APPENDIX C 次のタスクリストを使用して 音声認識ソフトウェアを別の音声認識サーバにインストールし 設定します このタスクは Cisco Unity インストレーションガイド に記載されている詳細な手順を参照します ドキュメントに従って 正しくインストールを完了してください この付録の内容は Cisco Unity ライセンスに音声認識が含まれていること および新しい Cisco Unity システムの音声認識サーバをインストールして設定することを前提としています 音声認識サーバを既存の Cisco Unity システムに追加する場合は http://www.cisco.com/en/us/products/sw/voicesw/ps2237/prod_installation_guides_list.html から入手可能な 該当する Cisco Unity リコンフィギュレーションアップグレードガイド の Cisco Unity 5.x システムへの機能の追加 の章の 音声認識の追加 の項を参照してください 1. 音声認識サーバを 乾燥していて涼しく 埃のない場所で ネットワーク接続の近くに配置します 2. サポートしている周辺装置をサーバに接続します 製造元のインストール手順およびテスト手順に従ってください 3. 市販の Windows ディスクを使用して Windows Server 2003 をインストールする場合は RAID アレイを構成します P.4-4 の RAID アレイの構成 ( 特定のインストール ) を参照してください 4. 次の該当する手順に従って Windows Server 2003 をインストールし 設定します Cisco Unity サーバをシスコから購入した場合 :P.4-5 の Cisco Unity プラットフォームコンフィギュレーションディスクを使用した Windows Server 2003 のインストール を参照してください Cisco Unity サーバを別のベンダーから購入した場合 :P.4-11 の 市販の Windows Server 2003 ディスクを使用した Windows Server 2003 のインストール を参照してください 注意 Cisco Unity 音声認識ソフトウェアは Windows 2000 Server を実行するサーバにはインストールできません 5. 市販の Windows ディスクを使用して Windows Server 2003 をインストールした場合 : プラットフォームのストレージ構成要件に従ってパーティションを作成します P.C-3 の パーティションの作成 を参照してください 6. 必要な Windows サービスパックとアップデート およびオプションの Cisco Security Agent for Cisco Unity をインストールします P.C-4 の 必要な Windows Server 2003 サービスパックとアップデート および Cisco Security Agent for Cisco Unity のインストール を参照してください 7. Cisco Unity サーバにデュアル NIC が装着されている場合 : デュアル NIC を構成するか その構成を確認します P.5-3 の Cisco Unity サーバ内のデュアル NIC の構成 を参照してください C-1
8. Windows エクスプローラのフォルダ設定を変更し トラブルシューティング中にすべてのファイルおよびフォルダが表示されるようにします P.5-11 の Windows エクスプローラのフォルダ設定の変更 を参照してください 9. オプション : アンチウィルスソフトウェアをインストールします P.5-14 の アンチウィルスソフトウェアのインストール ( オプション ) を参照してください 10. ネットワークケーブルを音声認識サーバに接続します サーバにデュアル NIC が装着されている場合は 必ずプライマリ NIC( デュアル NIC を AFT または NFT 用に設定した場合 ) または有効になっている NIC にケーブルを接続します 11. TCP/IP プロパティを設定します P.5-15 の TCP/IP プロパティの設定 を参照してください 12. サーバに有効な IP アドレスが設定されていること およびサーバがネットワークに接続されていることを確認します P.5-16 の IP アドレスおよびネットワーク接続の確認 を参照してください 13. アンチウィルスソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity がサーバにインストールされている場合 : アンチウィルスサービスおよび Cisco Security Agent for Cisco Unity サービスを無効にします P.5-17 の アンチウィルスサービスおよび Cisco Security Agent サービスの無効化 を参照してください 14. オプション : 音声認識サーバを Cisco Unity サーバと同一のドメインのメンバーサーバとして追加します ( このサーバがワークグループサーバでもかまいません ) P.C-5 の 音声認識サーバのドメインへの追加 ( オプション ) を参照してください 15. Cisco Unity 音声認識ソフトウェアを 音声認識サーバと Cisco Unity サーバにインストールします P.C-6 の Cisco Unity 音声認識ソフトウェアのインストール を参照してください 16. 音声認識ソフトウェアを設定します P.C-7 の 音声認識ソフトウェアの設定 を参照してください 17. アンチウィルスソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity がサーバにインストールされている場合 : 選択したディレクトリをウィルス検出の対象から除外します P.C-8 の 選択したディレクトリのウィルス検出対象からの除外 を参照してください 18. Cisco Unity 音声認識サーバとの適合性が確認されている最新の Windows Server 2003 サービスパック ( ある場合 ) をインストールします また 最新の Cisco Unity Server Updates ウィザードを実行して Cisco Unity 音声認識サーバとの使用が推奨されている最新のアップデート およびオプションの Cisco Security Agent for Cisco Unity をインストールします P.C-9 の 最新の Windows Server 2003 サービスパックおよびアップデートのインストール を参照してください 19. アンチウィルスソフトウェアまたは Cisco Security Agent for Cisco Unity がサーバにインストールされている場合 : アンチウィルスサービスおよび Cisco Security Agent for Cisco Unity サービスを再度有効にします P.8-32 の ウィルス検出サービスおよび Cisco Security Agent サービスの再有効化 を参照してください 20. 音声認識サーバにオプションのソフトウェアをインストールします オプションのソフトウェアのインストール の章を参照してください C-2
パーティションの作成 パーティションの作成 ( 注 ) シスコから購入した Cisco Unity サーバの場合は この項を省略してください サーバに同梱の Cisco Unity プラットフォームコンフィギュレーションディスクを使用して Windows をインストールした場合 パーティションは自動的に作成されます Cisco Unity 音声認識サーバとしての適合性が確認されたサーバには 1 つのハードディスクまたは 1 つの RAID アレイのいずれかが装備されています C: パーティションは Windows のインストール時に自動的に作成されます ハードディスクまたは RAID アレイの残りの領域に別のパーティションを作成するには 次の手順を実行します パーティションを作成する Administrators グループのメンバーとして Windows にログオンします Windows の [ スタート ] メニューで [ プログラム ]>[ 管理ツール ]>[ コンピュータの管理 ] をクリックします [ 記憶域 ] の下のフォルダ構造表示で [ ディスクの管理 ] をクリックします ステップ 4 C: パーティションの次の未割り当て領域を右クリックし [ 新しいパーティション ] をクリックします ステップ 5 [ 新しいパーティションウィザード ] で [ 次へ ] をクリックします ステップ 6 [ 拡張パーティション ] をクリックし [ 次へ ] をクリックします [ プライマリパーティション ] はクリックしないでください ステップ 7 ステップ 8 残りのディスク領域を使用することを指定し [ 次へ ] をクリックします 設定を確認し [ 完了 ] をクリックします ステップ 9 [ ディスクの管理 ] ユーティリティで 新しいパーティションを右クリックし [ 新しい論理ドライブ ] をクリックします 0[ パーティションの作成ウィザードの開始 ] 画面で [ 次へ ] をクリックします 1[ 論理ドライブ ] をクリックし [ 次へ ] をクリックします 2 最大のディスク領域を使用することを指定し [ 次へ ] をクリックします 3 ドライブ文字を割り当て [ 次へ ] をクリックします 4 NTFS ファイルシステムフォーマットを指定し [ 次へ ] をクリックします 5 設定を確認し [ 完了 ] をクリックします C-3
必要な Windows Server 2003 サービスパックとアップデート および Cisco Security Agent for Cisco Unity のインストール 必要な Windows Server 2003 サービスパックとアップデート および Cisco Security Agent for Cisco Unity のインストール 注意 Cisco Unity 音声認識との使用が推奨されている最新の Windows Server 2003 サービスパックはまだインストールしないでください 現行バージョンの Cisco Unity 音声認識との適合性が 現行バージョンのリリース後に確認されたサービスパックは Cisco Unity 音声認識のセットアップでテストされていないため セットアップが失敗する可能性があります 必要な Windows Server 2003 サービスパックを 該当する Cisco Unity Service Pack CD からインストールします サービスパック CD の内容は ご使用のバージョンの Cisco Unity に応じた Cisco Unity リリースノート に記載されています Cisco Unity リリースノート は http://www.cisco.com/en/us/products/sw/voicesw/ps2237/prod_release_notes_list.html から入手可能です P.2-3 の インストールを行うためのソフトウェアのダウンロード を参照してダウンロードした Cisco Unity Server Updates ウィザードを実行して Cisco Unity 音声認識に適用される Microsoft アップデートおよびオプションの Cisco Security Agent for Cisco Unity をインストールします 必要な Windows Server 2003 サービスパックを Cisco Unity 音声認識サーバにインストールする 該当する Cisco Unity Service Packs CD 上で Windows_2003_SP<x>\Setup\I386 ディレクトリを参照し Update.exe をダブルクリックします 画面の指示に従ってインストールを完了します サーバを再起動します Microsoft アップデートおよびオプションの Cisco Security Agent for Cisco Unity をインストールする 最新バージョンの Cisco Unity Server Updates ウィザードを使用して焼き付けたディスクをドライブに挿入します ServerUpdatesWizard.exe を実行します 画面の指示に従って Microsoft アップデートおよびオプションの Cisco Security Agent for Cisco Unity のインストールを完了します ( 注 ) リモートデスクトップまたは VNC クライアントを使用してサーバにアクセスし Cisco Security Agent for Cisco Unity をインストールしている場合は Cisco Security Agent for Cisco Unity がネットワークインターフェイスを再起動したときに リモートデスクトップまたは VNC のセッションが終了します セッションが自動的に再開しない場合は 手動で再開して Server Updates ウィザードを終了してください ステップ 4 Cisco Unity サーバを再起動します C-4
音声認識サーバのドメインへの追加 ( オプション ) 音声認識サーバのドメインへの追加 ( オプション ) 音声認識サーバは ワークグループサーバにすることができます または Cisco Unity サーバと同一のドメインのメンバーサーバにすることもできます サーバをメンバーサーバにする場合は 次の手順を実行します 音声認識サーバを Cisco Unity サーバと同一のドメインに追加する Local Admins グループのメンバーになっているアカウントを使用して 音声認識サーバにログオンします Windows の [ スタート ] メニューで [ 設定 ]>[ コントロールパネル ]>[ システム ] をクリックします [ ネットワーク ID] タブをクリックします ステップ 4 [ プロパティ ] をクリックします ステップ 5 [ 識別の変更 ] ダイアログボックスで [ ドメイン ] をクリックし Cisco Unity サーバがメンバーになっているドメインの名前を入力します ステップ 6 [OK] をクリックします ステップ 7 [ ドメインのユーザー名とパスワード ] ダイアログボックスで ドメインへのコンピュータの追加が許可されているアカウントの名前とパスワードを入力します ステップ 8 [OK] を 3 回クリックします ステップ 9 [ はい ] をクリックしてサーバを再起動します C-5
Cisco Unity 音声認識ソフトウェアのインストール Cisco Unity 音声認識ソフトウェアのインストール Cisco Unity 音声認識ソフトウェアを 音声認識サーバと Cisco Unity サーバにインストールします 次の 2 つの手順を順番に実行します Cisco Unity 音声認識ソフトウェアを音声認識サーバにインストールする ステップ 4 ステップ 5 Local Admins グループのメンバーになっているアカウントを使用して 音声認識サーバにログオンします Cisco Unity DVD_1 を DVD ドライブに挿入します UnityVoiceRecognitionSetup ディレクトリを参照し Setup.exe を実行します 音声認識ファイルの場所を選択する画面が表示されるまで 画面の指示に従って進みます Cisco Unity 音声認識ソフトウェアのインストール先として システムドライブ ( ドライブ C:) 以外の場所を選択します ステップ 6 [ 次へ ] をクリックします ステップ 7 ステップ 8 Cisco Unity 音声認識サービスのデフォルトの場所をそのまま使用します 画面の指示に従ってインストールを完了します Cisco Unity 音声認識ソフトウェアを Cisco Unity サーバにインストールする Local Admins グループのメンバーになっているアカウントを使用して Cisco Unity サーバにログオンします プライマリサーバにログオンします ステップ 4 Cisco Unity DVD 1 を DVD ドライブに挿入します UnityVoiceRecognitionSetup ディレクトリを参照し Setup.exe を実行します 画面の指示に従ってインストールを完了します C-6
音声認識ソフトウェアの設定 音声認識ソフトウェアの設定 注意 次の手順は勤務時間後に実行することをお勧めします ステップ 7 の手動アップデートは 処理の負荷が大きく大量のメモリを使用するプロセスなので Cisco Unity のパフォーマンスに影響が出ます Cisco Unity システム管理で音声認識サーバを設定する Cisco Unity サーバで Local Administrators グループのメンバーになっているアカウントを使用して Windows にログオンします プライマリサーバにログオンします Cisco Unity システム管理で [ コンフィギュレーション ]>[ 音声認識 ]>[ 設定 ] ページに移動します [ 音声認識設定 ] ページで [IP アドレス ] フィールドに音声認識サーバの IP アドレスを入力します 次の点に注意してください インターネットからアクセスできるアドレスを選択しない これを守らないと 音声認識サーバをインターネットからの侵入の危険にさらすことになります それが侵入に対して強固なものである場合でも同様です 音声認識サーバをファイアウォールによって Cisco Unity から分離するような IP アドレスを選択しない ステップ 4 [ ソケットポート ] フィールドの値は変更しません ステップ 5 必要に応じて [ 検索先 ] の値を変更します 使用可能なオプションの詳細な説明については オンラインヘルプを参照してください ステップ 6 [ 保存 ] をクリックします ステップ 7 [Start Manual アップデート ] をクリックします Cisco Unity がライセンス情報などのデータを音声認識サーバに転送するのに最大 15 分かかります このプロセスが完了するまで 音声認識は機能しません ステップ 8 ステップ 9 Cisco Unity システム管理を閉じます セカンダリサーバ上で ~ ステップ 8 を繰り返します C-7
選択したディレクトリのウィルス検出対象からの除外 選択したディレクトリのウィルス検出対象からの除外 ( 注 ) アンチウィルスソフトウェアが音声認識サーバにインストールされていない場合は この項を省略してください 選択したディレクトリをウィルス検出の対象から除外して 音声認識が正常に機能するようにします 音声認識サーバで選択したディレクトリをウィルス検出の対象から除外する 音声認識サーバで Local Admins グループのメンバーになっているアカウントを使用して Windows にログオンします アンチウィルスソフトウェアの管理インターフェイスを起動します 次の 2 つのディレクトリをウィルス検出の対象から除外します Nuance NuanceLogs 注意 WAV 形式の添付ファイルを排除するようにアンチウィルスソフトウェアを設定しないでください これを設定すると ボイスメッセージの録音が消去されます また WAV ファイル.log ファイル または.tmp ファイルをスキャンするようにアンチウィルスソフトウェアを設定しないでください さらに TCP ポートまたは UDP ポートのトラフィックを排除するようにアンチウィルスソフトウェアを設定しないでください このように設定すると 音声認識ソフトウェアが正常に機能しない可能性があります スキャン対象からディレクトリを除外する方法については アンチウィルスソフトウェアのヘルプを参照してください C-8
最新の Windows Server 2003 サービスパックおよびアップデートのインストール 最新の Windows Server 2003 サービスパックおよびアップデートのインストール Cisco Unity 音声認識との適合性が確認されている最新の Windows Server 2003 サービスパックに加えて 対応するアップデートもインストールすることで 音声認識サーバのセキュリティを強化します 次の手順を実行します 最新の Windows Server 2003 サービスパックをインストールする ( ある場合 ) サービスパックをダウンロードしたときに 印刷またはダウンロードした指示書に従ってください Windows Server 2003 用の最新の Microsoft アップデートをインストールする 最新バージョンの Cisco Unity Server Updates ウィザードを使用して焼き付けたディスクをドライブに挿入します ServerUpdatesWizard.exe を実行します 画面の指示に従って Microsoft アップデートおよびオプションの Cisco Security Agent for Cisco Unity のインストールを完了します ( 注 ) リモートデスクトップまたは VNC クライアントを使用してサーバにアクセスし Cisco Security Agent for Cisco Unity をインストールしている場合は Cisco Security Agent for Cisco Unity がネットワークインターフェイスを再起動したときに リモートデスクトップまたは VNC のセッションが終了します セッションが自動的に再開しない場合は 手動で再開して Server Updates ウィザードを終了してください ステップ 4 Cisco Unity 音声認識サーバを再起動します C-9
最新の Windows Server 2003 サービスパックおよびアップデートのインストール C-10