MACH でのテスト方法 1 版 2009 年 3 月 1 日 SEC 鈴木電子有限会社 http://sec-suzuki.com/ 1
条件 当社のCNCインターフェース基板と2 相ドライバー基板のMACHのMILLに接続時の例 以下に記述することは全て上記の条件の為の物です 推測して他の物に適用することも可能です 2 相ドライバーの資料 http://sec-suzuki.com/step-2p-v1.pdf CNCインターフェースの資料 http://sec-suzuki.com/pala-cnc-v2.pdf 2
MACH のダウンロードとインストール http://www.machsupport.com/ http://www.machsupport.com/downloads/mach3version3.042.021.exe 2009/03/01 現在此が最新版です ダウンロードしてお好きなホルダーにインストールします インストール後必ず ウインドウズを再起動します そうしないと 最悪ハングアップします 1. MACH のパラレルドライバーの確認 MACH のインストールしたホルダー内のコマンド で パラレルポートのテストを します OK に成れば良いみたいです 詳しく無いです 3
2. MACH のコンフィグ設定 マッハの MILL を起動します Config Select Native Units を選択します 私は MM s を選択しました インチは普段使用していないので製図出来ません Ports And Pins を選択します 4
タブ Port Setup And Axis Selection を確認します Port #1-Port Enabled にチェックが入って 選択してある事 Motor Outputs の設定 取り敢えずモーターの設定を上記の様にしておいて下さい 当社のパラレルポートとドライバーの説明に沿っています 5
Input Signals の設定 入力ピンは ご自分で自由に設定可能ですが ここでは 取り敢えず上記の様に設定して下さい Output Signals の設定 出力ピンも ご自分で任意に設定可能な物ですが ここでは取り敢えずこの様に設定して下さい 6
Output #1~#4 の設定は Spindle Setup にて行います 取り敢えず上記の様にしておいて下さい テストがしやすくなる様にしています 7
Motor Tuning を選択します Steps Per を 1600 にします モーターが単体で 0 から 1.000 の数値で 1 回転します Velocity Accelerration は以後のテストでモーターが正常に回転する数値にその都度変更して 下さい Step Pulse Dir Pulse は少しでも安定する様にパルス幅は大きめにしておきます 8
3. 次に各基板とモーターの配線確認 当社ドライバー基板 SL24-2 /CK 差動 電圧出力 CK SL24-4 /DIR 差動 電圧出力 DIR SL24-7 +5V +5V SL24-8 0V 0V 用途 コネクタ番号 信号名 5V 電源 SL22-1 SL22-2 +5V 0V X 軸 信号 SL24-1 CK 差動 未使用 2,3 SL24-2 /CK 差動 電圧出力 SL24-3 DIR 差動 未使用 SL24-4 /DIR 差動 電圧出力 SL24-5 CK オープンコレクタ 未使用 SL24-6 DIR オープンコレクタ 未使用 SL24-7 SL24-8 +5V 0V Y 軸 信号 SL25-1 同上 9
4,5 ~8 Z 軸 信号 SL26-1 同上 6,7 ~8 A 軸 信号 SL27-1 同上 8,9 ~8 2 相ドライバー新型の情報 1 リンク参照 4. カレントダウン 当社 2 相ステップドライバー接続 コネクター SL23の各信号をモータードライバーの REF に接続します R9,T1は不使用になります SL23-1 SL23-2 SL23-3 SL23-4 X 用カレントダウン Y 用カレントダウン Z 用カレントダウン A 用カレントダウン カレントダウン SL23-1 SL23-2 SL23-3 SL23-4 X 用カレントダウン 1KΩとトランジスターで0Vへ Y 用カレントダウン 1KΩとトランジスターで0Vへ Z 用カレントダウン 1KΩとトランジスターで0Vへ A 用カレントダウン 1KΩとトランジスターで0Vへ 10
接続全貌パラレルコード >>>CNC インターフェース基板 >>>2 相ステップモータードライバー +5V 電源 >>> CNC インターフェース基板 +24V 電源 >>>2 相ステップモータードライバー >>>2 相ステッピングモーター 電源の極性と電圧は電源接続前に充分に確認をすること ドライバーのデップスイッチは 2 相ドライバーのディップスイッチ参照して下さいここでは 1/8モードを使用しますモーター単体でフルステップで200パルスで1 回転ですから1/8モードなので 200X8=1600とします 実機で送りネジが 1 回転 1.5ミリピッチのネジの時は 1600/1.5=1066.66666 と Steps Per は 端数になります 11
モーター接続は接触不良が生じない様に確実に必要なら 1P 端子を圧着して下さい パラレルポートを接続します 電源は+24と+5はオンにする順番はどちらでも可能です CNC インターフェース基板のカレントダウンのコネクターを外しておきます 電源を入れるとモーターがロックします デジタル電圧計にて REF---G の電圧を確認します モーターコイルの電流値は 0.15V=1A 0.30V=2A 0.45V=3A となっています CNC インターフェース基板のカレントダウンのコネクターを差し込みますデジタル電圧計にて REF---G の電圧を確認します カレントダウン時の電流が解りますモーターコイルが蓄熱するとなかなか温度が下がらないです 温度が磁石のキューリー点を超えると磁力が無くなりモータートルクが無くなります トルクアップをしようと電流流しても過熱してしまうとトルクが無くなると言うことです 冷却ツールを用いても良いと思います 高信頼性の冷却ファンを搭載し 省スペースで効率的にモーターを空冷できるモータークーラー http://www.orimvexta.co.jp/products/motor_c/index.htm 趣味ならアルミを曲げて自作しても良いかと思います此高価ですから 汗 12
MACH のメイン画面で TAB キーを押すと下記の様に JOG 操作パネルが現れます 非常停止が働いていると Reset が赤く点滅します マウスでクリックするとリセットします 13
JOG 操作パネルの説明 Cycle Jog Step をクリックする度 Step Pulse の量が変更されますミリ単位の設定なので 1.0000ミリ 0.1000ミリ 0.0100ミリ 0.0010ミリ 0.0001ミリ 1.0000ミリと循環します Jog Mode をクリックする度 Cont( ジョグ指令スイッチを押している間モーター回転 ) 又は Step(Cycle Jog Ste で決められた量だけモーターが回ります ) X+ Jog Mode で設定したモーター回転を + 方向に行います X- Jog Mode で設定したモーター回転を - 方向に行います Y+ Jog Mode で設定したモーター回転を + 方向に行います Y- Jog Mode で設定したモーター回転を - 方向に行います Z+ Jog Mode で設定したモーター回転を + 方向に行います Z- Jog Mode で設定したモーター回転を - 方向に行います 4+ Jog Mode で設定したモーター回転を + 方向に行います 4- Jog Mode で設定したモーター回転を - 方向に行います 14
このときの回る速度は F6.0 の初期の状態と思います可成り遅いです 変更はメイン画面の Feedrate の数値をクリックして直接数値を書き換えても変更可能で す 4. JOG で動いたら次は数値で動かしてみましょう MDI MACH のメイン画面の隣の画面のタブをクリックします 15
例として全ての軸が高速で 0~+10.0000,+10.0000~-10.0000-10.0000~0.0000 に戻る 画面の Feedrate の数値をクリックして直接数値を書き換え高速のF300に仮に変更しておきます Input の入力欄をクリックして入力可能にします下記の物を順次入力後 をすると実行されます モーター回転します G90 位置が絶対値で指示 G0 X0 Y0 Z0 A0 高速で X,Y,Z,A 軸が 0に移動 X10 Y10 Z10 A10 高速で X,Y,Z,A 軸が 10に移動 X-10 Y-10 Z-10 A-10 高速で X,Y,Z,A 軸が -10に移動 X0 Y0 Z0 A0 高速で X,Y,Z,A 軸が 0に移動 http://www.youtube.com/watch?v=ju-fqpw4au0 モーターの軸に目印を付けておくと回転の様子が良く判ります 次は指定速度 F100 で上記の動作 X0 Y0 Z0 A0 F100 X,Y,Z,A 軸が 0に移動 X10 Y10 Z10 A10 X,Y,Z,A 軸が 10に移動 X-10 Y-10 Z-10 A-10 X,Y,Z,A 軸が -10に移動 X0 Y0 Z0 A0 X,Y,Z,A 軸が 0に移動 F 値や G0 や G90 等は 1 度実行すると変更するまで同じ動作になります 16
5 連続したNCデータでの回転 記述例 G90 G0 X0 Y0 Z0 A0 X10 Y10 Z10 A10 X-10 Y-10 Z-10 A-10 G0 X0 Y0 Z0 A0 M30 としました 保存は G0TEST.TAP としました 動きは MDI の時と同じ様になります 17
6 汎用出力のモニタ Diagnostics タブにて画面切り替えて右下の出力モニタをします 先ず 下記の 3 つのボタンを押してモニタ表示が変化するのを確認します Spindle にて Output1 点滅 Flood にて Output3 点滅 Mist にて Output4 点滅 18
黄色の帯のMDI入力で M4を実行すると Output1 消灯 Output2点滅 になります 19
基板の 1,14,16,17 にそれぞれ対応した出力がでます 0-5V の電圧出力です 7 汎用入力モニタ 入力 10,11,12,13,15 の 2 番と 3 番ピンを順番にジャンパー又はショートする Emergency Input1~Input4 が点滅します 20