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141 15' 141 18' 141 21' 141 24' 24 51' 24 51' 24 48' IJ T 24 48' IJ M IJ E IJ S 24 45' 24 45' 141 15' 141 18' 141 21' 141 24'

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29 年 1 月 21 日 19 時に硫黄島で観測された振動 1 月 21 日 19 時 28-29 分ごろ 微振動を硫黄島島内で感じた ( 海上自衛隊硫黄島航空基地隊気象班より連絡 ) 同時刻に地震 ( 図 1 と図 2) が観測され 暫定的に決定した震源は元山地区 ( 居住地区 ) の浅い場所 ( 図 3) に位置している ( マグニチュードは.9) なお地震波形記録 ( 図 1) には, 上記地震の他に小さな地震 2 つが認められるが 地震の活発化はみられなかった 図 1 地震波形記録 ( 硫黄島 3 観測点 1 月 21 日 19 時 ) 図 2 拡大波形図 図 3 暫定震源

硫黄島日別地震回数 ( 27/6/1~29/1/13 ) 12 1 8 6 4 2 天山 ( 高 ) 12 1 8 6 4 2 眼鏡岩 ( 高 ) 7 6 5 4 3 2 1 摺鉢山 ( 高 ) 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 12 1 8 6 4 2 天山 ( 低 ) 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 12 1 8 6 4 2 天山 ( 微 ) 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 12 1 8 6 4 2 眼鏡岩 ( 低 ) 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 12 1 8 6 4 2 眼鏡岩 ( 微 ) 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 12 1 8 6 4 2 摺鉢山 ( 低 ) 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 12 1 8 6 4 2 摺鉢山 ( 微 ) 27/6/1 27/7/1 27/8/1 27/9/1 27/1/1 27/11/1 27/12/1 28/1/1 28/2/1 28/3/1 28/4/1 28/5/1 28/6/1 28/7/1 28/8/1 28/9/1 28/1/1 28/11/1 28/12/1 29/1/1 天山欠測期間 眼鏡岩欠測期間 全観測点欠測期間 23/1/9 12: - 1/12 8: 26/1/13 4: - 1/16 11: 26 5/26 2: - 6/28 14:5 26 4/3-5/26 28 4/22 16: - 7/23 16:27 27 12/8 7: - 12/1 14: 26 7/1 22: - 7/26 17: 28/1/19 3:9-1/21 18:2 26 7/26 18: - 1/16 11: 摺鉢山欠測期間 28 2/24 12: - 2/24 14: 26/1/17 13: - 27/2/22 13:59 27/11/2-11/2 13: 28 3/23 7: - 3/23 11:3 28 7/22 : - 7/23 14: ( 地震数はモニター用波形からカウントした )

1 1 1 8 6 4 2 8 6 4 2 8 6 4 2 1995/4/1-29/1/13 東 ( 高 ) 1995/4/1 1996/4/1 1997/4/1 1998/4/1 1999/4/1 2/4/1 21/4/1 22/4/1 23/4/1 24/4/1 25/4/1 26/4/1 27/4/1 28/4/1 東 ( 低 ) 1995/4/1 1996/4/1 1997/4/1 1998/4/1 1999/4/1 2/4/1 21/4/1 22/4/1 23/4/1 24/4/1 25/4/1 26/4/1 27/4/1 28/4/1 東 ( 微 ) 1995/4/1 1996/4/1 1997/4/1 1998/4/1 1999/4/1 2/4/1 21/4/1 22/4/1 23/4/1 24/4/1 25/4/1 26/4/1 27/4/1 28/4/1 東 ( 防衛省 ) 日別地震回数 1 8 6 4 2 1 26/6/1 26/8/1 26/1/1 26/12/1 8 6 4 2 1 26/6/1 26/8/1 26/1/1 26/12/1 8 6 4 2 26/6/1-29/1/13 27/2/1 27/4/1 27/6/1 27/8/1 27/1/1 27/12/1 27/2/1 27/4/1 27/6/1 27/8/1 27/1/1 27/12/1 東 ( 高 ) 28/2/1 28/4/1 28/6/1 28/8/1 28/1/1 28/12/1 東 ( 低 ) 28/2/1 28/4/1 28/6/1 28/8/1 28/1/1 28/12/1 東 ( 微 ) 26/6/1 26/8/1 26/1/1 26/12/1 27/2/1 27/4/1 27/6/1 27/8/1 27/1/1 27/12/1 28/2/1 28/4/1 28/6/1 28/8/1 28/1/1 28/12/1 ( 地震数はモニター用波形からカウントした ) 東欠測状況 22/6/22-23/12/31 24/1/8 6: - 1/21 11: 24/7/13 1: - 7/21 6: 24/7/21 12: - 1/14 16: 24/1/2 13: - 25/1/13 8: 25/1/31 3: - 26 3/31 25/12/1-26 3/31 26/5/26 2: - 6/28 14:5 26/9/22 8: - 9/22 1: 26/9/22 22: - 9/23 12: 26/9/29 1: - 9/29 2: 26/9/29 5: - 9/29 6: 26/1/3 17: - 1/3 18: 26/1/11 18: - 1/15 6: 26/1/18 : - 1/18 18: 26/1/21 3: - 1/21 12: 26/1/23 13: - 1/24 13: 26/11/5 3: - 11/5 1: 26/11/6 4: - 11/6 14: 26/11/7 19: - 11/8 16: 26/11/9 6: - 11/9 23: 26/11/1 5: - 11/1 22: 26/11/11 2: - 11/13 2: 26/11/13 23: - 11/14 1: 26/11/14 8: - 11/14 1: 26/11/14 12: - 11/14 15: 26/11/15 7: - 11/16 9: 26/11/14 12: - 11/14 15: 26/11/15 7: - 11/16 9: 26 12/2 14: - 12/3 23: 26 12/5 21: - 12/6 21: 26 12/8 11: - 12/9 11: 26 12/1 2: - 12/11 1: 26 12/13 18: - 12/13 23: 26 12/23 14: - 12/24 6: 27 2/15 8: - 2/22 18: 27 5/1 15: - 5/3 13: 27 5/4 2: - 5/5 12: 27 5/7 22: - 5/8 23: 27 5/9 11: - 5/13 8: 27/6/3-6/4 欠測多発 27/6/24-6/26 欠測多発 27/6/29-6/3 欠測多発 27/8/1 欠測多発 27/8/11 11:: - 8/12 9: 27 9/13 7: - 9/24 7: 27 9/27 11: - 9/3 21: 27 1/1-1/3 27 1/11-1/16 欠測多発 27/1/2-1/22 27/1/23-1/3 欠測多発 27/11/2-28/1/22 欠測多発 28/1/24 18: - 2/5 9: 28/3/12-3/16 28/3/17-3/23 欠測多発 28/3/29-3/31 28/4/1-4/2 欠測多発 28/4/2-4/6 28/4/13-4/16 28/4/22-5/8 欠測多発 28/5/9-5/12 28/5/13-5/2 欠測多発 28/5/21-5/25 28/7/16-7/22 28/8/8-8/22 28 9/19-1/7 28 1/8 - 欠測中

2 IJM 1 硫黄島の GPS 解析結果 IJM -1-2 2 1 国土地理院 GEONET データとの併合解析結果 ( 変位時系列図,23 年 3 月 4 日 -29 年 1 月 14 日 ) -1-2 2 IJM IJT -2 IJS IJM -4-6 -8 2 2 IJT IJS 1 1-1 -1-2 1-2 2 IJT IJS -1-2 -3-4 -5-6 -7 1-1 2-2 IJS 4-2 2 IJT -4-6 -8 23 24 25 26 27 28 23 24 25 26 27 28 父島を基準点とした 本解析には国土地理院のデータを使用した

N 24.8 24.75 24.8 24.75 硫黄島の GPS 解析結果 国土地理院 GEONET データとの併合解析結果 ( 変位ベクトル図 ) 沈降 収縮期膨張期 (25 年 8 月 -26 年 8 月 15 日 ) (26 年 8 月 15 日 -28 年 4 月 3 日 ) (28 年 5 月 1 日 -29 年 1 月 14 日 ) IJS27 IJT IJT IJT IJM IJM IJM 64 64 64 NIED GSI OBS. 2 cm IJS IJS 65 65 NIED GSI OBS. 1 cm IJS 65 NIED GSI OBS. 2 cm OBS. 1 cm OBS. 1 cm OBS. 1 cm 141.3 141.5 E 141.3 141.5 E 141.3 141.5 父島を基準点とした 本解析には国土地理院のデータを使用した この地図の作成にあたっては 国土地理院発行の数値地図 5m メッシュ ( 標高 ) を使用した E

PALSAR 干渉解析によるの地殻変動 では 26 年 8 月頃から火山活動活発化に伴う大規模な隆起が発生しており, 元山の GPS 観測点における隆起量は 1m を超えている ( 第 1 図 ). 最近の隆起活動は静穏化しつつあるが, 緩やかに継続している. では, このような隆起活動をより詳しく調査するため, 陸域観測技術衛星 だいち の PALSAR データを用いた SAR 干渉解析を実施している. は, これまでに 5 つの軌道パスからの観測が実施されている. これらの観測データを用いて干渉解析を行い, 地殻変動を検出した. 得られた干渉画像は, 島内に設置されている GPS によって観測された母島に対する地殻変動と整合するように, 長波長誤差成分を補正している. 得られた干渉画像は, 観測間に生じた地殻変動による衛星 - 地表間距離 ( スラントレンジ ) の変化量であり, これは地殻変動ベクトルとレーダ波の入射方向ベクトルとの内積値に等しい. よって, 異なる軌道パスからは異なる地殻変動成分が得られる. これらのデータからでは, 地殻変動の変化を直感的に理解することが難しいので, すべての観測パスの入射方向ベクトルを含む共通面内において, その水平成分 ( 準東西成分 ) とそれに直交する成分 ( 準上下成分 ) に関する地殻変動の時間変化を最小二乗法によって求めた. 準東西成分は東方向からのずれが 1 度以下の成分であり, 準上下成分は垂直から南に 9 度傾く成分である. 第 2 図および第 3 図は, 本解析によって得られた地殻変動の準上下成分および準東西成分の時間変化を示す. 28 年の 6 月と 7 月に実施された衛星軌道を修正する面外制御による影響で,5 月から 9 月頃まで精度の良い干渉画像が得られなかった. よって, この期間の推定値は解析で得られる補間値である. それ以降において求められた準上下成分に注目すると, 元山付近においては顕著な隆起は見られないが, 元山の北海岸や南東海岸においては隆起が継続していることを示している. さらに, 第 4 図は 28 年 12 月 17 日と 29 年 2 月 1 日の干渉ペアから得られた暫定解であるが, 北海岸付近に顕著なスラントレンジ短縮パターンが見られ, 最近においても隆起が継続していることを示している. 謝辞. 本研究で用いた PALSAR データは PIXEL (PALSAR Interferometry Consortium to Study our Evolving Land surface) において共有しているものであり, 宇宙航空研究開発機構 (JAXA) と東京大学地震研究所との共同研究契約により JAXA から提供されたものである.PALSAR データの所有権は経済産業省および JAXA にある. 本解析においては, 国土地理院による GEONET の GPS データを使用した. 本資料の作成においては,( 株 ) 北海道地図による GISMAP を使用した. 第 1 図. 母島に対する硫黄島 1(GEONET 観測点 ) の上下変位.

第 2 図 26 年 1 月 3 日から 46 日ごとの準上下変位量 垂直から南に約 9 度傾斜 第 3 図 26 年 1 月 3 日から 46 日ごとの準東西変位量 東からのずれは 1 度以下 第 4 図 PALSAR の干渉解析から得られた 28 年 12 月 17 日から 29 年 2 月 1 日までの地 殻変動