 議事 1 懇談会親会における事業者等からのヒアリングについて資料 3-1に基づいて 多賀谷座長から説明が行われた 2 株式会社 NTTドコモ提出資料について資料 3-2に基づいて 株式会社 NTTドコモ山﨑氏から説明が行われた 3 KDDI 株式会社提出資料について資料 3-3に基づいて KDDI 株式会社内田氏から説明が行われた 4 ソフトバンク株式会社提出資料について資料 3-4に基づいて ソフトバンク株式会社佃氏から説明が行われた 5 日本電気株式会社提出資料について資料 3-5に基づいて 日本電気株式会社清水氏から説明が行われた 6 YRP 研究開発推進協会提出資料について資料 3-6に基づいて YRP 研究開発推進協会甕氏から説明が行われた 7 意見交換 ( 高田構成員 ) 実状として あまり使用されていない周波数については比較的早く移行することも可能だが 実際に使用されている周波数については サービスを継続しながら移行を進めるのに苦労するという話を聞く そのような状況の中で 周波数の移行を促進するためにインセンティブを付与することには賛成である ( 関口構成員 ) 現状の周波数の返上に係るインセンティブ付与の仕組みではなかなか移行が進まないところもあるが どのような強化が必要か 700MHz 帯のラジオマイクに関しては コンサートツアーが終わるまで移行することができないという免許人もいるため 時間を要している 365 日 毎日のようにイベントを開催しているような免許人にとっては 移行のタイミングが難しい 具体例として 移行の負担が大きい中小企業に対し 税の優遇措置制度を活用できることを説明し ご協力いただいたことがある インセンティブの出し方によっては 速やかに移行せず粘っていた方が得をするのでは

ないかと考える免許人も出てくるかもしれない その対策として早期に移行した免許人に対して 高いインセンティブを与えることも考えられる ( 鈴木総務審議官 ) 今後は免許不要帯域を増やした方がよいのか それとも 電波の使用状況が把握できなくなってしまうため 免許不要帯域ではなく免許帯域で管理を行う方が望ましいのか ご意見を伺いたい 免許不要帯域が海外と異なる帯域となることで 製品を輸出できなくなるといった貿易障壁が生じることを危惧している ( 清水氏 ) いわゆる野良 Wi-Fiのように誰もが電波を利用できる環境になると 通信のパフォーマンスは低下する したがって 利用者が申請を行ったうえでクローズドな環境で電波を使用することが一つの案として考えられる また海外への輸出に関しては 免許不要帯域か否かというよりも 割り当てられる周波数帯による影響が大きいと考える 日本国民の生活が便利になるのであれば 免許不要帯域を拡大すべきだが 現実問題として干渉が生じる 電波が混雑している場所における利用状況把握が 新たなビジネスになるかもしれない また 免許不要帯域については まずは閉空間で使用すべき 今後 IoT 等の普及により 免許不要帯域の需要が爆発的に増えるが 干渉が許されないミッションクリティカルな用途と 情報収集の用途の2つに分かれると考えられる 利用者が利用するシステムの電波干渉の有無を把握し 理解したうえで ( 自らのニーズにあった ) システムを選択できるようにバランスを取った割当てが行われるべき 免許不要帯域については ある程度国際協調が進まないと 海外への輸出を行うことが難しく 製品の価格を抑えることもできないと考える ( 関口構成員 ) 現在の免許不要帯域は 誰が使用しているか把握できない状況であり ビジネス用途での利用が難しい 使用者を把握でき かつ ある程度の制御が可能な帯域を設けるべきではないかと考えるが 技術的な実現性や海外事例があれば伺いたい ( 甕氏 ) 海外事例は精査していないが 準天頂衛星のような位置把握技術や時間管理技術を組み合わせて 実現することとなる また 混信がどこまで許されるかといった課題が存在するため 技術開発や社会実装において 確認しながら進めていく必要がある ( 竹内電波部長 ) 付け加えると 現在 無線局数の上限は 登録局制度で管理できる規定があり 利用台

数を制限している これにより 例えば PHSの品質確保や車載レーダーの混信回避ができている ( 高田構成員 ) 割り当てられる周波数帯については 帯域幅があればどこでもよいのか 周波数の価値についてお考えを伺いたい 高い周波数帯の電波は遠くに飛ばないため そのような特性を補う技術の開発と併せて 用途の検討が必要である 可能であれば低い周波数帯の方が望ましいと考えている ( 高田構成員 ) 1.5GHz 帯のような日本独自の周波数帯であっても帯域が広ければよいのか それとも国際協調を踏まえた 世界的に共通の帯域が必要か 同じ品質の製品を安く提供できるようになるといった観点から 世界的に共通の帯域を強く意識した方がよいと考える 山﨑氏と同様 世界的に共通の帯域の方が望ましいと考える 端末や無線機器の調達において 日本独自の周波数帯の場合 製造にタイムラグが生じてしまう 最新技術をタイムリーに導入することが難しくなるため 世界的に共通の帯域かつ低い周波数帯であることが望ましい ( 清水氏 ) モバイルインフラに関しては 3 社と同じ意見です ( 藤原構成員 ) 資料 3-2に記載されている 電波の利用状況が一定の基準に満たない場合に周波数を返上する仕組みの創設について 具体的にどのような方法が考えられるか 具体的に検討を進めているわけではないが 電波の利用状況を自動で測定できる仕組みを導入し 測定時点の状況とその後の利用見込みも含めた報告を行うべきだと考えている ( 三友構成員 ) 携帯事業者 3 社は 電波オークションの導入に関して消極的な意見を発表されているが オークションを導入しないことのメリットをエビデンスと共にご説明いただきたい

電波オークションに係る支出が増えることで 研究開発への投資が減ることが考えられる また モバイルネットワーク自体への投資が増え その上に実装されるIoTやドローンといった付加サービスに目を向けられなくなる可能性がある 電波オークションに係る新たな支出が増えると どこかにしわ寄せが来ると考えている 海外の電波オークションについても うまくいっているところとそうでないところを確認していく必要がある 電波オークションを行った結果 イギリスとドイツの3Gの設備投資額は 日本の3 分の 1 以下となっている その影響もあり イギリスとドイツのLTE 外接続率が約 3 割の水準となっている 未だ2Gでの接続も残っている 一方 日本は99.9% に近いLTE 接続率となっている このように電波オークションが設備投資の足かせになっているという事実がある ( 大谷構成員 ) 発表の中で自治体に5Gを割り当てるという話があったが 割当て先は自治体がよいのか それとも民間事業者がよいのか慎重に判断すべき 地方においても 5Gなど高度な電波利用の機会を提供しなければならないが 設備の導入がうまくいってもその後の維持が負担になるという話もあったことを踏まえ 誰が電波の担い手となるべきかを検討すべき また 携帯電話や地方における電波利用の公共性について どのように電波利用料に反映するのがよいかお考えを伺いたい ( 清水氏 ) 医療を受けることができない人の支援を考えた場合 採算度外視で対応することは難しいため 住民の生活を豊かにするという観点から 自治体が取り組むことが考えられる 実際に遠隔医療に電波を使用することになった場合 電波利用料の話を含め 運用維持に関する検討が必要になる また 携帯キャリアの方々に対応いただいても問題ないと考えているが 運用のコストが課題になると考えられるため 何かしらの補助を設ける必要があると考える 公共性を勘案した特性係数については 具体的な数字があるわけではないが 観光地等への動線も含めた 地域のエリア整備を進めていく必要があると考えている ( 関口構成員 ) 現在の電波利用料については 高すぎるとお考えか 電波利用料を低減してもらうのはありがたいが ある程度の予算規模を確保するなら 電波の届きにくい所や光ファイバーのない場所に使ってほしい そうすれば 生活者の利

便性の向上にもつながる 山﨑氏と同じく 下げていただくのはありがたいが 使途とのバランスが難しい 電波利用料が下がるのはもちろんありがたいが 僻地や山間部等 経済合理性が見合わない場所への展開などにも電波利用料を充当していただきたい 8 坂井総務副大臣 小林総務大臣政務官から締めの発言 (4) 閉会 以上