薬食発第 号平成 21 年 3 月 4 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 バイオ後続品の承認申請について 医薬品の製造販売の承認申請の取扱いについては 平成 17 年 3 月 31 日付け薬食発第 号医薬食品局長通知 医薬品の承認申請について ( 以下 局

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改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

医薬品の基礎研究から承認審査 市販後までの主なプロセス 基礎研究 非臨床試験 動物試験等 品質の評価安全性の評価有効性の評価 候補物質の合成方法等を確立 最適な剤型の設計 一定の品質を確保するための規格及び試験方法などの確立 有効期間等の設定 ( 長期安定性試験など ) 医薬品候補物質のスクリーニン

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薬食審査発 0318 第 1 号薬食監麻発 0318 第 6 号平成 22 年 3 月 18 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 厚生労働省医薬食品局監視指導 麻薬対策課長 改正法施行に伴う経過措置等終了にあたっての対応について 薬事法及び採血及び供血あつせ

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

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はじめに 本発表は演者の個人的見解であり 所属する組織等の公式見解ではありません 2

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

薬生安発 0302 第 1 号 平成 30 年 3 月 2 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬 生活衛生局医薬安全対策課長 ( 公印省略 ) 医薬品リスク管理計画の実施に基づく再審査期間終了後の評価報告について の一部改正について 再審査期間中の新医薬品以外の医薬品の医薬品リ

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

薬食審査発第 号

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

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はじめて医療機器を製造販売または製造される方へ

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使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

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添付文書情報 の検索方法 1. 検索条件を設定の上 検索実行 ボタンをクリックすると検索します 検索結果として 右フレームに該当する医療用医薬品の販売名の一覧が 販売名の昇順で表示されます 2. 右のフレームで参照したい販売名をクリックすると 新しいタブで該当する医療用医薬品の添付文書情報が表示され

ICH Q4B Annex12

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写 薬生発 0131 第 1 号 平成 30 年 1 月 31 日 都道府県知事 殿 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 関係手数料令の一部を改正する政令の公布について この度 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確

審査結果 平成 26 年 2 月 7 日 [ 販売名 ] 1 ヘプタバックス-Ⅱ 2 ビームゲン 同注 0.25mL 同注 0.5mL [ 一般名 ] 組換え沈降 B 型肝炎ワクチン ( 酵母由来 ) [ 申請者名 ] 1 MSD 株式会社 2 一般財団法人化学及血清療法研究所 [ 申請年月日 ]

鑑-H リンゼス錠他 留意事項通知の一部改正等について

&Aについて ( 平成 21 年 9 月 7 日付け厚生労働省医薬食品局審査管理課長 安全対策課長事務連絡 ) では 全例調査が承認条件として付される場合として 国内治験症例が少ないか又はない場合や 重篤な副作用等の発現が懸念される場合等がこれに該当するとされている また 再審査期間よりも早く症例数

薬食発第      号

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薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

平成14年8月  日

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審査報告 (1) 別紙 平成 29 年 4 月 3 日 本申請において 申請者が提出した資料及び医薬品医療機器総合機構における審査の概略等は 以下 のとおりである 申請品目 [ 販売名 ] ジャドニュ顆粒分包 90 mg 同顆粒分包 360 mg [ 一般名 ] デフェラシロクス [ 申請者 ] ノ

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申請電子データ提出に係る経過措置期間 申請電子データ提出に係る経過措置期間が 2020 年 3 月 31 日に終了します 承認申請日が 2016 年 10 月 1 日 承認申請日が 2020 年 3 月 31 日 申請電子データの受付開始 提出範囲とされた試験 解析に係る電子データのうち一部のみを提

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

審査結果 平成 25 年 9 月 27 日 [ 販売名 ] アナフラニール錠 10 mg 同錠 25 mg [ 一般名 ] クロミプラミン塩酸塩 [ 申請者名 ] アルフレッサファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 5 月 17 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 4 月 26 日開

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

ともに 申請者が承認審査のスケジュールに沿って法令上求められる製造体制を整備することや承認後円滑に医療現場に提供するための対応が十分になされることで 更なる迅速な実用化を促すものである この制度では 原則として新規原理 新規作用機序等により 生命に重大な影響がある重篤な疾患等に対して 極めて高い有効

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2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

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Microsoft Word - 【発出版2】製造所取扱いに関するQ&A -

都道府県知事各政令市長殿特別区長 薬食発第 号平成 16 年 9 月 22 日 厚生労働省医薬食品局長 医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令及び薬事法施行規則の一部を改正する省令の施行について 薬事法及び採血及び供血あつせん業取締法の一部を改正

<4D F736F F F696E74202D CF6955C A8CF6957A8E9EB1C4DE838C834E8E9197BF2E707074>

本日の内容 1. 医薬品の再審査に係る関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料の適合性調査 2.1. GPSP 実地調査における調査の視点 2.2. 適合性書面調査における調査の視点 2.3. ( 参考 ) 医薬品再審査適合性調査相談の現況 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シ

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

本手順書で使用する用語の定義 用語電子的記録書面電子的記録利用システム実務担当者原データ治験関連文書サイボウズサイボウズメッセージ 定義人の知覚では認識できない, 電子式等の方法で記録され, コンピュータで処理される記録紙媒体による資料治験依頼者, 実施医療機関の長, 治験責任医師並びに治験審査委員

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医師主導治験取扱要覧

医療用医薬品の市販直後調査の実施方法等について 平成 18 年 3 月 24 日付 : 厚生労働省医薬食品局安全対策課長 ( 薬食安発第号 号 ) 医療用医薬品の市販直後調査に関する Q&A について 平成 18 年 3 月 24 日付 : 厚生労働省医薬食品局安全対策課 ( 事務連

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(電子メール施行)

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

スライド 1

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

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Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

確定版【都道府県宛】

GVP省令

3 薬局サービス等 (1) 健康サポート薬局である旨の表示 健康サポート薬局 である旨を表示している場合 健康サポート薬局 とは かかりつけ薬剤師 薬局としての基本的な機能に加えて積極的な健康サポート機能 ( 地域住民による主体的な健康の維持 増進を支援する機能 ) をする薬局をいいます (2) 相

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

審査結果 平成 23 年 4 月 5 日 [ 販 売 名 ] ゴナールエフ皮下注用 150 [ 一 般 名 ] ホリトロピンアルファ ( 遺伝子組換え ) [ 申請者名 ] メルクセローノ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 7 月 21 日 [ 審査結果 ] 提出された資料から 本剤の視床

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軽自動車税 ( 種別割 ) 減免に関する取扱基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この基準は 船橋市市税条例第 89 条及び第 90 条の規定に基づき 軽自動車税 ( 種別割 ) の減免の取り扱いに関し 必要な事項を定める ( 公益のために直接専用するものの範囲 ) 第 2 条条例第 89 条第 1 項第

審査結果 平成 26 年 1 月 6 日 [ 販 売 名 ] ダラシン S 注射液 300mg 同注射液 600mg [ 一 般 名 ] クリンダマイシンリン酸エステル [ 申請者名 ] ファイザー株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 25 年 8 月 21 日 [ 審査結果 ] 平成 25 年 7

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通知(一括更新手続き)

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の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

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事務連絡

医療用医薬品 添付文書 の記載要領 ( 案 )( 局長通知 ) 別添 1 1 医療用医薬品添付文書の記載要領について ( 平成九年四月二五日付け薬発第六〇六号厚生省薬務局長通知 ) 2 医療用医薬品の使用上の注意記載要領について ( 平成九年四月二五日薬発第六〇七号厚生省薬務局長通知 ) 1 旧 添

じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

中医協総 医薬品及び医療機器の費用対効果評価に関する取扱いについて 1 既収載品に係る費用対効果評価の手続き (1) 対象品目の指定中央社会保険医療協議会の定める以下の選定基準に基づき 費用対効果評価専門部会において指定 公表されたものとする 次の全ての要件を満たす品

改正後第 2 章通関業 第 1 節許可 新旧対照表 別紙 3 通関業法基本通達( 昭和 47 年 3 月 1 日蔵関第 105 号 ) ( 注 ) 下線を付した箇所が改正部分である 改正前第 2 章通関業第 1 節許可 3-8 削除 ( 譲渡 相続 合併又は分割の場合における通関業の許可の効果 )

国立病院機構大阪医療センター受託研究取扱細則

目次

Taro-再製造単回使用医療機器基準

査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

01 施行通知(都道府県宛)

Transcription:

薬食発第 0304004 号平成 21 年 3 月 4 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 バイオ後続品の承認申請について 医薬品の製造販売の承認申請の取扱いについては 平成 17 年 3 月 31 日付け薬食発第 0331015 号医薬食品局長通知 医薬品の承認申請について ( 以下 局長通知 という ) により取り扱ってきたところであるが 今般 バイオ後続品の承認申請書に添付すべき資料の範囲に関して 局長通知の一部を下記のとおり改正し 平成 21 年 4 月 1 日以降の申請より適用することとするので 御了知の上 その適正な運用に努められるようお願いいたしたい 記 1. 局長通知の記の第 1の2 中 (22) を (23) とし (7) から (21) までを (8) から (22) までとし (6) の次に次のように加える (7) バイオ後続品とは 既に販売承認を与えられているバイオテクノロジー応用医薬品と同等 / 同質の医薬品をいう 2. 局長通知の記の第 2 の 6 中 (8 の 2) を (9 の 2) に改める 3. 別表 2-(1) 医療用医薬品を次のように改める

別表 2-(1) 医療用医薬品左欄右欄 イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト 456 4567 (1) 新有効成分含有医薬品 (2) 新医療用配合剤 (3) 新投与経路医薬品 (4) 新効能医薬品 (5) 新剤型医薬品 (6) 新用量医薬品 (7) バイオ後続品 (8) 剤型追加に係る医薬品 (8 の 2) 剤型追加に係る医薬品 (9) 類似処方医療用配合剤 (9 の 2) 類似処方医療用配合剤 (10) その他の医薬品 (10の2) その他の医薬品 ((10) の場合あって 生物製剤等の製造方法の変更に係るもの ) (10の3) その他の医薬品 (10の4) その他の医薬品 ((10の3) の場合あって 生物製剤等の製造方法の変更に係るもの ) 注 ) 右欄の記号及び番号は別表 1に規定する資料の記号及び番号を示し 原則として は添付を は添付の不要を は個々の医薬品により判断されることを意味するものとする

参考 薬食発第 0331015 号平成 17 年 3 月 31 日 ( 平成 21 年 3 月 4 日付薬食発第 0304004 号医薬食品局長通知により下線部を改正 平成 21 年 4 月 1 日以後適用 ) 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 医薬品の承認申請について 医薬品の製造又は輸入の承認申請の取扱いについては 平成 11 年 4 月 8 日付医薬発第 481 号医薬安全局長通知 医薬品の承認申請について により取扱ってきたところですが 薬事法及び採血及び供血あつせん業取締法の一部を改正する法律 ( 平成 14 年法律第 96 号 ) による改正後の薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) の施行に伴い 今般 下記のとおり医薬品の製造販売の承認申請に関する取扱いを定めましたので 御了知の上 その適正な運用に努められるようお願いします この通知は 平成 17 年 4 月 1 日以降に行われる医薬品の承認申請について適用します なお この通知の適用に伴い 平成 11 年 4 月 8 日付医薬発第 481 号医薬安全局長通知 医薬品の承認申請について は廃止いたします 記 第 1 総則 1 医薬品の製造販売の承認については 薬事法及び採血及び供血あつせん業取締法の一部を改正する法律 ( 平成 14 年法律第 96 号 ) による改正後の薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 14 条の規定に基づき これを製造販売しようとする者から申請があった場合に 申請に係る医薬品の成分 分量 用法 用量 効能 効果 副作用等に関する所要の審査を行った上で 厚生労働大臣が品目ごとにその承認を与えることとされており 承認申請にあたっては その時点における医学薬学等の学問水準に基づき 倫理性 科学性及び信頼性の確保された資料により 申請に係る医薬品の品質 有効性及び安全性を立証するための十分な根拠が示される必要がある 2 この通知において用いる用語は以下のとおりとする (1) 新医薬品とは 法第 14 条の4 第 1 項第 1 号に規定する新医薬品をいう

(2) 医療用医薬品とは 医師若しくは歯科医師によって使用され又はこれらの者の処方せん若しくは指示によって使用されることを目的として供給される医薬品をいう また 次のいずれかに該当する医薬品は 原則として医療用医薬品として取扱うものとする ア処方せん医薬品 毒薬又は劇薬 ただし 毒薬 劇薬のうち 人体に直接使用しないもの ( 殺虫剤等 ) を除く イ医師 歯科医師が自ら使用し 又は医師 歯科医師の指導監督下で使用しなければ重大な疾病 障害若しくは死亡が発生するおそれのある疾患を適応症にもつ医薬品ウその他剤型 薬理作用等からみて 医師 歯科医師が自ら使用し 又は医師 歯科医師の指導監督下で使用することが適当な医薬品 (3) 一般用医薬品とは 医療用医薬品として取扱われる医薬品以外の医薬品をいう (4) 新有効成分含有医薬品とは 既に製造販売の承認を与えられている医薬品及び日本薬局方に定められている医薬品 ( 以下 既承認医薬品等 という ) のいずれにも有効成分として含有されていない成分を有効成分として含有する医薬品をいう (5) 新投与経路医薬品とは 既承認医薬品等と有効成分は同一であるが 投与経路 ( 経口 皮下 筋肉内 静脈内 経皮 経直腸 経膣 点眼 点耳 点鼻 吸入等の別をいう ) が異なる医薬品をいう (6) 新効能医薬品とは 既承認医薬品等と有効成分及び投与経路は同一であるが 効能 効果が異なる医薬品をいう (7) バイオ後続品とは 既に販売承認を与えられているバイオテクノロジー応用医薬品と同等 / 同質の医薬品をいう (8) 新剤型医薬品とは 既承認医薬品等と有効成分 投与経路及び効能 効果は同一であるが 徐放化等の薬剤学的な変更により用法等が異なるような新たな剤型の医薬品をいう ただし (10) に規定する剤型追加に係る医薬品は除く (9) 新用量医薬品とは 既承認医薬品等と有効成分及び投与経路は同一であるが 用量が異なる医薬品をいう (10) 剤型追加に係る医薬品とは 既承認医薬品等と有効成分 投与経路 効能 効果及び用法 用量は同一であるが 剤型又は含量が異なる医薬品をいう (11) 配合剤とは 有効成分を二以上含有する医薬品をいう (12) 新医療用配合剤とは 日本薬局方に収められている配合剤及び医療用医薬品として製造販売の承認を与えられている配合剤とその有効成分又はその配合割合が異なる医療用医薬品たる配合剤をいう ただし (13) に規定する類似処方医療用配合剤及び総合消化酵素並びに作用が緩和なパップ剤等のうち総合的に評価して新規性がないと判断されるものは除く

(13) 類似処方医療用配合剤とは 日本薬局方に収められている配合剤及び医療用医薬品として製造販売の承認を与えられている配合剤とその有効成分及びその配合割合が類似していると判断される医療用医薬品たる配合剤をいう (14) 生物製剤等とは 生物学的製剤基準に収載されているワクチン 血液製剤等の生物学的製剤 組換えDNA 技術応用医薬品 細胞培養医薬品その他バイオテクノロジー応用医薬品 / 生物起源由来医薬品をいう (15) 新一般用有効成分含有医薬品とは 新有効成分含有医薬品以外であって 既承認一般用医薬品の有効成分として含有されていない成分を含有する一般用医薬品をいう (16) 新一般用投与経路医薬品とは 新投与経路医薬品以外であって 既承認一般用医薬品と有効成分は同一であるが 投与経路が異なる一般用医薬品をいう (17) 新一般用効能医薬品とは 新効能医薬品以外であって 既承認一般用医薬品と有効成分及び投与経路は同一であるが 効能 効果が異なる一般用医薬品をいう (18) 新一般用剤型医薬品とは 新剤型医薬品以外であって 既承認一般用医薬品と有効成分 投与経路及び効能 効果は同一であるが 徐放化等の薬剤学的な変更により用法等が異なるような新たな剤型の一般用医薬品をいう (19) 新一般用用量医薬品とは 新用量医薬品以外であって 既承認一般用医薬品と有効成分及び投与経路は同一であるが 用量が異なる一般用医薬品をいう (20) 新一般用配合剤とは 既承認一般用医薬品の有効成分として含有されている成分からなる医薬品であって 既承認一般用医薬品と有効成分の組合せが異なる一般用医薬品のうち 有効成分の組合せが類似していると判断される一般用医薬品以外の一般用医薬品をいう 具体的には 平成 20 年 3 月 31 日付薬食発第 0331053 号医薬食品局長通知の記第二の1. の (1)1のアからカの医薬品は 新一般用配合剤に該当する (21) 類似処方一般用配合剤とは 既承認一般用医薬品の有効成分として含有されている成分からなる医薬品であって 既承認一般用医薬品と有効成分の組合せが類似処方の一般用医薬品をいう (22) 類似剤型一般用医薬品とは 新剤型医薬品以外であって 既承認一般用医薬品と有効成分 投与経路及び効能 効果は同一であるが 剤型が異なる一般用医薬品のうち (18) に該当しないものをいう (23) その他の一般用医薬品とは 一般用医薬品であって (1) から (22) に該当しないものをいう 第 2 承認申請書に添付すべき資料 1 承認申請書に添付すべき資料を作成するための試験は 医薬品の安全性に関する非臨床試験の実施の基準 (GLP) 医薬品の臨床試験の実施の基準(GCP) 及び申請資料の信頼性の基準を遵守するとともに 十分な設備のある施設において

経験のある研究者により その時点における医学薬学等の学問水準に基づき 適正に実施されたものでなければならない 2 承認申請書に添付すべき資料は 原則として邦文で記載されたものでなければならない ただし 原文が英文で記載されたものであれば その原文及び日本語要約を提出することで差し支えない 3 承認申請書に添付すべき資料の編集方法及び当該資料を作成するための試験の指針は 必要に応じ別途定めるものとする 4 薬事法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 16 年厚生労働省令第 112 号 ) による改正後の薬事法施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 ) 第 40 条第 1 項第 1 号に列記されている資料の内容は 概ね別表 1の右欄に掲げる資料とする 5 承認申請書に添付すべき資料の範囲は 原則として別表 2 左欄の区分に従い 同表右欄に示す資料とする この場合において分類区分を判定し難い場合には 資料要求数が多い区分によることとし 二以上の区分にまたがる場合には 各々の区分において必要とされる資料を必要とする ただし 資料作成のための試験が技術的に実施不可能な場合及び当該医薬品の種類 用法等からみて実施する意味がないと考えられる場合は 当該資料の添付を要しない 6 別表 2 (1) の (1) から (9の2) に該当する医薬品及び別表 2 (2) の (1) から (7)-2に該当する医薬品にあっては 添付した資料の内容を適確かつ簡潔にまとめ また 効能 効果 用法 用量 使用上の注意の案及びそれらの設定理由に関する情報を盛り込んだ資料概要を提出するものとする なお 資料概要は 原則として邦文で記載されたものでなければならない 7 新医薬品とその成分 分量 用法 用量及び効能 効果が同一性を有すると認められる医薬品を当該再審査期間中に申請する場合にあっては 当該新医薬品と同等又はそれ以上の資料の添付を必要とする 8 一般用医薬品であって 法第 79 条の規定に基づき使用時の安全性に関する調査の実施を課せられている医薬品とその成分 分量 用法 用量及び効能 効果が同一性を有すると認められる医薬品を当該調査期間中に申請する場合にあっては 当該調査の実施を課せられている医薬品と同等又はそれ以上の資料の添付を必要とする 9 前記 7 又は8に該当する場合であっても 法第 14 条第 9 項に基づく承認事項の一部変更承認申請の場合には その事由により添付すべき資料の一部について添付を要しないものとすることができる 10 既承認医薬品等の添加物として使用前例のない添加物を配合する場合又は使用前例があっても投与経路が異なる若しくは前例を上回る量を使用する場合には 当該添加物の品質 安全性等に関する資料を併せて提出することを必要とする 11 体外診断用医薬品の承認申請書に添付すべき資料については 昭和 60 年 6 月 29 日付薬発第 662 号薬務局長通知 体外診断用医薬品の取扱いについて に

よる 12 専ら疾病の診断に使用されることが目的とされる医薬品であって人の皮膚にはり付けられるもの及び殺虫剤又は殺菌消毒剤であって人体に直接使用しないものの承認申請書に添付すべき資料については 前記にかかわらず別途示すこととする 第 3 通知の改正について 1 既存の通知等については 別途の通知等が発出されない限り 製造 ( 輸入 ) 承認 とあるのは 製造販売承認 と 製造 ( 輸入販売 ) 業許可 とあるのは 製造業許可 と読み替えるなど 必要な読替えを行った上で 引き続き適用されるものであること 2 通知等については 必要に応じ 改正後の法に対応した改正等も併せて行うものとする

別表 1 左欄 右欄 イ起原又は発見の経緯及び外国に 1 起原又は発見の経緯 に関する資料 おける使用状況等に関する資料 2 外国における使用状況 3 特性及び他の医薬品との比較検討等 ロ製造方法並びに規格及び試験方 1 構造決定及び物理的化学的性質等 法等に関する資料 2 製造方法 3 規格及び試験方法 ハ安定性に関する資料 1 長期保存試験 2 苛酷試験 3 加速試験 ニ薬理作用に関する資料 1 効力を裏付ける試験 2 副次的薬理 安全性薬理 3 その他の薬理 ホ吸収 分布 代謝 排泄に関する資料 ヘ急性毒性 亜急性毒性 慢性毒性 催奇形性その他の毒性に関する資料 1 吸収 2 分布 3 代謝 4 排泄 5 生物学的同等性 6 その他の薬物動態 1 単回投与毒性 2 反復投与毒性 3 遺伝毒性 4 がん原性 5 生殖発生毒性 6 局所刺激性 7 その他の毒性 ト臨床試験の成績に関する資料臨床試験成績

別表 2-(1) 医療用医薬品左欄右欄 イ ロ ハ ニ ホ ヘ ト 456 4567 (1) 新有効成分含有医薬品 (2) 新医療用配合剤 (3) 新投与経路医薬品 (4) 新効能医薬品 (5) 新剤型医薬品 (6) 新用量医薬品 (7) バイオ後続品 (8) 剤型追加に係る医薬品 (8 の 2) 剤型追加に係る医薬品 (9) 類似処方医療用配合剤 (9 の 2) 類似処方医療用配合剤 (10) その他の医薬品 (10の2) その他の医薬品 ((10) の場合あって 生物製剤等の製造方法の変更に係るもの ) (10の3) その他の医薬品 (10の4) その他の医薬品 ((10の3) の場合あって 生物製剤等の製造方法の変更に係るもの ) 注 ) 右欄の記号及び番号は別表 1に規定する資料の記号及び番号を示し 原則として は添付を は添付の不要を は個々の医薬品により判断されることを意味するものとする