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二さらに現代社会においては 音楽堂等は 人々の共感と参加を得ることにより 新しい広場 として 地域コミュニティの創造と再生を通じて 地域の発展を支える機能も期待されている また 音楽堂等は 国際化が進む中では 国際文化交流の円滑化を図り 国際社会の発展に寄与する 世界への窓 にもなることが望まれる

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岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

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前項に規定する事項のうち当該被験薬の治験薬概要書から予測できないもの に改め 同項を同条第三項とし 同条第一項の次に次の一項を加える 2治験依頼者は 被験薬について法第八十条の二第六項に規定する事項を知ったときは その発現症例一覧等を当該被験薬ごとに 当該被験薬について初めて治験の計画を届け出た日等

2 政府は 必要があると認めるときは 予算で定める金額の範囲内において 機構に追加して出資することができる 3 機構は 前項の規定による政府の出資があったときは その出資額により資本金を増加するものとする 第二章役員及び職員 ( 役員 ) 第六条機構に 役員として その長である理事長及び監事二人を置

を余儀なくされ 時には成長の各段階で過ごす学校や職場等において 適切な理解 支援が得られず 長期にわたり生活の質を著しく損なうことがある また アレルギー疾患の中には アナフィラキシーショックなど 突然症状が増悪することにより 致死的な転帰をたどる例もある 近年 医療の進歩に伴い 科学的知見に基づく

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五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

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二頁第三条第三項中 国家公安委員会 を 前項に定めるもののほか 国家公安委員会 に改め 同項を同条第五項とし 同条第二項の次に次の二項を加える 3国家公安委員会は 毎年 犯罪による収益の移転に係る手口その他の犯罪による収益の移転の状況に関する調査及び分析を行った上で 特定事業者その他の事業者が行う取

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Taro-再製造単回使用医療機器基準

 

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当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

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事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

部局名 : 大臣官房拉致被害者等支援担当室 EBPM 対象事業名 : 拉致被害者等の支援に必要な経費 1 課題把握 目標設定 北朝鮮当局による未曽有の国家的犯罪行為によって拉致された被害者が 本邦 に帰国することができずに北朝鮮に居住することを余儀なくされるとともに 本邦における生活基盤を失ったこと

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

Transcription:

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条 第十五条 ) 第二節アレルギー疾患医療の均てん化の促進等 ( 第十六条 第十七条 ) 第三節アレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上 ( 第十八条 ) 第四節研究の推進等 ( 第十九条 ) 第五節地方公共団体が行う基本的施策 ( 第二十条 ) 第四章アレルギー疾患対策推進協議会 ( 第二十一条 第二十二条 ) 附則 第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は アレルギー疾患を有する者が多数存在すること アレルギー疾患には急激な症状の悪化を繰り返し生じさせるものがあること アレルギー疾患を有する者の生活の質が著しく損なわれる場合が多いこと等アレルギー疾患が国民生活に多大な影響を及ぼしている現状及びアレルギー疾患が生活環境に係る多様かつ複合的な要因によって発生し かつ 重症化することに鑑み アレルギー疾患対策の一層の充実を図るため アレルギー疾患対策に関し 基本理念を定め 国 地方公共団体 医療保険者 国民 医師その他の医療関係者及び学校等の設置者又は管理者の責務を明らかにし 並びにアレルギー疾患対策の推進に関する指針の策定等について定めるとともに アレルギー疾患対策の基本となる事項を定めることにより アレルギー疾患対策を総合的に推進することを目的とする ( 定義 ) 第二条この法律において アレルギー疾患 とは 気管支ぜん息 アトピー性皮膚炎 アレルギー性鼻炎 アレルギー性結膜炎 花粉症 食物アレルギーその他アレルゲンに起因する免疫反応による人の生体に有害な局所的又は全身的反応に係る疾患であって政令で定めるものをいう ( 基本理念 ) 第三条アレルギー疾患対策は 次に掲げる事項を基本理念として行われなければならない

一アレルギー疾患が生活環境に係る多様かつ複合的な要因によって発生し かつ 重症化することに鑑み アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に資するため 第三章に定める基本的施策その他のアレルギー疾患対策に関する施策の総合的な実施により生活環境の改善を図ること 二アレルギー疾患を有する者が その居住する地域にかかわらず等しく科学的知見に基づく適切なアレルギー疾患に係る医療 ( 以下 アレルギー疾患医療 という ) を受けることができるようにすること 三国民が アレルギー疾患に関し 適切な情報を入手することができるとともに アレルギー疾患にかかった場合には その状態及び置かれている環境に応じ 生活の質の維持向上のための支援を受けることができるよう体制の整備がなされること 四アレルギー疾患に関する専門的 学際的又は総合的な研究を推進するとともに アレルギー疾患の重症化の予防 診断 治療等に係る技術の向上その他の研究等の成果を普及し 活用し 及び発展させること ( 国の責務 ) 第四条国は 前条の基本理念 ( 次条において 基本理念 という ) にのっとり アレルギー疾患対策を総合的に策定し 及び実施する責務を有する ( 地方公共団体の責務 ) 第五条地方公共団体は 基本理念にのっとり アレルギー疾患対策に関し 国との連携を図りつつ 自主的かつ主体的に その地域の特性に応じた施策を策定し 及び実施するよう努めなければならない ( 医療保険者の責務 ) 第六条医療保険者 ( 介護保険法 ( 平成九年法律第百二十三号 ) 第七条第七項に規定する医療保険者をいう ) は 国及び地方公共団体が講ずるアレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に関する啓発及び知識の普及等の施策に協力するよう努めなければならない ( 国民の責務 ) 第七条国民は アレルギー疾患に関する正しい知識を持ち アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に必要な注意を払うよう努めるとともに アレルギー疾患を有する者について正しい理解を深めるよう努めなければならない ( 医師等の責務 ) 第八条医師その他の医療関係者は 国及び地方公共団体が講ずるアレルギー疾患対策に協力し アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に寄与するよう努めるとともに アレルギー疾患を有する者の置かれている状況を深く認識し 科学的知見に基づく良質かつ適切なアレルギー疾患医療を行うよう努めなければならない ( 学校等の設置者等の責務 )

第九条学校 児童福祉施設 老人福祉施設 障害者支援施設その他自ら十分に療養に関し必要な行為を行うことができない児童 高齢者又は障害者が居住し又は滞在する施設 ( 以下 学校等 という ) の設置者又は管理者は 国及び地方公共団体が講ずるアレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に関する啓発及び知識の普及等の施策に協力するよう努めるとともに その設置し又は管理する学校等において アレルギー疾患を有する児童 高齢者又は障害者に対し 適切な医療的 福祉的又は教育的配慮をするよう努めなければならない ( 法制上の措置等 ) 第十条政府は アレルギー疾患対策を実施するため必要な法制上又は財政上の措置その他の措置を講じなければならない 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( アレルギー疾患対策基本指針の策定等 ) 第十一条厚生労働大臣は アレルギー疾患対策の総合的な推進を図るため アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な指針 ( 以下 アレルギー疾患対策基本指針 という ) を策定しなければならない 2 アレルギー疾患対策基本指針は 次に掲げる事項について定めるものとする 一アレルギー疾患対策の推進に関する基本的な事項二アレルギー疾患に関する啓発及び知識の普及並びにアレルギー疾患の予防のための施策に関する事項三アレルギー疾患医療を提供する体制の確保に関する事項四アレルギー疾患に関する調査及び研究に関する事項五その他アレルギー疾患対策の推進に関する重要事項 3 厚生労働大臣は アレルギー疾患対策基本指針を策定しようとするときは あらかじめ 関係行政機関の長に協議するとともに アレルギー疾患対策推進協議会の意見を聴くものとする 4 厚生労働大臣は アレルギー疾患対策基本指針を策定したときは 遅滞なく これをインターネットの利用その他適切な方法により公表しなければならない 5 厚生労働大臣は 適時に アレルギー疾患対策基本指針に基づくアレルギー疾患対策の効果に関する評価を行い その結果をインターネットの利用その他適切な方法により公表しなければならない 6 厚生労働大臣は アレルギー疾患医療に関する状況 アレルギー疾患を有する者を取り巻く生活環境その他のアレルギー疾患に関する状況の変化を勘案し 及び前項の評価を踏まえ 少なくとも五年ごとに アレルギー疾患対策基本指針に検討を加え 必要があると認めるときには これを変更しなければならない 7 第三項及び第四項の規定は アレルギー疾患対策基本指針の変更について準用する

( 関係行政機関への要請 ) 第十二条厚生労働大臣は 必要があると認めるときは 関係行政機関の長に対して アレルギー疾患対策基本指針の策定のための資料の提出又はアレルギー疾患対策基本指針において定められた施策であって当該行政機関の所管に係るものの実施について 必要な要請をすることができる ( 都道府県におけるアレルギー疾患対策の推進に関する計画 ) 第十三条都道府県は アレルギー疾患対策基本指針に即するとともに 当該都道府県におけるアレルギー疾患を有する者に対するアレルギー疾患医療の提供の状況 生活の質の維持向上のための支援の状況等を踏まえ 当該都道府県におけるアレルギー疾患対策の推進に関する計画を策定することができる 第三章基本的施策 第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 知識の普及等 ) 第十四条国は 生活環境がアレルギー疾患に及ぼす影響に関する啓発及び知識の普及 学校教育及び社会教育におけるアレルギー疾患の療養に関し必要な事項その他のアレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減の適切な方法に関する教育の推進その他のアレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に関する国民の認識を深めるために必要な施策を講ずるものとする ( 生活環境の改善 ) 第十五条国は アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に資するよう 大気汚染の防止 森林の適正な整備 アレルギー物質を含む食品に関する表示の充実 建築構造等の改善の推進その他の生活環境の改善を図るための措置を講ずるものとする 第二節アレルギー疾患医療の均てん化の促進等 ( 専門的な知識及び技能を有する医師その他の医療従事者の育成 ) 第十六条国は アレルギー疾患に関する学会と連携協力し アレルギー疾患医療に携わる専門的な知識及び技能を有する医師 薬剤師 看護師その他の医療従事者の育成を図るために必要な施策を講ずるものとする ( 医療機関の整備等 ) 第十七条国は アレルギー疾患を有する者がその居住する地域にかかわらず等しくそのアレルギー疾患の状態に応じた適切なアレルギー疾患医療を受けることができるよう 専門的なアレルギー疾患医療の提供等を行う医療機関の整備を図るために必要な施策を講ずるものとする

2 国は アレルギー疾患を有する者に対し適切なアレルギー疾患医療が提供されるよう 国立研究開発法人国立成育医療研究センター 独立行政法人国立病院機構の設置する医療機関であって厚生労働大臣が定めるもの 前項の医療機関その他の医療機関等の間における連携協力体制の整備を図るために必要な施策を講ずるものとする 第三節アレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上 第十八条国は アレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上が図られるよう アレルギー疾患を有する者に対する医療的又は福祉的援助に関する専門的な知識及び技能を有する保健師 助産師 管理栄養士 栄養士 調理師等の育成を図るために必要な施策を講ずるものとする 2 国は アレルギー疾患を有する者に対しアレルギー疾患医療を適切に提供するための学校等 職場等と医療機関等との連携協力体制を確保すること 学校等の教員又は職員 事業主等に対するアレルギー疾患を有する者への医療的 福祉的又は教育的援助に関する研修の機会を確保すること アレルギー疾患を有する者及びその家族に対する相談体制を整備すること アレルギー疾患を有する者についての正しい理解を深めるための教育を推進することその他のアレルギー疾患を有する者の生活の質の維持向上のために必要な施策を講ずるものとする 第四節研究の推進等 第十九条国は アレルギー疾患の本態解明 革新的なアレルギー疾患の予防 診断及び治療に関する方法の開発その他のアレルギー疾患の罹患率の低下並びにアレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減に資する事項についての疫学研究 基礎研究及び臨床研究が促進され 並びにその成果が活用されるよう必要な施策を講ずるものとする 2 国は アレルギー疾患医療を行う上で特に必要性が高い医薬品 医療機器及び再生医療等製品の早期の医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和三十五年法律第百四十五号 ) の規定による製造販売の承認に資するよう その治験が迅速かつ確実に行われる環境の整備のために必要な施策を講ずるものとする 第五節地方公共団体が行う基本的施策 第二十条 地方公共団体は 国の施策と相まって 当該地域の実情に応じ 第十四条から第十八 条までに規定する施策を講ずるように努めなければならない 第四章アレルギー疾患対策推進協議会

第二十一条厚生労働省に アレルギー疾患対策基本指針に関し 第十一条第三項 ( 同条第七項において準用する場合を含む ) に規定する事項を処理するため アレルギー疾患対策推進協議会 ( 次条において 協議会 という ) を置く 第二十二条協議会の委員は アレルギー疾患を有する者及びその家族を代表する者 アレルギー疾患医療に従事する者並びに学識経験のある者のうちから 厚生労働大臣が任命する 2 協議会の委員は 非常勤とする 3 前二項に定めるもののほか 協議会の組織及び運営に関し必要な事項は 政令で定める 附則抄 ( 施行期日 ) 第一条この法律は 公布の日から起算して一年六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する ただし 附則第三条の規定は 独立行政法人通則法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律 ( 平成二十六年法律第六十七号 ) の公布の日又はこの法律の公布の日のいずれか遅い日から施行する 附則 ( 平成二六年六月一三日法律第六七号 ) 抄 ( 施行期日 ) 第一条この法律は 独立行政法人通則法の一部を改正する法律 ( 平成二十六年法律第六十六号 以下 通則法改正法 という ) の施行の日から施行する